JP4812356B2 - 防水シール装着装置およびそれを備えた電線処理装置 - Google Patents

防水シール装着装置およびそれを備えた電線処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、電線の端末部に防水シールを装着する防水シール装着装置、およびそれを備えた電線処理装置に関するものである。
従来より、一端または両端に端子が圧着された電線は、自動車の配線を始めとして様々な用途に用いられている。通常、この種の電線は、導電性材料からなる芯線と当該芯線を被覆する絶縁カバーとからなり、その端末部はいわゆる電線処理装置によって自動的に加工される。電線処理装置は、電線の端末部の絶縁カバーを剥ぎ取ることによって芯線を露出させ、露出した芯線に端子を圧着させる。このようにして端子が圧着された電線は、使用時には、上記端子を介してコネクタに接続される。
ところで、電線の使用環境等によっては、電線に水分が付着し、その水分が電線を伝って端子またはコネクタ内に浸入する場合がある。そのような場合、漏電等を引き起こすおそれがある。そこで、水分が付着するような環境下で使用される可能性のある電線には、予め、端子の根元側の部分にゴム等からなるチューブ状の防水シールが装着される。これにより、水分が電線を伝って端子側に移動したとしても、その水分は防水シールによって阻止され、端子またはコネクタ内に浸入することが防止される。
そこで、従来より、電線の端末部に防水シールを装着する装置、すなわち防水シール装着装置を電線処理装置に付加することが行われている。
ところで、電線には、用途に応じて様々な径のものが用いられる。そのため、防水シールにも電線の径に応じた規格のものを用いる必要がある。また、通常、防水シール装着装置を含む電線処理装置の使用者は、複数種類の電線の端末処理を請け負うことがほとんどである。しかし、防水シール装着装置は高価であるため、1台の装置で複数種類の電線及び防水シールに対応できることが求められていた。そこで、複数種類の電線に対応可能な防水シール装着装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図13(a)に示すように、特許文献1に開示された防水シール装着装置100は、基台107と、基台107上に設けられたシール装着ユニット105とを備えている。シール装着ユニット105は、内部に防水シールの供給路104を有する導入ユニット101と、導入ユニット101によって供給された防水シールを収容する収容部材102とにより構成される。収容部材102には、防水シールが嵌り込む凹部102aが形成されている。収容部材102は、凹部102aが導入ユニット101の供給路104の一端と対峙するように配置されている。供給路104の他端は供給パイプ106に接続され、供給パイプ106の上流端は、外部に設けられたパーツフィーダ110に接続されている。
このような構成により、パーツフィーダ110から供給された防水シールは、供給パイプ106および供給路104を通り、収容部材102の凹部102a内に収容される。そして、収容部材102の外側(図13(a)の左側)から電線Wが挿入されることにより、防水シールは電線Wの端末部に装着されることとなる。
上記防水シール装着装置100は、規格の異なる複数種類の防水シールに対応可能なように、供給路104の内径や凹部102aの大きさ等の異なる複数のシール装着ユニット105を備えている。これにより、防水シール装着装置100は、複数種類の電線Wの端末処理が可能となっている。
なお、防水シール装着装置100を搭載した電線処理装置は、電線Wの切断、被覆カバーの剥ぎ取り、および端子の圧着等を実行するため、電線Wを防水シール装着装置100に対向する位置や他の位置に移動させる移動装置(図示せず)を備えている。この電線処理装置では、移動装置は、電線Wをその長手方向と直交する水平方向(図13(a)の紙面表裏方向、図13(b)の左右方向)に移動させるように構成されている。
特開2004−227863号公報 特開平11−345668号公報
図13(b)に示すように、上記防水シール装着装置100では、複数のシール装着ユニット105は、電線Wと直交する水平方向、すなわち電線の移動方向に沿って配列されていた。そのため、防水シール装着装置100の水平方向幅(電線Wの移動方向に関する長さ)は大きくなっていた。しかし、電線処理装置では、電線Wの移動方向に沿って複数の装置(例えば、電線Wを切断するカッター、端子を圧着する装置等)が並べられている。そのため、防水シール装着装置100の水平方向幅が大きくなると、電線処理装置の水平方向幅がさらに大きくなり、電線処理装置の全体の大型化を招くこととなった。
また、防水シール装着装置100の水平方向幅が大きくなると、電線処理装置における電線Wの移動方向に関する長さが長くなる。そのため、各装置間の移動距離が長くなり、電線Wの移動にかかる時間が増加することとなった。その結果、電線の端末処理に要する時間が長くなり、端末処理の効率が低下することとなった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の電線のシール装着処理が可能な防水シール装着装置において、当該装置の電線搬送方向に関する長さを短くし、ひいてはそれを備えた電線処理装置の小型化を図ることにある。また、本発明の他の目的は、電線の端末処理に要する時間を短縮することである。
本発明に係る防水シール装着装置は、防水シールを収容する収容部を有するシール支持部材と、前記シール支持部材の前記収容部に対向する導出口が形成され、防水シールを前記収容部に導く複数のシール供給路と、電線の長手方向と交差する所定方向に沿って搬送された電線を前記シール支持部材に支持された前記防水シールに挿入することにより、前記電線に前記防水シールを装着する装着機構と、を備え、前記複数のシール供給路は、前記所定方向と交差する所定面に沿って配置されているものである。
上記防水シール装着装置によれば、複数のシール供給路は、電線の搬送方向と交差する所定面に沿って配置されている。そのため、防水シール装着装置における電線搬送方向の長さは短く抑えられる。したがって、当該防水シール装着装置を搭載した電線処理装置の小型化を図ることができる。また、電線の移動に要する時間を短くすることができ、電線の端末処理の高効率化を図ることができる。
前記複数のシール供給路は、前記所定方向と直交する所定面に沿って配置されている。
このことにより、防水シール装着装置の電線搬送方向長さは最も短くなる。したがって、電線処理装置のより一層の小型化を図ることができる。また、電線の端末処理の効率を更に向上させることができる。
前記複数のシール供給路は、前記各導出口側から広がるように放射状に配置されていてもよい。
このことにより、シール供給路の導出口は、放射状の中心側に集中的に配置されることになる。そのため、シール支持部材の小型化が図られる。
前記防水シール装着装置は、前記シール供給路の少なくとも一つに設けられ、前記防水シールを前記シール支持部材の前記収容部に押し込む押し込み装置を備えていることが好ましい。
例えば、シール供給路の一つが鉛直方向から大きく傾いている場合等では、当該シール供給路から供給された防水シールは、重力の作用を受けにくいため、そのままではシール支持部材の収容部に収容されにくい。ところが、上記シール装着装置によれば、シール供給路から供給された防水シールが収容部に円滑に収容されない場合であっても、押し込み装置が防水シールを収容部に押し込むので、結果的に防水シールは収容部に確実に収容されることになる。したがって、電線の端末処理の信頼性を向上させることができる。
前記シール支持部材は、前記シール供給路の本数に応じた数の収容部を備え、前記防水シール装着装置はさらに、前記各収容部が前記各シール供給路の導出口に対向する収容位置と前記各収容部内の防水シールを前記電線に装着する装着位置との間を往復自在なように、前記シール支持部材を駆動する駆動装置を備えていることが好ましい。
このことにより、駆動装置がシール支持部材を駆動することにより、複数の収容部を収容位置と装着位置との間でそれぞれ往復移動させることができる。そのため、規格の異なる複数の防水シールに対応した複数の収容部を用いて、電線の端末処理を行うことができる。
前記複数のシール供給路は、前記各導出口側から広がるように放射状に配置され、前記シール支持部材は、前記所定面と直交する方向に延びる回転軸と、前記シール供給路の本数に応じた数の収容部とを備え、前記収容部は前記回転軸を中心とする放射状に配置され、前記各収容部が前記各シール供給路の導出口に対向する収容位置と前記各収容部内の防水シールを前記電線に装着する装着位置との間を往復自在なように、前記シール支持部材を前記回転軸周りに回転させる駆動装置を備えていてもよい。
このことにより、シール支持部材の小型化が図られる。また、規格の異なる複数の防水シールに対応した複数の収容部を用いて、電線の端末処理を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、複数種類の電線のシール装着処理が可能な防水シール装着装置において、当該装置の電線搬送方向の長さを短くすることができ、ひいてはそれを備えた電線処理装置の小型化を図ることができる。また、本発明によれば、電線の端末処理に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る防水シール装着装置および電線処理装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る防水シール装着装置は、図1に示す電線処理装置1に搭載された防水シール装着装置6F,6Rである。以下の説明では、始めに電線処理装置1の全体構成および動作を説明し、その後に、防水シール装着装置6F,6Rを説明することとする。また、以下の説明では、図1の上、下、左、右の方向を、それぞれ右、左、後、前の方向と称する。
電線処理装置1は、長尺の電線Wを切断し、切断後の電線Wの前端部及び後端部に防水シール20(図5(a)参照)および端子を取り付けるものである。電線処理装置1は、電線Wを切断するカッターユニット3と、電線Wの長さを計測する測長ユニット2と、切断後の電線Wの前端部を処理する前側処理部9Fと、電線Wの後端部を処理する後側処理部9Rと、コントローラ50とを備えている。
前側処理部9Fと後側処理部9Rとはほぼ同様の構成を有している。具体的には、前側処理部9Fは、電線Wを挟み込んで保持するクランプ4Fと、防水シール20を圧縮空気によって順次搬送するパーツフィーダ5Fと、電線Wに防水シール20を装着する防水シール装着装置6Fと、電線Wに端子を圧着する端子圧着ユニット7Fと、左右方向にスライドすることによって電線Wを移動させる移動装置8Fとを備えている。パーツフィーダ5Fと防水シール装着装置6Fとは、搬送チューブ25aによって接続されている。後側処理部9Rも、クランプ4Rと、パーツフィーダ5Rと、搬送チューブ25aと、防水シール装着装置6Rと、端子圧着ユニット7Rと、移動装置8Rとを備えている。
次に、図1を参照しながら、電線処理装置1の動作について説明する。以下の動作は、全てコントローラ50の制御に基づいて行われる。
まず、電線送給ラインLに沿って、前方から後方(矢印X方向)に向かって所定量の電線Wが送り出される。電線Wは、金属等の導電材料からなる芯線と、芯線の外側を覆う絶縁材料(例えばビニール等)からなる被覆カバーとによって構成されている。上記所定量は電線Wの規格等に基づいて予め設定されており、測長ユニット2により検知される。コントローラ50は、電線Wの送り出し量が上記所定量になると、電線Wの送り出しを停止する。送り出された電線Wは、クランプ4Fおよびクランプ4Rによりそれぞれ把持され、カッターユニット3により切断される。
前側処理部9Fと後側処理部9Rとでは、ほぼ同様の処理が行われる。まず、前側処理部9Fによる処理を説明する。
本電線処理装置1では、電線Wの搬送方向Yは左右方向であり、搬送方向Yは電線Wの送り出し方向である前後方向Xと直交している。ただし、搬送方向Yは送り出し方向Xと交差していればよく、必ずしも直交している必要はない。
始めに、移動装置8Fにより、電線Wの先端部が防水シール装着装置6Fに対向する位置Aまで、電線Wが左方向に搬送される。そして、防水シール装着装置6Fにより、電線Wの前端部に防水シール20が装着される。なお、電線Wの先端には後の工程で端子を圧着することとなるので、上記防水シール20は電線Wの先端から離れた位置に装着される。防水シール装着装置6Fの詳細な動作については後述する。
次に、移動装置8Fにより、電線Wは、その前端部がカッターユニット3に対向する位置Lまで戻される。カッターユニット3では、電線Wの防水シール20よりも先端側の部分の被覆カバーが剥ぎ取られる。これにより、電線Wの前端部は、芯線部が露出した状態となる。
その後、移動装置8Fにより、電線Wは、その前端部が端子圧着ユニット7Fに対向する位置Bまで搬送される。端子圧着ユニット7Fでは、電線Wの前端部(より詳しくは、防水シール20よりも前側の部分)に端子が圧着される。
続いて、移動装置8Fにより、電線Wは、その前端部がカッターユニット3に対向する位置Lまで戻される。
以上が電線Wの前側の端末処理である。前側の端末処理が施された電線Wは、引き続き電線送給ラインLに沿って後方に所定量送り出され、クランプ4Rに把持される。そして、前述のカッターユニット3による切断動作により、当該電線Wの後側が切断される。
切断後の電線Wの後端部には、上述の前側の端末処理と同様にして、端末処理が施される。具体的には、後側処理部9Rによって、電線Wの後端部に防水シール20が装着され、電線Wの後端部の被覆カバーが剥ぎ取られ、当該後端部の芯線に端子が圧着される。なお、後側処理部9Rの処理は、前側処理部9Fの処理と並行して行われる。
以上により、両端部に防水シール20および端子が取り付けられた電線が作製される。その後、上記電線は、図示しない排出手段により所定の電線排出部に回収される。
このような電線処理装置1の動作は、繰り返し実行される。その結果、両端部に防水シールが装着されかつ端子が圧着された電線Wが順次製造されることとなる。
次に、防水シール装着装置6F,6Rについて図面に基づいて詳細に説明する。なお、前側処理部9Fの防水シール装着装置6Fと後側処理部9Rの防水シール装着装置6Rとは、同一の構成を有している。そこで、以下では防水シール装着装置6Fのみを説明し、防水シール装着装置6Rの説明は省略する。
防水シール20は、中心部に挿通孔が形成された略筒状のものである。図5(a)に示すように、本実施形態では防水シール20は、先端側の円筒状の小径部20aと、根元側の略傘状の複数の大径部20bとを有するゴム栓によって構成されている。ただし、防水シール20の具体的形状は何ら限定されない。例えば、防水シール20は断面が多角形状の筒状体からなっていてもよい。
図2に示すように、防水シール装着装置6Fは、支持台10と、支持台10に取り付けられた3つのシール導入ユニット11a,11b,11c(なお、図1では説明の便宜上、シール導入ユニットは1つしか図示していない。)と、防水シール20を支持するシールホルダ31a,31b,31cを有するホルダユニット12と、ホルダユニット12を回転させる駆動機構14とを備えている。シール導入ユニット11a,11b,11cは、パーツフィーダ5Fから搬送チューブ25aを通じて搬送されてきた防水シール20を、ホルダユニット12に導入するものである。ホルダユニット12は、シール導入ユニット11a,11b,11cから送られてきた防水シール20を保持し、電線Wの装着位置まで案内するものである。
シール導入ユニット11a,11b,11cは、それぞれ一端側が支持台10に固定されており、後述する回転軸32sを中心として放射状に配置されている。これらシール導入ユニット11a,11b,11cは、異なる形状または寸法の防水シール20を導入するように構成されている。各シール導入ユニット11a,11b,11cの構造はほぼ同様であるため、以下では、シール導入ユニット11aについてのみ詳述し、他のシール導入ユニット11b,11cについては異なる点のみを説明する。
図5(a)および図5(b)に示すように、シール導入ユニット11aは、一端側が支持台10に取り付けられたシールガイド21と、シールガイド21の他端側に取り付けられた導入ブロック22とを備えている。シールガイド21および導入ブロック22には、シールガイド21および導入ブロック22を一体的に貫通する挿通路23aが設けられている。導入ブロック22には、挿通路23aから斜め上方向に分岐した供給路24aが形成されている。なお、本実施形態では、シール導入ユニット11aのシール供給路は、供給路24aと挿通路23aの分岐部の下流側部分とにより形成されている。挿通路23aの下流端には、導出口18が形成されている。
導入ブロック22の供給路24aの上流側の開口部付近には、搬送チューブ25aの一端が取り付けられている。搬送チューブ25aの他端は、パーツフィーダ5Fに接続されている(図1参照)。これにより、パーツフィーダ5Fを稼働すると、圧縮空気の流れに乗って防水シール20が搬送チューブ25a内を移動し、導入ブロック22の供給路24aを通じてシールガイド21の挿通路23aに供給されることとなる(図5(a)参照)。なお、後述するように、電線Wに防水シール20を装着する際には、電線Wは防水シール20の大径部20b側から挿入されることになるが、防水シール20の搬送時には、防水シール20は小径部20a側を先頭にして搬送されることになる。
導入ブロック22の挿通路23aの上方には、防水シール20を押し込む押し込み装置としてシリンダ26が設けられている。シリンダ26は、挿通路23aの長手方向に延びるシリンダピン27を備えている。シリンダピン27の先端には、防水シール20と接触する接触面28aを有するシリンダヘッド28が取り付けられている。シリンダヘッド28は、シリンダピン27の伸縮に伴い、挿通路23aの一端から他端までの間を往復運動する(図5(a)および(b)参照)。シリンダヘッド28が上方から下方に移動すると、挿通路23a内の防水シール20はシリンダヘッド28によって下方に押し込まれ、シールホルダ31a内に確実に収容されることになる。
シールガイド21の外側には、ストップシリンダ36が配置されている。シールガイド21には、挿通路23aと交差する方向に延びる横孔30が形成されており、この横孔30にはストップシリンダ36のシリンダピン37が出没自在に挿入されている。また、シールガイド21の横孔30と対向する箇所には、シリンダピン37の進入路29が設けられている。シリンダピン37が伸長すると、シリンダピン37の先端部分は進入路29に嵌り込み、シールガイド21に支持されることになる。ただし、進入路29は必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。
このような構成により、シリンダピン37を伸ばすと、シリンダピン37は横孔30から挿通路23a内に突出する。その結果、シリンダピン37が防水シール20の通過を阻むことにより、防水シール20は挿通路23a内に一時的に待機することになる。一方、シリンダピン37が縮むと、シリンダピン37は横孔30内に没入する。その結果、待機していた防水シール20は、再び挿通路23a内をシールホルダ31aに向かって移動することになる。
図2に示すように、シール導入ユニット11b,11cは、シール導入ユニット11aの挿通路23aに対応する挿通路23b,23cと、供給路24aに対応する供給路(図示せず)と、搬送チューブ25aに対応する搬送チューブ(図示せず)とをそれぞれ備えている。これらは、その内径がシール導入ユニット11aのものとそれぞれ相違するように設計されている。そのため、シール導入ユニット11b,11cは、シール導入ユニット11aとは異なる大きさの防水シールを供給することができる。その他の構成は、シール導入ユニット11aと同様である。
図2および図6に示すように、ホルダユニット12は、防水シール20を保持する3つのシールホルダ31a,31b,31cと、シールホルダ31a,31b,31cを支持する支持部材32とを備えている。シールホルダ31a,31b,31cは、同一鉛直面内に放射状に配置されており、本実施形態では回転軸32sを中心として90度間隔で配置されている。これらシールホルダ31a,31b,31cは、それぞれねじ38等によって支持部材32に固定されている。支持部材32は、水平に延びる筒状の回転軸32sを有しており、駆動機構14によって回転駆動される。これにより、シールホルダ31a,31b,31cは鉛直面内で回転軸32s周りに回転可能となり、内部に保持した防水シール20の方向を転換することができる。
図6に示すように、シールホルダ31a,31b,31cは、ほぼ同形状の部材からなり、それぞれの一端側には、防水シール20を保持するための凹部33a,33b,33cが形成されている。凹部33a,33b,33cの大きさまたは形状はそれぞれ異なり、シールホルダ31a,31b,31cは異なる規格の防水シール20を保持できるようになっている。その他の構成は同様であるので、以下ではシールホルダ31aのみについて説明する。
シールホルダ31aの凹部33aから支持部材32にかけては、エア吸引孔34が形成されている。支持部材32の回転軸32s内には吸引通路35が形成され、エア吸引孔34は吸引通路35に接続されている。吸引通路35は、真空ポンプ等のエア吸引装置39に接続されている。このような構成により、エア吸引装置39を稼働させると、吸引通路35およびエア吸引孔34を介して凹部33a内の防水シール20が吸引される。これにより、防水シール20はシールホルダ31aにしっかりと保持される。そのため、支持部材32が回転しても、防水シール20の落下は防止される。なお、エア吸引孔34の内径は防水シール20の外径よりも小さいため、防水シール20がエア吸引孔34内に引き込まれることはない。
図3および図4に示すように、駆動機構14は、支持台10の下層部に設けられたサーボモータ41と、サーボモータ41のシャフト40に取り付けられた駆動プーリ42と、回転軸32sに取り付けられた従動プーリ43と、駆動プーリ42および従動プーリ43に巻き掛けられたベルト44とを備えている。このような構成により、サーボモータ41を始動すると駆動プーリ42が回転し、従動プーリ43がこれに従動することによって回転軸32sが回転駆動されることとなる。ただし、駆動機構14の具体的構成は何ら限定されず、例えば、プーリ42,43およびベルト44の代わりにスプロケットおよびチェーンを用いてもよく、また、複数の歯車を連結してなる歯車機構等を用いることも可能である。
図2に示すように、ホルダユニット12の側方(図2の左側)には、電線Wをホルダユニット12のシールホルダ31a等に案内する電線ガイド45a,45bが配置されている。電線ガイド45a,45bには、それら電線ガイド45a,45bを上下に移動させるモータ等からなる駆動装置46が設けられている。
図3に示すように、支持台10には、ホルダユニット12のシールホルダ31a,31b,31cに防水シール20が収容されているか否かを検知するセンサ15が設けられている。本実施形態では、センサ15は光電式のセンサである。ただし、センサ15の具体的構成は何ら限定されず、例えば接触式のセンサ等を用いることももちろん可能である。
次に、防水シール装着装置6Fの動作について説明する。なお、ホルダユニット12の3つのシールホルダ31a,31b,31cのうち、シール導入ユニット11aを用いる場合はシールホルダ31aが、シール導入ユニット11bを用いる場合はシールホルダ31bが、シール導入ユニット11cを用いる場合はシールホルダ31cがそれぞれ用いられる。しかし、シール導入ユニット11a,11b,11cのいずれを用いても、それら各々の動作は基本的に同様であるので、ここではシール導入ユニット11aを用いた場合の動作についてのみ説明する。
まず、パーツフィーダ5Fから防水シール20が搬送される。防水シール20は、パーツフィーダ5Fから供給される圧縮空気により、搬送チューブ25aおよび供給路24aを経て、挿通路23aに供給される。このとき、シール導入ユニット11aのシリンダピン37は、コントローラ50によって、挿通路23a内に突出した状態(図5(a)参照)に制御されている。そのため、防水シール20はシリンダピン37によって進路を塞がれ、挿通路23aの下端部付近で待機させられる。
本防水シール装着装置6Fでは、上記の工程と並行して、コントローラ50はサーボモータ41を制御し、シールホルダ31aが所定の収容位置に移動するまで支持部材32を回転させる。これにより、シールホルダ31aは、回転軸32s周りに回転し、凹部33aがシールガイド21の導出口18と対向する位置(収容位置)まで移動する。シールホルダ31aが上記収容位置に到着すると、コントローラ50はシリンダピン37を後退させ、挿通路23a内の防水シール20の進路を開放する。これにより、防水シール20はシールホルダ31aの凹部33aに向かって落下する。
次に、コントローラ50は、シリンダ26のシリンダピン27を伸長させる。これにより、凹部33aに向かって落下した防水シール20は、シリンダヘッド28によって凹部33a内に押し込まれる(図5(b)参照)。コントローラ50は、防水シール20が凹部33a内に押し込まれると、エア吸引装置39を稼働する。これにより、防水シール20はシールホルダ31aに吸引保持されることとなる。なお、エア吸引装置39は、防水シール20を凹部33a内に押し込む前または押し込んでいる間に稼働するようにしてもよい。
コントローラ50は、防水シール20がシールホルダ31aに保持されると、再びシリンダピン37を突出させて、挿通路23a内に進入させる。これにより、防水シール20の進路は再び塞がれる。これにより、次の防水シール20の供給および待機が可能となる。
防水シール20がシールホルダ31aに保持されたことがセンサ15によって検知されると、コントローラ50はサーボモータ41を稼働し、支持部材32を回転させる。これにより、シールホルダ31aは、クランプ4Fに保持された電線Wと対峙する位置(装着位置)まで、回転軸32s周りに移動する。
シールホルダ31aが上記装着位置に到達すると、コントローラ50は、電線ガイド45a,45bを上下から閉じ、クランプ4Fをシールホルダ31aに向かって所定量移動させる。これにより、クランプ4Fに把持された電線Wは、電線ガイド45a,45bに案内されながら、シールホルダ31aに保持された防水シール20に挿入される。その後、コントローラ50は、電線ガイド45a,45bを上下に開き、また、エア吸引装置39の運転を停止し、クランプ4Fをシールホルダ31aから後退させる。これにより、電線Wは所定の位置に戻される。なお、本実施形態では、電線Wに防水シール20を装着する装着機構は、シールホルダ31aに接近または離反する上記クランプ4Fによって構成されている。
ところで、防水シール20の中心部の孔の内径は、電線Wの外径よりわずかに小さく設定されている。そのため、電線Wは防水シール20の孔に圧入され、電線Wと防水シール20との摩擦力によって、防水シール20は電線Wと一体となって移動する。また、エア吸引装置39の運転を停止することにより、防水シール20は凹部33aに吸引保持されなくなる。これにより、クランプ4Fが後退する際、防水シール20は電線Wから外れることなく、電線Wと共に移動する。このようにして、電線Wへの防水シール20の装着が完了する。
クランプ4Fがシールホルダ31aから後退した後は、移動装置8Fにより、電線Wは電線処理装置1の他の箇所に搬送され、他の処理が実行される。そして、次のサイクルにおいて、再び防水シール装着装置6Fに電線Wが搬送され、上述の各工程が繰り返される。
以上がシール導入ユニット11aを用いた場合の防水シール装着動作である。シール導入ユニット11bまたは11cを用いた場合、防水シール20をシールホルダ31bまたは31cに収容するまでは上述と同様であるが、それ以降の動作が若干異なる。具体的には、シール導入ユニット11bまたは11cを用いた場合には、ホルダユニット12の回転角度がシール導入ユニット11aを用いた場合と異なる。使用するシール導入ユニットにより、ホルダユニット12に求められる旋回角度(回転中心から視た防水シール20の収容位置と装着位置との間の角度)が異なるからである。
次に、ホルダユニット12の旋回角度について説明する。
図7(a)に示すように、シール導入ユニット11aを用いた場合、防水シール20はシールホルダ31aに収容され、保持される。防水シール20がシールホルダ31aに保持されると、ホルダユニット12は、シールホルダ31aの凹部33aが電線Wと対峙する位置(装着位置)まで回転軸32s周りに90°回転する(図7(b)参照)。
図8(a)に示すように、シール導入ユニット11bを用いた場合、防水シール20はシールホルダ31bに収容され、保持される。防水シール20がシールホルダ31bに保持されると、ホルダユニット12は、シールホルダ31bの凹部33bが電線Wと対峙する位置(装着位置)まで回転軸32s周りに125°回転する(図8(b)参照)。
図9(a)に示すように、シール導入ユニット11cを用いた場合、防水シール20はシールホルダ31cによって収容され、保持される。防水シール20がシールホルダ31cに保持されると、ホルダユニット12は、シールホルダ31cの凹部33cが電線Wと対峙する位置(装着位置)まで回転軸32s周りに160°回転する(図9(b)参照)。
なお、図2に示すように、本実施形態では、シール導入ユニット11aを鉛直方向に沿って配置し、シール導入ユニット11bを鉛直方向から35°傾斜した方向に沿って配置し、シール導入ユニット11cを鉛直方向から70°傾斜した方向に沿って配置している。また、シールホルダ31a,31b,31cは、支持部材32の回転中心から視て周方向にそれぞれ90°ずつずらして配置されている。そのため、シール導入ユニット11a,11b,11cを用いた場合のホルダユニット12の回転角度は、上述のようにそれぞれ90°,125°,160°と規定されていた。しかし、シール導入ユニット11a,11b,11cの配置およびシールホルダ31a,31b,31cの配置は、本実施形態の配置に限られない。シール導入ユニット11a,11b,11cの配置およびシールホルダ31a,31b,31cの配置を変えた場合には、ホルダユニット12の回転角度を適宜変更することによって、本実施形態と同様の動作が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、シール導入ユニット11a,11b,11cの供給路24a,24b,24cおよび挿通路23a,23b,23c(以下、単にシール供給路という)は、電線Wの搬送方向(Y方向)と直交する面である鉛直面内に配置されている。そのため、防水シール装着装置6Fの上記Y方向の幅の縮小化を図ることができる。したがって、電線処理装置1のY方向の長さを短くすることができ、電線処理装置1の小型化を図ることができる。
また、電線処理装置1のY方向長さが短くなることにより、電線Wの搬送距離が短縮されるので、電線Wの搬送時間を短縮することができる。したがって、電線Wの端末処理の所要時間を短くすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、シール導入ユニット11a,11b,11cのシール供給路は、各導出口18から外側に広がるように放射状に配置されている。そのため、導出口18は集中的に配置されるので、ホルダユニット12を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、ホルダユニット12の支持部材32の回転角度を変えるだけで、異なる規格の防水シール20の装着が可能となる。そのため、コントローラ50に複雑な制御を行わせる必要はなく、簡単な作業により防水シール20の種類を変更することができる。
本実施形態では、防水シール20をシリンダヘッド28によってシールホルダ31a,31b,31c内に押し込むこととしている。これにより、防水シール20は、機械的に各シールホルダ31a,31b,31c内に押し込まれることとなる。シールホルダへの収容に際して、圧縮空気によって搬送されてきた防水シール20の慣性力を利用していた従来では、防水シール20がシールホルダの手前でひっかかり、シールホルダに円滑に収容されない場合があった。しかし、本実施形態では、防水シール20をシールホルダに円滑かつ確実に収容することができる。特に、水平に近い角度で配置されたシール導入ユニット11cでは、その効果が顕著に発揮される。したがって、本実施形態によれば、各シール導入ユニット11a,11b,11cから各シールホルダ31a,31b,31cへの防水シール20の供給をスムーズにかつ確実に行うことが可能となる。
ところで、上記実施形態では、防水シール20の位置または向きを変更するシール移動機構は、ホルダユニット12によって構成されていた。ホルダユニット12は、シールホルダ31a,31b,31cと、これらシールホルダ31a,31b,31cを放射状に取り付けた支持部材32とを備え、支持部材32を回転させることにより、シールホルダ31a,31b,31c内に保持された防水シール20の位置を変更させることとしていた。しかしながら、シール移動機構は、ホルダユニット12に限定されない。例えば、図10に示すように、複数のホルダユニットを支持する支持部材32の代わりに、ベルト61を用いたものであってもよい。
この変形例では、シール移動機構は、サーボモータ41によって駆動されるプーリ62と、補助プーリ63と、プーリ62と補助プーリ63とに巻き掛けられた支持ベルト61とを備えている。サーボモータ41とプーリ62とには、伝動ベルト44が巻き掛けられている。支持ベルト61には、複数のシールホルダ31a,31b,31c,…が、各々の凹部を外側に向けた状態で取り付けられている。支持ベルト61は、プーリ62及び補助プーリ63の回転に従って走行し、各シールホルダ31a,31b,31c,…は、支持ベルト61の軌道上を移動する。なお、各シールホルダ31a,31b,31c,…に対応する各シール導入ユニット11a,11b,11c,…は、各シールホルダ31a,31b,31c,…の先端が描く軌道に直交する方向に配置されている。この変形例においても、シール導入ユニット11a,11b,11c,…のシール供給路は、電線Wの搬送方向と直交する面に沿って配置されている。
以上のような形態のシール移動機構を用いても、防水シール装着装置の電線搬送方向の幅を縮小化することができ、電線処理装置の小型化等を図ることができる。また、プーリ62と補助プーリ63との間隔を大きくすることにより、さらに多くのシールホルダを支持ベルト61に取り付けることが可能となる。したがって、上記形態のシール移動機構を用いると、電線処理装置の小型化等を図りつつ、より多くの種類の電線Wの端末処理が可能となる。
なお、上記実施形態では、シール導入ユニット11a,11b,11cは、同一鉛直面内に沿って放射状に配列されていた。しかし、シール導入ユニット11a,11b,11cは、シールホルダ31a,31b,31cと同一の面内に配置されていればよく、それらの配列は上記実施形態の配列に限られない。例えば、図11に示すように、シール導入ユニット11a,11b,11cを上下方向に配列してもよい。
この変形例では、支持部材32は上下方向に延びる棒からなり、シールホルダ31a,31b,31cは支持部材32の外周面に固定されている。シールホルダ31a,31b,31cは、それぞれシール導入ユニット11a,11b,11cと対峙する高さに配置されている。支持部材32の下端には円板43が設けられ、この円板43とモータ41の駆動軸42とに伝動ベルト44が巻き掛けられている。支持部材32は、円板43に対して上下移動自在に形成されている。これにより、支持部材32を上下動させることによって、各シールホルダ31a,31b,31cを電線Wと対峙する高さに移動させることができる。また、支持部材32を回転駆動すると、各シールホルダ31a,31b,31cは鉛直軸周りに旋回する。このような支持部材32の上下動および回転により、防水シール20は収容位置と装着位置との間を移動することになる。
以上のような変形例であっても、防水シール装着装置の幅の縮小化を図ることができる。
なお、防水シール装着装置6F,6Rが搭載される電線処理装置1は、前述の構成のものに限定される訳ではない。図1に示す前述の電線処理装置1では、移動装置8F,8Rは、電線Wを左右方向にスライドさせるものであった。しかし、図12に示すように、移動装置8F,8Rは、電線Wを旋回させるものであってもよい。このような旋回式の移動装置8F,8Rを用いることとすれば、電線処理装置1を更に小型化することができる。また、電線Wの移動に要するエネルギーを少なくすることができ、消費電力の低減等を図ることができる。なお、図12においても、説明の便宜上、シール導入ユニットは1つしか図示していない。
本実施形態では、シール導入ユニット11a,11b,11cを、それぞれ異なる規格の防水シール20の供給に使用することとしていた。しかし、これらシール導入ユニット11a,11b,11cを、同規格の防水シール20に対応させ、3つのシール導入ユニット11a,11b,11cを同時に稼働させることも可能である。この場合、防水シール20の供給にかかる時間がさらに短縮されるため、防水シール20の装着の所要時間をさらに短縮することができる。
以上説明したように、本発明は、電線の端末部に防水シールを装着する防水シール装着装置、およびそれを備えた電線処理装置について有用である。
電線処理装置を模式的に示した平面図である。 実施形態に係る防水シール装着装置の正面断面図である。 実施形態に係る防水シール装着装置の側面図である。 実施形態に係る防水シール装着装置の背面図である。 (a)及び(b)は、シール装着ユニットを示す断面図である。 ホルダユニットの側面図である。 (a)および(b)は、ホルダユニットの回転動作を示す図である。 (a)および(b)は、ホルダユニットの回転動作を示す図である。 (a)および(b)は、ホルダユニットの回転動作を示す図である。 変形例に係る防水シール装着装置における、シール移動機構を示す正面断面図である。 変形例に係る防水シール装着装置における、シール導入ユニットの配置を示す正面断面図である。 変形例に係る電線処理装置の平面図である。 (a)は従来の防水シール装着装置の側面図である。(b)は従来の防水シール装着装置の側面図である。
符号の説明
1 電線処理装置
6F,6R 防水シール装着装置
11a,11b,11c シール導入ユニット
12 シール移動機構
14 駆動装置
18 導出口
20 防水シール
23a,23b,23c 挿通路(シール供給路)
24a 供給路(シール供給路)
26 シリンダ(押し込み装置)
31a,31b,31c シールホルダ(シール支持部材)
33a,33b,33c 凹部(収容部)
W 電線

Claims (6)

  1. 防水シールを収容する収容部を有するシール支持部材と、
    前記シール支持部材の前記収容部に対向する導出口が形成され、防水シールを前記収容部に導く複数のシール供給路と、
    電線の長手方向と交差する所定方向に沿って搬送された電線を前記シール支持部材に支持された前記防水シールに挿入することにより、前記電線に前記防水シールを装着する装着機構と、を備え、
    前記複数のシール供給路は、前記所定方向と直交する所定面に沿って配置されている防水シール装着装置。
  2. 前記複数のシール供給路は、前記各導出口側から広がるように放射状に配置されている請求項1に記載の防水シール装着装置。
  3. 前記シール供給路の少なくとも一つに設けられ、前記防水シールを前記シール支持部材の前記収容部に押し込む押し込み装置を備えている請求項1または2に記載の防水シール装着装置。
  4. 前記シール支持部材は、前記シール供給路の本数に応じた数の収容部を備え、
    前記各収容部が前記各シール供給路の導出口に対向する収容位置と前記各収容部内の防水シールを前記電線に装着する装着位置との間を往復自在なように、前記シール支持部材を駆動する駆動装置を備えている請求項1〜のいずれか一つに記載の防水シール装着装置。
  5. 前記シール支持部材は、前記所定面と直交する方向に延びる回転軸と、前記シール供給路の本数に応じた数の収容部とを備え、
    前記収容部は前記回転軸を中心とする放射状に配置され、
    前記各収容部が前記各シール供給路の導出口に対向する収容位置と前記各収容部内の防水シールを前記電線に装着する装着位置との間を往復自在なように、前記シール支持部材を前記回転軸周りに回転させる駆動装置を備えている請求項に記載の防水シール装着装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一つに記載の防水シール装着装置と、
    前記防水シール装着装置によって防水シールが装着された電線の端末部に端子を圧着する端子圧着装置と、
    電線を当該電線の長手方向と交差する所定方向に沿って搬送することにより、前記電線を少なくとも前記防水シール装着装置に対向する位置から前記端子圧着装置に対向する位置まで移動させる移動装置と、を備えた電線処理装置。
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