JP4812309B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、機関の制御装置に関し、特に、自動変速機に連結される内燃機関からの出力を制御する内燃機関の制御装置に関する。
従来より、エンジンに要求されるトルクを正確に算出し、その算出されたトルク(目標トルク)に基づいてエンジンを制御することが行なわれている。
特開平9−158772号公報(特許文献1)は、エンジン負荷の検出精度を向上可能なディーゼルエンジンの制御装置を開示する。この制御装置においては、ディーゼルエンジンに連結されるトルクコンバータの入力軸回転数(エンジン回転数)と出力軸回転数(タービン回転数)とが検出される。そして、これらの検出されたトルクコンバータの入出力軸回転数に基づいて速度比が算出され、速度比とトルクコンバータの容量係数との関係を示すテーブルを用いて、算出された速度比に基づいてトルクコンバータの容量係数が算出される。次いで、トルクコンバータの入力軸回転数(エンジン回転数)と算出された容量係数とに基づいてエンジントルクが算出され、この算出されたエンジントルクをエンジン負荷としてディーゼルエンジンの制御が行なわれる。
この制御装置は、自動変速機のトルクコンバータの入出力軸の速度比とトルクコンバータ固有の容量係数とを用いてエンジントルクが推定できることに着目したものであり、この制御装置によれば、検出されたトルクコンバータの入力軸回転数(エンジン回転数)と出力軸回転数(タービン回転数)とに基づいてエンジン負荷が正確に検出され、ディーゼルエンジンの制御精度が向上する(特許文献1参照)。
一方、トルクコンバータを有する自動変速機を搭載した車両において、エンジンがアイドリング状態(アクセルペダル全閉)であって、かつ、自動変速機において走行レンジが選択されているときのエンジン出力を安定させる制御が従来より行なわれている(以下では、この制御を「アイドル制御」とも称する。)。すなわち、このアイドル制御は、停車時(走行レンジ選択)およびクリープ走行時におけるエンジンのアイドリング状態を安定させるものである。
特開平9−158772号公報
しかしながら、ガソリンエンジンを搭載した車両において上記のアイドル制御が行なわれる場合、上述した特開平9−158772号公報に開示された制御手法を適用すると、以下の問題が発生する。
特開平9−158772号公報に開示された制御手法は、トルクコンバータの入力軸回転数(エンジン回転数)および出力軸回転数(タービン回転数)の検出値に基づいてエンジン負荷(エンジントルク)を制御するフィードバック制御であるので、制御の遅れが発生する。そして、特に、ディーゼルエンジンに比べてトルク応答が一般的に遅いガソリンエンジンにおいて上記の制御手法を用いてアイドル制御を行なうと、ハンチングが発生するおそれがある。また、上記の制御手法では、アイドル制御中にエンジン負荷を目標値に制御するためには積分制御が必要があり、常時積分演算が行なわれることから演算負荷も大きくなる。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、アイドル制御時における内燃機関の出力を安定化する内燃機関の制御装置を提供することである。
この発明によれば、内燃機関の制御装置は、自動変速機に連結される内燃機関からの出力を制御する内燃機関の制御装置であって、内燃機関の出力を制御する制御手段と、内燃機関のアイドリング状態時に自動変速機において走行レンジが選択されているとき、内燃機関からの出力を一定に制御するための目標出力を制御手段へ設定する目標出力設定手段とを備え、制御手段は、アイドリング状態時に走行レンジが選択されているとき、目標出力に基づいて内燃機関の出力を制御する。
この発明による内燃機関の制御装置においては、内燃機関のアイドリング状態時に自動変速機において走行レンジが選択されているとき(アイドル制御時)、内燃機関の出力が一定となるように制御される。これにより、アイドル制御時の出力トルクが安定化する。すなわち、アイドル制御時、内燃機関の出力トルクは、車両速度が零(トルクコンバータのタービン回転数が零)のときに最大であり、クリープ走行が開始されると、タービン回転数の上昇に応じてトルクコンバータの速度比が増加するため、出力トルクは低下する(なお、車両の減速時は、出力トルクが増加し、車両停止で最大となる。)。そして、このアイドル制御時の出力トルクを正確に制御するためにトルクのフィードバック制御を行なうと、上述したハンチングの問題が発生し得る。これに対して、この内燃機関の制御装置は、アイドル制御時、変化するトルク自体の制御は行なわず、目標出力を設定して内燃機関の出力が一定となるように内燃機関を制御するので、出力トルクがかえって安定する。
