JP4813126B2 - 車両用データ記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用データ記録装置に関するものである。
近年、航空機等に設けられているフライトレコーダと呼ばれる記録装置を車両に適用した車両用データ記録装置(ドライブレコーダ)が検討されている。このような車両用データ記録装置は、車両に設置したセンサによって検出した車両の走行状態に関するデータを常時記録し、例えば、車両が外部から所定値以上の衝撃力を受ける等の緊急状態に至った場合(以降、イベント発生時と呼ぶ)に、事後解析において記録されたデータからこの車両が緊急状態に至った原因を客観的に解析しようとするものである。このような車両用データ記録装置では、全走行時間分のデータを記録しておくことは膨大な記録容量を必要として現実的ではないため、一定時間分のセンサのデータを絶えず書き換え可能な記録装置に上書きして記録しており、イベント発生時点以前の一定時間分のデータを保存して事後解析時にこのデータを利用可能となるようにしている(特許文献1)。また、本発明者は、イベント発生後の一定時間分のデータも記録可能な車両用データ記録装置を提案している(特許文献2)。
特開平07―244064号公報 特願2005―229587
ところで、このような車両用データ記録装置では、一般に、車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサや車速センサ等の複数のセンサの出力信号が、同一のサンプリング間隔で記録されることが多い。ここでサンプリング間隔は、各センサの出力信号の周波数帯域に基づき、各出力信号を再現するのに必要なサンプリング間隔のうち最も速いサンプリング間隔に設定される。例えば、加速度センサの出力信号の周波数帯域と車速センサの出力信号の周波数帯域では前者の周波数帯域の方が高い周波数成分を有して速いサンプリング間隔が必要となり、車速センサのサンプリング間隔も加速度センサのサンプリング間隔に合わせて設定される。しかしながら、このようにサンプリング間隔を設定した場合、設定したサンプリング間隔以下のサンプリング間隔で出力信号の再現が可能なセンサについては、必要以上のデータを取得してしまうことになり、記録容量の増大を招いてコストアップにつながってしまうという問題点がある。また不必要なサンプリングを行うことでCPUの負荷の増大を招き、高速のCPUが必要になってコストアップにつながってしまうという問題点がある。
また、イベント発生時点とセンサのサンプリングタイミングは一致するとは限らず、事後解析時においてイベント発生時点とセンサのサンプリングタイミングとの時間差がわからないと、精度の高い解析を行うことができないという問題点がある。
本発明の課題は、複数のセンサからの出力値を記録する車両用データ記録装置において、各センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定されたサンプリング周波数で各センサの出力値を記録するとともに、イベント発生時点と各サンプリングタイミングのずれを算出可能な車両用データ記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が同等となる複数の車両状態検出センサと、前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定されるカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うカウンタと、前記カウンタのカウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記カウンタのカウンタ値が前記車両状態検出センサごとに異なる値で設定されている所定値となる度に、その所定値に対応する前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記カウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴としている。
上記構成によれば、カウンタのカウンタ値が所定値となる度に車両状態検出センサの出力値が記録部に記録される。また、車両状態検出センサの出力値が所定の条件を満たした時点をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点におけるカウンタ値がカウンタ値記録部に記録される。このカウンタ値に基づいて、イベントの発生時点と車両状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また、上記構成によれば、複数の車両状態検出センサの出力値を異なるタイミングで記録部に記録することができる。これにより、制御部の負荷が軽くなり、高速動作を行う高価なCPUが不要となって、コストアップを抑制することができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサを備え、前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴としている。
上記構成によれば、車両に外部から衝撃力が加わった場合の加速度の状態について事後解析を行うことができる。
また請求項3に記載の発明は、走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が異なる複数の車両状態検出センサと、前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の各周波数帯域に基づいてそれぞれカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うように設定され、かつカウントタイミングが同期する複数のカウンタと、前記複数のカウンタの各カウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記複数のカウンタのカウンタ値が、前記車両状態検出センサごとに対応する前記カウンタにおいて異なる値で設定されている所定値となる度に、前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記複数のカウンタのカウンタ値が前記所定値となるカウントタイミングは重ならないように設定されており、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記複数のカウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴としている。
上記構成によれば、カウンタのカウンタ値が所定値となる度に車両状態検出センサの出力値が記録部に記録される。また、車両状態検出センサの出力値が所定の条件を満たした時点をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点におけるカウンタ値がカウンタ値記録部に記録される。このカウンタ値に基づいて、イベントの発生時点と車両状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また、上記構成によれば、複数の車両状態検出センサの出力値を異なるタイミングで記録部に記録することができる。これにより、制御部の負荷が軽くなり、高速動作を行う高価なCPUが不要となって、コストアップを抑制することができる。
さらに、複数の車両状態検出センサの出力信号の周波数帯域に応じて複数のカウンタを設定し、適切なサンプリング周波数で記録を行うため、必要以上のデータを記録してしまうことがなく、記録容量の増大を抑制することができる。
また請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出センサとを備え、前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴としている。
上記構成によれば、加速度センサの検出値とともに、走行状態検出センサの検出値が記録され、イベント発生時の車両の状態をより詳しく知ることができ、精度の高い事後解析を行うことができる
また請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記複数のカウンタは、前記加速度センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第一のカウント周波数および第一のカウント範囲により繰り返しカウントを行う第一カウンタと、前記走行状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第二のカウント周波数および第二のカウント範囲により前記第一カウンタのカウントタイミングに同期して繰り返しカウントを行う第二カウンタとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、加速度センサおよび走行状態検出センサの出力値がそれぞれに適したサンプリング周波数で記録部に記録されるため、必要以上のデータを記録してしまうことがなく、記録容量の増大を抑制することができる。
また、加速度センサの出力値が所定の条件を満たした時点をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点における第一カウンタおよび第二カウンタのカウンタ値が記録される。このカウンタ値に基づいてイベントの発生時点と加速度センサおよび走行状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
た請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記加速度センサは複数の加速度センサを備えるとともに前記第一カウンタの前記所定値は前記加速度センサごとに異なる値が設定され、前記走行状態検出センサは複数の走行状態検出センサを備えるとともに前記第二カウンタの前記他の所定値は前記走行状態検出センサごとに異なる値が設定され、前記第一カウンタのカウンタ値が前記所定値となるタイミングと前記第二カウンタのカウンタ値が前記他の所定値となるカウントタイミングが重ならないことを特徴としている。
上記構成によれば、複数の加速度センサの出力値および複数の走行状態検出センサの出力値を異なるタイミングで記録部に記録することができる。これにより、制御部の負荷が軽くなり、高速動作を行う高価なCPUが不要となって、コストアップを抑制することができる。
また請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項において、前記走行状態検出センサは、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記車両が備えるエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記車両のブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサと、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、加速度センサの検出値とともに、走行状態検出センサの検出値が記録され、イベント発生時の車両の状態をより詳しく知ることができ、精度の高い事後解析を行うことができる
また請求項8に記載の発明は、請求項2、4、5、6または7において、前記加速度センサは、前記車両の前方付近に設置され前記車両の前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサと、前記車両の中央付近に設置され前記車両の前方と右側方と左側方からの衝撃力を検出する中央加速度センサと、前記車両の右側方付近に設置され前記車両の右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサと、前記車両の左側方付近に設置され前記車両の左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、車両に外部から衝撃力が加わった際に車両が受ける加速度を複数の方向における加速度として記録することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
また請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記所定の条件は、前記前方加速度センサの出力値と、前記中央加速度センサの出力値と、前記右側方加速度センサの出力値と、前記左側方加速度センサの出力値のうち、少なくとも一つの出力値が所定値以上となることを特徴としている。
上記構成によれば、複数の加速度センサの出力値うち、少なくとも一つの出力値が所定値以上となった場合をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点と車両状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
た請求項10に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項において、前記所定の条件は、特定の車両状態検出センサの出力値が所定値以上となることを特徴としている。
上記構成によれば、任意の車両状態検出センサの検出値が所定値以上となった場合をイベントの発生時点とし、イベントの発生時点と車両状態検出センサの出力値が記録部に記録された時点との時間差を算出することができ、精度の高い事後解析を行うことができる。
本発明によれば、複数のセンサからの出力値を記録する車両用データ記録装置において、各センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定されたサンプリング周波数で各センサの出力値を記録するとともに、イベント発生時点と各サンプリングタイミングのずれを算出可能な車両用データ記録装置を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1に本実施例のブロック図を示す。
車両用データ記録装置10の記録装置本体100は、イグニッションスイッチ300を介してバッテリと接続されている。またその内部に、バッテリとの接続が切断された際のバックアップ用電源250を備えている。
また、記録装置本体100は、外部から車両に加わる衝撃力を検出する加速度センサ210および車両の走行状態を検出する走行状態検出センサ220と電気的に接続されており、それぞれの検出値を取り込む。この加速度センサ210と走行状態検出センサ220が、請求項での車両状態検出センサ200にあたる。
加速度センサ210は、車両前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサ211、車両前方、車両右側方、車両左側方の各方向からの衝撃力を検出する中央加速度センサ212、車両右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサ213、車両左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサ214を備えている。
ここで、図2に示すように、前方加速度センサ211はフロントグリル500内側に取り付けられている。また中央加速度センサ212は車両の略中央のセンターコンソール(図示省略)内側に取り付けられている。また右側方加速度センサ213は車両右Bピラー511内部に取り付けられている。また左側方加速度センサ214は車両左Bピラー512内部に取り付けられている。
走行状態検出センサ220は、車速を検出する車速センサ221、エンジンの回転数を検出するエンジン(図1ではENGと記載)回転数センサ222、ブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサ223、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ224を備えている。
また、記録装置本体100は、記録制御を行う記録制御部110および車両状態検出センサ200の検出値の記録保存を行う記録保存部130を備えている。
記録制御部110は、記録制御を行うCPUである制御部111と、加速度センサ210および走行状態検出センサ220が検出した検出値を一時的に記録する記録部120を備えている。
記録部120は、前方加速度センサ211の検出値を記録する第一(図1では#1と記載)リングバッファ121、中央加速度センサ212の検出値を記録する第二(図1では#2と記載)リングバッファ122、右側方加速度センサ213の検出値を記録する第三(図1では#3と記載)リングバッファ123、左側方加速度センサ214の検出値を記録する第四(図1では#4と記載)リングバッファ124、車速センサ221の検出値を記録する第五(図1では#5と記載)リングバッファ125、エンジン回転数センサ222の検出値を記録する第六(図1では#6と記載)リングバッファ126、ブレーキオンオフセンサ223の検出値を記録する第七(図1では#7と記載)リングバッファ127、アクセル開度センサ224の検出値を記録する第八(図1では#8と記載)リングバッファ128を備えている。
