JP3502313B2 - 車載オーディオ装置およびその操作方法 - Google Patents

車載オーディオ装置およびその操作方法

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JP3502313B2 JP36413099A JP36413099A JP3502313B2 JP 3502313 B2 JP3502313 B2 JP 3502313B2 JP 36413099 A JP36413099 A JP 36413099A JP 36413099 A JP36413099 A JP 36413099A JP 3502313 B2 JP3502313 B2 JP 3502313B2
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幸男 橘
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載オーディオ装置
およびその操作方法に関し、特に携帯電話機との連動に
より盗難防止機能を実現する車載オーディオ装置および
その操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載オーディオ装置などの車載用
電子機器の盗難防止機能については、例えば特開平11
−227534号公報等に記載されている。
【0003】図4はかかる従来の一例を示す車載オーデ
ィオ装置の斜視図である。図4に示すように、この車載
オーディオ装置は、装置本体20の前面に、起動用ディ
スク22を挿入するディスク挿入部26と、各種メッセ
ージを表示するディスプレイ部27と、リモコン装置2
1からの信号を受光する受光部28と、本体20を操作
するための操作部29とを形成している。また、背面側
には常時電源系の端子(以下、常時電源系と称す)2
3,アクセサリ電源系の端子(以下、アクセサリ電源系
と称す)24の他に、スピーカ25A,25Bとの接続
配線が設けられている。
【0004】かかる車載オーディオ装置本体20の盗難
防止にあたっては、機器固有の識別情報と合致させる解
除信号を出力するための盗難防止解除手段、すなわち起
動用ディスク22あるいは遠隔制御用のリモコン装置2
1が用いられている。
【0005】図5は図4における車載オーディオ装置の
ブロック回路図である。図5に示すように、この車載オ
ーディオ装置本体20はリモコン装置21による盗難防
止の解除の例を示しており、その主要回路部はバッテリ
ー10にイグニッション・キー11を介してアクセサリ
電源系24に接続されるマイコン30と、マイコン30
に接続される操作部29と、リモコン装置21からのリ
モコン信号を受ける受光部28と、同様にマイコン30
に接続されるディスプレイ部27,メモリ33およびデ
ィスク駆動部31と、このディスク駆動部31からの信
号を増幅しスピーカ25に音声出力するパワーアンプ3
2とで構成されている。特に、メモリ33には、上述し
た機器固有の識別情報を記憶している。なお、常時電源
系23については、盗難防止動作とは関係なく、通常の
オーディオ機器として動作させる電源系であるため、説
明を省略している。
【0006】図6は図4における装置本体の盗難防止動
作フロー図である。図6に示すように、車載オーディオ
装置の盗難防止にあたっては、ステップSP1で機器が
接続され、アクセサリ電源が供給されると、ステップS
P2において、メッセージが表示されたり、あるいは音
声による発生が行なわれる。
【0007】ついで、ステップSP3において、電源供
給後に動作禁止解除手段としてのリモコン装置21によ
る解除信号あるいは起動用信号が記録されたディスク媒
体22による解除信号を受信した後、ステップSP4に
おいて、車載オーディオ本体20のメモリ33に記憶さ
れている識別情報と照合する。
【0008】この照合動作の後、判定ステップSP5に
おいて、合致していれば通常動作を行なう。すなわち、
車載オーディオ装置20は、通常の動作モードとなり、
オーディオ機器としての全機能が動作する。一方、判定
ステップSP5において、不一致であれば、ステップS
P7において、メッセージ表示を行なったり、「アクセ
ス権が拒否されました」等の発生を行い、しかる後、ス
テップSP2へ戻り、再度の信号受信に備える。
【0009】ここで、ステップSP6において通常の動
作モードが終了した後、盗難に遭って別の車に設置され
たときなどには、常時電源供給が一定時間断れた状態が
続くため、ステップSP1の接続・電源供給を待つ状態
に戻る。かかる状態になったときには、識別情報が解ら
ない限り、車載オーディオ機器として機能しないことに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車載オ
ーディオ装置およびその操作方法は、解除信号を含んだ
信号を発生する遠隔装置すなわちリモコンや解除信号を
含むディスク媒体が必要なため、常にこれらを用意しな
いと、使用できないという欠点がある。
【0011】また、この車載オーディオ装置は、解除信
号として、ディスクのTOC(テーブル・オブ・コンテ
ンツ)情報、任意に設定する暗証番号、音声認識情報、
キーレスエントリ情報のうち、少なくとも一つを設定す
るため、解除信号を設定する場合に、ユーザが設定に対
する何らかの操作を必要としており、したがって操作が
わずらわしく、設定した内容を覚えておかなければ使用
できないという欠点がある。
【0012】さらに、かかるオーディオ装置は、盗難防
止としての解除信号のみをメモリに記憶しており、ユー
ザ毎の操作情報は記憶されていないため、複数ユーザが
使用する場合には、オーディオ機能を所定のモードでし
か使用できず、操作性がきわめて悪くなるという欠点が
ある。
【0013】本発明の目的は、より一層盗難防止機能を
向上させるとともに、遠隔装置やディスク媒体などの専
用の解除信号発生機器の廃止と、ユーザの解除設定操作
の簡略化と、複数のユーザの機器使用における操作性の
向上とを実現することのできる車載オーディオ装置およ
びその盗難防止方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の車載オーディオ
装置は、イグニッション・キーの操作により駆動される
マイコンと、携帯電話機を前記マイコンに接続するため
の携帯電話インターフェース部と、前記マイコンに接続
され、前記携帯電話機毎の設定情報および前記携帯電話
機の操作者毎の設定情報を対にして記憶するメモリとを
有し、前記メモリに設定登録された携帯電話機が接続さ
れたときにのみ、前記携帯電話機毎の設定情報に基いて
オーディオ機能を有効とする一方、前記メモリに設定登
録されていない携帯電話機が接続されたときには、前記
オーディオ機能を禁止するように構成される。
【0015】また、本発明における前記メモリの前記携
帯電話機毎の設定情報は、携帯電話番号,パスワードお
よび登録されている電話番号を備えて形成される。
【0016】また、本発明における前記メモリの前記携
帯電話機の操作者毎の設定情報は、プリセットメモリ情
報,演奏モード,オーディオ設定情報およびその他の情
報によって形成される。
【0017】また、本発明における前記マイコンは、前
記インターフェース部を内蔵して形成することができ
る。
【0018】さらに、本発明の車載オーディオ装置の操
作方法は、車載オーディオ装置本体のマイコンにおい
て、電源供給の有無を判定し、供給されていない場合は
処理を終了するが、供給されている場合は、携帯電話機
の接続確認を行なうステップと、携帯電話機が接続され
たときにその携帯電話情報を読み込み、メモリの初期状
態を確認するステップと、前記メモリが初期の状態で
は、接続された携帯電話機情報を新規に書き込んで車載
オーディオ装置本体の操作を有効にする設定するステッ
プと、前記メモリが初期の状態にないときには前記メモ
リ内の最初の情報を読み込むステップと、前記メモリ内
全ての情報を読み込んだか否かを確認した後、全て読み
込んだ場合には操作を無効にするステップと、前記メモ
リ内の全ての情報を読み込んでいないときは、前記メモ
リ内の最初の情報の読み込みで読み込んだ情報および携
帯電話インターフェース部より読み込んだ情報を比較
し、異なる場合は前記メモリの呼び出しアドレスを更新
した後に再度メモリ内情報の読込の処理を行ない、合致
していた場合は前記メモリより呼び出した操作情報によ
り各種設定を行なって前記車載オーディオ装置本体の操
作を有効にし通常の動作状態とするステップと、前記通
常の動作状態とした後に再度電源供給を監視し、前記電
源供給がないときには処理を終了する一方、電源が供給
されている場合は現在接続されている携帯電話機を外す
とともに他の携帯電話機が接続されているか否かを監視
し、前記他の携帯電話機が接続されていないときは通常
動作を行なうが、他の携帯電話機が接続されているとき
は現在設定されている車載オーディオ装置本体の各種操
作情報を前記マイコンにより初めの携帯電話機の携帯電
話情報とともに記憶し、他の携帯電話機の情報を前記メ
モリに格納して他のユーザの操作を可能にするステップ
とを含んで構成される。
【0019】また、本発明の車載オーディオ装置の操作
方法における前記車載オーディオ装置本体は、初めに接
続される携帯電話機にマスタ権を与え、それ以降に接続
される携帯電話機は前記初めに接続される携帯電話機に
基いて設定登録を可能にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、盗難防止
機能をもつ車載オーディオ装置において、最初の電源供
給時に接続されている携帯電話機の電話番号やパスワー
ド等の情報をメモリに設定登録しておき、次に電源が供
給された時、接続されている携帯電話機の情報と設定登
録した情報とを比較し、それらが合致している場合にの
み、通常のオーディオ機能の動作を行うことができるよ
うにし、合致していない場合には通常動作を禁止するも
のである。しかも、本実施の形態においては、前記メモ
リに対し接続される携帯電話機毎、すなわち操作者毎に
オーディオ操作情報を記憶するようにしている。これら
により、盗難防止機能をより高めると同時に、複数ユー
ザに対する操作性を向上させている。
【0021】次に、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。図1は本発明の車載オーディオ装
置の一実施の形態を示すブロック構成図である。図1に
示すように、本実施の形態における車載オーディオ装置
は、装置本体1と、本体1の外部に形成し且つ接続ケー
ブル5を介して携帯電話機(A)6を接続するための接
続コネクタ4と、スピーカ17とを有し、常時バッテリ
ー10に接続される常時電源系12およびイグニッショ
ン・キー11を介して接続されるアクセサリ電源系13
のための端子を備えている。
【0022】この車載オーディオ本体1は、アンテナに
接続されるラジオ部14と、ディスク状記録媒体を読取
るためのディスク駆動部(CD部)15と、これらラジ
オ部14およびCD部15に接続され、それらの出力を
増幅してスピーカ17に出力するアンプ16と、プログ
ラム制御により動作するとともに、イグニッション・キ
ー11の操作により駆動されるマイコン2と、携帯電話
機6をマイコン2に接続するための携帯電話インターフ
ェース部3と、マイコン2に接続され、携帯電話機6毎
の設定情報や携帯電話機6の操作者毎の設定情報を対に
して記憶するEEPROMなどのメモリ7と、マイコン
2に接続され、オーディオ機能を操作するための操作部
8および所定の情報を表示するための表示部9とを備え
ている。なお、これら操作部8,表示部9,ラジオ部1
4,CD部15およびアンプ16などは、通常のオーデ
ィオ装置として備えているものと同様であり、またラジ
オ部14,CD部15はカセット装置の録音再生分をも
含むことは当然のことである。
【0023】かかる車載オーディオ装置本体1におい
て、常時電源系12及びアクセサリ電源系13により電
源が供給されると、マイコン2によりメモリ7の内容を
確認する。ここで、初期の状態である場合は、接続ケー
ブル5,接続コネクタ4により、接続されている携帯電
話機(A)6の電話番号,パスワード,登録されている
電話番号等の情報を、携帯電話インターフェース部3を
介し、マイコン2からメモリ7へ書き込む。また既に、
メモリ7に携帯電話情報が書き込まれている場合は、格
納されている携帯電話機の電話番号,パスワード,登録
されている電話番号等の情報と、接続ケーブル5,接続
コネクタ4により接続されている携帯電話機(A)6の
情報とを、マイコン2により比較する。その比較の結
果、合致している場合には、車載オーディオ装置として
の通常の動作を行なわせる。つまり、操作部8によるキ
ー入力等により、車載オーディオ装置本体1内にあるラ
ジオ部14,CD部15,アンプ16を制御し、ラジオ
放送や、音楽CDの状態を表示部9により表示するとと
もに、音をスピーカ17より出力し、ユーザの聴取を可
能にする。
【0024】しかし、メモリ7に格納されている情報と
接続されている携帯電話機(A)6の各種情報が合致し
ていない場合は、マイコン2により操作部8での操作を
禁止するだけでなく、表示部9には表示を行なわず、車
載オーディオ装置として機能しないようにしている。
【0025】また、登録されている携帯電話機と同一の
携帯電話機(A)6が接続され、通常動作を行なってい
る状態で、他の携帯電話機(B)18が接続された場合
は、携帯電話機(A)6の操作情報,ラジオプリセット
内容,CD演奏モード,オーディオ設定情報等をメモリ
7に記憶し、新たに接続された携帯電話機(B)18の
携帯電話番号,パスワード,登録されている電話番号な
どを記憶する。すなわち、携帯電話機(A)6がマスタ
ー機器として動作し、携帯電話機(B)18がスレーブ
機器として機能することになる。また、かかる携帯電話
機(B)18の情報が一度メモリ7に登録されると、携
帯電話機(A)6が接続されていないときでも、携帯電
話機(B)18だけを接続コネクタ4に接続するだけで
装置本体1を通常動作させることができる。なお、メモ
リ7に対する新規携帯電話機の登録権(マスター権)
は、携帯電話機(A)6のみに固定的に持たせることも
できるが、携帯電話機(A)6だけでなく、一度登録さ
れた携帯電話機(B)18等にも持たせることができ
る。
【0026】要するに、携帯電話機(A)6の情報とメ
モリ7の情報とが合致し、通常の動作を行なっている状
態で、現在接続されている携帯電話機(A)6が外され
且つ別の携帯電話機(B)18が接続されると、現在設
定されている車載オーディオ装置本体1の各種操作情報
は、マイコン2によりメモリ7の携帯電話機(A)6の
携帯電話情報とともに記憶される。その後、携帯電話機
(B)18の情報がメモリ7に格納され、操作部8,表
示部9により別のユーザが操作可能となり、ラジオ部1
4によるラジオ受信やCD部15によるCD演奏が行な
われる。
【0027】このようにして、本実施の形態では、オー
ディオ装置本体1に携帯電話機6を接続し、その携帯電
話番号,パスワード,登録されている電話番号等の情報
と、車載オーディオ装置の操作情報とを対にしてメモリ
7に記憶できるようにし、その記憶された携帯電話情報
と、接続されている携帯電話機6の情報が合致している
場合にのみ、通常オーディオ動作を可能とするものであ
る。また、接続された携帯電話機毎に車載オーディオの
操作情報も記憶しているので、携帯電話機がない場合
や、記憶された情報と異なる携帯電話機を接続した場合
は、オーディオ操作ができないことになる。したがっ
て、本実施の形態では、盗難防止機能をより高めるとと
もに、複数の携帯電話機を持ったユーザに対してそれぞ
れ特有のサービスを実現でき、操作性を向上させること
ができる。
【0028】図2は図1におけるメモリの記憶内容を表
わす図である。図2に示すように、車載オーディオ装置
本体1による複数の携帯電話機の接続を実現するための
メモリ7は、各携帯電話機毎の情報と車載オーディオ装
置本体1での各種操作情報とを通にして記憶できるよう
にしている。各携帯電話機毎の情報としては、携帯電話
番号,パスワード,登録されている電話番号等の携帯電
話機に格納されている情報であり、また各種操作情報と
しては、ラジオ局を1つのキーで呼び出すことのできる
プリセットメモリ情報と、CD演奏時に設定できる通常
演奏,ランダム演奏,繰り返し演奏等のCD演奏モード
と、アンプ16で設定できる音量,バランス,高域・低
域の増減量等のオーディオ設定情報と、その他情報とで
形成される。メモリ7では、このような各種操作情報を
記憶するため、電源が供給されている状態で且つメモリ
7内に記憶されている携帯電話機情報と同一の携帯電話
機が接続されると、初めて操作が可能となり、通常の車
載オーディオとして動作し、しかも携帯電話機毎の各種
操作情報により携帯電話機所有者固有の操作が可能にな
る。
【0029】図3は本発明の車載オーディオ装置の操作
方法の一実施の形態を説明するための動作フロー図であ
る。図3に示すように、かかる動作フローは、前述した
図1におけるマイコン2で行なうプログラム制御を表わ
しており、まず車載オーディオ装置本体1に、バッテリ
ー10より直接供給される常時電源系12及びイグニッ
ション・キー11を介して供給されるアクセサリ電源系
13の電源が供給されているか否かを調べ、供給されて
いない場合は、処理を終了する(ステップA1)。一
方、電源が供給されている場合は、携帯電話機の接続確
認を行なう(ステップA2)。これは、接続ケーブル
5,接続コネクタ4を介して接続される携帯電話機
(A)6が有るかどうかを携帯電話インターフェース部
3により判断し、接続されるまで確認を繰返えし行な
う。従って、この状態では、車載オーディオ装置本体1
をユーザからみると、動作していない状態となる。
【0030】次に、携帯電話機(A)6が接続される
と、携帯電話番号,パスワード,登録された電話番号等
の携帯電話情報を読み込む(ステップA3)。ついで、
マイコン2へ接続されているメモリ7の内容を調べ、メ
モリ7が初期の状態か否かを確認する(ステップA
4)。ここで、メモリ初期状態とは、メモリ7に携帯電
話情報および操作情報が記憶されていない状態を言う。
【0031】このメモリ7が初期の状態では、接続され
た携帯電話機の携帯電話番号,パスワード,登録された
電話番号等を新規にメモリ7へ書き込み記憶させ(ステ
ップA9)、車載オーディオ装置本体1の操作を有効に
する設定(ステップA12)を行ない、通常の動作状態
(ステップA13)とする。ここで、通常の動作状態と
は、操作部8,表示部9によりユーザが操作可能となる
