JP3077466U - ロープ保護用筒状編組体 - Google Patents
ロープ保護用筒状編組体Info
- Publication number
- JP3077466U JP3077466U JP2000008714U JP2000008714U JP3077466U JP 3077466 U JP3077466 U JP 3077466U JP 2000008714 U JP2000008714 U JP 2000008714U JP 2000008714 U JP2000008714 U JP 2000008714U JP 3077466 U JP3077466 U JP 3077466U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- tubular braid
- tubular
- flexibility
- rope protection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ロープを柔軟に包んで保護し、取り扱い性を妨
げることなくロープの寿命を向上させる。 【構成】合成繊維を材料とした筒状編組体で、柔軟性と
伸縮性に優れており、ロープを外部摩耗から保護するた
め、ガイドローラとの接触部或いは端末加工部等に取り
付けると、ロープのダイナミックな変形に良く追随する
ので、取り扱い性に支障を与えず対摩耗性を向上させた
ロープの保護材。
げることなくロープの寿命を向上させる。 【構成】合成繊維を材料とした筒状編組体で、柔軟性と
伸縮性に優れており、ロープを外部摩耗から保護するた
め、ガイドローラとの接触部或いは端末加工部等に取り
付けると、ロープのダイナミックな変形に良く追随する
ので、取り扱い性に支障を与えず対摩耗性を向上させた
ロープの保護材。
Description
【０００１】
本考案はタグボートの引き綱、底引き網の引き綱等外部摩耗の激しい用途にお いて、特に損傷を受けやすい部分に、柔軟性と伸縮性に優れた保護材を装着し、 ロープの寿命を向上させようとするものである。
【０００２】
従来、ロープの保護材として用いられたものには、帆布を筒状に縫ったもの、 消防用のホース、ゴム製或いはプラスチック製送水ホース、細引きロープによる 積巻き等がある。しかしこれらのうち、細引き以外は、太さ方向の伸縮性を欠く ため、ロープの凹凸に追随できないこと、その上薄いものは柔軟ではあるが、対 摩耗性に乏しく、厚くて丈夫なものは柔軟性を欠いていた。細引きによる積巻き は、単に巻き付けるだけの加工方法でも、厚さ、伸縮性及び柔軟性は十分である が、一カ所破損すると全体が緩んでしまい耐久性に乏しい。又、緩み防止のため 結びながら積巻きすると、結びが曲げの柔軟性を阻害することと、加工代が高価 になるという欠点があった。
【０００３】
上記の問題を解決するため、曲げの柔軟性、長さ方向及び太さ方向の伸縮性、 対摩耗性に必要な厚み等、ロープ保護体として要求される性能を十分に満たすと 共に、加工作業を省力化出来る筒状編組体を考案し、廉価なロープ保護システム を実現した。
【０００４】
本考案の筒状編組体とは、図１又は図２の如く合成繊維の集合体であるストラ ンドの１本又は複数本の８，１２，１６，２４，３２，又は４８組が半数づつ左 右の方向に回りながら互いのストランド間を上下にくぐり抜けて、平目（Ｐｌａ ｉｎ）或いは綾目（Ｔｗｉｌｌ）に編組されるものであって、ストランドは織物 における経糸、緯糸を兼備している。従って長さ方向に縮めれば太くなり、引っ 張れば細くなる性質を持っているので、使用中のロープの伸縮、屈曲に良く追随 し、突っ張りも緩みも生じない。そして構成するストランド数によって芯の中空 部の大きさを変化させ得ると共に、ストランドの太さによって厚みを変化させる こともできる。このようにして作られた筒状編組体はロープの保護材として必要 とされる特性、即ち、長さ方向の伸縮性、柔軟性、曲げたとき内側に皺が寄りに くいこと、ロープの凹凸に良くフィットすること、ロープの太さに適合した中空 部が選べること、用途別の対摩耗性に適した厚さの調節できること等を備えてい る。
【０００５】 又、ロープへの装着方法において、従来の筒状物はロープの長さ方向への移 動防止手段が難しかったが、本考案の筒状編組体は編組体そのものの端末を解し てロープ本体に差し込むことにより、完全な移動防止が可能となった。そして上 記作業が迅速化されたため、加工費が低減され経済的なメリットも得られた。
【０００６】
図３はタグボートが本船を曳航する際に用いるタグラインにおいて、本船のフ ェアリーダーで曲げられる部分に本考案にかかる筒状編組体を装着して曳航作業 を行っている状況を示す。タグラインの端末部をフェアリーダーをくぐらせて本 船ボラードに定着させる作業は現在のところ人手に頼る他はないが、これを容易 に行なうには、保護体がフェアリーダーを通過するとき引っかからないこと、即 ち、保護体とロープの境に段差が少ないこと、柔軟であること等が必要である。 又、本考案にかかる保護体は上記の作業性をを満足させると共に、適切な厚みを 選ぶことで過不足のない耐久性を実現した。
【０００７】
【図１】本考案にかかるロープ保護体の実施例で、１本
のストランド４８組を平目（Ｐｌａｉｎ）に編組したロ
ープ保護用筒状編組体の正面図及び側面図。
のストランド４８組を平目（Ｐｌａｉｎ）に編組したロ
ープ保護用筒状編組体の正面図及び側面図。
【図２】本考案にかかるロープ保護体の実施例で、２本
のストランド３２組を綾目（Ｔｗｉｌｌ）に編組したロ
ープ保護用筒状編組体の正面図及び側面図。
のストランド３２組を綾目（Ｔｗｉｌｌ）に編組したロ
ープ保護用筒状編組体の正面図及び側面図。
【図３】本考案にかかるロープ保護用筒状編組体を装着
したタグラインを用いて、タグボートが本船を曳航して
いる全体図
したタグラインを用いて、タグボートが本船を曳航して
いる全体図
【符号の説明】 平目（Ｐｌａｉｎ）筒状編組体 ストランド 綾目（Ｔｗｉｌｌ）筒状編組体 ストランド 本船ボラード タグライン 筒状保護体 タグボート 本船フェアリーダー
Claims (1)
- 【請求項１】 ロープを外部損傷から保護する為の筒状
編組体で、１本又は複数本のストランドの８，１２，１
６，２４，３２，又は４８組を平目（Ｐｌａｉｎ）又は
綾目（Ｔｗｉｌｌ）に編組したロープ保護用筒状編組
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008714U JP3077466U (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | ロープ保護用筒状編組体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008714U JP3077466U (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | ロープ保護用筒状編組体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3077466U true JP3077466U (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=43210478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000008714U Expired - Fee Related JP3077466U (ja) | 2000-11-02 | 2000-11-02 | ロープ保護用筒状編組体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3077466U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001794A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sakura Rubber Co Ltd | 消防用ホース |
-
2000
- 2000-11-02 JP JP2000008714U patent/JP3077466U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001794A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Sakura Rubber Co Ltd | 消防用ホース |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9951447B2 (en) | Jacket for a lengthy body | |
| JP6190647B2 (ja) | 合成繊維ロープ | |
| JP2007534850A (ja) | 低摩擦プルテープ | |
| KR102567646B1 (ko) | 스스로 지탱하면서 팽창된 상태와 수축된 상태를 가지는 셀프 랩핑 브레이드 직물 슬리브 및 그 제조 방법 | |
| US8950350B2 (en) | Extensible shield for protecting the attachment ends of a stretchable mooring rode segment | |
| US11502487B2 (en) | Flexible clad protection system | |
| JP3077466U (ja) | ロープ保護用筒状編組体 | |
| US6244204B1 (en) | Fairing for a towed cable | |
| US8381772B2 (en) | Low-pressure hose for connection to diving cylinders for underwater activities | |
| JP2006336813A (ja) | ホース及びその製造方法 | |
| JP7007680B2 (ja) | 浮魚礁装置 | |
| JP4771759B2 (ja) | ゴム紐及びこれを用いた衣料品 | |
| JP4632906B2 (ja) | 消防用ホース及びその製造方法 | |
| JPH0238616A (ja) | 土木用網 | |
| JP4531172B2 (ja) | 消防用ホース | |
| JP3157387U (ja) | 漁網 | |
| JP3087664U (ja) | 繊維ロープ | |
| KR20070063909A (ko) | 신축성을 구비한 전선 케이블 | |
| JP2000310362A5 (ja) | ||
| JP3001808U (ja) | 延縄用釣紐 | |
| JP4553445B2 (ja) | ホース | |
| CN214618274U (zh) | 一种超耐磨高抗压聚氨酯软管 | |
| JP5555573B2 (ja) | ケーブルグリップ | |
| JP5436260B2 (ja) | 消防用ホース | |
| JPH0719395U (ja) | スリングロープ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |