JP4809790B2 - 自転車用前籠 - Google Patents

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本発明は、前部に幼児座席が取り付けられた自転車の幼児座席よりも前側に取り付けられる自転車用前籠に関するものである。
従来、自転車の前部に幼児座席と前籠とを取り付ける場合に、幼児座席と前籠とを兼用させる第1の方式(例えば、特許文献1、2)と、幼児座席と前籠とを別々に取り付ける第2の方式(例えば、特許文献3,4)が公知である。
特開平1−175583号公報 特開2005−343266号公報 特開平11−129953号公報 特開2005−67422号公報
従来の第1の方式は、両側に立ち上がり部をもつ特殊なハンドルバーを備えた自転車にしか取り付けることができず、また、荷物と幼児の何れか一方を乗せたときには、他方を乗せることができない不具合があった。
また、第2の方式は、幼児の足乗せとなるステップ部を幼児座席の前下方に設けており、このステップ部が前籠と干渉するのを避けるために、幼児座席を後方にずらせて取り付ける必要があり、そのため、幼児座席の後端とサドル前端との間隔が狭くなり、運転者がサドルの前側から足を回して乗降する際の支障となる問題があった。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、運転者の乗降の支障とならないように幼児座席を自転車の前部に可及的に出して取り付けることができ、しかも、幼児が足を前に出してゆったり座れるようにし、同時に前籠として荷物も収容できるようにした自転車用前籠を提供することである。
前記目的を達成するために本発明は、幼児座席の前方に取り付けられる自転車の前籠であって、該前籠の本体の後壁部には、幼児座席に着座させた幼児の両足先端側を挿入し得る開口部が設けられており、前記前籠本体内部には、前記開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態と、前記開口部を開放して前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成する状態とに変更可能な板状部材が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、幼児座席のステップ部を省略して該ステップ部と前籠本体との干渉をなくせるため、幼児座席を自転車の前部に可及的に出して取り付けることができ、幼児座席後端とサドル前端との間隔を広くして運転者の乗降を楽にすることができ、しかも、幼児座席に着座させた幼児の両足を前方に出して前籠本体に挿入保持させることができるため、ゆったりと座らせることができ、幼児を乗せないときには、前籠本体内全体を荷物収容空間として使用でき、また、幼児を乗せたときでも、前籠本体内に幼児の両足と荷物とを分けて乗せることができる。
また、前記板状部材は、前籠本体の後部上端側に後端側が上下揺動可能に枢支された主部材と、該主部材に対して前後方向に突出後退可能に組み合わされた補助部材とを備えていて、補助部材を主部材に対して後退させることにより前記開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態にさせることができると共に補助部材を主部材に対して突出させることにより前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画する状態にさせることができ、これら各状態において、補助部材の前端側に設けられた係止部を前籠本体に設けられた被係止部に係止させることにより板状部材が前記各状態に保持されるように構成されると共に、係止部は、主部材に対して補助部材を突出後退させる動作によって被係止部に対して係脱するように構成されているのがよい。
上記構成によれば、簡単な構成で板状部材を、開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態と、前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画する状態とに保持することができ、且つ、板状部材を前記各状態に変更するときの操作性がよい。
また、前記板状部材は、前籠本体の後部上端側に後端側が上下揺動可能に枢支された主部材と、該主部材に対して前後方向に突出後退可能に組み合わされた補助部材と、該補助部材を主部材に対して突出位置と後退位置とで位置決め固定するためのロック機構とを備えていてもよい。
上記構成によれば、主部材に対して補助部材を前後方向に突出又は後退させてロック機構で位置決め固定することにより、前籠本体の後壁に設けられた開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする場合と、該開口部を開放して前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成する場合とに安定して使い分けることができる。
前記板状部材は、主部材及び補助部材を水平状態に保持させて前籠本体の上部を覆う上蓋と、主部材及び補助部材を垂直状態に保持させて幼児座席の前側の風防とに兼用可能とされていてもよい。
上記構成によれば、板状部材を前籠本体の上蓋として利用したり、幼児座席の風防として利用することができる。
前記前籠本体内部には、前記前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成した状態を保持すべく、板状部材の前端部側を前籠本体の底壁部に係止させるロック機構を備えているのがよい。
上記構成によれば、板状部材によって、前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに確実に保持することができる。
前記前籠本体を自転車のハンドルステムに固定されたランプ掛けステーに取り付けるための前籠用取付部材を備え、前記前籠用取付部材は、ランプ掛けステー側に取り付けられる第1取付部と、前記前籠を挟み込んで前記第1取付部に取り付けられることで前籠をランプ掛けステー側に取付固定する第2取付部とを備えており、前記第1取付部は前籠内から第2取付部の取付固定が可能となるように構成されているのがよい。
上記構成によれば、前籠内から第2取付部の取付固定ができるようになり、幼児座席を取り付けた後に前籠を取り付けることができる。従来では、幼児座席を取り付けた後に前籠を取り付けようとした場合、幼児座席と前籠との間に十分なスペースがなく当該スペース間にボルト等の締結具を入れて前籠を取り付けることは非常に困難であった。本発明では前籠内から第2取付部の取付固定ができることからスペースに関係なく前籠を取り付けることができるようになり、前籠の取付作業が非常に行い易い。
前記幼児座席の座席本体の前部と前籠本体の後部とを連結するための連結手段が設けられており、この連結手段は、前記座席本体と前籠本体との相対位置が変化しても両者を取り付けることができる連結部を有しているのがよい。
上記構成によれば、例えば、ハンドルステムの上下長さや前後位置、ランプ掛けステーの突出長さや上下位置が異なる様々な自転車に対応して、前籠と幼児座席との相互位置を調整しながら両者を当該自転車に取り付けることができる。
