JP4799003B2 - 接眼ズームレンズおよびフィールドスコープ - Google Patents
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さらに、以下の条件式(1)〜(3)を満足するように構成されているものである。
ことを特徴とするフィールドスコープ。
2.0<f1/fm<4.0 ……(1)
1.0<f2/fm<1.5 ……(2)
−1.5<f3/fm<−1.0 ……(3)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
fm:接眼ズームレンズとしての全系の最長焦点距離
そしてさらに、要求される仕様等に応じて次の好ましい条件を適宜採用して満足することで、それらの性能をより良好なものとすることができる。
図1(A),(B)は、本発明の一実施の形態に係る接眼ズームレンズ10の第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図5(A),(B))のレンズ構成に対応している。特に図1(A)はこの接眼ズームレンズ系単体での最長焦点距離状態(後述する対物レンズ20と組み合わせた望遠鏡光学系全体としての低倍側)でのレンズ配置を示し、図1(B)はこの接眼ズームレンズ系単体での最短焦点距離状態(後述する対物レンズ20と組み合わせた望遠鏡光学系全体としての高倍側)でのレンズ配置を示している。また、図2(A),(B)は、第2の構成例を示している。この構成例は、後述の第2の数値実施例(図6(A),(B))のレンズ構成に対応している。図3(A),(B)は、第3の構成例を示している。この構成例は、後述の第3の数値実施例(図7(A),(B))のレンズ構成に対応している。特に図2(A),図3(A)は最長焦点距離状態(低倍側)でのレンズ配置を示し、図2(B),図3(B)は最短焦点距離状態(高倍側)でのレンズ配置を示す。これらの図において、E.Pはアイポイント、Iは後述する対物レンズ単独による物体像(対物像)を示す。符号Riは、最もアイポイントE.P側の構成要素の面を1番目として、物体側(対物側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号DA,DBは、変倍に伴って変化する部分の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では図1(A),(B)に示した第1の構成例の接眼ズームレンズ10を基本にして説明する。
2.0<f1/fm<4.0 ……(1)
1.0<f2/fm<1.5 ……(2)
−1.5<f3/fm<−1.0 ……(3)
まず、接眼ズームレンズの数値実施例を説明する。図5(A),(B)は、図1(A),(B)に示した接眼ズームレンズ10の構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例1)を示している。図6(A),(B)は、図2(A),(B)に示した接眼ズームレンズ10Aの構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例2)を示している。図7(A),(B)は、図3(A),(B)に示した接眼ズームレンズ10Bの構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例3)を示している。各実施例について、図5(A),図6(A),図7(A)には基本的なレンズデータを示し、図5(B),図6(B),図7(B)にはその他のレンズデータを示す。
図5(A)から分かるように、実施例1に係る接眼ズームレンズ10については、第2レンズ群G2の接合レンズにおける正レンズL23のアッベ数νd6が、νd6>70を満足している。
図11(A)〜(G)は、実施例1に係る接眼ズームレンズ10における最長焦点距離状態(低倍側)でのコマ収差を示している。特に図11(A)〜(D)はタンジェンシャル方向のコマ収差、図11(E)〜(G)はサジタル方向のコマ収差を示す。図13(A)〜(G)はそれぞれ、中間焦点距離状態における同様のコマ収差を示している。図15(A)〜(G)はそれぞれ、最短焦点距離状態(高倍側)における同様のコマ収差を示している。
各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および倍率色収差図には、F線(波長486.1nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、ωは半画角を示す。
同様に、実施例3についての最長焦点距離状態での諸収差を図22(A)〜(D)および図23(A)〜(G)に、中間焦点距離状態での諸収差を図24(A)〜(D)および図25(A)〜(G)に、最短焦点距離状態での諸収差を図26(A)〜(D)および図27(A)〜(G)に示す。
次に、フィールドスコープの具体的な数値実施例を説明する。図9は、図4に示したフィールドスコープの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。図9に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、最も物体側の構成要素の面を1番目として、アイポイントE.P側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜21)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても同様に、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。Ndiの欄には、物体側からj番目(j=1〜12)のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目のレンズ要素のアッベ数の値を示す。
図29(A)〜(G)は、このフィールドスコープにおける低倍側でのコマ収差を示している。特に図29(A)〜(D)はタンジェンシャル方向のコマ収差、図29(E)〜(G)はサジタル方向のコマ収差を示す。図31(A)〜(G)はそれぞれ、中間焦点距離状態における同様のコマ収差を示している。図33(A)〜(E)はそれぞれ、高倍側における同様のコマ収差を示している。
各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および倍率色収差図には、F線(波長486.1nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、ωは半画角を示す。
Claims (4)
- アイポイント側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを光軸上で互いに逆方向に移動させることにより変倍が行われるようになされ、
前記第1レンズ群は、アイポイント側の面がアイポイント側に凹面を向け、かつ物体側の面が物体側に凸面を向けた正の接合レンズにより構成され、
前記第2レンズ群は、アイポイント側から順に1枚以上の正レンズと正の接合レンズとで構成され、その接合レンズはアイポイント側から順に、アイポイント側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなり、
さらに、以下の条件式(1)〜(3)を満足するように構成されている
ことを特徴とする接眼ズームレンズ。
2.0<f1/fm<4.0 ……(1)
1.0<f2/fm<1.5 ……(2)
−1.5<f3/fm<−1.0 ……(3)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
fm:接眼ズームレンズとしての全系の最長焦点距離 - 前記第1レンズ群の正の接合レンズは、アイポイント側から順に、アイポイント側に凹面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、
前記第3レンズ群は、アイポイント側から順に両凹レンズと物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなる負の接合レンズで構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の接眼ズームレンズ。 - 前記第2レンズ群は、アイポイント側から順に2枚の正レンズと正の接合レンズとで構成され、その接合レンズにおける正レンズのアッベ数νがν>70を満足する
ことを特徴とする請求項2に記載の接眼ズームレンズ。 - 物体側から順に対物レンズと接眼ズームレンズとを備えたフィールドスコープであって、
前記接眼ズームレンズは、
アイポイント側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とからなり、
前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを光軸上で互いに逆方向に移動させることにより変倍が行われるようになされ、
前記第1レンズ群は、アイポイント側の面がアイポイント側に凹面を向け、かつ物体側の面が物体側に凸面を向けた正の接合レンズにより構成され、
前記第2レンズ群は、アイポイント側から順に1枚以上の正レンズと正の接合レンズとで構成され、その接合レンズはアイポイント側から順に、アイポイント側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとからなり、
さらに、以下の条件式(1)〜(3)を満足するように構成されている
ことを特徴とするフィールドスコープ。
2.0<f1/fm<4.0 ……(1)
1.0<f2/fm<1.5 ……(2)
−1.5<f3/fm<−1.0 ……(3)
ただし、
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
fm:接眼ズームレンズとしての全系の最長焦点距離
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005018207A JP4799003B2 (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 接眼ズームレンズおよびフィールドスコープ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005018207A JP4799003B2 (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 接眼ズームレンズおよびフィールドスコープ |
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JP2002228940A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Kamakura Koki Kk | デジタルビデオカメラ付きフィールドスコープ |
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