JP2021197624A - 撮像装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】絞りが変化することによりボケ感の変化が伴う画像の撮影時において、絞りによる露出変更の頻度を低くする。【解決手段】露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系または前記所定のフィルタを持たない第2の光学系のいずれかを装着可能な撮像装置であって、前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、前記画像信号から得られる画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なる。【選択図】図4

Description

本発明は、自動露出制御技術に関する。
ビデオカメラなどの撮像装置に搭載されている機能として、撮像されている画像中の被写体の明るさに応じて自動で露出を調節する自動露出制御の機能が知られている。自動露出制御の機能は、撮像画像中の被写体の明るさが適正ではない場合に、被写体の明るさが適正となるように露出制御パラメータ(絞り値、NDフィルタ、シャッター速度、ISO感度など)の設定を自動で変更する機能である。
また、ビデオカメラなどの撮像装置に組み込み、ボケ像を良好にするための光学フィルタの一例として、アポダイゼーション(APD)フィルタ(以下、APDフィルタ)がある。APDフィルタは、光軸中心から光軸と垂直な方向に離れるに従って透過率が低下するように構成されており、APDフィルタを用いるとボケ像の輪郭がなだらかになり、2線ボケやリングボケが緩和される。ポートレート撮影やマクロ撮影等の被写界深度の浅いことが望まれるシーンにおいて、背景像は輪郭の柔らかなボケ像となり、焦点の合った主被写体が引き立った品位の高い画像が得られる。
APDフィルタは、上述したように光軸中心に対して周辺部の透過率が低下するため、絞りが開放になるほど絞りの変化に対する光量変化が低下するため、同じ量の露出変化をさせようする場合に、開放側では小絞り側よりも大きく絞りを変化させる必要がある。
特許文献1には、自動露出制御時のプログラム線図における絞りの切り替わりをT値が等間隔になるようにすることで、絞りが開放側で頻繁に変化することを抑制する技術が記載されている。
国際公開第2016/031867
しかしながら、特許文献1のように絞りによる露出制御を行う場合、絞りが開放側に近づくにつれて露出が変化しやすいという課題は解決されておらず、特に動画撮影時には露出の変化にボケ感の変化も伴うので、絞りによる露出変更の頻度をできるだけ低くすることが望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、絞りが変化することによりボケ感の変化が伴う画像の撮影時において、絞りによる露出変更の頻度を低くできる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系または前記所定のフィルタを持たない第2の光学系のいずれかを装着可能な撮像装置であって、前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、前記画像信号から得られる画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なる。
本発明によれば、絞りが変化することによりボケ感の変化や露出の変化が生じる光学系において、絞りが頻繁に変更されることを抑制することで、ボケ感の変化や露出の変化を低減することができる。
実施形態1の装置の外観構成を示す斜視図。 実施形態1の装置の内部構成を示すブロック図。 実施形態1の露出制御処理を示すフローチャート。 実施形態1の図3のステップS305の処理の詳細を示すフローチャート。 実施形態1のAPDフィルタがあるレンズのF値とT値の関係を例示する図。 実施形態1の露出制御におけるAV値(T値)ごとの露出差ΔYの上限値と下限値を例示する図。 実施形態2の図3のステップS305の処理の詳細を示すフローチャート。 実施形態2の露出制御におけるAV値(T値)ごとの停止範囲を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
以下に、本発明の撮像装置を、動画を記録する録画時や録画前のライブビュー時に自動露出制御を行うことが可能なデジタルビデオカメラ(カムコーダやムービーカメラなどとも呼ばれる)に適用した実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明の撮像装置は、デジタルビデオカメラに限定されるものではなく、録画時や録画前のライブビュー時に自動露出制御を行うことが可能な装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、携帯電話やその一種であるスマートフォン、タブレットPCなどに適用可能である。
<装置構成>図1を参照して、本実施形態の撮像装置の構成および機能について説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置の外観構成を示す斜視図である。
本実施形態のデジタルビデオカメラ(以下、カメラ)100は、カメラ本体100aの前面部にはレンズ部101が設けられている。また、カメラ本体100aの側面部には操作部107、記録媒体装着部124および外部接続部126が設けられている。さらに、カメラ本体100aの上面部には録画スイッチ108および表示部118が設けられている。
レンズ部101は、撮影レンズ102や絞り103を含む撮影光学系である。操作部107は、ユーザからの各種操作を受け付ける押しボタンなどの操作部材である。記録媒体装着部124は、メモリカードなどの記録媒体を装着可能なスロットである。外部接続部126は、商用電源(ACアダプタ)やバッテリなどの外部電源から電力供給を受けるための電源ケーブルを接続可能なコネクタである。録画スイッチ108は、ユーザからの撮影開始または撮影終了の指示を受け付ける操作部材である。表示部118はユーザが覗き込むことにより、ライブビュー時や再生時などにおいて画像や各種情報を表示するファインダ型の表示パネルである。
操作部107には、電源のオン、オフを切り替えるための電源スイッチ、メニュー画面を表示させるためのメニューボタン、動作モードを切り替え可能なモード切替スイッチ、上下左右4方向の十字キー、SETボタンなどが含まれる。モード切替スイッチは、カメラ100の動作モードを、動画記録モード、静止画記録モード、再生モードなどに切り替えることが可能な操作部材である。
図2は、本実施形態の撮像装置の内部構成を示すブロック図である。
図2において、撮影レンズ102はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり、被写体像を結像させる。撮影レンズ102は、APDフィルタ(アポダイゼーションフィルタ)付きレンズとAPDフィルタ付きではないレンズに交換することが可能である。なお、本実施形態では、撮影レンズ102が所謂交換レンズであって、カメラ100に対して着脱可能な構成について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ100が、APDフィルタ付きの撮影レンズ102が固定された、所謂レンズ一体型のデジタルカメラであってもよい。
絞り103は、撮像部105の撮像面への入射光量を調節するために使用される。絞り103は、撮影レンズ102に含まれ、レンズ部101の交換と同時に交換され、撮影画像の明るさなどを変化させる。
NDフィルタ104は絞り103とは別に入射光量を調節(減光)するために使用される。撮像部105は、被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等で構成される撮像素子である。また、撮像部105には電子シャッターによる蓄積の制御や、アナログゲイン、読み出し速度の変更などの機能も備える。撮像部105は、電子シャッターのシャッター速度を制御することより露出を調整することが可能である。
A/D変換部106は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部106は、撮像部105から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部115は、A/D変換器106またはメモリ制御部116から出力される画像信号に対して色変換処理、ガンマ補正、デジタルゲイン付加によるISO感度の設定等の処理を行う。また、画像処理部115は、A/D変換器106から出力された画像信号を用いて、輝度平均値などの画像情報を取得するための所定の演算処理を行い、演算結果をシステム制御部114に出力する。システム制御部114は、画像処理部115から取得した演算結果に基づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等を行う。
メモリ制御部116は、A/D変換部106から得られた画像信号および画像処理部115から得られた画像信号をメモリ119に書き込み、メモリ119から画像表示用の画像信号を読み出す。
メモリ119は、撮像部105から出力され、A/D変換部106によりデジタルデータに変換された画像信号や、表示部118に表示するための画像信号を格納する。メモリ119は、所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。メモリ119は画像表示用の画像信号を格納するメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換部117は、デジタル形式の画像信号をアナログ信号に変換して表示部118に供給する。メモリ119に書き込まれた表示用の画像信号はD/A変換器117を介して表示部118により表示される。
表示部118は、D/A変換部117から出力されるアナログ信号に基づいて、画像を表示する表示装置である。表示部118は、例えば、液晶ディスプレイモジュールや有機ELディスプレイモジュールであるとする。また、表示部118は、電子ビューファインダ(EVF)であってもよい。表示部118は、A/D変換部106によってA/D変換され、メモリ119に蓄積されたデジタル信号をD/A変換部117においてアナログ変換し、表示部118に逐次転送して表示することで、撮像して得られた画像をライブビュー表示することが可能である。
不揮発性メモリ113は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROMが用いられる。不揮発性メモリ113には、システム制御部114の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。また、不揮発性メモリ113には、後述する露出制御に用いられるパラメータや、後述する露出差ΔYの上限値や下限値などの情報、後述するレンズのT値とF値の関係を示すテーブルデータなどが格納される。
システム制御部114は、カメラ100全体を制御する。システム制御部114は、前述した不揮発性メモリ113に記録されたプログラムを実行することで、カメラ100の各処理を実現することが可能である。121はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ121には、システム制御部114の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ113から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部114はメモリ119、D/A変換部117、表示部118等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー120は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
録画スイッチ108、モード切替スイッチ109、操作部107はシステム制御部114に各種の動作指示を入力するための操作部材である。
モード切替スイッチ109は、システム制御部114の動作モードを、動画記録モード、静止画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。動画記録モードや静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ109で、動画記録モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ109で動画記録モードに一旦切り替えた後に、動画記録モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。
録画スイッチ108は、ユーザにより押しボタンが押下されるごとに撮影待機状態と撮影状態を切り替える。システム制御部114は、録画スイッチ108により、撮像部105からの画像信号の読み出しから記録媒体123への画像データの書き込みまでの一連の動作を開始する。
電源スイッチ110は、カメラ100の電源をオン、オフするための操作部材である。
操作部107の各操作部材は、表示部118に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン、メニューボタンがある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部118に表示される。ユーザは、表示部118に表示されたメニュー画面と、操作部107に含まれる十字キーやSETボタンを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
電源制御部111は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部111は、電源スイッチ110のオンまたはオフ、電池に関する検出結果、システム制御部114の指示などに基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体123を含む各部へ供給する。
電源部112は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。電源部112は、外部接続部126を介して外部電源から供給される電力を電源制御部111へ出力する。
記録媒体I/F122は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体123とのインターフェースである。記録媒体123は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。記録媒体123は、カメラ本体100aの側面部に設けられた記録媒体装着部124に装着されると、画像データその他のデータの記録媒体123への書き込みや記録媒体123からの読み出しが可能な状態となる。
姿勢検知部125は、手振れやユーザのカメラワーク等により生じるカメラ100の動きや姿勢変化を検出する。姿勢検知部125には、加速度センサやジャイロセンサなどが用いられる。システム制御部114は、姿勢検知部125により検出されたカメラ100の動きや姿勢変化に応じて撮影レンズ102に含まれるシフトレンズを動作させる、あるいは、画像処理部115においてA/D変換器106から出力される画像信号に基づく画像の位置をシフトさせることにより像振れ補正を行う。
<露出制御処理>次に、図3を参照して、本実施形態の露出制御処理について説明する。
図3は、本実施形態の露出制御処理を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、システム制御部114が不揮発性メモリ113に格納されたプログラムをシステムメモリ121に展開して実行し、画像処理部115の各部を制御することにより実現される。
ステップS301では、システム制御部114は、撮像部103により被写体を撮像して生成される画像信号を取得する。
ステップS302では、システム制御部114は、ステップS301で取得した画像信号に基づいて画像処理部115が所定の演算処理を行い、画像の明るさ(輝度)に関する情報を算出する。画像の明るさに関する情報は、例えば、撮像画面全体の各画素の輝度値Yを平均した値(輝度平均値)Ysとする。なお、画像の明るさに関する情報は輝度平均値に限らず、例えば、主被写体が画面中央にあることを前提として画面中央の画素の輝度値に重み付けをして算出される加算平均値でもよい。また、主被写体の輝度値とカメラの露出設定(AV、TV、SV)から画像の明るさを求めたり、カメラの不図示の測光部により測定された輝度(測光値)Bから被写体輝度値BVを求めてもよい。
ステップS303では、システム制御部114は、ステップS301で取得した画像の明るさとカメラの露出設定との露出差を算出する。例えば、画像の輝度値Yが10ビットのデータであり、カメラの露出設定のパラメータをAV(絞り値)、TV(シャッター速度)、SV(撮像感度)とした場合に、カメラの露出設定BV(=AV+TV−SV)の明るさで画像を撮影した場合の輝度平均値Ysを適正輝度Ycとし、画像の明るさが適正輝度Ycになれば適正露出になるものとする。ただし、NDフィルタ104は説明を簡略化するため省略している。NDフィルタ104を考慮する場合はStop数を加算すればよい。露出差ΔYは、YcとYsを用いて以下の式1から算出される。
(式1)
ΔY=log2(Ys/Yc)
ΔYは段数を示す。例えば、Ycを32とすると、Ysが512の場合、ΔYは4となり、適正な明るさに対して輝度値が4段高い、つまり露出が4段オーバーとなる。また、Ysが4の場合はΔYが−3となり、適正な明るさに対して輝度値が3段低い、つまり露出が3段アンダーとなる。
ステップS304では、システム制御部114は、レンズの絞りに関するT値を取得する。T値は、レンズ部101からT値が取得可能な場合は、レンズ部101から取得した値を使用する。レンズ部101からF値が取得可能であり、F値とT値の関係が判明している場合は、レンズ部101から取得したF値をT値に換算して使用する。また、F値やT値は設定可能であるが、レンズ部101から取得できない場合は、設定されたT値やF値をレンズ部101のT値やF値として、レンズ部101から取得した値と同じように使用したり、算出してもよい。なお、F値はレンズの透過性を100%と仮定した場合のレンズの明るさ(絞り値)を示す指標である。また、T値はレンズの透過性を加味した実質的なレンズの明るさ(絞り値)を示す指標であり、一般的にはT値=F値/√透過率(%)×10の関係がある。本実施形態では、T値とF値の関係は、例えば、AP?フィルタがあるレンズの場合は、図5で後述する関係となる。
ステップS305では、システム制御部114は、ステップS303で算出された露出差ΔYが上限値と下限値の範囲内にあるか否かに応じて露出制御を行う。また、システム制御部114は、露出差ΔYの上限値と下限値を、図4で後述する絞りによる露出制御を行わない範囲として設定する処理を行う。システム制御部114は、露出差ΔYの上限値と下限値の範囲内では絞りによる露出制御を行わず、上限値と下限値の範囲にない場合に絞り値(AV)が目標AVになるようにレンズ部101に制御値を出力し露出制御を行う。
<露出差ΔYの上限値と下限値の設定処理>次に、図4のフローチャートを参照して、図3のステップS305における処理の詳細について説明する。
ステップS401では、システム制御部114は、ステップS303で算出された露出差ΔYが上限値と下限値の範囲内にあるか否かを判定する。例えば露出差ΔYの上限値および下限値が±1/2段、Ycが32であると、ΔYが±1/2段の範囲内であれば、上限値と下限値の範囲内にあると判定される。式1から逆算すると、Ysが22.6(≒32×2−0.5)〜45.3(≒32×20.5)であれば、露出差ΔYが上限値と下限値の範囲内にあることになる。今回のフレームの撮影処理における上限値および下限値は、前回のフレームの撮影処理において後述する図4のステップS405で設定された値である。
システム制御部114は、ステップS303で算出された露出差ΔYが上限値と下限値の範囲内にあると判定した場合(ステップS401でYES)、露出制御は行わずに処理を終了する。また、システム制御部114は、ステップS303で求めた露出差ΔYが上限値と下限値の範囲内にないと判定した場合(ステップS401でNO)、ステップS402に進み、撮影する画像が適正輝度となる目標BVを算出する。目標BVは、画像が適正輝度となるカメラのBV値として以下の式2から算出される。
(式2)
目標BV=AV+TV−SV+ΔY
システム制御部114は、カメラのBV値(=AV+TV−SV)が目標BVになるように、AV(絞り値)、TV(シャッター速度)、SV(撮像感度)を設定することで適正輝度の画像を撮影することができる。
ステップS403では、システム制御部114は、今回のフレームの撮影処理において絞りを制御するための絞り値(AV)である目標AVを設定する。本実施形態では、シャッター速度(TV)と撮像感度(SV)は固定の値とし、カメラのBV値が目標BVになるように絞り値(AV)の目標AVを以下の式3から算出する。
(式3)
目標AV=目標BV−TV+SV
ステップS404では、システム制御部114は、絞り値(AV)が目標AVになるようにレンズ部101に制御値を出力し、絞り103を制御する。式3により算出される絞り値(AV値)は図6に例示するレンズ部101のT値に対応している。レンズ部101に出力すべき制御値がT値である場合はT値を出力する。レンズ部101に出力すべき制御値がF値である場合はT値とF値の関係からT値に対応するF値を算出して出力する。T値とF値の関係は、レンズ部101から取得してもよいし、交換可能なレンズ部ごとにT値とF値の関係を予めカメラが記憶していてもよい。また、T値とF値の関係式で規定してもよいし、参照用のテーブルを用いてもよい。テーブルを用いる場合は、離散的な値のまま使用してもよいし、補間した値を使用してもよい。
ステップS405では、システム制御部114は、図5および図6で後述する露出差ΔYの上限値と下限値を設定する処理を行う。
ここで、図5および図6を参照して、図4のステップS405における露出差ΔYの上限値および下限値の設定方法について説明する。
図5はAPDフィルタ付きレンズのF値とT値の関係を例示している。横軸はF値の段数を示し、縦軸はT値の段数を示している。0はF1.0またはT1.0であり、数値が1つ大きくなるごとに1段ずつ小絞り側の値となる。例えば、1はF1.4またはT1.4となり、3はF2.8またはT2.8となる。開放絞り付近ではF値とT値の乖離(差分)が大きくなり、小絞り側になるにつれて乖離(差分)が小さくなっていき、おおよそ6(F8.0またはT8.0)以降ではT値とF値はほぼ同じ値になる。
図5の例では、同じ段数のT値の変更に必要なF値が、小絞り側よりも開放側が大きくなる。さらに開放絞り付近ではボケ感の変化も大きく、特に動画の場合は絞りによる露出変更の頻度をできるだけ低くする必要がある。そこで、本実施形態では、絞り値が開放側に近づくにつれて露出差ΔYの上限値と下限値の範囲を広くする、すなわち露出差ΔYの上限値と下限値の差を大きくすることで、露出変更の頻度が低くなるように上限値と下限値を可変に制御する。
図6は、図4のステップS405で決定される絞り値(AV値、レンズのT値)ごとの露出差ΔYの上限値および下限値を例示している。AV値6.0(T8.0)以上は上限値を+1/2段および下限値を−1/2段に設定し、AV値(T値)が開放側に近づくにつれて露出差ΔYの上限値と下限値の範囲を広くし、開放絞り時はさらに±1/4段広くした±0.75段に設定している。つまり、AV値(T値)が小絞り側では画像の明るさが適正よりも0.5段離れると絞りによる露出制御を開始するが、AV値(T値)が開放側では0.75段離れないと絞りによる露出制御を開始しないので、開放絞りに近づくほど露出変更の頻度が低くなる。
本実施形態においては、図6に例示した絞り値(AV値、レンズのT値)ごとの上限値および下限値のデータはカメラ100がレンズ部101から取得するものとする。カメラ100は、レンズ部101が装着されたときにレンズ部101からT値とF値の関係を取得することで、絞り値(AV値、レンズのT値)ごとの露出差ΔYの上限値および下限値のデータをテーブルとして使用可能となる。APDフィルタ付きではない通常レンズ(APDフィルタなしレンズ)の場合は全てのAV値(T値)について上限値と下限値が一定値となる。例えば全てのAV値(T値)について上限値に+0.5段、下限値に−0.5段が設定される。すなわち、本実施形態のカメラ100は、APDフィルタなしレンズの場合は、AV値(T値)が開放側でも小絞り側でも画像の明るさが適正な輝度よりも0.5段離れると絞りによる露出制御を開始する。
なお、露出差ΔYの上限値および下限値の設定方法は上述した方法に限らず、例えばレンズ部101からT値とF値の関係を取得し、カメラ側で算出したT値に応じた上限値および下限値を算出してもよい。また、カメラ側が交換可能なレンズ部ごとの情報を予め記憶しており、レンズ部から取得した情報に応じた値としてもよい。また、APDフィルタなしレンズの場合はレンズ部から固定値を取得するようにしてもよい。この場合は、露出差ΔYの上限値および下限値は、レンズのT値によらず、カメラ100がレンズ部からAPDフィルタなしレンズであることを示す情報を取得し、取得した固定値に設定する処理が必要となる。APDフィルタの有無と同様に、カメラ側がレンズ部ごとの露出差ΔYの上限値および下限値のデータを予め記憶しており、レンズ部に応じて変更するようにしてもよい。また、露出差ΔYの上限値および下限値は、例えばAV値(T値)が小絞り側と開放側で切り替えるだけでもよいし、AV値(T値)に基づいて図6に例示した関係から補間を行って決定してもよい。なお、本実施形態においては、T値とF値の乖離が大きい場合、すなわちAV値(T値)が小絞り側よりも開放側の方が、露出差ΔYの上限値と下限値の範囲が広くなり、上限値と下限値の差が大きくなればよいので、上述した上限値と下限値の設定方法に限定されるものではない。
本実施形態のカメラ100は、APDフィルタ付きレンズの場合は、ステップS405において目標AV(T値)に基づいて図6に例示するように露出差ΔYの下限値と上限値を設定し、目標AVが図6に例示するT値のうち最も近いT値を選択する。例えばAV値が3.3であった場合は、3.5が最も近いT値であるので、露出差ΔYの下限値をー0.539、上限値を+0.539に設定する。このように設定された露出差ΔYの上限値および下限値は、次のフレームの撮影処理時の露出制御処理におけるステップS401での露出差ΔYの判定処理に使用される。
上述した実施形態1の露出制御処理によれば、AV値(T値)が開放側に近づくにつれて露出差ΔYの上限値と下限値の範囲が広くなり、絞りによる露出制御を行わない範囲が広くなるため、開放絞り付近での露出変更の頻度を低くすることができる。
[実施形態2]次に、実施形態2について説明する。
実施形態1では、AV値(T値)が開放側に近づくにつれて絞りによる露出制御を行わない範囲を広くするので、開放側では適正露出から離れやすくなる。つまり、通常よりも少し明るすぎの状態または暗すぎの状態となる頻度が高くなる。そこで、実施形態2では、絞りによる露出制御を停止する範囲と再開する範囲を設定して、開放側付近における露出を適正に近づけつつ、露出制御が再開される頻度を低くする例を説明する。
なお、実施形態2の撮像装置の外観構成や内部構成は、実施形態1で説明した図1および図2と同様である。また、図3の露出制御処理も同様である。
図7は実施形態2における図3のステップS305の露出制御処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図7の処理において、図4と同じ処理には図4と同じステップ番号を付している。
実施形態2では、ステップS401からS404で露出制御を行っている間にカメラの露出が十分に目標BVに近づいたとして露出制御を停止する範囲(以下、停止範囲)を設定する。また、露出制御を停止している間に撮像している被写体が動いたり、被写体が変更されたりすることでカメラの露出が目標BVから離れた場合に露出制御を再開する範囲(以下、再開範囲)を設定する。露出制御の停止範囲と再開範囲は、制御サイクルごとに露出差ΔYの上限値と下限値として設定され、再開範囲は停止範囲以上であるものとする。このように制御することで、露出制御を停止した後に僅かに露出が変化したことによりすぐに露出制御が再開されたり、測光と露出変更のタイミングや公差による絞りのハンチング(絞りが適正露出付近で動作を継続し画像が明暗を繰り返す状態)などを抑制することができる。
ステップS401では、システム制御部114は、図3のステップS303で求めた露出差ΔYが画像の明るさの上限値と下限値の範囲内にあるか否かを判定する。システム制御部114は、露出差ΔYが上限値および下限値の範囲内にあると判定した場合(ステップS401でYES)、露出制御は行わずに、ステップS701に進む。
ステップS701では、システム制御部114は、ステップS401における露出差ΔYの判定に使用した上限値および下限値を再開範囲の上限値と下限値に設定する。本実施形態では再開範囲の下限値は−1/2段、上限値は+1/2段に設定されるものとする。次回のフレームの撮影処理では、今回の撮影処理で設定された上限値および下限値(±1/2)に基づいてステップS401での判定処理が行われる。なお、ステップS701では常に再開範囲を設定しているが、ステップS401での判定結果が連続してYESの場合は再開範囲を更新する必要がない。このため、ステップS401での判定結果がNOからYESに変わったときだけ処理を行ってもよいし、露出差ΔYの上限値および下限値が変化したときだけ処理を行ってもよい。
また、システム制御部114は、露出差ΔYが上限値および下限値の範囲内にないと判定した場合(ステップS401でNO)、ステップS402に進み、実施形態1の図4と同様に、目標BVを式2を用いて算出する。
ステップS702では、システム制御部114は、ステップS402で算出された目標BVに基づいて露出変更量を算出する。1回の露出変更で目標BVになるようにAV値を変更すると、絞りの機械的な公差や検波値の取得タイミング、通信によるデータ不整合等で、結果的に露出差ΔYとは異なる量の露出変化が生じてしまうことがある。狭い停止範囲の中に露出を合わせる場合には露出変更と画像の明るさの判定を繰り返し、徐々に露出差ΔYに近づける方が、理論値との差分も徐々に小さくなり、ずれを修正しながら制御を行うことができる。そのため、実施形態2では、1回の露出変更で目標BVになるようにAV値を変更するような制御は行わず、例えば露出差ΔYの1/3だけ露出を変更し、適正露出に徐々に近づけていく。これにより、急な露出の変化がなくなるので、映像の品質もよくなる。
ステップS703では、システム制御部114は、ステップS702で求めた目標BVの露出変更量から今回の撮影処理で設定するカメラのBV値(設定BV)を算出する。設定BVは目標BVの露出変更量を用いて以下の式4から算出される。
(式4)
設定BV=AV+TV−SV+露出変更量
ステップS704では、システム制御部114は、目標BV時の絞り値(AV値)である目標AVと今回の撮影処理で設定する絞り値(AV値)である設定AVを算出する。実施形態2では、シャッター速度(TV)と撮像感度(SV)は固定値とし、絞り値(AV値)のみを変更するものとする。目標AVおよび設定AVは、目標BVと設定BV、TV、SVを用いて以下の式5、式6から算出される。
(式5)
目標AV=目標BV−TV+SV
(式6)
設定AV=設定BV−TV+SV
ステップS404では、システム制御部114は、実施形態1の図4と同様に、絞り値(AV)が設定AVになるようにレンズ部101に制御値を出力し、絞り103を制御する。
ステップS705では、システム制御部114は、ステップS401における露出差ΔYの上限値および下限値を停止範囲の上限値および下限値に設定する。図8は、AV値(T値)ごとの停止範囲の上限値および下限値を例示している。
ここで、レンズ部101は実施形態1と同様であり、T値とF値は図5に例示した関係を有し、停止範囲の上限値および下限値をF値の±1/8段に設定する場合の上限値と下限値の算出方法について説明する。
図5に例示したT値とF値の関係からレンズのT値に対応するF値を判定する。次にF値に±1/8を加算する。次に図5からF値±1/8段に対応するT値を判定する。この結果に基づき、F値−1/8段に対応するT値を下限値とし、目標F値+1/8段に対応するT値を上限値に設定する。このような手順でレンズの各T値から算出した結果が図8である。図8の例では、AV値(T値)が開放側に近づくにつれて上限値と下限値の範囲が狭く、すなわち上限値と下限値の差が小さくなっている。よって、図8の例では、被写体の適正露出時の絞り値(AV)が小絞り側(T8.0)である場合はAV値(T値)が適正露出の±1/8段の範囲内に入っていれば露出制御を停止する一方、絞り値(AV)が開放側付近(T2.0)ではおおよそ適正露出の±1/16段の範囲内に入っていないと露出制御を停止しないように制御される。
ステップS705では、システム制御部114は、図8に例示した絞り値(AV値、レンズのT値)ごとの停止範囲の上限値および下限値のデータをレンズ部101から取得し、実施形態1と同様に、テーブルなどを参照してT値とF値の関係から停止範囲を設定する。なお、レンズ部101から上限値および下限値のデータの取得するのではなく、カメラ100がデータに予め記憶させておいてもよいし、関係式を用いて算出するようにしてもよい。また、T値とF値の乖離が大きい場合、すなわちAV値(T値)が小絞り側よりも開放側の方が、停止範囲が狭くなり、上限値と下限値の差が小さくなればよく、上述した方法に限定されるものではない。
上述した実施形態2の露出制御処理によれば、AV値(T値)が開放側に近づくにつれて露出制御の停止範囲が狭くなるので、開放側付近における露出を適正に近づけることが可能となる。また、開放側付近では小絞り側よりも露出制御の停止範囲と再開範囲の差が大きくなるため、露出制御が再開される頻度も低くなる。また、APDフィルタ付きレンズであっても、露出制御の再開範囲では通常のレンズと同様に一定の光量となっているため、露出制御を再開する際の明るさの程度に関する性能を悪化させることがなくなる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。また、機能ごとに、プロセッサがプログラムを読み出すことによって実行されるものと、回路によって実行されるものに分け、これらを組み合わせるようにしてもよい。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…デジタルビデオカメラ(撮像装置)、101…レンズ部、103…撮像部、114…システム制御部、115…画像処理部

Claims (16)

  1. 露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系または前記所定のフィルタを持たない第2の光学系のいずれかを装着可能な撮像装置であって、
    前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、
    前記画像信号から得られた画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、
    前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系を備える撮像装置であって、
    前記第1の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記第1の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、
    前記画像信号から得られた画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、
    前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像の明るさと適正露出との差が前記明るさの範囲に含まれない場合に、前記明るさの範囲の上限値および下限値を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記画像の明るさと適正露出との差が前記明るさの範囲に含まれない場合に、前記画像の明るさが適正になるように前記絞りの制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記絞りの制御が開放側であるほど前記明るさの範囲が広くなるように上限値と下限値を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の光学系は、前記絞りの制御が開放側であるほどF値とT値の乖離が大きくなるレンズを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記明るさの範囲の上限値と下限値に基づいて前記絞りの制御を停止する第1の範囲と、前記絞りの制御を再開する第2の範囲とを設定し、前記第2の範囲は前記第1の範囲より広いことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像の明るさが前記明るさの範囲の上限値と下限値の範囲内に含まれない場合に、前記明るさの範囲の上限値および下限値を前記第1の範囲の上限値および下限値に設定し、
    前記画像の明るさが前記明るさの範囲の上限値と下限値の範囲に含まれる場合に、前記明るさの範囲の上限値および下限値を前記第2の範囲の上限値および下限値に設定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記絞りの制御が開放側であるほど前記第1の範囲が狭くなるように上限値と下限値を設定し、
    前記第1の範囲は前記絞りの制御が開放側であるほど差が小さくなることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像の明るさが徐々に適正に近づくような前記絞りの制御値を算出することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の光学系は、前記絞りの制御が開放側であるほどF値とT値の乖離が大きくなるレンズを含み、
    前記制御手段は、前記第1の光学系のレンズのT値とF値の関係からレンズのT値に対応するF値を判定し、F値に前記第1の範囲の上限値と下限値を加算し、前記第1の範囲の上限値と下限値を加算したF値に対応するT値を前記第1の範囲の上限値および下限値に設定することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記所定のフィルタは、アポダイゼーションフィルタであり、
    前記制御手段は、前記第1の光学系が装着されている場合に、前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記明るさの範囲の上限値と下限値の差が異なるように設定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系または前記所定のフィルタを持たない第2の光学系のいずれかを装着可能であり、
    前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記第1の光学系または前記第2の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号から得られた画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御するステップを有し、
    前記制御するステップでは、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、
    前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なることを特徴とする制御方法。
  14. 露出が変化することによりボケ感が変化する所定のフィルタを持つ第1の光学系と、
    前記第1の光学系を介して被写体を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記第1の光学系を介して前記撮像部に入射する光量を調節する絞りと、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号から得られた画像の明るさが適正になるように前記絞りを制御するステップを有し、
    前記制御するステップでは、前記画像の明るさが適正であるか否かを判定するための明るさの範囲の上限値と下限値を設定し、
    前記絞りの制御が開放側であるか小絞り側であるかに応じて前記上限値と下限値の差が異なることを特徴とする制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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