JP2014158123A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが手動で設定した露出条件では適正な露出設定が得られない撮影条件になったときに、簡便に、該露出条件を自動でシフトさせる機能を有効にできるようにし、ユーザが素早く露出設定を行える手段を提供すること。
【解決手段】 絞り値、シャッタースピード等の撮影パラメータにおいて設定可能な複数の値が一次元的に配置される、撮影パラメータ表示手段を有する撮像装置において、露出演算の結果、手動で設定された前記撮影パラメータの値では適正露出が得られず、かつ、そのときに露出条件を自動でシフトさせる機能が有効になっていないときに、該機能を有効にすることを示すアイコンを、前記撮影パラメータ表示手段中の各値の並びにおける、前記露出演算を行った際に手動で設定されていた前記撮影パラメータの値の直前ないしは直後かつ、露出が適正露出から離れる方向に配置することを特徴とする構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被写体を撮像して出力する撮像装置に関し、特に適正露出を得るための露出制御設定が可能な撮像装置に関する。
従来、感度、絞り値およびシャッタースピードのうち少なくとも1つの露出条件をユーザがその好みに応じて手動で設定することができ、残りの露出条件を、適正な露出設定を得られるように、撮像装置がユーザにより設定された露出条件に基づき自動的に設定する撮像装置がある。このような撮像装置において、ユーザが手動で設定した露出条件では残りの露出条件をいかに設定しても適正な露出設定が得られない場合に、ユーザが手動で設定した露出条件を、自動でシフトさせる機能(以下、設定値優先オート)を持つものがある(特許文献1参照)。それによりユーザは適正な露出設定を得るために、手動で該露出条件を設定し直す必要がなくなる。
特開2011−87107号公報
しかしながら、上記従来技術として、特許文献1においては、設定値優先オートの有効/無効を切り替えるには、撮像装置の設定メニューの項目の中から設定値優先オートの項目を探し出し、設定を行わなくてはならず操作が煩雑であった。設定値優先オートが必要とされるのは、適正な露出設定が得られない撮影条件になったときであるが、その状態になったときに、設定値優先オートを有効にするための操作が煩雑であると、シャッターチャンスを逃してしまう可能性があった。
そこで、本発明の目的は、適正な露出設定が得られない撮影条件になったときに、簡便に設定値優先オートを有効にすることができるようにすることで、ユーザが素早く露出設定を行えるようにすることである。
上記目的を達成するために、本発明は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記画像データ基づいて、前記被写体像が適正露出となる撮影条件の演算を行う演算手段と、感度・絞り値・シャッタースピードのうち少なくとも1つの撮影パラメータを手動で設定し、残りを前記演算手段による演算結果に応じて制御する露出モードと、表示手段と、前記撮影パラメータにおいて設定可能な複数の値が一次元的に配置され、さらに、一定方向において前記撮影パラメータの各値が与える露出が減少ないし増加していくように、並べて配置され、前記表示手段中に表示される、撮影パラメータ表示手段と、一回の手動操作につき、前記撮影パラメータ表示手段中に並べて配置された前記撮影パラメータの各値において、現在選択されている値の直前ないしは直後の値を選択し、設定値の候補とする、ないしは、そのまま設定値とする、操作手段と、前記演算結果において、手動で設定された前記撮影パラメータの値では適正露出が得られないときに、前記撮影パラメータの値を自動でシフトさせる制御手段と、を有する撮像装置において、前記演算結果において、手動で設定された前記撮影パラメータの値では適正露出が得られず、かつ、前記制御手段が有効になっていないときに、前記制御手段を有効にすることを示すアイコンを、前記撮影パラメータ表示手段中の各値の並びにおける、前記演算手段による演算を行った際に手動で設定されていた前記撮影パラメータの値の直前ないしは直後かつ、露出が適正露出から離れる方向に配置し、前記アイコンは、前記撮影パラメータ表示手段中の各値と同様に、前記操作手段によって選択され得ることを特徴とする。
本発明によれば、感度、絞り値、シャッタースピード等の、露出を決定するパラメータの設定表示中に、設定値優先オートを有効にするためのアイコンを表示する。これにより、ユーザが手動で設定した露出条件では適正な露出設定が得られない撮影条件になったときに、簡便に設定値優先オートを有効にすることができるようになり、ユーザがシャッターチャンスを逃す可能性を低減することができる。
デジタルカメラの構成を示すブロック図 デジタルカメラにおける、AE処理の開始から、撮影パラメータダイアル表示までの、全体的な動作を示すフローチャート デジタルカメラにおける、AE処理の開始から、撮影パラメータダイアル表示までの、特定ステップにおける表示例を示す図 ユーザが設定値優先オートを有効にする操作を行う際の、各手順での表示例を示す図
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。シャッター101の設定可能な絞り値の範囲は、F2.0〜F8.0とする。シャッター101の設定可能なシャッタースピードの範囲は、15秒〜1/1600秒とする。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。
A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行える。表示部28は、スルー画像の他、各撮影パラメータを表示することができる。撮影パラメータには、絞り値、シャッタースピード、ISO感度が含まれるが、露出補正値を含んでいてもよい。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードには、Pモード(プログラムAEモード)、Mモード(マニュアルモード)、Avモード(絞り優先AEモード)、Tvモード(シャッタースピード優先AEモード)を含むが、他の撮影モードを含んでもよい。モード切り替えスイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切り替えスイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。
同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、デジタルカメラ100の外装に備わっているボタンやレバー、ダイアル等を含み、ユーザによる操作を受け付ける。例えば、レリーズボタンやズームレバー、モードダイアル、コマンドダイアル、十字ボタン、電源スイッチ等が操作部70にあたる。また、レンズ鏡筒に設けられたフォーカスリングおよびズームリング、表示部28に設けられたタッチパネルも操作部70に含まれる。操作部70はユーザによる操作を受け付けると、操作に応じた動作信号をシステム制御部50に送信する。ユーザは、操作部70を操作することで、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、といった撮影パラメータを設定することができる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
静止画撮影モードの各モードにおいて、撮影パラメータは、ユーザ及び/またはシステム制御部50により設定される。ユーザが設定可能な撮影パラメータは、操作部70を介して、ユーザにより設定され得る。その場合、ユーザ操作により設定された撮影パラメータを用いて、システム制御部50は残りの撮影パラメータを算出する。システム制御部50は、撮影モードに応じて撮影パラメータを設定する。たとえば、Mモードでは、ユーザが優先的に設定した絞り値、シャッタースピードを用い、スルー画像の輝度値等に対して、システム制御部50は、適正露出が得られるか判定する。
Avモードでは、ユーザが優先的に設定した絞り値を用い、これとスルー画像の輝度値等に応じて、システム制御部50がシャッタースピード等を算出する。Tvモードでは、システム制御部50が、ユーザが優先的に設定したシャッタースピードを用い、これとスルー画像の輝度値等に応じて、絞り値等を算出する。
静止画撮影モードの各モードにおいて、ISO感度は、ユーザが操作部70を操作して設定するものとするが、システム制御部50がISO感度を制御するようにすることもできる。
Mモード、AvモードおよびTvモードそれぞれにおいて、設定値優先オートの有効/無効がある。設定値優先オートは、詳しくは後述するように、ユーザが優先的に設定した撮影パラメータでは露出が適正露出でない場合、適正な露出が得られるように、システム制御部50が、該撮影パラメータを自動でシフトさせる機能である。Mモードにおいては絞り値、シャッタースピードがシフトされ、Avモードにおいては絞り値がシフトされ、Tvモードにおいてはシャッタースピードがシフトされる。
静止画撮影モード、動画撮影モードの各モードにおいて、ISO感度をユーザが手動で設定できる場合、ISO感度についての設定値優先オートの有効/無効がある。ISO感度についての設定値優先オートは、先述した設定値優先オートと同様、ユーザが設定したISO感度では露出が適正露出でない場合、適正な露出が得られるように、システム制御部50が、ISO感度を自動でシフトさせる機能である。
システム制御部50により、先述した設定値優先オートの機能によって絞り値やシャッタースピードがシフトされるよりも、ISO感度についての設定値優先オートの機能によってISO感度がシフトされる方が、優先的に実行される。
