JP4802888B2 - 車載装置用盗難抑止システム - Google Patents

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Description

本発明は車載装置の盗難を抑止する車載装置用盗難抑止システムに関するものである。
カーナビゲーション装置やカーオーディオ装置は、その機能や性質から、車両に対して着脱可能に構成された多種類のものが市販されている。そして車両購入後、これらの装置を後から車両に搭載する(以後、「後付け」と称する)ユーザも多い。後付けの利点が、ユーザの好みの装置を取捨選択して車両に搭載できることにあるところも、こうしたニーズの一要因となっている。ただし、これら後付けされたカーナビゲーション装置やカーオーディオ装置は、もともと純正品として車両に組み込まれた装置に比べ、盗難に遭う危険性が高く、ユーザは頭を悩ませている。
そこで上記に対しては、次のような技術が実施されている。すなわち、車両の駆動源の停止や始動とともに停止や起動を行うカーナビゲーション装置において、ユーザが車両の駆動源を停止させると同時にカーナビゲーション装置の起動ロックが作動して停止し、再び駆動源を始動した時には前記起動ロックのためにカーナビゲーション装置が起動しなくなるものである。そして、この起動ロックを解除するには、予めセキュリティーコードを設定しておいた、記憶媒体であるメモリースティック(登録商標)を装置本体に差込み、コードの認証を行うことが必要となる。
このとき、ユーザがメモリースティックを携帯していない場合には起動ロックを解除することはできないが、ユーザにとって、カーナビゲーション装置の起動ロックを解除するために、わざわざ記憶媒体であるメモリースティックを持ち運ぶことは面倒であり、携帯し忘れて、起動ロックが解除できないという恐れがある。
上記事態に対して本願の発明者は、起動ロックを解除する鍵の役割を、ユーザの所持する、日用携帯品に持たせることを検討してみた。具体的には識別コード(IDコード)を登録した無線式IC(Integrated Circuit)タグを日用携帯品に取り付け、カーナビゲーション装置やカーオーディオ装置との無線通信により、前記IDコードを照合し、照合に成功すれば起動ロックを解除することを検討してみた。
すると、次のような状況を見出したのである。ユーザの所持する日用携帯品は単一とは限らず、複数種類あるのが当然である。そしてその時々によって所持する携帯品は異なる。
たとえば、車を運転するのに免許証やイグニッションキー、財布は必須の携帯品である。ゆえに、免許証やイグニッションキー、財布にそれぞれ無線式ICタグを取り付けて、これらを同時に携帯していなければ上記起動ロックを解除できなくすることはごく自然のことである。
また、たとえばユーザが普段から平日は車で駅まで行き、駅からは定期券を使って電車通勤する習慣があるとする。ユーザにとって平日に出勤するとき、定期券は必ず携帯するべきものであるため、定期券入れに無線式ICタグを取り付け、免許証やイグニッションキー、財布のほかにこの定期券入れを携帯していなければ起動ロックを解除できなくすることもごく自然なことである。しかしこのようにすると、定期券は休日に車で買い物に出かけるときには必ずしも必要ではなく、免許証、イグニッションキー、財布があれば事足りるにもかかわらず、休日に車で買い物に出かけるときにわざわざ定期券入れを携帯しなければ起動ロックを解除できなくなる。このため、全ての日用品をいつも所有する必要があり、ユーザにとって非常に不便な状況が発生してしまう。
本発明は上記に例示する状況から生ずる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、後付けされた、盗難抑止のための起動ロックが行える車載装置であって、前記起動ロックの解除がユーザの所持する日用携帯品によってなされるものにおいて、ユーザの利便性を高めつつ、前記起動ロックの解除を行うことのできる車載装置用盗難抑止システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の車載装置用盗難抑止システムは、車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、前記起動禁止解除装置は、複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、一方、前記車載装置は、前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、前記複数の解除装置側記憶手段それぞれには、固有の情報である個別情報が記憶されており、前記個別情報は前記無線通信手段による無線通信により前記IDコードとともに前記車載装置に送信され、一方、前記車載装置側記憶手段には、前記複数ある起動禁止解除装置の全ての個別情報が、前記日用携帯品と関連付けて記憶されており、前記車載装置は、前記無線通信により取得した個別情報と前記車載装置側記憶手段に記憶された個別情報とに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置の個別情報に関連付けられた前記日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、を特徴とする
また、請求項2に記載の車載装置用盗難抑止システムは、車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、前記起動禁止解除装置は、複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、一方、前記車載装置は、前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、前記複数の解除装置側記憶手段それぞれには、固有の情報である個別情報が記憶されており、前記個別情報は前記無線通信手段による無線通信により前記IDコードとともに前記車載装置に送信され、一方前記車載装置側記憶手段には、前記複数ある起動禁止解除装置の全ての個別情報が、前記日用携帯品と関連付けて記憶されており、前記車載装置は、前記無線通信により取得した個別情報と前記車載装置側記憶手段に記憶された個別情報とに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置以外の起動禁止解除装置の個別情報に関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、を特徴とする。
このように構成することで、車載装置の起動禁止解除を、ユーザが日用携帯品を所持することによって行うことができ、かつ、複数ある日用携帯品のうち、いずれか一つでも所持していれば前記解除が可能となるので、解除装置の所持し忘れを抑止しつつ、一方でユーザに対して解除装置を所持する負担を軽減することができる。
また、このように解除装置(起動禁止解除装置)の一つ一つに固有の情報である個別情報(製造番号)と、前記解除装置が取り付けられているまたは取り付けられるべき日用携帯品とを関連付け、前記個別情報に基づいて解除装置を識別することで、その解除装置に関連付けられたユーザの日用携帯品の情報(所持状況)を報知する。こうすればユーザは解除装置を取り付けた日用携帯品のうち何を所持していて何を所持していないかを理解することが可能となり、車載装置の盗難抑止効果に加え、忘れ物を抑止するという効果も発揮できる。
また、請求項3に記載の車載装置用盗難抑止システムは、請求項1乃至2のいずれかに記載の車載装置用盗難抑止システムにおいて、前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されていること、を特徴とする。
このように、IDコードが各解除装置によって異なり、このIDコードが前記日用携帯品と関連付けられていてもよい。
請求項4に記載の車載装置用盗難抑止システムは、車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、前記起動禁止解除装置は、複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、一方、前記車載装置は、前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されており、前記車載装置は、前記取得したIDコードと照合用IDコードとに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置のIDコードに関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、を特徴とし、請求項5に記載の車載装置用盗難抑止システムは、車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、前記起動禁止解除装置は、複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、一方、前記車載装置は、前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されており、前記車載装置は、前記取得したIDコードと照合用IDコードとに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置以外の起動禁止解除装置のIDコードに関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、を特徴とする。
たとえば上記請求項1請求項2のいずれかに記載の発明では、起動禁止解除のためのIDコードが単一であるならば、解除装置(起動禁止解除装置)を識別するのに個別情報(製造番号)を必ず利用しなければならない。しかしIDコードが単一でなく、起動禁止解除装置それぞれで異なっておりそのコードに基づいて、解除装置の区別を行えば、車載装置側と起動禁止解除装置側で個別情報を保持しておく必要はなくなる。
ここで本発明がカーナビゲーション装置(以下ナビゲーション装置とも称する)に対して適用された一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の前提として、カーナビゲーション装置には、起動ロックを解除することのできる複数個の無線式ICタグの、全ての製造番号(それぞれに固有の番号)と起動ロック解除のための認証に用いられるIDコード(共通)が予め記憶されている。一方前記各無線式ICタグにはそれぞれに固有の製造番号と前記IDコードが予め記憶されている。すなわち特定のカーナビゲーション装置の起動ロックを解除できるのは、複数ではあるが、特定の無線式ICタグのみであり、これら装置およびタグは一対のものとして製造され、ユーザによって購入されるのである。
上記前提に立ち、本実施形態の概要は、まずユーザが前記複数個の無線式ICタグを、これから取り付けるべき日用携帯品と前記製造番号とをそれぞれ関連付けてカーナビゲーション装置に登録しておき、そのうえで前記日用携帯品に取り付ける。一方カーナビゲーション装置は、起動ロック解除のため、無線式ICタグとのIDコード照合を行う際、前記登録した複数ある無線式ICタグのうち、一つでもIDコード照合が成功すれば、起動ロックが解除される。そしてさらに、前記登録したタグの製造番号に関連付けられた日用携帯品についての情報を、ユーザに対して報知するというものである。なおIDコードの照合では、無線式ICタグに記憶されたIDコードとカーナビゲーション装置に記憶されたIDコードの一致をもって照合成功(以後、認証成功とも言う)となる。そして認証成功をもって起動ロックが解除される。以下、詳細を説明する。
[構成の説明]
図1は、車載装置用盗難抑止システムの概略を示したブロック図である。車載装置用盗難抑止システム100は大きくは盗難抑止のための起動ロック機能を有するナビゲーション装置10、ナビゲーション装置10と無線通信により前記起動ロックを解除するための複数の無線式ICタグ20、無線式ICタグ20を取り付けたユーザの日用携帯品30(たとえば免許証やイグニッションキーのキーホルダー、財布など)からなる。無線式ICタグ20は日用携帯品30に対して取り付けや取り外しが可能であり、この行為はユーザによってなされる。そして無線式ICタグ20は日用携帯品30に対して1つずつ取り付けられるものとする。ゆえに図には示されていないものの、日用携帯品30にはそれぞれ異なる製造番号と共通のIDコードとを持つ無線式ICタグ20が1つずつ取り付けられている。
ナビゲーション装置10は、車両の現在位置情報を検出するための位置検出器11、地図データなどを格納し、また格納されたデータを読み出すHDD(Hard Disk Drive)装置12、ユーザからの操作指示を受け付けるための操作部13、ユーザに地図表示などの表示を提供するための表示部14、マイクやスピーカ、音声認識装置からなり、ユーザの音声による指示を受付け、また音声報知を行うための音声入出力器(不図示)、無線式ICタグとの無線通信を行うための通信部15、制御部16が接続されて構成されている。
位置検出器11は車両の走行距離を算出するための車速を検出する車速センサ、車両の回転量を検出するジャイロスコープ、人口衛星からの電波を受信し、車両の緯度経度情報を得るGPS(Global Positioning System)受信機(いずれも不図示)から構成され、車両の現在位置情報を検出する。
HDD装置12は、上記の地図データのほかに、アイコンデータを格納している。このアイコンデータはユーザの日用携帯品30を象徴的に示したものを含んでいる。象徴的にというのは、そのアイコンの容態を一瞥すれば、それが示す日用携帯品30をだれもが簡単に理解あるいは想起できるという意味である。たとえばイグニッションキーを象徴的に示すアイコンデータによるアイコンを一瞥すればそれがイグニッションキーであるということが瞬時に判断できるものである。そしてこのアイコンデータは後述する無線式ICタグの登録設定動作において活用される。
操作部13は、インストルメンタルパネルに配置されたメカニカルなタッチスイッチ群や、表示部14と一体となったタッチスイッチ群である。ユーザはこれらを利用し、制御部18に対して指示を送ることによって、カーナビゲーション装置10に前記指示に基づいた動作を行わせることができる。
表示部14は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、タッチパネルを採用することで、操作部13の一部と一体に構成され、ユーザに対して地図データ、アイコンデータやその他のデータの表示や報知を行うほか、ユーザからの指示を受け付ける。
通信部15は、詳しくは電波送信部15aと電波受信部15bからなる。まず電波送信部15aは、図示しない電磁界発生装置を内蔵し、制御部16からの指示に応じて無線式ICタグ20に対しての呼び出し信号を含む電磁界を発生させる。そして、この信号を受信した無線式ICタグ20が返す応答信号を電波受信部15bにて受信し、その信号を制御部16へと送る。
制御部16はCPU(Central Processing Unit)に、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリが接続されたマイクロコンピュータを主体として構成されており、ナビゲーション装置10の動作制御はもちろんのこと、ナビゲーション装置10の起動ロックを作動させたり、そのロックをIDコード認証により解除するといった動作を行う。ROMには起動ロックを解除する際、無線式ICタグ20より取得したIDコードを照合するためのIDコードや、取得先の無線式ICタグを特定するため、無線式ICタグの製造番号が前記IDコードと対になって格納されている。
