JP4812293B2 - 振出竿 - Google Patents
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Description
このことによって、穂先竿を収納状態に仕舞い処理していても、その穂先先端部が他物と接触して損傷することがある。
このために、穂先竿を覆う穂先カバー等が用意されている(特許文献1)。
また、この穂先カバーは穂先竿から元上までの小径側竿体を元竿内に収納した状態で、穂先竿から元上までをカバーするものであるので、穂先竿はカバー外からの他物の衝突を受けて損傷する虞もあり、最も細い竿である穂先竿を保護する機能として十分なものを望み得ない面もあった。
請求項1に係る発明の特徴構成は、二番竿の玉口から竿先側に向けて穂先竿を覆う穂先保護片を延出固定するとともに、前記穂先保護片をプリプレグで形成し、前記穂先保護片を、前記二番竿の玉口から竿先側に向けて延出される二番竿の竿本体先端部と、前記二番竿の竿本体先端部を覆うとともに竿本体先端部より竿先側まで延出してある被覆部とで構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
穂先竿を覆う穂先保護片を二番竿の玉口から延出してその二番竿に固定しているので、穂先保護片を取り外す必要もない。
しかも、穂先保護片は竿材と同じプリプレグで製作されているので、単なるカバー等と比べて耐衝撃性、耐磨耗性等が高く、穂先竿に対する保護機能が高い。
したがって、取扱い性、及び、保護機能の高い穂先保護片を提供できるに至った。
また、穂先保護片として、二番竿と一体の竿本体先端部とそれより更に先端側に位置する被覆部とで、要求される機能にあった強度を確保すればよく、それだけ、対応性が広い。
竿本体先端部では、強化繊維が竿の軸線方向に沿って引き揃えられているために、二番竿と同様に剛性の高い構成になっており、それより先端側の被覆部では強化繊維が軸線方向に対して45°に傾斜する状態で配列されているので、竿本体先端部より剛性がやや低下し柔軟性が高い状態になっている。
このように、被覆部で柔軟性を高くする構成を採っているのは、次ぎのような理由による。つまり、穂先保護片は二番竿に一体形成されているので、穂先竿等を元竿より引き出して伸長させた状態で釣操作に供する場合にも穂先竿の竿尻端部を保護する位置にある。
一方、穂先竿は、仕掛けを投入する際に、一旦下向きに曲がりを生じた後に、上向きに撓む跳ね返り現象を呈することがある。
このような跳ね返り現象があったとしても、被覆部が竿本体先端部より柔軟性が高いので、その跳ね返り現象を許容するだけの柔軟性を発揮し、穂先竿に無理な力を作用させることがない。
つまり、穂先保護片の側面部分で穂先竿に取り付けてある釣糸ガイドをも受止めることができ、釣糸ガイドが穂先竿に対して周方向に自由に揺動することを阻止して他物との衝突を阻止するとともに、外部からの異物と釣糸ガイドとが衝突することを阻止できて、釣糸ガイドの保護をも図ることができる。
釣りでは、釣れる魚の種類等によって、朝早くまだ薄暗い時分に釣りを行う場合や、昼間の太陽光を受けて行う場合等、釣時点での周囲の明るさが異なることが多々ある。このような明るさの違いがあっても、魚の当たりを穂先竿の撓み具合によって視認する必要がある。
この要請に応えたものとして、穂先竿の外周面に明度の高い明色帯域の着色部分と、明度の低い暗色帯域の着色部分とを交互に配した構成のものが提案されている。
上記した構成のものでは、明色帯域に着色する色として白色等が採用され、暗色帯域に着色する色として黒色等が採用されている。
しかし、太陽光線を受けて釣りを行っている場合に、暗色帯域によって穂先竿の撓みによって魚の当たり等を捉えようとするものであるが、黒色等で代表される暗色では、比較的明るい太陽光の下であっても、視認性を向上させることはできなかった。
そこで、上記したように、外周面に、イエロー系統の着色とオレンジ系統の着色を施した領域を設けた。
このことによって、朝夕の薄暗い時点での釣りでは、オレンジ系統の色よりもイエロー系統の色が目立つところから、このイエローに着色した領域を視認することによって、穂先の動きを捉えることができる。
一方、昼間の釣りでは、太陽光の下であっても、蛍光イエロー系統の色よりもオレンジ系統の色が目立つところから、このオレンジに着色した領域を視認することによって、穂先の動きを捉えることができる。
このようにオレンジ系統の着色を施すことによって、単純に暗色系統の着色を施した場合に比べて、昼間の視認性を向上させることができ、昼夜を問わず快適な釣りを行うことができた。
竿の外周面を円周方向において180°ずつの2つの半円周領域に分割し、一方の領域には白色の着色を施し、他方の領域には水色の着色を施す。
以上のような構成によって、水中色が白っぽくなる曇り時には一方の領域の白色面を水面に向けて魚が色を認識できないようにし、魚に竿を意識させないようにする。一方、水中色が青味を増す晴天時には他方の領域の水色面を水面に向けて魚が色を認識できないようにし、魚に竿を意識させないようにする。これによって魚の警戒心を和らげながら釣を行うことができる。
図2に示すように、二番竿2の竿先部分には、玉口の釣り糸ガイド2Aより先端側にはみ出す、竿本体先端部としてのはみ出し部分2aが設けてあり、このはみ出し部分2aと前記した被覆部2bとを重ね合わせて穂先保護片2Bを形成してある。
