JP2020108090A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】光学ファインダーを用いて撮影を行う場合に、設定変更を行いながら撮影を行う際の手間を軽減する。【解決手段】本発明の撮像装置は、光学ファインダー撮影モードでは、複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための階層メニューに含まれる第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像を表示することなく、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定値を変更し、前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて撮影待機画面を表示させた状態で所定の操作が行われたことに応じて、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を前記表示手段に表示する、ように制御する表示制御手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体に関する。
デジタルカメラでは、撮影した画像を表示部に表示することにより写真の仕上がりをその場で確認することができる。そのため、撮影に関する各種設定を行う際、設定→撮影→確認が行われているが、繰り返し設定を行うような場合はユーザに手間が生じる。
ここで、撮像部で撮影した結果を表示部にリアルタイムで表示するライブビュー表示を行いながら設定変更を行うことができる技術が知られている。特許文献1では、ライブビュー画像を表示部に表示しながら設定変更を行う場合に、設定内容をライブビュー画像に反映する技術が開示されている。
特開2011−146957号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、ライブビュー表示を行わずに光学ファインダーを用いて撮影を行う場合には適用することができない。そのため、設定→撮影→確認を繰り返し行う必要がありユーザの手間が生じている。
そこで、本発明は、光学ファインダーを用いて撮影を行う場合に、設定変更を行いながら撮影を行う際の手間を軽減する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、
光学ファインダーと、
前記光学ファインダーの外部に備えられた表示手段と、
前記表示手段に撮影待機画面を表示している際に特定の操作手段に対する操作があったことに応じて、複数の設定項目のいずれかの設定項目の設定を変更するための階層メニューに含まれる第1の階層のメニュー画面を表示するように制御する制御手段と、
ライブビュー撮影モードでは、
前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像とともに、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定を変更するとともに、変更された設定を前記表示手段に表示されたライブビュー画像に反映し、
前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で所定の操作が行われても、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を表示せず、
光学ファインダー撮影モードでは、
前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像を表示することなく、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定値を変
更し、
前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で前記所定の操作が行われたことに応じて、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を前記表示手段に表示する、
ように制御する表示制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置である。
本発明の一態様は、
光学ファインダーと、
前記光学ファインダーの外部に備えられた表示手段と、
を有する撮像装置の制御方法であって、
前記表示手段に撮影待機画面を表示している際に特定の操作手段に対する操作があったことに応じて、複数の設定項目のいずれかの設定項目の設定を変更するための階層メニューに含まれる第1の階層のメニュー画面を表示するように制御する制御ステップと、
ライブビュー撮影モードでは、
前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像とともに、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定を変更するとともに、変更された設定を前記表示手段に表示されたライブビュー画像に反映し、
前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で所定の操作が行われても、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を表示せず、
光学ファインダー撮影モードでは、
前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像を表示することなく、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定値を変更し、
前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で前記所定の操作が行われたことに応じて、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を前記表示手段に表示する、
ように制御する表示制御ステップと、
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法である。
本発明の一態様は、コンピュータを、上記の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の一態様は、コンピュータを、上記の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
本発明によれば、光学ファインダーを用いて撮影を行う場合に、設定変更を行いながら撮影を行う際の手間を軽減することができる。
実施形態全体に係るデジタルカメラの外観図である。 実施形態全体に係るデジタルカメラのブロック図である。 実施形態1に係る設定画面の一例を示す図である。 実施形態1に係る画面遷移の一例を示す図である。 実施形態1に係る表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る操作部に対応する画面遷移の一例を示す図である。 実施形態1に係る操作部に対応する画面遷移の一例を示す図である。 実施形態2に係る表示処理の一例を示すフローチャートである。
(実施形態1)
<全体構成>
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。図1A、図1Bに、本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1Aはデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1Bはデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。ファインダー外表示部43は、デジタルカメラ100の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値を表示する。端子カバー40は、デジタルカメラ100を外部機器に接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。クイックリターンミラー12は、システム制御部50(後述)から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150(後述;着脱可能)側と通信を行うための通信端子である。接眼ファインダー16は、フォーカシングスクリーン13(後述)を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダーである。蓋202は、記録媒体200(後述)を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
また、デジタルカメラ100は、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、及び、LVボタン76を有する。デジタルカメラ100は、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79、ISO設定ボタン81、及び、メニューボタン82も有する。デジタルカメラ100は、他の操作部材を有していてもよい。各種操作部材については後述する。
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6、10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AE(自動露出)センサー17は、レンズユニット150を通した被写体(被写体光)の輝度を測光する。
焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AF
を行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影などの際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダー16側と撮像部22側とに切り替えるためのミラーである。ミラー12は、通常時は、ファインダー16へと光束を導く(反射させる)ように配されるが(ミラーダウン)、撮影やライブビュー表示が行われる場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。また、ミラー12は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダー16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行われる。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上で、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてD/A変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダーの機能が実現でき、スルー画像表示(ライブビュー表示)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像を「LV画像」と称する。
ファインダー内表示部41には、ファインダー内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すア
イコンなどが表示される。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は例えばRAMであり、システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、及び、電池残量の検出等を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器に対して、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像(撮像画像)の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。操作部70は、ユーザーからの操作(ユーザー操作)を受け付ける入力部としての各種操作部材を含む。例えば、操作部70は、押しボタン、回転ダイヤル、タッチセンサなどを含む。具体的には、操作部70は、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、及び、4方向キー74を含む。また、操作部70は、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79、ISO設定ボタン81、及び、メニューボタン82を含む。操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン、等がある。例えば、メニューボタンが押下されると、各種の設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、及び、プログラムAEモードがある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60により、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部材である。シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理、等の動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON/OFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠の移動や画像送りなどが行える。4方向キー74は、上、下、左、右の各部を押し込み可能に構成される。4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
LVボタン76は、静止画撮影モードにおいてライブビュー(以下、LV)のON/OFFを切り替えるボタンである。つまり、LVボタン76を押下することで、LVモード(LVモード:ON)とOVFモード(LVモード:OFF)とを切り替えることができる。LVモードは、表示部28にライブビュー表示で表示される画像(LV画像)を撮影
者が観察して撮影を行うためのモード(ライブビュー撮影モード)である。OVF(Optical Viewfinder、光学ファインダー)モードは、撮影者がファインダー16等を介してフォーカシングスクリーン13を観察して撮影を行うためのモード(光学ファインダー撮影モード)である。本実施形態におけるOVFモードでは、表示部28にはLV画像は表示されない。OVFモードにおける表示部28の表示については後述する。
動画撮影モードにおいては、LVボタン76は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON/OFFの切り換え及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。再生モードにおいては、拡大ボタン77は、再生画像を拡大したり、その拡大率を増加させたりするための拡大ボタンとして機能する。縮小ボタン78は、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。
ISO設定ボタン81は、ISO設定画面の表示やその他設定画面へのショートカットなどを行うためのボタンである。メニューボタン82は、メニュー画面や一つ前の画面に遷移するためのボタンである。
<画面表示例>
図3は、本実施形態のOVFモード(光学ファインダー撮影モード)において表示部28に表示される撮影待機画面および設定画面の一例を示す図である。本実施形態のOVFモードは、ライブビュー画像を表示部28に表示しないで撮影を行うモードである。そのため、OVFモードで設定変更を行う場合、表示部28には設定項目の選択肢や、設定項目の設定値を変更するためのアイテムのみが表示される。なお、LVモードで設定変更を行う場合は、ライブビュー画像とともに、上記のアイテム等が表示される。
≪撮影待機画面≫
撮影待機画面300は、OVFモードにおいて撮影待機中に表示される画面である。本実施形態では、撮影待機画面には、設定各種設定を行うための設定項目が表示される例について説明するが、撮影待機画面300の表示は上記に限定されない。例えば、撮影待機画面にはバッテリー残量、撮影可能枚数などの情報が表示されていてもよい。
≪設定画面(第1階層)≫
設定画面301は、各種設定項目を選択するための画面である。本実施形態では、撮影待機画面300においてSETボタン75が押下されると設定画面301が表示される。設定画面301は、第1の階層メニューに含まれる第1の階層(最上位階層)のメニュー画面(トップメニュー)である。本実施形態では、設定画面301には、設定項目の一例である「Drive」、「Flash」、「Create」が選択可能である。各項目については後述する。なお、本実施形態では、設定画面301においてメニューボタン82が押下されると撮影待機画面300が表示される。ここで、メニューボタン82は、図3に示す各画面のうち一つ上の階層に移動するためのボタンであって、「戻る」ボタンと捉えることもできる。なお、設定画面301に表示される設定項目の数や内容は上記に限定されない。なお、各設定項目は後述するメニュー画面(設定画面302)を用いて選択されてもよい。また、一つ上の階層に移動するための操作は、メニューボタン82の押下に限定されず、他のボタン操作や、タッチパネルを備える場合にはタッチ操作等でもよい。
設定画面302は、各種設定項目を選択するためのメニュー画面であるが、前述の設定
画面301のメニュー画面とはツリーの異なる階層メニュー(設定画面301から階層を辿っても表示されないメニュー)である。すなわち、設定画面302は、第1の階層メニューとは異なる第2の階層メニューのトップメニューである。本実施形態では、撮影待機画面300においてメニューボタン82が押下されると設定画面302が表示される。設定画面302は、ISO感度の設定(設定画面340)等の各種設定を行うための一般的なメニュー画面であるため詳細な説明は省略する。
≪設定画面(第2階層)≫
