JP4812331B2 - 燃料電池用接合体の製造方法及び燃料電池用接合体の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の表裏面に触媒層及び拡散層がそれぞれ電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体の製造方法、燃料電池用接合体の製造装置及び燃料電池に関する。
環境問題や資源問題への対策の一つとして、酸素や空気等の酸化性ガスと、水素やメタン等の還元性ガス(燃料ガス)あるいはメタノール等の液体燃料等とを原料として電気化学反応により化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する燃料電池が注目されている。燃料電池は、電解質膜の一方の面に燃料極(アノード触媒層)と、もう一方の面に空気極(カソード触媒層)とを電解質膜を挟んで対向するように設け、電解質膜を挟持した各触媒層の外側に拡散層をさらに設け、これらを原料供給用の通路を設けたセパレータで挟んで電池が構成され、各触媒層に水素、酸素等の原料を供給して発電する。
燃料電池の発電時には、燃料極に供給する原料を水素ガス、空気極に供給する原料を空気とした場合、燃料極において、水素ガスから水素イオンと電子とが発生する。電子は外部端子から外部回路を通じて空気極に到達する。空気極において、供給される空気中の酸素と、電解質膜を通過した水素イオンと、外部回路を通じて空気極に到達した電子により、水が生成する。このように燃料極及び空気極において化学反応が起こり、電荷が発生して電池として機能することになる。この燃料電池は、発電に使用される原料のガスや液体燃料が豊富に存在すること、また、その発電原理より排出される物質が水であること等より、クリーンなエネルギー源として様々な検討がされている。
このような燃料電池に用いられる電解質膜と触媒層及び拡散層との接合体を製造する方法としては、例えば、特許文献1に、高分子電解質膜の一方の面上に、静電的に帯電させた電極触媒粉末を付着させて電極を形成し、引き続きもう一方の面上にも同様に電極触媒粉末を付着させて電極を形成した後、カーボンペーパ等の拡散層でその電極を挟み込み、燃料電池セルを構成する方法が記載されている。
また、特許文献2には、電解質膜及び拡散層(ガス分配層)をロール状製品の形で用意し、(A)電解質膜の第1の面上に触媒インキを塗布して第1の触媒層を形成し、さらに第1の拡散層を積層して乾燥、(B)第2の拡散層に触媒インキを塗布して第2の触媒層を形成して乾燥、(A)の電解質膜の第2の面に(B)の第2の触媒層を載置した後、全体の接合体を加熱及び加圧する方法が記載されている。
特開平11−288728号公報 特開2002−184425号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、2回の触媒粉末による電極形成、及び拡散層の形成の複数の工程が、電解質膜と触媒層及び拡散層との接合体を作製するまでに必要であるため、製造時間を要し、コストアップの要因となる。
また、特許文献2の方法では、連続的に接合体の製造が可能ではあるが、触媒インキを使用しているため電解質膜上への第1の触媒層の形成、及び第2の拡散層上への第2の触媒層の形成の後にそれぞれ乾燥工程が必要であり、さらに全体を一体化して接合するために加熱及び加圧しているため、3回の加熱工程を経ており、そのため製造時間を要し、コストアップの要因となる。
本発明は、電解質膜の表裏面に触媒層及び拡散層がそれぞれ電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体を、簡易な方法で得ることができる燃料電池用接合体の製造方法、燃料電池用接合体の製造装置及びその燃料電池用接合体を含む燃料電池である。
