JP2021028681A - 撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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拓弥 坂牧
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Abstract

【課題】外付けグリップを装着した撮像装置を縦位置で用いる場合の操作性を向上させる。【解決手段】システム制御部150は、外付けグリップ300が装着され、かつ撮像装置100の姿勢が縦位置であると判定した場合、タッチパネル127に操作領域302を出現させると共に、操作領域302が操作されると、マルチファンクションバー200が操作されたときと同様の動作が実現されるように制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、外付けグリップを装着可能な撮像装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体に関する。
近年、撮像装置の操作性向上を目的として、タッチパネルの他に、ボタン以外の操作部材(例えば、マルチファンクションバー)を設けた撮像装置が知られている。一方、撮影枚数の増加や縦位置撮影時の保持を安定させる目的で、外付けグリップを装着可能な撮像装置が知られている。このような撮像装置において、外付けグリップを装着して縦位置で撮影を行う場合、通常撮影時(横位置撮影時)とは撮像装置の保持の仕方が変わる。そのため、通常撮影時であれば簡単に操作できる位置にある操作部材に、縦位置撮影時には指が届かずに、操作性が低下するおそれがある。
ところで、操作性向上の観点で、特許文献1は、撮影パラメータを変更する操作部材の機能が、シャッタボタン(レリーズボタン)が押されていない時と半押し状態の時とで切り替わる撮像装置を提案している。
特開2015−52768号公報
しかしながら、特許文献1の装置は、操作部材の機能切り替わりのトリガがシャッタボタンであり、撮影準備に入らないと機能が切り替わらない。操作部材は撮影準備に入る前段階に使用される場合もある。そのため、撮影時だけでなく、撮影準備前における操作性向上を図ることに関し、改善の余地があった。
本発明は、外付けグリップを装着した撮像装置を縦位置で用いる場合の操作性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、撮像装置であって、タッチパネルと、前記タッチパネルとは別の操作部材と、外付けグリップが装着されているか否かを判定する第1の判定手段と、前記撮像装置の姿勢を判定する第2の判定手段と、を有し、前記第1の判定手段により前記外付けグリップが装着されていると判定され、かつ前記第2の判定手段により前記撮像装置の姿勢が縦位置であると判定された場合、前記タッチパネルに操作領域を出現させると共に、前記操作領域が操作されると、前記操作部材が操作されたときと同様の動作が実現されるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、外付けグリップを装着した撮像装置を縦位置で用いる場合の操作性を向上させることができる。
撮像装置のブロック図である。 横位置にした撮像装置の背面図である。 縦位置にした撮像装置の背面図である。 操作領域表示処理のフローチャートである。 タッチパネル処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置のブロック図である。この撮像装置100は、例えば、レンズ交換式のデジタルカメラとして構成される。なお、撮像装置100は、レンズ一体型の撮像装置であってもよい。
レンズユニット190は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ197は、複数枚のレンズから構成される。通信端子196はレンズユニット190が撮像装置100と通信を行うための通信端子であり、通信端子110は撮像装置100がレンズユニット190と通信を行うための通信端子である。レンズユニット190は、通信端子196、110を介して撮像装置100のシステム制御部150と通信する。レンズシステム制御回路194は、絞り駆動回路192を介して絞り191を制御し、AF駆動回路193を介してレンズ197の位置を変位させることで焦点を合わせる。
撮像装置100において、AEセンサ117は、レンズユニット190を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部111は、システム制御部150にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部150は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット190を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー112(以下、ミラー112と記す)は、露光、ライブビュー撮影または動画撮影の際に、システム制御部150から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー112は、レンズ197から入射した光束をファインダ116側と撮像部122側とに切替えるためのミラーである。ミラー112は、通常時はファインダ116へと光束を導くよう反射させる。しかし、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、ミラー112は、上方に跳ね上がり、光束中から待避する(ミラーアップ)。これにより、撮像部122へ光束が導かれる。また、ミラー112の中央部は、光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出部111に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム114とファインダ116を介して、フォーカシングスクリーン113を観察することで、レンズユニット190を通して得た被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。シャッタ101は、システム制御部150による制御によって撮像部122の露光時間を制御できるフォーカルプレーンシャッタである。撮像部122は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器123は、撮像部122から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部124は、A/D変換器123からのデータまたはメモリ制御部115からのデータに対し、所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部124は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、それによって得られた演算結果に基づいて、システム制御部150が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ発光量演算)処理が行われる。画像処理部124はさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器123からの出力データは、画像処理部124及びメモリ制御部115を介してメモリ132に直接書き込まれるか、あるいは、メモリ制御部115を介してメモリ132に書き込まれる。メモリ132は、撮像部122によって得られA/D変換器123によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部128に表示するための画像データを格納する。メモリ132は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ132は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器119は、メモリ132に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部128に供給する。こうして、メモリ132に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器119を介して表示部128により表示される。表示部128は、LCD等の表示器上に、D/A変換器119からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器123によって一度A/D変換されメモリ132に蓄積されたデジタル信号がD/A変換器119によりアナログ変換され、表示部128に逐次転送されて表示される。これにより、表示部128は電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
ファインダ内表示部141には、ファインダ内表示部駆動回路142を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。ファインダ外表示部143には、ファインダ外表示部駆動回路144を介して、シャッタ速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。不揮発性メモリ156は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ156には、システム制御部150の動作用の定数やプログラム等が記憶される。ここでいうプログラムは、後述する各フローチャートを実行するための制御プログラムを含む。
システム制御部150は、CPU(図示せず)を含み、撮像装置100全体を制御する。システム制御部150は、不揮発性メモリ156に記録されたプログラムを実行することで各処理を実現する。システムメモリ152は、例えばRAMである。システムメモリ152には、システム制御部150の動作用の定数、変数のほか、不揮発性メモリ156から読み出されたプログラム等が展開される。システム制御部150は、さらに、メモリ132、D/A変換器119、表示部128等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマ153は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する。モード切替スイッチ160、第1シャッタスイッチ162、第2シャッタスイッチ164および操作部170は、システム制御部150に各種の動作指示を入力するための操作部である。モード切替スイッチ160は、システム制御部150の動作モードを、静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッタ速度優先モード(Tvモード)がある。また、静止画記録モードに含まれるモードとして、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。ユーザ(撮影者)は、モード切替スイッチ160で、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ160でメニューボタンに一旦切り換えた後に、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部を用いて切り替えることができるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタスイッチ162は、撮像装置100に設けられたシャッタボタン161の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタスイッチ信号SW1を発生させる。システム制御部150は、第1シャッタスイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。第2シャッタスイッチ164は、シャッタボタン161の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタスイッチ信号SW2を発生させる。システム制御部150は、第2シャッタスイッチ信号SW2により、撮像部122からの信号読み出しから記録媒体181への画像データの書き込みまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部170における各操作部材には、表示部128に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各操作部材は各種機能ボタンとして機能する。これらの機能ボタンとしては、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると、各種設定が可能なメニュー画面が表示部128に表示される。ユーザは、表示部128に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて各種設定を直感的に行うことができる。操作部170には、例えば、メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル、十字キー、SETボタン、LVボタン、拡大ボタン、縮小ボタン、再生ボタンが含まれてもよい。なお、操作部170には、シャッタボタン161、電源スイッチ172が含まれてもよい。
