JP2022044378A - 車両 - Google Patents

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良太 岩崎
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】燃料カットから復帰する際の車両の振動を抑制する。【解決手段】内燃機関における燃料噴射を停止する燃料カットを実行しているときには、吸入空気量が、内燃機関を良好な燃費でアイドル運転可能な回転数としての第1回転数で内燃機関をアイドル運転する際の吸入空気量としての第1空気量より大きい第2空気量となるように内燃機関を制御し、燃料カットから復帰して燃料噴射を再開するときには、回転数を第1回転数から第1回転数より高い第2回転数に増加させつつ、且つ、吸入空気量を第2空気量として内燃機関をアイドル運転する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に関し、詳しくは、内燃機関を備える車両に関する。
従来、この種の車両としては、内燃機関を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、燃料噴射を停止する燃料カット中は、内燃機関をアイドル運転(自立運転)する際の目標アイドル回転数(アイドル回転数の目標値)を目標回転数に設定し、燃料カットから復帰(燃料噴射を再開)した後において、内燃機関の回転数がアイドル回転数より大きい所定回転数であるときには、燃料カットを一時的に実行する。これにより、内燃機関の回転数の急増(吹き上がり)を抑制している。
特開2010-185315号公報
上述の車両では、車両振動の悪化の抑制のため、目標アイドル回転数を高くする場合がある。この場合、燃料カットから復帰する際の回転数が高くなり、燃費が悪化してしまう。こうした燃費の悪化を抑制する手法として、燃料カットから復帰する際には、低い目標アイドル回転数、吸入空気量で内燃機関のアイドル運転を開始した後に目標アイドル回転数および吸入空気量を高くする手法が考えられる。しかしながら、この手法では、燃料カットから復帰する際の吸入空気量が低くなるため、その後、高い目標アイドル回転数に対応する吸入空気量となるのに時間を要し、過渡的に内燃機関の回転数が下がって、振動が増加する場合がある。
本発明の車両は、燃料カットから復帰する際の車両の振動を抑制することを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関と、
前記内燃機関を制御する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、
前記内燃機関における燃料噴射を停止する燃料カットを実行しているときには、吸入空気量が、前記内燃機関を良好な燃費でアイドル運転可能な回転数としての第1回転数で前記内燃機関をアイドル運転する際の吸入空気量としての第1空気量より大きい第2空気量となるように前記内燃機関を制御し、
前記燃料カットから復帰して前記燃料噴射を再開するときには、回転数を前記第1回転数から前記第1回転数より高い第2回転数に増加させつつ、且つ、吸入空気量を前記第2空気量として前記内燃機関をアイドル運転する
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、内燃機関における燃料噴射を停止する燃料カットを実行しているときには、吸入空気量が、内燃機関の目標アイドル回転数を内燃機関を良好な燃費でアイドル運転可能な回転数としての第1回転数で内燃機関をアイドル運転する際の吸入空気量としての第1空気量より大きい第2空気量となるように内燃機関を制御し、燃料カットから復帰して燃料噴射を再開するときには、回転数を第1回転数から第1回転数より高い第2回転数に増加させつつ、且つ、吸入空気量を第2空気量として内燃機関をアイドル運転する。これにより、燃料カットから復帰して内燃機関をアイドル運転する際に、内燃機関の回転数が過渡的に低下することを抑制できる。この結果、燃料カットから復帰する際の車両の振動を抑制できる。
こうした本発明の車両において、前記第2回転数は、前記内燃機関をアイドル運転したときに前記車両の振動が抑制される回転数であり、前記第2空気量は、前記内燃機関をアイドル運転したときに前記車両の振動が抑制される吸入空気量としてもよい。こうすれば、内燃機関をアイドル運転する際の車両の振動をより適正に抑制できる。
本発明の一実施例としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ECU50の図示しないCPUにより実行される燃料カット時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ECU50の図示しないCPUにより実行される復帰時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 車速V,燃料カットの状態、エンジン22の回転数Ne,目標アイドル回転数Nidl*、目標吸入空気量Qa*の時間変化の一例を説明するための説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車20は、図示するように、エンジン22と、トルクコンバータ28と、前後進切換機構29と、変速機30と、ギヤ機構36と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)50と、を備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するECU50により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。
トルクコンバータ28は、一般的な流体式の伝導装置として構成されており、エンジン22のクランクシャフト23の動力を変速機30の入力軸32にトルクを増幅して伝達したり、トルクを増幅することなくそのまま伝達したりする。トルクコンバータ28は、エンジン22のクランクシャフト23に接続されたポンプインペラと、入力軸32に接続されたタービンランナと、タービンランナからポンプインペラへの作動油の流れを整流するステータと、ステータの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチと、ポンプインペラとタービンランナとを連結する油圧駆動のロックアップクラッチと、を備える。ロックアップクラッチは、ECU50により駆動制御されている。
前後進切換機構29は、サンギヤ29Sと、リングギヤ29Rと、第1、第2ピニオンギヤ29P1、29P2と、キャリア29Cと、クラッチC1と、ブレーキB1と、を備える。サンギヤ29Sは、ギヤ機構36の駆動ギヤ360に噛合している。キャリア29Cは、変速機30の入力軸32とクラッチC1とに接続されている。クラッチC1は、キャリア29Cとギヤ機構36との接続および接続の解除を行なう。ブレーキB1は、リングギヤ29Rの回転を許容したり禁止したりする。クラッチC1、ブレーキB1は、図示しない油圧回路からの油圧で駆動する。これにより、ブレーキB1をオフすると共にクラッチC1をオフすることによりトルクコンバータ28から入力軸32に伝達された動力をそのまま変速機30のプライマリプーリに伝達して車両を前進させることが可能となる。また、ブレーキB1をオンすると共にクラッチC1をオフすることにより入力軸32の回転を逆方向に変換して変速機30のプライマリプーリに伝達し、車両を後進させることが可能となる。さらに、ブレーキB1をオフすると共にクラッチC1をオンすることによりトルクコンバータ28から入力軸32に伝達された動力をギヤ機構36に伝達させることが可能となる。
変速機30は、ベルト式の無段変速機(CVT)として構成されており、溝幅が変更可能で入力軸32(インプットシャフト)に接続されたプライマリプーリと、同じく溝幅が変更可能でアウトプットシャフト31に接続されたセカンダリプーリと、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの溝に架けられたベルトと、作動油を用いてプライマリプーリおよびセカンダリプーリの溝幅を変更する油圧回路と、を備える。変速機30は、油圧回路を駆動してプライマリプーリおよびセカンダリプーリの溝幅を変更することにより入力軸32(インプットシャフト)の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト31に出力する。アウトプットシャフト31は、クラッチC2を介して駆動軸37に接続されている。これにより、クラッチC2をオンすることによりアウトプットシャフト31と駆動軸37とが接続され、アウトプットシャフト31に出力された動力を駆動軸37に伝達することが可能となる。そして、クラッチC2をオフすることによりアウトプットシャフト31と駆動軸37との接続が解除される。
ギヤ機構36は、駆動ギヤ360と、カウンタギヤ機構362と、を備える。駆動ギヤ360は、前後進切換機構29のサンギヤ29Sに噛合している。カウンタギヤ機構362は、駆動ギヤ360に噛み合うカウンタドリブンギヤと、カウンタドリブンギヤと一体回転するカウンタシャフト364と、カウンタシャフト364の回転を駆動軸37に伝達するギヤと、カウンタシャフト364とカウンタドリブンギヤとの接続および接続を解除するシンクロ機構366と、を備える。シンクロ機構366は、図示しない油圧回路からの油圧で駆動する。これにより、前後進切換機構29のクラッチC1をオンすると共にシンクロ機構366をオンすることによりギヤ機構36を介して入力軸32と駆動軸37とを接続し、入力軸32に伝達された動力をギヤ機構36を介して駆動軸37に伝達する。また、前後進切換機構29のクラッチC1をオフすると共にシンクロ機構366をオフすることにより入力軸32と駆動軸37との接続を解除する。
ECU50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。
ECU50には、エンジン22の運転制御やロックアップクラッチ、変速機30の制御に必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ECU50に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト23の回転位置を検出するクランクポジションセンサ22aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサからの冷却水温を挙げることができる。スロットルバルブのポジションを検出するスロットルポジションセンサからのスロットル開度や、吸気ポートに取り付けられたエアフローメータからの吸入空気量も挙げることができる。入力軸32に取り付けられた回転数センサからの入力軸32の回転数Niなどが入力ポートを介して入力されている。さらに、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPも挙げることができる。さらに、アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ68からの車速Vも挙げることができる。