ことであり、ラジオ部14によるラジオ受信やCD部1
5によるCD演奏の聴取を可能とすることである。
【0032】一方、前述したメモリ7の初期状態の確認
(ステップA4)において、メモリ7が初期の状態にな
いと判断した場合は、メモリ7内の最初の情報を読み込
む(ステップA5)。ついで、メモリ7内全ての情報を
読み込んだか否かを確認し(ステップA6)、全て読み
込んだ場合には、車載オーディオ装置本体1の操作を無
効にする設定(ステップA11)を行ない、処理を終了
する。なお、ステップA6で全ての情報を読み込んだか
否かの判断は、現在読み込んだメモリ呼出アドレスの次
のアドレスに情報がない場合である。もし、1つでも次
のアドレスに情報があれば、ステップA7,ステップA
10,ステップA5の処理を繰返し行なうことを意味し
ている。
【0033】しかし、メモリ7内の全ての情報を読み込
んでいない場合は、前述したメモリ7内の最初の情報の
読み込み(ステップA5)で読み込んだ情報と、前述し
た携帯電話情報の読み込み(ステップA3)で携帯電話
インターフェース部3より読み込んだ情報とを比較(ス
テップA7)する。かかる比較の結果、異なる場合は、
メモリ7の呼び出しアドレスを更新(ステップA10)
し、しかる後再度メモリ内情報読込(ステップA5)の
処理を行なう。
【0034】また、比較した情報が合致していた場合
は、メモリ7より呼び出した操作情報により各種設定
(ステップA8)を行ない、前述したように、車載オー
ディオ装置本体1の操作を有効にする設定(ステップA
12)を行なって通常の動作状態(ステップA13)と
する。
【0035】この通常動作状態では、常時電源系12,
アクセサリ電源系13双方の電源供給を常に監視(ステ
ップA14)し、電源供給がなしの状態では、処理を終
了する。逆に、通常動作状態において、電源が供給され
ている場合は、現在接続されている携帯電話機(A)6
が外され、他の携帯電話機(B)18が接続されている
か否かを常に監視(ステップA15)し、他の携帯電話
機(B)18が接続されていない場合は、通常動作(ス
テップA13)へ戻る。ここで、他の携帯電話機(B)
18が接続されていた場合は、現在設定されている車載
オーディオ装置本体1の各種操作情報がマイコン2によ
りメモリ7の携帯電話(A)6の携帯電話情報とともに
記憶される(ステップA16)。その後、携帯電話機
(B)18の情報がメモリ7に格納され、操作部8,表
示部9により他のユーザの操作が可能となり、ラジオ部
14によるラジオ受信やCD部15によるCD演奏が行
なわれる。
【0036】なお、上述した実施の形態におけるメモリ
7は、EEPROMのメモリを用いたが、その外に揮発
性メモリ(DRAM,SRAM)やマイコンの内蔵RA
Mを用いて形成してもよい。また、携帯電話インターフ
ェース部3については、装置本体1においてマイコン2
とは別のブロックとして説明したが、マイコン2に内蔵
してもよい。つまり、携帯電話機を接続コネクタ4より
直接マイコン2へ接続し、マイコン2のプログラムと周
辺装置を用いても同様に本発明を実現することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載オー
ディオ装置およびその操作方法は、ユーザが車載オーデ
ィオ本体を最初に使用する時に、携帯電話機を接続し電
話機情報をメモリに登録しておくことにより、その後使
用する場合には、同一の携帯電話機が接続されている状
態においてのみ、オーディオ機能を有効にすることがで
きるため、盗難防止機能をより高めることができるとい
う効果がある。
【0038】また、本発明は、メモリに携帯電話機の設
定情報と操作者によって異らせることのできるオーディ
オ操作情報をあわせて記憶し、しかも携帯電話機毎に複
数の情報を記録することにより、遠隔装置やディスク媒
体などの専用の解除信号発生機器を不要にし且つユーザ
の解除設定操作を簡略化するとともに、使用するユーザ
の好みに合わせた操作状態にすることができので、操作
性(使い勝手)を向上させることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載オーディオ装置の一実施の形態を
示すブロック構成図である。
【図2】図1におけるメモリの記憶内容を表わす図であ
る。
【図3】本発明の車載オーディオ装置の操作方法の一実
施の形態を説明するための動作フロー図である。
【図4】従来の一例を示す車載オーディオ装置の斜視図
である。
【図5】図4における車載オーディオ装置のブロック回
路図である。
【図6】図4における装置本体の盗難防止動作フロー図
である。
【符号の説明】
