JP4807739B2 - マスクブランク及びフォトマスク - Google Patents

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Description

本発明は、マスクブランク及びフォトマスクに関する。
従来、FPD(フラットパネルディスプレイ)用のマスクブランクの製造方法として、ガラス基板上にCr系の遮光膜を形成した後、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、遮光膜表面に対して当該一方向に交差する方向へノズルを相対移動させてレジスト膜を形成する方法が知られている(以下、スリットコータと称す)。また、LSI用のフォトマスクについて、ドライエッチングでパターニングが可能な遮光膜材料として、モリブデンシリサイド(MoSi)系材料を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、遮光膜とレジスト膜との密着性を向上させるために、遮光膜上に金属薄膜や酸化された金属珪化物膜を形成することが提案されている(例えば、特許文献2、3参照。)。
特公平3−66656号公報 特開平1−142637号公報 特開平3−116147号公報
FPDデバイスを製造するためのマスクブランク(FPD用のマスクブランク)において、遮光膜上には、レジスト膜が形成される。このレジスト膜は、遮光膜のエッチング時にエッチングマスクとして使用される。しかし、FPD用のマスクブランクにおいては、レジスト膜を形成すべき遮光膜表面の面積が大きいため、例えばLSI用のマスクブランク等と比べ、レジスト膜の塗布むらや、面内膜厚均一性の悪化が生じやすい。また、一枚のウェハを多数のチップに切り分けるLSIの製造と異なり、FPDデバイスの製造では、一枚のフォトマスクによって同時にパターン転写がなされるデバイスの数が1〜数個程度と少ない。そのため、FPD用のマスクブランクの場合、フォトマスク製造時にパターン欠陥が生じると、歩留まりへの影響も大きい。そのため、FPD用のマスクブランクにおいては、塗布むらがなく、面内膜厚均一性が良好なレジスト膜を形成することが特に望まれている。
また、FPD用のマスクブランクを製造する場合、遮光膜は、例えば、コスト面及びスループットを重視して、エッチング液を用いたウエットエッチングによってパターニングされる。この場合、ドライエッチングを行う場合と比べてエッチング精度が低くなりやすい。そのため、エッチングマスクとなるレジスト膜を、塗布むらがなく、面内膜厚均一性が良好な状態にすることがより重要になる。
このような状況の下で、本願発明者は、FPD用のマスクブランクの遮光膜の材料として、Cr系材料に代えて金属シリサイド系材料(具体的にはMoSi系材料)を用いることを検討した。金属シリサイド系材料で形成した遮光膜は、フォトマスク製造時の耐薬品性(耐酸性)が高いこと、基板との密着性がよいこと、シールドからの膜剥がれによる欠陥発生が少ないこと等の点で良好な特性を有している。そのため、金属シリサイド系材料は、FPD用のマスクブランクの遮光膜の材料として注目すべき材料である。
ここで、FPD用のマスクブランクを製造する場合、レジスト膜は、マスクブランクに対する塗布精度、歩留まり等を勘案して、例えば、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、遮光膜表面に対して当該一方向に交差する方向へノズルを相対移動させて形成される。より具体的には、毛細管現象によりレジスト液を上昇させる毛管状のノズルに対して基板を相対的に走査させることによって基板にレジスト膜を形成する。レジスト液は、基板の移動に伴って、ノズル先端から順次引き出される。
しかし、金属シリサイド系材料の遮光膜は、レジスト液に対する濡れ性が悪い。そのため、金属シリサイド系遮光膜上に上記方法によりレジスト膜を形成する場合、スリットからレジスト液を引き出しにくくなり、レジスト膜の塗布むらが発生しやすいこととなる。また、基板全体に塗布できたとしても、面内膜厚均一性が悪くなりやすい。そのため、金属シリサイド系材料の遮光膜に対し、上記方法によりレジスト膜を形成することは、フォトマスク製造時にパターン精度を低下させる原因となるおそれがある。また、レジスト膜を形成できたとしても、遮光膜とレジスト膜との密着性が悪いため、フォトマスク製造時にレジスト膜が剥がれ、パターン欠陥が生じるおそれもある。そのため、従来、FPD用マスクブランクにおいて、金属シリサイド系材料の遮光膜を用いにくいという問題があった。