ECU50からは、エンジン22の運転制御やトルクコンバータ28のロックアップクラッチ28a、前後進切換機構29、変速機30、ギヤ機構36の制御に必要な各種制御信号が出力ポートを介して出力される。各種制御信号としては、例えば、スロットル開度を調節するスロットルモータや燃料噴射弁への駆動信号などを挙げることができる。また、トルクコンバータ28のロックアップクラッチ28aへの制御信号や、前後進切換機構29のクラッチC1、ブレーキB1の油圧回路への制御信号、変速機30の油圧回路への制御信号、ギヤ機構36のシンクロ機構366の油圧回路への制御信号などを挙げることができる。
ECU50は、クランクポジションセンサ22aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
こうして構成された実施例の自動車20では、エンジン22からの動力を変速機30を介して駆動軸37に出力しながら走行するベルト駆動モードと、エンジン22からの動力を変速機30を介さずにギヤ機構36を介して駆動軸37に出力しながら走行するギヤ駆動モードと、を切り換えて走行する。ベルト駆動モードでは、前後進切換機構29のクラッチC1をオフし、クラッチC2をオンし、シンクロ機構366をオフする。ギヤ駆動モードでは、前後進切換機構29のクラッチC1をオンし、クラッチC2をオフし、シンクロ機構366をオンする。
実施例の自動車20では、エンジン22をアイドル運転(自立運転)するときには、目標アイドル回転数Nidl*、目標吸入空気量Qa*でアイドル運転するように、エンジン22における燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を実行する。目標アイドル回転数Nidl*、目標吸入空気量Qa*については、後述する。
次に、こうして構成された実施例の自動車20の動作、特に、エンジン22の燃料噴射を停止する燃料カット時および燃料カットからの復帰時(燃料噴射を再開する時)におけるエンジン22の動作について説明する。最初に、燃料カット時の動作について説明する。図2は、ECU50の図示しないCPUにより実行される燃料カット時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、走行中にアクセルペダル63がオフされたときに、所定時間(例えば、数msecなど)毎に繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、ECU50の図示しないCPUは、目標アイドル回転数Nidl*を燃費要求回転数(第1回転数)Niecoに設定する(ステップS100)。燃費要求回転数Niecoは、エンジン22を良好な燃費でアイドル運転可能な回転数として予め定められた回転数であり、例えば、830rpm、840rpm、850rpmなどに設定される。
続いて、目標吸入空気量Qa*に振動抑制空気量(第2空気量)Qainvを設定する(ステップS110)。振動抑制空気量Qainvは、エンジン22を燃費要求回転数Niecoでアイドル運転する際の吸入空気量としての燃費要求空気量(第1空気量)Qaiecoより大きく、エンジン22をアイドル運転したときに車両の振動を抑制可能な吸入空気量として予め設定された空気量である。
こうして目標吸入空気量Qa*を設定すると、エンジン22の吸入空気量Qaが目標吸入空気量Qa*(=振動抑制空気量Qainv)となるように図示しないスロットルモータを用いてスロットルバルブの開度(スロットル開度)を調整して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。これにより、燃料カット時にエンジン22の吸入空気量Qaを振動抑制空気量Qainvとすることができる。
次に、燃料カットからの復帰時の動作について説明する。図3は、ECU50の図示しないCPUにより実行される復帰時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、燃料カット中にアクセルペダル63がオンされた後に、所定時間(例えば、数msecなど)毎に繰り返し実行される。
本ルーチンが実行されると、ECU50の図示しないCPUは、前回本ルーチンが実行されたときに設定されている目標アイドル回転数Nidl(前回Nidl)に変化量ΔN(正の値)を加えた値と振動抑制回転数(第2回転数)Ninvとのうち小さいほうの値を目標アイドル回転数Nidl*に設定する処理を実行する(ステップS200)。本ルーチンが初めて実行される直前には、燃料カットが実行されていることから、前回Nidlには、燃費要求回転数Niecoが設定されている。振動抑制回転数Ninvは、エンジン22をアイドル運転したときに車両の振動を抑制可能な回転数として予め定められた回転数であり、車両に共振が生じるエンジン22の回転数の範囲である共振回転数帯(例えば、830rpm~870rpmなど)の上限より高く、例えば、875rpm、880rpm、885rpmなどに設定される。したがって、ステップS200は、前回本ルーチンを実行したときより目標アイドル回転数Nidlを振動抑制回転数Ninvに向けて増加させる処理となっている。
続いて、目標吸入空気量Qa*に振動抑制空気量Qainvを設定して(ステップS200)、目標アイドル回転数Nidl*(=Ninv)、目標吸入空気量Qa*(=Qainv)でアイドル運転するようにエンジン22を制御して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。
