JP4813126B2 - 車両用データ記録装置 - Google Patents
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- G07C5/08—Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
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Description
また、上記構成によれば、複数の車両状態検出センサの出力値を異なるタイミングで記録部に記録することができる。これにより、制御部の負荷が軽くなり、高速動作を行う高価なCPUが不要となって、コストアップを抑制することができる。
上記構成によれば、車両に外部から衝撃力が加わった場合の加速度の状態について事後解析を行うことができる。
また、上記構成によれば、複数の車両状態検出センサの出力値を異なるタイミングで記録部に記録することができる。これにより、制御部の負荷が軽くなり、高速動作を行う高価なCPUが不要となって、コストアップを抑制することができる。
さらに、複数の車両状態検出センサの出力信号の周波数帯域に応じて複数のカウンタを設定し、適切なサンプリング周波数で記録を行うため、必要以上のデータを記録してしまうことがなく、記録容量の増大を抑制することができる。
上記構成によれば、加速度センサの検出値とともに、走行状態検出センサの検出値が記録され、イベント発生時の車両の状態をより詳しく知ることができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
上記構成によれば、加速度センサおよび走行状態検出センサの出力値がそれぞれに適したサンプリング周波数で記録部に記録されるため、必要以上のデータを記録してしまうことがなく、記録容量の増大を抑制することができる。
また、加速度センサの出力値が所定の条件を満たした時点をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点における第一カウンタおよび第二カウンタのカウンタ値が記録される。このカウンタ値に基づいてイベントの発生時点と加速度センサおよび走行状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記加速度センサは複数の加速度センサを備えるとともに前記第一カウンタの前記所定値は前記加速度センサごとに異なる値が設定され、前記走行状態検出センサは複数の走行状態検出センサを備えるとともに前記第二カウンタの前記他の所定値は前記走行状態検出センサごとに異なる値が設定され、前記第一カウンタのカウンタ値が前記所定値となるタイミングと前記第二カウンタのカウンタ値が前記他の所定値となるカウントタイミングが重ならないことを特徴としている。
上記構成によれば、加速度センサの検出値とともに、走行状態検出センサの検出値が記録され、イベント発生時の車両の状態をより詳しく知ることができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
上記構成によれば、複数の加速度センサの出力値うち、少なくとも一つの出力値が所定値以上となった場合をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点と車両状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また請求項10に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項において、前記所定の条件は、特定の車両状態検出センサの出力値が所定値以上となることを特徴としている。
また、車速センサ221のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ112Bのカウンタ値(以降、第二カウンタ値と呼ぶ)=0で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、車速センサ221のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=98(カウンタ値を引き算するとー2となり0未満となるため+100とする)となる。ここで、第一カウンタ値および第二カウンタ値を時間に換算すると、前述したように第一カウンタ値1が0.5msに相当し、第二カウンタ値1が10msに相当するため、車速センサ221のサンプリングは、イベント発生時刻より989ms後に行われていることがわかる。すなわち、td5=989msである。
また、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ値=2で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=0で表される。したがって、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングは、イベント発生時刻より9ms後に行われていることがわかる。すなわち、td7=9msである。
100 記録装置本体
110 記録制御部
111 制御部
112 カウンタ
112A 第一カウンタ
112B 第二カンウタ
113 カウンタ値記録部
114 判定部
120 記録部
121〜128 第一リングバッファ〜第八リングバッファ
130 記録保存部
131 検出値一時記録バッファ
132 検出値保存部
200 車両状態検出センサ
210 加速度センサ
211 前方加速度センサ
212 中央加速度センサ
213 右側方加速度センサ
214 左側方加速度センサ
220 走行状態検出センサ
221 車速センサ
222 エンジン(ENG)回転数センサ
223 ブレーキオンオフセンサ
224 アクセル開度センサ
250 バックアップ用電源
300 イグニッションスイッチ
Claims (10)
- 走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が同等となる複数の車両状態検出センサと、
前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、
前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、
前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定されるカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うカウンタと、前記カウンタのカウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記カウンタのカウンタ値が前記車両状態検出センサごとに異なる値で設定されている所定値となる度に、その所定値に対応する前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記カウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴とする車両用データ記録装置。 - 前記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサを備え、
前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴とする請求項1に記載の車両用データ記録装置。 - 走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が異なる複数の車両状態検出センサと、
前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、
前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、
前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の各周波数帯域に基づいてそれぞれカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うように設定され、かつカウントタイミングが同期する複数のカウンタと、前記複数のカウンタの各カウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記複数のカウンタのカウンタ値が、前記車両状態検出センサごとに対応する前記カウンタにおいて異なる値で設定されている所定値となる度に、前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記複数のカウンタのカウンタ値が前記所定値となるカウントタイミングは重ならないように設定されており、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記複数のカウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴とする車両用データ記録装置。 - 前記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出センサとを備え、
前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴とする請求項3に記載の車両用データ記録装置。 - 前記複数のカウンタは、前記加速度センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第一のカウント周波数および第一のカウント範囲により繰り返しカウントを行う第一カウンタと、前記走行状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第二のカウント周波数および第二のカウント範囲により前記第一カウンタのカウントタイミングに同期して繰り返しカウントを行う第二カウンタとを備えたことを特徴とする請求項4に記載の車両用データ記録装置。
- 前記加速度センサは複数の加速度センサを備えるとともに前記第一カウンタの前記所定値は前記加速度センサごとに異なる値が設定され、
前記走行状態検出センサは複数の走行状態検出センサを備えるとともに前記第二カウンタの前記他の所定値は前記走行状態検出センサごとに異なる値が設定され、
前記第一カウンタのカウンタ値が前記所定値となるタイミングと前記第二カウンタのカウンタ値が前記他の所定値となるカウントタイミングが重ならないことを特徴とする請求項5に記載の車両用データ記録装置。 - 前記走行状態検出センサは、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記車両が備えるエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記車両のブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサと、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項4から6のうちいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
- 前記加速度センサは、前記車両の前方付近に設置され前記車両の前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサと、前記車両の中央付近に設置され前記車両の前方と右側方と左側方からの衝撃力を検出する中央加速度センサと、前記車両の右側方付近に設置され前記車両の右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサと、前記車両の左側方付近に設置され前記車両の左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項2、4、5、6または7に記載の車両用データ記録装置。
- 前記所定の条件は、前記前方加速度センサの出力値と、前記中央加速度センサの出力値と、前記右側方加速度センサの出力値と、前記左側方加速度センサの出力値とのうち、少なくとも一つの出力値が所定値以上となることを特徴とする請求項8に記載の車両用データ記録装置。
- 前記所定の条件は、前記特定の車両状態検出センサの出力値が所定値以上となることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
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