次に、無線式ICタグ20は、固有の製造番号が表面に印刷され、ユーザが視認できるようになっており、IDコードと自身の製造番号を記憶する不揮発性メモリ21、ナビゲーション装置10との間で無線通信を行うための送受信部22、これらを制御するタグ側制御部23、そして21乃至23の各エレメントに給電を行うためのコイル24が内蔵されている。この無線通信と給電の仕組みは以下のようになっている、まずユーザによる車両の駆動源(イグニッション)の始動あるいはナビゲーション装置10を駆動させるための電源スイッチ操作をきっかけとして、ナビゲーション装置10が、通信部15に指示し、呼び出し信号を含む電磁界を発生させる。ここで念のため、車両の駆動源の始動をきっかけとして動作する場合は、ナビゲーション装置10が車両に取り付けられて(車両のバッテリとの接続がなされて)おり、駆動源の始動と同時にナビゲーション装置10も始動するようになっている状態が前提であり、ユーザによる電源スイッチ操作をきっかけとする場合は、車両に取り付けられている状態か、ナビゲーション装置10が単独で始動する(スタンドアローンの)状態が前提である。
さて、発生した電磁界に無線式ICタグ20が入ると、コイル24に誘導起電力が発生し、各エレメントに給電が行われる。給電された無線式ICタグ20では、タグ側制御部23が給電と同時にナビゲーション装置10からの呼び出し信号を、送受信部22を介して受信する。またこれを受けてメモリ21内に記憶されたIDコードと製造番号を読み出してそれらを含む応答信号を作成し、送受信部22を介してナビゲーション装置10に送信する。
そして本実施形態では無線式ICタグ20として、RFID(Radio Frequency IDentification)タグを用いる。RFIDタグは小型で薄く、日用携帯品30に取り付けるための加工が容易に可能である。
[動作の説明]
次に、本発明に係わる制御部16の、無線式ICタグの登録設定動作について、図2に示すフローチャートおよび図3、図4を参照しつつ説明する。
この動作は、ユーザが日用携帯品30に取り付けるべき無線式ICタグ20を、その製造番号に基づいて前記日用携帯品30と関連付けてナビゲーション装置10に登録する時のものである。またこの動作は、起動ロック解除のためのIDコード認証時に、複数ある無線式ICタグ20のうち、どのタグがどの日用携帯品30に関連付けられているのかを、ナビゲーション装置10が判断する動作(図5を用いて後述する)のために必要である。
フローチャートの動作開始のきっかけはユーザが車両の駆動源を始動したかあるいは、ナビゲーション装置10を駆動させるために電源スイッチを操作した場合である。
これをうけて制御部16は動作を開始する。まずステップS200は、ユーザに対して、ICタグの登録設定を行うか、またはICタグの登録設定を行わず、ナビゲーション装置10の起動認証を行うかの選択を促すステップである。具体的には制御部16はたとえば図3に示すように、表示部14に「ICタグの登録設定をしますか?」というような問いかけの表示3aまたは音声入出力器に指示して音声による報知を行わせる。ユーザが登録設定をする旨の指示(たとえばボタン3bを押下する)を行う(ステップS200:yes)と、動作をステップS210に進め、逆に登録設定をせずに、起動させる旨の指示を行う(ステップS200:no)場合には、起動ロックを解除させる動作(これについては図5を用いて後述する)に移行する。
次にステップS210は起動ロックを解除できる無線式ICタグ20を検出するステップである。そのために制御部16は、まず通信部15に指示して無線式ICタグ20との無線通信により、IDコードおよび製造番号を取得する。そしてROMに記憶されているIDコードおよび製造番号との照合により、起動ロックを解除できる無線式ICタグ20を検出する。この検出動作は所定時間(たとえば数秒程度)の間行われる。その後、動作はステップS220に移行する。
ステップS220は、該当する(起動ロックを解除できる)無線式ICタグ20が検出されたか否かを判断するステップであり、前ステップS210にて1つ以上検出した(ステップS220:yes)場合にはステップS230に進む。逆に検出できなかった場合にはステップS221に進み、表示部14にたとえば「ICタグが見つかりません」というようなエラーメッセージを表示し、始動を停止する(動作終了)。
ステップS230では、制御部16は検出した全ての無線式ICタグ20の製造番号を表示部14に表示し、ユーザにどの無線式ICタグ20を設定するかの選択を促すステップである。図4はその一例を示す図である。ユーザは無線式ICタグ表面に印刷された製造番号を視認し、視認した番号と画面表示(4c)に基づいて設定したいタグを選択する(たとえばボタン4bにより指示する)。
ステップS231はステップS230をうけて、ユーザが無線式ICタグ20を選択指示したか否かを判断するステップである。選択指示が行われない(ステップS231:no)うちはステップS230に戻り、選択指示が行われた(ステップS231:yes)時にはステップS240に進む。
ステップS240は選択された無線式ICタグ20を、それが取り付けられるべき日用携帯品30に関連付けてナビゲーション装置10に登録するためのステップである。具体的には、無線式ICタグ20の製造番号と、HDD装置12に記憶された前記日用携帯品30を象徴的に示すアイコンデータとを関連させる。そのために、制御部16は表示部14にユーザが選択するべきアイコンのリストを表示し、音声や画面表示により選択を促す。これにより、ユーザはタグを取り付けるべき日用携帯品30に関連したアイコンを選択することができる。たとえばタグを財布に取り付けたい場合には財布を示すアイコンを選択することができる。
ステップS241は、ユーザによるアイコンの選択が行われたか否かを判断するステップである。選択が行われない(ステップS241:no)うちはステップS240に戻り、選択が行われた(ステップS241:yes)時にはステップS250に進む。
ステップS250では、制御部16は選択された無線式ICタグ20の製造番号と、それに関連付けて選択されたアイコンデータとを対応させ、その対応関係をROMに保存し、ステップS260に進む。対応関係の保存先はROMではなくHDD装置12であってもよい。
ステップS260は登録設定を続行するか否かをユーザに問うステップである。ステップS250までで、無線式ICタグ20の登録設定は完了するが、ここでいう登録設定の続行とは、未登録の新たな無線式ICタグ20についてユーザが選択し、アイコンを関連付ける上記一連の動作のことである。ユーザが新たなタグについて登録する旨の指示を行う(ステップS260:yes)場合にはステップS210に戻り、逆に登録動作を続行しない旨の指示を行う(ステップS260:no)場合には、ステップS270に進む。
ステップS270はユーザに登録処理を終了し、ナビゲーション装置の起動を行うか否かを問うステップである。起動を行う旨の指示があった(ステップS270:yes)場合は起動認証動作(後述)へと移行し、起動を行わない旨の指示があった場合には始動を停止して(電源を切って)動作を終了する。
上記のように無線式ICタグ20を登録しておき、その後ユーザは無線式ICタグ20を取り付けるべき日用携帯品30に取り付ければ、ユーザは起動ロックを解除する鍵の役割を日用携帯品30に持たせることができると同時に、前記日用携帯品30をアイコンと対応させてナビゲーション装置10に登録することができる。
なお、ユーザがパスワードを操作部13により入力し、製造番号を指定することによって、特定の無線式ICタグのIDコードを無効とするように構成するのが好ましい。これはもしユーザが前記ICタグそのものや、前記ICタグが取り付けられた日用携帯品30を紛失した場合にそれを窃盗犯が拾得し、起動ロックを解除してしまうのを防ぐためである。
次に、本発明に係わるナビゲーション装置10の制御部16の、ナビゲーション装置10の起動ロック解除の動作について図5に示すフローチャートをもとに説明する。
この動作は、起動ロック解除のためのIDコード認証時に、複数ある無線式ICタグ20のうち、どのタグがどの日用携帯品30に関連付けられているのかを、ナビゲーション装置10が判断する動作である。具体的には、上記の図2に示すフローチャートの動作で登録設定された日用携帯品30により起動ロックを解除する際、どの日用携帯品30によって起動ロック解除のためのIDコード認証が行われ、どの日用携帯品30によって認証が行われなかったのかを判断し、その判断に基づいて、ユーザの日用携帯品30の所持状況(何を所持していて何を所持していないか)を報知するというものである。
そしてこの動作をより具体的に説明するために、以下ではユーザが図2に示す動作によってナビゲーション装置10に無線式ICタグ20を登録設定する際に、たとえば免許証、携帯電話、財布、定期券を示すアイコンデータと無線式ICタグ20をそれぞれナビゲーション装置10に対応させて登録しておき、その無線式ICタグ20を実際の免許証、携帯電話、財布、定期券入れに取り付けておいたとする。
さて図5に示すフローチャートの動作開始のきっかけは、図2に示すフローチャートのステップS200がnoである場合か、ステップS270がyesである場合である。これをうけて制御部16は動作をステップS500に移行させる。ステップS500では、起動ロックを解除できる無線式ICタグ20を検出するステップであるが、このステップは図2のステップS210と同一の動作であるので説明は省く。
続くステップS510では、起動ロックを解除できるICタグが一つ以上検出できたか否かを判定する。そして一つでも検出できた(ステップS510:yes)場合には起動ロックを解除する(ステップS520)が、検出できなかった(ステップS510:no)場合にはステップS511に進む。
このようにすることで、ユーザは登録した無線式ICタグ20を取り付けた日用携帯品30のうち、どれか一つでも所持していれば、ナビゲーション装置10の起動ロックを解除することができる。そして、日用携帯品であるがゆえに全てを所持し忘れるという可能性が低く、所持し忘れにより起動ロックを解除できないという事態を低減する効果も期待できる。そしてユーザは日用携帯品全てを所持する必要がないので煩わしさもない。
さて、ステップS520をうけて制御部16は動作をステップS530へと移行する。
ステップS530は、図2に示す動作にて登録された無線式ICタグ20のうち、ナビゲーション装置10が起動ロック解除のためのIDコードを取得しなかったタグがあるか否かを判断するステップである。具体的には、制御部16はHDD装置12に記憶されたアイコンデータとタグの製造番号との対応関係を参照して、登録設定された無線式ICタグ20の製造番号を特定する。そして、起動ロック解除のためのIDコード認証時に、全ての無線式ICタグ20から取得した製造番号と、前記登録された全ての無線式ICタグ20の製造番号を照合する。
そしてもし登録された(ROMに記憶された)製造番号の中に、取得した製造番号にないものがある(ステップS530:yes)場合、すなわちIDコード認証時に登録されたタグが全てそろっていなかった場合、ユーザが登録した日用携帯品30のうち、所持していないもの(忘れ物)があると判断してステップS540に進む。
ステップS540はユーザが所持していない日用携帯品30をアイコン表示によってユーザに報知するステップである。より詳しくは、IDコード認証時に取得した無線式ICタグ20の製造番号に含まれていない、登録された無線式ICタグ20の製造番号を特定し、その番号に対応付けられているアイコンデータを表示部14に表示する。
ここで図6にその一例を示す。ユーザが免許証、携帯電話、財布、定期券を示すアイコンデータと無線式ICタグ20をそれぞれナビゲーション装置10に対応させて登録しておき、その無線式ICタグ20を実際の免許証、携帯電話、財布、定期券に取り付けておいたという前提で、免許証のみを所持し、他のものを所持せずにナビゲーション装置10を起動させた場合には、図6に示すように、所持していない、携帯電話、財布、定期券がアイコンで表示される(表示6a)。
このことにより、ユーザは所持していないもの(忘れ物)があること、そして何を持っていない(忘れた)のかを知ることができる。そしてこの表示による報知は音声を伴ってもかまわないが、一定時間経過した後は表示(図6では表示6a)や音声を消去することが好適である。忘れ物があった場合でもそれが必須のものでなかったときや、ユーザが意図的に所持しないようにした場合には、これらの報知はユーザにとってかえって煩わしいものだからである。
もちろんユーザが所持しているもの(ここではたとえば、免許証)を持っている旨の報知をしてもかまわない。こうすればユーザは携帯品の所持状況をより明確に知ることができる。
逆にもし取得した製造番号に、登録された全ての製造番号が含まれている(ステップS530:no)場合には、ユーザが登録した日用携帯品30を全て所持していると判断し、ステップS550に移行し通常のナビゲーション装置10の動作を行わせる。このとき、表示部14に「忘れ物はありません」などの表示をすると好ましい。なお、ユーザによる車両の駆動源の停止あるいはナビゲーション装置10を停止させる旨の電源スイッチ操作によりフローチャートの動作は終了する。
一方、ステップS510で起動ロックを解除できる無線式ICタグ20が検出できなかったことをうけて、ステップS511に進んだ制御部16は、表示部14にIDコードの認証ができなかった旨のエラーメッセージを表示し、ユーザに再度認証を行うか否かを問い合わせる。
そして、再認証を行う旨の指示がなされた(ステップS512:yes)場合にはステップS500に戻り、逆に再認証を行う旨の指示がなされなかった(ステップS512:no)場合にはステップS513に進む。
ステップS513では、ナビゲーション装置10の起動ロックが解除できず、使用不可能である旨の警告メッセージを表示部14に表示し、ナビゲーション装置10を停止させるための操作を待って動作を終了する。なお、再び始動した場合、表示部14には前記警告メッセージが起動の度に表示されるようにするとよい。このようにすることで、窃盗犯から見れば、ナビゲーション装置10を窃盗し、それを中古品として換金しようとしても、この警告メッセージ表示のために盗品であることを疑われて換金を断わられる恐れがある。ゆえに窃盗を諦めるなど、結果として盗難抑止効果が期待できる。
[第2の実施形態]
上記実施形態では、ナビゲーション装置10の起動ロックが解除できる複数の無線式ICタグ20のうち、どれか一つでも所持していれば起動ロックが解除できた。しかし、場合によっては前記複数の無線式ICタグ20のうち、いずれか1つあるいは特定の組み合わせをユーザが指定して、指定したタグを所持しなければ起動ロックが解除できないようにすることも当然可能である。
具体的には、図2に示すフローチャートにおいて、ステップS250にてタグの製造番号とアイコンを対応付けたのち、ユーザに対して、起動認証を行うときに、特定のタグ(あるいは組み合わせ)を指定するか否かを問う動作を行えばよい。そして、ユーザからの指示があればそれを記憶してステップS260に進み、なければそのままステップS260に進むようにする。
次いで、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS500の認証可能なタグを検出する動作のあと前記ユーザからの指示があったか否かを検出する動作を行えばよい。そして指示があった場合には指示通りのタグがあるか否かでステップS510の分岐を行うようにする。逆になければ通常のステップS510の動作を行うようにする。
このようにすれば以下の効果が期待できる。たとえばユーザが普段から平日は車で駅まで行き、駅からは定期券を使って電車通勤する習慣があるとする。そして(免許証やイグニッションキーは当然所持するという前提のもとに、)事前に出勤時の必須の持ち物となる、定期券を忘れないように、登録設定した無線式ICタグ20を定期券入れに取り付けたとする。すなわちナビゲーション装置10には定期券を示すアイコンデータと、無線式ICタグ20のそれぞれの製造番号が対応付けられているものとする。
そして定期券入れを所持しなければナビゲーション装置10が動作しないように操作部13により指定しておくことで、ナビゲーション装置10の盗難抑止はもちろん、出勤時に所持していくべき必須の携帯品(ここでは定期券)を忘れることを抑止できる。