本発明によれば、運転者の乗降の支障とならないように幼児座席を自転車の前部に可及的に出して取り付けることができ、しかも、幼児が足を前に出してゆったり座れるようにし、同時に前籠として荷物も収容できるようにした自転車用前籠を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3において、1は幼児座席、2は前籠を示している。
幼児座席1は、図4〜図6に示すように、着座面1aが、乗車時において適切な角度となるようにハンドルステム3に対する取付角度を調整できる取付角度調整手段4を備えている。
より詳細には、幼児座席1は、幼児を乗せるための座席本体1Aと、ハンドルステム3に固着される取付手段5と、該取付手段5に対して前記幼児座席1を自転車の前車軸6と平行な横軸7の軸心回りで適切な取付角度に調整して取付固定するための取付角度調整手段4とを備えている。
上記取付手段5は、図4、図8、図9に示すように、後端が後方に向けて半円弧状に突出し、前端が直線状とされた板状のベース部材5aを有している。この板状のベース部材5aの前端中央部にはハンドルステム3への取付座部5bが立設形成されており、取付手段5は、この取付座部5bと組み合わされて取付手段5をハンドルステム3に複数本(図は4本の場合を例示している。)の取付ネジなどの締結部材(図示省略)を介して着脱可能に固着する取付部材5cを有している。5dは取付用ネジ孔を示している。
上記取付手段5をハンドルステム3に固着する場合、図7、図8に示すように、2分割されたゴム筒などの回り止めスリーブ8a、8bを介在させて取付座部5bと取付部材5cとを締結してもよいが、図9に示すように、ハンドルステム3に取り付けられたランプ掛けステー9に係合する凹部5eを取付部材5cに設けて取付手段5の回り止めをさせてもよい。
また、上記取付座部5b又は取付部材5cの一部に、図10に示すように、一端に尾錠10aを有する安全ベルト10の挿通孔5fを形成しておき、この挿通孔5fに安全ベルト10を挿通して、図11に示すように、ハンドルステム3とハンドルバー11との交差部に巻き付けて尾錠10aで締め付けることにより、上記安全ベルト10で幼児座席1をハンドルバー11に吊り下げ支持させておき、万一、取付手段5の取付座部5bと取付部材5cとによるハンドルステム3への固着状態が損傷・破壊された場合においても、幼児座席1の脱落などを防いで安全性を確保するようにしてもよい。
また、座席本体1Aの底部に下方に向けて突出形成されたヒンジ突部1bを前記横軸7の軸心回りで揺動可能に支持する枢支部5gが前記板状のベース部材5aの前端付近に凹所として左右2箇所に形成されている。これらヒンジ突部1b及び枢支部5gには、前記横軸7を挿通する軸孔1c、5hが設けられている。
さらに、前記板状のベース部材5aの後端付近の左右方向中央部には、角度調整手段取付部5iが形成されている。
前記取付角度調整手段4は、図4〜図6に示すように、係合孔部4aと、該係合孔部4aに対して前記角度調整方向に移動可能に係合する係合突部4bと、該係合突部4bを前記係合孔部4a内で位置決め固定するロック部材4cとを備えており、前記係合孔部4aと係合突部4bとの一方を前記取付手段5の角度調整手段取付部5iに、他方を座席本体1Aの底部に設けている。
ロック部材4cは、図5に示すように、ベース部材5aの後端から前方に向けて挿入され、係合孔部4a及び係合突部4bを前後方向に貫通してベース部材5aのネジ穴5jに先端部をねじ込まれたネジハンドル構造からなり、係合突部4bには、ロック部材4cが貫通する上下方向の長孔4dが形成されている。この長孔4dは、係合突部4bの左右方向中央部に上下方向に亘って形成されており、この長孔4dの左右方向両側には、鋸歯状の凹凸部4eが係合突部4bの後端面側に上下方向に亘って形成されている。この鋸歯状の凹凸部4eに対応して係合孔部4aの内面には、鋸歯状の凹凸部4fが形成されている。
上記構造によって、前記ネジハンドル構造のロック部材4cを前記ネジ穴5jにねじ込むことにより、取付手段5の後端部の角度調整手段取付部5iを弾性変形させて鋸歯状の凹凸部4fを鋸歯状の凹凸部4eに接近させて噛み合わせて取付手段5に対する幼児座席1を係合突部4bを介して位置決め保持させるものである。
また、上記ネジハンドル構造のロック部材4cを緩めることにより、上記取付手段5の後端部の角度調整手段取付部5iを弾性復元させて鋸歯状の凹凸部4e、4fの噛み合いを解除させ、座席本体1Aと一体の係合突部4bを上下方向の長孔4dの範囲内で上下方向に移動させて取付手段5に対する座席本体1Aの着座面1aが地面に対して水平ないしは前部よりも後部がやや高くなる(幼児が着座したときには、その体重で後部が少し下がって前部よりも後部が低くなるか水平になる)ような適切な乗車姿勢が得られるような取付角度に調整することができる。この調整後、前記ネジハンドル構造のロック部材4cを前記ネジ穴5jにねじ込むことにより、前記鋸歯状の凹凸部4e、4fを噛み合わせて座席本体1Aを取付手段5に対して前記適切な乗車姿勢で位置決め保持させるものである。
前記座席本体1Aは、図4〜図6に示すように、上面を着座面1aとする底壁部1a’と、該底壁部1a’の後部から立ち上がる背凭れ部1dと、前記底壁部1a’の左右両側から立ち上がって背凭れ部1dに連なる左右両側壁部1e、1eと、前記底壁部1a’の前部中央から立ち上がる幼児股保護部1fと、該幼児股保護部1fと前記左右両側壁部1e、1eとの間に形成される幼児大腿支持部1g、1gとを備え、全体が合成樹脂で一体成形されており、底壁部1a’の上面の着座面1aには、クッションパッド(図示省略)が貼着されている。
なお、取付角度調整手段4は、横軸7をネジハンドル構造とし、締付操作によって回り止め(摩擦板や凹凸歯面の噛み合わせ等によって)させてもよい。
上記座席本体1Aは、図1〜図3、図5、図6に示すように、前記着座面1aがハンドルバー11の後下方に配置され、前記幼児股保護部1fがハンドルステム3の後側から左右両側を覆うように配置され、前記幼児大腿支持部1gがハンドルステム3の左右両側で該ハンドルステム3よりも前側に延伸して配置されている。
上記座席本体1Aの背凭れ部1dの後面上部には、図1〜図4に示すように、ヘッドレスト1hが高さ調整可能に取り付けられている。このヘッドレスト1hは、座席本体1Aに着座した幼児の頭部を後方及び左右両側から保護するためのもので、取付用支柱部1iが背凭れ部1dの後面に形成された支持ガイド部1jに上下方向へスライド移動可能に取り付けられており、ロック部材1kによって高さ方向の適当な位置で固定保持可能とされている。なお、図3は、取付用支柱部1iをその上端でヒンジ軸1nにより後方へ2つ折れ状態に起立・倒伏可能に構成したもので、起立状態を保持するロック部材1mが付加されている。このロック部材1mを緩めて取付用支柱部1iの上部をヒンジ軸1nの位置で後方へ倒伏させることにより、幼児を幼児座席1に乗降させ易くすることができる。上記ヘッドレスト1hは、合成樹脂で成形され、幼児の後頭部及び左右両側頭部に接触する面には、クッションパッド(図示省略)が貼着されている。
上記幼児座席1は、自転車の前部に取り付けられる前籠2を幼児の両足先端側を収容するステップ部材に兼用するように構成されている。
この前籠2の本体2Aは底壁部2aと前壁部2bと左右両側壁部2c、2cと、後壁部2dを有し、全体が上方に開口したほぼ矩形箱状をなし、合成樹脂で一体に成形されている。
この前籠本体2Aの左右側壁部2c,2cの後端側は後壁部2dよりも後方に延出状に形成されており、この側壁2cの後壁部2dよりも後方に延出した部分の、左右方向内側に座席本体1Aの幼児大腿支持部1gの前端側が配置されるように幼児座席1が取り付けられており、この幼児大腿支持部1gが前籠本体2Aの側壁部2cの内側に接当することによっても、幼児座席1のハンドルステム3回りの回り止めを図ることができるように構成されている。
また、この前籠本体2Aは、少なくともその後壁部2dに幼児両足挿入開口部2e,2eを有し、前籠本体2Aの内部には、前記開口部2e、2eを閉鎖して前籠本体2A内全体を荷物収容空間12とする状態(図2参照)と、前記開口部2e、2eを開放して前籠本体2A内を幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画形成する状態(図1参照)とに変更可能な板状部材15を備えている。
上記板状部材15は、前籠本体2Aの側壁部2cの上部後部側に、ヒンジ部材16により上下揺動可能に枢支された主部材15aと、この主部材15aに対して前後方向に突出後退可能に組み合わされた補助部材15bと、この補助部材15bを主部材15aに対して突出位置と後退位置とで位置決め固定するためのロック機構17とを備えている。
上記板状部材15は、補助部材15bを主部材15aに対して後退させることにより長さが短くなって前記開口部2e、2eを閉鎖して前籠本体2A内全体を荷物収容空間12とする状態にさせることができると共に、補助部材15bを主部材15aに対して突出させることにより前籠本体2A内を幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画する状態にさせることができる。
主部材15aは、図14に示すように、前籠本体2Aの内面の左右方向幅と深さにほぼ等しい矩形板状の合成樹脂板からなり、主部材15aの後端の左右両側にヒンジ部材16の挿通孔15c、15cが形成され、主部材15aの前後方向中途から前端側に向けて2条の長孔15d、15dが左右両側に形成され、これら2条の長孔15d、15dの左右方向中間部に鍵穴15eが形成されている。この鍵穴15eは、主部材15aの前後方向に伸びる細幅のスリット15fの両端に大径の円孔15g、15hが連通形成された形状とされている。
また、補助部材15bは、主部材15aと同材質の合成樹脂板とされ、図14に示すように、左右方向幅が主部材15aと同一で、前後方向長さが主部材15aよりも短くされ、前端側の左右方向両側隅角部が円弧状とされ、前籠本体2Aの前壁部2b及び左右両側壁部2c、2cの内面に沿うような平面形状とされている。この補助部材15bには、後端の左右両側にピン孔15i、15iが形成され、これら左右両側のピン孔15i、15iの左右方向中間部にロックハンドル孔15jが形成されている。
上記補助部材15bは、主部材15aに重ね合わされ、ガイドピン15k、15kがピン孔15i、15iと長孔15d、15dに挿通されて組み合わされる。これにより、補助部材15bは、主部材15aに対して、長孔15d、15dの範囲内でガイドピン15k、15kを介して前後方向に突出後退可能にガイドされる。
また、ロック機構17は、前記鍵穴15eと、この鍵穴15eに組み合わされる直方体形状の鍵片17aと、この鍵片17aと一体化されるロックハンドル17bとからなる。 このロックハンドル17bは、補助部材15bのロックハンドル孔15jに回動可能に挿通され、この挿通端に鍵片17aがネジ(図示省略)で固着される。鍵片17aは、鍵穴15eに嵌合されるもので、この鍵片17aの長辺寸法は、鍵穴15eの両端の円孔15g、15hの直径より若干小さくされ、鍵片17aの短辺寸法は、鍵穴15eのスリット15fの幅より若干小さくされている。
これにより、鍵片17aが鍵穴15eの両端の円孔15g、15hのいずれか一方内にあるとき、ロックハンドル17bを自由に回動させることができ、鍵片17aの長辺方向をスリット15fの長手方向に一致させると補助部材15bを主部材15aに対して突出後退させることができ、スリット15fの両端でロックハンドル17bを90度回動させると、鍵片17aは鍵孔15eの両端の円孔15g又は15h内で長辺がスリット15fと直交し、補助部材15bを主部材15aに対して位置決め固定させることができる。
なお、ロックハンドル孔15jの周囲には、図14に示すように、90度間隔で位置決め凹部15mが形成され、これに対応して、ロックハンドル17bの座面側には、90度間隔で位置決め突部(図示省略)が弾性手段を介して出没可能に装着されている。
前籠本体2Aの後壁部2dには、上下方向に長い2条の長孔2f、2fが形成されており、この長孔2f、2fに取付金具18(図2参照)を装着して自転車のハンドルステム3の一部、例えば、ランプ掛けステー9に前籠本体2Aを取付固定し、該前籠本体2Aの底部を前車軸6から立設した籠支持部材19に適宜の取付金具(図示省略)で取付支持させている。
なお、上記取付金具18の取付用孔を長孔2f、2fとしているのは、自転車のハンドルポスト20の上下方向寸法が各種自転車で一様ではなく、ランプ掛けステー9の位置が異なることに対処するためである。また、前籠本体2Aの後壁部2dに形成される幼児両足挿入開口部2e、2eも同様な理由によって、上下方向に長く形成している。
前記板状部材15は、主部材15a及び補助部材15bを水平状態に保持させて前籠本体2の上部を覆う上蓋としたり、主部材15a及び補助部材15bを垂直状態に保持させて幼児座席1の前側の風防としたりすることも可能である。
上記実施形態における自転車用幼児座席は、ハンドルステム3の起立角度が一様でない及びハンドルステム3に対するハンドルバー11の前方変位寸法が一様でない各種自転車に対して、幼児の適正な乗車姿勢を保ちながら汎用性をもって取り付けることができる。即ち、ハンドルステム3の起立角度及びハンドルバー11の前方変位寸法がどのようなものであっても、取付手段5をハンドルステム3に固着し、この取付手段5に対して座席本体1Aを角度調整手段4によって適切な角度に容易に調整して取り付けることができる。また、ハンドルステム3への取付座部5bと取付部材5cとで取付手段5をハンドルステム3に確実強固に取り付けることができ、また、座席本体1Aを取付手段5に対して、横軸7と取付角度調整手段4により適切な取付角度に調整した状態で取り付けることができる。
また、幼児座席1は、背凭れ部1dと左右両側壁部1e、1eとで幼児の腰回りを保護して後方への移動及び両側への移動を制限し、幼児股保護部1fによって幼児の前側への移動を制限しハンドルステム3に接触することから保護することができる。また、幼児大腿支持部1g、1gによって幼児が両足をハンドルステム3の両側から前方に出してゆったりと座らせることができ、幼児座席1全体を可及的に自転車の前方へ出して取り付けることができるようになり、これによって、幼児座席1の後端とサドル前端との間隔を広くすることができ、運転者がサドルの前側から足を回して乗降する際の支障を軽減することができる。また、このように、幼児座席1を可及的に自転車前方へ出して取り付けることができるため、自転車のハンドルバー11を幼児用ハンドルに利用することができ、幼児用ハンドルを省略することができて幼児座席1の構成を簡素化できる。
