JP4809610B2 - プーリアームの支点軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ベルトの張力調整用のテンションプーリを支持するプーリアームの支点軸受装置に関するものである。
一般に、オルタネータやエアコン用のコンプレッサ、ウォータポンプ等のエンジン補機を駆動するベルトの伝達装置においては、テンションプーリを支持する揺動可能なプーリアームに油圧式オートテンショナを連結し、その油圧式オートテンショナからプーリアームに負荷される調整力によりテンションプーリがベルトを押圧する方向にプーリアームを付勢し、ベルトの張力変化を上記油圧式オートテンショナにより吸収してベルトの張力を一定に保つようにしている。
上記のようなベルト伝動装置はエンジンの外部に設けられるため、プーリアームの揺動中心となる支点軸受部に泥水やダスト等の異物が侵入するおそれがある。その異物の侵入によってプーリアームの揺動が阻害され、あるいは軸受部の寿命が著しく低下するため、上記支点軸受部には異物の侵入防止対策が必要とされる。
異物の侵入防止対策を施したプーリアームの支点軸受装置として特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
図4および図5は上記特許文献1に記載されたプーリアームの支点軸受装置を示す。この支点軸受装置は、プーリアーム20に設けられたボス部21に軸挿入孔22を形成し、その軸挿入孔22内に組込まれた一対のすべり軸受23によって筒状の支点軸24を回転自在に支持し、その支点軸24の両端に座金25を当接し、その座金25および支点軸24に挿通されたボルト26をエンジン27にねじ込み、そのボルト26の締付けにより支点軸24を固定してプーリアーム20を揺動自在に支持している。
また、軸挿入孔22の両端の開口端部に軸挿入孔22より大径の円形の凹部28を形成し、その凹部28内にOリングから成るシールリング29を組込んで軸挿入孔22内に泥水等の異物が侵入するのを防止するようにしている。
特開平10−89427号公報
ところで、上記従来の支点軸受装置においては、凹部28に組込まれたシールリング29が凹部28の内径面および支点軸24の外径面に弾性接触するラジアル方向に締め代をもつ組込みであるため、プーリアーム20の揺動時における回転抵抗が大きく、プーリアーム20をスムーズに揺動させることができない。
また、ボス部21は、その端面と座金25との間に形成される隙間30の範囲内でスラスト方向に移動可能であり、エンジンの振動等によってプーリアーム20がスラスト方向に移動すると、ボス部21の端面が座金25に衝突して異音が発生し、また、プーリアーム20のスラスト方向の移動によってシールリング29が摩耗し易いという不都合がある。
この発明の課題は、プーリアームの揺動トルクの低減を図り、異音の発生を防止することができるようにしたプーリアームの支点軸受装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、テンションプーリを支持し、油圧式オートテンショナによって上記テンションプーリがベルトを押圧する方向に付勢されるプーリアームに軸挿入孔を設け、その軸挿入孔内に挿入された筒状の支点軸の両端に座金を衝合し、その座金および支点軸内に挿通されたボルトの締付けにより支点軸を固定してプーリアームを揺動自在に支持したプーリアームの支点軸受装置において、前記軸挿入孔の両端の開口端部に、その軸挿入孔より大径の円形の凹部を設け、その凹部内にシールリングをスラスト方向のみの締め代をもつ組込みとして前記凹部の端面と前記座金の内側面に弾性接触させ、前記軸挿入孔の内側に支点軸を支持するすべり軸受を取付け、そのすべり軸受の外側端面と座金の対向面間にラビリンスを設けた構成を採用したのである。
上記のように、前記軸挿入孔の両端の開口端部に軸挿入孔より大径のシールリング組込み用の凹部を形成することにより、プーリアームと座金の対向面の間隔を小さくすることができ、その間隔がラビリンスの役目を果たすため、軸挿入孔内に対する異物の侵入を効果的に防止することができる。
また、前記軸挿入孔の内側に支点軸を支持するすべり軸受を取付け、そのすべり軸受の外側端面と座金の対向面間にラビリンスを設けることにより、すべり軸受と支点軸の接触部間に対する異物の侵入をより効果的に防止することができる。
上記のように、軸挿入孔の両端の開口端においては外周と座金との間にシールリングを組込んだことにより、軸挿入孔内に泥水等の異物が侵入するのを防止することができる。
また、シールリングにスラスト方向の締め代を付与したことにより、プーリアームの揺動トルクの低減を図ることができると共に、プーリアームにスラスト方向の押圧力が負荷されるとシールリングが弾性変形して上記押圧力を吸収し、プーリアームが座金に衝突することがないため、異音の発生を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は補機駆動用のベルト伝動装置を示す。このベルト伝動装置は、クランク軸Sに取り付けた駆動プーリ1とオルタネータ等の複数の補機の回転軸に取付けたプーリ2a、2bのそれぞれにベルト3をかけ渡し、その1本のベルト3によって複数の補機を同時に駆動するサーペンタイン式のベルト伝動装置を示す。
ベルト3にはテンションプーリ4が接触し、そのテンションプーリ4を回転自在に支持する揺動可能なプーリアーム5には油圧式オートテンショナ6が連結されている。
油圧式オートテンショナ6はテンションプーリ4がベルト3を押圧する方向にプーリアーム5を付勢すると共に、上記ベルト3の張力変化を吸収してベルト3の張力を一定に保つようになっている。
図2はプーリアーム5を揺動自在に支持する支点軸受装置を示す。この支点軸受装置は、プーリアーム5に設けられたボス部7に軸挿入孔8を設け、その軸挿入孔8内に組込まれたすべり軸受9によって筒状の支点軸10を支持し、この支点軸10とその両端に衝合された2枚の座金11のそれぞれを貫通するボルト12をエンジン13にねじ係合し、そのボルト12の締付けにより支点軸10を固定してプーリアーム5を揺動自在に支持している。
図3に示すように、ボス部7に形成された軸挿入孔8はその両端の開口端部に大径の円形の凹部14を有し、その凹部14内にOリングから成る弾性を有するシールリング15が組込まれている。
シールリング15はスラスト方向に締め代をもつ組込みとされて凹部14の端面14aと座金11の内側面11aに弾性接触している。
上記のように、凹部14内にシールリング15を組込むことによってボス部7の端面と座金11の対向面間に形成された隙間16から内部に泥水等の異物が侵入するのを防止することができる。
また、シールリング15にスラスト方向の締め代を付与してシールリング15を座金11の内側面11aおよび凹部14の端面14aにスラスト方向に接触させたことにより、プーリアーム5の揺動トルクの低減を図ることができる。
さらに、エンジンの振動等によってプーリアーム5のボス部7にスラスト方向の押圧力が負荷されると、シールリング15が弾性変形してその押圧力を緩衝する。このため、ボス部7が座金11に衝突することがなく、異音の発生を防止することができると共に、ボス部7の端面と座金11の内側面間の隙間16を微小な寸法とすることができる。このとき、上記隙間16がラビリンスの機能を発揮し、すべり軸受9と支点軸10の接触部間に異物が侵入するのを効果的に防止することができる。
ここで、図3に示すように、すべり軸受9をその端部が凹部14内に配置される長さとして、その端面と座金11の内側面間にラビリンス17を形成することにより、すべり軸受9と支点軸10の接触部間に異物が侵入するのをより効果的に防止することができる。
補機駆動用ベルト伝動装置の正面図 この発明に係る支点軸受装置の実施の形態を示す断面図 図2のシールリングの組込み部を拡大して示す断面図 従来の支点軸受装置を示す断面図 図4のOリングの組込み部を拡大して示す断面図
符号の説明
4 テンションププーリ
5 プーリアーム
6 油圧式オートテンショナ
8 軸挿入孔
9 すべり軸受
10 支点軸
11 座金
12 ボルト
14 凹部
15 シールリング
16 隙間
17 ラビリンス

Claims (1)

  1. テンションプーリを支持し、油圧式オートテンショナによって上記テンションプーリがベルトを押圧する方向に付勢されるプーリアームに軸挿入孔を設け、その軸挿入孔内に挿入された筒状の支点軸の両端に座金を衝合し、その座金および支点軸内に挿通されたボルトの締付けにより支点軸を固定してプーリアームを揺動自在に支持したプーリアームの支点軸受装置において、
    前記軸挿入孔の両端の開口端部に、その軸挿入孔より大径の円形の凹部を設け、その凹部内にシールリングをスラスト方向のみの締め代をもつ組込みとして前記凹部の端面と前記座金の内側面に弾性接触させ、前記軸挿入孔の内側に支点軸を支持するすべり軸受を取付け、そのすべり軸受の外側端面と座金の対向面間にラビリンスを設けたことを特徴とするプーリアームの支点軸受装置。
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