JP6093544B2 - プーリアームの支点軸受装置 - Google Patents

プーリアームの支点軸受装置 Download PDF

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Description

この発明は、ベルトの張力調整用テンションプーリを支持するプーリアームの支点軸受装置に関する。
一般に、オルタネータやエアコンディショナ用のコンプレッサ、ウォータポンプ等のエンジン補機を駆動するベルトの伝動装置においては、テンションプーリを支持する揺動可能なプーリアームに油圧式オートテンショナを連結し、その油圧式オートテンショナからプーリアームに負荷される調整力によりテンションプーリがベルトを押圧する方向にプーリアームを付勢し、ベルトの張力変化を上記油圧式オートテンショナにより吸収してベルトの張力を一定に保つようにしている。
上記のようなベルト伝動装置はエンジンの外部に設けられるため、プーリアームの揺動中心となる支点軸受部内に泥水やダスト等の異物が侵入するおそれがある。その異物の侵入によってプーリアームの揺動が阻害され、あるいは、軸受部の寿命が著しく低下するため、上記支点軸受部には異物の侵入防止対策が必要とされる。
異物の侵入防止対策を施したプーリアームの支点軸受装置として特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載されたプーリアームの支点軸受装置においては、プーリアームに設けられたボス部に、その両端面に貫通する軸挿入孔を形成し、その軸挿入孔内に支点軸となるスリーブを挿入し、そのスリーブと軸挿入孔の内径面間にスリーブとプーリアームを相対的に回転自在に支持するすべり軸受を組込み、上記スリーブの両端部に形成された小径円筒部のそれぞれにワッシャを嵌合し、その一対のワッシャを貫通するようにしてスリーブの内側に挿通されたボルトをエンジンブロックにねじ込み、そのボルトの締め付けによりスリーブを固定して、プーリアームを揺動自在に支持している。
また、ボス部における軸挿入孔の両端部に、その軸挿入孔より大径の環状の凹部を設け、その凹部内にシール部材を組込み、そのシール部材に設けられた環状の基部をスリーブの端部に嵌合し、その基部に設けられた2つの平面状のシールリップを凹部の側面およびワッシャの内側面に弾性接触させ、あるいは、上記基部に設けられた1つの傾斜状のシールリップの先端を凹部の内径面に弾性接触させて、そのシール部材によりすべり軸受が組み込まれた支点軸受内に泥水やダスト等の異物が侵入するのを防止している。
米国特許第7901140号明細書
ところで、上記特許文献1に記載された支点軸受装置においては、プーリアームのボス部とワッシャの対向部間に軸方向すきまが形成され、その軸方向すきまの範囲内でボス部が軸方向に微振動し、その微振動するボス部と固定状態にあるワッシャ間にシール部材が組み込まれているため、シール部材は微振動するボス部およびそのボス部の内径面に嵌合されてボス部と共に振動するすべり軸受で繰り返し加圧されることになり、その繰り返しの加圧によりシール部材が塑性変形して、シール性を維持することができなくなる恐れがあった。
この発明の課題は、シール部材が塑性変形するのを防止し、長期にわたり良好なシール性を確保することができるようにしたプーリアームの支点軸受装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、テンションプーリを支持し、油圧式オートテンショナによって前記テンションプーリがベルトを押圧する方向に付勢されるプーリアームのボス部に、その両端面に貫通する軸挿入孔を形成し、その軸挿入孔内にスリーブを挿入し、そのスリーブの前記ボス部の両端面から外側に位置する両端部に小径筒部を設け、その小径筒部のそれぞれ外周にワッシャを嵌合し、そのワッシャとスリーブとからなる支点軸部を前記スリーブ内に挿通されたボルトの締め付けによりアーム取付け対象に固定して、プーリアームを揺動自在に支持したプーリアームの支点軸受装置において、前記ボス部における軸挿入孔の両端部に、その軸挿入孔より大径のシール収容凹部を設け、そのシール収容凹部内に収容されたシール部材を前記支点軸部で支持してワッシャに密着し、そのシール部材の内側面と前記シール収容凹部の側面間に前記ワッシャと前記ボス部の対向面間に形成される軸方向すきまより大きな間隙を設け、前記シール部材の外周に設けられたシールリップの先端を前記シール収容凹部の内径面に弾性接触させた構成を採用したのである。