また、幼児座席1を可及的に自転車の前方に出して取り付けることと、それに伴う前記の効果を奏することができる上に、座席本体1Aに着座させた幼児の両足先端部を前籠本体2Aによって保護させることができると共に、幼児座席1のステップ部を省略して幼児座席1全体の構成を簡素化することができる。
さらに、幼児を乗せないときには、前籠本体2A内全体を荷物収容空間12として使用することができると共に、幼児を乗せたときには、前籠本体2A内を幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画して使用することができる。
次に、図16〜図26を参照して本発明の他の実施形態を説明する。
この他の実施形態は、前述した実施形態にかかる幼児座席1及び前籠2を改良したものであり、幼児座席1にあっては、取付手段5のベース部材5aをなくすと共に取付角度調整手段4を簡略化して該幼児座席1の簡素化を図り、前籠2にあっては、板状部材15の簡素化を図ったものである。
この他の実施形態の以下の説明においては、前述した実施形態と異なる部分を説明し、前述した実施形態と同様に構成される部分は説明を省略する。
この他の実施形態にあっては、取付手段5が、座席本体1A側に設けられた取付座部5bと、この取付座部5bに着脱可能に取付固定される取付部材5cとから主構成されている。
取付座部5bは、座席本体1Aの左右の幼児大腿支持部1g,1gの間に配置され、幼児股保護部1fから前方に延出されるように座席本体1Aに一体形成されている(なお、取付座部5bを座席本体1Aとは別体で形成して、幼児股保護部1fの前面側に固着するようにしてもよい)。
この取付座部5bと取付部材5cとは、前述した実施形態と同様に、ボルト24A・ナット24Bからなる4つの締結部材によって着脱可能に締結され、これら取付座部5bと取付部材5cとの間にハンドルステム3を挟み込んで該取付座部5bと取付部材5cとを締結することにより、座席本体1Aがハンドルステム3に取付固定される。
また、取付角度調整手段4は、ハンドルステム3と取付座部5bとの間及びハンドルステム3と取付部材5cとの間の各々に介装される一対のスペーサ部材25,26によって構成され、これらスペーサ部材25,26の一方をハンドルステム3と取付座部5bとの間に介装し且つスペーサ部材25,26の他方をハンドルステム3と取付部材5cとの間に介装した状態で、取付座部5bと取付部材5cとを締結することで、座席本体1Aがハンドルステム3に取付固定される。
一対のスペーサ部材25,26のハンドルステム3に対する接当面(内側接当面)25a,25bはハンドルステム3の外面に合致する(面接触する)円弧溝形状に形成されている。
また、一方のスペーサ部材25の取付座部5b又は取付部材5cに対する接当面(外側接当面)25bは、ハンドルステム3の軸心W方向(外面)に対して傾斜した円錐面形状に形成され、他方のスペーサ部材26の取付座部5b又は取付部材5cに対する接当面(外側接当面)26bは、ハンドルステム3の軸心W方向(外面)に対して平行な円柱面形状に形成されている。
また、取付座部5b及び取付部材5cの、スペーサ部材25,26に対する接当面27,28は、スペーサ部材25,26の外側接当面25b、26bに面接触する円弧溝形状に形成されている。
したがって、一方のスペーサ部材25の外側接当面25bが他方のスペーサ部材26の外側接当面26bに対して、ハンドルステム3の軸心W方向に関して傾斜していて、図19(a),(b)に示すように、一方のスペーサ部材25と他方のスペーサ部材26とを入れ替えることにより座席本体1Aのハンドルステム3に対する取付角度が変更(調整)可能とされており、傾斜角度の異なる2種(ハンドルステム3の起立角度が緩い場合ときつい場合)のハンドルステム3に対して、座席本体1Aの着座面1aが地面に対して略水平状となるような(ないしは前部よりも後部がやや高くなるような)適切な乗車姿勢に座席本体1Aがハンドルステム3に取付固定される。
また、取付座部5b及び取付部材5cのスペーサ部材25,26に対する接当面27,28には、それぞれ同様の嵌合溝30が形成され、一対のスペーサ部材25,26の外側接当面25b,26bには、前記嵌合溝30に嵌合する嵌合突部31が形成されており、この嵌合突部31を嵌合溝30に嵌合させることにより、スペーサ部材25,26の取付座部5b及び取付部材5cに対するハンドルステム3周方向及び軸方向の位置決めがなされるように構成されている。
上述したように、取付座部5b側と当該取付座部5b側に配置されるスペーサ部材25との間及び取付部材5cと当該取付部材5c側に配置されるスペーサ部材26との間には、それぞれのスペーサ部材25,26がハンドルステム3に対しての位置を保持するための位置保持手段49が設けられており、この位置保持手段49は、嵌合溝30及び嵌合突部31から構成されている。
なお、図例は、実施形態の一例を示したものであって種種の設計変更は可能であり、一方のスペーサ部材25と他方のスペーサ部材26とを入れ替えることにより座席本体1Aのハンドルステム3に対する取付角度が調整可能とされていれば、スペーサ部材25,26の形状等は問わない。
また、図20〜図25に示すように、当該他の実施形態における前籠2の板状部材15の補助部材15b上面側には、補助部材15bを主部材15aに対してスライドさせる際に把持される把手33が設けられており、該補助部材15bの前端側(先端側)には係止部34が設けられている。
また、前籠本体2Aには、底壁部2a後部側と前壁部2b下部側とに、それぞれ前記係止部34が係脱自在に係止される被係止部35A,35Bが設けられている(前籠本体2Aの底壁部2a後部側に設けた被係止部35Aを第1被係止部35Aといい、前籠本体2Aの前壁部2b下部側に設けた被係止部35Bを第2被係止部35Bという)。
補助部材15bを主部材15aに対して後退させて板状部材15を短くし該板状部材15を前籠本体2Aの開口部2e、2eを閉鎖して前籠本体2A内全体を荷物収容空間12とする閉鎖状態としたときには、係止部34は第1被係止部35Aに係止されて板状部材15が該閉鎖状態に保持され(図23参照)、補助部材15bを主部材15aに対して突出させて板状部材15を長くし該板状部材15を前籠本体2A内を幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画する区画状態としたときには、係止部34は第2被係止部35Bに係止されて板状部材15が該区画状態に保持される(図24参照)ように構成されている。
当該他の実施形態にあっては、前記被係止部35A,35Bは、前籠本体2Aの底壁部2a、前壁部2bを貫通する横長の孔によって構成されている。
また、前記係止部34は、補助部材15bの板厚方向上下に弾性的に揺動自在な弾性部36と、この弾性部36の左右両側に位置し且つ弾性変形不能とされた固定部37とから構成されている。
弾性部36は、その前端側36a(先端部分)が下側に膨出するように中途部分36bよりも肉厚に形成され、基部側36cは中途部分36bよりも薄肉に形成されていて該基部側の薄肉部分36cで弾性的に屈曲して上下に揺動可能とされている。
また、弾性部36の上側の面は固定部37の上側の面よりも肉厚方向下位に位置し、弾性部36の下側の面は固定部37の下側の面よりも肉厚方向下位に位置している。
また、弾性部35の先端部分36aの下側の面は円弧状に形成されている。
また、係止部34の前端側の、固定部37上側の面から弾性部36下側の面までの補助部材15b板厚方向に関する距離Xは、被係止部35A,35Bの横長方向に直交する方向の寸法Yよりも大きく、係止部34の中途部分の、固定部37上側の面から弾性部36下側の面までの補助部材15b板厚方向に関する距離Zは、被係止部35A,35Bの横長方向に直交する方向の寸法Yよりも小さく形成されている。
前記構成の係止部34及び被係止部35にあっては、板状部材15の閉鎖状態と区画状態との各位置において、補助部材15bを突出させるように該補助部材15bをスライドさせると、弾性部36の先端部分36aが被係止部35A,35Bの縁部にガイドされることで、前記距離Xが縮まる方向に弾性部36が弾性変形して係止部34が被係止部35A,35Bに挿通され、係止部34が被係止部35A,35Bに挿通されると弾性部36が復元することにより、係止部36が被係止部35A,35Bに対して抜止めされて係止される。
また、この係止部36が被係止部35A,35Bに挿通された状態から、補助部材15bを後退させるように該補助部材15bをスライドさせると、上記とは逆の動作によって、係止部36が被係止部35A,35Bから抜脱される。
なお、係止部34と被係止部35A,35Bの構造は、前述した構造のものに限定されることはなく、主部材15aに対して補助部材15bを突出後退させる動作によって係止部34が被係止部35A,35Bに対して係脱するように構成されていればよい。
また、当該他の実施形態における前籠2の板状部材15には、前述した実施形態におけるロック機構17は設けられていない。
図26において、符号39はプロテクタを示しており、該プロテクタ39はハンドルステム3の上端側を覆うように設けられ、このプロテクタ39によって幼児がハンドルステム3の上端側に直接接触するのが防止される。
なお、このプロテクタ39を形成する材料としては、柔らかく且つクッション性のあるものが好ましい。
図27〜図39は、上記に示した実施形態とは異なる他の実施形態を示したものである。図27、図28に示すように、この実施形態における座席本体1Aには、当該座席本体1Aの座部に着座した幼児が把持する幼児用ハンドル40が着脱自在に設けられている。
幼児用ハンドル40は、座席本体1Aの前部に着脱自在に設けられるもので、座席本体1Aの前部中央部側から上方に立ち上がる起立部41と、この起立部41の上端部から左右方向に延設された把持部42とを有している。
起立部41は合成樹脂によって形成されている。この起立部41は、幼児股保護部1fにボルト24A・ナット24Bからなる4つの締結部材によって着脱自在に取り付けられるもので、当該起立部41の下部にはボルト24Aが挿入される挿通孔43が設けられている。起立部41の下部の前側外周部41aは、幼児股保護部1fの後壁に沿った円弧状とされている。
起立部41の幼児股保護部1fへの取付は、起立部41の前側外周部41aと幼児股保護部1fの後壁とを合わせた上で、ボルト24Aを、座席本体1A内から起立部41の挿通孔43とこの挿通孔43に対応して設けられた幼児股保護部1f(取付座部5b)の挿通孔44及び取付部材5cの挿通孔45に挿入し、当該ボルト24Aに取付部材5c側からナット24Bを締結することによって取付部材5cに共締めによりなすことができる。 即ち、幼児用ハンドル40の座席本体1Aへの取付は、取付部材5cの取付座部5bへの取付と共にすることができ、ボルト24A・ナット24Bは取付部材5cを取付座部5bに取り付ける締結部材と、幼児用ハンドル40を座席本体1Aに取り付ける締結部材との兼用化したものである。
把持部42は、合成樹脂によって円柱状に形成されており、把持部42の外径は幼児が把持することができる大きさに設定されている。
このように、座席本体1Aの前部に幼児用ハンドル40を設けたので、幼児をより安定した状態で座席本体1A内に着座させることができ、特に自転車の走行中において幼児の姿勢を安定させることができる。
取付座部5b側には、取付部材5cに掛止することで取付座部5bに対する位置を決める仮位置決め部46が設けられている。具体的には、仮位置決め部46は、幼児用ハンドル40の起立部41の下部に前方に突出するように設けられた一対の爪部材で構成されおり、爪部材46の先端部と取付部材5cとが掛止する構成となっている。
幼児用ハンドル40を座席本体1Aに取り付けた状態では、上記爪部材46は、幼児股保護部1f(取付座部5b)を貫通して、取付座部5bの嵌合溝30を左右に挟んで取付座部5bの前壁(前面)から突出した状態で上下左右に移動不能となっている。この爪部材46は合成樹脂等の材質により形成され、掛止方向(この実施例では左右方向)に弾性変形可能となっている。また、爪部材46の先端部には爪部46aが形成されている。
取付部材5cの前面(前壁)は、爪部材46の爪部46aに掛止する掛止部47とされている。
図28に示すように、取付部材5cを取付座部5bに取り付ける際に、当該爪部材46を取付部材5cに設けられた挿通孔48に挿入して当該爪部材46の先端部を取付部材5cの前面に突出させることで、爪部材46の先端部(爪部46a)が掛止方向に移動し、取付部材5cの前面(掛止部47)に爪部材46の爪部46aが自動的に掛止するようになっている。
このように、取付部材5cを取付座部5bに取り付ける際に、爪部材46の爪部46aと取付部材5cの掛止部47とを掛止することで、取付部材5cの上下及び左右の移動は規制され、取付部材5cが取付座部5bの取付位置に保持されるようになる(取付部材5cの挿通孔45と取付座部5bの挿通孔44とが一致する)。
図28に示すように、座席本体1A側には、上述した実施形態と同様に安全ベルト10が設けられている。この安全ベルト10は、取付手段5とは別にハンドルバー11やハンドルステム3に取り付けることで座席本体1Aの自転車からの脱落を防止するもので、ハンドルバー11やハンドルステム3の取付後に長さ調整自在となるように座席本体1A側に設けられている。
具体的には、取付座部5bの前壁側に安全ベルト10を上下に通す左右一対の挿通孔50が形成されていると共に、取付座部5bの後壁側に安全ベルト10を左右に通す左右一対の挿通孔51が形成されている。また、取付部材5cの後壁側で取付座部5bの挿通孔50に対応する位置に安全ベルト10を上下に通す左右一対の挿通孔52が形成されている。
取付座部5bの前壁側の挿通孔50と取付部材5cの挿通孔52とは両者を合わせた状態で平面視で安全ベルト10が挿通可能な前後に長い長孔状とされ、取付座部5bの後壁側の挿通孔51は安全ベルト10が挿通可能な上下に長い長孔であって、上述した実施の形態における符号5fと同じ形状である。
これらの挿通孔50,51,52の構成により、安全ベルト10を幅方向に捻れることなく通すことができる。挿通孔51,51,52の構成によって、安全ベルト10を長さ方向にスライドすることが可能となり、安全ベルト10をハンドルステム3の取付後に長さ調整することができる。
図30〜32に示すように、前籠本体2A内部には、前籠本体2A内を幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画形成した状態を保持すべく、板状部材15の前端部側を前籠本体2Aの底壁部2aに係止させるロック機構55を備えている。
具体的には、ロック機構55は、補助部材15bの下部の左右中央部から前方に突出する支持体56と、この支持体56に回動自在に支持され且つ前籠本体2Aの底壁部2aに向けて延びるロック部材57と、このロック部材57の下端部側(先端部側)が挿入される挿通孔58とを有している。この挿通孔58は前籠本体2Aに2カ所設けられたものであって、一方の挿通孔58は、前籠本体2Aの底壁部2aの前側に設けられ、他方の挿通孔58は、前籠本体2Aの底壁部2aの後側に設けられている。
ロック部材57の上端部には当該ロック部材57を回動させる摘み部材59が設けられ、ロック部材57の下端部には前籠本体2Aの底壁部2aの下面に係止するロック片60が設けられている。
図31に示すように、ロック片60の長さL1は前籠本体2Aの底壁部2aの挿通孔58の長さL2よりも小さく設定されており、ロック部材57のロック片60を解除方向に回動させた状態ではロック片60を挿通孔58に挿入することができるようになっている。ロック片60の長さL1は、前籠本体2Aの底壁部2aの挿通孔58の幅L3さよりも大きく設定されており、ロック部材57のロック片60をロック方向に回動させた状態では挿通孔58に挿入したロック片60を挿通孔58の縁(底壁の下面)に係止することができるようになっている。
補助部材15bを主部材15aに対して後退して板状部材15を短くし、その状態でロック部材57のロック片60を底壁部2aの後側に設けられた挿通孔58に近づける。そして、ロック部材57を解除方向に回動した状態で、補助部材15bを主部材15aに対して突出することによってロック片60を底壁部2aの後側に設けられた挿通孔58に挿入し、ロック部材57をロック方向に回動させることによって、板状部材15は前籠本体2Aに対して回動不能とすることができる。このように、板状部材15を回動不能にすることによって、前籠本体2A内を荷物収容空間14のみにすることができる。
一方で、図32に示すように、ロック部材57を解除方向に回動した状態でロック片60を底壁部2aの前側に設けられた挿通孔58に挿入し、ロック部材57をロック方向に回動させることによって、板状部材15を回動不能にすることで、前籠本体2A内は幼児両足先端部の収容空間13と荷物収容空間14とに区画形成され、回動不能な板状部材15によって区画形成した状態は保持されることとなる。
板状部材15をロックした状態から当該ロック部材57をロック解除方向に回動させ、補助部材15bを主部材15aに対して後退して板状部材15を短くし、ロック部材57のロック片60を挿通孔58から上方に抜くことによって、板状部材15のロック状態を解除することができる。
図33〜35は、前籠本体2Aをハンドルステム3に固定されたランプ掛けステー9に取り付けるための前籠用取付部材65を示したものである。このランプ掛けステー9は板部材を中途部で屈曲して側面視で略L字形に形成したもので、垂直に立ち上がる立上部9aと、この立上部9aの下端から後方へ延びる水平部9bとを有したものである。また、水平部9bの左右中心部には前後に延びてランプ掛けステー9を補強する補強リブ78が設けられている。立上部9aにはボルト72を通す挿通孔又は切り込み部が設けられている。
図33、34に示すように、前籠用取付部材65は、第1取付部66と、第2取付部67とを有している。第1取付部66はランプ掛けステー9側(後側)に取り付けられるもので、第2取付部67は前籠本体2A内(前側)からランプ掛けステー9に取り付けられた第1取付部66に取り付けられるものである。ランプ掛けステー9側に取り付けられた第1取付部66に、前籠本体2Aを挟み込むように、第2取付部67を取り付け固定することで、前籠本体2Aはランプ掛けステー9(自転車の前部)取り付けられるようになっている。
第1取付部66は、前籠本体2A内から第2取付部67の取付固定が可能となるように構成されている。詳しくは、第1取付部66は、合成樹脂等により板状に形成された第1部材70と、この第1部材70に嵌め込まれる第2部材71とを有している。後述するように第1部材70と第2部材71とでランプ掛けステー9を挟み込むことで第1取付部66はランプ掛けステー9に取り付けられるようになっている。
図34,35に示すように、第1部材70の左右両側(幅方向両側)にはボルト72が挿通される挿通孔73が貫通状に設けられ、この挿通孔73にボルト72が挿入されて当該ボルト72の先端部側が第1部材70から前方に突出している。ボルト72の頭部72aは挿通孔73の縁部74に嵌合されており、ボルト72は回動不能となっていて、ナット75を締め付けの際に供回りしないようになっている。
第1部材70の後壁において、その左右端部には後方へ突出する突出片76が設けられ、左右中央には鋸歯状の凹凸部77が形成されている。第1部材70の下壁にはランプ掛けステー9を補強する補強リブ78を通すための切り欠き部79が設けられている。第1部材70の前壁はランプ掛けステー9の立上部9aの後壁部が当接する当接部分70aとされている。
第2部材71は、第1部材70の前壁側に配置される前壁部80と、第1部材70の後壁側に配置される後壁部81と、前壁部80と後壁部81とを連結し且つ第1部材70の上壁側に配置される上壁部82とにより、側面視で略コ字状に形成されている。
第2部材71の前壁部80の左右両側には、第1部材70に設けられたボルト72が通る切り欠き状の溝83が形成されている。第2部材71の後壁部81において、その左右中央内部には第1部材70の凹凸部77に噛み合う凸部84が形成されている。第2部材71の前壁部80の内側は、ランプ掛けステー9の立上部9aの前壁部が当接する当接部分71aとされている。
図33、34に示すように、第1部材70の当接部分70aにランプ掛けステー9の立上部9aの後壁部を当接させたうえで第2部材71を上方から第1部材70に向けて移動させ、第1部材70の凹凸部77に第2部材71の凸部84を噛み合わせると共に、第2部材71の当接部分71aにランプ掛けステー9の立上部9aの前壁部を当接することによって第1部材70と第2部材71とでランプ掛けステー9の立上部9aを挟み込むことができる。これにより、第1取付部66はランプ掛けステー9に取り付けられる。
第1取付部66をランプ掛けステー9に取り付けられる。
第1部材70と第2部材71とでランプ掛けステー9を挟み込んだ状態(第1部材70と第2部材71とを一体化させた状態)では、第1部材70に設けられたボルト72の長手方向の移動は第1部材70の挿通孔73の縁部74と第2部材71の後壁部81とにより規制され、ボルト72は第1取付部66から前側に突出した状態に保持される。なお、第1部材70と第2部材71とを組み付けた状態では、第2部材71の後壁部81の両側に第1部材70の突出片76が位置しており、この突出片76と第2部材71の後壁部81との当接により、第1部材70に対する第2部材71の左右方向の移動(幅方向移動)は規制される。
第2取付部67は、第1取付部66とは異なり1つの部材で構成されたもので、合成樹脂等により板状に形成されている。第2取付部67の左右両側には第1取付部66に設けられたボルト72が挿入する挿通孔85が設けられている。
前籠本体2Aを自転車に取り付けるには、下記の手順で行う。
図33に示すように、まず、第1部材70と第2部材71とでランプ掛けステー9を挟み込んで第1取付部66をランプ掛けステー9に取り付ける。そして、第1取付部66のボルト72を前籠本体2Aの後壁部2dの長孔2fに挿入し、前籠本体2A内にボルト72を突出させる。そして、前籠本体2A内から第2取付部67の挿通孔85に第1取付部66のボルト72を挿入し、当該ボルト72にナット75を締結することで、前籠本体2Aを取り付けることができる。
このように、第1取付部66に対して第2取付部67を前籠本体2A内から取り付けることができるので、ボルト72及びナット75による前籠本体2Aの締め付け作業を、幼児座席1を前籠2よりも先にハンドルステム3取り付けた後でも行うことができ、前籠2を容易に取り付けることができる。
図36に示すように、座席本体1Aの前部と前籠本体2Aの後部とを連結するための連結手段87が設けられている。この連結手段87には座席本体1Aと前籠本体2Aとの相対位置が変化しても両者を連結可能な連結部88が設けられている。
具体的には、連結手段87は、前籠本体2Aの左右両側壁部2c,2cの後側に設けられた孔89と、座席本体1Aの左右両側壁部1e,1eの前側に設けられた孔90と、前籠本体2Aの孔89と座席本体1Aの孔90とに挿入することによって前籠本体2A及び座席本体1Aとを締結するボルトやナット等の締結具(図示省略)とで構成されている。
連結部88は、前籠本体2Aの左右両側壁部2c,2cの孔89を上下方向に複数個にすると共に当該孔を前後に延びる長孔状にし、且つ、座席本体1Aの左右両側壁部1e,1eの孔90を前後方向に複数個にすると共に当該孔を上下に延びる長孔状にすることで構成されている。
様々な形状の自転車に前籠2を取り付けた場合、自転車に対する前籠2の前後位置や前籠2の高さは自転車によって変化する。また、同様に様々な自転車に幼児座席1を取り付けた場合、幼児座席1の前後位置や幼児座席1の高さは自転車によって変化する。それ故、前籠2及び幼児座席1を自転車に取り付けた場合、両者の相対位置も自転車によって様々となる。
連結部88によれば、前籠本体2Aの左右両側壁部2c,2cに設ける孔89の個数を上下に増加させ且つ当該孔89を前後に延びる長孔とし、幼児座席1の左右両側壁部1e,1eに設ける孔90の個数を前後に増加させ且つ当該孔90を上下に延びる長孔としていることで構成しているので、幼児座席1と前籠2との相対位置(前後位置及び上下位置、高さ)が変化しても、両者を連結することができる。言い換えれば、ハンドルステム3の上下長さや前後位置、ランプ掛けステー9の突出長さや上下位置が異なる様々な自転車に対応して、前籠と幼児座席1との相互位置を調整しながら両者を当該自転車に取り付けることができる。
このように、幼児座席1と前籠2とを連結手段87によって連結できるため、幼児の手等が幼児座席1の左右両側壁部1eと前籠2の左右両側壁部2cとの間で挟まれることを防止することができる。
図37は、取付手段5を幼児座席1(幼児座席本体1A)の前側に一体的に設けたものである。図37に示した取付手段5は、座席本体1Aの座部が自転車のハンドルステム3の後方側に位置し且つ幼児大腿支持部1gがハンドルステム3の左右両側でハンドルステム3よりも前側に延伸して配置されるように、座席本体1Aを自転車に取り付けるものである。
この取付手段5は、幼児座席1の前側に設けられハンドルバー11に引っ掛けることができる左右一対の掛止部93を有している。掛止部93は、幼児座席本体1Aの前部中央から立ち上がる幼児股保護部1fの上部に当該幼児股保護部1fと一体的に形成されたもので、掛止部93は前方に突出する突出部94とこの突出部94の先端から下側に延びる下垂部95とを有している。
突出部94及び下垂部95をハンドルバー11の外周部に引っ掛けて、座席本体1Aの前部をハンドルバー11に吊ることで、幼児座席1を吊り状に取り付けることができる。
下垂部95には、ハンドルバー11に対する幼児座席本体1Aの高さを調整する高さ調整部材96が取り付けられるようになっている。詳しくは、高さ調整部材96は矩形状となっていて、上下に貫通する貫通孔97が形成されており、この貫通孔97に下垂部95を通すことが可能である。
図37に示すように、掛止部93をハンドルバー11に引っ掛ける前に、高さ調整部材96の貫通孔97に下垂部95を通し、高さ調整部材96を下垂部95の上部に位置させる。そして、掛止部93をハンドルバー11に引っ掛け、高さ調整部材96の下面をハンドルバー11の外周部に当接させる。このようにすることで、高さ調整部材96の厚み(上下厚み)分だけハンドルバー11に対して幼児座席本体1Aが上方に位置するため、幼児座席本体1Aの高さを変更することができる。
また、下垂部95の下部に設けた螺合孔98に、ボルト等の保持具99を締め付け、当該保持具99をハンドルバー11の下側に位置させることで、掛止部93がハンドルバー11から離脱するのを防止することができる。
取付手段5はハンドルステム3に係止する係止部105を有することが好ましい。この係止部105は幼児股保護部1fの下側に一体的に設けられたもので、当該幼児股保護部1fの下側から前方へ突出する略U字状の突出部で構成されている。係止部(突出部)105の縁部105aにハンドルステム3の外周部が係止するようになっており、係止部105とハンドルステム3の外周部とが係止めすることで、幼児座席本体1Aの左右移動が規制されるようになっている。
図38は、ハンドルバー11に引っ掛けることができる取付手段5の変形例を示している。取付手段5は、幼児股保護部1fと別体に構成されたもので、幼児股保護部1fの前壁(前面)にボルト等の締結部材によって着脱自在に取り付けられる板状の取付部100と、この取付部100の上部に設けられた掛止部93とを有している。取付部100の上端部に前記突出部94と下垂部95とが設けられ、取付部100の下端部に係止部(突出部)105が設けられている。取付部100は、幼児股保護部1fに対して取付部100及び幼児股保護部1fに上下に複数設けられた挿通孔106,107を介して上下位置変更自在(高さ調整自在)に取り付けられるようになっている。他の構成は図37の掛止部93と同様である。なお、図39に示すように、取付部100を左右一対ものに分割し、それぞれの取付部100に突出部94及び下垂部95を形成してもよい。
本発明の実施形態は以上からなるが、本発明は、前述した各実施形態にのみ制約されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更して実施することができる。また、幼児座席11及び前籠2の形状や材質は、例示した以外のものとしてもよい。上記の実施形態では、自転車の前部に取り付けられる前籠を幼児の両足先端側を収容するステップ部材に兼用していたが、これに代え、前籠と幼児の両足先側を収容するステップ部材とを個別にしてもよい。例えば、前籠の左右両側部の外側にステップ部材を設けるようにしてもよい。
本発明の実施形態を示す自転車前部の側面図である。 図1における前籠本体内の板状部材を外した状態の側面図である。 図1の変形実施形態を示す側面図である。 幼児座席の分解斜視図である。 幼児座席をハンドルステムに取り付けた状態の一部縦断側面図である。 図5よりも傾斜角度が緩いハンドルステムに取付けた状態の側面図である。 回り止めスリーブの説明用斜視図である。 取付手段の取付例を示す斜視図である。 取付手段の他の取付例を示す斜視図である。 取付手段の更に別の取付例を示す斜視図である。 図10におけるハンドルバーへの取付状態を示す斜視図である。 前籠の前上部より見た斜視図である。 図12における板状部材を除去した状態の前籠の同様な斜視図である。 前籠に設置される板状部材の分解斜視図である。 前籠の後側部より見た斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す自転車前部の側面図である。 (a)は幼児座席及び前籠の組図の斜視図、(b)は前籠本体の開口部を正面側から見た図である。 幼児座席の分解斜視図である。 幼児座席の取付状態を示す側面断面概略構成図である。 前籠の前上部より見た斜視図である。 板状部材の分解斜視図であって、(a)は上側から見た斜視図、(b)は下側から見た斜視図である。 (a)は図21(a)のA−A線矢示断面、(b)は係止部を被係止部に対して係止する前の状態を示した側面断面図、(c)は係止部を被係止部に対して係止した状態を示した側面断面図である。 板状部材の、前籠本体の開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態を示した側面断面図である。 係止部の被係止部に対する係止状態を解除した状態を示す側面断面図である。 板状部材の、前籠本体の開口部を開放して前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成する状態を示した側面断面図である。 プロテクタを設けた状態を示す幼児座席及び前籠の組図の斜視図である。 他の実施形態における幼児座席の分解斜視図である。 幼児座席の前側における一部平面断面図である。 幼児座席の側面断面図である。 板状部材をロックして前籠本体内を荷物収容空間のみした状態の斜視図である。 板状部材をロックして前籠本体内を荷物収容空間のみした状態の平面図である。 板状部材をロックして前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画した状態の斜視図である。 前籠用取付部材で前籠を取り付ける平面図である。 前籠用取付部材の分解斜視図である。 前籠用取付部材の横断面図である。 連結手段の説明図である。 取付手段を幼児座席に設けた斜視図である。 取付手段の第1変形例を示す斜視図である。 取付手段の第2変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 幼児座席
2 前籠
2A 前籠本体
3 ハンドルステム
4 取付角度調整機構
5 取付用ベース部材
6 前車軸
7 横軸
9 ランプ掛けステー
11 ハンドルバー
12 前籠内全体の荷物収容空間
13 幼児両足先端部の収容空間
14 荷物収容空間
15 板状部材
15a 主部材
15b 補助部材
17 ロック機構
34 係止部
35 被係止部

Claims (7)

  1. 幼児座席の前方に取り付けられる自転車の前籠であって、該前籠の本体の後壁部には、幼児座席に着座させた幼児の両足先端側を挿入し得る開口部が設けられており、前記前籠本体内部には、前記開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態と、前記開口部を開放して前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成する状態とに変更可能な板状部材が設けられていることを特徴とする自転車用前籠。
  2. 前記板状部材は、前籠本体の後部上端側に後端側が上下揺動可能に枢支された主部材と、該主部材に対して前後方向に突出後退可能に組み合わされた補助部材とを備えていて、補助部材を主部材に対して後退させることにより前記開口部を閉鎖して前籠本体内全体を荷物収容空間とする状態にさせることができると共に補助部材を主部材に対して突出させることにより前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画する状態にさせることができ、これら各状態において、補助部材の前端側に設けられた係止部を前籠本体に設けられた被係止部に係止させることにより板状部材が前記各状態に保持されるように構成されると共に、係止部は、主部材に対して補助部材を突出後退させる動作によって被係止部に対して係脱するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用前籠。
  3. 前記板状部材は、前籠本体の後部上端側に後端側が上下揺動可能に枢支された主部材と、該主部材に対して前後方向に突出後退可能に組み合わされた補助部材と、該補助部材を主部材に対して突出位置と後退位置とで位置決め固定するためのロック機構とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用前籠。
  4. 前記板状部材は、主部材及び補助部材を水平状態に保持させて前籠本体の上部を覆う上蓋と、主部材及び補助部材を垂直状態に保持させて幼児座席の前側の風防とに兼用可能とされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の自転車用前籠。
  5. 前記前籠本体内部には、前記前籠本体内を幼児両足先端部の収容空間と荷物収容空間とに区画形成した状態を保持すべく、板状部材の前端部側を前籠本体の底壁部に係止させるロック機構を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自転車用前籠。
  6. 前記前籠本体を自転車のハンドルステムに固定されたランプ掛けステーに取り付けるための前籠用取付部材を備え、前記前籠用取付部材は、ランプ掛けステー側に取り付けられる第1取付部と、前記前籠を挟み込んで前記第1取付部に取り付けられることで前籠をランプ掛けステー側に取付固定する第2取付部とを備えており、前記第1取付部は前籠内から第2取付部の取付固定が可能となるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の自転車用前籠。
  7. 前記幼児座席の座席本体の前部と前籠本体の後部とを連結するための連結手段が設けられており、この連結手段は、前記座席本体と前籠本体との相対位置が変化しても両者を取り付けることができる連結部を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自転車用前籠。
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