図4は、車速V,燃料カットの状態、エンジン22の回転数Ne,目標アイドル回転数Nidl*、目標吸入空気量Qa*の時間変化の一例を説明するための説明図である。燃料カットを実行しているとき(燃料カットの状態がオンのとき)には、図示するように、エンジン22のフリクションで、車速V、エンジン22の回転数Neが徐々に低下する。目標アイドル回転数Nidl*は、燃費要求回転数Niecoに設定されている。目標吸入空気量Qa*が振動抑制空気量Qainvに設定されている。
燃料カットからの復帰時(時間ts)には、目標アイドル回転数Nidl*は、燃費要求回転数Niecoに設定され、時間の経過と共に振動抑制回転数Ninvに向かって増加し、目標アイドル回転数Nidl*、目標吸入空気量Qa*(=Qainv)でアイドル運転するようにエンジン22を制御する。実施例では、燃料カット中に目標吸入空気量Qa*を振動抑制空気量Qainvとしていることから、燃料カットからの復帰時にエンジン22の回転数Neが低下することを抑制できる。また、このとき、目標アイドル回転数Nidl*を燃費要求回転数Niecoとしていることから、目標アイドル回転数Nidl*をただちに振動抑制回転数Ninvとするものに比して燃料噴射量を低くすることができる。これにより、車両の振動と燃費の悪化を抑制できる。さらに、その後、目標アイドル回転数Nidl*を燃費要求回転数Niecoから振動抑制回転数Ninvに増加させるから、車両の振動を抑制できる。これにより、燃料カットから復帰する際の車両の振動を抑制できる。
なお、こうしてエンジン22をアイドル運転した後に、所定の条件が成立したときには、エンジン22からの動力を駆動軸37に出力して走行するようにエンジン22を制御する。
以上説明した実施例の自動車20によれば、燃料カットを実行しているときには、吸入空気量Qaが、エンジン22の目標アイドル回転数Nidlを燃費要求回転数(第1回転数)Niecoでエンジン22をアイドル運転する際の吸入空気量Qaとしての燃費要求空気量(第1空気量)Qaiecoより大きい振動抑制空気量(第2空気量)Qainvとなるようにエンジン22を制御し、燃料カットから復帰して燃料噴射を再開するときには、回転数を燃費要求回転数(第1回転数)Niecoから燃費要求回転数(第1回転数)Niecoより高い振動抑制回転数(第2回転数)Ninvに増加させつつ、且つ、吸入空気量Qaを振動抑制空気量(第2空気量)Qainvとしてエンジン22をアイドル運転することにより、燃料カットから復帰する際の車両の振動を抑制できる。
実施例の自動車20では、図2の燃料カット時制御ルーチンのステップS110および図3の復帰時制御ルーチンのステップS210で、目標吸入空気量Qa*に振動抑制空気量Qainvを設定している。しかしながら、目標吸入空気量Qa*に燃費良好空気量Qaiecoより大きい空気量を設定すればよいから、例えば、振動抑制空気量Qainvより大きい空気量を設定してもよい。
実施例の自動車20では、図3の復帰時制御ルーチンのステップS200で、振動抑制回転数Ninvまで増加するように目標アイドル回転数Nidl*を設定している。しかしながら、目標アイドル回転数Nidl*を燃費要求回転数Niecoより高い回転数に設定すればよいから、例えば、振動抑制回転数Ninvより高い回転数に設定してもよい。
実施例の自動車20では、ギヤ機構36を備え、ベルト駆動モードとギヤ駆動モードとにより走行可能としている。しかしながら、ギヤ機構36を備えずに、ベルト駆動モードのみにより走行可能としてもよい。
実施例の自動車20では、変速機30としてCVTを用いているが、多段変速機を用いてもよい。
実施例では、本発明を自動車に適用する場合について例示している。しかしながら、本発明は列車や工作機械など他の車両に適用しても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、ECU50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 自動車、22 エンジン、22a クランクポジションセンサ、23 クランクシャフト、28 トルクコンバータ、29 前後進切換機構、29C キャリア、29P1 第1ピニオンギヤ、29P2 第2ピニオンギヤ、29R リングギヤ、29S サンギヤ、29c キャリア、30 変速機、31 アウトプットシャフト、32 入力軸、36 ギヤ機構、37 駆動軸、50 ECU、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、360 駆動ギヤ、362 カウンタギヤ機構、364 カウンタシャフト、366 シンクロ機構、B1 ブレーキ、C1、C2 クラッチ。

Claims (1)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関を制御する制御装置と、
    を備える車両であって、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関における燃料噴射を停止する燃料カットを実行しているときには、吸入空気量が、前記内燃機関を良好な燃費でアイドル運転可能な回転数としての第1回転数で前記内燃機関をアイドル運転する際の吸入空気量としての第1空気量より大きい第2空気量となるように前記内燃機関を制御し、
    前記燃料カットから復帰して前記燃料噴射を再開するときには、回転数を前記第1回転数から前記第1回転数より高い第2回転数に増加させつつ、且つ、吸入空気量を前記第2空気量として前記内燃機関をアイドル運転する
    車両。
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