JP2021128205A - 撮像制御装置、撮像制御装置の制御方法 - Google Patents

撮像制御装置、撮像制御装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作ボタンが搭載されているレンズが装着される撮像制御装置において、誤動作を抑制する。【解決手段】レンズ周辺にある、前記レンズの中心からみて所定方向を含む少なくとも3方向にある複数のボタンへの操作を検出可能な検出手段と、前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンへの操作がされても、所定の条件を満たさない場合には、前記所定方向にあるボタンに割り当てられている所定の処理を実行せず、前記所定の条件を満たす場合には、前記所定の処理を実行し、前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンと異なるボタンへの操作がされると、前記所定の条件を満たしている場合も前記所定の条件を満たしていない場合も、当該ボタンに割り当てられている機能を実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像制御装置、撮像制御装置の制御方法に関し、特に撮像制御装置に装着されるレンズの操作ボタンの制御に関する。
従来、撮像装置には、装着されるレンズに操作ボタンが搭載されている機種が存在する。特許文献1には、レンズに操作ボタンと操作リングとが搭載されている撮像装置が開示されている。
特開2019−70777号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示されているような従来の撮像装置では、レンズに搭載されている操作ボタンが意図せずに押下され、この操作ボタンに割り当てられた機能が誤って動作してしまうことがある。
本発明は、操作ボタンが搭載されているレンズが装着される撮像制御装置において、誤動作を抑制することを目的とする。
本発明の撮像制御装置は、レンズ周辺にある、前記レンズの中心からみて所定方向を含む少なくとも3方向にある複数のボタンへの操作を検出可能な検出手段と、前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンへの操作がされても、所定の条件を満たさない場合には、前記所定方向にあるボタンに割り当てられている所定の処理を実行せず、前記所定の条件を満たす場合には、前記所定の処理を実行し、前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンと異なるボタンへの操作がされると、前記所定の条件を満たしている場合も前記所定の条件を満たしていない場合も、当該ボタンに割り当てられている機能を実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作ボタンが搭載されているレンズが装着される撮像制御装置において、誤動作を抑制することができる。
本実施形態に係るデジタルカメラの構成を示す外観図である。 本実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るレンズ鏡筒の一例を示す図である。 本実施形態に係るデジタルカメラに表示される画面例を示す図である。 本実施形態に係るデジタルカメラが実行する処理を示すフロー図である。 本実施形態に係るボタン操作無効ガイドの表示例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(デジタルカメラ100の構成)
図1(a)及び図1(b)に、本実施形態の撮像制御装置の一例としてデジタルカメラ100の外観図を示す。このデジタルカメラ100には、レンズ鏡筒150(図3(a)及び図3(b))を装着可能である。以下、レンズ鏡筒150がデジタルカメラ100に装着された状態で、レンズ鏡筒150の光軸に沿う方向(図1(a)のZ方向)を前後方向とし、被写体側を前方と表現し、被写体側とは反対側を後方と表現する。また前後方向に垂直な平面において、被写体側から見て右側を右と表現し、被写体側から見て左側を左と表現する。更に前後方向に垂直な平面において、鉛直上側を上と表現し、鉛直下側を下と表現する。前から後ろに向かう方向が図1(a)のZ方向に一致し、左から右に向かう方向が図1(a)のX方向に一致し、下から上に向かう方向が図1(a)のY方向に一致する。
図1(a)はデジタルカメラ100の前方向からの斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の後方向からの斜視図である。以下、デジタルカメラ100の各構成部について説明する。
表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は外部機器とデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞り等の設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は選択枠の移動や画像送り等を行う回転操作部材である。十字キー74は上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーである。十字キー74の押された部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、主に選択項目の決定等に用いられる押しボタンである。
LVボタン76は、ライブビュー(以下、LVと表記)のONとOFFを切り替えるボタンである。LVボタン76は、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのLV表示において拡大モードのON、OFFの切り替え、及び拡大モードにおいて拡大率の変更を行うためのボタンである。また、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるために用いられる。縮小ボタン78は、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるためのボタンである。撮影モード中に再生ボタン79が押下されると再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像が表示部28に表示される。
メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79は、図2の操作部70に含まれる。クイックリターンミラー12は、システム制御部50(図2)から指示されて、アクチュエータ(不図示)によりアップダウンされる。通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ鏡筒150と通信を行うための通信端子である。ファインダー16はフォーカシングスクリーン13(図2)を観察するための用いられる覗き込み型の接眼ファインダーである。ユーザはフォーカシングスクリーン13(図2)を観察することで、レンズ鏡筒150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行う。蓋202は記録媒体200(図2)を格納するためのスロット(不図示)の蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、図1と同じ構成部については同じ符号を付して、再度の説明を省略する。
まず、デジタルカメラ100に装着されるレンズ鏡筒150について説明する。レンズ鏡筒150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して一枚のレンズのみで示している。本実施形態においてレンズ103周辺とは、レンズ鏡筒150の外周を意味する。通信端子6はレンズ鏡筒150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子である。レンズ鏡筒150は、この通信端子6とデジタルカメラ100側の通信端子10を介してシステム制御部50と通信する。これにより、内部のレンズシステム制御部4が、絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF(オートフォーカス)駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
また、レンズ鏡筒150は、レンズ鏡筒150の外周に設けられたレンズリング7(図3(a))の回転操作を検知するレンズリング回転検知部7と、レンズ鏡筒150の外周に設けられたレンズボタン8(図3)の押下操作を検知するレンズボタン押下検知部8とを有する。レンズリング回転検知部7の検知結果(操作量)及びレンズボタン押下検知部8の検知結果は、レンズシステム制御部4の制御下で、通信端子6,10を介して、システム制御部50に出力される。システム制御部50がレンズリング7、レンズボタン8への操作を検出可能な検出手段として機能する。
次に、デジタルカメラ100について説明する。通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ鏡筒150側と通信を行うための通信端子である。AE(自動露出)センサー17は、レンズ鏡筒150、クイックリターンミラー12を介し、ピント板13上に結像した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、クイックリターンミラー12及びサブミラー(不図示)を介して入射する像を撮像し、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力するための位相差検出方式のAF(オートフォーカス)センサーである。システム制御部50はデフォーカス量情報に基づいてレンズ鏡筒150を制御し、位相差AF処理を行う。AFの方法は、位相差AF処理で行う他に、コントラストAF処理で行ってもよい。また、焦点検出部11を用いずに、撮像部22の撮像面で検出されたデフォーカス量に基づいてAF処理を行ってもよい(撮像面位相差AF処理)。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12と表記)は、露光、LV撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、アクチュエータ(不図示)によりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダー16側と撮像部22側とに切り替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダー16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やLV表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射する。
ペンタプリズム14はファインダー16側に反射された光束をファインダー16へと導く。これによりユーザはフォーカシングスクリーン13上に結像した像を観察することが可能になる。シャッター101は、システム制御部50によって撮像部22の露光時間が自由に制御されるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子であり、レンズ鏡筒150を通して撮像面上に結像された被写体像を光電変換して電気信号として出力する。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23によってデジタル信号に変化された画像データ、又はメモリ制御部15からの画像データに対して、フィルター処理、色変換処理、ガンマー/ニー処理等を行い、メモリ制御部15に出力する。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50がTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号がD/A変換器19においてアナログ変換され、表示部28に逐次転送して表示される。これにより、表示部28が電子ビューファインダーとして機能し、システム制御部50の制御下でスルー画像表示(LV表示)が行われる。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50が、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理が実現される。システムメモリ52はRAMであり、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等が展開される。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測するための計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)等がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60を用いることで、動画記録モード等の各種のモードがメニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。或いは、モード切替スイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後で、他の操作部材を用いて、動作モード等の各種のモードがメニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに切り替えられるようにしてもよい。動画記録モードと同様にして、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、デジタルカメラ100に各種機能を実行させるための各種機能ボタンとして機能する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79が含まれる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線又は有線ケーブルによって接続し、システム制御部50の制御下で外部機器に対して映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また外部機器から画像データやその他の各種情報を受信可能である。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサー等を用いることができる。姿勢検知部55は、検知結果をシステム制御部50に出力する。システム制御部50は、姿勢検知部55からの検知結果に基づいて、デジタルカメラ100が横に構えられた状態(正位置)であるか、デジタルカメラ100が回転されて縦に構えられた状態であるかを判別する。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態のデジタルカメラ100に装着されるレンズ鏡筒150の一例を示す図である。図3(a)はレンズ鏡筒150の右方からの模式図であり、図3(b)はレンズ鏡筒150の前方からの模式図である。レンズ鏡筒150には、レンズ鏡筒150の操作部材として、レンズリング7とレンズボタン8とが設けられている。レンズリング7がリングに相当し、レンズボタン8がボタンに相当する。またレンズ鏡筒150の後端部には、デジタルカメラ100と連結するための連結部151が設けられる。連結部151の下方向には、デジタルカメラ100側と通信するための通信端子6が設けられる。
レンズリング7は、レンズ鏡筒150の外周に沿うように設けられ、レンズ鏡筒150の軸中心に回転可能な回転部材である。レンズリング7は、レンズ鏡筒150の軸方向(Z方向)に沿って配置される、3つのレンズリング7a,7b,7cを含む。なおレンズリング7は3つに限られず、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
レンズボタン8は、レンズ鏡筒150の外周に設けられ、押下可能な部材である。レンズボタン8は、レンズ103の中心からみて複数方向に配置される、4つのレンズボタン8a,8b,8c,8dを含む。なおレンズボタン8は4つに限られず、1つであってもよく、4つ以上であってもよい。図3(b)に示すように、レンズボタン8a,8b,8c,8dは、被写体側からのレンズ鏡筒150の正面視にて、上下左右の4方向のそれぞれに配置される。上方向(+Y方向)にレンズボタン8a配置され、下方向(−Y方向)にレンズボタン8cが配置される。また右方向(+X方向)にレンズボタン8bが配置され、左方向にレンズボタン8d(−X方向)が配置される。本実施形態において下方向にあるボタンが、所定方向にあるボタンに相当する。
レンズリング7a,7b,7c、レンズボタン8(8a,8b,8c,8d)は、前方から後方に向かって、レンズリング7a、レンズボタン8(8a,8b,8c,8d)、レンズリング7b、レンズリング7cの順で配置されている。レンズ鏡筒150の操作部材(レンズリング7とレンズボタン8)の配置位置を表す配置情報は、レンズシステム制御部4の制御下で、通信端子6,10を介してシステム制御部50に出力される。配置情報とは、レンズ鏡筒150の外周に、レンズリング7、レンズボタン8がどのように配置されているかを示す情報である。
これらのレンズ鏡筒150の操作部材には、表示部28に表示されるレンズ操作カスタイズ画面401(図4(a))やレンズリング機能割当画面402(図4(b))を選択操作することにより、場面ごとに適宜機能を割り当てることが可能である。これにより、レンズ鏡筒150の操作部材が、システム制御部50に各種の動作指示を行うための操作手段として機能する。
図4は、デジタルカメラ100の表示部28に表示される画面例を示す図である。
図4(a)は、レンズ操作カスタイズ画面401の画面例を示す図である。レンズ操作カスタイズ画面401には、機能を割り当て可能なレンズ鏡筒150の操作部材として、レンズリング7a、レンズリング7b、レンズリング7c、レンズボタン(上)、レンズボタン(下)、レンズボタン(左)、レンズボタン(右)が選択可能に表示される。なお、レンズボタン(上)、レンズボタン(下)、レンズボタン(左)、レンズボタン(右)はそれぞれ、図3(b)のレンズボタン8a、レンズボタン8c、レンズボタン8d、レンズボタン8bに対応する。
レンズ操作カスタイズ画面401においてレンズリング7a,7b,7cのうちの何れかが選択されると、システム制御部50は、レンズリング7a,7b,7cに割り当てる機能を選択するための設定画面であるレンズリング機能割当画面402(図4(b))を表示部28に表示する。
また、レンズ操作カスタイズ画面401においてレンズボタン(上),(下),(左),(右)のうちの何れかが選択されると、システム制御部50は、レンズボタン(上),(下),(左),(右)に割り当てる機能を選択するための設定画面であるレンズボタン機能割当画面403(図4(c))を表示部28に表示する。
図4(b)は、レンズリング機能割当画面402の画面例を示す図である。レンズリング機能割当画面402には、レンズリング7a,7b,7cに割り当て可能な機能として、焦点距離、ピント位置、Tv(シャッタースピード)、Av(絞り数値)、ISO(ISO感度)、露出補正等の撮影に関する項目が選択可能に表示される。レンズリング機能割当画面402において何れかの項目が選択されると、システム制御部50は、選択された項目をレンズ操作カスタイズ画面401において選択されたレンズリング7a,7b,7cに関連付けてシステムメモリ52に記憶する。これにより、レンズリング7a,7b,7cのそれぞれに対して所定の項目の設定値を変更する機能を割り当てることができる。また、レンズリング機能割当画面402には無効ボタンが表示される。この無効ボタンが選択されると、システム制御部50は、レンズ操作カスタイズ画面401において選択されたレンズリング7a,7b,7cに割り当てられている機能を無効にする。
図4(c)は、レンズボタン機能割当画面403の画面例を示す図である。レンズボタン機能割当画面403には、レンズボタン(上),(下),(左),(右)に割り当て可能な機能として、AF停止、測光・AF開始、AEロック、ワンショットとAIサーボの相互切替、手ブレ補正機能作動等の撮影に関する項目が選択可能に表示される。レンズボタン機能割当画面403において何れかの項目が選択されると、システム制御部50は、選択された項目をレンズ操作カスタイズ画面401において選択されたレンズボタン(上),(下),(左),(右)に関連付けてシステムメモリ52に記憶する。これにより、レンズボタン(上),(下),(左),(右)のそれぞれに所定の項目の処理を動作させる機能を割り当てることができる。また、レンズリング機能割当画面402には無効ボタンが表示されている。この無効ボタンが選択されると、システム制御部50は、レンズ操作カスタイズ画面401において選択されたレンズボタン(上),(下),(左),(右)に割り当てられている機能を無効にする。
図4(d)は、所定方向にあるレンズボタン8の誤操作を防止するためのガイド表示404の一例である。レンズボタン(下)は、デジタルカメラ100が横に構えられた状態で、レンズリング7(特に、レンズボタン8よりも前方に配置されるレンズリング7a)を操作する際に、意図せずに操作されてしてしまう可能性が高い。そこで、図4(a)のレンズ操作カスタイズ画面401が表示された状態で、レンズボタン(下)が選択された場合、システム制御部50は、表示部28にガイド表示404を表示する。ガイド表示404には、意図しない押下操作に対して注意喚起するメッセージが表示される。
次に、本実施形態のデジタルカメラ100によって実行される処理の一例について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行し、各機能ブロックを制御することにより実現される。以下、図5のフローチャートを用いて、レンズ鏡筒150のレンズボタン8が操作された場合の動作制御を含むレンズボタン操作処理について説明する。
S501では、システム制御部50は、機能を割り当てる操作部材として、レンズ鏡筒150のレンズリング7が選択されたか否かを判定する。具体的には、システム制御部50は、ユーザ操作に応じて、レンズ操作カスタイズ画面401(図4(a))を表示部28に表示する。そして、レンズ操作カスタイズ画面401において、レンズリング7a、レンズリング7b、レンズリング7cのうちの何れかが選択されたか否かを判定する。システム制御部50が、レンズリング7が選択されたと判定した場合、処理はS502に進む。システム制御部50が、レンズリング7が選択されていないと判定した場合、処理はS503に進む。
S502では、システム制御部50は、レンズリング機能割当画面402(図4(b))を表示部28に表示し、レンズリング機能割当画面402において機能の選択を受け付ける。そして、選択された機能をS501で選択されたレンズリング7に関連付けてシステムメモリ52に記憶する。レンズリング7はユーザがデジタルカメラ100を構えた状態で操作可能な位置にある。そのため、わざわざデジタルカメラ100を持ち替えなくても、レンズリング7を回転することで、設定値を変更することが可能である。
S503では、システム制御部50は、機能を割り当てる操作部材として、レンズ鏡筒150のレンズボタン8が選択されたか否かを判定する。具体的には、表示部28に表示されたレンズ操作カスタイズ画面401(図4(a))において、レンズボタン(上),(下),(左),(右)の何れかが選択されたか否かを判定する。システム制御部50が、レンズボタン8が選択されたと判定した場合、処理はS504に進む。システム制御部50が、レンズボタン8が選択されていないと判定した場合、処理はS507に進む。
S504では、システム制御部50は、S503で選択されたレンズボタン8が、所定方向にあるレンズボタン8であるか否かを判定する。システム制御部50が所定方向にあるレンズボタン8であると判定した場合、処理はS505に進む。システム制御部50が所定方向にあるレンズボタン8ではないと判定した場合、処理はS506に進む。所定方向にあるレンズボタン8とは、ユーザがレンズリング7を操作する際に、意図せず操作しやすい、下方向にあるレンズボタン8や、レンズリング7よりも連結部151に近い位置にあるレンズボタン8である。
S505では、システム制御部50は、ガイド表示404(図4(d))を表示部28に表示する。これにより、選択したレンズボタン8が誤操作されやすいことが、ユーザに認識される。なお、ガイド表示404とともに、又はガイド表示404に代えて、選択したレンズボタン8に対して機能を割り当てることが推奨されていないことを示すメッセージが表示されてもよい。
S506では、システム制御部50は、レンズボタン機能割当画面403(図4(c))を表示部28に表示し、レンズボタン機能割当画面403において機能の選択を受け付ける。そして、選択された機能をS503で選択されたレンズボタン8に関連付けてシステムメモリ52に記憶する。レンズボタン8もレンズリング7と同様に、ユーザがデジタルカメラ100を構えた状態で操作可能な位置にある。そのため、ユーザはカメラを構えた状態においてわざわざカメラを持ち替えなくても、レンズボタン8を押下することで、所定の動作指示が可能となる。
S507では、システム制御部50は、姿勢検知部55によってデジタルカメラ100の姿勢に検知し、姿勢に応じた向き情報をメモリ32に記憶する。
S508では、システム制御部50は、レンズ鏡筒150が装着されているか否かを判定する。具体的には、通信端子6,10と通信することで、レンズ鏡筒150が装着されているか否かを検出する。システム制御部50がレンズ鏡筒150が装着されていると判定した場合、処理はS509に進む。システム制御部50がレンズ鏡筒150が装着されていないと判定した場合、処理はS527に進む。
S509では、システム制御部50は、レンズ鏡筒150の操作部材(レンズリング7、レンズボタン8)の配置情報を通信端子6,10経由で取得し、メモリ32に記憶する。レンズ鏡筒150の操作部材(レンズリング7、レンズボタン8)の配置情報は、レンズ鏡筒150の外周に、レンズリング7、レンズボタン8がどのように配置されているかを示す。
S510では、システム制御部50は、姿勢検知部55によってデジタルカメラ100の姿勢に検知し、検知結果とS507でメモリ32に記憶された向き情報とを比較して、デジタルカメラ100の姿勢に変化があったか否かを判定する。システム制御部50が姿勢に変化があったと判定した場合、処理はS511に進む。システム制御部50が姿勢に変化がなかったと判定した場合、処理はS512に進む。
S511では、システム制御部50は、S510で得られた検知結果に基づいて、メモリ32に記憶される向き情報を更新する。
S512では、システム制御部50は、シャッターボタン61の半押しにより、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生し、撮影準備指示が行われたか否かを判定する。システム制御部50が撮影準備指示が行われたと判定した場合、処理はS513に進む。システム制御部50が撮影準備指示が行われていないと判定した場合、処理はS516に進む。
S513では、システム制御部50は、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を行う。
S514では、システム制御部50は、シャッターボタン61の全押しにより、第2シャッタースイッチ信号SW2が発生し、撮影指示が行われたか否かを判定する。システム制御部50が撮影指示が行われたと判定した場合、処理はS515に進む。システム制御部50が撮影指示が行われていないと判定した場合、処理はS516に進む。
S515では、システム制御部50は、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を行う。
S516では、システム制御部50は、通信端子6,10を介して、レンズ鏡筒150のレンズリング7が操作されたか否かを判定する。システム制御部50がレンズリング7が操作されたと判定した場合、処理はS517に進む。システム制御部50がレンズリング7が操作されていないと判定した場合、処理はS518に進む。
S517では、システム制御部50は、レンズリング7の操作量に応じて、S502でシステムメモリ52に記録されている機能を実行する。具体的には、システム制御部50が、レンズリング回転検知部7から出力された操作量に応じて、S502で割り当てられた機能に対応する設定処理を実行する。
S518では、システム制御部50は、通信端子6,10を介して、レンズ鏡筒150のレンズボタン8が操作されたか否かを判定する。システム制御部50がレンズボタン8が操作されたと判定した場合は、処理はS519に進む。システム制御部50がレンズボタン8が操作されていないと判定した場合、処理はS527に進む。
S519では、システム制御部50は、レンズ鏡筒150のレンズボタン8が操作されたタイミングが、S516でレンズリング7が操作されたと判定されたことを起点に開始する所定時間内であるか否かを判定する。システム制御部50がレンズボタン8が操作されたタイミングが、レンズリング7が所定時間内であると判定した場合、処理はS520に進む。システム制御部50がレンズボタン8が操作されたタイミングが、所定時間外であると判定した場合、処理はS526に進む。
ここで、レンズリング7が操作されたと判定されたことを起点に開始する所定時間とは、例えば、レンズリング7が操作されている時間、レンズリング7が操作されてからの一定時間、レンズリング7が操作されてから撮影準備指示されるまでの時間、レンズリング7が操作されてから撮影指示されるまでの時間等を意味する。
また、レンズボタン8が操作されたタイミングが、レンズリング7が操作されたと判定されたことを起点に開始する所定時間外であることが、本実施形態の所定の条件に相当する。なお、所定の条件は、レンズボタン8が操作されたタイミングに関連する条件であれば、他の条件でもよい。
S520では、システム制御部50は、S509で取得した操作部材(レンズリング7、レンズボタン8)の配置情報に基づいて、S518で操作されたレンズボタン8が、下方向にあるレンズボタン8であるか否かを判定する。システム制御部50が下方向にあるレンズボタン8であると判定した場合、処理はS521に進む。システム制御部50が下方向にあるレンズボタン8ではないと判定した場合、処理はS526に進む。
ここで下方向にあるレンズボタン8とは、ボタン操作時の重力方向のレンズボタン8であってもよいし、正位置でのレンズの下方向にあるレンズボタン8(レンズボタン8c)であってもよい。なお、ボタン操作時の重力方向のレンズボタン8である場合は、システム制御部50は、メモリ32に記憶される向き情報に基づいて、該当するレンズボタン8を決定する。具体的には、デジタルカメラ100が横に構えられた状態の向きであれば、レンズボタン8cが該当し、デジタルカメラ100が縦に構えられた状態の向きであれば、レンズボタン8b又は8dが該当する。
S521では、システム制御部50は、S509で取得した操作部材(レンズリング7、レンズボタン8)の配置情報に基づいて、S518で操作されたレンズボタン8が、S516で操作されたレンズリング7の配置位置より後方に配置されるか(レンズリング7の配置位置より連結部151に近い位置に配置されるか)否かを判定する。システム制御部50がレンズリング7の配置位置より後方に配置されると判定した場合、処理はS522に進む。システム制御部50がレンズリング7の配置位置より前方に配置されると判定した場合、処理はS526に進む。レンズ鏡筒150をユーザが手で保持しながら、レンズリング7を操作する際、操作したレンズリング7よりも後方のレンズボタン8を意図せず操作してしまう可能性が高い。そのため、操作されたレンズリング7よりも後方のレンズボタン8が操作された場合、デジタルカメラ100は、操作されたレンズボタン8に割り当てられた機能を動作させない。