1 車載オーディオ装置本体 2 マイコン 3 携帯電話インターフェース部 4 接続コネクタ 5 接続ケーブル 6,18 携帯電話 7 メモリ 8 操作部 9 表示部 10 バッテリー 11 イグニッション・キー 12 常時電源系 13 アクセサリ電源系 14 ラジオ部 15 CD部 16 アンプ 17 スピーカ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 G10K 15/00 H04B 1/16 H04M 1/00 H04M 1/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イグニッション・キーの操作により駆動
    されるマイコンと、携帯電話機を前記マイコンに接続す
    るための携帯電話インターフェース部と、前記マイコン
    に接続され、前記携帯電話機毎の設定情報および前記携
    帯電話機の操作者毎の設定情報を対にして記憶するメモ
    リとを有し、前記メモリに設定登録された携帯電話機が
    接続されたときにのみ、前記携帯電話機毎の設定情報に
    基いてオーディオ機能を有効とする一方、前記メモリに
    設定登録されていない携帯電話機が接続されたときに
    は、前記オーディオ機能を禁止することを特徴とする車
    載オーディオ装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリの前記携帯電話機毎の設定情
    報は、携帯電話番号,パスワードおよび登録されている
    電話番号を備えて形成される請求項1記載の車載オーデ
    ィオ装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリの前記携帯電話機の操作者毎
    の設定情報は、プリセットメモリ情報,演奏モード,オ
    ーディオ設定情報およびその他の情報によって形成され
    る請求項1記載の車載オーディオ装置。
  4. 【請求項4】 前記マイコンは、前記インターフェース
    部を内蔵して形成される請求項1記載の車載オーディオ
    装置。
  5. 【請求項5】 車載オーディオ装置本体のマイコンにお
    いて、電源供給の有無を判定し、供給されていない場合
    は処理を終了するが、供給されている場合は、携帯電話
    機の接続確認を行なうステップと、携帯電話機が接続さ
    れたときにその携帯電話情報を読み込み、メモリの初期
    状態を確認するステップと、前記メモリが初期の状態で
    は、接続された携帯電話機情報を新規に書き込んで車載
    オーディオ装置本体の操作を有効にする設定するステッ
    プと、前記メモリが初期の状態にないときには前記メモ
    リ内の最初の情報を読み込むステップと、前記メモリ内
    全ての情報を読み込んだか否かを確認した後、全て読み
    込んだ場合には操作を無効にするステップと、前記メモ
    リ内の全ての情報を読み込んでいないときは、前記メモ
    リ内の最初の情報の読み込みで読み込んだ情報および携
    帯電話インターフェース部より読み込んだ情報を比較
    し、異なる場合は前記メモリの呼び出しアドレスを更新
    した後に再度メモリ内情報の読込の処理を行ない、合致
    していた場合は前記メモリより呼び出した操作情報によ
    り各種設定を行なって前記車載オーディオ装置本体の操
    作を有効にし通常の動作状態とするステップと、前記通
    常の動作状態とした後に再度電源供給を監視し、前記電
    源供給がないときには処理を終了する一方、電源が供給
    されている場合は現在接続されている携帯電話機を外す
    とともに他の携帯電話機が接続されているか否かを監視
    し、前記他の携帯電話機が接続されていないときは通常
    動作を行なうが、他の携帯電話機が接続されているとき
    は現在設定されている車載オーディオ装置本体の各種操
    作情報を前記マイコンにより初めの携帯電話機の携帯電
    話情報とともに記憶し、他の携帯電話機の情報を前記メ
    モリに格納して他のユーザの操作を可能にするステップ
    とを含むことを特徴とする車載オーディオ装置の操作方
    法。
  6. 【請求項6】 前記車載オーディオ装置本体は、初めに
    接続される携帯電話機にマスタ権を与え、それ以降に接
    続される携帯電話機は前記初めに接続される携帯電話機
    に基いて設定登録を可能にする請求項5記載の車載オー
    ディオ装置の操作方法。
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