設定画面310〜330は、第1の階層メニューに含まれる、設定画面301の1つ下の階層(第2階層)の設定画面であり、それぞれ設定項目「Drive」,「Flash」,「Create」の設定値を変更するための画面である。「Drive」は、連続撮影を行うか否かの設定や、セルフタイマーの設定等を行うための設定項目である。「Flash」は、ストロボに関する設定であって、自動発光、常時発光、発光禁止の設定等を行うための設定項目である。「Create」は、絞りや露出を設定するための項目である。本実施形態では、設定画面301において「Drive」,「Flash」,「Create」のうちいずれかにカーソルが当たっている状態でSETボタン75が押下されるとそれぞれの設定画面が表示される。ここで、本実施形態では、「Create」には「Preset」、「Av」、「Ev」等の設定項目が含まれる。各項目については後述する。以下、「Drive」,「Flash」,「Create」等を第2階層の設定項目(設定画面)と称し、「Preset」、「Av」、「Ev」等を第3階層の設定項目(設定画面)と称する。
≪設定画面(第3階層)≫
設定画面331〜333は、第1の階層メニューに含まれる、設定画面301の2つ下の階層(第3階層)の設定画面であり、それぞれ設定項目「Preset」、「Av」、「Ev」の設定値を変更するための画面である。「Preset」は、あらかじめ用意されたシーン(例えば、曇り、晴れ、室内など)を選択することにより絞りや露出を設定するための項目である。「Av(Aperture Value、絞り値)」は、絞りの設定を行うための項目である。「Ev(Exposure Value、露出値)」は、露出の設定を行うための項目である。本実施形態では、設定画面330において「Preset」、「Av」、「Ev」のうちいずれかにカーソルが当たっている状態でSETボタン75が押下されるとそれぞれに対応する第3階層の設定画面が表示される。
<画面遷移例>
図4A〜図4Iは、本実施形態のOVFモード(光学ファインダー撮影モード)において表示部28に表示される設定画面の一例を示す図である。図4A〜図4Iの遷移において、「Set」、「Select」、「Menu」は、それぞれSETボタン75、4方向キー74、メニューボタン82の操作を示す。
図4Aは、撮影時の待機画面(撮影待機画面300)を示す図である。撮影待機画面300においてSETボタン75が押下されると、図4Bに示す設定画面301が表示される。設定画面301では、4方向キー74およびSETボタン75の押下に応じて表示されている設定項目を選択することができる。図4Bに示す設定画面301の例では、「Drive」、「Flash」、「Create」のうち、「Create」にカーソルが当たっている。この状態で、SETボタン75が押下されると、図4Cに示す設定画面330(Create)が表示される。
図4Cは、設定画面330の初期画面の一例を示す図である。図4Cの例では、上記の設定項目のうち「Preset」にカーソルが当たっている。この状態で、4方向キー74の右が押下されると、図4Dに示すように上記の設定項目のうち「Av」にカーソルが
当たる。この状態で、SETボタン75が押下されると、図4Eに示す設定画面332(Create−Av)が表示される。
図4Eは、設定画面332の初期画面の一例を示す図である。図4Eの例では、上記の選択された設定項目(Av)の設定値を変更するためのアイテム401が表示される。ここで、アイテム401は、設定項目の設定(値)を示す数字や記号、バー等である例について説明するが、表示されるものはこれらに限定されず、設定内容を示すアイコン(例えば、雲や太陽)等でもよい。図4Eの例では、設定項目Av(絞り)の設定値は「0」である。この状態で、4方向キー74の右が2回押下されると、図4Fに示すようにAvの設定値は「+2」に設定される。
図4G〜図4Iは、図4Fに示す絞り設定画面においてメニューボタン82が押下された場合の遷移後の画面を示す図である。本実施形態では、メニューボタン82を押下すると一つ前の画面に遷移することができ、設定画面332(図4F)→設定画面330(図4G)→設定画面301(図4H)→撮影待機画面300(図4I)の順に撮影待機画面300まで戻ることができる。本実施形態では、各種ボタン操作等により、図4A〜図4Iに示すように設定画面を切り替えたり、階層を移動したりすることができる。
ここで、本実施形態では、設定画面間の画面遷移に応じて、遷移後の設定画面が記憶される(記憶制御)。そして、OVFモードにおいて、設定画面を閉じた後に所定の操作が行われた場合は、記憶されている設定画面(前回最後に表示していた設定項目の設定画面)が表示される。例えば、撮影待機画面300を表示中に所定の操作が行われると、記憶されている設定画面に遷移(ジャンプ、ショートカット)する。
所定の操作は、本実施形態では、ISO設定ボタン81を押下する操作である。ISO設定ボタン81は、OVFモードにおいては、ショートカットボタンと捉えることもできる。なお、所定の操作は上記に限定されず、ISO設定ボタン81以外の操作部材の操作や、撮像装置がタッチパネルを備える場合には種々のタッチ操作等でもよい。
また、本実施形態では、所定の設定画面を表示中に上記の所定の操作が行われると、当該所定の設定画面を閉じる。例えば、設定画面330〜333を表示中に所定の操作が行われると、撮影待機画面300へ遷移(ジャンプ)する。なお、所定の設定画面以外の設定画面を表示中に所定の操作が行われると、所定の操作を行うための操作部に紐づく画面(例えば、ISO設定画面)が表示される。
<処理内容>
図5は、本実施形態における画面表示処理を示すフローチャートの一例である。当該フローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
S501では、システム制御部50は、操作部70に対するユーザの操作に基づいて実行する処理を判断する。処理は図6および図7に示すテーブルを参照して判断される。
図6は、OVFモードの各画面における操作部70を構成するボタン等に対応する処理の一例を示す。図6では、各画面として、撮影待機画面300、設定画面301〜340を例に説明する。各画面には、便宜的に画面IDが設けられる。また、図6では、操作部70として、シャッターボタン61、4方向キー74、SETボタン75、ISO設定ボタン81、メニューボタン82を例に説明する。
図6中の各操作部に対応する数字は、遷移後の画面の画面IDを示す。例えば、撮影待
機画面300を表示中にSETボタン75が押下されると、図6より「2」が取得されるので、画面IDが2である設定画面301へ遷移する。
図6中の「Go」は、選択された項目に対応する画面に遷移することを示す。例えば、設定画面301を表示中に「Create」にカーソルが当たっている状態(図4B)でSETボタン75が押下(選択)されると、選択された「Create」に対応する画面である設定画面330へ遷移する。
図6中の「Back」は、設定画面に間の一つ上の階層の画面へ遷移することを示す。例えば、設定画面330を表示中にメニューボタン82が押下されると、一つ上の階層の画面である設定画面301へ遷移する。なお、メニューボタン82は一般なメニュー画面を表示するためのボタンであるため、撮影待機画面300を表示中にメニューボタン82が押下されると設定画面302のメニュー画面へ遷移する。
図6中の「Up」、「Down」、「Left」および「Right」は、各設定画面に表示される項目や設定値のカーソルを上下左右に移動することを示す。すなわち、項目の選択(Select)を示す操作であると捉えることもできる。例えば、設定画面330を表示中に4方向キー74の「左」または「右」が押下されると、「Preset」、「Av」、「Ev」のいずれかにカーソルが移動する。
図6中の「Rec」は、撮影操作を示す。例えば、撮影待機画面300を表示中にシャッターボタン61が押下されると撮影をするための制御が行われる。
図6中の「Jump」は、上述の通り、設定画面から撮影待機画面300へ遷移(ジャンプ)、または撮影待機画面300から記憶されている設定画面へ遷移(ジャンプ)することを示す。
図6中の「−」は、何も操作が行われないことを示す。例えば、撮影待機画面300を表示中に4方向キー74が押下されても画面遷移等は行われない。なお、図6には示されていないが各画面において電源スイッチ72の操作により電源をOFFにするための操作がなされた場合には、システム制御部50は、全ての処理を終了する操作である「Finish」が実行されたと判断する。
図7は、LVモードの各画面における操作部70を構成するボタン等に対応する処理の一例を示す。図6に示したOVFモードの処理との違いは、ISO設定ボタン81を押下した場合の「Jump」がないことである。LVモードでは、ライブビュー画像とともに設定画面を表示することができるため、操作部70に対応する処理に「Jump」を含める必要はない。このため、図7の例では、各画面でISO設定ボタン81が操作されると、ISO感度を設定するための画面である表示画面340が表示される。このようにLVモードでは各操作部に対応する処理が実行される。
図5の説明に戻る。S502では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Go」であるか否かを判断する。「Go」の場合はS503に進み、そうでない場合はS505に進む。S503では、システム制御部50は、設定画面で選択中の設定項目に紐づく画面(一つ下の階層の画面)へ遷移する。S504では、システム制御部50は、現在表示している設定画面を記憶する。本実施形態では、システム制御部50は、現在表示している設定画面を、デジタルカメラ100に設けられる記憶部に記憶するものとするが、外部の記憶装置に記憶してもよい。
S505では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Back」であ
るか否かを判断する。「Back」の場合はS506に進み、そうでない場合はS507に進む。S506では、システム制御部50は、現在表示している設定画面に基づいて一つ上の階層の画面に遷移する。
S507では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Select」であるか否かを判断する。「Select」の場合はS508に進み、そうでない場合はS510へ進む。システム制御部50は、S501における判断結果が「Up」、「Down」、「Left」および「Right」のいずれかである場合に「Select」と判断する。S508では、システム制御部50は、現在表示している設定画面で選択中の項目を変更する。S509では、システム制御部50は、現在表示している設定画面で選択中の項目を記憶する。
S510では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Rec」であるか否かを判断する。「Rec」の場合はS511へ進み、そうでない場合はS514へ進む。S511では、システム制御部50は、撮影待機画面300へ遷移する。すなわち、設定画面が閉じられる。S512では、システム制御部50は、撮影の制御を行う。S513では、システム制御部50は、撮影結果を表示部28に表示する。本実施形態では、システム制御部50は、一定時間経過すると撮影待機画面300へ遷移するものとするが、操作部70が操作されるまで撮影結果を表示してもよい。
S514では、システム制御部50は、ライブビュー表示を行っているか否かを判断する。ライブビュー表示を行っている場合はSS515へ進み、そうでない場合はS516へ進む。S515では、システム制御部50は、ライブビュー表示の更新を行う。
S516では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Jump」である否かを判断する。「Jump」の場合はS517へ進み、そうでない場合はSS521へ進む。S517では、システム制御部50は、S504において記憶した設定画面とS509において記憶した選択項目を取得する。
S518では、システム制御部50は、現在表示している設定画面とS517で取得した設定画面とが同じであるか否かを判断する。同じである場合はS519へ進み、そうでない場合はS520へ進む。S519では、システム制御部50は、撮影待機画面300に遷移する。S520では、システム制御部50は、S517において取得した設定画面に遷移する。ここで、S509で取得した選択中の項目がある場合は、システム制御部50は、遷移後の設定画面において、当該項目にカーソルを当てた状態にする。なお、S517において、記憶部から設定画面が取得できない場合は、S520では画面遷移を行わないものとする。
S521では、システム制御部50は、S501における判断結果が「Finish」であるか否かを判断する。「Finish」の場合はシステム制御部50は本処理を終了し、そうでない場合はS501へ戻る。
<本実施形態の有利な効果>
以上のように、本実施形態によればOVFモードにおいて設定画面を閉じた後に、所定の操作が行われたことに応じて、記憶されている設定画面を表示する。これにより、撮影後に設定を行う手間を軽減することができる。
(実施形態2)
本実施形態では、OVFモードにおいて設定画面を閉じた後に撮影が行われたことに応じて、記憶されている設定画面を表示する。また、本実施形態では、設定画面間の画面遷
移のうち下の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶し、上の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶しない。本実施形態に係るデジタルカメラ100の構成は、実施形態1と同様のため説明は省略する。なお、記憶されている設定画面を撮影後に表示する機能、および下の階層へ画面遷移した場合に遷移後の設定画面を記憶する機能はいずれか一方のみを有していてもよい。
図8は、本実施形態における画面表示処理を示すフローチャートの一例である。当該フローチャートおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。なお、図8のS501〜S505は、図5に示す処理と同様の処理であるため説明を省略する。
S806では、システム制御部50は、現在表示している設定画面に基づいて一つ上の階層に画面を遷移するとS501へ戻る。すなわち、本実施形態では、システム制御部50は、設定画面間の画面遷移のうち下の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶するが、上の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶しない。例えば、図4Aに示す画面から順に図4Iに示す画面へ遷移を行う場合は図4Fに示す設定画面332が記憶される。S507〜S512は、図5に示す処理と同様の処理であるため説明を省略する。
S813では、システム制御部50は、撮影結果を表示部28に表示するとS517へ進む。すなわち、本実施形態では、撮像が行われた場合、撮影結果を表示した後に、記憶されている設定画面を表示する。本実施形態では、システム制御部50は、一定時間経過するとS517へ移行するものとするが、いずれかの操作部70が操作されるまで撮影結果を表示してもよい。S514〜S521は、図5に示す処理と同様の処理であるため説明を省略する。
<本実施形態の有利な効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、上の階層への画面遷移を記憶しないことで、上の階層へ戻る操作を繰り返して設定画面を閉じた場合でも、記憶されている設定画面のうち最下層の設定画面を表示することができる。また、OVFモードにおいて設定画面を閉じた後に撮影が行われたことに応じて、記憶されている設定画面を表示する。これにより、所定の操作が行われなくても記憶されている設定画面を表示するため、ユーザが再度同じ設定画面に遷移するための手間を軽減することができる。
(変形例)
上述の実施形態において、システム制御部50は、記憶する対象の設定画面を限定してもよい。すなわち、システム制御部50は、特定の設定画面に遷移した場合に遷移後の設定画面を記憶してもよい。特定の設定画面は、例えば、複数の階層からなる設定画面(設定画面330〜333等)や、ユーザ等によってあらかじめ決定された設定画面等が挙げられる。
上述の実施形態において、システム制御部50は、特定の画面遷移が行われた場合に限定して遷移後の設定画面を記憶してもよい。例えば、システム制御部50は、特定の設定画面間における画面遷移や、特定の階層間における画面遷移等に限定して遷移後の設定画面を記憶してもよい。また、特定の設定画面間(例えば、画面Aと画面B)においても、システム制御部50は、画面A→画面Bの遷移の場合は遷移後の設定画面を記憶し、画面B→画面Aの遷移の場合は遷移後の設定画面を記憶しないようにしてもよい。さらに、特定の設定画面に遷移する場合、システム制御部50は、遷移元の画面に応じて、遷移後の設定画面を記憶するか否かを判断してもよい。
上述の実施形態において、システム制御部50は、設定画面間で画面遷移が行われた場合は常に遷移後の設定画面を記憶してもよい。
上述の実施形態では、撮影モードは特に限定せず、設定画面間の遷移に応じて遷移後の設定画面が記憶される例について説明したが、当該記憶を行う処理はOVFモード時に限定して行われてもよい。
上述の実施形態では、撮像装置単体で処理を行う例について説明したが、撮像装置とは別体の制御装置を用いて上記処理を行ってもよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら所定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
(その他)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
16:接眼ファインダー 28:表示部 50:システム制御部
100:デジタルカメラ

Claims (12)

  1. 光学ファインダーと、
    前記光学ファインダーの外部に備えられた表示手段と、
    前記表示手段に撮影待機画面を表示している際に特定の操作手段に対する操作があったことに応じて、複数の設定項目のいずれかの設定項目の設定を変更するための階層メニューに含まれる第1の階層のメニュー画面を表示するように制御する制御手段と、
    ライブビュー撮影モードでは、
    前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像とともに、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定を変更するとともに、変更された設定を前記表示手段に表示されたライブビュー画像に反映し、
    前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で所定の操作が行われても、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を表示せず、
    光学ファインダー撮影モードでは、
    前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像を表示することなく、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定値を変更し、
    前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で前記所定の操作が行われたことに応じて、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を前記表示手段に表示する、
    ように制御する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記階層メニューに含まれる複数の設定画面のうち、最後に表示した設定項目の設定画面を記憶するように制御する記憶制御手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示制御手段は、撮像が行われた場合、撮影結果を表示した後に、前記記憶されている設定画面を表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御手段は、光学ファインダー撮影モードにおいて、設定画面を表示中に前記所定の操作が行われた場合は設定画面を閉じる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御手段は、光学ファインダー撮影モードにおいて、前記所定の操作とは異なる操作であって、撮像するための操作が行われた場合は設定画面を閉じる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御手段は、設定画面間の画面遷移のうち下の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶し、上の階層へ画面遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶しない、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数の設定項目のうち、1つ以上の設定項目は複数の階層からなる設定画面を有し、
    前記表示制御手段は、前記複数の階層からなる設定画面に遷移した場合は遷移後の設定画面を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御手段は、設定画面間で画面遷移が行われた場合は常に遷移後の設定画面を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記所定の操作は、前記撮像装置に設けられるボタン操作である、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 光学ファインダーと、
    前記光学ファインダーの外部に備えられた表示手段と、
    を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記表示手段に撮影待機画面を表示している際に特定の操作手段に対する操作があったことに応じて、複数の設定項目のいずれかの設定項目の設定を変更するための階層メニューに含まれる第1の階層のメニュー画面を表示するように制御する制御ステップと、
    ライブビュー撮影モードでは、
    前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像とともに、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定を変更するとともに、変更された設定を前記表示手段に表示されたライブビュー画像に反映し、
    前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で所定の操作が行われても、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を表示せず、
    光学ファインダー撮影モードでは、
    前記複数の設定項目のうちユーザに選択された設定項目の設定値を変更するための、前記階層メニューに含まれる前記第1の階層のメニューより下の階層の設定画面において、ライブビュー画像を表示することなく、選択された設定項目の設定値を変更するためのアイテムを表示し、設定を変更する操作に基づいて当該選択された設定項目の設定値を変更し、
    前記階層メニューに含まれる設定画面を閉じて前記撮影待機画面を表示させた状態で前記所定の操作が行われたことに応じて、前記階層メニューに含まれる前回最後に表示していた設定項目の設定画面を前記表示手段に表示する、
    ように制御する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1から9のいずれか一項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. コンピュータを、請求項1から9のいずれか一項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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