JP4810906B2 - 液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材 - Google Patents

液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材 Download PDF

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Description

本発明は、牛乳、ジュース、酒、ワイン等の液体内容物を収納する、熱可塑性樹脂が積層されている板紙を主体とする液体容器の液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材に関する。
紙層を主体とした液体容器としては、図3に示すような屋根型の液体容器100、図4に示すようなカップ型の液体容器200、そして、図5に示すように円筒型の液体容器300が使用されている。
前記に示した液体容器は、図6に示すように、外側から、ポリエチレン層101/紙層102/接着樹脂層103/バリア層104/延伸プラスチックフイルム105/ポリエチレン層106からなる積層材料を罫線等を利用して所定の形状に成形し、加熱により密封していた。
また、他の積層材料として図7に示すように、外側から、ポリエチレン層101/紙層102/ウエットラミネート層109/バリア層104/延伸プラスチックフイルム105/ポリエチレン層106からなる積層材料を、同様に成形し、加熱により密封していた。
また、図6に示した接着樹脂層103は、ポリエチレン、エチレンーメタアクリル酸共重合体等の樹脂を溶融押し出しすることにより、紙層102とバリア層104とを接合一体化していた。
また、バリア層104は、アルミニウム箔、アルミ蒸着フイルム、金属酸化物蒸着フイルムが使用可能であり、アルミニウム蒸着フイルム、または金属酸化物蒸着フイルムをバリア層とする場合は、延伸プラスチックフイルムを省略することも可能であった。
また、紙層を主体とした液体容器が多く使用されるのに伴い、表面の文字や絵柄等に美粧性やデザイン性を持たせ、さらに表面光沢を向上させて店頭陳列効果を上げる液体容器が要望されてきている。
そして、紙やプラスチックフイルムの表面光沢加工として紫外線硬化性樹脂や、放射線硬化性樹脂等が多く用いられている。さらに、液体容器の表面光沢加工方法として、UVコーターによるUV加工方法も使用されている。
このUVコーターは巻き取りタイプと枚葉タイプがある。そして、コート方式はパターンまたはロールコーターの2種類の方式があり、乾燥はUVランプで行う。
また、枚葉タイプのUVコーターとしては、図5に示すような装置が一般的に広く使用されている。このUVコーターは自動シートフィーダー150、コロナ放電処理装置151、アンカーコート剤用ロールコーター152とUVもしくはIRドライヤー153、UV塗料ロールコーター154、UVドライヤー155、156、冷却ファ157、そして、自動シートスタッカー158から構成されている。
前記UVドライヤー155、156は、通常UVランプで行われる。そして、UV塗料の塗布加工はロールコーター154のほか、グラビア版によるパターン塗布方式が用いら
れる。
また、印刷物の表面光沢加工方法として、図には示していないがプリントラミと称するフイルムラミネートの美粧光沢加工が用いられている。この方法は、コーティング膜に比較して、強光沢な印刷物が得られる。
(1)先行技術1
液体食品等を充填する紙カップ型の液体容器において、表面の文字や模様、絵柄等に美粧性やデザイン性を持たせ、さらに表面光沢を向上させて店頭陳列効果を上げる新規な液体用美粧性紙カップ(例えば、特許文献1参照。)が知られている。
この液体用美粧性紙カップの積層体500は図9に示すように少なくとも最外層に透明合成樹脂層140を有し、順に金属薄膜保持層122、印刷層130、金属薄膜層120、厚紙層110、さらに最内層に合成樹脂層150が積層されている。そして、成形によって液体用美粧性紙カップが形成される。
また、この液体用美粧性紙カップの成形に使用する積層体500の最外層の透明合成樹脂層140は、表面光沢を出すために、図10に示すように光沢不足部149を含め透明合成樹脂層140表面全面をフレーム等によりホットエアー160を吹きかける。
そして、透明合成樹脂層140の表面が軟化してなだらかになり、平滑性が付与されると同時に、液体用美粧性紙カップの表面に高光沢が得られる。そして、店頭での陳列効果をより向上させると記載されている。
(1)先行技術2
また、酒やジュース等の液体容器に使用する積層材料の外側に意匠性・高級感に優れ、偽造防止効果の高い、ホログラムが施されているホログラム付液体容器用積層材料(例えば、特許文献2参照。)も知られている。
このホログラム付液体容器用積層材料は図11に示すように液体容器のブランク600を形成し、酒やジュース等を充填する屋根型の液体容器が作製される。
また、ホログラム付液体容器用積層材料700は図12に示すように紙層134の外側にポリエチレン層132が設けられ、その上側面に印刷層131が形成されている。そして印刷層131の外側にレリーフ型ホログラム139を形成し、前記印刷層131の濃淡により、ホログラム反射光を変化させることができる。
さらに、紙層134の内側はポリエチレン層135とガスバリア性を付与するためのアルミ箔136とピンホールを防止するためのポリエチレンテレフタレート137とポリエチレン層138が順に積層されている。
以下に先行技術文献を示す。
特開平11−100020号公報 実開平6−5948号公報
(1)先行技術1について
先行技術1では、金属薄膜層が紙層の全面にラミネート加工されている。そして、胴部材を筒状に成形する際に、胴部材の両側端縁を重ね合わせて接着する部分にも金属薄膜層が施される。このために、接着部分の接着強度がバラツキ易く、且つ、安定した接着強度を維持することが難しい。
また、液体用美粧紙カップが成形された際に、紙カップの重ね合わせて接着されている内側の接着部分の端面に金属薄膜層の端面が発現する。このために見栄えが悪いという問題がある。さらに、層間剥離を起こしたりする問題が生じる。
さらに、液体用美粧紙カップに収納する収納物によって胴部材の端縁をスカイヘミング加工した場合に、重ね合わせて接着されている内側接着部分の一方の端面が金属薄膜層で覆われているためにより見栄えが悪く、且つ、液体用美粧紙カップの内面異物検査装置等で異物混入カップとして排出廃棄される問題がある。
また、液体用美粧紙カップに収納する収納物によって、金属薄膜層端面と接することにより、収納物が汚染される問題がある。
さらに、透明合成樹脂層表面全面にホットエアー等を吹きかけて均一に軟化させる際に、透明合成樹脂層の凹凸箇所によってピンホール等が生じる問題がある。
また、高光沢面が全面に形成されるために、適宜の箇所あるいは部分だけに高光沢や美粧性を形成させることが難しい。
さらに、金属薄膜層のフイルムあるいはシートを作製し、さらに、ラミネート加工を施したりしなければならない。このために作製する作業が非常に煩雑となる。そして、時間が掛かり、且つ、コストが嵩む問題がある。
(2)先行技術2について
先行技術2では、ホログラム付き液体容器用積層材料はレリーフ型ホログラムフイルムあるいはシートを作製したり、ラミネート加工を施したりしなければならない。このために作製する作業が非常に煩雑となる。
また、レリーフ型ホログラムフイルムあるいはシートを作製するために、高価な専用設備が必要となる。そして、ホログラム付き液体容器用積層材料は作製するのに時間が掛かり、且つ、コストの上昇を招く。
さらに、表面光沢や高級感を出すためのレリーフ型ホログラムはホログラム付き液体容器用積層材料の表面全面に形成される。このために、適宜の箇所あるいは部分だけに高光沢や美粧性等を形成すことが難しい。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、次のような液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の第1の目的は、印刷を施す板紙が特に限定されず使用できる。そして、板紙に熱可塑性樹脂が積層されていればいずれの板紙も使用できる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、煩雑な作業工程等を要せず、箔押し機や平板プレス機あるい平板打ち抜き機等公知の機械を用いて作製することができる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第3の目的は、デザインや商品の差別化のために適宜の箇所あるいは部分だけに光沢を施すことができる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第4の目的は、紫外線硬化性樹脂や放射線硬化性樹脂などの高価な資材を用いることなく、且つ、硬化させるための照射ランプ等を用いることなく表面光沢を施すことができる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第5の目的は、収納物を収納した際に、収納物が汚染されたり変質したりすることの無い液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第6の目的は、高価な専用設備を設けることなく、容易に、均一で、安定した表面光沢が形成できる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
さらに、本発明の第7の目的は、外側面の光沢性はもとより、内側面も見栄えの良い液体容器が成形できる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
また、本発明の第8の目的は、表面光沢や美粧性等を形成するために金属薄膜層やホログラムフイルム等の高価なフイルムあるいはシートを用いることなく低コストで作製できる液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を提供することである。
上記問題点を解決するために、まず本発明の請求項1に係わる発明は、板紙からなる基材の一方の面に熱可塑性樹脂層、印刷層が順次積層されており、他面に、無機酸化物が蒸着されている蒸着フィルムを含んだ内層が積層されている液体容器用基材の表面に光沢部を形成する液体容器用基材の表面光沢加工方法であって、
上盤と下盤を有し、上盤に適宜の形状の凹凸部が形成されているパターン版を設け、上下運動し、下盤上の熱可塑性樹脂層が積層されている液体容器用基材の表面を前記パターン版で、90℃〜140℃、0.5MPa〜400MPaの条件で、加熱加圧することにより表面光沢部が形成されことを特徴とした液体容器用表面光沢基材の加工方法である。

次ぎに、本発明の請求項2に係る発明は、
請求項1記載の液体容器用基材の表面光沢加工方法で得られることを特徴とした液体容器用表面光沢基材である。
本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法は煩雑な工程がなく、容易に液体容器用表面光沢基材を作製することができる。
また、表面光沢を施すための紫外線硬化性樹脂あるいは放射線硬化性樹脂等の高価な諸資材を用いることなく安価に、液体容器用表面光沢基材を作製することができる。
さらに、表面光沢を施すための紫外線あるいは放射線照射装置など高価な専用設備を作製することなく、公知の機械で、容易にインライン化することができる。そして、効率良く生産することができる。
また、デザイン等によっては箔押し加工あるいはエンボス加工又は打ち抜き罫線加工等と同時に表面光沢加工を施すことができる。そして、適宜の箇所あるいは部分だけを表面光沢加工することもできる。
さらに、板紙の種類や表面平滑性等、特に限定することなく市販の板紙を用いることができる。そして、表面に熱可塑性樹脂を積層して使用する。
また、本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法で表面光沢が施された液体容器用表面光沢基材は、平滑性に優れている。そして、ブロッキングを生じることがない。
さらに、液体容器用表面光沢基材は成形あるいは製函等の作業適性に優れ、且つ、安定して、均一な液体容器を作製することができる。
また、本発明の液体容器用基材の表面光沢加工方法で作製された液体容器用表面光沢基材は異臭を生じることがない。
本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材を実施の形態に沿って以下に図面を参照にしながら詳細に説明する。図1および図2は本発明の一実施例を示す。
図1は本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材が作製される一実施例を説明するための概略断面を示す概略断面図である。また、図2は板紙等の用紙表面を加熱加圧した後の状態の一実施例を説明するための概略断面を示す概略断面図である。
図1に示すように本発明の液体容器用表面光沢基材を加工する加工機30は上盤1と下盤5が設けられている。
さらに、上盤1には適宜の箇所あるいは部分を光沢させるための凹凸部3、4を有するパターン版2が設けられている。そして、パターン版2は上盤1により加熱され、上盤1とともに上下運動する。また、下盤5には熱可塑性樹脂層7が積層された板紙6等の用紙10が載置される。
そして、上盤が降下し、パターン版2が板紙6等の用紙10の表面を加熱加圧する。また、下盤5に載置される板紙6等の用紙10の表面には印刷層8が形成されている。
加熱加圧された板紙6等の用紙10の表面は、図2に示すようにパターン版2に形成されている凸部3で加熱加圧された印刷層8および板紙6等の用紙10の表面が平滑化し、且つ、光沢面が形成される。
前記加熱加圧する、加熱温度は熱可塑性樹脂等によって異なるが70℃〜180℃位、好ましくは90℃〜140℃位の範囲内で任意に選択される。
また、加圧においても、板紙6等の用紙10に使用されている材質または構成、厚み、あるいは板紙6の材質及び厚さ、さらに、熱可塑性樹脂の材質または厚さ等によって異なるが0.5MPa〜400MPa程度の範囲内で任意に選択される。
また、前記板紙6等の用紙10は液体容器等に収納される収納物、保存・流通条件、あ
るいは使用方法、使用目的等によって、材質および構成、厚さ等が適宜選択選定される。例えば、図1及び図2に示すように板紙6の裏側面に低密度ポリエチレン(LDPE)13/AL蒸着フイルム(ポリテレフタル酸エチレン:PET)12/エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)11等の構成の内層9が形成される。
前記内層9は収納される収納物あるいは保存期間・流通条件等によって材質構成が適宜選択される。そして、使用される形態、用途等によっては内層9を設けなくても良い。
さらに、液体容器等にガスバリア性が要求される場合には、板紙6の裏側面の内層9にガスバリア性を有する樹脂、例えば、ビニルアルコール系樹脂(PVA)、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(EVAC)等が用いられる。その他、押出しフイルムあるいは各種プラスチックフイルムにポリ塩化ビニリデンコーティングしたKコートフイルム、あるいは蒸着フイルム、または金属箔等が用いられる。
また、液体容器に収納する内容物、保存・流通条件、使用方法・使用目的等によって、板紙6等の用紙10の最内層面で加熱シール等を施す場合には、最内層面は熱可塑性樹脂層が施される。そして、通常内層面はポリエチレン(PE)単層あるいはアルミニウム(AL)/ポリエチレン(PE)、蒸着フイルム/ポリエチレン(PE)、ポリエチレン(PE)/アルミニウム(AL)/ポリエチレン(PE)あるいはポリエチレン(PE)/エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVAC)/ポリエチレン(PE)等の構成の内層9が形成される。
前記内層9の積層はウエットラミネートあるいはドライラミネートまたはノンソルベントラミネートあるいはニーラムラミネート、押出ラミネートなどの何れかのラミネートを用いて積層される。また、最内層面の熱可塑性樹脂層は15μ〜50μ程度の厚さが施される。
さらに、前記蒸着フイルムとしてはアルミニウム蒸着フイルムが多用されている。また、アルミニウム蒸着フイルムの代わりに無機酸化物、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、錫(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)などの酸化物が使用できる。
そして、これらの無機酸化物を用いて基材フイルム上に無機酸化物の蒸着層が形成される。また、形成される蒸着層は基材フイルムの表裏面のいずれかの面に施しても良い。
さらに、蒸着フイルムの基材フイルムとしてはポリエチレンテレフタレートフイルムが蒸着層を安定して積層できる長所があることにより多用されている。
また、ポリエチレンテレフタレートフイルム以外にポリアミドフイルムあるいはポリプロピレンフイルム等も用いることが出来る。また、蒸着層と基材フイルムの接着強度を向上させる手段として蒸着面をコロナ放電処理、プラズマ処理、アンカーコート等の処理を施すことが望ましい。
また、基材フイルムの表裏面のいずれかの面に施される無機酸化物の蒸着層は、例えば、物理気相成長法、または、化学気相成長法、あるいは、その両者を併用して、無機酸化物の蒸着膜層の1層からなる単層膜あるいは2層以上からなる多層膜または複合膜を形成して製造することができる。
前記、物理気相成長法による無機酸化物の蒸着膜としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法、イオンクラスタ−ビ−ム法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)を用いて無機酸化物の蒸着膜を形成することができる。
また、酸化アルミあるいは酸化珪素等の金属の酸化物を原料とし、これを加熱して基材フイルム面に蒸着する真空蒸着法、または、原料として金属または金属の酸化物を使用し、酸素を導入して酸化させて基材フイルム面に蒸着する酸化反応蒸着法、さらに酸化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸化反応蒸着法等を用いて蒸着膜層を形成することができる。
前記蒸着材料の加熱方式としては、例えば、抵抗加熱方式、高周波誘導加熱方式、エレクトロンビ−ム加熱方式(EB)等にて行うことができる。
前記無機酸化物の蒸着膜層の膜厚としては、使用する金属、または金属の酸化物の種類等によって異なるが、例えば、50〜4000Å位、好ましくは、100〜1000Å位の範囲内で任意に選択して、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリビニルアルコール等のフイルムないしシートの、表裏面のいずれかの面に形成することが望ましい。
また、前記化学気相成長法による無機酸化物の蒸着膜としては、例えば、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を用いて無機酸化物の蒸着膜を形成することができる。具体的には、基材フイルムの一方の面に、有機珪素化合物等の蒸着用モノマ−ガスを原料とし、キャリヤ−ガスとして、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性ガスを使用する。
さらに、酸素供給ガスとして、酸素ガス等を使用し、低温プラズマ発生装置等を利用する低温プラズマ化学気相成長法を用いて酸化珪素等の無機酸化物の蒸着膜を形成することができる。
前記低温プラズマ発生装置としては、例えば、高周波プラズマ、パルス波プラズマ、マイクロ波プラズマ等の発生装置を使用することができる。そして、高活性の安定したプラズマを得るためには、高周波プラズマ方式による発生装置を使用することが望ましい。
また、無機酸化物の蒸着膜に使用する金属、または金属の酸化物としては、1種または2種以上の混合物で使用し、異種の材質で混合した無機酸化物の蒸着膜を構成することもできる。
次に、板紙6等の用紙10の表側面に形成される熱可塑性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー樹脂、ポリブテンポリマー樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等が例示できる。
そして、前記板紙6等の用紙10の表側面に形成される熱可塑性樹脂の厚さは10〜1
00μ程度、好ましくは15〜50μ位の範囲内で任意に選択される。
また、板紙6と熱可塑性樹脂を積層する方法としは、通常の包装材料を製造する際に使用するTダイ押し出し成形法、あるいはラミネート方法、例えば、ウエットラミネーション法、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション法、無溶剤型ラミネーション法、Tダイ共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法等がある。
また、板紙6に熱可塑性樹脂フイルムないしシートを積層する際には、接着性を良くするためにコロナ処理あるいはオゾン処理、フレーム処理等の処理を該フイルムないしシートに施される。
また、熱可塑性樹脂表面に設けられている印刷層は文字、図形、絵柄あるいは記号、その他所望の印刷絵柄を通常の印刷方式、例えば、グラビア印刷、スクリーン印刷あるいはフレキソ印刷、オフセット印刷、凸版印刷等いずれかの任意の印刷方式で形成される。そして、印刷する前の板紙6がウェブ状の場合には、印刷仕上がり、加工適性、加工速度などの点でグラビア印刷が多く使用されている。
また、印刷する前の板紙6がシート状の場合にはオフセット印刷か、あるいは凸版印刷またはスクリーン印刷のいずれかで施される。
前記グラビア印刷で印刷加工を施す場合の印刷インキは一般的に包装材料の印刷に用いられている公知のインキを使用することができる。
前記インキの樹脂としては、例えば、ニトロセルロース(硝化綿)、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニール、そして、これらを混合した樹脂などが用いられる。
また、オフセット印刷で印刷加工を施す場合の印刷インキは合成樹脂あるいは乾性油または高沸点溶剤を組み合わせたビヒクルを使用し、さらに浸し水との版面でのバランスに係わる界面適正を考慮した公知のインキが用いられる。
また、板紙6は使用される用途、形態、保存・流通条件、収納する収納物等によって、例えば、アイボリー紙、ポストカード、両面カード紙、マニラボール紙、白ボールである白板紙等、通常の板紙を使用することができる。
さらに、液体容器等の形状、形態、あるいは収納する収納物、流通・使用条件または使用場所、使用方法等によって、紙の中間層に古紙を使用した紙、あるいは黄ボール、チップボール、色ボール(両面クラフトボール、片面クラフトボール他)等の下級紙を用いることもできる。
また、収納する収納物、流通・使用条件または使用場所、使用方法等によって、板紙6に耐水性、耐油性、耐熱性、耐薬品性等を附与したものも使用される。
前記板紙6に耐水性あるいは耐油性、耐熱性あるいは耐薬品性を附与する方法としては、板紙6の抄造加工時に行う方法と抄造加工された板紙に含浸あるいは塗工する方法がある。
例えば、板紙6の抄造加工時に行う方法で添加される耐水剤は、通常、抄紙前のパルプ縣濁液に内添する内添耐水剤であり、湿潤紙力増強剤として、尿素―ホルムアルデヒド樹
脂、メラミンーホルムアルデヒド樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、ジアルデヒドでんぷん、グリオキザール化ポリアクリルアミド樹脂等がある。また、この耐水剤の添加量は、使用するパルプの種類、薬剤の種類や目的とする耐水性により異なる。
また、抄造加工された板紙6に耐水性を附与す二次加工用薬剤としては、価格あるいは性能等のバランスが優れているカルナバワックス、バラフィン系ワックス、ポリエチレンワックス等のワックスが多く使用されている。
前記ワックスの他に、水に不溶なポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、エチレンー酢酸ビニル共重合体、塩化ビニリデンー酢酸ビニル共重合体などの高分子溶液あるいはエマルジョンが用いられる。
また、板紙6に耐油性を付与するためには、通常、加工処理面の臨海表面張力を油性物質の表面張力より小さくすることが必要である。
また、このような機能を有する薬品を耐油剤と称し、主に過フッ素化水素のアクリルレートまたはリン酸エステル等のフッ素化合物を用いたものが耐油紙として知られているように一般的にフッ素系耐油剤で処理されている。
また、上記抄造加工された板紙6に耐水剤あるいは耐油剤等の加工に際しては、ロールコーター、エアナイフコーター、メタリングバーコーター、ファウンテンブレードコーター、ベベルブレードコーター、ショート・ドゥエルコーターあるいはカーテンコーター等、特に限定されないが、いずれかの適宜の塗工機を用いて板紙6の表側面あるいは裏側面または両側面に施される。
また、上記の耐水剤等を塗工あるいは含浸加工を施す以外に板紙6の表側面または裏側面あるいは表裏両側面に樹脂層が施される。
また、耐水性あるいは耐油性が付与されている板紙6の表側面あるいは裏側面または両側面に樹脂層を施すことにより、耐水性あるいは耐油性の機能性が一層向上される。
また、耐水性あるいは耐油性をより付与するために板紙6に施される樹脂層は収納される内容物あるいは使用条件、流通条件等によって適宜選定される。
例えば、ポリエチレン(PE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフッ化エチレン(PTFE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリカーボネート(PC)、ナイロン6(NY)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリル(AN)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリアクリロニトリル(PAN)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのような樹脂等を用いることができるが、特に限定されるものではない。
また、上記板紙6の表側面あるいは両側面に耐水性あるいは耐油性をより付与するために施される樹脂層は通常の包装材料を製造する際に使用するTダイ押し出し成形法、あるいはラミネート方法のいずれかによって施される。
前記ラミネート方法として、例えば、ウエットラミネーション法、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法、サーマルラミネーション法、無溶剤型ラミネーシ
ョン法、Tダイ共押し出しラミネーション法、インフレーション法、共押し出しインフレーション法等がある。
そして、貼り合わされるフイルムは流通条件、使用条件または使用場所、使用方法等によってラミネート加工方法が適宜選択される。
また、板紙6にフイルムないしシートを積層する際には、接着性を良くするためにコロナ処理、あるいはオゾン処理、フレーム処理等の処理を該フイルムないしシートに施される。
次に、上盤1に設けられているパターン版2は銅またはアルミニウム、マグネシウム等の金属、またはその合金が用いられている。
そして、絵柄等のパターンは、銅またはアルミニウム、マグネシウム等の金属、またはその合金の表面に機械彫刻加工あるいは腐食加工等により凹凸部3、4を施すことにより形成される。
また、前記パターン版2の凸部3表面は平滑性を向上させることにより、板紙6等の用紙10を加熱加圧した際に、より表面光沢を得ることができる。
さらに、パターン版2の凸部3の表面にシリコンあるいはフッ素等の耐熱性剥離剤あるいは樹脂などを塗布又は積層することにより、加熱加圧時の剥離性と光沢性等がより向上される。
本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材は板紙を用いた液体容器用の差別化等が計れることはもとより、ポスター、チラシ等、広告媒体部材をはじめ、広い分野に利用できる素晴らしい発明である。
本発明の液体容器用表面光沢基材の加工方法および液体容器用表面光沢基材が作製される一実施例を説明するための概略断面を示す概略断面図である。 パターン版が板紙等の用紙表面を加熱加圧した後の状態の一実施例を説明するための概略断面を示す概略断面図である。 従来から使用されている液体容器の形態を説明するための概略図である。 従来から使用されている液体容器の形態を説明するための概略図である。 従来から使用されている液体容器の形態を説明するための概略図である。 従来から液体容器に使用されている積層材料を説明ための概略断面図である。 従来から液体容器に使用されている積層材料を説明ための概略断面図である。 従来から表面加工に使用されている装置を説明するための概略図である。 従来、液体容器に使用されている積層材を説明するための概略断面図である。 図9の表面を光沢加工する方法を説明するための概略図である。 従来、液体容器に使用されている積層材を説明するための概略平面図である。 従来、液体容器に使用されている積層材を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1…上盤
2…パターン版
3…凸部
4…凹部
5…下盤
6…板紙
7…熱可塑性樹脂
8…印刷層
9…内層
10…板紙等の用紙
11…エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)
12…AL蒸着フイルム
13…低密度ポリエチレン(LDPE)
30…加工機

Claims (2)

  1. 板紙からなる基材の一方の面に熱可塑性樹脂層、印刷層が順次積層されており、他面に、無機酸化物が蒸着されている蒸着フィルムを含んだ内層が積層されている液体容器用基材の表面に光沢部を形成する液体容器用基材の表面光沢加工方法であって、
    上盤と下盤を有し、上盤に適宜の形状の凹凸部が形成されているパターン版を設け、上下運動し、下盤上の熱可塑性樹脂層が積層されている液体容器用基材の表面を前記パターン版で、90℃〜140℃、0.5MPa〜400MPaの条件で、加熱加圧することにより表面光沢部が形成されことを特徴とした液体容器用表面光沢基材の加工方法。
  2. 請求項1記載の液体容器用基材の表面光沢加工方法で得られることを特徴とした液体容器用表面光沢基材。
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