電源制御部180は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部180は、自身による検出結果及びシステム制御部150の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体181を含む各部へ供給する。記録媒体181は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成され、例えば、メモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、撮影された画像等を記憶する。電源部130は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F118は、記録媒体181とのインターフェースである。
通信部154は、無線通信または有線通信によって映像信号や音声信号を送受信する。通信部154は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部154は撮像部122で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体181に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部155は、重力方向に対する撮像装置100の姿勢(傾斜角度)を検知する。姿勢検知部155で検知された姿勢に基づいて、システム制御部150は、撮像部122で撮影された画像が、撮像装置100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。システム制御部150は、姿勢検知部155による検知結果に基づいて、撮像装置100の姿勢(縦位置姿勢か横位置姿勢か)を判定することができる。システム制御部150は、判定した姿勢に応じた向き情報を撮像部122で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部155としては、加速度センサやジャイロセンサなどを用いることができる。
接眼検知部126は、ユーザが撮像装置100のファインダ116を覗いているか否かを検知する。接眼検知部126により検知された結果に応じて、システム制御部150は、表示部128に表示する情報を切り替えたり、撮像装置100の動作を切り替えたりする。接眼検知部126としては、近接センサなどを用いることができる。
撮像装置100には、アクセサリの一種である外付けグリップ300(図3で後述する)を着脱可能である。外付けグリップ300は、撮像装置100の底面に装着され、撮像装置100の本体に設けられた操作部とは別に、シャッタボタンやメイン電子ダイヤル等の操作部を有している。ユーザが縦位置撮影を行う際でも、通常撮影時に近い態様で操作や撮影が可能となる。また、外付けグリップ300にバッテリを複数装着し、撮影可能枚数を増加させることも可能である。
通信端子182は、外付けグリップ300が撮像装置100と通信を行うための通信端子であり、通信端子183は、撮像装置100が外付けグリップ300と通信を行うための通信端子である。システム制御部150は、通信端子183を介して外付けグリップ300と通信できたか否かによって、外付けグリップ300が装着されているか否かを判定することができる。なお、外付けグリップ300の装着の有無を判定する構成は問わず、接触センサや光学センサ等であってもよい。
図2は、横位置にした撮像装置100の背面図である。図3は、縦位置にした撮像装置100の背面図である。撮像装置100の底面が下方を向く姿勢が横位置姿勢である。撮像装置100の底面が側方を向く姿勢が縦位置姿勢であり、図3では撮影者から見て外付けグリップ300が右側に位置している。なお、図2に示す状態に対して上下を逆転させた姿勢(撮像装置100の底面が上方を向く姿勢)も、横位置姿勢に該当する。また、図3に示す状態に対して上下を逆転させた姿勢(撮影者から見て外付けグリップ300が左側に位置する姿勢)も、縦位置姿勢に該当する。システム制御部150は、姿勢検知部155による検知結果に基づいて、撮像装置100が、底面が左右いずれにある縦位置なのか、あるいは、底面が上下いずれにある横位置なのか、を判定することができる。
図1、図2、図3に示すように、操作部170は、表示部128に対する接触を検知可能なタッチパネル127を含む。タッチパネル127は、操作部170の背面に配置される。タッチパネル127は、例えば表示部128と一体的に構成される。例えば、タッチパネル127の光の透過率が表示部128の表示を妨げないように構成し、表示部128の表示面の上層にタッチパネル127を取り付ける。そして、タッチパネル127における入力座標と、表示部128上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部128上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を実現することができる。システム制御部150は、ユーザによるタッチパネル127への接触あるいは操作状態を検出できる。
さらに、図2、図3に示すように、操作部170は、マルチファンクションバー200を有する。マルチファンクションバー200は、タッチパネル127とは別の操作部材である。マルチファンクションバー200は、撮影者の親指で操作しやすい位置に設けられ、例えば、シャッタボタン161の近くに配置される。マルチファンクションバー200は、静電容量方式によりタッチ検出を行うことができる。マルチファンクションバー200のタッチ有効領域は複数の領域に分割されており、システム制御部150は、どの領域にタッチされたかを検出することによって、各種撮影パラメータの変更などを行うことができる。マルチファンクションバー200に対するタッチの検出結果の情報はシステム制御部150に通知される。システム制御部150は、通知された情報に基づいて、マルチファンクションバー200に対してどのような操作が行われたかを判定する。
図2、図3に示すように、撮像装置100の背面には、物理的に突出する突起303が設けられている。突起303は、タッチパネル127に近接して、タッチパネル127の側方に配置されている。突起303の機能については後述する。
図4は、操作領域表示処理のフローチャートである。この処理は、システム制御部150が、不揮発性メモリ156に格納されたプログラムをシステムメモリ152に展開して実行することにより実現される。この処理は、例えば、撮像装置100が起動されると開始され、その後、定期的に実行される。図4のフローチャートにおいて、符号「S」が付いた数字は処理ステップの番号を示す。
S401では、第1の判定手段としてのシステム制御部150は、外付けグリップ300が装着されているか否かを判定する。システム制御部150は、外付けグリップ300が装着されていると判定した場合はS402に進み、そうでない場合は本操作領域表示処理を終了する。
S402では、第2の判定手段としてのシステム制御部150は、姿勢検知部155による検知結果に基づき、撮像装置100の向きを確認し、撮像装置100が縦位置姿勢(縦向き)であるか否かを判定する。システム制御部150は、撮像装置100が縦位置姿勢であると判定した場合はS403に進み、そうでない場合は本操作領域表示処理を終了する。従って、撮像装置100が横位置姿勢(横向き)であると判定された場合は、後述する操作領域302は表示されない。なお、S402でNoの場合に、操作領域302が表示済みであった場合は、システム制御部150は、操作領域302を消去してから本操作領域表示処理を終了する。
S403では、システム制御部150は、図3に示すように、タッチパネル127上に操作領域302を出現させる。すなわち、システム制御部150は、タッチパネル127の領域の一部に、マルチファンクションバー200と同様の操作ができる操作領域302を表示させる。ユーザは、出現した操作領域302を触って操作することで、マルチファンクションバー200を操作したときと同様の動作を行わせることができる。ここでいう同様の動作には、例えば、再生画面における画像送り、撮影時におけるISO感度やホワイトバランスの変更などが含まれる。
操作領域302の形態はマルチファンクションバー200に近似している。すなわち、マルチファンクションバー200はバー部材であり、操作領域302はマルチファンクションバー200とほぼ同じ形状のバー領域である。操作領域302は、横位置姿勢でマルチファンクションバー200を操作するのと同じような感覚で操作できるように表示させるのが望ましい。横位置姿勢においては、マルチファンクションバー200の長手方向は左右方向である(図2)。そこで、操作領域302の長手方向が、マルチファンクションバー200の長手方向に対して略垂直となるように操作領域302が表示される。しかも、外付けグリップ300を把持する手の指での操作を容易にするために、操作領域302はタッチパネル127内の外付けグリップ300に近い側の端に寄せて配置される。
また、突起303は、出現する操作領域302の端の近くに設けられている。操作領域302を出現させた際、慣れていないユーザは、タッチパネル127の領域におけるどの範囲が操作領域302であるのかがわかりづらい。しかし、突起303を指で確認できることから、操作領域302の端位置を撮影者が認識することが容易である。
図5は、タッチパネル処理のフローチャートである。この処理は、システム制御部150が、不揮発性メモリ156に格納されたプログラムをシステムメモリ152に展開して実行することにより実現される。この処理は、例えば、タッチパネル127に対するタッチ操作(接触)が検出されると開始される。
S501では、システム制御部150は、タッチパネル127に対するタッチ位置が操作領域302であるか否かを判定する。すなわち、システム制御部150は、タッチパネル127の全領域のうち、操作領域302がタッチされたか否かを判定する。システム制御部150は、タッチパネル127に対するタッチ位置が操作領域302であると判定した場合はS502に進み、そうでない場合はS503に進む。
S502では、制御手段としてのシステム制御部150は、操作領域302が操作されると、マルチファンクションバー200が操作されたときと同様の動作(挙動)が実現されるように制御する。例えば、システム制御部150は、マルチファンクションバー200がISO感度の変更に用いられるように設定されている場合、操作領域302が操作されることに応じてISO感度を変更する。
S503では、システム制御部150は、通常のタッチパネル127の操作時と同様の動作(挙動)が実現されるように制御する。S504では、システム制御部150は、タッチ反応が消えたと判定するまで待機する。ユーザが指等を離してタッチ状態が検出できなくなると、タッチ反応が消えたと判定されるので、システム制御部150は、図5に示すタッチパネル処理を終了する。
なお、タッチパネル処理の実行中(操作領域302の出現中)においても、マルチファンクションバー200の操作は可能である。すなわち、タッチパネル127に操作領域302を出現させている間であっても、システム制御部150は、マルチファンクションバー200に対する操作があればその操作に応じた動作を実行する。これにより、姿勢に拘わらず、マルチファンクションバー200の操作による動作が阻害されない。
本実施の形態によれば、システム制御部150は、外付けグリップ300が装着され、かつ撮像装置100の姿勢が縦位置であると判定した場合、タッチパネル127に操作領域302を出現させる。この場合、システム制御部150は、操作領域302が操作されると、マルチファンクションバー200が操作されたときと同様の動作が実現されるように制御する。これにより、外付けグリップ300を装着した撮像装置100を縦位置で用いる場合の操作性を向上させることができる。従って、ユーザが外付けグリップ300を使用して撮像装置100を縦位置にして構える場合は、撮影時か非撮影時かにかかわらず高い操作性を維持することができる。
また、タッチパネル127に操作領域302を出現させている間であっても、マルチファンクションバー200に対する操作に応じた動作が実行されるので、姿勢に拘わらず、マルチファンクションバー200の操作による動作が阻害されない。
また、出現する操作領域302の端位置に近接した位置に、突起303が設けられているので、ユーザは、触覚によって操作領域302の位置を認識しやすい。
また、操作領域302の形態がマルチファンクションバー200と近似しており、しかも、操作領域302の長手方向が、マルチファンクションバー200の長手方向に対して略垂直となるように操作領域302が表示される。従って、横位置姿勢でマルチファンクションバー200を操作するのと同じ感覚で、縦位置姿勢で操作領域302を操作することができる。なお、操作領域302の長手方向を操作領域302の長手方向と垂直にすることは必須でない。例えば、操作領域302の長手方向とマルチファンクションバー200の長手方向とが交差する方向となるように操作領域302が表示されてもよい。
なお、操作領域302の出現に際し、同時に表示部128に情報を表示させるか否かは問わない。また、操作領域302の大きさや形をマルチファンクションバー200と一致または近似させることは必須でない。また、操作領域302の出現位置はタッチパネル127の右上隅に限定されない。
なお、操作領域302の向き(長手方向)を、ユーザによって選択可能に構成してもよい。例えば、図4のS403において、システム制御部150は、タッチパネル127に選択画面を生じさせ、操作領域302の向きをユーザに入力させる。その入力指示に応じた向きとなるように、システム制御部150は、操作領域302を表示させる。これにより、使い勝手が一層向上する。なお、操作領域302の表示位置についても同様に、ユーザによって指定可能に構成してもよい。
なお、撮像装置100の姿勢が縦位置である場合において、システム制御部150は、S403で、外付けグリップ300が撮影者から見て左右のいずれに位置するかによって、タッチパネル127における操作領域302の出現位置を異ならせてもよい。例えば、外付けグリップ300に近い側に操作領域302を出現させてもよい。あるいは、外付けグリップ300を把持する側の手で操作しやすい位置に操作領域302を出現させてもよい。これにより、操作性が一層向上する。
なお、撮像装置100は、タッチパネル127が操作されることで測距点を移動できる機能を有してもよい。そのように構成される場合であっても、その機能と、操作領域302の機能とは排他的である必要はなく、併用可能にしてもよい。例えば、シャッタボタン161の半押し状態でタッチパネル127の特定領域が測距点の移動に使用されることが有効になるようにした場合において、操作領域302と重ならないように特定領域を設定してもよい。
なお、シャッタボタン161の半押しにより、タッチパネル127に測距点の移動機能が割り当てられるようにした場合において、タッチパネル127を長押しすると操作領域302が表示されるようにしてもよい。このように、メニュー内でユーザが予めタッチパネル127に関する挙動を設定しておくことで、ユーザは混乱することなく2つの機能を併用できる。
なお、上述のように、システム制御部150は、接眼検知部126の検知結果により、ファインダ116に接眼しているか否かを判定できる。システム制御部150は、ファインダ116への接眼中に操作領域302を出現させる場合は、ファインダ116への接眼中にタッチパネル127におけるユーザが触れている位置を基点として操作領域302を出現させてもよい。この場合、触れている位置からユーザが指を離すと操作領域302を消去するようにしてもよい。ファインダ116への接眼中には、ユーザは、操作領域302の位置を把握するのが困難な場合があるので、触れている位置を手がかりに操作領域302を操作可能になることで、操作性が向上する。
なお、タッチパネル127はバリアングルを採用したパネルであってもよい。この場合、バリアングルが開いた状態であることが検知された状態においては、上記した操作領域302を出現させる条件が満たされたとしても、操作領域302を出現させないようにしてもよい。バリアングルが開いた状態で且つ縦位置姿勢で撮影する場合は、タッチパネル127に触れる操作をしない可能性が高いため、操作領域302の出現があまり意味をなさないからである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、システム制御部150が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、タッチパネルおよび撮像機能を有する機器であれば適用可能である。すなわち、本発明はPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダなどに適用可能である。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 撮像装置
127 タッチパネル
150 システム制御部
200 マルチファンクションバー
300 外付けグリップ
302 操作領域

Claims (9)

  1. 撮像装置であって、
    タッチパネルと、
    前記タッチパネルとは別の操作部材と、
    外付けグリップが装着されているか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記撮像装置の姿勢を判定する第2の判定手段と、を有し、
    前記第1の判定手段により前記外付けグリップが装着されていると判定され、かつ前記第2の判定手段により前記撮像装置の姿勢が縦位置であると判定された場合、前記タッチパネルに操作領域を出現させると共に、前記操作領域が操作されると、前記操作部材が操作されたときと同様の動作が実現されるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記タッチパネルに前記操作領域を出現させている間であっても、前記操作部材に対する操作に応じた動作が可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 出現する前記操作領域の端位置に近接した位置に、突起が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記操作領域の向きをユーザが選択可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記操作部材はバー部材であり、前記操作領域はバー領域であり、前記操作領域の長手方向は前記操作部材の長手方向に対して交差することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記撮像装置の姿勢が縦位置であると判定された場合において、前記外付けグリップが撮影者から見て左右のいずれに位置するかによって、前記タッチパネルにおける前記操作領域の出現位置を異ならせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. タッチパネルと、前記タッチパネルとは別の操作部材と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    外付けグリップが装着されているか否かを判定し、
    前記撮像装置の姿勢を判定し、
    前記外付けグリップが装着されていると判定され、かつ前記撮像装置の姿勢が縦位置であると判定された場合、前記タッチパネルに操作領域を出現させると共に、前記操作領域が操作されると、前記操作部材が操作されたときと同様の動作が実現されるように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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