以下、デジタルカメラ100の、AE処理の開始から、撮影パラメータダイアル表示に至る動作について説明する。撮影パラメータダイアルは、後述するように、各モードにおいて、ユーザが優先的に設定可能な撮影パラメータを、現在の設定値や設定可能な前後の設定値と共にダイアル形式で表示するものである。たとえば、Avモードでは、撮影パラメータダイアルとして絞り値のダイアルが表示される。Tvモードでは、撮影パラメータダイアルとしてシャッタースピードのダイアルが表示される。
図2は、撮影モードがTvモードのときの、AE処理の開始から、撮影パラメータダイアル表示までの全体的な動作を示すフローチャートである。フローチャート中の処理は、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムに従って、システム制御部50がデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
図2の「Av値」、「Tv値」は、それぞれ絞り値とシャッタースピードの値を指す。
図3は、図2に示すフローチャートの各ステップにおいて、システム制御部50によって表示部28上に表示される画像の例を示した図である。システム制御部50は、図2に示すフローチャートのあるステップにおいて、そのステップに応じたアイコンや撮影パラメータダイアルの画像を生成し、これをスルー画像800に重畳して表示部28上に表示させる。
図3では、シャッタースピードが1/320秒、ISO感度が400、に手動で設定された状態における表示例を示している。
図3(a)は、AE処理が開始される前に、システム制御部50によって表示部28上に表示される画像の例を示している。表示部28の下段中央左寄りには、現在のシャッタースピードを示すシャッタースピードアイコン8011が表示される。また、表示部28の下段右端には、現在のISO感度を示すISO感度アイコン802が表示される。
ユーザが第1シャッタースイッチ62をONにすると、システム制御部50は、AE処理を開始する。
まず、システム制御部50は、ユーザにより設定された、シャッタースピードやISO感度等の撮影パラメータの設定情報を取得する(S101)。
次に、システム制御部50は、上記取得した撮影パラメータと、スルー画像800の輝度値等とを用いて、周知のプログラム演算に従って、絞り値等を算出する(S102)。システム制御部50は、上記取得した撮影パラメータと、算出された絞り値に設定した結果、露出が適正露出であるか否かを判別する(S103)。露出が適正露出である場合(S103において“Y”、かつ、そうであればS106においても“Y”)、システム制御部50は、表示部28に、図3(b)に示すような表示を行う(S107)。
図3(b)においては、図3(a)の表示に加えて、表示部28の下段中央右寄りには、算出された絞り値を示す、絞り値アイコン8031が表示される。
図3(b)で具体的には、ユーザによって、シャッタースピードが1/320秒、ISO感度が400に設定されており、絞り値をF2.8に設定すれば適正露出が得られる状況を示している。
ステップS103において、露出が適正露出でない場合(S103において“N”)、システム制御部50は、設定値優先オートが有効に設定されているか否かを判別する(S104)。設定値優先オートが無効に設定されている場合(S104において“N”)、システム制御部50は、ユーザにより設定されたシャッタースピードやISO感度等の撮影パラメータをそのまま利用する。この場合、露出は適正露出ではないままであり、システム制御部50は、設定可能な絞り値の範囲内で、最も適正露出に近い露出が得られる絞り値を設定する。露出が適正露出でない場合(S106において“N”)、システム制御部50は、表示部28に、図3(c)に示すような表示を行う。
図3(c)で具体的には、ユーザによって、シャッタースピードが1/320秒、ISO感度が400に設定されており、絞り値を設定可能な最も開放側のF2.0に設定しても、適正露出が得られずに露出アンダーになってしまう状況を示している。また、シャッタースピードが1/200秒以上であれば、設定可能な絞り値の範囲内で、適正露出が得られる状況である。このときシステム制御部50によって、絞り値の設定可能範囲であるF2.0〜F8.0の中で、最も適正露出に近い露出が得られるF2.0が、絞り値として設定される。
図3(c)においては、図3(a)の表示に加えて、表示部28の下段中央右寄りには、算出された絞り値を示す適正露出外時絞り値アイコン8032が表示される。適正露出外時絞り値アイコン8032は、設定可能な絞り値の範囲内で、露出を適正露出とすることができない場合に、絞り値を示すために使用されるアイコンである。適正露出外時絞り値アイコン8032は、絞り値アイコン8031と区別できるように、例えば赤色で着色(図3(c)では白抜き)されている。
ステップS104において、設定値優先オートが有効に設定されている場合(S104において“Y”)、システム制御部50は、適正露出となるようにシャッタースピードをシフトさせる周知のプログラム演算に従って、シャッタースピードと絞り値を算出する(S105)。この場合、システム制御部50は、シャッタースピードを、適正露出が得られる範囲内で、ユーザにより設定されたシャッタースピードに最も近い値にシフトさせる。システム制御部50は、算出されたシャッタースピードと絞り値に設定した結果、露出が適正露出であるか否かを判別する(S106)。露出が適正露出である場合(S106で“Y”)、システム制御部50は、表示部28に、図3(d)に示すような表示を行う。
