JP4807141B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子などを備えて構成される半導体装置に関し、特には、その半導体装置を備えるチョッパ回路に関する。
既存の半導体装置として、例えば、絶縁層を介して金属ベースの上面に回路パターンが形成されて成る金属ベース基板を備え、その金属ベース基板上に半導体素子が実装されるものがある。(例えば、特許文献1参照)
図7(a)は、このような半導体装置を備えて構成されるチョッパ回路の一例を示す図である。
図7(a)に示すチョッパ回路70は、半導体装置71の金属ベース基板上に実装されるNチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)72、73と、電解コンデンサ74、75と、コイル76とを備えて構成されている。
すなわち、電解コンデンサ74のプラス側端子は入力端子77に接続され、電解コンデンサ74のマイナス側端子は入力端子78に接続されている。コイル76の一方端は入力端子77に接続され、コイル76の他方端はMOSFET72のドレインに接続されている。また、MOSFET72のドレインはさらにMOSFET73のソースに接続され、MOSFET72のソースは入力端子78に接続されている。電解コンデンサ75のプラス側端子はMOSFET73のドレイン及び出力端子79に接続され、電解コンデンサ75のマイナス側端子はMOSFET72のソース及び出力端子80に接続されている。
このように構成されるチョッパ回路70は、MOSFET72、73が交互にオン、オフを繰り返すことにより入力電圧を昇圧する。すなわち、MOSFET72がオン、MOSFET73がオフすると、コイル76にエネルギーが蓄積し、MOSFET72がオフ、MOSFET73がオンすると、コイル76に蓄積されたエネルギーによりMOSFET73のドレイン電圧が上がり電解コンデンサ75に電荷が蓄積される。これらの動作が繰り返されることにより昇圧された電圧が出力される。
ところで、上記電解コンデンサ75は、出力電圧のリップルを十分に抑えるために比較的容量の大きいものが選定されるが、容量の大きい電解コンデンサ75は、体格が大きいため上記チョッパ回路70のように金属ベース基板の外に設けられる。
特開2004−266213号公報
しかしながら、上述のように、電解コンデンサ75を金属ベース基板の外に設ける場合では、電解コンデンサ75がMOSFET73から離れてしまうため、MOSFET73と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分が大きくなってしまう。そのため、MOSFET73のドレイン−ソース間の容量(寄生容量)と、MOSFET73と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分と、電解コンデンサ75とで構成される共振回路による、MOSFET72のオフ時にMOSFET73へ流れる電流の共振波形の振幅が大きくなり、図7(b)に示すように、MOSFET72がオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかるサージ電圧が大きくなるという問題がある。そして、このサージ電圧がMOSFET72の耐圧を超える場合、MOSFET72が破損するおそれがある。そのため、耐圧の大きいMOSFET72を使用することが考えられるが、その分定常損失が増えトータルの損失が増えてしまう。
そこで、出力電圧のリップルを抑えるためのコンデンサを金属ベース基板に実装してそのコンデンサをMOSFET73に近づけることが考えられるが、この場合のコンデンサは金属ベース基板に実装可能なチップコンデンサとなるため、その分容量が小さくなり出力電圧のリップルを十分に抑えられなくなってしまう。また、チップコンデンサへの負担が大きくチップコンデンサが破損するおそれもある。
そこで、本発明では、出力電圧のリップルを抑えつつ、損失の増加を抑えることが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の半導体装置は、絶縁層を介して金属ベースの上面に回路パターンが形成されて成る金属ベース基板と、その金属ベース基板上に実装される半導体素子と、金属ベース基板上に実装され、回路パターンを介して半導体素子と接続されるチップコンデンサと、チップコンデンサより容量が大きく、少なくとも回路パターンを介してチップコンデンサに並列に接続されるコンデンサとを備える。
これにより、半導体素子とコンデンサとの間の配線インダクタンス成分を、半導体素子とチップコンデンサとの間の配線インダクタンス成分及びチップコンデンサとコンデンサとの配線インダクタンス成分に分けることができるので、半導体素子とチップコンデンサとの間の配線インダクタンス成分を半導体素子とコンデンサとの間の配線インダクタンス成分より小さくすることができる。そのため、半導体素子にかかるサージ電圧を低減することができ耐圧が大きい半導体素子を使用する必要がなくなる。また、出力電圧のリップルはコンデンサにより抑えることができる。従って、出力電圧のリップルを抑えつつ、損失の増加を抑えることができる。
また、上記回路パターンは、回路パターンに流れる電流と金属ベースに流れる電流とが少なくとも一部区間において互いに逆方向に流れるように形成されてもよい。
これにより、回路パターンの配線インダクタンス成分と、金属パターンの配線インダクタンス成分とが少なくとも一部区間において相殺されて全体の配線インダクタンス成分を低減することができる。また、半導体素子とチップコンデンサとの間の配線インダクタンス成分と、金属ベースの配線インダクタンス成分とを相殺させることができるので、半導体素子にかかるサージ電圧を低減することができ半導体素子の耐圧を小さくすることができる。そのため、さらに損失を低減することができる。
また、上記チップコンデンサの容量は、チップコンデンサと、チップコンデンサとコンデンサとの間の配線インダクタンス成分と、コンデンサとで構成される共振回路による共振周波数が伝導ノイズ帯域から外れるような容量にすることが望ましい。
また、上記回路パターンは、金属ベースから絶縁層を貫通するように突出されてなる突起により金属ベースと電気的に接続されるように構成されてもよい。
これにより、金属ベースと回路パターンとの間に形成される浮遊静電回路によって回路パターンに流れるノイズ電流を抑えることができる。
また、本発明の半導体装置を備えてチョッパ回路を構成してもよい。
また、本発明の半導体装置を備えてモータインバータ回路を構成してもよい。
本発明によれば、半導体素子などで構成される半導体装置を備えるチョッパ回路などにおいて、出力電圧のリップルを抑えつつ、損失の増加を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の半導体装置を備えるチョッパ回路を示す図である。なお、図7(a)に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図1に示すチョッパ回路1は、半導体装置2と、電解コンデンサ74と、コイル76とを備えて構成されている。
上記半導体装置2は、金属ベース基板3と、金属ベース基板3上に実装されるMOSFET72、73(半導体素子)と、電解コンデンサ75(コンデンサ)と、チップコンデンサ4とを備えて構成されている。すなわち、チップコンデンサ4の一方端はMOSFET73のドレイン及び電解コンデンサ75のプラス側端子に接続され、チップコンデンサ4の他方端はMOSFET72のソース及び電解コンデンサ75のマイナス側端子に接続されている。
なお、後述するが、上記金属ベース基板3は絶縁層を介して金属ベースの上面に回路パターンが形成されて成り、MOSFET72、73及びチップコンデンサ4は互いに回路パターンにより接続されているものとする。また、電解コンデンサ75は、金属ベース基板3の外に設けられているものとする。
また、MOSFET72、73は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と入れ替えてもよい。
図2(a)は、本実施形態のチョッパ回路1において、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧(実線)を示す図である。なお、図2(a)に示す二点鎖線はチップコンデンサ4にかかる電圧を示し、点線はMOSFET72のドレイン電流を示している。また、斜線部分はMOSFET73とチップコンデンサ4との間の配線インダクタンス成分に蓄積されるエネルギーを示している。
このように、半導体装置2の金属ベース基板3にチップコンデンサ4を実装することにより、MOSFET73と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分を、MOSFET73とチップコンデンサ4との間の配線インダクタンス成分及びチップコンデンサ4と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分に分けることができるので、MOSFET73とチップコンデンサ4との間の配線インダクタンス成分をMOSFET73と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分より小さくすることができる。これにより、図2(a)に示すように、MOSFET72にかかるサージ電圧を低減することができ耐圧が大きいMOSFET72を使用する必要がなくなる。また、出力電圧のリップルは電解コンデンサ75により抑えることができる。従って、出力電圧のリップルを抑えつつ、損失の増加を防止することができる。
また、チップコンデンサ4を互いに並列接続される複数のチップコンデンサにより構成することで、さらにMOSFET73とチップコンデンサとの間の配線インダクタンス成分を小さくすることができる。そのため、MOSFET73とチップコンデンサとの間の配線インダクタンス成分をできるだけ小さくする場合には、金属ベース基板3に実装可能な最大数のチップコンデンサによりチップコンデンサ4を構成することが望ましい。
ところで、本実施形態の半導体装置2は、MOSFET72、73のそれぞれのドレイン−ソース間の容量をまとめてコンデンサ5とし、そのコンデンサ5とチップコンデンサ4との間の配線インダクタンス成分をコイル6とし、チップコンデンサ4と電解コンデンサ75との間の配線インダクタンス成分をコイル7とすると、図2(b)に示すような回路と等価になる。そのため、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧は、コンデンサ5、コイル6、及びチップコンデンサ4で構成される共振回路の共振動作により図2(a)に示す破線枠内の高周波成分が含まれると共に、チップコンデンサ4、コイル7、及び電解コンデンサ75で構成される共振回路の共振動作により図2(a)に示す二点鎖線の低周波成分が含まれる。
そこで、チップコンデンサ4を選定する際、この高周波成分及び低周波成分が伝導ノイズ帯域から影響を受けないようにすることが望ましい。
以下、チップコンデンサ4の選定方法について説明する。
一般に、コンデンサとコイルから構成される共振回路のコンデンサの容量c0は、コイルのインダクタンスをL、コイルに流れる電流をΔI、コンデンサにかかる電圧をΔVとすると、

から
と表すことができる。
従って、MOSFET72の耐圧を考慮してΔVを決めて、チップコンデンサ4の容量c2を容量c0以上に設定すれば、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかるサージ電圧をMOSFET72の耐圧に抑制することができる。
よって、c2>c0とすると、コンデンサ5、コイル6、及びチップコンデンサ4で構成される共振回路の共振周波数f1(例えば、数十M〜数百MHz)、チップコンデンサ4、コイル7、及び電解コンデンサ75で構成される共振回路の共振周波数f2(例えば、数百k〜数MHz)は、それぞれ下記数3及び数4により求めることができる。
なお、c1をコンデンサ5の容量、c3を電解コンデンサ75の容量、L1をコイル6のインダクタンス、L2をコイル7のインダクタンスとする。
このように、共振周波数f1、f2を求めることができるので、例えば、この共振周波数f1、f2が図3に示す伝導ノイズ帯域のLW(Long Wave)帯域、AM(Amplitude Modulation)帯域、SW(Short Wave)帯域、FM(Frequency Modulation)帯域、及びTV(Television)帯域から外れて破線枠内の帯域に設定されるような容量のチップコンデンサ4を選定すればよい。
通常、チップコンデンサ4の容量を設定するだけで共振周波数f1、f2の両方を上記各帯域から外すことは難しいため、共振周波数f1に比べて配線インダクタンス成分に蓄積されるエネルギーが大きくなる共振周波数f2を上記各帯域から外すようにチップコンデンサ4の容量c2を決めることが考えられる。すなわち、c2>c0で、かつ、共振周波数f2が伝導ノイズ帯域(図3(b)に示す伝導ノイズ帯域の例では、LW帯域、AM帯域、及びSW帯域)から外れるようにチップコンデンサ2の容量c2を決める。なお、電解コンデンサ75の容量c3は、例えば、チョッパ回路1における昇圧の比率や出力電圧のリップルに基づいて決めるものとする。
また、共振周波数f1に対しては、互いに容量が同一で、かつ、互いに並列接続される複数のチップコンデンサによりチップコンデンサ4を構成し、それらの複数のチップコンデンサのそれぞれの容量c2*をインピーダンス−周波数特性を考慮して決めることが考えられる。そして、容量c2*が決まると、その容量c2*と、上述で決めた容量c2とによりチップコンデンサ4を構成するための複数のチップコンデンサの個数を決めることができる。
図4(a)は、0.15μFのチップコンデンサを2個使用してチップコンデンサ4を構成した場合のMOSFET72のオフ時のMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。また、図4(b)は、0.022μFのチップコンデンサを15個使用してチップコンデンサ4を構成した場合のMOSFET72のオフ時のMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。なお、チョッパ回路1の出力端子79、80には負荷が接続されていないものとする。また、図4(a)及び図4(b)において、破線は共振周波数f1による低周波成分の電圧波形とする。
0.15μFのチップコンデンサを2個使用してチップコンデンサ4を構成した場合では、各チップコンデンサのそれぞれのインピーダンス−周波数特性においてインピーダンスが低くなるときの周波数が共振周波数f1と離れてしまっているため、共振周波数f1がチップコンデンサ4により吸収されない。そのため、図4(a)の破線枠内に示すように、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧の低周波成分に高周波成分がのってしまっている。
一方、0.022μFのチップコンデンサ4を15個使用してチップコンデンサ4を構成した場合では、各チップコンデンサのそれぞれのインピーダンス−周波数特性においてインピーダンスが低くなるときの周波数が図4(a)に比べて高く共振周波数f1に近づいているため、共振周波数f1がチップコンデンサ4により吸収されている。そのため、図4(b)の破線枠内に示すように、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧の低周波成分に高周波成分がのっていない。
このように、複数のチップコンデンサを使用してチップコンデンサ4を構成する場合において、チップコンデンサ4の合成容量がほぼ同じであっても、インピーダンス−周波数特性を考慮して複数のチップコンデンサのそれぞれの容量を決めることにより共振周波数f1を抑えることができる。
図5(a)は、チョッパ回路1の実施例を示す図である。また、図5(b)は、図5(a)に示す半導体装置2の実際の構成の平面図である。また、図5(c)は、図5(b)のA−A断面を示す図である。なお、図5(a)〜図5(c)において、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図5(a)に示すチョッパ回路1は、チップコンデンサ4−1〜4−3が互いに並列接続されチップコンデンサ4を構成している。
また、図5(b)及び図5(c)に示すように、半導体装置2は、絶縁層8を介して金属ベース9の上面に回路パターン10が形成されて成る金属ベース基板3を備え、その金属ベース基板3上においてMOSFET73とチップコンデンサ4−1〜4−3、MOSFET73とMOSFET72とが回路パターン10を介して接続されている。また、図5(b)に示すように、半導体装置2は、金属ベース9から絶縁層8を貫通するように突出されてなる突起としてのアースポイント11、12により金属ベース9と回路パターン10とを電気的に接続している。なお、アースポイント11、12は、例えば、絶縁層8の一部を金属ベース9まで除去して形成した貫通孔に金やアルミニウムなどの導体が入れられて構成されるものとする。このように、アースポイント11、12により金属ベース9と回路パターン10とを接続することで、金属ベース9と回路パターン10との間に発生する浮遊静電回路によって回路パターン10に流れるノイズ電流を抑えることができる。
また、図5(b)において、太い実線はMOSFET72からアースポイント12までの直線の電流経路、MOSFET72からMOSFET73までの直線の電流経路、MOSFET73からアースポイント11までの直線の電流経路をそれぞれ示し、太い破線は金属ベース9におけるアースポイント11からアースポイント12までの直線の電流経路を示している。そして、図5(b)に示す太い実線と太い破線とからなる面積が、できるだけ小さくなるように金属ベース基板3上にMOSFET72、72やチップコンデンサ4―1〜4−3を配置することにより、電流経路をできるだけ短くすることができ配線インダクタンス成分をより低減することができる。
また、図5(c)において、矢印は回路パターン10及び金属ベース9のそれぞれの電流経路の方向を示している。図5(c)に示す矢印のように、回路パターン10に流れる電流と金属ベース9に流れる電流とが少なくとも一部区間において互いに逆方向に流れている。このように、回路パターン10に流れる電流と金属ベース9に流れる電流とが少なくとも一部区間において互いに逆方向に流れるように回路パターン10を形成することにより、回路パターン10の配線インダクタンス成分と、金属パターン9の配線インダクタンス成分とが少なくとも一部区間において相殺されて全体の配線インダクタンス成分が低減される。また、MOSFET73とチップコンデンサ4−1〜4−3との間の回路パターン10の配線インダクタンス成分と、金属ベース9の配線インダクタンス成分とを相殺させているので、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかるサージ電圧を低減することができMOSFET72の耐圧を小さくすることができる。そのため、さらに損失を低減することができる。