上記のように、スリーブとワッシャで形成される支点軸部でシール部材を支持してワッシャの内側面に密着し、そのシール部材の内側面とシール収容凹部の側面間にワッシャとボス部の対向面間に形成される軸方向すきまより大きな間隙を設けることにより、上記軸方向すきまの範囲内でボス部が微振動しても、シール部材は加圧されることはない。
このため、シール部材が塑性変形するということはなく、ワッシャに常に密着する接触状態を維持すると共に、シールリップの先端部もシール収容凹部の内径面に弾性接触する状態を維持し、シール部材によって良好なシール性を長期にわたり確保されることになる。
この発明に係るプーリアームの支点軸受装置において、スリーブの外径面における両端部に、ワッシャとの間でシール取付溝を形成する凹段部を設け、その凹段部における円筒面にシール部材を嵌合し、そのシール部材をワッシャと凹段部の側面とで軸方向両側から挟持することにより、シール部材をワッシャの内側面に密着する状態で固定することができ、ワッシャの内側面に対して良好なシール性を長期にわたり維持することができる。
ここで、シール部材の内径面における外側端のエッジに面取りを設け、あるいは、凹段部における円筒面の外側端のエッジに面取りを施すことにより、シール部材の組付け後におけるワッシャの組付け時に、そのシール部材の外側面の内周部がワッシャとスリーブの対向面間に噛み込まれるのを防止することができる。
また、ワッシャの内側面にシール部材が嵌合される円筒部を設けておくと、ワッシャの組付け前の状態でシール部材を装着することができるため、組込み性を向上することができる。
この場合、円筒部の外径をスリーブの外径より大径としておくことにより、ワッシャの組付け時に、シール部材の内側面の内周部が円筒部とスリーブの対向面間に噛み込まれるのを防止することができる。
この発明に係るプーリアームの支点軸受装置において、シール部材は、断面形状が角形とされた環状部の外径面にシールリップを設けたゴムの成形品からなるものであってもよく、スリーブとワッシャとで内周部が挟持される環状のシール芯金を有し、そのシール芯金の外周部にシール収容凹部の内径面に弾性接触されるゴム製のシールリップを固着したものであってもよい。さらに、スリーブの端部外径面に嵌合されて外端面がワッシャの内側面に密着される円筒部の一端にフランジを設けたシール芯金を有し、そのシール芯金におけるフランジの外周部にシール収容凹部の内径面に弾性接触されるゴム製のシールリップを固着したものであってもよい。
上記シールリップのシール収容凹部の側面と対向する内側面を、外周部に至るに従って側面との対向間隔が拡くなるテーパ面を設け、あるいは、シール収容凹部の内径面を、開口端が大径端とされるテーパ面としておくと、シール収容凹部内に対するシール部材の嵌合時、シール収容凹部の内径面に対するシールリップの接触によって、そのシールリップは嵌合方向の後方に向けてスムーズに倒れるため、シール収容凹部内にシール部材を容易に嵌合することができる。
この発明においては、上記のように、ボス部がワッシャとの間に形成された軸方向すきまの範囲内で微振動してもシール部材は加圧されることがないため、シール部材が塑性変形するという不都合の発生はなく、良好なシール性を長期にわたり確保することができる。
この発明に係るプーリアームの支点軸受装置を採用した補機駆動用ベルトの張力調整装置の正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2のシール部材の組込み部を拡大して示す断面図 シール部材の他の例を示す断面図 スリーブの他の例を示す断面図 シール部材の支持の他の例を示す断面図 シール部材のさらに他の例を示す断面図 シール部材のさらに他の例を示す断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は補機駆動用ベルト伝動装置を示す。このベルト伝動装置においては、揺動可能に支持されたプーリアーム1と、そのプーリアーム1の揺動側端部に回転自在に支持されたテンションプーリ2と、そのテンションプーリ2がベルトBを押圧する方向にプーリアーム1を付勢する油圧式オートテンショナ3とからなっている。
図2は、図1に示すプーリアーム1を揺動自在に支持する支点軸受装置を示す。この支点軸受装置においては、プーリアーム1に設けられたボス部4に軸挿入孔5を設け、その軸挿入孔5内に組込まれた一対のすべり軸受6によって上記ボス部4より軸方向長さの長い支点軸としてのスリーブ7を支持し、このスリーブ7の両端部に設けられた小径筒部7aのそれぞれ外周にワッシャ8を嵌合し、上記スリーブ7内に挿通されたボルト9をアーム取付け対象としてのエンジンブロック10にねじ係合し、そのボルト9の締付けにより金属製のスリーブ7を固定してプーリアーム1を揺動自在に支持している。
ここで、スリーブ7の小径筒部7aに嵌合されたワッシャ8のそれぞれは、ボス部4の端面と軸方向で対向し、その対向部間には軸方向すきま11が設けられ、その軸方向すきま11の範囲内でボス部4は軸方向に移動自在とされている。また、ワッシャ8は、メッキ処理されて耐食性が付与されている。
ボス部4の軸挿入孔5の両端部には、その軸挿入孔5の内径より大径のシール収容凹部12が設けられ、そのシール収容凹部12内にシール部材13が組み込まれている。
図3に示すように、シール部材13は、断面が角形とされた環状部13aの外径面にシールリップ13bを設けたゴムの成形品からなっている。ゴムとして、耐摩耗性に優れたゴムが採用されている。そのようなゴムとして、ニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)やフッ素ゴム(FKM)を挙げることができる。
シール部材13は、その環状部13aがスリーブ7の外径面両端部に形成された凹段部14の円筒面14aに嵌合され、ワッシャ8と凹段部14の側面14bとで軸方向両側から挟持されて、外側面がワッシャ8の内側面に密着し、シールリップ13bの先端部がシール収容凹部12の内径面12aに弾性接触する組付けとされている。
上記のようなシール部材13の組付け状態において、そのシール部材13の内側面13cとシール収容凹部12の側面12b間に間隙15が設けられる。その間隙15の大きさをδ、ボス部4とワッシャ8の対向部間に形成された前述の軸方向すきま11の大きさをδとすると、δ>δの関係が成り立つ大きさ関係とされている。
シールリップ13bの上記シール収容凹部12の側面12bと対向する内側面は、外周部に至るに従って側面との対向間隔が拡くなるテーパ面13dとされている。
実施の形態で示すプーリアームの支点軸受装置は上記の構造からなり、シール部材13の組付けは、スリーブ7の小径筒部7aにワッシャ8を嵌合する前段において凹段部14の円筒面14aに嵌合して、スリーブ7の外側に予め嵌合されたボス部4の両端のシール収容凹部12内に収容する。
このとき、シールリップ13bのテーパ面13dがシール収容凹部12の開口端に接触して嵌合方向の後側方に倒れるため、シール収容凹部12内にシール部材13をスムーズに収容することができる。また、その収容により、シールリップ13bの先端部をシール収容凹部12の内径面に弾性接触させることができる。
シール部材13の組付け後、スリーブ7の小径筒部7aにワッシャ8を嵌合する。そのワッシャ8の嵌合後、スリーブ7内にボルト9を挿入し、そのボルト9をエンジンブロック10にねじ係合して締め付けると、スリーブ7とワッシャ8からなる支点軸部が固定され、その支点軸部を中心にしてプーリアーム1が揺動自在の支持とされる。
また、ボルト9の締め付けにより、シール部材13はワッシャ8とスリーブ7の軸方向の両端部に形成された凹段部14の側面14bとで両側から挟持されて固定状態とされる。また、シール部材13はワッシャ8の内側面に密着する状態に保持される。
図1に示すように、プーリアーム1を揺動自在に支持し、そのプーリアーム1に油圧式オートテンショナ3の調整力を付与するベルトBの張力調整状態において、ベルトBが振動し、その振動がテンションプーリ2を介してプーリアーム1に伝達されると、図2に示すボス部4がスリーブ7の軸方向に移動する。
このとき、ボス部4は、ワッシャ8との間に形成された軸方向すきま11の範囲内で移動し、その軸方向すきま11はボス部4の両端部に形成されたシール収容凹部12の側面12bとシール部材13の内側面13c間に設けられた間隙15より小さいため、シール部材13が圧縮されることはない。
このように、ボス部4が軸方向に振動してもシール部材13に圧縮力が付与されるようなことがないため、シール部材13が塑性変形することはない。このため、シール部材13はワッシャ8の内側面に密着する状態を長期にわたって維持すると共に、シールリップ13bもシール収容凹部12の内径面12aに弾性接触する状態を長期にわたって維持する。したがって、ボス部4とワッシャ8の対向部間に形成された軸方向すきま11から内部に雨水が浸入したとしても、その雨水はスリーブ7の端部外周に付着することはなく、スリーブ7が酸化腐食することはない。
ここで、図4に示すように、シール部材13の内径面における外側端のエッジに面取り20を設け、あるいは、図5に示すように、凹段部14における円筒面14aの外側端のエッジに面取り21を施すことにより、シール部材13の組付け後、スリーブ7の小径筒部7aにワッシャ8を嵌合する組付け時、シール部材13の外側面の内周部がワッシャ8とスリーブ7の対向面間に噛み込まれるのを防止することができる。
図2においては、スリーブ7の両端部に凹段部14を形成し、その凹段部14の円筒面14aでシール部材13を支持するようにしたが、図6に示すように、ワッシャ8の内側面に円筒部22を設け、その円筒部22でシール部材13を嵌合支持してもよい。
上記のように、ワッシャ8にシール部材13が嵌合支持される円筒部22を設けておくと、ワッシャ8の組付け前の状態でシール部材13を装着することができるため、組込み性を向上することができる。
図6に示すように、円筒部22の外径Dをスリーブ7の外径Dより大径としておくことにより、ワッシャ8の組付け時に、シール部材13の内側面の内周部が円筒部22とスリーブ7の対向面間に噛み込まれるのを防止することができる。
なお、図6に示す場合においては、ワッシャ8の内側面にシール部材13を密着させ、かつ、シール部材13の内径面を円筒部22の外径面に密着させてシール性を確保するようにしてもよく、あるいは、シール部材13の内径面のみを円筒部22の外径面に密着させてシール性を確保するようにしてもよい。
図3では、シール部材13として、断面形状が角形とされた環状部13aの外径面にシールリップ13bを設けたゴムの成形品からなるものを示したが、シール部材13はこれに限定されるものではない。
図7および図8はシール部材13の他の例を示す。図7に示すシール部材13は、薄金属板からなる環状のシール芯金23の外周部にテーパ部24を設け、そのテーパ部24の外周にゴム製のシールリップ25を固着した構成とし、上記シール芯金23の内周部をスリーブ7の端面とワッシャ8の内側面に設けられた円筒部22で軸方向の両側から挟持して、シール芯金23の外側面を円筒部22の端面に密着させ、シールリップ25をシール収容凹部12の内径面12aに弾性接触させるようにしている。
図8に示すシール部材13においては、薄金属板からなるシール芯金26を円筒部27の一端に傾斜状のフランジ28を設けた断面L字状とし、そのフランジ28の外周部にゴム製のシールリップ29を固着した構成とし、上記シール芯金26の円筒部27をスリーブ7の端部外径面に嵌合して、その外端面をワッシャ8の内側面に密着させ、シールリップ29をシール収容凹部12の内径面12aに弾性接触させるようにしている。
なお、図では省略したが、シール収容凹部12の内径面12aを、開口端を大径端とするテーパ面にすると、シール収容凹部12内にシール部材13を容易に挿入することができ、シール部材13の組み付けの容易化を図ることができる。
1 プーリアーム
2 テンションプーリ
3 油圧式オートテンショナ
4 ボス部
5 軸挿入孔
7 スリーブ
7a 小径筒部
8 ワッシャ
9 ボルト
10 エンジンブロック(アーム取付け対象)
11 軸方向すきま
12 シール収容凹部
12a 内径面
12b 側面
13 シール部材
13a 環状部
13b シールリップ
13c 内側面
13d テーパ面
14 凹段部
14a 円筒面
14b 側面
15 間隙
20 面取り
21 面取り
22 円筒部
23 シール芯金
25 シールリップ
26 シール芯金
27 円筒部
29 シールリップ

Claims (10)

  1. テンションプーリを支持し、油圧式オートテンショナによって前記テンションプーリがベルトを押圧する方向に付勢されるプーリアームのボス部に、その両端面に貫通する軸挿入孔を形成し、その軸挿入孔内にスリーブを挿入し、そのスリーブの前記ボス部の両端面から外側に位置する両端部に小径筒部を設け、その小径筒部のそれぞれ外周にワッシャを嵌合し、そのワッシャとスリーブとからなる支点軸部を前記スリーブ内に挿通されたボルトの締め付けによりアーム取付け対象に固定して、プーリアームを揺動自在に支持したプーリアームの支点軸受装置において、
