JP2008238888A - 列車位置検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明の課題は、列車の位置を正確に検知する列車位置検出システムを提供することである。
【解決手段】外部から受ける外圧を測定する測定手段と、所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録する記憶手段と、前記測定手段で測定した外圧に基づいて、前記記憶手段に記録されている前記位置情報のいずれの位置で前記測定手段が外圧を測定したかを判断する判断手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】外部から受ける外圧を測定する測定手段と、所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録する記憶手段と、前記測定手段で測定した外圧に基づいて、前記記憶手段に記録されている前記位置情報のいずれの位置で前記測定手段が外圧を測定したかを判断する判断手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば、列車の位置を正確に計測する列車位置検知システムに関する。
列車が正確に運行していることを把握し、列車が遅延した際には、どの位置を走行しているのかを正確に把握することで、乱れたダイヤの正常化および利用客に対して適切な対応をとることができる。そのため、列車を制御する上では、列車の詳細な位置、速度が計測できれば、より正確な制御が可能となる。
従来、列車の位置検出は、列車にGPS(Global Positioning System 衛星測位システム)受信機を搭載し、衛星がGPS情報を受信することで位置を検出する方法がある。また、線路にATS(Automatic Train Stop 自動列車停車装置)等を設置することで、ATSの設置位置を基準位置として、列車の車輪の回転数から走行距離を判断し、列車の位置を検出する方法も用いられている。また、距離センサによって列車の走行距離を、方位センサによって列車の走行方位を時系列的に観測し、列車の走行位置を推測する推測航法も用いられている。
特許文献1には、列車最前部に推測航法演算装置が設置され、列車最前部と列車最後部にはGPS受信機が搭載されている。推測航法演算装置は、それぞれのGPS受信機で受信したGPS情報から得られる位置情報から列車の軌跡を算出し、記憶部が記憶する。そして、列車最前部と列車最後部に搭載されたいずれかのGPS受信機が通信不能となった場合には、記憶部が記憶している列車の軌跡に基づいて、推測航法演算装置は、通信不能となったGPS受信機が搭載された位置情報を補正する構成が開示されている。
特許文献2には、衛星からGPS情報から受信する受信手段と、緯度、経度と、既知である線路の曲率と、線路長とを関係付けたデータベースを記憶する記憶手段と、情報処理手段とを有し、情報処理手段は、GPS情報を受信したときに受信信頼度を演算し、信頼度が高ければ、GPS情報により列車走行位置を特定し、それ以外の場合は、車軸の回転数等から曲率を算出し、記憶手段で記憶している曲率と比較し、列車走行位置を特定する構成が開示されている。
特開平7−294622号公報
特開2003−394825号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2は、GPS情報や電波強度による位置検知を用いており、列車に搭載されたGPS受信機は、常に衛星や電波を捉えている必要がある。そのため、列車がトンネルを通過する場合または地下鉄では、位置を検知することは困難である。また、いずれの場合も、衛星によるGPS情報が得られない場合は、演算によって位置を算出しているが、測定区間の累積加算により位置を検知しているため累積誤差が生じる可能性がある。
また、衛星からのGPS情報を用いないATS等の補助装置を線路側に設ける方法では、設備を線路側につけるコストの問題がある。ATS等の補助装置は、常に列車の位置を検知するための用途ではない。さらに、レールおよび列車の車輪は、金属製である。そのため、車輪が磨耗し、車輪径が変化することや、車輪が空転することが起こり得る。そのため、ATSを用いた方法では、列車の車輪の回転数から走行距離を判断し、列車の位置、または速度を検知するのは必ずしも正確とはいえない。
この発明の目的は、列車の位置を正確に検知する列車位置検出システムを提供することである。
この発明の一実施の形態に係る列車位置検出システムは、外部から受ける外圧を測定する測定手段と、所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録する記憶手段と、前記測定手段で測定した外圧に基づいて、前記記憶手段に記録されている前記位置情報のいずれの位置で前記測定手段が外圧を測定したかを判断する判断手段とを有する。
