JP2020118860A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブビュー(LV)撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になったときに、オートパワーオフ前の状態に簡単に戻れるようにする。【解決手段】カメラ100は、ミラーダウンしたファインダ撮影モードと、ミラーアップしてLV表示を行うLV撮影モードとを切り替えることができ、電源オフ操作により電源オフ状態になった場合、及びオートパワーオフにより待機状態になった場合のいずれも、ミラーダウン発生により、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移する。システム制御部50は、LV撮影モードでLV撮影専用の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、LV撮影専用の撮影機能の設定をシステムメモリ52に記憶するように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替える撮像装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
デジタルカメラにおいては、ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替えることのできる機種がある(例えば特許文献1を参照)。このような機種では、ライブビュー撮影モードで使用中に、無操作時間が一定時間以上発生してオートパワーオフにより待機状態になると、ミラーダウンが発生する。そのため、ライブビュー撮影モードが解除されて、待機状態からの復帰時にはファインダ撮影モードに遷移する。
特開2006−163094号公報
ここで、例えばライブビュー撮影モードで撮影設定を行った後、被写体を撮影するためにデジタルカメラを三脚に設置しようとした場合を考える。このとき、三脚に設置する作業に時間がかかって、オートパワーオフにより待機状態になると、ミラーダウンが発生するため、ライブビュー撮影モードが解除されて、待機状態からの復帰時にはファインダ撮影モードに遷移する。その結果、先ほど設定した撮影設定が解除されてしまうため、待機状態からの復帰時に、撮影設定の再設定及びライブビュー撮影モードに遷移する操作を行わなければならず、その煩わしさが課題となる。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になったときに、オートパワーオフ前の状態に簡単に戻れるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替える撮像装置であって、電源オフ操作により電源オフ状態になった場合、及びオートパワーオフにより待機状態になった場合のいずれも、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移するようにし、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、前記特定の撮影機能の設定を記憶手段に記憶するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になったときに、オートパワーオフ前の状態に簡単に戻ることができる。
第1の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観を示す図である。 第1の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの構成例を示すブロック図である。 バリアングルモニタを説明するための図である。 第1の実施形態におけるカメラ起動処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における撮影モード処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態における表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態におけるMENU画面表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 ガイダンス画面の例を示す図である。 MENU画面の例を示す図である。 第2の実施形態における撮影モード処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態におけるカメラ起動処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態におけるMENU画面表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2を参照して、撮像装置の一例であるデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラと称する)100を説明する。
図1(a)は、カメラ100の正面斜視図であり、図1(b)は、カメラ100の背面斜視図である。また、図2は、カメラ100の構成例を示すブロック図である。
まず、図1を参照して、カメラ100の構成を説明する。
カメラ100には、図2のレンズユニット150が装着可能である。レンズユニット150を装着するためのマウント部には、カメラ100がレンズユニット150と通信を行うための通信端子10が配置される。
カメラ100の内部には、クイックリターンミラー12(以下、ミラー12と称する)が設けられる。ミラー12は、図2のシステム制御部50の制御下で、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
カメラ100の正面の片側には、ユーザがカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状としたグリップ部90が配置される。また、カメラ100の上部には、閃光装置であるフラッシュ19が配置される。
カメラ100の背面には、バリアングルモニタ26が配置される。バリアングルモニタ26は、画像や各種情報を表示する表示部28が配置された筐体であり、ヒンジ部27を介してカメラ100に回動可能に接続される。
カメラ100の背面の上部には、接眼ファインダ16が配置される。接眼ファインダ16は、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。
カメラ100には、モード切り替えスイッチ60、シャッターボタン61、電源スイッチ72が配置される。モード切り替えスイッチ60は、各種モードを切り替えるのに用いられる。シャッターボタン61は、撮影操作を行うのに用いられる。電源スイッチ72は、カメラ100の電源のオン及びオフを切り替えるのに用いられる。
また、カメラ100には、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LV(ライブビュー)ボタン76、拡大ボタン77、再生ボタン78、MENUボタン79が配置される。メイン電子ダイヤル71は、回転操作部材であり、シャッター速度や絞り等の設定値の変更等に用いられる。サブ電子ダイヤル73は、回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送り等に用いられる。十字キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キーであり、押した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定等に用いられる。LVボタン76は、静止画撮影モードにおいてLVのオン及びオフを切り替えるのに用いられる。動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのLV表示において拡大モードのオン及びオフ、及び拡大モード中の拡大率の変更を行うのに用いられる。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。再生ボタン78は、撮影モード及び再生モードを切り替えるのに用いられる。撮影モード中に再生ボタン78を押すことで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。MENUボタン79は、撮影モード及びメニューモードを切り替えるのに用いられる。
カメラ100は、図2のメモリカード等の記録媒体200を格納するスロットを有し、スロットは蓋202で閉じられる。
カメラ100は、外部機器との接続ケーブルと接続するコネクタを有し、コネクタは端子カバー40により保護される。
次に、図2を参照して、カメラ100の構成を説明する。
レンズユニット150において、絞り102及びレンズ103が搭載される。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのように示す。通信端子6は、カメラ100の通信端子10と接触して、レンズユニット150がカメラ100と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、通信端子6、10を介してシステム制御部50と通信し、レンズシステム制御回路4の制御下、絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。発光制御部5は、発光体7を制御し、発光体7の発光タイミング、発光量の調整を行う。発光体7は、LED発光タイプ、閃光発光タイプ等いずれのものでもよい。
カメラ100において、AEセンサー17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50は、それに基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
ミラー12は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際に、システム制御部50の制御下で、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダ16側と撮像部22側とに切替える。ミラー12は、通常時はファインダ16に光束を導くよう反射させるように配されているが(ミラーダウン)、撮影が行われる場合やLV表示の場合には、撮像部22に光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。また、ミラー12は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。
フォーカルプレーンシャッター101は、システム制御部50の制御下で、撮像部22の露光時間を制御する。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねる。D/A変換器25は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器25を介して表示部28により表示される。
表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器25からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器25においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、LV表示(スルー画表示)が行われる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56は、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等を記憶する。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述するフローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、カメラ100全体を制御する。システム制御部50が、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムを実行することで、本実施形態にて後述するフローチャートを実行する。
システムメモリ52は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器25、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
フラッシュ制御回路54は、フラッシュ19を制御し、フラッシュ19のポップアップや発光タイミング、発光量の調整を行う。
モード切り替えスイッチ60、シャッターボタン61の操作によりオンされる第1シャッタースイッチ62及び第2シャッタースイッチ64、操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力する。
モード切り替えスイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切り替えスイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。或いは、モード切り替えスイッチ60で、静止画撮影モードに一旦切り替えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける各種操作部材である。操作部70には、既述したメイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LV(ライブビュー)ボタン76、拡大ボタン77、再生ボタン78、MENUボタン79が含まれる。また、操作部70には、表示部28と一体的に構成され、表示部28に対する接触を検出可能なタッチパネルが含まれる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部に供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
通信制御部82は、アクセサリーユニットの機能を利用するために通信方法の確立や情報通信を行う。
記録媒体I/F18は、記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
次に、図3を参照して、バリアングルモニタ26について説明する。なお、図3に示すカメラ100の細部は、図1に示すものと相違するが、バリアングルモニタ26の動きは同様であり、図3を参照して説明する。
バリアングルモニタ26は、図3(a)〜(d)に示すように、カメラ100に対して上下左右に回動可能である。システム制御部50は、バリアングルモニタ26がどの位置にあるかを検知することができる。
図3(a)、(b)に示すのは、バリアングルモニタ26が折り畳まれて、カメラ100の背面に収納された状態である。図3(a)では、表示部28が背面方向を向き、表示部28を見ることができる。図3(b)では、表示部28がカメラ100の背面に対向し、表示部28を見ることができない。
図3(c)、(d)に示すのは、バリアングルモニタ26がカメラ100の側方に位置するように開かれた状態である。図3(c)では、表示部28が背面方向を向き、表示部28を見ることができる。図3(d)では、表示部28が正面方向を向き、被写体に対面して、被写体側から表示部28を見ることができる。
以上のようにしたカメラ100は、ミラーダウンしたファインダ撮影モードと、ミラーアップしてLV表示を行うLV撮影モードとを切り替えることができる。
また、カメラ100は、オートパワーオフ機能を有し、無操作時間が一定時間以上発生することにより、待機状態(以下、オートパワーオフ状態と呼ぶ)に遷移する。電源スイッチ72の電源オフ操作による電源オフ状態では、電源スイッチ72の電源オン操作で電源オン状態に復帰し、それ以外の操作では電源オン状態に復帰しない。それに対して、オートパワーオフ状態では、一部の操作部材の操作を検出するようになっており、一部の操作部材の操作で電源オン状態に復帰する。このようなオートパワーオフ機能により、電力消費を抑えることができる。
以下、図4〜図9を参照して、実施形態に係るカメラ100の動作を説明する。
図4は、カメラ100のカメラ起動処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムを読み出し、システムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
ステップS101で、システム制御部50は、フラグや制御変数等を初期化する。
システム制御部50は、復帰状態を「ファインダ撮影」に初期設定する。復帰状態は、電源オフ操作による電源オフ状態やオートパワーオフ状態からの復帰時に、ファインダ撮影モードやLV撮影モードのどの通常状態に復帰するのかを示す。復帰状態には、ファインダ撮影モードを示す「ファインダ撮影」、LV撮影モードを示す「LV撮影」がある。
また、システム制御部50は、LV撮影専用機能を「FALSE」に初期設定する。LV撮影専用機能は、カメラ100で使用されている撮影機能が特定の撮影機能であるか否か、ここではLV撮影専用の撮影機能であるか否かを示すフラグである。LV撮影専用の撮影機能は、表示部28に表示されたスルー画を見ながら撮影を行う機能が該当し、例えば自分撮り機能や、異なる複数のピントを同時に記録するフォーカスブラケット撮影機能がある。自分撮り機能では自分自身の撮影を行うことができる。また、フォーカスブラケット撮影機能では、進捗状況を確認しながら撮影を行うことができる。
ステップS102で、システム制御部50は、システムメモリ52から撮影設定を読み出す。撮影設定とは、例えば上述した自分撮り機能の設定や、フォーカスブラケット撮影機能の設定である。自分撮り機能の設定には、自分撮り機能の使用の有無を示す設定項目が含まれる。また、フォーカスブラケット撮影機能の設定には、フォーカスブラケット撮影機能の使用の有無を示す設定項目、撮影回数を示す設定項目、ステップ幅を示す設定項目が含まれる。
ステップS103で、システム制御部50は、システムタイマー53を起動し、オートパワーオフタイマーのカウントを開始する。
ステップS104で、システム制御部50は、モード切り替えスイッチ60の設定位置を判定する。撮影モードに設定されている場合、ステップS106に進み、それ以外に設定されている場合、ステップS105に進む。
ステップS105で、システム制御部50は、モード切り替えスイッチ60の設定位置を判定する。再生モードに設定されている場合、ステップS107に進み、それ以外に設定されている場合、ステップS108に進む。
ステップS106で、システム制御部50は、撮影モード処理を行う。撮影モード処理の詳細は後述する。
ステップS107で、システム制御部50は、再生モード処理を行う。
ステップS108で、システム制御部50は、その他のモード処理を行う。その他のモードとしては、記録媒体200に格納されたファイルの送受信を行う通信モード等がある。
ステップS109で、システム制御部50は、オートパワーオフタイマーがオートパワーオフ時間を満了しているか否か、すなわち無操作時間が一定時間以上発生しているか否かを判定する。オートパワーオフ時間は、予め設定メニューで設定されている。オートパワーオフタイマーがオートパワーオフ時間を満了している場合、ステップS110に進み、満了していない場合、ステップS117に進む。
ステップS110で、システム制御部50は、システムメモリ52に撮影設定を記憶する。撮影設定とは、例えば上述した自分撮り機能の設定や、フォーカスブラケット撮影機能の設定である。自分撮り機能の設定には、自分撮り機能の使用の有無を示す設定項目が含まれる。また、フォーカスブラケット撮影機能の設定には、フォーカスブラケット撮影機能の使用の有無を示す設定項目、撮影回数を示す設定項目、ステップ幅を示す設定項目が含まれる。
ステップS111で、システム制御部50は、ミラーダウンを行う。既にミラーダウンが行われている場合は何も行わない。
ステップS112で、システム制御部50は、システムメモリ52に記憶されたLV撮影専用機能が「TRUE」であるか否かを判定する。LV撮影専用機能が「TRUE」である場合、ステップS113に進み、それ以外に設定されている場合、ステップS114に進む。
ステップS113で、システム制御部50は、システムメモリ52に記憶する復帰状態を「LV撮影」に設定する。
ステップS114で、システム制御部50は、システムメモリ52に記憶する復帰状態を「ファインダ撮影」に設定する。
ステップS115で、システム制御部50は、電源スイッチ72の電源オフ操作があるか否かを判定する。電源オンに設定されている場合、ステップS116に進み、電源オフに設定されている場合、ステップS118に進む。
ステップS116で、システム制御部50は、操作部70の操作によりオートパワーオフ復帰ボタンが押されたか否かを判定する。オートパワーオフ復帰ボタンが押された場合、ステップS102に進み、押されていない場合、ステップS115に進む。
ステップS117で、システム制御部50は、電源スイッチ72の電源オフ操作があるか否かを判定する。電源オンに設定されている場合、ステップS104に進み、電源オフに設定されている場合、ステップS118に進む。
ステップS118で、システム制御部50は、システムメモリ52の撮影設定を忘れる。ここで、撮影設定を忘れるとは、上述した自分撮り機能の使用の有無を示す設定項目や、フォーカスブラケット撮影機能の使用の有無を示す設定項目等を初期設定にすることを意味する。例えばフォーカスブラケット撮影機能の設定としては、撮影回数やステップ幅をシステムメモリ52に記憶するが、フォーカスブラケット撮影の「する」設定(フォーカスブラケット撮影機能の使用有り)は忘れ、初期設定となる「しない」設定(フォーカスブラケット撮影機能の使用無し)にする。電源オフ操作により電源オフ状態になり、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移するが、ファインダ撮影モードではフォーカスブラケット撮影機能は利用できないためである。
ステップS119で、システム制御部50は、ミラーダウンを行う。既にミラーダウンが行われている場合は何も行わない。
ステップS120で、システム制御部50は、電源オフ処理を行い、カメラ起動処理を終了する。
このように、電源オフ操作により電源オフ状態になった場合、及びオートパワーオフ状態になった場合のいずれも、ミラーダウン発生により、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移する。そして、LV撮影モードでLV撮影専用の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフ状態になる際には、LV撮影専用の撮影機能の設定を記憶する動作となる。また、LV撮影モードでLV撮影専用の撮影機能の設定を行った状態で、電源オフ操作により電源オフ状態になる際には、LV撮影専用の撮影機能の使用の有無を示す設定項目を忘れる動作となる。
図5は、ステップS106の撮影モード処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップS201で、システム制御部50は、撮影モード初期化処理を行う。撮影モード初期化処理とは、撮影モードに関するフラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56から読み出す等の処理である。また、記録媒体200の状態を確認し、異常等があれば後述の撮影情報表示時に警告等を表示する。