S522では、システム制御部50は、S518で操作されたレンズボタン8にのみ機能が割り当てられているか否かを判定する。システム制御部50が、S518で操作されたレンズボタン8にのみ機能が割り当てられていると判定した場合、処理はS526に進む。システム制御部50が、S518で操作されたレンズボタン8とは異なるレンズボタン8に対しても機能が割り当てられていると判定した場合、処理はS523に進む。レンズ鏡筒150に配置される複数のレンズボタン8のうち、操作されたレンズボタン8にのみ機能が割り当てられている場合、そのボタンを使用したいというユーザの強い意志があるため、デジタルカメラ100は、操作されたレンズボタン8に割り当てられた機能を動作させる。
S523では、システム制御部50は、S518で操作されたレンズボタン8が押下された時間が、予め決められた時間よりも長いか(S518で操作されたレンズボタン8が長押しされたか)否かを判定する。システム制御部50が予め決められた時間よりも長いと判定した場合、処理はS524に進む。システム制御部50が予め決められた時間よりも短いと判定した場合、処理はS526に進む。レンズボタン8が長押しされている場合は、ユーザが意図せず操作している可能性が高いため、デジタルカメラ100は、操作されたレンズボタン8に割り当てられた機能を動作させない。
S524では、システム制御部50は、レンズボタン8が押下された回数が、デジタルカメラ100の起動後や撮影指示後、2回目以降であるか否かを判定する。システム制御部50が2回目以降であると判定した場合は、処理はS526に進む。システム制御部50が1回目であると判定した場合、処理はS525に進む。ユーザがレンズボタン8を所定時間内に複数回操作している場合は、意図して操作している可能性が高いため、デジタルカメラ100は、操作されたレンズボタン8に割り当てられた機能を動作させる。
S525では、システム制御部50は、レンズボタン8の操作が無効であることを警告するためのボタン操作無効ガイド601を表示部28に表示する。図6は、ボタン操作無効ガイド601の一例である。ボタン操作無効ガイド601には、レンズリング7の操作中はレンズボタン8の操作が無効になることを通知するメッセージ602が表示される。ボタン操作無効ガイド601が警告ガイドに相当する。
S526では、システム制御部50は、S518で操作されたレンズボタン8の操作に応じて、S506でシステムメモリ52に記録された機能に対応する所定の処理を実行する。以上のようにして、システム制御部50は、所定方向にあるレンズボタン8への操作がされた場合、所定の条件を満たさない場合に所定の処理を実行せず、所定の条件を満たす場合には所定の処理を実行するように制御する。システム制御部50が、制御手段に相当する。
S527では、システム制御部50は、デジタルカメラ100の電源がOFFにされたか否かを判定する。システム制御部50がデジタルカメラ100の電源がOFFにされたと判定した場合、一連のレンズボタン操作処理が終了する。システム制御部50がデジタルカメラ100の電源がOFFにされていないと判定した場合、処理はS501に戻る。
以上説明した本実施形態のデジタルカメラ100によれば、レンズ鏡筒150のレンズボタン8を意図せず押下された可能性が高い場合には、押下されたレンズボタン8に割り当てられた機能が動作しない。これにより、レンズボタン8の誤動作を抑制することができる。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、レンズボタン8に機能を割り当て可能な撮像制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明はレンズボタン8を実装可能な携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ファインダーを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー等に適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
100:デジタルカメラ、7(7a,7b,7c):レンズリング(リングに相当)、8(8a,8b,8c,8d):レンズボタン(ボタンに相当)、50:システム制御部、150:レンズ鏡筒

Claims (17)

  1. レンズ周辺にある、前記レンズの中心からみて所定方向を含む少なくとも3方向にある複数のボタンへの操作を検出可能な検出手段と、
    前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンへの操作がされても、所定の条件を満たさない場合には、前記所定方向にあるボタンに割り当てられている所定の処理を実行せず、前記所定の条件を満たす場合には、前記所定の処理を実行し、
    前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンと異なるボタンへの操作がされると、前記所定の条件を満たしている場合も前記所定の条件を満たしていない場合も、当該ボタンに割り当てられている機能を実行するように制御する制御手段を有することを特徴とする撮像制御装置。
  2. 前記所定方向が、前記レンズの中心よりも下方向であることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記検出手段は、前記レンズ周辺にある、前記レンズの中心に回転可能なリングへの操作を検出可能であって、
    前記所定の条件が、前記所定方向にあるボタンへの操作がされたタイミングが前記リングへの操作がされたことを起点に開始する所定時間外であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記所定時間が、前記リングが操作されている時間、前記リングが操作されてからの一定時間、前記リングが操作されてから撮影準備指示されるまでの時間、前記リングが操作されてから撮影指示されるまでの時間のうちの少なくとも何れか1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定方向にあるボタンが前記所定時間内に長押しされた場合には、前記所定の処理を実行しないことを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記所定方向にあるボタンが前記所定時間内に複数回操作された場合には、前記所定の処理を実行することを特徴とする請求項3乃至5何れか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記所定方向にあるボタンが前記所定時間内に操作された場合には、警告ガイドを表示部に表示するように制御することを特徴とする請求項3乃至6何れか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 前記所定方向にあるボタンが、前記リングよりも前記レンズと前記撮像制御装置との連結部に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項3乃至7何れか1項に記載の撮像制御装置。
  9. 前記リングには、焦点距離、ピント位置、シャッタースピード、絞り数値、ISO感度、及び露出補正のうちの少なくとも何れか1つを含む項目の設定処理が割り当てられていることを特徴とする請求項3乃至8何れか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 前記撮像制御装置の姿勢を検知する姿勢検知部が設けられており、
    前記制御手段は、前記姿勢検知部の検知結果に基づいて、前記所定方向を決定することを特徴とする請求項1乃至9何れか1項に記載の撮像制御装置。
  11. 前記複数のボタンが、前記レンズの中心よりも上方向、左方向、及び右方向のうちの少なくとも何れか1つと、前記レンズの中心よりも下方向とを含む方向にそれぞれ配置されており、
    前記制御手段は、下方向にあるボタンへの操作がされても、前記所定の条件を満たさない場合には、下方向にあるボタンに割り当てられている前記所定の処理を実行せず、前記所定の条件を満たす場合には、前記所定の処理を実行し、前記複数のボタンのうち、上方向、左方向、及び右方向にあるボタンへの操作がされると、前記所定の条件を満たしている場合も前記所定の条件を満たしていない場合も、当該ボタンに割り当てられている機能を実行するように制御することを特徴とする請求項1乃至10何れか1項に記載の撮像制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記所定方向にあるボタンに前記所定の処理が割り当てられ、前記所定方向にあるボタンと異なるボタンに所定の機能が割り当てられていない場合には、前記所定の処理を実行するように制御することを特徴とする請求項1乃至11何れか1項に記載の撮像制御装置。
  13. 前記所定の処理は、AF停止、測光、AF開始、AEロック、ワンショットとAIサーボの相互切替、手ブレ補正機能作動のうちの少なくとも何れか1つの処理を含むことを特徴とする請求項1乃至12何れか1項に記載の撮像制御装置。
  14. 前記制御手段は、前記所定方向にあるボタンに前記所定の処理を割り当てるための設定を行う場合に、前記所定方向にあるボタンの誤操作に注意する旨の表示を行うことを特徴とする請求項1乃至13何れか1項に記載の撮像制御装置。
  15. レンズ周辺にある、前記レンズの中心からみて所定方向を含む少なくとも3方向にある複数のボタンへの操作を検出可能な検出ステップと、
    前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンへの操作がされても、所定の条件を満たさない場合には、前記所定方向にあるボタンに割り当てられている所定の処理を実行せず、前記所定の条件を満たす場合には、前記所定の処理を実行し、
    前記複数のボタンのうち、前記所定方向にあるボタンと異なるボタンへの操作がされると、前記所定の条件を満たしている場合も前記所定の条件を満たしていない場合も、当該ボタンに割り当てられている機能を実行するように制御する制御ステップとを含むことを特徴とする撮像制御装置の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至14何れか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、請求項1乃至14何れか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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