JP2021002716A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが意図しない画質変化が生ずるのを防ぐことを課題とする。【解決手段】撮像装置は、露出制御を行う露出制御手段(201,202,203,207)と、画像信号に対してゲイン処理を行うゲイン処理手段(204,208)と、画像信号に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段(206)と、画像信号に対するノイズ低減処理の強度を制御する強度制御手段(205)と、を有し、露出制御手段による露出制御は、ゲイン処理手段によるゲイン処理の制御を含み、制御されるゲイン処理には露出制御の応答速度を補うためのゲイン処理が含まれ、強度制御手段は、応答速度を補うためのゲイン処理を行う状態であるか否か、および、応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量の、少なくともいずれかに応じて、ノイズ低減処理の強度の制御を切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置の制御技術に関する。
一般に、ビデオカメラ等の撮像装置は、撮像で得られた画像信号のレベルを検出し、そのレベルを基に、絞りの値や画像信号にかけるゲイン量を制御することで、適正な明るさの画像が得られるようにする、自動露出制御(AE)と呼ばれる機能を備えている。例えば被写体が暗い場合、撮像装置は、自動露出制御によって、絞りを開けるような制御や、画像信号にかけるゲイン量を増やすような制御を行って、適正な明るさの撮像画像が得られるようにする。
また撮像装置は、絞りなどの応答速度が遅いデバイスを駆動する際に、他のデバイスを補助として用いることで、その応答速度の遅さ分を補うような制御を行う場合がある。例えば、露出の調整等に用いられる絞りは、応答速度が遅いため、露出が変化する速度も遅くなる。このような露出の変化速度の遅さを補うための補助デバイスとして、素早く且つ細かい調整を行えるゲイン回路が用いられることがある。この場合、ゲイン回路は、絞りによる露出変化速度の遅れ分を補えるゲイン量を、画像信号に対してかけるようなゲイン処理を行う。これにより、絞りによる露出変化速度の遅れ分が補われた画像信号が得られる。
さらに近年は、液晶素子やEC(Electrochromic)素子によって透過光量を連続的に変化させることができる可変NDフィルタ(Neutral Density Filter)を、光路上に設けた撮像装置も存在する。この撮像装置は、可変NDフィルタの光学濃度を変化させることで露出を変化させることができる。ただし、可変NDフィルタは、光学濃度を変更する際の応答速度が遅いため、可変NDフィルタ単体の制御では目標の露出応答性を満たすことが難しい。このため、可変NDフィルタを用いる場合も、前述したような応答速度の遅さ分を補うゲイン処理による露出制御が有用となる。
ただし、被写体が暗い場合のように画像信号のレベルが低い状態でゲイン量を多くすると、ノイズが目立ちやすくなり、S/Nの低い撮像画像になってしまう。これに対し、例えば特許文献1には、露光制御信号に応じて、ノイズ低減を行うノイズリダクションの強さを制御するという手法が開示されている。特許文献1の手法では、被写体照度が暗くなって、画像信号にかけられるゲイン量が多くなってくると、ノイズリダクションが強くかけられるようになり、ノイズが目立ち難くなる。その他、特許文献2には、光量の低下に応じた補正係数を求め、その補正係数を用いて画像信号のレベルを補正する技術が開示されている。
特開平8−18852号公報 特開2006−157344号公報
しかしながら、撮像装置の画像信号に対してノイズ低減処理を行うと、例えば、鮮鋭さが失われたり、自然なノイズの粒状感が崩れたり、動体に対して残像が発生したりするなどの、様々な影響が画像に表れることがある。このため、例えばユーザが意図しないときにノイズ低減処理が行われると、ユーザは、その意図しないノイズ低減処理の影響を受けて画質が変化した画像によって、違和感あるいは不快感をもつ可能性がある。例えば、特許文献1に開示された手法の場合、被写体が暗くゲイン量が多くなったときに、ノイズリダクションを強くする制御が行われることになる。すなわち、ユーザの意図にかかわらず、被写体が暗くなったときにノイズリダクションが強くかけられるようになって、画質が変化することになり、ユーザに違和感あるいは不快感を与えてしまう可能性がある。前述したように、従来の撮像装置は、絞りや可変NDフィルタ等による応答速度の遅さ分をゲイン処理により補うことができる一方で、ゲイン処理で増加するノイズを低減する処理によってユーザが意図していない画質変化が生ずることがある。
そこで、本発明は、ユーザが意図しない画質変化が生ずるのを防ぐことを目的とする。
本発明の撮像装置は、露出制御を行う露出制御手段と、画像信号に対してゲイン処理を行うゲイン処理手段と、前記画像信号に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、前記画像信号に対する前記ノイズ低減処理の強度を制御する強度制御手段と、を有し、前記露出制御手段による前記露出制御は、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理の制御を含み、前記制御される前記ゲイン処理には前記露出制御の応答速度を補うためのゲイン処理が含まれ、前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う状態であるか否か、および、前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量の、少なくともいずれかに応じて、前記ノイズ低減処理の強度の制御を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが意図しない画質変化が生ずるのを防ぐことができる。
実施形態の撮像装置の構成例を示すブロック図である。 画像処理部の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態の撮像装置における処理の流れを表すフローチャートである。 第1の実施形態におけるNR対応処理の流れを表すフローチャートである。 実施形態におけるプログラム線図を示すグラフである。 第2の実施形態におけるNR対応処理の流れを表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置の一適用例としてのデジタルビデオカメラ100(以下、カメラ100とする。)の概略構成例を示すブロック図である。
図1において、撮像レンズ103は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり、被写体像等を結像させる。絞り101は、光量調節を行うための絞り機構である。ND104は、透過光量を連続的に変更可能な光学フィルタ(NDフィルタ: Neutral Density Filter)であり、撮像時に撮像部22へ入射する光量を減らす(減光する)。ND104は、例えば液晶素子やEC(Electrochromic)素子を有して構成されている。撮像部22は、撮像レンズ103により撮像面上に形成された光学像を電気信号に変換するCCD素子やCMOS素子等で構成された撮像素子である。また撮像部22は、電子シャッタによる蓄積制御や、アナログゲイン、読み出し速度の変更などの機能も備えている。撮像部22の撮像素子からは、撮影中の画像やライブビュー画像のフレームごとのアナログ画像信号が出力される。バリア102は、カメラ100の、撮像レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮像レンズ103、絞り101、ND104、および撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
A/D変換器23は、撮像部22から出力されたアナログ画像信号を、デジタル画像信号に変換する。A/D変換器23から出力されたデジタル画像信号は、後述する画像処理部24およびメモリ制御部15を介してメモリ32に、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。なおA/D変換器23以降の構成はデジタル画像信号(画像データ)を扱うが、以下の説明では特に明記が必要な場合を除き、単に画像信号と表記する。
メモリ32は、撮像部22で撮像されてA/D変換器23でデジタル変換された画像信号や、後述する表示部28への表示用の画像信号などを、メモリ制御部15による制御の下で格納する。なお、メモリ32は、所定時間の動画像および音声の信号を格納するのに十分な記憶容量を備えており、また画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)も兼ねている。
画像処理部24は、A/D変換器23からの画像信号、またはメモリ32に蓄積された後にメモリ制御部15によって読み出された画像信号に対し、色変換処理、ガンマ補正、デジタルゲインを付加するゲイン処理、およびノイズ低減処理等の画像信号処理を行う。なお以下の説明ではノイズ低減処理(ノイズリダクション処理)をNRと表記する。本実施形態の場合、ゲインを付加するゲイン処理は、画像処理部24で行われているが、例えば、デジタル領域ではなくアナログ領域で行われてもよく、あるいは撮像部22が行ってもよく、ゲイン処理が行われる場所や手法は特に限定されない。また、画像処理部24は、撮像部22で撮像されてA/D変換器23から出力された画像信号を用いて所定の演算処理を行い、その演算結果をシステム制御部50に送る。このときのシステム制御部50は、画像処理部24から送られた演算結果に基づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理などを行う。
D/A変換器13は、メモリ32から読み出された画像表示用のデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換して表示部28に供給する。
表示部28は、LCD等の表示装置であり、D/A変換器13からのアナログ画像信号に応じた画像等を表示する。また表示部28は、撮像部22で撮像されている画像を逐次表示するようなスルー画像表示(ライブビュー表示)により、電子ビューファインダとしても使用可能となされている。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムには、本実施形態のカメラ100において後述する各種フローチャートの処理を実行するためのコンピュータプログラムが含まれる。
システムメモリ52は、例えばRAMからなる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出されたプログラム等が展開される。