ここで第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128は、イベント発生前とイベント発生後それぞれにおいて少なくとも時間TE分の各センサの検出値を記録する記録容量を有し、記録容量以上のデータを受け取った場合に古いデータを消去して新しいデータを取り込むいわゆる先入れ先出し方式のリングバッファである。
制御部111は、各車両状態検出センサの出力値を記録部120に取り込むためのサンプリングタイミングを設定するカウンタ112を備えている。
カウンタ112は、値0を初期値として0.5ms毎にカウント値をインクリメントし、カウント値が20となる10ms経過時点でカウント値を0に戻す第一カウンタ112Aと、値0を初期値として10ms毎にカウント値をインクリメントし、カウント値が100となる1000ms経過時点でカウント値を0に戻す第二カウンタ112Bを備えている。ここで、第一カウンタ112Aのカウント周波数およびカウント範囲は、周波数が数十Hzオーダーとなる加速度センサ210の出力信号の周波数帯域に基づいて設定されている。また、第二カウンタ112Bのカウント周波数およびカウント範囲は、周波数が数Hzオーダーとなる走行状態検出センサ220の出力信号の周波数帯域に基づいて設定されている。また、第一カウンタ112Aのカウントタイミングと第二カウンタ112Bのカウントタイミングは同期している(図5参照)。
前方加速度センサ211、中央加速度センサ212、右側方加速度センサ213、左側方加速度センサ214のそれぞれの出力値は、第一カウンタ112Aのカウントに合わせてサンプリングされ、記録部120に取り込まれる。ここで、制御部111の動作負荷を軽減するため、図5に示すように各サンプリングタイミングは重ならないように設定されており、前方加速度センサ211の出力値は第一カウンタ112Aのカウンタ値が2となった時点で、中央加速度センサ212の出力値は第一カウンタ112Aのカウンタ値が4となった時点で、右側方加速度センサ213の出力値は第一カウンタ112Aのカウンタ値が6となった時点で、左側方加速度センサ214の出力値は第一カウンタ112Aのカウンタ値が8となった時点で、それぞれ記録部120に取り込まれる。
また、車速センサ221、エンジン回転数センサ222、ブレーキオンオフセンサ223、アクセル開度センサ224のそれぞれの出力値は、第二カウンタ112Bのカウントに合わせてサンプリングされ、記録部120に取り込まれる。ここで、制御部111の動作負荷を軽減するため、図5に示すように各サンプリングタイミングは重ならないように設定されており、車速センサ221の出力値は第二カウンタ112Bのカウンタ値が0となった時点で、エンジン回転数センサ222の出力値は第二カウンタ112Bのカウンタ値が1となった時点で、ブレーキオンオフセンサ223の出力値は第二カウンタ112Bのカウンタ値が2となった時点で、アクセル開度センサ224の出力値は第二カウンタ112Bのカウンタ値が3となった時点で、それぞれ記録部120に取り込まれる。
さらに、図5に示すように、前方加速度センサ211、中央加速度センサ212、右側方加速度センサ213、左側方加速度センサ214のそれぞれの出力値のサンプリングタイミングと、車速センサ221、エンジン回転数センサ222、ブレーキオンオフセンサ223、アクセル開度センサ224のそれぞれの出力値のサンプリングタイミングも重ならないように設定されている。
また、制御部111は、イベントが発生した場合(後述)に、イベントが発生した時点での第一カウンタ112Aおよび第二カウンタ112Bのカウンタ値を記録するカウンタ値記録部113を備えている。
さらに、制御部111は、前方加速度センサ211の出力値が所定値以上であるかどうかの判定を行う判定部114を備えている。
記録保存部130は、記録部120に記録された検出値を一時的に記録する揮発性メモリである検出値一時記録バッファ131と、検出値一時記録バッファ131に記録された検出値を保存する不揮発性メモリの検出値保存部132を備えている。
検出値一時記録バッファ131には、イベントが発生した場合に、イベントが発生した時点で第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128に記録されている各センサの検出値が記録される。
また、検出値保存部132には、検出値一時記録バッファ131への検出値の記録が終了した時点で、検出値一時記録バッファ131に記録された検出値が記録される。
ここで、本実施例では、「車両状態検出センサの出力値が所定の条件を満たした場合」を「外部から車両に衝撃力が加わり、前方加速度センサ211の出力値が所定値以上となった場合」とし、この状態を「イベントが発生した場合」とする。
次に、図3、図4に示すフローチャートと、図5に示す動作説明図を用いて、本実施例の動作を説明する。
まず、図3のフローチャートにより、制御部111の基本動作を説明する。
ステップS101では、イベントが発生したかどうかの判定が行われる。イベントが発生した場合、すなわち、外部から車両に衝撃力が加わり、前方加速度センサ211の値が所定値以上となった場合は、フローはステップS103へ移行する。一方、イベントが発生していない場合は、フローはステップS102へ移行する。
ステップS102では、加速度センサ210および走行状態検出センサ220の出力値が記録部120に記録される記録動作が行われる(後述)。この後にフローはステップS101に戻り、ステップS101〜ステップS102が繰り返される。
ステップS103では、その時点での第一カウンタ112Aのカウント値および第二カウンタ112Bのカウント値がカウンタ値記録部113に記録される。この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、イベントが発生した時点から所定時間TEが経過するまで、記録動作が行われる。この後にフローはステップS105へ移行する。
ステップS105では、記録部120の第一リングバッファ121〜第八リングバッファ128に記録された加速度センサ210および走行状態検出センサ220の検出値が、揮発性メモリである検出値一時記録バッファ131に記録される。この後にフローはステップS106へ移行する。
ステップS106では、検出値一時記録バッファ131に記録された加速度センサ210および走行状態検出センサ220の検出値が、不揮発性メモリである検出値保存部132に記録され、保存される。この後にフローはステップS107へ移行する。
ステップS107で動作は終了する。
以上の動作により、イベント発生前TE時間分以上およびイベント発生後TE時間分の加速度センサ210および走行状態検出センサ220の出力値が記録保存部130に記録され保存される。
次に、図4のフローチャートにより、制御部111の記録動作を説明する。
ステップS201では、第一カウンタ112Aのカウント値の判定が行われる。第一カウンタ112Aのカウント値が0の場合は、フローはステップS202へ移行する。また、第一カウンタ112Aのカウント値が2、4、6、8の場合は、フローはステップS203へ移行する。また、第一カウンタ112Aのカウント値が0、2、4、6、8以外の場合は、フローはステップS206へ移行する。
ステップS202では、第二カウンタ112Bのカウント値の判定が行われる。第二カウンタ112Bの値が0、1、2、3の場合は、フローはステップS204へ移行する。一方、第二カウンタ112Bのカウント値が0、1、2、3以外の場合は、フローはステップS205へ移行する。
ステップS203では、第一カウンタ112Aのカウント値に対応するタイミングでサンプリングタイミングが設定された加速度センサ210の出力値がサンプリングされ、記録部120に記録される。
すなわち、図5において、第一カウンタ112Aのカウンタ値=2の場合は、前方加速度センサ211の出力値がサンプリングされて第一リングバッファ121に記録される。また、第一カウンタ112Aのカウンタ値=4の場合は、中央加速度センサ212の出力値がサンプリングされて第二リングバッファ122に記録される。また、第一カウンタ112Aのカウンタ値=6の場合は、右側方加速度センサ213の出力値がサンプリングされて第三リングバッファ123に記録される。また、第一カウンタ112Aのカウンタ値=8の場合は、左側方加速度センサ214の出力値がサンプリングされて第四リングバッファ124に記録される。ここで、フローは各リングバッファへの記録終了を待たずに、直ちにステップS206へ移行する。
ステップS204では、第二カウンタ112Bのカウント値に対応するタイミングでサンプリングタイミングが設定された走行状態検出センサ220の出力値がサンプリングされ、記録部120に記録される。
すなわち、図5において、第二カウンタ112Bのカウンタ値=0の場合は、車速センサ221の出力値がサンプリングされて第五リングバッファ125に記録される。また、第二カウンタ112Bのカウンタ値=1の場合は、エンジン回転数センサ222の出力値がサンプリングされて第六リングバッファ126に記録される。また、第二カウンタ112Bのカウンタ値=2の場合は、ブレーキオンオフセンサ223の出力値がサンプリングされて第七リングバッファ127に記録される。また、第二カウンタ112Bのカウンタ値=3の場合は、アクセル開度センサ224の出力値がサンプリングされて第八リングバッファ128に記録される。ここで、フローは各リングバッファへの記録終了を待たずに、直ちにステップS206へ移行する。
ステップS205では第二カウンタ112Bのカウント値がインクリメントされる。ここで、第二カウンタ112Bのカウント値は0〜99の値を取り、99の後は0に戻ってカウントされる。この後に、フローはステップS206へ移行する。
ステップS206では第一カウンタ112Aのカウント値がインクリメントされる。ここで、第一カウンタ112Aのカウント値は0〜19の値を取り、19の後は0に戻ってカウントされる。この後に、フローはステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS206を繰り返す。
ここで、図5に示すように、時刻tn+11msにおいて前方加速度センサ211の出力値が所定値以上となり、判定部114がイベントが発生したと判定すると、カウンタ値記録部113には、イベント発生時点から最初のカウント値が記録され、第一カウンタ112Aの値2と第二カウンタ112Bの値2が記録される。
一方、前述したように、第一カウンタ112Aのカウント値が2の時点で前方加速度センサ211のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウント値が4の時点で中央加速度センサ212のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウント値が6の時点で右側方加速度センサ213のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウント値が8の時点で左側方加速度センサ214のサンプリングが行われる。