以上のようにすれば、車載装置の盗難を抑止するシステムにおいて、盗難抑止効果と、ユーザの車載装置を使用する際の利便性確保が両立できる。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、ナビゲーション装置10の制御部16のROMに、起動ロック解除可能な無線式ICタグ20の全ての製造番号と共通単一のIDコードが予め格納されており、一方で無線式ICタグ20にも自身固有の製造番号と前記IDコードが予め登録されているという前提で説明した。しかし、起動ロック解除のためのIDコードが前記全ての無線式ICタグ20においてそれぞれ異なっていてもよい。つまり、前記ROMには起動ロック解除可能な無線式ICタグ20の全てのIDコード(それぞれのタグに固有のIDコード)が格納されており、一方で無線式ICタグ20にも自身固有のIDコードが予め登録されていてもよい。
このことで上記実施形態と異なるのは、制御部16の動作のうち、図2に示すタグの登録設定動作あるいは図5に示す起動認証動作の一部である。具体的には、ステップS210あるいはステップS500にて制御部16が、無線式ICタグ20から取得したIDコードをROMに記憶された複数種類のIDコードをもとに照合し、特定する。それ以外の動作は上記実施形態と同一である。
このようにすれば、無線式ICタグ20をナビゲーション装置10側で特定するための製造番号(個別情報)をナビゲーション装置10側と無線式ICタグ20側で予め保持しておく必要がない。またユーザの視認のために、無線式ICタグ20の表面に製造番号を印刷しておく必要もない。
また、起動ロック解除のためのIDコードはナビゲーション装置10のROMには予め格納されているが、一方で無線式ICタグ20には予め登録されてはいないようにしてもよい。この際には、初期設定で、ナビゲーション装置10は無線式ICタグ20に対して前記IDコードを無線通信により送り、それを登録させることになる。これにより、任意の無線式ICタグ20を起動ロック解除のための鍵として登録することができる。このとき第1、第2の実施形態に適用できるように、ICタグには製造番号のみ登録されていて、IDコードを上記の初期設定で登録させるようにすることも可能であるし、直近の実施形態に適用できるように、ナビゲーション装置10が予め複数種類のIDコードを保持していて、各ICタグにこの複数種類のIDコードをそれぞれ割り振って登録させるようにすることも可能である。なお、セキュリティ上の観点から、初期設定を行うにはパスワード入力を必要とするようにするのが好ましい。窃盗犯が任意のICタグを鍵として設定してしまうことを防止するためである。
本発明は上記実施形態に限らず、様々な形態を採りうる。たとえば、1台の車を家族で共有する場合などでは、同一の種類の日用携帯品30でも持ち主が異なる場合がある。たとえば携帯電話でも父親のものと息子のもの、娘のものでは異なる。図2に示すフローチャートでは、ICタグの製造番号によりナビゲーション装置10ではこれらを区別しているが、携帯電話を示すアイコンデータが一種類しかないと、図5に示すナビゲーション装置10の起動時に、ユーザから見ればそれ(携帯電話を示すアイコンデータ)が忘れ物として表示されてもだれの携帯電話なのか判別できない。そこで、アイコンデータを複数組み合わせて登録するようにしてもよい。たとえば携帯電話を示すアイコンデータと似顔絵を示すアイコンデータを組み合わせて製造番号と対応させて登録しておくなどである。
また、ユーザ単位で日用携帯品30の所持状況を報知するようにしてもよい。これは、ユーザが複数人で一緒に車に乗り込んだときに有効である。
また上記実施形態にて採用したナビゲーション装置だけでなく、カーオーディオ装置に対しても同様に本発明は適用可能である。
本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの概略を示すブロック図である。 本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの動作を示す一例である。 本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの動作を示す一例である。 本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、車載装置用防犯抑止システムの動作を示す一例である。
符号の説明
100・・・車載装置用防犯抑止システム
10・・・ナビゲーション装置
20・・・無線式ICタグ
30・・・日用携帯品

Claims (5)

  1. 車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、
    前記起動禁止解除装置は、
    複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、
    それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、
    一方、前記車載装置は、
    前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、
    前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、
    前記複数の解除装置側記憶手段それぞれには、固有の情報である個別情報が記憶されており、前記個別情報は前記無線通信手段による無線通信により前記IDコードとともに前記車載装置に送信され、
    一方、前記車載装置側記憶手段には、前記複数ある起動禁止解除装置の全ての個別情報が、前記日用携帯品と関連付けて記憶されており、
    前記車載装置は、前記無線通信により取得した個別情報と前記車載装置側記憶手段に記憶された個別情報とに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置の個別情報に関連付けられた前記日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、
    を特徴とする車載装置用盗難抑止システム。
  2. 車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、
    前記起動禁止解除装置は、
    複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、
    それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、
    一方、前記車載装置は、
    前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、
    前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、
    前記複数の解除装置側記憶手段それぞれには、固有の情報である個別情報が記憶されており、前記個別情報は前記無線通信手段による無線通信により前記IDコードとともに前記車載装置に送信され、
    一方前記車載装置側記憶手段には、前記複数ある起動禁止解除装置の全ての個別情報が、前記日用携帯品と関連付けて記憶されており、
    前記車載装置は、前記無線通信により取得した個別情報と前記車載装置側記憶手段に記憶された個別情報とに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置以外の起動禁止解除装置の個別情報に関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、
    を特徴とする車載装置用盗難抑止システム。
  3. 前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されていること、
    を特徴とする請求項1乃至2いずれかに記載の車載装置用盗難抑止システム。
  4. 車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、
    前記起動禁止解除装置は、
    複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、
    それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、
    一方、前記車載装置は、
    前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、
    前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、
    前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されており、
    前記車載装置は、前記取得したIDコードと照合用IDコードとに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置のIDコードに関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、
    を特徴とする車載装置用盗難抑止システム。
  5. 車両に着脱可能に構成された車載装置を有し、前記車載装置は、盗難抑止のために起動の禁止が行われるとともに、前記起動禁止を起動禁止解除装置にて解除されるようになっており、
    前記起動禁止解除装置は、
    複数あってそれぞれがユーザの所持する日用携帯品に取り付けられており、
    それぞれの前記起動禁止解除装置は、前記解除のためのIDコードを記憶する解除装置側記憶手段、前記IDコードを無線通信により車載装置へ送信する無線通信手段、これらを制御する制御手段を備え、
    一方、前記車載装置は、
    前記IDコードを前記無線通信手段との無線通信により取得する情報取得手段、前記情報取得手段により取得したIDコードを照合するための照合用IDコードを記憶する車載装置側記憶手段、前記IDコードと照合用IDコードとの照合を行う照合手段を備え、
    前記車載装置が、前記複数ある起動禁止解除装置のうち少なくとも一の装置からIDコードを取得し、前記照合手段による照合が成功すれば、前記車載装置の起動禁止が解除されるものであって、
    前記IDコードおよび照合用IDコードは前記複数ある起動禁止解除装置のそれぞれに固有のコードであって、前記照合用IDコードは前記日用携帯品と関連付けられて車載装置側記憶手段に記憶されており、
    前記車載装置は、前記取得したIDコードと照合用IDコードとに基づいて、起動禁止解除のためのIDコードを取得した取得先の起動禁止解除装置を特定し、前記特定した起動禁止解除装置以外の起動禁止解除装置のIDコードに関連付けられた日用携帯品の情報をユーザに対して報知すること、
    を特徴とする車載装置用盗難抑止システム。
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