したがって、この発明による内燃機関の制御装置によれば、アイドル制御時における内燃機関の出力が安定化する。
好ましくは、目標出力は、クリープ走行時の目標車両速度を達成するために必要な出力である。
また、好ましくは、目標出力は、車両速度が零のときに内燃機関の回転数を所定値に維持するのに必要な出力である。
この内燃機関の制御装置においては、アイドル制御時、ある一定の状態(クリープ走行時の車速収束時や車両停止時)を基準とした目標出力が設定される。したがって、この内燃機関の制御装置によれば、アイドル制御時、適切な出力を確保することができる。
好ましくは、自動変速機は、内燃機関の出力軸に連結される流体継手と、流体継手の出力軸に連結される変速機構とを含み、目標出力設定手段は、アイドリング状態時に変速機構において走行レンジが選択されたとき、内燃機関の目標回転数を示す第1の目標回転数(目標エンジン回転数)と流体継手の出力軸の目標回転数を示す第2の目標回転数(目標タービン回転数)とに基づいて、内燃機関からの出力トルクの目標値を算出するトルク算出手段と、算出された出力トルクの目標値と第1の目標回転数(目標エンジン回転数)とに基づいて目標出力を算出する目標出力算出手段とを含む。
この内燃機関の制御装置においては、アイドル制御時、内燃機関からの出力トルクの目標値がトルク算出手段によって算出される。そして、その算出された出力トルクの目標値を用いて目標出力算出手段により目標出力が算出されるので、目標出力が正確に算出される。したがって、この内燃機関の制御装置によれば、所望の目標出力を正確に設定できる。
好ましくは、第2の目標回転数(目標タービン回転数)は、クリープ走行時の目標車両速度に基づいて算出される。
また、好ましくは、第2の目標回転数(目標タービン回転数)は、零である。
この内燃機関の制御装置においては、アイドル制御時、流体継手の出力軸の目標回転数を示す第2の目標回転数(目標タービン回転数)がある一定値となる所定の状態を基準とした目標出力が設定される。したがって、この内燃機関の制御装置によれば、アイドル制御時、適切な出力を確保することができる。
好ましくは、トルク算出手段は、第1および第2の目標回転数(目標エンジン回転数および目標タービン回転数)に基づいて、流体継手の入出力軸の速度比を算出する速度比算出手段と、算出された速度比に基づいて、流体継手の容量係数を算出する容量係数算出手段と、算出された容量係数と第1の目標回転数(目標エンジン回転数)とに基づいて、出力トルクの目標値を演算する演算手段とを含む。
この内燃機関の制御装置においては、アイドル制御時、流体継手の入出力軸の目標回転数をそれぞれ示す第1および第2の目標回転数(目標エンジン回転数および目標タービン回転数)と流体継手の容量係数とを用いて内燃機関の目標トルクが正確に算出されるので、目標出力がより正確に算出される。したがって、この内燃機関の制御装置によれば、所望の目標出力をより正確に設定できる。
好ましくは、内燃機関は、ガソリンエンジンを含む。
この内燃機関の制御装置においては、アイドル制御時、変化するトルク自体の制御は行なわず、目標出力を設定して内燃機関の出力が一定となるように内燃機関を制御するので、内燃機関がトルク応答の遅いガソリンエンジンであっても、制御が不安定になることはない。したがって、この内燃機関の制御装置によれば、アイドル制御時における内燃機関の出力が安定化する。
この発明による内燃機関の制御装置によれば、アイドル制御時、目標出力を設定して内燃機関の出力が一定となるように内燃機関を制御するので、出力トルクが安定化する。したがって、アイドル制御時における内燃機関の出力が安定化する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるエンジンシステムの全体ブロック図である。図1を参照して、このエンジンシステム100は、エンジン10と、トルクコンバータ20と、変速機30と、エンジンECU(Electronic Control Unit)40とを備える。エンジン10は、トルクコンバータ20のポンプインペラ(図示せず、以下同じ。)に連結される。変速機30は、トルクコンバータ20のタービンランナ(図示せず、以下同じ。)に連結される。また、変速機30には、駆動輪にトルクを伝達するためのプロペラシャフト35が連結される。
エンジン10は、吸気管(図示せず、以下同じ。)から吸入された空気に燃料タンク(図示せず)からの燃料(ガソリン)を混合した混合気がシリンダ内に供給されるガソリンエンジンである。エンジン10は、エンジンECU40からの制御指令に基づいて、吸気管に設けられるスロットルバルブや点火装置、噴射装置など(いずれも図示せず)を動作させて動力を発生し、その発生した動力をトルクコンバータ20へ出力する。
トルクコンバータ20は、エンジン10の出力軸に連結されるポンプインペラと変速機30の入力軸に連結されるタービンランナとステータ(図示せず)とを含み、内部に充填された流体(油)を介してエンジン10から変速機30へトルクを伝達する。
変速機30は、トランスミッションECU(図示せず)からの制御指令に基づいて、プロペラシャフト35へ伝達するトルクおよび回転数の変速を行なう。この変速機30は、離散的に変速比が決定されるギヤ式の有段変速機であってもよいし、連続的に変速比が決定される無段変速機であってもよい。
エンジンECU40は、アイドル制御部42と、エンジン制御部44とを含む。アイドル制御部42は、エンジン10がアイドリング状態であって、かつ、変速機30において走行レンジが選択されているとき、すなわちアイドル制御時、エンジン10の出力を一定に制御するための目標出力Prefを算出し、その算出した目標出力Prefをエンジン制御部44へ出力する。なお、目標出力Prefの算出方法については、後ほど詳しく説明する。
エンジン制御部44は、アイドル制御時、アイドル制御部42によって算出された目標出力Prefに基づいてエンジン10の制御指令(スロットルバルブへの開度指令や点火装置への点火指令など)を生成し、その生成した制御指令をエンジン10へ出力する。
図2は、図1に示したアイドル制御部42の機能ブロック図である。図2を参照して、アイドル制御部42は、目標車速設定部52と、目標タービン回転数算出部54と、エンジントルク算出部56と、走行トルク算出部58と、目標エンジン回転数算出部60と、目標出力算出部62とを含む。
目標車速設定部52は、クリープ走行時(平坦路)の目標車両速度SRを設定し、その設定した目標車両速度SRを目標タービン回転数算出部54および走行トルク算出部58へ出力する。この目標車両速度SRは、基本的には一定値とするが、所望の値に変更することもできる。
目標タービン回転数算出部54は、目標車速設定部52からの目標車両速度SRを受け、その受けた目標車両速度SRに基づいて目標タービン回転数NTを算出する。具体的には、目標タービン回転数算出部54は、図示されないトランスミッションECUからクリープ走行時における変速機30の変速比(ギヤ式の有段変速機であればギヤ比)を受け、その受けた変速比を目標車両速度SRに乗算することによって目標タービン回転数NTを算出する。そして、目標タービン回転数算出部54は、その算出した目標タービン回転数NTをエンジントルク算出部56へ出力する。
エンジントルク算出部56は、目標タービン回転数算出部54からの目標タービン回転数NT、および目標エンジン回転数算出部60からの目標エンジン回転数NEを受ける。そして、エンジントルク算出部56は、その受けた目標タービン回転数NTおよび目標エンジン回転数NEに基づいて目標車両速度SR時のエンジントルクTEを算出し、その算出したエンジントルクTEを目標出力算出部62および目標エンジン回転数算出部60へ出力する。
走行トルク算出部58は、目標車速設定部52からの目標車両速度SRを受け、その目標車両速度SRで車両が走行しているときの走行抵抗によって決まる走行トルクTSを算出する。具体的には、走行トルク算出部58は、車両速度と車両が走行しているときの走行抵抗によって決まる走行トルクとの予め設定されたマップを用いて、目標車両速度SRに基づいて走行トルクTSを算出する。そして、走行トルク算出部58は、その算出した走行トルクTSを目標エンジン回転数算出部60へ出力する。
目標エンジン回転数算出部60は、走行トルク算出部58からの走行トルクTS、およびエンジントルク算出部56からのエンジントルクTEを受け、その受けた走行トルクTSおよびエンジントルクTEに基づいて目標エンジン回転数NEを算出する。具体的には、目標エンジン回転数算出部60は、エンジントルクTEが走行トルクTSと釣り合うための目標エンジン回転数NEを算出する。そして、目標エンジン回転数算出部60は、その算出した目標エンジン回転数NEを目標出力算出部62およびエンジントルク算出部56へ出力する。
目標出力算出部62は、エンジントルク算出部56からのエンジントルクTE、および目標エンジン回転数算出部60からの目標エンジン回転数NEを受ける。そして、目標出力算出部62は、その受けたエンジントルクTEおよび目標エンジン回転数NEに基づいて、エンジン10が出力する目標出力Prefを算出し、その算出した目標出力Prefを図示されないエンジンECU40のエンジン制御部44へ出力する。
図3は、図2に示したエンジントルク算出部56の詳細な機能ブロック図である。図3を参照して、エンジントルク算出部56は、速度比算出部72と、容量係数算出部74と、乗算部76,78とを含む。速度比算出部72は、図2に示した目標エンジン回転数算出部60および目標タービン回転数算出部54からそれぞれ目標エンジン回転数NEおよび目標タービン回転数NTを受ける。そして、速度比算出部72は、目標タービン回転数NTを目標エンジン回転数NEで除算することによってトルクコンバータ20における速度比eを算出し、その算出した速度比eを容量係数算出部74へ出力する。
容量係数算出部74は、トルクコンバータ20の速度比と容量係数との関係を示す予め設定されたマップを用いて、速度比算出部72からの速度比eに基づいてトルクコンバータ20の容量係数Cを算出し、その算出した容量係数Cを乗算部78へ出力する。
乗算部76は、目標エンジン回転数NEの2乗値を算出し、その算出した目標エンジン回転数NEの2乗値を乗算部78へ出力する。乗算部78は、容量係数算出部74からのトルクコンバータ20の容量係数Cに乗算部76からの目標エンジン回転数NEの2乗値を乗算することによってエンジントルクTEを算出し、その算出したエンジントルクTEを図2に示した目標出力算出部62および目標エンジン回転数算出部60へ出力する。
図4は、図2に示した目標エンジン回転数算出部60の詳細な機能ブロック図である。図4を参照して、目標エンジン回転数算出部60は、減算部80と、積分演算部82とを含む。減算部80は、図2に示した走行トルク算出部58からの走行トルクTSからエンジントルク算出部56からのエンジントルクTEを減算し、その差分値dTを積分演算部82へ出力する。
積分演算部82は、減算部80からの差分値dTに所定の演算ゲインを乗算し、その演算ゲインが乗算された値を積算する。そして、積分演算部82は、その積算値を目標エンジン回転数NEとして図2に示した目標出力算出部62およびエンジントルク算出部56へ出力する。
ここで、図2〜図4に示されるように、エンジントルク算出部56および目標エンジン回転数算出部60は、互いに他方の出力を用いてそれぞれエンジントルクTEおよび目標エンジン回転数NEを算出している。この図2〜図4に示した演算ロジックの流れについて説明すると、あるエンジン回転数に対応するエンジントルクTEがエンジントルク算出部56によって算出され、エンジントルク算出部56は、その算出したエンジントルクTEを目標エンジン回転数算出部60へ出力する。
目標エンジン回転数算出部60は、エンジントルク算出部56からのエンジントルクTEが、目標車両速度SRに対応する走行トルクTSよりも小さければ、減算部80および積分演算部82によって目標エンジン回転数NEの値を増大方向に変更する。そして、目標エンジン回転数算出部60は、その変更された目標エンジン回転数NEをエンジントルク算出部56へ出力する。
エンジントルク算出部56は、目標エンジン回転数算出部60からの変更された目標エンジン回転数NEを用いてエンジントルクTEを再び算出し(前回演算値よりも大きな値となる。)、その算出したエンジントルクTEを再び目標エンジン回転数算出部60へ出力する。
そして、このような演算が繰返し行なわれることによって、目標車両速度SRに対応する走行トルクTSと釣り合うエンジントルクTEおよびそのエンジントルクTEに対応する目標エンジン回転数NEが算出される。なお、積分演算部82は、目標エンジン回転数NEを算出する際に定常偏差が残るのを防止するために設けられたものである。
このような演算ロジックとしたのは、車両速度とエンジン回転数との関係は線形関係になく、目標車速設定部52によって設定される目標車両速度SRから目標エンジン回転数NEを単純に求めることができないので、エンジントルクTEが目標車両速度SRに対応する走行トルクTSと釣り合うところのエンジン回転数を探索により求めるためである。
図5は、図2に示した目標出力算出部62の詳細な機能ブロック図である。図5を参照して、目標出力算出部62は、乗算部84,86を含む。乗算部84は、目標エンジン回転数算出部60からの目標エンジン回転数NEにエンジントルク算出部56からのエンジントルクTEを乗算し、その乗算結果を乗算部86へ出力する。乗算部86は、乗算部84からの乗算結果に単位換算などを行なうための所定の換算係数を乗算し、その乗算結果を目標出力Prefとして図1に示したエンジンECU40のエンジン制御部44へ出力する。
以上のように、この実施の形態1によれば、アイドル制御時、アイドル制御部42は、エンジン10の目標出力Prefを算出し、エンジン制御部44は、エンジン10の出力が目標出力Prefとなるようにエンジン10を制御するので、アイドル制御時におけるエンジン10の出力トルクが安定する。その結果、アイドル制御時におけるエンジン10の出力が安定化する。
また、トルクコンバータ20のタービン回転数を検出することなく、エンジン10の目標出力Prefが算出されるので、制御の遅れによる出力不安定化の問題は発生しない。さらに、エンジン10の目標出力Prefは、車両のクリープ走行時における目標車両速度SRに基づいて決定されるので、適切な目標出力Prefが設定される。また、さらに、トルクコンバータ20の入出力軸の速度比eとトルクコンバータ20の容量係数Cとを用いてエンジントルクTEおよび目標出力Prefを正確に算出するので、所望の目標出力Prefを正確に設定できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、アイドル制御時におけるエンジン10の目標出力は、車両が目標車両速度SRでクリープ走行するのに必要な出力とした。この実施の形態2では、アイドル制御時におけるエンジン10の目標出力は、車両速度が零のときにエンジン10を所定のアイドル回転数で回転させるのに必要な出力とする。
この実施の形態2におけるエンジンシステムの全体構成は、図1に示した実施の形態1によるエンジンシステム10と同じである。
図6は、この発明の実施の形態2におけるアイドル制御部の機能ブロック図である。図6を参照して、実施の形態2におけるアイドル制御部42Aは、目標エンジン回転数設定部88と、エンジントルク算出部56Aと、目標出力算出部62とを含む。目標エンジン回転数設定部88は、車両速度が零のときにエンジンストールしないための所定の目標エンジン回転数NEを設定し、その設定した目標エンジン回転数NEをエンジントルク算出部56Aおよび目標出力算出部62へ出力する。
エンジントルク算出部56Aは、トルクコンバータ20の速度比が零のとき(車両速度が零であり、タービン回転数が零であるから、速度比が零となる。)のトルクコンバータ20の容量係数に目標エンジン回転数設定部88からの目標エンジン回転数NEの2乗値を乗算し、その乗算結果をエンジントルクTEとして目標出力算出部62へ出力する。
なお、目標出力算出部62については、図2および図5で既に説明したので、説明は繰返さない。
以上のように、この実施の形態2によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の各実施の形態1,2において、エンジン10は、この発明における「内燃機関」に対応し、エンジンECU40は、この発明における「内燃機関の制御装置」に対応する。また、アイドル制御部42は、この発明における「目標出力設定手段」に対応し、エンジン制御部44は、この発明における「制御手段」に対応する。さらに、トルクコンバータ20は、この発明における「流体継手」に対応し、変速機30は、この発明における「変速機構」に対応する。
また、さらに、エンジントルク算出部56,56Aは、この発明における「トルク算出手段」に対応し、目標出力算出部62は、この発明における「目標出力算出手段」に対応する。また、さらに、速度比算出部72は、この発明における「速度比算出手段」に対応し、容量係数算出部74は、この発明における「容量係数算出手段」に対応し、乗算部76,78は、この発明における「演算手段」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるエンジンシステムの全体ブロック図である。 図1に示すアイドル制御部の機能ブロック図である。 図2に示すエンジントルク算出部の詳細な機能ブロック図である。 図2に示す目標エンジン回転数算出部の詳細な機能ブロック図である。 図2に示す目標出力算出部の詳細な機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるアイドル制御部の機能ブロック図である。
符号の説明
10 エンジン、20 トルクコンバータ、30 変速機、35 プロペラシャフト、40 エンジンECU、42 アイドル制御部、44 エンジン制御部、52 目標車速設定部、54 目標タービン回転数算出部、56,56A エンジントルク算出部、58 走行トルク算出部、60 目標エンジン回転数算出部、62 目標出力算出部、72 速度比算出部、74 容量係数算出部、76,78,84,86 乗算部、80 減算部、82 積分演算部、88 目標エンジン回転数設定部。

Claims (7)

  1. 自動変速機に連結される内燃機関からの出力を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の出力を制御する制御手段と、
    前記内燃機関のアイドリング状態時に前記自動変速機において走行レンジが選択されているとき、前記内燃機関からの出力を一定に制御するための目標出力を前記制御手段へ設定する目標出力設定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記アイドリング状態時に前記走行レンジが選択されているとき、前記目標出力に基づいて前記内燃機関の出力を制御するために少なくともスロットルバルブの開度を制御し、
    前記自動変速機は、
    前記内燃機関の出力軸に連結される流体継手と、
    前記流体継手の出力軸に連結される変速機構とを含み、
    前記目標出力設定手段は、
    前記アイドリング状態時に前記変速機構において前記走行レンジが選択されたとき、前記内燃機関の目標回転数を示す第1の目標回転数と前記流体継手の出力軸の目標回転数を示す第2の目標回転数とに基づいて、前記内燃機関からの出力トルクの目標値を算出するトルク算出手段と、
    前記算出された出力トルクの目標値と前記第1の目標回転数とに基づいて前記目標出力を算出する目標出力算出手段とを含む、内燃機関の制御装置。
  2. 前記目標出力は、クリープ走行時の目標車両速度を達成するために必要な出力である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記目標出力は、車両速度が零のときに前記内燃機関の回転数を所定値に維持するのに必要な出力である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記第2の目標回転数は、クリープ走行時の目標車両速度に基づいて算出される、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記第2の目標回転数は、零である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記トルク算出手段は、
    前記第1および第2の目標回転数に基づいて、前記流体継手の入出力軸の速度比を算出する速度比算出手段と、
    前記算出された速度比に基づいて、前記流体継手の容量係数を算出する容量係数算出手段と、
    前記算出された容量係数と前記第1の目標回転数とに基づいて、前記出力トルクの目標値を演算する演算手段とを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記内燃機関は、ガソリンエンジンを含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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