図3(d)で具体的には、ユーザによって、当初シャッタースピードが1/320秒、ISO感度が400に設定されており、絞り値を設定可能な最も開放側のF2.0に設定しても、適正露出が得られずに露出アンダーになってしまっていた。また、シャッタースピードが1/200秒以上であれば、設定可能な絞り値の範囲内で、適正露出が得られる状況である。図3(d)では、このときシステム制御部50によって、適正露出が得られる範囲内で、ユーザにより設定されたシャッタースピードに最も近い1/200秒が、シャッタースピードとして設定されている状況を示している。
同時に、システム制御部50によって、シャッタースピードが1/200秒のときに、適正露出が得られるF2.0が、絞り値として設定される。図3(d)においては、図3(a)の表示に加えて、表示部28の下段中央右寄りには、算出された絞り値を示す、絞り値アイコン8031が表示される。図3(d)においては、システム制御部50によってシャッタースピードがシフトさせられたことにより、露出を適正露出とすることができるため、適正露出外時絞り値アイコン8032ではなく、絞り値アイコン8031が表示されている。また、システム制御部50によって、シャッタースピードがシフトさせられているため、シャッタースピードアイコン8011には、シフト後のシャッタースピードの値である1/200が表示されている。
演算結果を表示した(S107ないしはS108)後、システム制御部50は、ユーザによりシャッタースピードの変更の操作が行われているかを判定する(S109)。ユーザによりシャッタースピードの変更操作が行われている場合(S109で“Y”)、システム制御部50は、後述する撮影パラメータダイアルを表示する処理に進む。ユーザによりシャッタースピードの変更操作が行われていない場合(S109で“N”)、システム制御部50は、撮影パラメータダイアルの表示を、後述する終了条件により、終了するかどうかを判定する(S113)。撮影パラメータダイアルがその時点で表示されていない場合は、システム制御部50は、撮影パラメータダイアルの表示を終了するのと同等の判定をし、一連の処理を終了する。
ステップS109において、ユーザによりシャッタースピードの変更の操作が行われている場合(S109で“Y”)、システム制御部50は、ステップS104において、設定値優先オートであったか否かと、ステップS106において、適正露出内であったか否かを判別する(S110)。いずれかないしは両方が否でなかった場合、(S110で“N”)、システム制御部50は、表示部28に、図3(e)に示すような表示を行う。
図3(e)においては、図3(a)の表示に加えて、表示部28の中央下寄りには、シャッタースピードダイアル8041が表示される。シャッタースピードダイアル8041(以下、SSD8041)と、後述する、設定値優先オート付きシャッタースピードダイアル8042(以下、設定値優先オート付きSSD8042)が、先述した撮影パラメータダイアルに相当する。SSD8041は、水平方向に延びた数直線を含み、その数直線の中央に現在値指標807が配置され、現在値指標807の位置に現在設定されているシャッタースピードの値が配置される(図3(e)では1/250)。
その前後に、設定可能な複数のシャッタースピードの値が配置される。SSD8041において、右に行くほど、シャッタースピードが速くなる(その値が小さくなる)ように表示される。すなわち、他の撮影パラメータを変化させないでシャッタースピードのみを操作した場合に、右に行くほど露出が減少するようにシャッタースピードの値を表示している。ユーザが操作部70を操作してシャッタースピードを変更するのに伴い、システム制御部50は、現在値指標807の位置に配置されるシャッタースピードを変更された値に変化させ、それに伴って前後のシャッタースピードの値も変化させる。
すなわち、ユーザが操作部70を操作してシャッタースピードを変更すると、システム制御部50は、SSD8041の表示をスクロールさせる。後述する設定値優先オート付きSSD8042の表示も、同様に、ユーザの操作に応じて、システム制御部50によってスクロールされる。
SSD8041において、適正露出が得られないシャッタースピードの範囲(以下、適正露出外領域806)について、着色表示されている(図3(e)では網掛け)。
このことにより、ユーザは、シャッタースピードをどのように変更すると適正露出が得られるのか、容易に判断することができる。
図3(e)で具体的には、図3(b)の状況の後、ユーザがシャッタースピードの変更操作を行い、シャッタースピードを1/250秒に設定した状況を示している。シャッタースピードが1/200秒以上であれば適正露出が得られるため、適正露出外領域806が、シャッタースピードが1/200秒以下の範囲で配置されている。
ステップS110において、ステップS104の判定とステップS106の判定が両方とも否であった場合、(S110で“Y”)、システム制御部50は、表示部28に、図3(f)に示すような表示を行う。図3(f)においては、図3(a)の表示に加えて、表示部28の中央下寄りには、設定値優先オート付きSSD8042が表示される。設定値優先オート付きSSD8042は、水平方向に延びた数直線を含み、その数直線の中央に現在値指標807が配置され、現在値指標807の位置に、現在設定されているシャッタースピードの値が配置される(図3(f)では1/250)。
その前後に、設定可能な複数のシャッタースピードの値が配置される。設定値優先オート付きSSD8042において、右に行くほど、シャッタースピードが速くなる(その値が小さくなる)ように表示される。すなわち、他の撮影パラメータを変化させないでシャッタースピードのみを操作した場合に、右に行くほど露出が減少するようにシャッタースピードの値を表示している。ステップS101の段階でユーザが設定していたシャッタースピードについて、その値の数直線上の直前ないしは直後の、適正露出とは逆側の位置に、設定値優先オートアイコン805が配置される。
システム制御部50は、設定値優先オートアイコン805を、シャッタースピードの値の一つと同様にふるまうように制御する。すなわち、ユーザの操作部70の操作に伴い、システム制御部50が設定値優先オート付きSSD8042の表示をスクロールさせるとき、ユーザは設定値優先オートアイコン805を現在値指標807の位置に配置されるように操作部70を操作することができる。ユーザが操作部70を操作し、システム制御部50によって設定値優先オートアイコン805が現在値指標807の位置に配置されたとき、システム制御部50は、設定値優先オートを有効にする条件になっているかどうかを判定する。
設定値優先オートを有効にする条件としては、(1)ユーザが第1シャッタースイッチ62をONにし、システム制御部50がAE処理を再度開始した、(2)設定値優先オートアイコンを中央に配置してから一定時間が経過した、等が含まれる。このようにして設定値優先オートが有効になったとき、システム制御部50は、シャッタースピードの値として、ステップS101の段階でユーザが設定していたシャッタースピードの値を継続して設定する。
上記の処理を行うことにより、ユーザが操作部70を誤操作することで、システム制御部50が、ユーザの意図しない設定をすることを防ぐことができる。上記の場合における、シャッタースピード設定に対するユーザの意図しない設定は2種類ある。1つ目は、ユーザがシャッタースピードを手動で変更していることを意図しているにも関わらず、設定値優先オートを有効にしてしまうことである。2つ目は、ユーザが設定値優先オートを有効にすることを意図しているにも関わらず、シャッタースピードを変更してしまうことである。
1つ目については、設定値優先オートを有効にするために、上記条件を満たす必要があることで、システム制御部50が、ユーザの意図しない設定をすることを防いでいる。すなわち例えば、ユーザが、露出を適正露出とするために、シャッタースピードを遅くしようとしているにも関わらず、操作部70の操作を誤って、設定値優先オートアイコン805を現在値指標807の位置に配置してしまうことがある。このとき、設定値優先オートを有効にするためには、上記条件を満たす必要があるため、上記条件を満たさずに、操作部70を再び操作し直せば、意図せず設定値優先オートが有効にされることを防ぐことができる。
2つ目については、設定値優先オートが有効になったとき、ステップS101の段階でユーザが設定していたシャッタースピードの値を継続して設定することで、システム制御部50が、ユーザの意図しない設定をすることを防いでいる。すなわち例えば、ユーザが、設定値優先オートを有効にしようとしているにも関わらず、操作部70の操作を誤って、例えば1/400秒を示すアイコンを、現在値指標807の位置に配置してしまうことがある。このとき、操作部70を再び操作し直し、設定値優先オートを有効にしたときに、直前に設定されていたシャッタースピードを設定するのであれば、シャッタースピードとして1/400秒が設定されてしまう。しかしこのとき、ステップS101の段階でユーザが設定していたシャッタースピードの値を継続して設定することで、意図せずシャッタースピードが1/400秒に設定されてしまうのを防ぐことができる。
上記のような手順でユーザが設定値優先オートを有効にした後、システム制御部50は、設定値優先オートを、所定の条件を満たした際に無効にすることも可能である。
無効にする条件としては、(1)ユーザが操作部70を操作し、シャッタースピード変更の操作を行った、(2)ユーザがモード切替スイッチ60を操作し、システム制御部50が撮影モードを変更した、等が含まれる。