本発明は、電解質膜の第1の面に第1触媒層及び第1拡散層が、前記電解質膜の第2の面に第2触媒層及び第2拡散層が、それぞれ前記電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体を連続的に製造する燃料電池用接合体の製造方法であって、前記第1拡散層の一方の面に第1触媒粉体を所定のパターンに乾式塗布して第1触媒層を形成する工程と、前記第1拡散層の前記第1触媒層が形成された面に第1触媒層を挟んで電解質膜の第1の面が対向するように電解質膜を積層する工程と、前記電解質膜の第2の面に第2触媒粉体を前記第1触媒層と前記電解質膜を挟んで対向するように乾式塗布して第2触媒層を形成する工程と、前記電解質膜の第2の面に前記第2触媒粉体を挟んで第2拡散層の一方の面が対向するように第2拡散層を積層する工程と、前記各層が形成された電解質膜を1回の加熱及び加圧により接合する工程と、を含む。
また、前記燃料電池用接合体の製造方法では、前記乾式塗布において、前記第1触媒粉体あるいは前記第2触媒粉体に電荷を与えて塗布することが好ましい。
また、前記燃料電池用接合体の製造方法において、前記乾式塗布は、静電スクリーン方式及び電子写真方式のうち少なくともいずれかにより行われることが好ましい。
また、前記燃料電池用接合体の製造方法において、前記乾式塗布を行う前に、前記第1拡散層の一方の面あるいは前記電解質膜の第2の面の前記第1触媒粉体あるいは前記第2触媒粉体が形成される領域に密着性補助剤を塗布してもよい。
また、本発明は、電解質膜の第1の面に第1触媒層及び第1拡散層が、前記電解質膜の第2の面に第2触媒層及び第2拡散層が、それぞれ前記電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体を連続的に製造する燃料電池用接合体の製造装置であって、前記第1拡散層の一方の面に第1触媒粉体を所定のパターンに乾式塗布して第1触媒層を形成する第1触媒層形成手段と、前記第1拡散層の前記第1触媒層が形成された面に第1触媒層を挟んで電解質膜の第1の面が対向するように電解質膜を積層する電解質膜積層手段と、前記電解質膜の第2の面に第2触媒粉体を前記第1触媒層と前記電解質膜を挟んで対向するように乾式塗布して第2触媒層を形成する第2触媒層形成手段と、前記電解質膜の第2の面に前記第2触媒粉体を挟んで第2拡散層の一方の面が対向するように第2拡散層を積層する第2拡散層積層手段と、前記各層が形成された電解質膜を加熱及び加圧して接合する1つの接合手段と、を含む。
さらに、本発明は、前記燃料電池用接合体の製造方法により得られる燃料電池用接合体を含む燃料電池である。
本発明において、電解質膜の表裏面に触媒層(燃料極及び空気極)及び拡散層がそれぞれ電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体の製造方法及び製造装置において、触媒層を乾式塗布により形成し、電解質膜、触媒層及び拡散層を1回の加熱加圧工程で接合することにより、高性能の燃料電池用接合体を連続的に簡易に製造することができる。
また、本発明において、上記燃料電池用接合体の製造方法及び製造装置により得られる燃料電池用接合体を使用することにより、高効率の燃料電池を得ることができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。
本発明の実施形態に係る燃料電池用接合体の製造方法により製造される燃料電池1の構成の一例の断面図を図1に示し、その構成について説明する。燃料電池1は、電解質膜10、第1触媒層である燃料極(アノード触媒層)12、第2触媒層である空気極(カソード触媒層)14、第1拡散層16a、第2拡散層16b、セパレータ18により構成される。
図1に示すように、燃料電池1は、電解質膜10の第1の面に燃料極12が、第2の面に空気極14が電解質膜10を挟んでそれぞれ対向するように形成された膜電極複合体20(MEA:Membrane Electrode Assembly)と、燃料極12の外側に形成された第1拡散層16a及び空気極14の外側に形成された第2拡散層16bとを備える接合体22、及び拡散層16(第1拡散層16a及び第2拡散層16b)の両外側を挟持する櫛型状のセパレータ18を備える。櫛型状のセパレータ18の空洞部は、燃料極12及び空気極14にそれぞれ水素ガス、空気等の原料を供給するための原料供給路24,26となっている。
このような燃料電池1において、第1拡散層16a及び第2拡散層16bを外部回路に電気的に接続し、燃料極12及び空気極14にそれぞれ原料を供給して運転すれば、電池として機能させることができる。
次に、このような燃料電池1が備える接合体22を製造する接合体製造装置3の一例の概略を図2に示し、その構成について説明する。接合体製造装置3は、電解質膜積層手段である電解質膜供給ローラ30と、第1拡散層積層手段である第1拡散層供給ローラ32と、第2拡散層積層手段である第2拡散層供給ローラ34と、ガイドローラ36a,36b,36cと、一体化用ローラ38a,38bと、接合手段である加熱加圧ローラ40a,40bと、第1触媒層形成手段42と、第2触媒層形成手段44と、巻取ローラ46とを備える。
さらに詳細に説明すると、接合体製造装置3において、電解質膜供給ローラ30の下方に、第1拡散層供給ローラ32が配置されている。電解質膜供給ローラ30の下流側(図2における右側)にはガイドローラ36a,36bが配置され、第1拡散層供給ローラ32の下流上方(図2における右上方)にはガイドローラ36cが配置されている。ガイドローラ36a,36bの下流上方(図2における右上方)には第2拡散層供給ローラ34が配置され、その下流下方(図2における右下方)に一体化用ローラ38a,38b、さらにその下流側(図2における右側)に加熱加圧ローラ40a,40b、さらにその下流側(図2における右側)に巻取ローラ46配置されている。また、ガイドローラ36a,36bの下流側(図2における右側)に第2触媒層形成手段44、ガイドローラ36cの下流側(図2における右側)に第1触媒層形成手段42が配置されている。
次に、本実施形態に係る燃料電池用接合体の製造方法及び上記接合体製造装置3の動作について図2に基づいて説明する。第1拡散層供給ローラ32はロール状の第1拡散層16aを巻き出して供給する。ガイドローラ36cを経た後、供給された第1拡散層16aの一方の面(上面)に、第1触媒層形成手段42により第1触媒粉体48が例えば四角形状等のパターンに乾式塗布されて第1触媒層である燃料極12が形成される。一方、電解質膜供給ローラ30は、ロール状の電解質膜10を巻き出して供給する。供給された電解質膜10は、ガイドローラ36a,36bにより位置が合わされて、第1拡散層16aの燃料極12(第1触媒層)が形成された面に燃料極12を挟んで電解質膜10の第1の面が対向するように積層される。積層された電解質膜10の第2の面(上面)に第2触媒層形成手段44により第2触媒粉体50が燃料極12と電解質膜10を挟んで対向するように例えば四角形状等のパターンに乾式塗布されて第2触媒層である空気極14が形成される。また、第2拡散層供給ローラ34はロール状の第2拡散層16bを巻き出して供給する。供給された第2拡散層16bは、一体化用ローラ38a,38bにより位置が合わされて、電解質膜10の空気極14(第2触媒層)が形成された面に空気極14を挟んで積層される。電解質膜10、燃料極12、空気極14、第1拡散層16a、第2拡散層16bが一体化用ローラ38a,38bにより一体化された後、加熱加圧ローラ40a,40bにより加熱及び加圧されて接合される。接合された接合体22は、自然放冷された後、巻取ローラ46により巻き取られる。接合体22は、巻取ローラ46により巻き取られた後に、裁断工程において触媒層のない部分で裁断され、単セル分の各接合体とされる。なお、接合体22の形成後、接合体22を巻取ローラ46により巻き取らずにそのまま裁断してもよい。この場合は、巻取ローラ46は不要である。
このようにして、連続的に、電解質膜10の第1の面に燃料極12及び第1拡散層16aが、電解質膜10の第2の面に空気極14及び第2拡散層16bが電解質膜10を挟んで対向するように順次形成された接合体22が形成される。
なお、上記説明において、第1触媒層を燃料極12、第2触媒層を空気極14として説明したが、もちろん第1触媒層を空気極14、第2触媒層を燃料極12としてもよい。
ガイドローラ36a,36b,36c及び一体化用ローラ38a,38bは、それぞれ加熱加圧ローラ40a,40bの回転による接合体22の搬送速度と同期するよう回転する。
加熱加圧ローラ40a,40bの表面材質は、耐熱性の高い材料であれば特に制限はなく、鋼、ステンレス、銅等の熱容量及び熱伝導性の高い金属材料、あるいはそれらの金属材料にCr,Ni等をメッキしたもの、それらの金属材料をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性樹脂でコーティングしたものや、各種天然ゴム、各種合成ゴム、またはそれらを加硫したゴム等の弾性体等が挙げられる。また、弾性体の弾性は高すぎても低すぎても均一に圧力をかけることができず、接合が十分に行われないので、適度な弾性の弾性体を選択することが好ましい。また、弾性体には、機械的強度、弾性等を調整するために必要に応じてフィラー等を添加してもよい。加熱加圧ローラ40a,40bの表面への拡散層16の貼り付きを防止するためには、加熱加圧ローラ40a,40bの表面にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等でコーティングを施すことが好ましい。また、加熱加圧ローラ40a,40bの表面材質の樹脂とした場合に、静電気の発生等を防止するために、樹脂中にカーボン等の導電性フィラーを添加してもよい。
加熱加圧ローラ40a,40bの表面材質は、第1拡散層16a、第2拡散層16bの材質等に応じて選択すればよく、2本の加熱加圧ローラ40a,40bの両方を金属材料あるいは弾性体としてもよく、2本の加熱加圧ローラ40a,40bのうちの一方を金属材料、もう一方を弾性体としてもよい。金属材料の場合はロールの加工精度が弾性体に比べて高いことから、加熱加圧時に接合体22にしわが発生しにくいという利点がある。一方、弾性体の場合は、表面に適度な弾性を有するように弾性体を選択すれば粉体として塗布された触媒層に多少の膜厚むらが生じても均一に加圧することができるという利点がある。
加熱加圧ローラ40a,40bを加熱する加熱手段としては、加熱加圧ローラ40a,40bを加熱することができる手段であれば特に制限はないが、電気抵抗、赤外線、IH等の各種ヒータ、蒸気、オイル等の各種熱媒等を使用することができる。この場合、蒸気、各種オイル等の熱媒は外部より供給することができる。
加熱加圧ローラ40a,40bより接合体22を加熱する時の加熱温度は、加熱加圧ローラ40a,40bの表面温度で表され、使用する燃料極12及び空気極14の触媒材料の種類や、使用する電解質膜10の種類及びガラス転移温度、拡散層16の材料の種類、定着速度等に応じて決めればよい。電解質膜10がパーフルオロスルホン酸系等の固体高分子電解質膜の場合、定着速度にもよるが電解質膜にダメージを及ぼさない範囲、例えば、100℃〜190℃の範囲であり、好ましくは130℃〜160℃の範囲である。加熱温度が100℃未満であると接合体の接合が不十分の場合がある。
本実施形態においては、触媒層への加熱及び加圧は1回であり、また、触媒層への加熱は拡散層16を介して行われるので拡散層16の厚み分だけ伝熱に時間がかかるため、加熱温度を140℃〜170℃の範囲と、従来よりも高い温度に設定することもできる。これにより、触媒層と電解質膜10及び拡散層16との密着性や、電池性能をより向上させることができる。
加熱加圧ローラ40a,40bにより接合体22に作用させる圧力は、使用する燃料極12及び空気極14の触媒材料の種類や、電解質膜10の種類、拡散層16の材料の種類等に応じて設定すればよく、通常、10kgf/cm〜60kgf/cmの範囲であり、好ましくは30kgf/cm〜50kgf/cmの範囲である。加圧は、加圧装置(図示せず)により作用させる。圧力が10kgf/cm未満であると接合体の接合が不十分の場合があり、60kgf/cmを超えると膜へのダメージが大きくなり、電極がショート(短絡)したり、電池の耐久性が低下したりする場合がある。
加熱及び加圧された接合体22は、通常、自然冷却される。なお、必要に応じて、冷却ローラ、冷却装置等の冷却手段を用いてもよい。
電解質膜10としては、プロトン(H)のイオン伝導性の高い材料であれば特に制限はなく、パーフルオロスルホン酸系や炭化水素系等の固体高分子電解質膜が用いられる。具体的には、ジャパンゴアテックス(株)のゴアセレクト(Goreselect、登録商標)、デュポン社(Du Pont社)のナフィオン(Nafion、登録商標)、旭化成(株)のアシプレックス(Aciplex、登録商標)、旭硝子(株)のフレミオン(Flemion、登録商標)等のパーフルオロスルホン酸系固体高分子電解質膜を使用することができる。電解質膜10の膜厚は例えば、10μm〜200μm、好ましくは20μm〜50μmの範囲である。
また、電解質膜10には、必要に応じて補強膜として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、超高分子量ポリエチレン、ポリイミド等の、好ましくはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の延伸多孔質膜を設けてもよい。この場合、溶液キャスト法等の方法により補強膜の表裏面に電解質膜10を形成する。補強膜の表裏面に電解質膜10が形成された3層構造であってもよいが、5層構造、あるいはそれ以上の層構造であってもよい。補強膜の膜厚は通常、5μm〜100μmである。
燃料極12を形成するための第1触媒粉体48は、白金(Pt)を担持した、あるいは白金(Pt)等をルテニウム(Ru)等の他の金属と共に担持したカーボン粉体等の触媒と、固体高分子電解質等の樹脂とを含んで構成される。
空気極14を形成するための第2触媒粉体50は、白金(Pt)等を担持したカーボン粉体等の触媒と、固体高分子電解質等の樹脂とを含んで構成される。
触媒粉体(第1触媒粉体48及び第2触媒粉体50)の平均粒径はそれぞれ、4μm〜15μmの範囲のもの、好ましくは5μm〜10μmの範囲のものを用いることができる。触媒粉体の平均粒径が4μm未満であると、触媒粉体粒子同士の接触点数増加に伴う接触抵抗増大による電池性能の低下が起こる場合があり、15μmを超えると、触媒粉体粒子が電解質膜に食い込むことによる電解質膜へのダメージ等により電池の耐久性が低下する場合がある。
第1触媒粉体48及び第2触媒粉体50に含まれる固体高分子電解質等の樹脂としては、上記電解質膜10に使用するものと同様の固体高分子電解質等の樹脂が挙げられる。固体高分子電解質等の樹脂と触媒との混合割合は、各種電池性能を考慮しつつ、触媒の担持割合等に応じて決めればよい。
形成される燃料極12及び空気極14の接合後の膜厚は例えば、1μm〜100μm、好ましくは1μm〜20μmの範囲である。
固体高分子電解質等の樹脂を混合した触媒粉体は、例えば、上記固体高分子電解質等の樹脂をメタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒等に溶解させた溶液をスプレドライヤによりスプレしながらミストを乾燥して触媒粉体を得るスプレドライヤ法、超音波噴霧乾燥法や、メカノケミカル法、超臨界流体を用いた粒子製造法等によって得ることができる。
燃料極12及び空気極14は、第1触媒粉体48あるいは第2触媒粉体50を第1触媒層形成手段42あるいは第2触媒層形成手段44により乾式塗布することにより形成される。第1触媒層形成手段42及び第2触媒層形成手段44としては、例えば、静電圧により所定パターンのスクリーンを通して触媒粉体を落下させ乾式塗布する静電スクリーン方式、帯電した触媒粉体を所定パターンに帯電した感光ドラム上に静電付着させ、該静電付着した感光ドラム上の触媒粉体を転写する電子写真方式、所定パターンのマスクを使用してスプレにより触媒粉体を乾式塗布するスプレ方式等が挙げられるが、マスキングなしで所定のパターンに塗布できる点から静電スクリーン方式、電子写真方式が好ましい。第1触媒層形成手段42及び第2触媒層形成手段44には、同じ方式を使用してもよいし、異なる方式を使用してもよいが、通常は同じ方式を使用する。
本実施形態において、触媒ペーストを用いた湿式塗布ではなく、触媒粉体を用いた乾式塗布により触媒層を塗布することにより、乾燥工程が不要となり、電解質膜、触媒層及び拡散層を1回の加熱加圧工程で接合して接合体を形成することが可能となる。
また、静電スクリーン方式及び電子写真方式においては触媒粉体に電荷を与えて、電解質膜10上あるいは拡散層16上へ乾式塗布されるが、触媒粉体に電荷が与えられることにより膜上への付着が強固となり、触媒粉体の乾式塗布後に仮定着を行わなくても、例えば、搬送時に触媒粉体の位置がずれにくく、あるいは触媒粉体が飛散しにくくなる。これによって、単に触媒粉体を乾式塗布した場合に比べて、より確実に電解質膜、触媒層及び拡散層の接合を1回の加熱加圧工程で行うことができる。この点においても静電スクリーン方式あるいは電子写真方式が好ましい。
また、触媒粉体を電解質膜10上あるいは拡散層16上へ乾式塗布する前に、電解質膜10あるいは拡散層16の触媒層が形成される面の触媒層が形成される領域に、スプレ等により密着性補助剤を吹き付けて、その後に触媒粉体を乾式塗布することにより触媒粉体と電解質膜10上あるいは拡散層16との密着性を向上することができる。密着性補助剤としては、例えば、水や、触媒と反応しないアルコール等の溶剤、上記固体高分子電解質等の樹脂を含む水溶液、あるいは樹脂粉末等を挙げることができる。これによって、単に触媒粉体を乾式塗布した場合に比べて、より確実に電解質膜、触媒層及び拡散層の接合を1回の加熱加圧工程で行うことができる。また、個々の接合体への裁断時や燃料電池とした後の使用時等において、触媒層と電解質膜及び拡散層との膜剥がれ等を防止することができる。さらに、触媒層と電解質膜及び拡散層との界面の密着性向上によりイオン伝導性が向上するため、電池性能をより向上させることができる。
拡散層16としては、導電性が高く、燃料及び空気等の原料の拡散性が高い材料であれば特に制限はないが、多孔質導電体材料であることが好ましい。導電性の高い材料としては、例えば、金属板、金属フィルム、導電性高分子、カーボン材料等が挙げられ、カーボンクロス、カーボンペーパ、ガラス状カーボン等のカーボン材料が好ましく、カーボンクロス、カーボンペーパ等の多孔質カーボン材料であることがより好ましい。拡散層16の膜厚は例えば、50μm〜1000μm、好ましくは100μm〜600μmの範囲である。
また、拡散層16は、拡散層16の撥水性の向上のために、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の撥水性樹脂と、電子伝導性を有する、例えばカーボンブラック等との混合溶液である撥水ペーストにより撥水処理がされてもよい。
このようにして得た接合体22を用いて上記図1に示す燃料電池1を構成する。
セパレータ18は、耐食処理が施された金属板または焼成カーボン等のカーボン系材料で構成され、櫛形形状である。櫛型形状のセパレータ18の空洞部は、燃料極12及び空気極14にそれぞれ水素ガス、空気等の原料を供給するための原料供給路24,26となっている。
このようにして製造された燃料電池1において、燃料極12側の第1拡散層16aと空気極14側の第2拡散層16bとを外部回路に電気的に接続し、燃料極12及び空気極14にそれぞれ原料を供給して運転すれば、電池として機能させることができる。
燃料極12側に供給する原料としては、水素等の還元性ガス(燃料ガス)が挙げられる。空気極14側に供給する原料としては、酸素や空気等の酸化性ガス等が挙げられる。
燃料電池1において、例えば、燃料極12に供給する原料を水素ガス、空気極14に供給する原料を空気として運転した場合、燃料極12において、
2H → 4H+4e
で示される反応式を経て、水素ガス(H)から水素イオン(H)と電子(e)とが発生する。電子(e)は第1拡散層16aから外部回路を通り、第2拡散層16bから空気極14に到達する。空気極14において、供給される空気中の酸素(O)と、電解質膜10を通過した水素イオン(H)と、外部回路を通じて空気極14に到達した電子(e)により、
4H+O+4e → 2H
で示される反応式を経て、水が生成する。このように燃料極12及び空気極14において化学反応が起こり、電荷が発生して電池として機能することになる。そして、一連の反応において排出される成分は水であるので、クリーンな電池が構成されることになる。
従来は接合体の形成において、第1の拡散層上への第1の触媒層の形成、及び電解質膜上への第2の触媒層の形成の後にそれぞれ乾燥工程が必要であり、さらに全体を接合するために加熱及び加圧する必要があったが、本実施形態に係る燃料電池用接合体の製造方法のように、1回の加熱加圧工程で接合して接合体を形成することができる。
従来の方法では、第1の拡散層上への第1の触媒層の形成、及び電解質膜上への第2の触媒層の形成の後にそれぞれ乾燥工程を行うため、触媒層の表面が平滑化され、他の基材と接合したときの接着性が劣り、界面抵抗が大きくなるために電池性能が低下していたが、本方法により、加熱工程による電池性能の低下を抑制することができ、高効率の燃料電池を簡易に製造することができる。
また、本実施形態に係る燃料電池用接合体の製造方法では、連続的に接合体の製造が可能であり、加熱加圧工程が1回なので、製造工程の簡略化、製造時間の短縮化を行うことができ、燃料電池のコストを下げることができる。
本実施形態に係る燃料電池は、例えば、携帯電話、携帯用パソコン等のモバイル機器用小型電源、自動車用電源、家庭用電源等として用いることができる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図2に示す接合体製造装置3を使用して接合体の製造を行った。電解質膜10としてはナフィオン〔Nafion、登録商標、デュポン社(Du Pont社)製、膜厚50μm〕、第1拡散層16a及び第2拡散層16bとしては、カーボンクロスに撥水ペーストを塗工したものを使用した。燃料極12を構成する第1触媒粉体48及び空気極14を構成する第2触媒粉体50としては、50重量%白金担持カーボン及び固体高分子電解質樹脂(ナフィオン(登録商標))で構成したもの(樹脂に対して白金担持カーボンが200重量%)を使用した。第1触媒層形成手段42及び第2触媒層形成手段44としては、静電スクリーン方式を使用し、第1触媒層12(0.4mgPt/cm)及び第2触媒層14(0.3mgPt/cm)を形成した。加熱加圧ローラ40a,40bとしては、表面材質がSUSで表面をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)でコーティングしたものを使用した。搬送速度は、300mm/minとし、加熱加圧条件は、加熱温度130℃、圧力30kgf/cmとした。冷却は室温(23℃)にて自然冷却とした。
上記のようにして作製した接合体の電池性能を評価した。結果を図3に示す。
(比較例1)
図4に示す接合体製造装置5を使用し、電解質膜10上への第2触媒粉体50の塗布後に仮定着(加熱温度100℃、圧力10kgf/cm)を行った以外は実施例1と同様にして接合体を作製し、電池性能の評価を行った。図4に示すように、仮定着ローラ52a,52bが第2触媒層形成手段44の下流側(図4における右側)に設けられている。仮定着結果を図3に示す。
(比較例2)
図5に示す接合体製造装置7を使用し、第1拡散層16a上への第1触媒粉体48の塗布後に仮定着(加熱温度100℃、圧力10kgf/cm)を行った以外は実施例1と同様にして接合体を作製し、電池性能の評価を行った。図5に示すように、仮定着ローラ52c,52dが第1触媒層形成手段42の下流側(図5における右側)に設けられている。結果を図3に示す。
(比較例3)
図6に示す接合体製造装置9を使用し、電解質膜10上への第2触媒粉体50の塗布後に仮定着(加熱温度100℃、圧力10kgf/cm)、及び第1拡散層16a上への第1触媒粉体48の塗布後に仮定着(加熱温度100℃、圧力10kgf/cm)をそれぞれ行った以外は実施例1と同様にして接合体を作製し、電池性能の評価を行った。図6に示すように、仮定着ローラ52a,52bが第2触媒層形成手段44の下流側(図6における右側)に、仮定着ローラ52c,52dが第1触媒層形成手段42の下流側(図6における右側)にそれぞれ設けられている。結果を図3に示す。
図3からわかるように、仮定着を行わずに1回の加熱加圧工程で接合して接合体を形成した実施例1は、仮定着を行った比較例1〜3よりも電池性能が向上している。また、比較例1〜3の中でも、電解質膜10上への第2触媒粉体50の塗布後及び第1拡散層16a上への第1触媒粉体48の塗布後に2回の仮定着を行った比較例3は、仮定着が1回の比較例1,2に比べて電池性能が低下している。また、実施例1では仮定着を行わなくても、触媒粉体により触媒層を形成してから加熱及び加圧により接合する間に触媒層の位置がずれることなく、接合体を作製することができた。
本発明の実施形態に係る燃料電池の構成の一例の断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る接合体製造装置の一例の概略を示す図である。 本発明の実施例及び比較例における接合体の電流密度と電圧の関係を示す図である。 本発明の比較例1で使用した接合体製造装置の概略を示す図である。 本発明の比較例2で使用した接合体製造装置の概略を示す図である。 本発明の比較例3で使用した接合体製造装置の概略を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池、3,5,7,9 接合体製造装置、10 電解質膜、12 燃料極(第1触媒層)、14 空気極(第2触媒層)、16a 第1拡散層、16b 第2拡散層、18 セパレータ、20 膜電極複合体(MEA)、22 接合体、24,26 原料供給路、30 電解質膜供給ローラ、32 第1拡散層供給ローラ、34 第2拡散層供給ローラ、36 ガイドローラ、38a,38b 一体化用ローラ、40a,40b 加熱加圧ローラ、42 第1触媒層形成手段、44 第2触媒層形成手段、46 巻取ローラ、48 第1触媒粉体、50 第2触媒粉体、52a,52b,52c,52d 仮定着ローラ。

Claims (5)

  1. 電解質膜の第1の面に第1触媒層及び第1拡散層が、前記電解質膜の第2の面に第2触媒層及び第2拡散層が、それぞれ前記電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体を連続的に製造する燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記第1拡散層の一方の面に第1触媒粉体を所定のパターンに乾式塗布して第1触媒層を形成する工程と、
    前記第1拡散層の前記第1触媒層が形成された面に第1触媒層を挟んで電解質膜の第1の面が対向するように電解質膜を積層する工程と、
    前記電解質膜の第2の面に第2触媒粉体を前記第1触媒層と前記電解質膜を挟んで対向するように乾式塗布して第2触媒層を形成する工程と、
    前記電解質膜の第2の面に前記第2触媒粉体を挟んで第2拡散層の一方の面が対向するように第2拡散層を積層する工程と、
    前記各層が形成された電解質膜を1回の加熱及び加圧により接合する工程と、
    を含むことを特徴とする燃料電池用接合体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記乾式塗布において、前記第1触媒粉体あるいは前記第2触媒粉体に電荷を与えて塗布することを特徴とする燃料電池用接合体の製造方法。
  3. 請求項2に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記乾式塗布は、静電スクリーン方式及び電子写真方式のうち少なくともいずれかにより行われることを特徴とする燃料電池用接合体の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池用接合体の製造方法であって、
    前記乾式塗布を行う前に、前記第1拡散層の一方の面あるいは前記電解質膜の第2の面の前記第1触媒粉体あるいは前記第2触媒粉体が形成される領域に密着性補助剤を塗布することを特徴とする燃料電池用接合体の製造方法。
  5. 電解質膜の第1の面に第1触媒層及び第1拡散層が、前記電解質膜の第2の面に第2触媒層及び第2拡散層が、それぞれ前記電解質膜を挟んで対向するように順次形成された燃料電池用接合体を連続的に製造する燃料電池用接合体の製造装置であって、
    前記第1拡散層の一方の面に第1触媒粉体を所定のパターンに乾式塗布して第1触媒層を形成する第1触媒層形成手段と、
    前記第1拡散層の前記第1触媒層が形成された面に第1触媒層を挟んで電解質膜の第1の面が対向するように電解質膜を積層する電解質膜積層手段と、
    前記電解質膜の第2の面に第2触媒粉体を前記第1触媒層と前記電解質膜を挟んで対向するように乾式塗布して第2触媒層を形成する第2触媒層形成手段と、
    前記電解質膜の第2の面に前記第2触媒粉体を挟んで第2拡散層の一方の面が対向するように第2拡散層を積層する第2拡散層積層手段と、
    前記各層が形成された電解質膜を加熱及び加圧して接合する1つの接合手段と、
    を含むことを特徴とする燃料電池用接合体の製造装置。
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