本発明により、列車に通常備え付けられている設備を用いて列車の位置を検出するため、特別な設備投資を必要としないため、コストを低減することができる。また、レールおよび列車の車輪を列車の位置検知に用いているため、本発明は、レールにおかれた置石や、亀裂等の線路異常、磨耗等の車輪異常、経年劣化等も判定することが可能となる。
以下、図面を参照して、この発明の種々な実施の形態に係る列車位置検知システムについて説明する。図1は、本実施形態に用いられる列車の構造を示す外観図である。列車1は、レール2に沿って走行する。また、レール2と並行して、電線3が中空に敷かれている。そして、電線3は、任意の間隔で設置された支持点4によってある程度の張力を有して固定されている。そのため、駅と駅との間では、複数の支持点4が設けられている。
列車1の屋根には、パンタグラフ11が設けられている。パンタグラフ11は、列車1の走行の動力として、電線3から電力を受け取っている。
また、列車1は、レール2からの振動、車輪6とレールとの左右方向のすべり、駆動系の振動、風圧などによって、他方向から走行中に振動を受ける。列車1は、これらの振動を抑制するために、台車5が設けられている。図2に、列車1に設けられる台車5の構造を示す。台車5は、図示しない駆動装置および制動装置、車輪53、車軸54を有している。車輪53および車軸54は、レール2および図示しない駆動装置からの振動を抑制するために、1次緩衝装置52を介して設けられている。また、台車5と列車1は、2次緩衝装置51を介して設けられている。2次緩衝装置51は、車体での乗り心地を良くするためのものである。
ここで、車軸54には、センサ55が設けられている。車軸54に設けられるセンサ55としては、例えば、3次元加速度センサ(またはジャイロセンサ)もしくはストロークセンサである。車輪54が図2に示すように、レール2とレール2の継ぎ目を通過して、車軸54が上下運動することに伴い、車軸54に設けられたセンサ55は、追従して動作し、加速度およびストロークを検知する。レール2とレール2の継ぎ目の箇所は、レール2を取り替えない限り固定である。
例えば、A駅からB駅の間には、レール2とレール2の継ぎ目が8箇所設けられているとする。図3は、列車1がA駅からB駅間を走行する際にセンサ55が検知したデータを示す図である。図3の横軸は、駅Aから駅B間におけるレール2の位置を示している。縦軸は、センサ55が検知した加速度またはストロークデータを示している。
本実施例のように、車軸54にセンサ55を設けることで、列車1の上下動に追従してセンサ55が加速度またはストロークデータを検知することもある。車輪53がレール2とレール2の継ぎ目を通過するときは、センサ55が、車輪53がレール2とレール2の継ぎ目以外を走行しているときよりも突出した縦方向の加速度またはストロークデータを検知することとなる。
次に、センサ55が取得した加速度またはストロークデータに基づいて、列車1の位置を検知するシステムについて図4に示す列車位置検知システムのブロック図を用いて説明する。本実施例に係る列車位置検知システムは、センサ55、データロガー100、処理装置101、記憶装置102を有している。データロガー100は、センサ55が取得した加速度またはストロークデータをデジタル値に変換し、時間ごとのデータに変換する。記憶手段としての記録装置102は、駅と駅の間に存在するレールとレールの継ぎ目の数と、それぞれの継ぎ目が駅からどの位置に存在するのかを対応付けえて記憶する。また、記録装置102は、レール2の各継ぎ目を車輪53が通過する際にセンサ55が検知した加速度およびストロークデータの過去の履歴などのデータを記憶している。処理装置101は、計算部1011、比較部1012、判定部1013を有している。計算部1011は、データロガー100を介した加速度またはストロークデータを3次元に分解する。また、計算部1011は、センサ55が検知した加速度から、速度を算出する。比較部1012は、センサ55が検知した加速度の大きさが規定値以上か否かを比較する。判定部1013は、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したか否かを判断する。
例えば、A駅からB駅の間には、レール2の継ぎ目が8箇所設けられているとする。レール2の継ぎ目はレール設置時点で固定である。図3は、列車1がA駅からB駅間を走行する際にセンサ55が検知したデータを示す図である。図3の横軸は、駅Aから駅B間におけるレール2の継ぎ目の位置を示している。縦軸は、センサ55が検知した加速度またはストロークデータを示している。
本実施例のように、パンタグラフ11のダンパー112にセンサ55を設けることで、列車1の上下動に追従してセンサ55が加速度またはストロークデータを検知することもある。パンタグラフ11が支持点4を通過するときは、センサ55が、パンタグラフ11が電線に追従しているときよりも突出した加速度またはストロークデータを検知することとなる。
次に、センサ55が取得した加速度またはストロークデータに基づいて、列車1の位置を検知するシステムについて図4に示す列車位置検知システムのブロック図を用いて説明する。本実施例に係る列車位置検知システムは、センサ55、データロガー100、処理装置101、記憶装置102を有している。データロガー100は、センサ55が取得した加速度またはストロークデータをデジタル値に変換し、時間ごとのデータに変換する。記憶手段としての記録装置102は、駅と駅の間に存在するレール2の継ぎ目の数と、それぞれのレール2の継ぎ目が駅からどの位置に存在するのかを対応付けて記憶する。また、記録装置102は、各支持点4をパンタグラフ11が通過する際にセンサ55が検知した加速度およびストロークデータの過去の履歴などのデータを記憶している。処理装置101は、計算部1011、比較部1012、判断部1013を有している。計算部1011は、データロガー100を介した加速度またはストロークデータを3次元に分解する。また、計算部1011は、センサ55が検知した加速度から、速度を算出する。比較部1012は、センサ55が検知した加速度の大きさが規定値以上か否かを比較する。判断部1013は、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したか否かを判断する。
例えば、列車1が、駅Aと駅B間を走行する場合を説明する。そして、例えば、駅Aと駅B間には、8つのレール2の継ぎ目が設けられているとする。はじめに、列車1が駅Aを出発し、センサ55が上下方向の加速度を検知すると、処理装置101の比較部1012は、検知した加速度の大きさが規定値以上か否かを比較する。比較部1012は、規定値を記憶装置102から読み出す。規定値は予め設定されたものであり、車輪53がレール2の継ぎ目を通過するときにセンサ55が検知する加速度の大きさ、または、加速度を3次元分解したパターンである。判断部1013が、センサ55が検知した加速度が規定値以上であり、加速度の3次元分解したパターンも所定範囲で照合すると判断すると、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したと判断する。
記憶装置102は、駅Aと駅B間には、8つのレール2の継ぎ目が設けられている旨の情報を有している。そして、記憶部102は、列車1が駅Aと駅B間でいくつのレール2の継ぎ目を通過したかを記憶している。判断部1013は、駅Aから駅B間で、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したと判断すると、列車1が、駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目の位置を走行している旨を示す情報を出力する。そして、判断部1013は、記憶装置102に対して、駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目を通過したことを記憶させる。
次に、センサ55が上下方向の加速度を検知して、判断部1013が、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したと判断すると、判断部1013は、記憶装置102から列車1が駅Aと駅B間で駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目を通過した旨の情報を読み出し、列車1が駅Aから2つ目のレール2の継ぎ目の位置を走行している旨を示す情報を出力する。そして、判断部1013は、記憶装置102に対して、駅Aから2つ目のレール2の継ぎ目を通過した旨を示す情報を記憶させる。
センサ55は、例えば3次元加速度センサであり、列車1がレール2の継ぎ目を通過しないときであっても、進行方向に対して加速度を計測する。そのため、列車1が駅Bに到着し、センサ55がおおよそゼロの加速度を検知するようになったとき、または、列車1の車輪の回転が停止したとき、判断部1013は、駅Aと駅B間の列車位置検知は終了したと判断する。つまり、列車1が駅Bを出発し、センサ55が上下方向の加速度を検知して、判断部1013が、車輪53がレール2の継ぎ目を通過したと判断すると、判断部1013は、駅Bから1つ目のレール2の継ぎ目を通過した旨を示す情報を出力するとともに、記憶装置102に記憶させる。
レール2の継ぎ目の設置位置は既知である。そのため、本実施例により、レール2の継ぎ目を列車が通過したことが分かれば、どの区間のどのレール2の継ぎ目の位置を列車1が走行しているのか正確に特定することができる。
また、計算部1011は、センサ55が検知した加速度から、速度を算出する。列車1の先頭車両および後部車両の車輪53にセンサ55を設けることで、双方のセンサ55が、レール2の継ぎ目を通過する時間を用いて、さらに正確な速度を算出することができる。つまり、車輪53の空転等が影響し、実際の列車1の速度は、速度メータに示される速度とは異なるが、正確な速度を算出できる。
また、列車1の先頭車両および後部車両の車輪53にセンサ55を設けることで、列車1の先頭車両は特定のレール2の継ぎ目を通過したが、列車1の後部車両は特定のレール2の継ぎ目を通過していないことも判断部1013は判定できる。列車1のすべての車両がレール2の継ぎ目を通過していない旨の情報もえられる。そのため、ダイヤの乱れが生じた場合、列車1がどの位置を通過したのか、どの位置を抜けきっていないのかを正確に判断することができる。
記憶装置102は、車輪53がレール2の継ぎ目を通過するときにセンサ55が検知する加速度の大きさ、または、加速度を3次元分解したパターンを記憶している。そして、判断部1013が、センサ55が検知した加速度と記憶装置102に記憶している加速度のパターンとを照合して車輪53がレール2の継ぎ目を通過したかを判断している。さらに、レール2の継ぎ目以外のレール2において、センサ55が特徴的に加速度を検知する特定ポイントを、どの駅と駅の間のどの位置で、どのような加速度パターンかを対応付けて記憶装置102に記憶させることができる。このようにして、レール2の継ぎ目以外の箇所でも列車1の位置検知が可能となるため、位置検知ポイントが増えるに従い、正確な列車1の位置を検知することができる。そのため、継ぎ目の少ないロングレールでも対応できる。
また、レール2の継ぎ目以外で特徴的に加速度を検知できる特定ポイントは、センサ55が検知した加速度を判断部1013が、記憶装置102に記憶されている加速度パターンと照合できないときに、所定値以上の加速度である場合に、どの駅と駅の間のどの位置で、どのような加速度パターンかを対応付けて記憶装置102に記憶させるようにしてもよい。
さらに、駅Aと駅B間に例えば、カーブのレール2がある場合、レール2の継ぎ目以外でも、どの位置で、どのような加速度パターンかを対応付けて記憶装置102に記憶させることができる。列車1がカーブを通過する際には、センサ11が横方向の加速度を検知するので、列車1がレール2の継ぎ目を通過する場合にセンサ11が取得する加速度パターンとは異なる加速度パターンが得られる。このようにして、レール2の継ぎ目以外の箇所でも列車1の位置検知が可能となるため、位置検知ポイントが増えるに従い、正確な列車1の位置を検知することができる。
また、レール2の継ぎ目以外のレール2のカーブで特徴的に加速度を検知できる特定ポイントは、センサ55が検知した加速度を判断部1013が、記憶装置102に記憶されている加速度パターンと照合できないときに、所定値以上の加速度である場合に、どの駅とどの駅の間のどの位置で、どのような加速度パターンかを対応付けて記憶装置102に記憶させるようにしてもよい。
センサ11は、例えばレール2の継ぎ目で加速度を取得し、判断部1013が、列車が通過した位置を特定した場合、センサ11は、加速度を取得した電線3の支持点4で初期化する。このため、センサ11の誤差が蓄積されないため、センサ11は取得した3軸加速度から移動距離を求めるときの測定精度が落ちるのを防ぐことができる。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、上記説明した本実施例に係る列車位置検知システムによる位置情報を取得する方法について説明する。例えば、列車1が、駅Aと駅B間を走行するとする。そして、例えば、駅Aと駅B間には、8つのレール2の継ぎ目が設置されているとする。
はじめに、列車1が駅Aを出発し、センサ55が加速度を検知すると(ステップS100)、処理装置101の比較部1012は、検知した加速度の大きさが規定値以上か否かを比較する(ステップS101)。
判断部1013が、検知した加速度(縦方向の加速度)の大きさが規定値以上であると判断した場合(ステップS101、YES)、処理装置101の判断部1013は、レール2の継ぎ目であると判断する(ステップS103)。そして、判断部1013は、センサ11を初期化し、加速度センサ11は、加速度を測定する(ステップS100)。
判断部1013が、検知した加速度の大きさが規定値以上でないと判断した場合(ステップS101、NO)、処理装置101の計算部1011は、検知した加速度を積分し、駅Aからセンサ55が加速度を検知した位置までの速度と距離を算出する(ステップS102)。そして、計算部1011は、駅Aを基準点として、算出した距離を基にして、位置を計算する(ステップS104)。
ここで、ステップS105では、計算部1011は、駅Aを基準点として、算出した距離を基にして、位置を計算する場合、記憶装置102に記録されている列車1がどのレール2の継ぎ目まで通過しているかに基づいて位置を計算する。つまり、記憶装置102が、駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目まで通過している情報が記録されていれば、駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目を列車1が通過したときに、加速度センサ11は初期化されているため(ステップS103、YES)、計算部1011は、センサ11が取得した加速度に基づいて、駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目からの距離を基にして、位置を計算する。計算部1011は、レール2の継ぎ目を基準として位置を計算しているため、加速度から距離を算出する場合に累積誤差を抑制し、測定精度を向上させることができる。
そして、比較部1012は、計算部1011が算出した位置と、記憶装置102に予め記憶されている駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目までの距離とを比較する(ステップS105)。比較部1012は、計算部1011が算出した位置が、記憶装置102に予め記憶されている駅Aから1つ目のレール2の継ぎ目までの距離の所定範囲に入っていれば、センサ11が加速度を取得した位置がレール2の継ぎ目であると確認することができる。また、判断部1013は、列車1の正確な通過位置を取得できるため、例えば、予め記憶装置102に各レール2の継ぎ目の位置と列車1のダイヤで決められた通過時間とを対応付けて記録することで、列車1の運行が正常かどうかも判断することができる。
そして、判断部1013は、列車1が通過した位置情報および列車1の運行が正常かどうかの情報を出力する(ステップS106)。
上記説明した図5におけるフローチャートは、レール2の継ぎ目以外に加速度を検知できる特定ポイントを用いた場合も同様である。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、現在または将来の実施段階では、その時点で利用可能な技術に基づき、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…列車、2…レール、3…電線、4…支持点、5…台車、54…車軸、55…センサ。
Claims (12)
- 外部から受ける外圧を測定する測定手段と、
所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録する記憶手段と、
前記測定手段で測定した外圧に基づいて、前記記憶手段に記録されている前記位置情報のいずれの位置で前記測定手段が外圧を測定したかを判断する判断手段と、
を有することを特徴とする列車位置検知システム。 - 外部から受ける外圧を測定する第1の測定手段と、
前記第1の測定手段と所定間隔で離間して設けられている外部から受ける外圧を測定する第2の測定手段と、
所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録する記憶手段と、
前記第1の測定手段および前記第2の測定手段が外圧を測定する時間差および前記第1の測定手段と前記第2の測定手段との離間距離に基づいて速度を計算する計算手段と、
を有することを特徴とする列車位置検知システム。 - 前記記憶手段は、前記位置情報として前記所定区間で外圧を受ける位置の数Nと順序とを対応付けて記録していることを特徴とする請求項1記載の列車位置検知システム。
- 前記記憶手段は、前記所定区間内で前記測定手段が測定した外圧の回数Mを記録することを特徴とする請求項3記載の列車位置検知システム。
- 前記判断手段は、特定位置Xで前記測定手段が外圧を測定した場合、前記記憶手段に記録している測定手段が外圧を測定した回数Mに基づいて、前記特定位置Xを、前記所定区間におけるM+1番目の外圧を受ける位置と判別し、前記記憶手段に記録されている外圧を測定した回数Mに1を加算することを特徴とする請求項4記載の列車位置検知システム。
- 前記計測手段は、加速度センサ、ジャイロセンサ、ストロークセンサのうちいずれか1つであることを特徴とする請求項5記載の列車位置検知システム。
- 前記計測手段は、外圧を測定した場合、初期化することを特徴とする請求項5記載の列車位置検知システム。
- 外部から受ける外圧を測定し、
所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録し、
測定した外圧に基づいて、記録されている前記位置情報のいずれの位置で前記測定手段が外圧を測定したかを判断する、
ことを特徴とする列車位置検知方法。 - 外部から受ける外圧を複数回測定し、
所定区間において外圧を受ける位置を位置情報として予め記録し、
複数回測定した外圧における測定の時間差および外圧を測定する離間距離に基づいて、速度を計算する、
ことを特徴とする列車位置検知方法。 - 前記位置情報として外圧を受ける位置の数Nと順序とを対応付けて記録していることを特徴とする請求項8記載の列車位置検知方法。
- 前記所定区間内で外圧を測定した回数Mを記録することを特徴とする請求項10記載の列車位置検知方法。
- 特定位置Xで外圧を測定した場合、記録されている外圧を測定した回数Mに基づいて、前記特定位置Xを、前記所定区間におけるM+1番目の外圧を受ける位置と判別し、
外圧を測定した回数Mに1を加算して記録する、
ことを特徴とする請求項11記載の列車位置検知システム。
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