このことにより、ユーザが設定値優先オートを有効に設定したことが暫定的な措置である場合に、デジタルカメラ100は、その意図に沿った動作をすることができる。また、ユーザが撮影パラメータや撮影モードを変更しないうちは、設定値優先オートが有効のまま継続するので、同一の撮影条件にもかかわらず、ユーザが毎回設定値優先オートを有効にし直す手間を省くことができる。
システム制御部50は、上記の条件において、設定値優先オートを無効にするのではなく、設定値優先オートの有効を持続するかの確認画面を表示するのでもよい。このことにより、ユーザが設定値優先オートを有効に設定したことが継続的な措置である場合に、デジタルカメラ100は、その意図に沿った動作をすることができる。
このように、設定値優先オート付きSSD8042を、適正露出が得られていない場合にのみ表示することで、適正露出が得られているときに、ユーザがマニュアルでシャッタースピードを再設定する操作を阻害することがない。また、設定値優先オート付きSSD8042を、設定値優先オートが無効の場合にのみ表示することで、不必要な情報をユーザに提示することがなくなる。
設定値優先オート付きSSD8042において、適正露出が得られないシャッタースピードの範囲(以下、適正露出外領域806)について、着色表示されている(図3(f)では網掛け)。
このことにより、ユーザは、シャッタースピードをどのように変更すると適正露出が得られるのか、容易に判断することができる。
図3(f)で具体的には、図3(c)の状況の後、ユーザがシャッタースピードの変更操作を行い、シャッタースピードを1/250秒に設定した状況を示している。設定値優先オートアイコン805は、シャッタースピード1/320秒に隣接し、シャッタースピードが速くなる側(右側)に、配置されている。これは、ステップS101の段階において、ユーザが、シャッタースピードを1/320秒に設定しており、また、図3(f)の状況下では、シャッタースピードを遅くすると適正露出が得られるようになるためである。また、シャッタースピードが1/200秒以上であれば適正露出が得られるため、適正露出外領域806が、シャッタースピードが1/200秒以下の範囲で配置されている。
このように、設定値優先オートアイコン805を、設定値優先オート付きSSD8042中に配置することで、ユーザは、設定値優先オートを有効にするために煩雑な操作を行わず、シャッタースピードを変更する操作と同等の操作を行うのみで済む。さらに、このことにより、設定値優先オートの存在をユーザが気付きやすくなる。
設定値優先オートアイコン805を、設定値優先オート付きSSD8042中の、適正露出から遠ざかる側の位置に配置しているため、ユーザが、適正露出になるように、マニュアルでシャッタースピードを再設定する操作を阻害することがない。また、設定値優先オートアイコン805を、ユーザが設定していたシャッタースピードの直前ないしは直後に配置しているため、ユーザが、設定値優先オートを有効にするためにする操作を少なくすることができる。
ステップS111ないしはS112で撮影パラメータダイアルを表示した後、システム制御部50は、撮影パラメータダイアルの表示を、終了するかどうかを判定する(S113)。
終了する条件としては、(1)ユーザが第1シャッタースイッチ62をONにし、システム制御部50がAE処理を再度開始した、(2)ユーザがモード切替スイッチ60を操作し、システム制御部50が撮影モードを変更した、(3)撮影パラメータダイアルの表示を開始してから一定時間が経過した、等が含まれる。
撮影パラメータダイアルの表示を終了すると判断した場合、撮影パラメータダイアルの表示を終了し、一連の処理を終了する。一方、撮影パラメータダイアルの表示を継続すると判断した場合、システム制御部50は、ユーザによりシャッタースピードの変更の操作が行われているか否かを判断し(S109)、操作が行われている場合(S109で“Y”)は、ステップS110に戻り、再度撮影パラメータダイアルを表示する処理を行う。変更の操作が行われていない場合(S109で“N”)は、再度、撮影パラメータダイアルの表示を終了するかどうかを判定する。
図4は、ユーザが設定値優先オートアイコン805を利用して、設定値優先オートを有効にする操作を行う際に、各手順で、システム制御部50によって、表示部28上に、表示される画像の例を順に示した図である。
図4では、撮影モードがTvモード、シャッタースピードが1/320秒、ISO感度が400、に設定された状態における表示例を示している。図4において、絞り値を設定可能な最も開放側のF2.0に設定しても、適正露出が得られずに露出アンダーになってしまう状況を示している。また、シャッタースピードが1/200秒以上であれば、設定可能な絞り値の範囲内で、適正露出が得られる状況である。また、図4(a)の段階では設定値優先オートが有効にされていない。
まずユーザが、第1シャッタースイッチ62をONにすると、システム制御部50は、AE処理を開始する。その後、システム制御部50は、ステップS102の演算を行った後、表示部28に、図4(a)に示すような表示を行う。
図4(a)では、図3(c)における状況と同様のため、表示部28の下段中央右寄りに、適正露出外時絞り値アイコン8032が表示される。
次に、ユーザが操作部70を操作してシャッタースピードの変更操作を行うと、システム制御部50は、図4(b)ないしは図4(c)に示すような表示を行う。
図4(b)、図4(c)について、設定値優先オートが有効にされておらず、また、図4(a)の段階で適正露出が得られなかったため、設定値優先オート付きSSD8042が表示されている。
図4(b)は、ユーザが、設定していた1/320秒に対して、シャッタースピードが一段階遅くなる方向に、操作部70を操作した場合の図である。ユーザは、操作部70をシャッタースピードが遅くなる方向にさらに操作することで、適正露出が得られるシャッタースピード(たとえば1/200)に手動で設定することができる。また、ユーザは、操作部70をシャッタースピードが速くなる方向に逆に操作することで、図4(c)に示すように、設定値優先オートアイコン805を現在値指標807の位置に配置することができる。
図4(c)は、ユーザが、設定していた1/320秒に対して、シャッタースピードが一段階速くなる方向に、操作部70を操作した場合の図である。設定値優先オートアイコン805が現在値指標807の位置に配置されている。このときユーザは、先述したような、設定値優先オートを有効にする条件を満たすための操作を行うことで、設定値優先オートを有効にすることができる。また、前記条件を満たすための操作を行う前に、操作部70をシャッタースピードが遅くなる方向に逆に操作することで、適正露出が得られるシャッタースピード(たとえば1/200)に手動で設定することができる。また、操作部70をシャッタースピードが速くなる方向にさらに操作することで、より露出がアンダーとなるシャッタースピード(たとえば1/400)に手動で設定することができる。
ユーザが設定値優先オートを有効にした後、ユーザが第1シャッタースイッチ62をONにすると、システム制御部50は、AE処理を開始する。その後、システム制御部50は、設定値優先オートが有効になっているため、ステップS105の演算を行った後、表示部28に、図4(d)に示すような表示を行う。
図4(d)では、図3(d)における状況と同様のため、表示部28の下段中央右寄りに、絞り値アイコン8031が表示される。また、システム制御部50によって、シャッタースピードがシフトさせられているため、シャッタースピードアイコン8011には、シフト後のシャッタースピードの値である1/200が表示されている。
以上のように、適正な露出条件が得られない撮影条件になったときに、簡便に設定値優先オートを有効にできるため、ユーザが素早く露出設定を行うことができる撮像装置が提供できた。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例では、Tvモードでの動作について主に説明したが、Avモードでもよい。このとき、図2、図3、図4のシャッタースピードと、絞り値の処理を入れ替えた形になる。また、Mモードでもよい、このとき、シャッタースピードに加え、絞り値も、図2、図3、図4のシャッタースピードと同等の処理を行うことができる。
また、上記実施形態では、露出補正について特に言及していないが、デジタルカメラ100は露出補正機能を有していてもよい。露出補正機能によれば、ユーザが操作部70を操作して露出補正値を設定した場合、その設定値に応じて露出が適正露出かどうかの判断基準が変化する。
また、上記実施例では、デジタルカメラ100はISO感度をユーザの設定した値で固定する場合について主に説明したが、ISO感度についての設定値優先オートを持っていてもよい。先述したように、ISO感度についての設定値優先オートは、ユーザが設定したISO感度では露出が適正露出でない場合、適正な露出が得られるように、システム制御部50が、ISO感度を自動でシフトさせる機能である。
露出演算の結果、手動で設定されたISO感度では適正露出が得られず、かつ、ISO感度についての設定値優先オートが無効なとき、上記実施形態と同様、ISO感度についての撮影パラメータダイアル上に、該機能を有効にするアイコンを表示してもよい。
ISO感度についての設定値優先オートは、ISO感度を手動で設定可能な、静止画撮影モード、動画撮影モードの各モードで使用可能である。
また、上記実施形態では、撮影パラメータダイアルの表示において、操作対象のパラメータ単体(上記実施形態ではシャッタースピード)について右に行くほど露出が少なくなるように設定値を配置したが、逆に右に行くほど露出が多くなるように設定値を配置してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる
101 シャッター
103 撮影レンズ
22 撮像部
24 画像処理部
28 表示部
50 システム制御部
70 操作部
8041 シャッタースピードダイアル
8042 設定値優先オート付きシャッタースピードダイアル
805 設定値優先オートアイコン

Claims (8)

  1. 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段(103、22)と、
    前記画像データ基づいて、前記被写体像が適正露出となる撮影条件の演算を行う演算手段(50)と、
    表示手段(28)と、
    感度・絞り値・シャッタースピードのうち少なくとも1つの撮影パラメータを手動で設定し、残りを前記演算手段による演算結果に応じて制御する露出モードと、
    前記撮影パラメータにおいて設定可能な複数の値が一次元的に配置され、さらに、一定方向において前記撮影パラメータの各値が与える露出が減少ないし増加していくように、並べて配置され、前記表示手段(28)中に表示される、撮影パラメータ表示手段(8041、8042)と、
    一回の手動操作につき、前記撮影パラメータ表示手段中に並べて配置された前記撮影パラメータの各値において、現在選択されている値の直前ないしは直後の値を選択し、設定値の候補とする、ないしは、そのまま設定値とする、操作手段(70)と、
    前記演算結果において、手動で設定された前記撮影パラメータの値では適正露出が得られないときに、前記撮影パラメータの値を自動でシフトさせる制御手段と、
    を有する撮像装置(100)において、
    前記演算結果において、手動で設定された前記撮影パラメータの値では適正露出が得られず、かつ、前記制御手段が有効になっていないときに、
    前記制御手段を有効にすることを示すアイコン(805)を、前記撮影パラメータ表示手段中の各値の並びにおける、前記演算手段による演算を行った際に手動で設定されていた前記撮影パラメータの値の直前ないしは直後かつ、露出が適正露出から離れる方向に配置し、
    前記アイコン(805)は、前記撮影パラメータ表示手段(8041、8042)中の各値と同様に、前記操作手段(70)によって選択され得ることを特徴とする撮像装置(100)。
  2. 前記撮像装置(100)は、前記演算手段による演算の開始をユーザが指示するための演算開始操作手段(62)を有し、
    前記制御手段は、前記アイコン(805)が前記操作手段(70)によって選択された状態で、演算開始操作手段(62)が操作されると、有効になることを特徴とする、
    請求項1に記載の撮像装置(100)。
  3. 前記撮像装置(100)は、時間を測定するための時間計測手段(53)を有し、
    前記制御手段は、前記アイコン(805)が前記操作手段(70)によって選択された状態で、所定時間が経過すると、有効になることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置(100)。
  4. 前記撮影パラメータの設定値は、前記操作手段を用いて前記制御手段が有効にされた段階において、前記制御手段が有効にされる直前の前記演算手段による演算に用いられた設定値が継続して設定値とされることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の撮像装置(100)。
  5. 前記制御手段は、前記操作手段(70)を用いて有効にされた場合、前記撮影パラメータが変更されると、自動で無効にされることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の撮像装置(100)。
  6. 前記制御手段は、前記操作手段(70)を用いて有効にされた場合、前記露出モードが他の露出モードに変更されると、自動で無効にされることを特徴とする、
    請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の撮像装置(100)。
  7. 前記撮像装置(100)は、前記制御手段が有効にするか無効にするか、ユーザに確認するための確認手段を有し、
    前記制御手段が前記操作手段(70)を用いて有効にされた場合、前記撮影パラメータが変更されると、前記確認手段を実行することを特徴とする、
    請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の撮像装置(100)。
  8. 前記撮像装置(100)は、前記制御手段が有効にするか無効にするか、ユーザに確認するための確認手段を有し、
    前記制御手段が前記操作手段(70)を用いて有効にされた場合、前記露出モードが他の露出モードに変更されると、前記確認手段を実行することを特徴とする、
    請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の撮像装置(100)。
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JP2019071507A (ja) * 2017-10-05 2019-05-09 キヤノン株式会社 電子機器、制御方法、プログラム、及び記憶媒体

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