また、図5(b)及び図5(c)に示す半導体装置2により全体の配線インダクタンス成分を低減させることができるので、下記数5に示すように、その分MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間にかかる電圧ΔV1を下げるかわりにMOSFET72のオフ側のドライブ速度を速くして、MOSFET72のオフ時にMOSFET72のドレイン−ソース間に電流ΔI1が流れる時間Δtを小さくしてもよい。これにより、MOSFET72のスイッチング損失(発熱)を下げることができる。
なお、図6(a)に示すように、本実施形態の半導体装置2の構成を利用して多相のチョッパ回路13を構成してもよい。
また、図6(b)に示すように、本実施形態の半導体装置2の構成を利用してモータインバータ回路14を構成してもよい。
また、上記実施の形態では昇圧チョッパ回路を示したが、反転チョッパ回路、降圧チョッパ回路に適用しても良い。
は、本発明の実施形態の半導体装置を備えるチョッパ回路を示す図である。 (a)は、コイルのエネルギー放出時にMOSFETのドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。(b)は、本実施形態の半導体装置の等価回路を示す図である。 伝導ノイズ帯域の一例を示す図である。 (a)は、0.15μFのチップコンデンサを2個使用したときのMOSFETのドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。(b)は、0.022μFのチップコンデンサを15個使用したときのMOSFETのドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。 (a)は、チョッパ回路の実施例を示す図である。(b)は、半導体装置の実際の構成の平面図である。(c)は、(b)のA−A断面を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態の半導体装置を利用して構成される多相のチョッパ回路を示す図である。(b)は、本発明の実施形態の半導体装置を利用して構成されるモータインバータ回路を示す図である。 (a)は、既存のチョッパ回路を示す図である。(b)は、コイルのエネルギー放出時にMOSFETのドレイン−ソース間にかかる電圧を示す図である。
符号の説明
1 チョッパ回路
2 半導体装置
3 金属ベース基板
4 チップコンデンサ
5 コンデンサ
6 コイル
7 コイル
8 絶縁層
9 金属ベース
10 回路パターン
11 アースポイント
12 アースポイント
13 多相のチョッパ回路
14 モータインバータ回路
70 チョッパ回路
71 半導体装置
72 MOSFET
73 MOSFET
74 電解コンデンサ
75 電解コンデンサ
76 コイル
77 入力端子
78 入力端子
79 出力端子
80 出力端子

Claims (5)

  1. 絶縁層を介して金属ベースの上面に回路パターンが形成されて成る金属ベース基板と、
    前記金属ベース基板上に実装される半導体素子と、
    前記金属ベース基板上に実装され、前記回路パターンを介して前記半導体素子と接続されるチップコンデンサと、
    前記チップコンデンサより容量が大きく、少なくとも前記回路パターンを介して前記チップコンデンサに並列に接続されるコンデンサと、
    を備え
    前記チップコンデンサの容量は、前記チップコンデンサと、前記チップコンデンサと前記コンデンサとの間の配線インダクタンス成分と、前記コンデンサとで構成される共振回路による共振周波数が伝導ノイズ帯域から外れるような容量であることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記回路パターンは、前記回路パターンに流れる電流と前記金属ベースに流れる電流とが少なくとも一部区間において互いに逆方向に流れるように形成される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記回路パターンは、前記金属ベースから前記絶縁層を貫通するように突出されてなる突起により前記金属ベースと電気的に接続される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置を備えるチョッパ回路。
  5. 請求項1に記載の半導体装置を備えるモータインバータ回路。
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