JP4807321B2 - 筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム - Google Patents
筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4807321B2 JP4807321B2 JP2007132452A JP2007132452A JP4807321B2 JP 4807321 B2 JP4807321 B2 JP 4807321B2 JP 2007132452 A JP2007132452 A JP 2007132452A JP 2007132452 A JP2007132452 A JP 2007132452A JP 4807321 B2 JP4807321 B2 JP 4807321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coordinate point
- distance
- coordinate
- threshold
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
まず、専用紙2について説明する。専用紙2は、用紙にドットパターンが印刷され、さらにその上に罫線や記入枠などの図案や項目、文言、イラスト等が印刷されたものである。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷される。また、図案等は、カーボンを含まない通常のインキにより印刷される。ドットパターンと図案等とは用紙に対して同時に印刷してもよいし、どちらかを先に印刷してもよい。
続いて、ドットパターンについて説明する。電子ペン1によって読み取られるドットパターンは、上述のアノト技術を採用している。図2は、専用紙2に印刷されるドットパターンのドットの位置とそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点:格子点)から上下左右のどの方向にシフトされているかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換される。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、ドットパターンは、専用紙2における位置座標が決定されるよう構成されている。
次に電子ペン1について説明する。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体7の内部に、プロセッサ8、メモリ9、データ通信ユニット11、バッテリー12、LED13、CMOSカメラ14、圧力センサ16、及びインクカートリッジ17を備える。インクカートリッジ17の先端は、ペン先部6となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部6を専用紙2に当接させながら文字や絵柄を描くことができる。
次に、端末装置(筆跡再現描画装置)3について説明する。図5は、端末装置3の機能ブロック図である。図5に示すように、端末装置3は、機能的には、データ通信手段21、記憶手段22、処理部23、及び表示手段24を備えている。そして処理部23は、初期値設定手段25、垂線長演算手段26、座標点間距離判定手段27、第1の比較判定手段28、第2の比較判定手段29、及び描画制御手段30を備える。
次に、描画処理アプリケーション40について図7を参照して説明する。図7は、端末装置(筆跡再現描画装置)3において実行される描画処理アプリケーション40のモジュール構成図であり、描画処理プログラムと対応する。
次に、端末装置(筆跡再現描画装置)3における描画処理フローについて、図8を参照しつつ説明する。この描画処理フローは、電子ペン1によって送信された筆跡に応じた経時的な順序を有する座標点の座標データを、端末装置3が受信後に処理するフローチャートである。
次に図9〜図13を参照して、本描画処理による描画例を示す。ここでは、図9に示すように、電子ペン1によって送信された筆跡に応じた経時的な順序を有する座標点tt(0) 〜tt(6) の7点に対する描画について説明する。なお、座標点tt(0) −tt(1) 間の距離、座標点tt(1) −tt(2) 間の距離、座標点tt(4) −tt(5) 間の距離、及び座標点tt(5) −tt(6) 間の距離は、第1の閾値Dex 以上であるとし、座標点tt(2) −tt(3) 間の距離、及び座標点tt(3) −tt(4) 間の距離は、第1の閾値Dex 未満であるとする。
本端末装置3による描画処理によれば、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが、第1の閾値Dex 以上であるか否かによって、座標点t(k-1)から座標点t(0)及びt(k)で結ばれる直線c(k-2)までの距離d(k-2)と比較する閾値が異なる。すなわち、座標点間距離判定手段27によって、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが、第1の閾値Dex 以上であると判定された場合には、垂線長演算手段25によって演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcとが第1の比較判定手段28によって比較され、第1の閾値Dex 未満のものが存在する場合には、距離d(k-2)と第2の閾値dcよりも短い第3の閾値deとが第2の比較判定手段29によって比較される。そのうえで、距離d(k-2)が、第2の閾値dc又は第3の閾値de以上である場合には、描画制御手段30は、座標点t(0)と座標点t(k)とを直線で結ぶには座標点t(k-1)と離れすぎていて許容できないため、描画制御手段は、座標点t(k)よりも時系列的に一つ前の座標点t(k-1)と座標点t(0)との間を直線で描画する。さらに、描画制御手段30は、座標点t(k-1)を基準座標点t(0)として座標点t(k-1)以降の座標点を座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…と振り直して、垂線長演算手段26に処理を行わせるため、同様の描画処理が連続的に繰り返される。
Claims (6)
- 筆跡に応じた経時的な順序を有する複数の座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…から一部の座標点を選択して、筆跡を複数の直線で再現するための筆跡再現描画方法であって、
座標点t(0)を基準点とし、座標点t(k-1)から、座標点t(0)及びt(k)で結ばれる直線c(k-2)までの距離d(k-2)を演算する第1ステップと、
座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが、第1の閾値Dex 以上であるか否かを判定する第2ステップと、
第2ステップにおいて座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが第1の閾値Dex 以上である場合には、第1ステップで演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcとを比較し、第2ステップにおいて座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離の中に第1の閾値Dex 未満のものが存在する場合には、第1ステップで演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcよりも短い第3の閾値deとを比較する第3ステップと、
第3ステップにおいて距離d(k-2)と第2の閾値dc又は第3の閾値deとを比較した結果、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de以上の場合には、座標点t(0)と座標点t(k-1)との間を直線で描画するとともに、座標点t(k-1)を基準座標点t(0)として座標点t(k-1)以降の座標点を座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…と振り直して、第1ステップ降の各ステップに移行する一方、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de未満の場合には、k をインクリメントして、第1ステップ以降の各ステップに移行する第4ステップと
を含むことを特徴とする筆跡再現描画方法。 - k の初期値を2として第1〜第4ステップを行うことを特徴とする請求項1に記載の筆跡再現描画方法。
- 筆跡に応じた経時的な順序を有する複数の座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…から一部の座標点を選択して、筆跡を複数の直線で再現する筆跡再現描画装置であって、
座標点t(0)を基準点とし、座標点t(k-1)から、座標点t(0)及びt(k)で結ばれる直線c(k-2)までの距離d(k-2)を演算する垂線長演算手段と、
座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが、第1の閾値Dex 以上であるか否かを判定する座標点間距離判定手段と、
前記座標点間距離判定手段によって、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが第1の閾値Dex 以上であると判定された場合には、前記垂線長演算手段によって演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcとを比較する第1の比較判定手段と、
前記座標点間距離判定手段によって、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離の中に第1の閾値Dex 未満のものが存在すると判定された場合には、前記垂線長演算手段によって演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcよりも短い第3の閾値deとを比較する第2の比較判定手段と、
前記第1又は第2の比較判定手段によって、距離d(k-2)と第2の閾値dc又は第3の閾値deとが比較された結果、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de以上であると判定された場合には、座標点t(0)と座標点t(k-1)との間を直線で描画するとともに、座標点t(k-1)を基準座標点t(0)として座標点t(k-1)以降の座標点を座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…と振り直して前記垂線長演算手段に処理を行わせ、その一方、前記第1又は第2の比較判定手段によって、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de未満であると判定された場合には、k をインクリメントして、前記垂線長演算手段に処理を行わせる描画制御手段と
を備えることを特徴とする筆跡再現描画装置。 - k の初期値を2とする初期値設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の筆跡再現描画装置。
- 描画を表示する表示手段をさらに備え、
前記描画制御手段は、座標点t(0)と座標点t(k-1)との間を直線で描画する都度、前記表示手段に描画させることを特徴とする請求項3又は4に記載の筆跡再現描画装置。 - 筆跡に応じた経時的な順序を有する複数の座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…から一部の座標点を選択して、筆跡を複数の直線で再現する筆跡再現描画装置により実行されるプログラムであって、
座標点t(0)を基準点とし、座標点t(k-1)から、座標点t(0)及びt(k)で結ばれる直線c(k-2)までの距離d(k-2)を演算する垂線長演算手段、
座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが、第1の閾値Dex 以上であるか否かを判定する座標点間距離判定手段、
前記座標点間距離判定手段によって、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離のすべてが第1の閾値Dex 以上であると判定された場合には、前記垂線長演算手段によって演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcとを比較する第1の比較判定手段、
前記座標点間距離判定手段によって、座標点t(0)から座標点t(k)までの各座標点間距離の中に第1の閾値Dex 未満のものが存在すると判定された場合には、前記垂線長演算手段によって演算された距離d(k-2)と第2の閾値dcよりも短い第3の閾値deとを比較する第2の比較判定手段、