    前記ボス部における軸挿入孔の両端部に、その軸挿入孔より大径のシール収容凹部を設け、そのシール収容凹部内に収容されたシール部材を前記支点軸部で支持してワッシャに密着し、そのシール部材の内側面と前記シール収容凹部の側面間に前記ワッシャと前記ボス部の対向面間に形成される軸方向すきまより大きな間隙を設け、前記シール部材の外周に設けられたシールリップの先端を前記シール収容凹部の内径面に弾性接触させ
    前記スリーブの外径面における両端部に、前記ワッシャとの間でシール取付溝を形成する凹段部を設け、その凹段部における円筒面に前記シール部材を嵌合し、そのシール部材を前記ワッシャと前記凹段部の側面とで軸方向両側から挟持したことを特徴とするプーリアームの支点軸受装置。
  2. 前記シール部材の内径面における外側端のエッジに面取りを施した請求項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  3. 前記凹段部における円筒面の外側端のエッジに面取りを施した請求項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  4. テンションプーリを支持し、油圧式オートテンショナによって前記テンションプーリがベルトを押圧する方向に付勢されるプーリアームのボス部に、その両端面に貫通する軸挿入孔を形成し、その軸挿入孔内にスリーブを挿入し、そのスリーブの前記ボス部の両端面から外側に位置する両端部に小径筒部を設け、その小径筒部のそれぞれ外周にワッシャを嵌合し、そのワッシャとスリーブとからなる支点軸部を前記スリーブ内に挿通されたボルトの締め付けによりアーム取付け対象に固定して、プーリアームを揺動自在に支持したプーリアームの支点軸受装置において、
    前記ボス部における軸挿入孔の両端部に、その軸挿入孔より大径のシール収容凹部を設け、そのシール収容凹部内に収容されたシール部材を前記支点軸部で支持してワッシャに密着し、そのシール部材の内側面と前記シール収容凹部の側面間に前記ワッシャと前記ボス部の対向面間に形成される軸方向すきまより大きな間隙を設け、前記シール部材の外周に設けられたシールリップの先端を前記シール収容凹部の内径面に弾性接触させ、
    前記ワッシャの内側面に前記シール部材が嵌合される円筒部を設け、その円筒部の外径を前記スリーブの外径より大径としたことを特徴とするプーリアームの支点軸受装置。
  5. 前記シール部材が、断面形状が角形とされた環状部の外径面にシールリップを設けたゴムの成形品からなる請求項1乃至のいずれか1項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  6. 前記シールリップの前記シール収容凹部の側面と対向する内側面を、外周部に至るに従って側面との対向間隔が拡くなるテーパ面を設けた請求項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  7. 前記シール部材が、前記スリーブとワッシャとで内周部が挟持されてワッシャの内側面に密着される環状のシール芯金を有し、そのシール芯金の外周部にシール収容凹部の内径面に弾性接触されるゴム製のシールリップを固着した構成からなる請求項1乃至のいずれか1項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  8. 前記シール部材が、スリーブの端部外径面に嵌合されて外端面がワッシャの内側面に密着される円筒部の一端にフランジを設けたシール芯金を有し、そのシール芯金におけるフランジの外周部に前記シール収容凹部の内径面に弾性接触されるゴム製のシールリップを固着した構成からなる請求項1乃至のいずれか1項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  9. 前記ゴムが、ニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴムの一種からなる請求項乃至のいずれか1項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
  10. 前記シール収容凹部の内径面を、開口端が大径端とされるテーパ面とした請求項1乃至のいずれか1項に記載のプーリアームの支点軸受装置。
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