ステップS202で、システム制御部50は、表示処理を行う。
ここで、図6を参照して、表示処理の詳細を説明する。図6は、ステップS202の表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップS301で、システム制御部50は、制御変数となるLV状態が「OFF」であるか否かを判定する。LV状態が「OFF」である場合、ステップS302に進み、そうでない場合、ステップS307に進む。LV状態には「ON」と「OFF」の2つの値がある。LV状態が「ON」のときは、撮像部22を通して取得された映像が表示部28にスルー画として表示されている状態になる。また、LV状態が「OFF」のときは、表示部28にスルー画が表示されていない状態になる。
ステップS302で、システム制御部50は、ミラーアップされているか否かを判定する。ミラーアップされている場合、ステップS303に進み、そうでない場合、ステップS304に進む。
ステップS303で、システム制御部50は、ミラーダウンを行う。ミラーダウンすることで、ファインダ撮影としての適切な撮影動作を実施することができる。
ステップS304で、システム制御部50は、制御変数となるLV撮影専用機能が「TRUE」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定する。LV撮影専用機能が「TRUE」かつ復帰状態が「LV撮影」である場合、ステップS305に進み、そうでない場合、ステップS306に進む。
ステップS305で、システム制御部50は、表示部28に、LV撮影への遷移を促すガイダンスを表示する。図8(a)は、ガイダンス画面の例を示す図である。表示部28に表示するガイダンス画面800には、ガイダンス801が表示される。ガイダンス801には、オートパワーオフ前に利用していた撮影機能がLV撮影専用の撮影機能であり、ファインダ撮影モードでは利用できない旨と、LV撮影モードへの遷移を促す旨が記載されている。
ステップS306で、システム制御部50は、表示部28にファインダ撮影モードにおける撮影情報表示を行う。ファインダ撮影オードにおける撮影情報表示は一般的な表示であるため、その説明を割愛する。
ステップS307で、システム制御部50は、ミラーダウンされているか否かを判定する。ミラーダウンされている場合、ステップS308に進み、そうでない場合、ステップS309に進む。
ステップS308で、システム制御部50は、ミラーアップを行う。ミラーアップすることで、LV撮影としての適切な撮影動作を実施することができる。
ステップS309で、システム制御部50は、撮像部22を通して取得された映像を、表示部28にスルー画として表示する。
ステップS310で、システム制御部50は、表示部28にLV撮影モードにおける撮影情報表示を行う。LV撮影モードにおける撮影情報表示は一般的な表示であるため、その説明を割愛する。
このように、LV撮影モードでLV撮影専用の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフ状態になった場合、その後に電源オン状態になったとき、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンスをユーザに通知する。
図5の説明に戻って、ステップS203で、システム制御部50は、MENUボタン79が押されたか否かを判定する。MENUボタン79が押された場合、ステップS204に進み、そうでない場合、ステップS207に進む。
ステップS204で、システム制御部50は、制御変数となるLV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定する。LV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」である場合、ステップS205に進み、そうでない場合、ステップS206に進む。
ステップS205で、システム制御部50は、操作無効のため操作を無視する。或いは、操作無効であることを表示部28にガイダンス画面として表示する等してユーザに通知してもよい。その後、ステップS219に進む。
ステップS206で、システム制御部50は、MENU画面表示処理を行う。その後、ステップS219に進む。
ここで、図7を参照して、MENU画面表示処理の詳細を説明する。図7は、ステップS206のMENU画面表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
ステップS401で、システム制御部50は、表示部28にMENU画面を表示する。図9(a)〜(e)を参照して、MENU画面について説明する。図9(a)〜(e)は、MENU画面の例を示す図である。
図9(a)に示すように、撮影設定画面には、撮影機能901が一覧表示される。十字キー74を操作することでカーソル902を移動させ、SETボタン75を押すことで任意の撮影機能を選択し、その設定変更画面に遷移する。
図9(a)の撮影設定画面で「フォーカスブラケット撮影 ON」901が選択されると、図9(b)に示すように、フォーカスブラケット撮影設定画面に遷移する。フォーカスブラケット撮影設定画面では、機能タイトル903と、設定項目904〜906とが表示される。各設定項目904〜906には、それに対する設定内容が表示されている。
設定項目904は、フォーカスブラケット撮影機能の使用の有無を示す設定項目である。その設定画面は図9(c)に示す通りであり、ユーザは選択肢907の中から設定値を選択する。「する」設定の他に、「しない」設定を選択可能である。
設定項目905は、フォーカスブラケット撮影における撮影回数を示す設定項目である。その設定画面は図9(d)に示す通りであり、ユーザは3桁の数字を変更することで撮影回数を設定する。初期値は100となっており、ここでは、百の位にフォーカスが当たっていてこの数値を変更できる状態になっている。指標909、指標910が表示されており、十字キー74を操作するか、各指標へのタッチ操作を行うことで数値を変更することができる。また、撮影回数の設定を確定させるためのOKボタン911、キャンセルするためのキャンセルボタン912が配置されている。
設定項目906は、フォーカスブラケット撮影におけるフォーカスステップ幅を示す設定項目である。その設定画面例は図9(e)に示す通りであり、ユーザは1〜9の1桁の数字を変更することでステップ幅を設定する。初期値は4となっている。指標913、指標914が表示されており、十字キー74を操作するか、各指標へのタッチ操作を行うことで数値を変更することができる。また、ステップ幅の設定を確定させるためのOKボタン915、キャンセルするためのキャンセルボタン916が配置されている。
ステップS402で、システム制御部50は、ステップS401において選択された撮影機能がLV撮影専用の撮影機能であるか否かを判定する。LV撮影専用の撮影機能である場合、ステップS403に進み、そうでない場合、ステップS404に進む。
ステップS403で、システム制御部50は、LV撮影専用機能を「TRUE」に設定する。
ステップS404で、システム制御部50は、LV撮影専用機能を「FALSE」に設定する。
このように、MENU画面で選択した撮影機能に従って、LV撮影専用の撮影機能の設定を行うことができる。
図5の説明に戻って、ステップS207で、システム制御部50は、LVボタン76が押されたか否かを判定する。LVボタン76が押された場合、ステップS208に進み、そうでない場合、ステップS211に進む。
ステップS208で、システム制御部50は、制御変数となるLV状態を判定する。LV状態が「OFF」である場合、ステップS209に進み、LV状態が「ON」である場合、ステップS210に進む。
ステップS209で、システム制御部50は、LV状態を「ON」に設定する。その後、ステップS219に進む。
ステップS210で、システム制御部50は、LV状態を「OFF」に設定する。その後、ステップS219に進む。
ステップS211で、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ62及び第2シャッタースイッチ64がオンになったか否かを判断する。第1シャッタースイッチ62及び第2シャッタースイッチ64がオンになった場合、ステップS212に進み、そうでない場合、ステップS215に進む。
ステップS212で、システム制御部50は、ステップS204と同様、制御変数となるLV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定する。LV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」である場合、ステップS213に進み、そうでない場合、ステップS214に進む。
ステップS213で、ステップS205と同様の処理を行う。その後、ステップS219に進む。
ステップS214で、システム制御部50は、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理を行う。その後、ステップS219に進む。
ステップS215で、システム制御部50は、操作部70により撮影モード終了操作が行われたか否かを判定する。撮影モード終了操作が行われた場合、ステップS219に進み、そうでない場合、ステップS216に進む。
ステップS216で、システム制御部50は、ステップS204と同様、制御変数となるLV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定する。LV状態が「OFF」かつ復帰状態が「LV撮影」である場合、ステップS217に進み、そうでない場合、ステップS218に進む。
ステップS217で、ステップS205と同様の処理を行う。
ステップS218で、システム制御部50は、その他の処理を行う。例えば操作部70が操作されたことに応じて、シャッタースピードを変更する等の処理を行う。
ステップS219で、システム制御部50は、システムタイマー53を停止し、オートパワーオフタイマーのカウントをリセットする。
以上述べたように、LV撮影モードでLV撮影専用の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフ状態になる際に、LV撮影専用の撮影機能の設定を記憶する。その後に電源オン状態になったとき、ファインダ撮影モードに遷移するが、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンスが表示される。これにより、オートパワーオフ前の状態に簡単に戻ることができる。
本実施形態では、ステップS304において、LV撮影専用機能が「TRUE」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定基準としたが、バリアングルモニタ26の位置を判定基準に加えてもよい。バリアングルモニタ26の位置によってはガイダンス表示を見ることができないので、例えば図3(b)に示す位置にあるときには、LV撮影への遷移を促すガイダンスを表示しないようにしてもよい。
また、ステップS109、ステップS110において、オートパワーオフタイマーがオートパワーオフ時間を満了したときに一律で撮影設定を記憶するようにしたが、他の条件を加えてもよい。例えばオートパワーオフタイマーがオートパワーオフ時間を満了したことに加えて、カメラ100を三脚等の支持台に設置することが検知された場合に、ステップS110で撮影設定を記憶するようにしてもよい。支持台に設置する場合は作業時間がかかり、オートパワーオフ状態になる可能性が高くなるためである。また、オートパワーオフ時間が所定の時間よりも短い場合に、ステップS110で撮影設定を記憶するようにしてもよい。オートパワーオフ時間が長い場合、撮影被写体が消失して撮影設定を保持する必然性が低くなるためである。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態に係るカメラ100の構成及び基本的な処理動作は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との共通点の説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第1の実施形態では、図5に示すように、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンス表示中は、LVボタン76以外の、撮影操作等の操作を無効とする。しかしながら、この場合、オートパワーオフ状態からの復帰時にとっさに被写体が現れたとき、撮り逃してしまい機会損失につながるおそれがある。
そこで、第2の実施形態では、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンス表示中にも、撮影操作等の操作を受け付けて、その操作に基づく処理を実行する。
図10は、ステップS106の撮影モード処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
第2の実施形態では、図5と比較して、ステップS213をステップS220〜S222に変更し、ステップS217をステップS223〜S225に変更する。
ステップS220で、システム制御部50は、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理を行う。
ステップS221で、システム制御部50は、システムメモリ52に記憶される復帰状態を「ファインダ撮影」に設定する。
ステップS222で、システム制御部50は、システムメモリ52の撮影設定を忘れる。ここで、撮影設定を忘れるとは、上述した自分撮り機能の使用の有無を示す設定項目や、フォーカスブラケット撮影機能の使用の有無を示す設定項目等を初期設定にすることを意味する。例えばフォーカスブラケット撮影機能の設定としては、撮影回数やステップ幅をシステムメモリ52に記憶するが、フォーカスブラケット撮影の「する」設定(フォーカスブラケット撮影機能の使用有り)は忘れ、初期設定となる「しない」設定(フォーカスブラケット撮影機能の使用無し)にする。電源オフ操作により電源オフ状態になり、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移するが、ファインダ撮影モードではフォーカスブラケット撮影機能は利用できないためである。その後、ステップS219に進む。
ステップS223で、ステップS218と同様の処理を行う。
ステップS224で、ステップS221と同様の処理を行う。
ステップS225で、ステップS222と同様の処理を行う。
このように、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンス表示中にも、撮影操作等の操作を受け付けて、その操作に基づく処理を実行し、LV撮影への遷移を促すガイダンスをキャンセルする。これにより、オートパワーオフ状態からの復帰時にとっさに被写体が現れたときにも、撮り逃しを少なくすることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態を説明する。第3の実施形態に係るカメラ100の構成及び基本的な処理動作は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との共通点の説明を省略し、第1の実施形態との相違点を説明する。
第1の実施形態では、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンスを表示するようにした。
ここで、オートパワーオフ前の状態に戻るためには、LV撮影モードへの遷移を促すだけでなく、LV撮影専用の撮影機能を利用可能な状態にする操作等が必要になる場合もある。
そこで、第3の実施形態では、オートパワーオフ前の状態に戻るための複数のガイダンスを表示する。
図11は、カメラ100のカメラ起動処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態では、図4と比較して、ステップS101をステップS121に変更する。
ステップS121で、システム制御部50は、図4のステップS101と同様、フラグや制御変数等を初期化して、復帰状態を「ファインダ撮影」に初期設定し、LV撮影専用機能を「FALSE」に初期設定する。更に、システム制御部50は、専用機能名を「なし」に初期設定する。専用機能名は、LV撮影専用の撮影機能名を示し、「なし」、「自分撮り機能」、「フォーカスブラケット撮影機能」がある。
次に、図12を参照して、表示処理を説明する。図12は、ステップS202の表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
第3の実施形態では、図6と比較して、ステップS308の後にステップS311〜S313を追加する。
ステップS308においてミラーアップが行われた後、ステップS311で、システム制御部50は、制御変数となるLV撮影専用機能が「TRUE」かつ復帰状態が「LV撮影」であるか否かを判定する。LV撮影専用機能が「TRUE」かつ復帰状態が「LV撮影」である場合、ステップS312に進み、そうでない場合、ステップS309に進む。
ステップS312で、システム制御部50は、制御変数となる専用機能名が「自分撮り機能」であるか否かを判定する。専用機能名が「自分撮り機能」である場合、ステップS313に進み、そうでない場合、ステップS309に進む。
ステップS313で、システム制御部50は、表示部28に、バリアングルモニタ26の位置を変更することを促すガイダンスを表示する。図8(b)は、ガイダンス画面の例を示す図である。表示部28に表示するガイダンス画面802には、ガイダンス803が表示される。ガイダンス803には、バリアングルモニタ26の向きを対面方向に変更することを促す旨が記載されている。自分撮り機能を利用する場合、図3(d)に示すように、表示部28が正面方向を向き、被写体に対面して、被写体側から表示部28を見ることができるようにすることが必要になるからである。
次に、図13を参照して、MENU画面表示処理の詳細を説明する。図13は、ステップS206のMENU画面表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
第3の実施形態では、図7と比較して、ステップS403の後にステップS405を追加する。
ステップS405で、システム制御部50は、制御変数となる専用機能名を設定する。例えば自分撮り機能を有効にした場合は「自分撮り機能」、フォーカスブラケット撮影機能を有効にした場合は「フォーカスブラケット撮影機能」を設定する。
このように、LV撮影モードへの遷移を促すガイダンスだけでなく、LV撮影専用の撮影機能を利用可能な状態にするためのガイダンスをユーザに通知することができる。
本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
上述した実施形態においては、システム制御部50が制御を行うものとして説明したが、1つのハードウェアが制御を行うようにしてもよいし、複数のハードウェア(例えば複数のプロセッサや回路)が処理を分担することで制御を行うようにしてもよい。
上述した実施形態においては、本発明をデジタル一眼レフカメラに適用した例を説明したが、これに限られるものではなく、ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替える撮像装置であれば適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
28:表示部、50:システム制御部、52:システムメモリ、56:不揮発性メモリ、72:電源スイッチ、100:デジタルカメラ

Claims (15)

  1. ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替える撮像装置であって、
    電源オフ操作により電源オフ状態になった場合、及びオートパワーオフにより待機状態になった場合のいずれも、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移するようにし、
    ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、前記特定の撮影機能の設定を記憶手段に記憶するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になった場合、その後に電源オン状態になったとき、ライブビュー撮影モードへの遷移を促すガイダンスを通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記通知手段は、前記特定の撮影機能を利用可能な状態にするためのガイダンスを更に通知することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記通知手段は、表示部に前記ガイダンスを表示するとともに、前記表示部の状態に応じて前記ガイダンスの表示を行うか否かを決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記特定の撮影機能は、自分撮り機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記特定の撮影機能は、フォーカスブラケット撮影機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、電源オフ操作により電源オフ状態になる際に、前記特定の撮影機能の設定のうち少なくとも一部を初期設定にするように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記特定の撮影機能の設定には、前記特定の撮影機能の使用の有無を示す設定項目が含まれており、
    前記制御手段は、前記特定の撮影機能の使用の有無を示す設定項目を、初期設定である使用無しにすることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、当該撮像装置を支持台に設置することが検知された場合に、前記特定の撮影機能の設定を前記記憶手段に記憶するように制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、オートパワーオフ時間が所定の時間よりも短い場合に、前記特定の撮影機能の設定を前記記憶手段に記憶するように制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記ガイダンスを通知しているとき、所定の操作を受け付けて、前記所定の操作に基づく処理を実行することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記特定の操作は、撮影操作であることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. ファインダ撮影モードとライブビュー撮影モードとを切り替える撮像装置を制御する撮像装置の制御方法であって、
    電源オフ操作により電源オフ状態になった場合、及びオートパワーオフにより待機状態になった場合のいずれも、その後に電源オン状態になったときにファインダ撮影モードに遷移するようにし、
    ライブビュー撮影モードで特定の撮影機能の設定を行った状態で、オートパワーオフにより待機状態になる際に、前記特定の撮影機能の設定を記憶手段に記憶するように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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