前記第1又は第2の比較判定手段によって、距離d(k-2)と第2の閾値dc又は第3の閾値deとが比較された結果、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de以上であると判定された場合には、座標点t(0)と座標点t(k-1)との間を直線で描画するとともに、座標点t(k-1)を基準座標点t(0)として座標点t(k-1)以降の座標点を座標点t(0),t(1),t(2),t(3),…,t(k),…と振り直して前記垂線長演算手段に処理を行わせ、その一方、前記第1又は第2の比較判定手段によって、距離d(k-2)が第2の閾値dc又は第3の閾値de未満であると判定された場合には、k をインクリメントして、前記垂線長演算手段に処理を行わせる描画制御手段
を備える筆跡再現描画装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007132452A JP4807321B2 (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007132452A JP4807321B2 (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008287540A JP2008287540A (ja) | 2008-11-27 |
JP4807321B2 true JP4807321B2 (ja) | 2011-11-02 |
Family
ID=40147195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007132452A Expired - Fee Related JP4807321B2 (ja) | 2007-05-18 | 2007-05-18 | 筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4807321B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01269185A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-26 | Fujitsu Ltd | 直線成分抽出方式 |
JPH0869525A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Fujitsu Ltd | ベクトルデータの変換方法及び変換装置 |
JP4236962B2 (ja) * | 2003-03-11 | 2009-03-11 | 株式会社リコー | 手書き文字描画装置、手書き文字描画方法、および手書き文字描画方法をコンピュータに実行させるためのプログラム |
JP4717489B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2011-07-06 | 任天堂株式会社 | ゲームプログラム |
-
2007
- 2007-05-18 JP JP2007132452A patent/JP4807321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008287540A (ja) | 2008-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5391860B2 (ja) | ストローク表示装置及びプログラム | |
JP4583232B2 (ja) | 端末装置及びプログラム | |
JP5256700B2 (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP4807321B2 (ja) | 筆跡再現描画方法及び筆跡再現描画装置並びにそれに用いられるプログラム | |
JP4919089B2 (ja) | 電子ペン及びプログラム | |
JP5305256B2 (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP4973384B2 (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム | |
JP2009187235A (ja) | 電子ペン及びそれに用いられるプログラム | |
JP4835529B2 (ja) | 端末装置及びそれに用いられるプログラム | |
JP4962338B2 (ja) | 電子ペン及びプログラム | |
JP5109701B2 (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム | |
JP2009146273A (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP4672523B2 (ja) | 特定装置及びプログラム | |
JP2007102403A (ja) | 消去処理装置、プログラム及び電子ペン用帳票 | |
JP4849043B2 (ja) | 電子ペン及びスキャナ並びにそれらに用いられるプログラム | |
JP5239283B2 (ja) | 端末装置及びそれに用いられるプログラム | |
JP4957296B2 (ja) | 端末装置、処理システム及びプログラム | |
JP5098680B2 (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム | |
JP5041340B2 (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP4775246B2 (ja) | 電子ペン及びプログラム | |
JP4935552B2 (ja) | 電子ペン、スキャナ及びそれらに用いられるプログラム | |
JP6442995B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム | |
JP4911056B2 (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム | |
JP2009163554A (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム | |
JP2009187236A (ja) | 端末装置、それに用いられるプログラム及び情報処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110719 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110801 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4807321 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |