JP4802403B2 - 金属線入り板ガラス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製の網または線が挿入されている板ガラス(以下金属線入り板ガラスという。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
JIS R3204に規定されている網入板ガラス、線入板ガラス等の金属線入り板ガラスは、単ロール法、複ロール法等の型板ガラス成形法を用いて溶融ガラス中に金属製の網または線を挿入して製造される。
このようにして成形された板ガラスは、透視性に優れた窓ガラス等に使用するには平滑性が不充分である。透視性に優れた窓ガラス等に使用する場合は、前記板ガラスの両面を研磨してきわめて平滑にし、JIS R3204に規定されている網入磨き板ガラスおよび線入磨き板ガラスとされる。
【0003】
前記網入磨き板ガラスおよび線入磨き板ガラスの厚さは6.8±0.6mmまたは10±0.4mmである。
また、その代表的なガラス組成は、モル%表示で、SiO2:70.2%、Al2O3:0.6%、CaO:12.1%、MgO:3.3%、Na2O:13.2%、K2O:0.3%、Fe2O3:0.03%、SO3:0.19%である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記網入磨き板ガラスおよび線入磨き板ガラスの厚さは最小でも6.2mmであり、寸法の大きなものについてはその重さのゆえにハンドリングが容易ではない問題があった。近年、この問題を解決するべく、厚さがより小さな網入磨き板ガラスおよび線入磨き板ガラスが求められている。
【0005】
しかし、厚さを6.2mmより小さくしようとすると、前記単ロール法を用いる場合網または線がリボン状板ガラスの一方のエッジに片寄って挿入される片寄り現象が生じることがあった。また、前記複ロール法を用いる場合、板厚偏差、特にリボン状板ガラスの進行方向に直交する方向における板厚偏差が大きくなり、前記両面研磨における研磨量が増大するおそれがあった。
本発明は、上記問題を解決できる金属線入り板ガラスの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金属線が挿入されている板ガラスであって、該板ガラスが下記酸化物基準のモル%表示で、SiO2 65〜72%、Al2O3 0.5〜4%、B2O3 0.2〜5%、CaO+MgO 10〜19%、Li2O+Na2O+K2O 11〜16%、から本質的になる金属線入り板ガラスを提供する。
【0007】
本発明者は、前記片寄り現象および板厚偏差の増大はいずれも溶融ガラス成形時における従来の溶融ガラスの流動性すなわち成形温度領域における粘性が、厚さが6.2mmより小さい金属線入り板ガラスの成形に適していないことによるものと考え、本発明に至った。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の金属線入り板ガラス(以下本発明の板ガラスという。)には、金属製の網または線が挿入されている。該金属製の網または線は本発明の目的を損なわないものであれば限定されず、たとえば従来使用されている網入磨き板ガラスおよび線入磨き板ガラスの挿入されているものと同じでもよい。
本発明の板ガラスは通常、両面研磨されきわめて平滑にされる。
【0009】
本発明の板ガラスはその粘度ηが103ポアズとなる温度すなわち作業温度TWが1185℃以下であることが好ましい。1185℃超では成形が困難になるおそれがある。好ましくは1180℃以下である。
【0010】
本発明の板ガラスは、ηが108ポアズとなる温度TSが720℃以下であることが好ましい。720℃超では板厚偏差が大きくなるおそれがある。なお、TSはガラスが軟化する目安の温度である。
【0011】
ΔT=TS−TGは165℃以下であることが好ましい。165℃超では成形が困難になるおそれがある。
本発明の板ガラスは、TWが1185℃以下であり、かつ、ΔTが165℃以下であることがより好ましい。
【0012】
次に、本発明の板ガラスのガラスの成分についてモル%表示を用いて説明する。
SiO2はネットワークフォーマであり、また耐候性を向上させる成分であり、必須である。65%未満では耐候性が低下する。72%超では成形が困難になる。好ましくは71%以下、より好ましくは70%以下である。
【0013】
Al2O3は耐候性を向上させ、また結晶化を抑制する成分であり必須である。0.5%未満では耐候性が低下する、または結晶化しやすくなる。好ましくは1%以上、より好ましくは1.5%以上である。4%超ではガラス溶解温度が高くなる。好ましくは3%以下、より好ましくは2.5%以下である。
【0014】
B2O3は粘度を低下させ成形しやすくする成分であり必須である。0.2%未満では成形しにくくなる。好ましくは0.5%以上、より好ましくは1%以上である。5%超では粘度が低下しすぎかえって成形しにくくなる。好ましくは4%以下である。
【0015】
CaOおよびMgOは化学的耐久性を向上させる、または粘度を低下させ成形しやすくする成分であり、少なくともいずれか1種を含有しなければならない。これらの含有量の合計CaO+MgOが10%未満では化学的耐久性が低下する、または成形しにくくなる。19%超では結晶化しやすくなる。
【0016】
Li2O、Na2OおよびK2Oは溶融ガラスの粘度を低下させ、したがってガラス溶解温度を低下させる成分であり、少なくともいずれか1種を含有しなければならない。これらの含有量の合計Li2O+Na2O+K2Oが11%未満ではガラス溶解温度が高くなる。16%超では耐候性が低下する。
【0017】
Q=(2×B2O3)/[SiO2+(2×Al2O3)+(2×B2O3)]は0.001〜0.15であることが好ましい。0.001未満では溶融ガラスが相分離するおそれがある。より好ましくは0.02以上である。0.15超では耐候性が低下するおそれがある。より好ましくは0.08以下である。なお、前記Qを定義する式における「SiO2」、「Al2O3」、「B2O3」は、それぞれSiO2、Al2O3、B2O3の含有量である。
【0018】
本発明の板ガラスは本質的に上記成分からなるが、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分を含有してもよい。該他の成分の含有量の合計は、好ましくは5%以下、より好ましくは1%未満である。また、該他の成分として、Fe2O3等の着色剤、SO3等の清澄剤が例示される。
【0019】
【実施例】
表のSiO2からK2Oまでの欄にモル%表示で示す組成についてTW、TS、屈伏点TD、ガラス転移点TG、ΔT(いずれも単位は℃)および20〜300℃における平均線膨張係数αを計算した。結果を表に示す。例1〜9は実施例、例10〜14は比較例である。
TD:ηが1010.5ポアズとなる温度。
TG:ηが1014ポアズとなる温度。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、研磨量を増大させることなく、または網または線の片寄りを起すことなく、厚さが6.2mm未満の金属線入り板ガラスを得ることが可能になる。
Claims (3)
- 金属線が挿入されている板ガラスであって、該板ガラスが下記酸化物基準のモル%表示で、
SiO2 65〜72%、
Al2O3 0.5〜4%、
B2O3 0.2〜5%、
CaO+MgO 10〜19%、
Li2O+Na2O+K2O 11〜16%、
から本質的になる金属線入り板ガラス。 - 板ガラスのB2O3含有量が1モル%以上である請求項1に記載の金属線入り板ガラス。
- (2×B2O3)/[SiO2+(2×Al2O3)+(2×B2O3)]が0.001〜0.15である請求項1または2に記載の金属線入り板ガラス。
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