一方、穂先保護片2Bの先端側の被覆部2bは強化繊維が竿の軸線方向に対して45°の傾きを持ったクロス繊維部分だけである。この強化繊維が竿の軸線方向に対して45°の傾き状態で配向されているので、強化繊維が竿の軸線方向に沿って配置されている場合に比べて曲がり易くなっている。
は作用しない。
(1) 穂先保護片2Bとしては、釣糸挿通経路を竿内に形成した中通し式の振出竿における二番竿2の玉口部分に設けてもよい。
(2) 穂先竿1の外周面に施す着色の別形態について説明する。図4に示すように、竿の外周面を円周方向において180°ずつの2つの第1領域1C、第2領域1Dに分割し、これらの両領域1C、1Dを軸線方向に沿って設ける。第1領域1Cには白色の着色を施し、第2領域1Dには水色の着色を施す。
以上のような構成によって、水中色が白っぽくなる曇り時には第1領域1Cの白色面を水面に向けて魚が色を認識できないようにし、魚に竿を意識させないようにする。一方、水中色が青味を増す晴天時には第2領域1Dの水色面を水面に向けて魚が色を認識できないようにし、魚に竿を意識させないようにする。これによって魚の警戒心を和らげることができる。
(3) 複数の竿体を備えている釣り竿であって、釣り竿の全長が長くなる程、着色する領域の竿軸線方向での設置間隔を広くなるようにしてある。
例えば筏竿のように2m程の短い釣り竿に前記した着色を施す場合には、着色する領域の竿軸線方向での設置間隔を10mm程度に短くし、反対に、磯竿のように4m程の長尺の竿では、着色する領域の竿軸線方向での設置間隔を30mm程度に長く採ることによって、手元から離れる穂先の動きを捉え易くする。
(4) イエロー系統の色を着色した領域をイエロー領域3と、オレンジ系統の色を着色した領域をオレンジ領域4として、夫々の領域3,4に着色を施す形態としては、次ぎのようなものでもよい。つまり、図5に示すように、夫々の領域3,4を竿の円周方向に一定の幅を備えその一定幅のものを軸線方向に沿って配置する。このように軸線方向に沿って配置した領域を、竿の円周方向に沿って所定間隔で複数本配置構成し、その領域を蛍光イエロー領域と蛍光オレンジ領域とに交互に当てはめていく。
(5) イエロー系統の色を着色した領域をイエロー領域3と、オレンジ系統の色を着色した領域をオレンジ領域4として、夫々の領域3,4に着色を施す形態としては、次ぎのようなものでもよい。つまり、図6に示すように、イエロー領域3とオレンジ領域4とを矩形状の領域とし、それらの領域3,4を井桁状に交互に配置する構成でもよい。
(6) イエロー系統の色を着色した領域をイエロー領域3と、オレンジ系統の色を着色した領域をオレンジ領域4として、夫々の領域3,4に着色を施す形態としては、次ぎのようなものでもよい。つまり、図7に示すように、前記両領域3,4を設定するのに、竿の軸線方向に一定幅を有するものを竿の円周方向に巡らせて帯状の領域を設定し、この帯状の領域内に前記した領域3,4を交互に配置する構成を採ってもよい。
(7) イエロー系統の色を着色した領域をイエロー領域3と、オレンジ系統の色を着色した領域をオレンジ領域4として、夫々の領域3,4に着色を施す形態としては、次ぎのようなものでもよい。つまり、図8に示すように、竿の円周方向に一定の幅を備えその一定幅のものを軸線方向に沿って配置する。このように軸線方向に沿って配置した領域を、竿の円周方向に沿って所定間隔で複数本配置構成し、その領域における一つ置きのもの毎
に蛍光イエロー領域3とオレンジ領域4とを軸線方向に沿って交互に配置して構成を採ってもよい。
(8) イエロー系統の色を着色した領域をイエロー領域3と、オレンジ系統の色を着色した領域をオレンジ領域4として、夫々の領域3,4に着色を施す形態としては、次ぎのようなものでもよい。つまり、図9に示すように、竿の外周面に円形の領域をランダムに配置し、その円形領域を交互にイエロー領域3とオレンジ領域4に設定する構成を採ってもよい。
1C 第1領域
1D 第2領域
2 二番竿
2B 穂先保護片
3 イエロー領域
4 オレンジ領域
Claims (5)
- 二番竿の玉口から竿先側に向けて穂先竿を覆う穂先保護片を延出固定するとともに、前記穂先保護片をプリプレグで形成し、
前記穂先保護片を、前記二番竿の玉口から竿先側に向けて延出される二番竿の竿本体先端部と、前記二番竿の竿本体先端部を覆うとともに竿本体先端部より竿先側まで延出してある被覆部とで構成してある振出竿。 - 前記二番竿の竿本体先端部を、強化繊維が竿の軸線方向に沿った状態で引き揃えられているプリプレグで形成するとともに、前記被覆部を、強化繊維が竿の軸線に対して45°に傾斜してクロスする状態で配列されているプリプレグで形成してある請求項1記載の振出竿。
- 請求項1又は2記載の振出竿の外周面に、釣糸ガイドを備えるとともに、前記穂先保護片に釣り糸ガイドの側方に到る側面部分を形成している振出竿。
- 請求項1〜3の内いずれかひとつに記載の釣り竿用竿体の外周面に、蛍光イエロー系統の着色とオレンジ系統の着色を施した領域を有している振出竿。
- 請求項1〜3の内いずれかひとつに記載の釣り竿用竿体の外周面を、二つの半周面領域に区画し、一方の区画を白色系統の色に他方の区画を水色系統の色に塗り分けている振出竿。
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