また、第一カウンタ112Aのカウンタ値が0、且つ第二カウンタ112Bのカウント値が0の時点で車速センサ221のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウンタ値が0、且つ第二カウンタ112Bのカウント値が1の時点でエンジン回転数センサ222のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウンタ値が0、且つ第二カウンタ112Bのカウント値が2の時点でブレーキオンオフセンサ223のサンプリングが行われ、第一カウンタ112Aのカウンタ値が0、且つ第二カウンタ112Bのカウント値が3の時点でアクセル開度センサ224のサンプリングが行われる。
したがって、イベント発生時刻における第一カウンタ112Aのカウンタ値および第二カウンタ112Bのカウンタ値がわかれば、イベント発生時刻と加速度センサ210および走行状態検出センサ220のサンプリングタイミングとの時間差(図5のtd2〜td8)を算出することができる。
図6に、加速度センサ210および走行状態検出センサ220の各サンプリングタイミングにおける第一カウンタ112Aのカウンタ値および第二カウンタ112Bのカウンタ値と、イベント発生時の第一カウンタ112Aのカウンタ値および第二カウンタ112Bのカウンタ値、およびこれらの値から算出したイベント発生時刻とサンプリングタイミングとの時間差を表す。
例えば、中央加速度センサ212のサンプリングタイミングは第一カウンタ112Aのカウンタ値(以降、第一カウンタ値と呼ぶ)=4で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2となることから、中央加速度センサ212のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=2となる。ここで、第一カウンタ値を時間に換算すると、前述したように第一カウンタ値1が0.5msに相当するため、中央加速度センサ212のサンプリングは、イベント発生時刻より1ms後に行われていることがわかる。すなわち、td2=1msである。
また、右側方加速度センサ213のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=6で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2となることから、右側方加速度センサ213のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=4となる。したがって、右側方加速度センサ213のサンプリングは、イベント発生時刻より2ms後に行われていることがわかる。すなわち、td3=2msである。
また、左側方加速度センサ214のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=8で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2となることから、左側方加速度センサ214のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=6となる。したがって、左側方加速度センサ214のサンプリングは、イベント発生時刻より3ms前に行われていることがわかる。すなわち、td4=3msである。
また、車速センサ221のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ112Bのカウンタ値(以降、第二カウンタ値と呼ぶ)=0で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、車速センサ221のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=98(カウンタ値を引き算するとー2となり0未満となるため+100とする)となる。ここで、第一カウンタ値および第二カウンタ値を時間に換算すると、前述したように第一カウンタ値1が0.5msに相当し、第二カウンタ値1が10msに相当するため、車速センサ221のサンプリングは、イベント発生時刻より989ms後に行われていることがわかる。すなわち、td5=989msである。
また、エンジン回転数センサ222のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ値=1で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、エンジン回転数センサ222のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=99(カウンタ値を引き算するとー1となり0未満となるため+100とする)となる。したがって、エンジン回転数センサ222のサンプリングは、イベント発生時刻より999ms後に行われていることがわかる。すなわち、td6=999msである。
また、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ値=2で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=0で表される。したがって、ブレーキオンオフセンサ223のサンプリングは、イベント発生時刻より9ms後に行われていることがわかる。すなわち、td7=9msである。
さらに、アクセル開度センサ224のサンプリングタイミングは第一カウンタ値=0および第二カウンタ値=3で行われ、イベント発生時刻は第一カウンタ値=2および第二カウンタ値=2となることから、アクセル開度センサ224のサンプリングタイミングとイベント発生時刻との時間差をカウンタ値で表した場合、第一カウンタ値=18(カウンタ値を引き算すると−2となり0未満となるため+20とする)、第二カウンタ値=1で表される。したがって、アクセル開度センサ224のサンプリングは、イベント発生時刻より19ms後に行われていることがわかる。すなわち、td8=19msである。
上述したように、イベント発生時刻と車両状態検出センサ200のサンプリングタイミングとの間には時間差がある場合があるが、この場合は実際にイベントが発生した時刻における車両状態検出センサ200の検出値は記録されていないことになる。しかしながら、車両状態検出センサ200のサンプリング周波数は車両状態検出センサ200の出力信号の周波数特性を再現可能な値に設定されているため、記録していない時刻における出力値はその前後の記録値から比例式を用いて推定値を算出することができる。
これを車両状態検出センサ200の出力値のグラフの問題として考えると、イベント発生時刻を時間軸として見た場合、車両状態検出センサ200の出力値のグラフはイベント発生時刻とサンプリングタイミングとの時間差分時間軸方向に移動して見れば良いことになる。
図7に、上記実施例における右側方加速度センサ213の検出値のグラフの一例を示す。前述したように、右側方加速度センサ213のサンプリングタイミングがイベント発生時刻に対し2ms後にある場合は、右側方加速度センサ213の検出値のグラフを図6の右方向に2msずらしたグラフとすることで、イベント発生時刻とサンプリングタイミングの時間軸を揃えたグラフにすることができる。この場合、イベント発生時刻SSにおける右側方加速度センサ213の出力値の推定値GSは、イベント発生時刻SS前後の時刻S1および時刻S2での記録値G1、G2を用いて、例えばGS=((G2−G1)/(S2−S1))×(SS−S1)+G1等の比例式で算出することができる。
図8に、イベント発生時刻に対しそれぞれ3.5ms、4.5ms後にサンプリングタイミングがある正弦波および余弦波を、イベント発生時刻と時間軸を合わせて表示したシミュレーション結果例を示す。図7において、d1=3.5ms、d2=4.5msとなる。
以上のように、加速度センサ210や走行状態検出センサ220等の車両状態検出センサ200の出力値を、各センサに最適なサンプリング周波数でカウントを行うカウンタを用いてサンプリングすることで、不必要なサンプリングを行うことがなくなり、記録容量の増大を回避することができる。これにより、大容量の記録装置が不要となって、コストアップの抑制を図ることができる。
また、各サンプリングタイミングが重ならないようにサンプリングタイミングを設定することで、制御部111、すなわちCPUの負荷の増大を抑制することができる。これにより、高速のCPUが不要となって、コストアップの抑制を図ることができる。
また、イベント発生時におけるカウンタ112のカウンタ値を記録することで、事後解析時にイベント発生時刻と車両状態検出センサ200の各サンプリングタイミングとの時間差を算出することができ、精度の高い解析を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、「イベントが発生した場合」は、本実施例で設定した状態に限られるものではなく、「中央加速度センサ212の出力値が所定値以上となる場合」等、他の状態を設定しても良い。
また第一カウンタ112Aおよび第二カウンタ112Bのカウント周波数およびカウント範囲は本実施例で設定した値に限られるものではなく、各車両状態検出センサ200に適したサンプリング周波数に基づいて他の値を設定しても良い。
また、各センサの取り付け位置や数は本実施例に記載した位置に限定されるものではない。
また、走行状態検出センサ220は、本実施例に記載したセンサに限定されるものではなく、車両の走行状態を検出するセンサであれば良い。
また、走行状態検出センサ220の出力値は、分散型制御ネットワークの規格であるCAN(Controller Area Network)を経由して取り込む構成としても良い。
さらに、ブロック図は本実施例に記載したものに限定されず、同等の機能を備える構成であれば良い。
本発明の実施例のブロック図である。 本発明の実施例の加速度センサの取り付け位置を示す図である。 本発明の実施例における制御部の基本動作のフローチャートである。 本発明の実施例における制御部の記録動作のフローチャートである。 本発明の実施例の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。 本発明の実施例の他の動作説明図である。
符号の説明
10 車両用データ記録装置
100 記録装置本体
110 記録制御部
111 制御部
112 カウンタ
112A 第一カウンタ
112B 第二カンウタ
113 カウンタ値記録部
114 判定部
120 記録部
121〜128 第一リングバッファ〜第八リングバッファ
130 記録保存部
131 検出値一時記録バッファ
132 検出値保存部
200 車両状態検出センサ
210 加速度センサ
211 前方加速度センサ
212 中央加速度センサ
213 右側方加速度センサ
214 左側方加速度センサ
220 走行状態検出センサ
221 車速センサ
222 エンジン(ENG)回転数センサ
223 ブレーキオンオフセンサ
224 アクセル開度センサ
250 バックアップ用電源
300 イグニッションスイッチ

Claims (10)

  1. 走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が同等となる複数の車両状態検出センサと、
    前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、
    前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定されるカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うカウンタと、前記カウンタのカウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記カウンタのカウンタ値が前記車両状態検出センサごとに異なる値で設定されている所定値となる度に、その所定値に対応する前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記カウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴とする車両用データ記録装置。
  2. 記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサを備え、
    前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴とする請求項1に記載の車両用データ記録装置。
  3. 走行時の車両の状態を検出する、出力信号の周波数帯域が異なる複数の車両状態検出センサと、
    前記車両状態検出センサの出力値を記録する記録部と、
    前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記車両状態検出センサの出力信号の各周波数帯域に基づいてそれぞれカウント周波数およびカウント範囲でカウントを繰り返し行うように設定され、かつカウントタイミングが同期する複数のカウンタと、前記複数のカウンタの各カウンタ値を記録するカウンタ値記録部と、前記車両状態検出センサの出力値の状態を判定する判定部とを備え、前記複数のカウンタのカウンタ値が、前記車両状態検出センサごとに対応する前記カウンタにおいて異なる値で設定されている所定値となる度に、前記車両状態検出センサの出力値を前記記録部に記録し、前記複数のカウンタのカウンタ値が前記所定値となるカウントタイミングは重ならないように設定されており、前記判定部により前記複数の車両状態検出センサのうち特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たすと判定された際は、前記特定の車両状態検出センサの前記出力値が所定の条件を満たした時点における前記複数のカウンタのカウンタ値を前記カウンタ値記録部に記録することを特徴とする車両用データ記録装置。
  4. 記複数の車両状態検出センサは、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサと、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出センサとを備え、
    前記特定の車両状態検出センサは、前記加速度センサであることを特徴とする請求項3に記載の車両用データ記録装置。
  5. 前記複数のカウンタは、前記加速度センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第一のカウント周波数および第一のカウント範囲により繰り返しカウントを行う第一カウンタと、前記走行状態検出センサの出力信号の周波数帯域に基づいて設定される第二のカウント周波数および第二のカウント範囲により前記第一カウンタのカウントタイミングに同期して繰り返しカウントを行う第二カウンタとを備えたことを特徴とする請求項4に記載の車両用データ記録装置。
  6. 前記加速度センサは複数の加速度センサを備えるとともに前記第一カウンタの前記所定値は前記加速度センサごとに異なる値が設定され、
    前記走行状態検出センサは複数の走行状態検出センサを備えるとともに前記第二カウンタの前記他の所定値は前記走行状態検出センサごとに異なる値が設定され、
    前記第一カウンタのカウンタ値が前記所定値となるタイミングと前記第二カウンタのカウンタ値が前記他の所定値となるカウントタイミングが重ならないことを特徴とする請求項5に記載の車両用データ記録装置。
  7. 前記走行状態検出センサは、前記車両の車速を検出する車速センサと、前記車両が備えるエンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、前記車両のブレーキのオンオフを検出するブレーキオンオフセンサと、前記車両のアクセル開度を検出するアクセル開度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項4から6のうちいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
  8. 前記加速度センサは、前記車両の前方付近に設置され前記車両の前方からの衝撃力を検出する前方加速度センサと、前記車両の中央付近に設置され前記車両の前方と右側方と左側方からの衝撃力を検出する中央加速度センサと、前記車両の右側方付近に設置され前記車両の右側方からの衝撃力を検出する右側方加速度センサと、前記車両の左側方付近に設置され前記車両の左側方からの衝撃力を検出する左側方加速度センサのうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項2、4、5、6または7に記載の車両用データ記録装置。
  9. 前記所定の条件は、前記前方加速度センサの出力値と、前記中央加速度センサの出力値と、前記右側方加速度センサの出力値と、前記左側方加速度センサの出力値とのうち、少なくとも一つの出力値が所定値以上となることを特徴とする請求項8に記載の車両用データ記録装置。
  10. 前記所定の条件は、前記特定の車両状態検出センサの出力値が所定値以上となることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項に記載の車両用データ記録装置。
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