そこで、本発明は、上記の課題を解決できるマスクブランク及びフォトマスクを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、基板と、金属シリサイドを材料として基板上に形成された遮光膜と、酸化又は酸窒化された金属シリサイドを材料として遮光膜上に形成された上層膜とを備え、遮光膜及び上層膜は、上層膜上に形成されるレジスト膜をパターニングしたエッチングマスクを用いてウエットエッチングされるべき膜であり、レジスト膜は、上層膜上に、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、上層膜表面に対して当該一方向に交差する方向へノズルを相対移動させて形成され、上層膜の膜厚は、50〜300オングストロームである。
このように構成した場合、金属シリサイド系材料の遮光膜を用いることにより、フォトマスク製造時の耐薬品性(耐酸性)を高めること、基板との密着性がよいこと、シールドからの膜剥がれによる欠陥発生を少なくすること等を実現できる。この場合、フォトマスク製造時の薬液耐性が良好であることから、光学特性が設計どおりのマスクを製造しやすくなる。また、光学特性の変動幅が小さく、欠陥発生が少ないことから、パターン転写特性が良好となる。そのため、このように構成すれば、FPDデバイスを製造するために好適なマスクブランクを提供できる。
また、上記の組成の上層膜は、上記の組成の遮光膜と比べ、レジスト液に対する濡れ性がよい。そのため、レジスト膜との密着性が良好になり、適切に、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、上層膜表面に対して当該一方向に交差する方向へノズルを相対移動させて、レジスト膜を上層膜上に形成することが可能になる。これにより、高い塗布精度、及び高い歩留まりが実現できる。また、FPD用のマスクブランクに求められる塗布むらの精度及び面内膜厚均一性を実現できる。そのため、この構成のマスクブランクから製造されるフォトマスクを用いることにより、製造されるFPDデバイスも表示むらを低減できる。また、フォトマスクの製造時にレジスト膜が剥がれてパターン欠陥が生じるおそれもほとんどなくなる。
尚、レジスト膜の面内膜厚均一性が不十分であると、フォトマスク製造時にパターン線幅均一性(CD精度)が低下することとなり、FPDデバイスの表示むらの原因となる。そのため、レジスト膜に求められる面内膜厚均一性は、フォトマスクに許容されるCD精度の大きさに応じて決まる。
レジスト膜の面内膜厚均一性は、例えば、1000オングストローム以下、より好ましくは500オングストローム以下とすることが求められる。
また、構成1のようにした場合、必要以上に膜厚を厚くすることなく、スリットコータを用いる場合に必要なレジスト液に対する濡れ性を発揮させることができる。FPD用のマスクブランクは、LSI用のマスクブランク等と比べて大型であり、基板上に形成される薄膜の膜応力の影響も大きくなる。そのため、FPD用のマスクブランクにおいては、薄膜の膜厚を低減することが特に重要になる。また、ウエットエッチングによって形成される断面形状を適切に制御する観点からも、膜厚の低減が強く求められる。
尚、上層膜の膜厚が薄過ぎる場合、レジスト液に対する濡れ性が不足するおそれがある。また、上層膜の膜厚が厚過ぎる場合、遮光膜及び上層膜から生じる膜応力が大きくなり過ぎる。また、上層膜が厚過ぎると、遮光膜のウエットエッチングにおいて断面形状を制御することが難しくなる。そのため、遮光膜のエッチング精度が低下するおそれがある。
(構成2)FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、基板と、金属シリサイドを材料として基板上に形成された遮光膜と、遮光膜よりも金属を多くの割合で含有する金属シリサイド、又は金属を材料として遮光膜上に形成された上層膜とを備え、上層膜の金属含有量は、50原子%超100原子%以下であり、遮光膜及び上層膜は、上層膜上に形成されるレジスト膜をパターニングしたエッチングマスクを用いてウエットエッチングされるべき膜であり、レジスト膜は、上層膜上に、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、上層膜表面に対して当該一方向に交差する方向へノズルを相対移動させて形成される。
このように構成した場合も、レジスト液に対する濡れ性を高めることができる。そのため、構成1と同様に、FPDデバイスを製造するためのマスクブランク(FPD用のマスクブランク)に求められる塗布むらの低減及び面内膜厚均一性を実現できる。また、この構成のマスクブランクから製造されるフォトマスクを用いることにより、製造されるFPDデバイスも表示むらを低減できる。また、フォトマスクの製造時にレジスト膜が剥がれてパターン欠陥が生じるおそれもほとんどなくなる。
(構成3)上層膜の膜厚は、50〜300オングストロームである。このように構成すれば、必要以上に膜厚を厚くすることなく、スリットコータを用いる場合に必要なレジスト液に対する濡れ性を適切に発揮させることができる。
(構成4)金属は、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、タングステン(W)のいずれかを含む材料である。このような構成にすれば、フォトマスク製造時の耐薬品性や基板との密着性がよいこと、低欠陥であることに加え、ウェットエッチング溶液に対するパターン制御性がよくなる。
(構成5)構成1から4のいずれかに記載のマスクブランクを用いて製造されたことを特徴とするFPDデバイスを製造するためのフォトマスク。このように構成すれば、構成1〜4と同様の効果を得ることができる。このフォトマスクは、例えば、ウエットエッチングによってマスクブランク上に形成された遮光膜等のパターニングを施し、マスクパターンを形成して製造される。
尚、上記の各構成において、FPD用のマスクブランク及びマスクとしては、LCD(液晶ディスプレイ)、プラズマディスプレイ、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ等のFPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクが挙げられる。
LCD用マスクには、LCDの製造に必要なすべてのマスクが含まれ、例えば、TFT(薄膜トランジスタ)、特にTFTチャンネル部やコンタクトホール部、低温ポリシリコンTFT、カラーフィルタ、反射板(ブラックマトリクス)等を形成するためのマスクが含まれる。他の表示デバイス製造用マスクには、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の製造に必要なすべてのマスクが含まれる。
FPD用のフォトマスクに適したマスクブランク及びフォトマスクを提供できる。また、FPDデバイスの表示むらの原因となるフォトマスクにおけるパターン線幅均一性(CD精度)の低下を抑えたマスクブランク及びフォトマスクを提供できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマスクブランク10の構成の一例を示す。マスクブランク10は、FPDデバイスを製造するためのマスクブランクである。また、このマスクブランクは、例えば、一辺が330mm以上(例えば330mm×450mm〜1220mm×1400mm)の大型のマスクブランクである。また、このマスクブランクから製造されるFPD用のフォトマスクは、例えば、ミラープロジェクション(スキャニング露光方式による、等倍投影露光)方式やレンズを使ったレンズプロジェクション方式の露光装置に搭載されて使用される。このフォトマスクは、例えば、i線からg線に渡る波長帯域の光を用いた多色波露光用のフォトマスクであり、例えば1μm以下のグレートーンパターンを有する。
マスクブランク10は、基板12、遮光膜14、上層膜16、及びレジスト膜18を備える。マスクブランク10は、例えば下地膜や半透光性膜等の他の層を更に備えてもよい。基板12は、例えば透光性基板である。この透光性基板としては、合成石英、ソーダライムガラス、無アルカリガラス等の基板が挙げられる。
遮光膜14及び上層膜16は、フォトマスクの製造工程において、レジスト膜18をパターニングしたエッチングマスクを用いて一般的にウェットエッチングされる。遮光膜14は、金属と珪素を含む金属シリサイドを材料とする遮光膜であり、例えば、モリブデンシリサイド(MoSi)、タンタルシリサイド(TaSi)、チタンシリサイド(TiSi)、タングステンシリサイド(WSi)を材料とする遮光膜であり、基板12上に形成される。
上層膜16は、レジスト液に対する濡れ性を高めるために遮光膜14上に形成される層である。上層膜16は、酸化又は酸窒化された金属シリサイドを材料として形成されており、例えば、酸化されたモリブデンシリサイド膜(MoSiO)、酸窒化されたモリブデンシリサイド膜(MoSiON)、酸化されたタンタルシリサイド膜(TaSiO)、酸窒化されたタンタルシリサイド膜(TaSiON)、酸化されたチタンシリサイド膜(TiSiO)、酸窒化されたチタンシリサイド膜(TiSiON)、酸化されたタングステンシリサイド膜(WSiO)、酸窒化されたタングステンシリサイド膜(WSiON)が挙げられる。上層膜16の膜厚は、例えば、50〜300オングストローム、より好ましくは、100〜300オングストローム、さらに好ましくは150〜300オングストロームである。上層膜16は、反射防止機能を有する膜であっても良い。
尚、上層膜16を酸化された金属シリサイド膜とする場合は、金属と珪素を含有するスパッタリングターゲットを用い、アルゴンガスなどの不活性ガスに酸素ガスを含む混合ガス雰囲気中で反応性スパッタリング法により形成したり、金属と珪素と酸素を含有するスパッタリングターゲットを用い、アルゴンガスなどの不活性ガスを含む雰囲気中でスパッタリングにより形成したり、または、金属シリサイド膜を公知の方法で成膜した後、大気中や酸素雰囲気中で加熱処理することによって酸化された金属シリサイド膜を形成することができる。
また、上層膜16を酸窒化された金属シリサイド膜とする場合は、金属と珪素を含有するスパッタリングターゲットを用い、アルゴンガスなどの不活性ガスと、酸素ガスと窒素ガス、一酸化窒素ガス、二酸化窒素ガス等のガスを含む混合ガス雰囲気中で反応性スパッタリング法により形成したり、金属と珪素と酸素と窒素を含有するスパッタリングターゲットを用い、アルゴンガスなどの不活性ガスを含む雰囲気中でスパッタリングにより形成したり、または、金属シリサイド膜を公知の方法で成膜した後、大気中や酸素と窒素を含む雰囲気中で加熱処理することによって酸窒化された金属シリサイド膜を形成することができる。
レジスト膜18は、上層膜16上に、スリットコータを用いて形成される。本例において、レジスト膜18は、レーザー描画用レジスト膜である。またレーザー描画用レジスト膜に限らず、電子線描画用レジスト膜であっても良い。また、ポジ型のレジスト膜、ネガ型のレジスト膜のどちらでも構わない。レジスト膜18の膜厚は、レーザー描画用のレジスト膜の場合、レーザー描画装置の描画波長による定在波によるパターン断面形状悪化を防止するための膜厚に設定することが好ましい。
以上のように構成すれば、上層膜16を形成することにより、スリットコータを用いる場合に必要なレジスト液に対する濡れ性を適切に発揮させることができる。また、これによりFPD用マスクブランクにおいて、金属シリサイド系材料の遮光膜14を適切に用いることができる。そのため、FPDデバイスを製造するために好適なマスクブランクを提供できる。
尚、上層膜16は、例えば20〜65原子%の酸素を含有することが好ましい。このように構成すれば、レジスト液に対する必要な濡れ性を発揮させるために必要な膜厚を低減できる。上層膜16の酸素含有量は、より好ましくは40〜65原子%である。
また、上層膜16を酸窒化された金属シリサイド膜とする場合、窒素含有量は、例えば5〜30原子%とする。このように構成すれば、レジスト液に対する必要な濡れ性を発揮できる酸窒化された金属シリサイド膜を安定して形成することができる。
ここで、レジスト液に対する濡れ性を高めるためには、上記と異なる組成の遮光膜14及び上層膜16を用いることもできる。例えば、遮光膜14よりも金属を多くの割合で含有する金属シリサイドや、金属単体を材料として上層膜16を形成することにより、レジスト液に対する濡れ性を高めることもできる。この場合、遮光膜14の金属含有量は、例えば、5〜33原子%である。遮光膜14としては、例えば、上記金属含有量(5〜33原子%)のモリブデンシリサイド(MoSi)、タンタルシリサイド(TaSi)、チタンシリサイド(TiSi)、タングステンシリサイド(WSi)を材料とすることができる。
また、上層膜16の金属含有量は、例えば、34〜100原子%、より好ましくは50〜100原子%である。上層膜16としては、例えば、上記金属含有量(34〜100原子%)のモリブデンシリサイド(MoSi)、タンタルシリサイド(TaSi)、チタンシリサイド(TiSi)、タングステンシリサイド(WSi)を材料とすることができる。尚、上記金属含有量が100原子%の場合は、モリブデン、タンタル、チタン、タングステンなどの金属単体を意味する。上層膜16の膜厚は、例えば、50〜300オングストローム、より好ましくは、100〜300オングストローム、さらに好ましくは150〜300オングストロームである。このように構成すれば、スリットコータを用いる場合に必要なレジスト液に対する濡れ性を適切に発揮させることができる。
尚、前記遮光膜14及び上層膜16によって被転写体に転写すべく転写パターンとする場合、遮光膜14及び上層膜16の合計の膜厚は、FPD用デバイスを製造する際に使用される露光装置の波長に対して光学濃度(OD)で3以上となる膜厚となるように設定する。また、遮光膜14のみによって被転写体に転写すべく転写パターンとする場合、遮光膜14の膜厚を、FPD用デバイスを製造する際に使用される露光装置の波長に対して光学濃度(OD)で3以上となる膜厚となるように設定する。i線からg線に渡る波長帯域の光を用いた多色波露光として使用する場合、光学濃度(OD)で3以上となるようにするには、850オングストローム以上とすることが好ましい。微細パターンを形成することを考えると膜厚は薄い方が好ましく、膜厚は1800オングストローム以下が好ましい。両者を考慮すると、850〜1800オングストローム、より好ましくは、950〜1500オングストロームが望ましい。
以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
大型ガラス基板(合成石英(QZ)10mm厚、サイズ850mm×1200mm)上に、大型インラインスパッタリング装置を使用し、遮光膜、及び上層膜の成膜を行った。成膜は、大型インラインスパッタリング装置内に連続して配置された各スペース(スパッタ室)にMoSiターゲット(Mo:33モル%、Si:67モル%)、及びMoSiターゲット(Mo:33モル%、Si:67モル%)を各々配置し、まず最初のスパッタ室において、MoSiターゲットに対してArガスをスパッタリングガスとしてMoSi膜の遮光膜を700オングストローム成膜した、次いで次のスパッタ室において、MoSiターゲットに対してArガス、及びOガスをスパッタリングガスとしてMoSiO膜の上層膜を250オングストローム成膜して、FPD用大型マスクブランクを作製した。遮光膜におけるMo含有量は33原子%、Si含有量は67原子%である。また、上層膜におけるMo含有量は13原子%、Si含有量は27原子%、酸素含有量は60原子%である。尚、遮光膜及び上層膜における組成分析はラザフォード後方散乱分析により測定した。以下の各実施例及び比較例においても同様である。
上記で作製したマスクブランクを用い、洗浄処理(純水、常温)後、公知のスリットコータ装置(特開2005−286232号公報に記載のスリットコータ装置)を用いてレジスト液を塗布し、現像によってレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして、遮光膜及び上層膜を一体的にウエットエッチングでパターニングして、FPD用大型のフォトマスクを作製した。このフォトマスクは、5μm幅の通常パターン及び1μm幅のグレートーンパターンを有する。このグレートーンパターンは、大型FPD用露光機の解像限界以下の微細遮光パターン及び微細透過部からなるパターンである。尚、上述のレジスト液の塗布条件は、レジスト平均膜厚が1μmとなるように、ノズルと基板表面との間隔、ノズルの幅、ノズルの走査速度等を設定して行った。上記のマスクブランク上に塗布されたレジスト膜は、塗布むらがなく、面内膜厚均一性は、500オングストロームであった。尚、面内膜厚均一性とは、パターン形成領域内におけるレジスト膜厚の最大値と最小値の差をいう。
得られたフォトマスクにおける遮光膜及び上層膜によるパターンの線幅均一性(CD精度)は良好であり、このフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置も表示むらがなく良好であった。
(実施例2)
上層膜の形成時のスパッタリングガスとして、Arガス、NOガスを用いて上層膜をMoSiON膜とした以外は実施例1と同様にして、実施例2に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。実施例2において、遮光膜におけるMo含有量は33原子%、Si含有量は67原子%である。また、上層膜におけるMo含有量は18原子%、Si含有量は37原子%、酸素含有量は30原子%、窒素含有量は15原子%である。
実施例2において、レジスト膜の面内膜厚均一性は、実施例1と同様に良好であった。また、得られたフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置も表示むらがなく良好であった。
(比較例1)
上層膜を形成しなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。比較例1では、レジスト液に対する濡れ性が悪いため、レジスト膜に塗布むらが生じ、基板全体にレジスト膜を形成することができなかった。そのため、フォトマスクを適切に作製できなかった。
(比較例2)
上層膜の膜厚を50オングストローム未満(45オングストローム程度)とした以外は実施例1と同様にして、比較例2に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。基板全体にレジスト膜を形成することはできたが、レジスト液に対する濡れ性が不十分であったため、面内膜厚均一性は、1000オングストローム超になった。そのため、得られたフォトマスクにおける遮光膜及び上層膜によるパターン線幅均一性(CD精度)は悪化し、このフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置は表示ムラが発生した。
(比較例3)
上層膜の膜厚を300オングストローム超(360オングストローム程度)とした以外は実施例1と同様にして、比較例3に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。レジスト液に対する濡れ性は十分であったが、レジストパターンをマスクにして遮光膜及び上層膜をパターニングしたパターンの断面形状が悪化した。その結果、このフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置は表示ムラが発生した。
(実施例3)
上層膜をMoSi膜とした以外は実施例1と同様にして、実施例3に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。実施例3において、上層膜におけるMo含有量は、遮光膜におけるMo含有量と比べて大きく、50原子%である。また、Si含有量は50原子%である。
(実施例4)
遮光膜及び上層膜を成膜する際に使用するターゲットをMoSi(Mo:20モル%、Si:80モル%)とした以外は実施例1と同様にして、実施例4に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。実施例4において、遮光膜におけるMo含有量は20原子%、Si含有量は80原子%である。また、上層膜におけるMo含有量は8原子%、Si含有量は32原子%、酸素含有量は60原子%である。
(実施例5)
上層膜をMo膜とした以外は実施例1と同様にして、実施例5に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。
(実施例6)
大型ガラス基板(合成石英(QZ)10mm厚、サイズ850mm×1200mm)上に、枚葉スパッタリング装置を使用し、MoSiターゲットに対してArガスをスパッタリングガスとしてMoSi膜を850オングストローム成膜した。次いで、MoSi膜に対して大気中で190℃の加熱処理を50分間行ってMoSi膜の表面を酸化させてMoSi膜の表面にMoSiO膜を形成した。この酸化されたMoSiO膜の膜厚は、50オングストロームであった。
上記で作製したマスクブランクを用い、実施例1と同様にフォトマスクを作製した。
実施例3〜6において、レジスト膜の面内膜厚均一性は、実施例1と同様に良好であった。また、得られたフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置も表示むらがなく良好であった。
(比較例4)
上層膜のMo含有量を45原子%に少なくした以外は実施例3同様にして、比較例4に係るマスクブランク及びフォトマスクを作製した。比較例4においては、レジスト液に対する濡れ性が不十分であったため、面内膜厚均一性は、1000オングストローム超になった。そのため、得られたフォトマスクにおける遮光膜及び上層膜によるパターン線幅均一性(CD精度)は悪化し、このフォトマスクを使用して製造された液晶表示装置は表示ムラが発生した。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、例えばFPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクに好適に適用できる。
本発明の一実施形態に係るマスクブランク10の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・マスクブランク、12・・・基板、14・・・遮光膜、16・・・上層膜、18・・・レジスト膜

Claims (10)

  1. FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、
    前記マスクブランクは、i線〜g線に渡る波長帯域の光を用いた多色波長露光用のフォトマスクを製造するためのものであり、
    基板と、
    金属シリサイドを材料として前記基板上に形成された遮光膜と、
    20〜65原子%の酸素を含有する酸化された金属シリサイドを材料、又は5〜30原子%の窒素を含有する酸窒化された金属シリサイドからなる材料前記遮光膜上に形成された上層膜とを備え、
    前記遮光膜及び前記上層膜は、前記上層膜上に形成されるレジスト膜をパターニングしたエッチングマスクを用いてウエットエッチングされるべき膜であり、
    前記レジスト膜は、前記上層膜上に、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、前記上層膜表面に対して前記一方向に交差する方向へ前記ノズルを相対移動させて形成され、
    前記上層膜の膜厚は、50〜300オングストロームであることを特徴とするマスクブランク。
  2. FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、
    前記マスクブランクは、i線〜g線に渡る波長帯域の光を用いた多色波長露光用のフォトマスクを製造するためのものであり、
    基板と、
    金属シリサイドを材料として前記基板上に形成された遮光膜と、
    前記遮光膜よりも金属を多くの割合で含有する金属シリサイド、又は金属からなる材料前記遮光膜上に形成された上層膜とを備え、
    前記上層膜の金属含有量は、50原子%超100原子%以下であり、
    前記遮光膜及び前記上層膜は、前記上層膜上に形成されるレジスト膜をパターニングしたエッチングマスクを用いてウエットエッチングされるべき膜であり、
    前記レジスト膜は、前記上層膜上に、一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、前記上層膜表面に対して前記一方向に交差する方向へ前記ノズルを相対移動させて形成されることを特徴とするマスクブランク。
  3. 前記上層膜の膜厚は、50〜300オングストロームであることを特徴とする請求項2に記載のマスクブランク。
  4. 前記金属は、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、タングステン
    (W)のいずれかを含む材料であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のマスクブランク。
  5. 前記遮光膜は、MoSi 膜であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマスクブランク。
  6. 請求項1からのいずれかに記載のマスクブランクを用いて製造されたことを特徴とするFPDデバイスを製造するためのフォトマスク。
  7. FPDデバイスを製造するためのマスクブランクの製造方法であって、
    前記マスクブランクは、i線〜g線に渡る波長帯域の光を用いた多色波長露光用のフォトマスクを製造するためのものであり、
    基板上に、金属シリサイドからなる材料で遮光膜を成膜し、
    前記遮光膜上に、20〜65原子%の酸素を含有する酸化された金属シリサイドを材料、又は5〜30原子%の窒素を含有する酸窒化された金属シリサイドからなる材料で上層膜を成膜し、
    一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、前記上層膜表面に対して前記一方向に交差する方向へ前記ノズルを相対移動させることによって、前記上層膜上にレジスト膜を形成し、
    前記レジスト膜は、パターン形成領域内におけるレジスト膜厚の最大値と最小値との差で示される面内膜厚均一性が1000オングストローム以下となるように形成されることを特徴とするマスクブランクの製造方法。
  8. FPDデバイスを製造するためのマスクブランクの製造方法であって、
    前記マスクブランクは、i線〜g線に渡る波長帯域の光を用いた多色波長露光用のフォトマスクを製造するためのものであり、
    基板上に、金属シリサイドからなる材料で遮光膜を成膜し、
    前記遮光膜上に、前記遮光膜よりも金属を多くの割合で含有する金属シリサイド、又は金属からなる材料であり、前記金属含有量が50原子%超100原子%以下となるように上層膜を成膜し、
    一方向に伸びるレジスト液供給口を有するノズルからレジスト液を吐出させつつ、前記上層膜表面に対して前記一方向に交差する方向へ前記ノズルを相対移動させることによって、前記上層膜上にレジスト膜を形成し、
    前記レジスト膜は、パターン形成領域内におけるレジスト膜厚の最大値と最小値との差で示される面内膜厚均一性が1000オングストローム以下となるように形成されることを特徴とするマスクブランクの製造方法。
  9. 前記基板は、サイズ850mm×1200mm以上の大型ガラス基板であることを特徴とする請求項7又は8記載のマスクブランクの製造方法。
  10. 請求項7から9のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法で製造されたマスクブランクを用いて製造されたことを特徴とするFPDデバイスを製造するためのフォトマスク。
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