システム制御部50は、少なくとも一つのプロセッサまたは回路を有する制御部であり、カメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記憶されているプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより、本実施形態に係る各部の制御や各種の処理を実行する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマ53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを、動画記録モード、静止画記録モード、再生モード、各種設定等の調整モード等のいずれかに切り替える際にユーザが操作するスイッチである。動画記録モードや静止画記録モードに含まれるモードとしては、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。ユーザは、モード切替スイッチ60を操作することで、動画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。なお、モード切替スイッチ60で動画撮影モードに一旦切り換えた後に、動画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようになされていても良い。
録画スイッチ61は、ユーザが撮影待機状態と撮影状態とを切り替える際に操作されるスイッチである。システム制御部50は、録画スイッチ61から撮影状態への切り替え信号が入力されると、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体90への信号書き込みまでの一連の動作を開始する。
操作部70は、それぞれの図示は省略するが、ユーザにより操作される各操作部材と、それら各操作部材に対する機能の割り当てを制御し、その割り当てた機能に応じた情報を出力する機能制御部と、を有して構成される。機能制御部は、例えば表示部28に表示される種々の機能アイコンが選択されることなどにより、場面ごとに応じて、各操作部材に対して割り当てる機能を適宜変更制御する。これにより、操作部70の各操作部材は、それら割り当てられた各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えばメニューボタン、上下左右の4方向を指示する十字キー、SETボタン、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、および属性変更ボタン等がある。例えばユーザによりメニューボタンが押されると、そのメニューボタンに割り当てられた機能に応じた情報がシステム制御部50に送られる。この時のシステム制御部50は、そのメニューボタンの機能に応じた情報を基に、操作部70を介した各種設定等を可能とするメニュー画面等を表示部28に表示させる。これにより、ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、十字キーやSETボタン等とを用いて、直感的に各種設定を行うことができるようになる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電源スイッチ72のオン/オフ、電源部30の電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出などを行う。また電源制御部80は、その検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体90を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池からなり、ACアダプターが含まれていてもよい。
I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体90、または外部出力機器等とのインターフェースである。記録媒体90は、画像信号等のデータを記録可能な記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。図1の例では、カメラ100が記録媒体90と接続されている状態を示している。なお記録媒体90に記録されたデータは、I/F18によって読み出されてメモリ32に転送される。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る画像処理部24の内部構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る画像処理部24の内部構成と、図1に示した構成のうち特に本実施形態に係る撮像制御に関連した各構成とを示したブロック図である。通常、ホワイトバランス(WB)の制御、シャープネス制御、および階調補正などは、画像処理部24で行われるが、本実施形態に係る撮像制御の説明には不要であるためそれらに関する記述は省略する。画像処理部24内の各ブロックは、システム制御部50を通じて、絞り101の絞り値や、ND104の減光量(光透過量もしくは光学濃度)等のND情報、およびシャッタ速度などの露出パラメータを含めたカメラ内部のあらゆるデータの取得が可能であるとする。
図2に示すように、画像処理部24は、ゲイン処理部204、補助ゲイン処理部208、NR処理部206、NR制御部205、評価値算出部201、目標露出算出部202、露出制御部203、および補助ゲイン算出部207を有している。
評価値算出部201は、A/D変換器23からの画像信号のレベル、又はメモリ32に一時的に保持された後に読み出された画像信号のレベルと、予め設定された露出制御用の重み付けデータとを用いて、露出制御用の評価値を算出する。評価値の算出方法としては、例えば中央部重点制御やスポット重点制御のように予め格納された種々の重み付けデータを用いる方法などがあるが、本実施形態では特にその算出方法は限定しない。
目標露出算出部202は、目標とする露出の画像を取得するための露出制御に用いられる露出パラメータを決定する。本実施形態の場合、目標露出算出部202は、評価値算出部201が画像信号のレベルを基に算出した評価値に対応した各露出パラメータ、もしくは、操作部70を介したユーザ指示等の外部からの指示に対応した各露出パラメータを決定する。
補助ゲイン算出部207は、後述する補助ゲイン処理部208で補助ゲイン処理が行われる場合に使用される補助ゲイン量を算出する。本実施形態の場合、補助ゲイン算出部207は、目標露出算出部202で決定された露出パラメータに応じた露出制御が行われる際に、露出変化の応答速度が撮像装置において要求される応答速度に対してどの程度過不足になるかを算出する。さらに、補助ゲイン算出部207は、その露出変化の応答速度の過不足分を、後述する補助ゲイン処理部208の補助ゲイン処理によって補う場合に、どの程度の補助ゲイン量が必要になるかを算出する。
露出制御部203は、目標露出算出部202からの露出パラメータを基に、露出制御に係る各構成を制御する。例えば露出制御部203は、露出パラメータを基に、システム制御部50を介して、絞り101の絞り値、ND104の減光量(光透過量)、および撮像部22のシャッタ速度を制御し、またゲイン処理部204のゲイン量を制御するゲイン制御処理を行う。また露出制御部203は、補助ゲイン算出部207が算出した補助ゲイン量の情報を基に、補助ゲイン処理部208における補助ゲイン処理を制御するような補助ゲイン制御処理も行う。
ゲイン処理部204は、露出制御部203から送られてきたゲイン処理の制御情報を基に、A/D変換器23からの画像信号、またはメモリ制御部15からの画像信号に対してデジタルゲインを付加するゲイン処理を行う。なお、ゲイン処理部204で行われるゲイン処理は、後述する図5のプログラム線図のAGC(自動利得制御)に対応したゲイン処理を含む。
補助ゲイン処理部208は、露出制御部203から受け取った補助ゲイン処理の制御情報を基に、ゲイン処理部204から出力された画像信号に対し、補助ゲイン算出部207で算出された補助ゲイン量のデジタルゲインを付加するような補助ゲイン処理を行う。
なお本実施形態では、ゲイン処理部204と補助ゲイン処理部208とを別個の回路構成として分けているが、これらは特に分けられていなくてもよく、ゲイン処理部204が補助ゲイン処理部208の機能を兼ね備えていてもよい。この場合のゲイン処理部204は、露出制御部203からのゲイン制御情報に応じたゲイン量に、さらに補助ゲイン算出部207で算出された補助ゲイン量を加えた分のゲイン処理を行うようにする。
NR制御部205は、NR処理部206におけるノイズ低減処理の強度(NR強度)を制御する。またNR制御部205は、後述するようなNR強度制御の切り替えも行う。NR制御部205におけるNR強度制御の詳細は後述する。
NR処理部206は、NR制御部205により制御され、ゲイン処理部204でゲイン処理された画像信号、または、さらに補助ゲイン処理がなされた後の画像信号に対して、NR処理を行う。NR処理方法としては、時間方向の変化に基づいた3次元NR処理、フィルタリングによる1フレーム内のノイズを軽減するNR処理などがあるが、本実施形態では特にどのようなNR処理が用いられてもよい。
次に、前述した図1および図2に示した構成を有するカメラ100が行う、本実施形態に係る動作について説明する。
図3は本実施形態のカメラ100における撮像処理の流れを示したフローチャートである。
まずステップS301において、露出制御部203は、目標露出算出部202が算出した露出パラメータと、補助ゲイン算出部207が必要に応じて算出した補助ゲイン量とを基に、露出制御を行う。
次にステップS302において、撮像部22は、撮像レンズ103を介し、さらに絞り101とND104を介して結像された被写体像等を撮像する。
次にステップS303において、画像処理部24は、A/D変換器23からの画像信号、又はメモリ32に一時的に保持された後に読み出された画像信号に対して、前述したAWB、シャープネス処理、階調補正、デジタルゲインの付加などの画像信号処理を行う。
さらにステップS304において、画像処理部24は、ステップS303での画像処理後の画像データに対し、本実施形態に係るNR対応処理を行う。このステップS304におけるNR対応処理は、NR処理部206によるNR処理とNR制御部205によるNR制御とを含み、NR対応処理の詳細は後述する。なお図3のフローチャートの場合、ステップS303の画像処理はステップS304のNR対応処理の前に行われているが、NR対応処理の後に画像処理が行われてもよく、これら処理の順番は特に限定されない。
その後、ステップS305において、システム制御部50は、画像処理部24による処理後の画像データを、例えばI/F18を介して出力等させる。
以上が本実施形態の撮像装置における撮像時の大まかな処理の流れである。
次に、本実施形態に係るNR対応処理について説明する。図4は、NR対応処理の流れを示すフローチャートである。
まずステップS401において、NR制御部205は、露出制御の応答速度の遅れを補うための補助ゲインが使用されるか、つまり補助ゲイン処理部208において露出制御の応答速度の遅れを補うための補助ゲイン処理が行われるかを判定する。本実施形態の場合、NR制御部205は、露出制御部203が露出制御に用いる図5のプログラム線図を参考にして、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われるかを判断する。図5に示したプログラム線図は、露出の変化に対して、シャッタ速度制御、絞り値制御、AGC(自動利得制御)、およびND制御のための各露出パラメータを連続的にどのように変化させるかを表すグラフである。
図5のプログラム線図を参考にして、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われるかを判断する場合、NR制御部205は、まず露出制御部203がプログラム線図のいずれの露出パラメータをメインで使用しているかを判定する。例えば、露出制御部203は、ND104を制御する場合、図5のプログラム線図の各露出パラメータのうち、ND制御の露出パラメータをメインの露出パラメータとして使用する。このことは、絞り制御の露出パラメータが使用される場合も同様であり、露出制御部203は、絞り101を制御する場合、図5のプログラム線図の各露出パラメータのうち、絞り制御の露出パラメータをメインの露出パラメータとして使用する。このため、NR制御部205は、露出制御部203においてメインとして使用される露出パラメータが、ND制御または絞り制御のための露出パラメータであるかどうかを判定する。そしてその上で、NR制御部205は、補助ゲイン算出部207で補助ゲインが算出されて使用される場合に、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われると判断する。またこのときのNR制御部205は、図5のプログラム線図上で、AGCの露出パラメータがメインとして使用されない明るさの領域で、補助ゲインが使用された場合に、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われると判断してもよい。なお、この例では露出制御部203がプログラム線図のいずれの露出パラメータをメインで使用するかを判定し、その上で補助ゲインが使用されたかを判定したが、NR制御部205は、露出制御部203で設定された露出パラメータから直接判定してもよい。
その他、NR制御部205は、露出制御部203が使用する露出パラメータを参照せずに、補助ゲイン算出部207で算出された補助ゲイン量のみを基に、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われることを判定してもよい。すなわち、露出制御部203がND104を制御するような場合、補助ゲイン算出部207ではND104の遅い応答速度を補う補助ゲインが算出され、補助ゲイン処理部208では画像信号に当該補助ゲインをかける補助ゲイン処理が行われる。このことは絞り制御が行われる場合も同様である。したがってNR制御部205は、補助ゲイン算出部207で補助ゲインが算出された場合に、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われると判断する。
なお本実施形態において、露出制御の応答速度を補うための補助ゲイン処理が行われるかどうかの判定方法は、前述した露出パラメータに基づく判定や補助ゲインの算出に基づく例には限定されず、さらに他の判定方法が用いられてもよい。
そしてNR制御部205は、ステップS401の判定処理の結果、露出制御の応答速度を補う補助ゲインが使用されると判定した場合、つまり補助ゲイン処理部208で補助ゲイン処理が行われると判定した場合にはステップS402に処理を進める。一方、NR制御部205は、補助ゲインが使用されない、つまり補助ゲイン処理が行われないと判定した場合にはステップS403に処理を進める。なお、本実施形態では、露出制御の応答動作が遅い場合に補助ゲイン処理を行う例を挙げているが、これはあくまで一例であり本実施形態はこの例に限定されるわけではない。例えば、露出制御の応答動作が速すぎる場合にそれを補正する補助ゲイン処理が行われてもよい。
ステップS403に進むと、NR制御部205は、NR処理部206に対するNR強度制御として第1のNR強度制御を選択する。一方、ステップS402に進むと、NR制御部205は、NR処理部206に対するNR強度制御として第2のNR強度制御を選択する。
ここで、ステップS403における第1のNR強度制御は、ゲイン処理部204および補助ゲイン処理部208の両ゲイン処理によるゲイン量が、第1の閾値よりも大きい場合に、NR処理の強度を上げるような制御である。ただし、ステップS401からステップS403に進んだ場合、補助ゲイン処理部208で補助ゲインは使用されていない。このため、ステップS403において第1の閾値と比較されるゲイン量は、ゲイン処理部204で用いられるゲイン量である。
一方、ステップS402における第2のNR強度制御は、ゲイン処理部204および補助ゲイン処理部208の両ゲイン処理によるゲイン量が、第2の閾値よりも大きい場合に、NR処理の強度を上げるような制御である。ここで第2の閾値は、第1の閾値よりも大きい値である。言い換えると第2のNR強度制御は、ゲイン処理部204と補助ゲイン処理部208の両ゲイン処理によるゲイン量が、第1の閾値より大きく第2の閾値以下である場合にはNR処理の強度を上げない制御である。すなわち第2のNR強度制御は、補助ゲイン処理が行われる場合にはNR処理の強度を上げない制御である。このように、ステップS402の処理に進んだ場合、つまり補助ゲイン処理部208で補助ゲイン処理が行われる場合、NR制御部205は、NR処理部206に対してNR処理の強度を上げないようなNR強度制御を行う。なお、ステップS402では、第1の閾値を用いず、補助ゲイン処理で使用可能な補助ゲイン量に対して予め設定した第2の閾値のみを比較に用いてもよい。また、第2のNR強度制御は、補助ゲイン処理が行われる場合にNR強度を上げない制御であるが、この他に、ND104の応答速度を補うための補助ゲイン量に応じてはNR強度を上げない、という制御でもよい。あるいは、第2のNR強度制御は、ゲイン処理部204および補助ゲイン処理部208の両ゲイン処理によるゲイン量が、第1の閾値よりも大きい場合に、第1のNR強度制御よりもNR処理の強度を下げるように制限する、という制御でもよい。あるいは、第1のNR強度制御と第2のNR強度制御が、いずれもゲイン量に応じてNR処理の強さを変更するものであって、ゲイン量が同じであれば、第2のNR強度制御は、第1のNR強度制御よりも、NR処理の強度を下げるように制限するものであってもよい。本実施形態では、特にそれら制御内容については限定しない。これらステップS403またはステップS402の後、NR制御部205は、ステップS404の処理を進める。
ステップS404に進むと、NR制御部205は、NR処理部206を制御して、ステップS402で選択された第2のNR強度制御、またはステップS403で選択された第1のNR強度制御に基づくNR処理を行わせる。
本実施形態の画像処理部24は、前述のようなNR対応処理が行われることで、露出制御の応答速度を補う補助ゲインを使用しているか否かによってNR強度制御を分けることができる。そして、画像処理部24は、露出制御の応答速度を補助ゲインで補っている場合には、NR強度を上がり難くする制御が行われる。これにより、第2の実施形態によれば、ユーザが意図しないNR処理による影響を受けて画質に変化が生じてしまうことを防ぐことができる。なお、本実施形態ではステップS401において補助ゲイン処理が行われるか否かを判定したが、補助ゲイン量が小さければ、画質変化の影響も小さいと考えられる。そこで、ステップS401において、補助ゲイン量が予め定めた基準値以上であればステップS402に進み、補助ゲイン量が基準値未満、あるいは、補助ゲイン処理が行われない場合にステップS403に進むようにしてもよい。このときの基準値は、第1のNR強度制御をした場合に、画質変化が気になると推定されるゲイン量に基づいて設定すればよい。
<第2の実施形態>
前述の第1の実施形態では、露出制御の応答速度を補うための補助ゲインを使用しているかどうかによって、NR強度制御を切り換える例を挙げた。
しかしながら、画像やユーザ動作によっては、NR処理による画質への影響よりも、S/Nの低下がユーザにとって気になる場合がある。例えば動画の映像をユーザが観ている場合に、動画のフレーム間で画像のボケが多少増加したり、ノイズの粒状感が多少変化したりしたとしても、ユーザは、そのような変化をあまり感じないことがある。また例えば、カメラ100においてズーミングやパンニングなどが行われた場合も、フレーム間で画像のボケが増加したり、ノイズの粒状感が変化したりしたとしても、ユーザは、それらを感じ難い。それよりも、例えば動画映像において全体的にノイズが増加したような場合に、その全体的に増加したノイズによるS/Nの低下が、ユーザから見て目立つことがある。また、S/Nの低下がユーザにとって気になる例として、例えばマニュアル操作でユーザが露出を変更した場合が挙げられる。マニュアル操作でユーザが露出を変更した場合、露出変化の変化量が大きくなることが多く、そのためノイズの量も多くなってS/Nの低下が目立ち易くなる。また、マニュアル操作の場合、ユーザが意図して露出を変更しており、ユーザは映像の露出変化を注視するため、その映像のS/N低下に気づき易い。
第2の実施形態はこのような場合への対応例である。第2の実施形態におけるカメラ100の構成は基本的には前述した第1の実施形態の構成と同様であるため、図示を説明は省略する。
第2の実施形態の場合、画像処理部24のNR制御部205は、前述の第1の実施形態で説明した機能に加え、画像信号のフレーム間の変化量を測定する変化測定機能をも有している。第2の実施形態の場合、NR制御部205には、画像信号も入力されるとする。
以下、前述したNR対応処理が行われる場合において、第2の実施形態のNR制御部205が有する変化測定機能について図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお図6のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同じ処理ステップには図4と同一の参照符号を付してそれらの説明は省略する。
まずステップS601において、NR制御部205は、画像信号がフレーム間で大きく変化したかを判定する。例えば、NR制御部205は、フレーム間で測定した変化量が所定の閾値以上である場合、前述したステップS403の第1のNR強度制御を選択する。一方、変化量が所定の閾値未満である場合、NR制御部205の処理は、前述したステップS401に進む。ステップS401以降の処理は、前述の第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
このように、第2の実施形態のNR制御部205は、フレーム間で画像の変化量を測定し、その変化量が大きいかどうかの判定結果に基づいて、第1の実施形態で説明したNR対応処理へ進むか、あるいは第1のNR強度制御に進むかを決定している。すなわち、第2の実施形態では、画像信号のレベルを基に目標露出値が設定される場合と、ユーザ指示などの外部からの指示を基に目標露出値が設定される場合とで、NR処理の強度の制御が切り替えられる。本実施形態の場合、例えば全体的にノイズが増加する場合や、マニュアル操作により露出の調整が行われるような場合に、第1のNR強度制御が行われることで、全体的にノイズが増加することを防ぐことができるようになる。
以上、本発明の係る実施形態について詳述してきたが、本発明は前述した実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。前述した実施形態は、撮像装置(カメラ100)の画像処理部24が、前述した露出制御、ゲイン制御、およびNR制御の構成を有している例を示したが、それらは画像処理部24とは別に設けられていてもよいし、また撮像装置とは別に設けられてもよい。
前述した各実施形態の各機能やフローチャートの処理は、ハードウェア構成のみで実現されてもよいし、CPU等がプログラムを実行することによるソフトウェア構成により実現されてもよい。また、一部がハードウェア構成で残りがソフトウェア構成により実現されてもよい。このソフトウェア構成のためのプログラムは、予め用意されている場合だけでなく、不図示の外部メモリ等の記録媒体から取得されたり、不図示のネットワーク等を介して取得されたりしてもよい。
また前述の実施形態では、ビデオカメラへの適用例を挙げたが、動画撮影が可能なデジタルカメラ、監視カメラ、工業用カメラ、車載カメラ、医療用カメラ、動画撮影機能を備えたスマートフォン、タブレット端末などにも適用可能である。
本発明に係る信号処理における1以上の機能を実現するプログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給可能であり、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサにより読また出し実行されることで実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
前述の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明は、その技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
24:画像処理部、50:システム制御部、100:デジタルビデオカメラ、201:評価値算出部、202:目標露出算出部、203:露出制御部、204:ゲイン処理部、205:NR制御部、206:NR処理部、207:補助ゲイン算出部、208:補助ゲイン処理部

Claims (14)

  1. 露出制御を行う露出制御手段と、
    画像信号に対してゲイン処理を行うゲイン処理手段と、
    前記画像信号に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、
    前記画像信号に対する前記ノイズ低減処理の強度を制御する強度制御手段と、を有し、
    前記露出制御手段による前記露出制御は、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理の制御を含み、前記制御される前記ゲイン処理には前記露出制御の応答速度を補うためのゲイン処理が含まれ、
    前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う状態であるか否か、および、前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量の、少なくともいずれかに応じて、前記ノイズ低減処理の強度の制御を切り替えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御の状態である場合には、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御の状態でない場合よりも、前記ノイズ低減処理の強度を制限することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記強度制御手段は、
    前記応答速度を補うためのゲイン処理を行わない状態の場合、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が第1の閾値以下であれば、前記ノイズ低減処理の強度を第1の強度とし、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第1の閾値より大きければ、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度よりも上げる制御を行い、
    前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う状態の場合、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であれば、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度とし、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第2の閾値より大きければ、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度よりも上げる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御に使用するゲイン量が基準値以上である場合には、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御に使用するゲイン量が前記基準値未満である場合よりも、前記ノイズ低減処理の強度を制限することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記強度制御手段は、
    前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量が前記基準値未満である場合、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が第1の閾値以下であれば、前記ノイズ低減処理の強度を第1の強度とし、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第1の閾値より大きければ、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度よりも上げる制御を行い、
    前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量が前記基準値以上である場合、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であれば、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度とし、前記ゲイン処理手段による前記ゲイン処理で使用されるゲイン量が前記第2の閾値より大きければ、前記ノイズ低減処理の強度を前記第1の強度よりも上げる制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記強度制御手段は、前記露出制御手段が前記ゲイン処理の制御に使用するゲイン量を基に前記ノイズ低減処理の強度の制御を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御の状態である場合には、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う制御の状態でない場合よりも、前記露出制御手段が前記ゲイン処理の制御に使用するゲイン量に対する前記ノイズ低減処理の強度を下げることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記強度制御手段は、前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量が基準値以上である場合には、前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量が基準値未満である場合よりも、前記露出制御手段が前記ゲイン処理の制御に使用するゲイン量に対する前記ノイズ低減処理の強度を下げることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記露出制御手段は、
    前記画像信号のレベルまたは外部からの指示を基に目標露出値を設定し、
    前記目標露出値に応じて、前記露出制御に用いる露出パラメータを制御し、
    前記露出パラメータには、前記画像信号に対するゲイン処理で用いるゲイン量を示すパラメータが含まれることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記強度制御手段は、前記露出制御手段において前記画像信号のレベルを基に前記目標露出値が設定される場合と、前記外部からの指示を基に前記目標露出値が設定される場合とで、前記ノイズ低減処理の強度の制御の切り替えを行うか行わないかを更に切り替えることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 透過光量を変更可能な光学フィルタを有し、
    前記露出制御手段が行う前記露出制御は、前記光学フィルタを透過する光量の制御を含み、前記光学フィルタを透過する光量の制御を行う場合に、前記露出制御の応答速度を補うためのゲイン処理も行われることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記強度制御手段は、前記画像信号のレベルの変化が所定の閾値より大きい場合には、前記ノイズ低減処理の強度の制御の切り替えを行わないことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 露出制御を行う露出制御工程と、
    画像信号に対してゲイン処理を行うゲイン処理工程と、
    前記画像信号に対してノイズ低減処理を行うノイズ低減工程と、
    前記画像信号に対する前記ノイズ低減処理の強度を制御する強度制御工程と、を有し、
    前記露出制御工程による前記露出制御は、前記ゲイン処理工程による前記ゲイン処理の制御を含み、前記制御される前記ゲイン処理には前記露出制御の応答速度を補うためのゲイン処理が含まれ、
    前記強度制御工程では、前記応答速度を補うためのゲイン処理を行う状態であるか否か、および、前記応答速度を補うためのゲイン処理の制御に使用するゲイン量の、少なくともいずれかに応じて、前記ノイズ低減処理の強度の制御を切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  14. 撮像装置が有するコンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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