JP4798657B2 - 土間コンクリート用施工具 - Google Patents
土間コンクリート用施工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4798657B2 JP4798657B2 JP2006125181A JP2006125181A JP4798657B2 JP 4798657 B2 JP4798657 B2 JP 4798657B2 JP 2006125181 A JP2006125181 A JP 2006125181A JP 2006125181 A JP2006125181 A JP 2006125181A JP 4798657 B2 JP4798657 B2 JP 4798657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate portion
- concrete
- upper plate
- mounting plate
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000004567 concrete Substances 0.000 title claims description 244
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 100
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 229910052571 earthenware Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 45
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 43
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 43
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 6
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B1/00—Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
- E04B1/38—Connections for building structures in general
- E04B1/48—Dowels, i.e. members adapted to penetrate the surfaces of two parts and to take the shear stresses
- E04B1/483—Shear dowels to be embedded in concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
土間コンクリートを施工する場合、一般に、バックフォーなどによる整地がなされ、次に、タイヤローラなどで転圧がなされ、その上に、砂利が敷かれて不陸調整がなされ、平坦な下地が施工される。
そして、下地の上に鉄筋が配筋されたのちコンクリートが打設され、土間コンクリートが施工される。
一方、土間コンクリートの面積が広い場合、コンクリートの打設は複数回に分けて行なわれる。
図7を参照して説明すると、図7(A)に示すように、コンクリートを打設する領域R1に、コンクリートを堰き止めるためのコンクリート型枠52が設置され、コンクリート型枠52の延在方向に間隔をおいた複数個所にコンクリート型枠52を貫通してスリップバー54が不図示の支持具を介して設置される。
このスリップバー54の長手方向の半部は、コンクリート型枠52の孔を通りコンクリートを打設する領域R1の外側に突出するように配置され、スリップバー54の半部には、コンクリートの乾燥収縮や温度変化による膨張収縮に対応できるように、合成樹脂製のカバーを付けたりあるいは塗料が塗られその挙動が阻害されないように図られている。
そして、図7(B)に示すように、コンクリート型枠52の内側にコンクリートが打設され、コンクリートの養生後、コンクリート型枠52が取り外され、土間コンクリートD11が施工される。
次に、このスリップバー54が突出する土間コンクリートD11の側面に対向させてコンクリート型枠が設置され、同様にこのコンクリート型枠にスリップバーが設置され、図7(C)に示すように、コンクリートが打設され、土間コンクリートD11に隣接して土間コンクリートD12が施工される。
以上の工程の繰り返しにより、スリップバー54で相互に連結された複数の土間コンクリートにより所望の広さの土間コンクリートが施工される。
そして、スリップバー54より目違いが防止され、また、コンクリートの収縮時に、コンクリートがスリットバー54に対して滑動し、コンクリートの挙動が阻害されないように図られる。
スリップバー54は鋼棒であり、見付け面積が小さく影響範囲が狭いため、目違いを防止するため300mm程度の狭いピッチで設けなければならない。そのため、広大なショッピングセンターや倉庫や工場などの土間コンクリートを施工する場合、スリップバー54が設けられる土間コンクリートの境界部分の長さが50〜100m程度となる場合に、スリップバー54の個数は160〜320にもなり、スリップバー54の設置作業に手間取り、コストダウンを図り、工期を短縮する上で不利となる。
また、脱型の際、スリップバー54がコンクリート型枠の孔に挿通されていることからコンクリート型枠全体をコンクリート面に対して平行移動させていけばコンクリート型枠を破損することなく外せるが、コンクリート型枠を外す際にバールなどが用いられるため平行移動は困難であり、コンクリート型枠を壊しつつ外しているのが現状であり、コンクリート型枠を転用できないためその都度コンクリート型枠を製作しなければならず、コストダウンを図る上で不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、広大な土間コンクリートを施工する場合に、コストダウン、工期の短縮化を図る上で有利な土間コンクリート用施工具を提供することにある。
平坦な下地上にコンクリート打設領域を仕切るように、コンクリート型枠が設置され、コンクリート打設領域に鉄筋が配筋され、コンクリート型枠に沿って複数の土間コンクリート用施工具が設置される。
土間コンクリート用施工具の設置は、下地上に載置板部の下面を載置し、上板部の平坦面をコンクリート型枠に当て付け、凹部の開口をコンクリート型枠で閉塞するようにして行ない、例えば、釘などを用いて上板部や支持板部をコンクリート型枠に固定し、あるいは、ペグなどを用いて載置板部を下地上に固定する。
つぎに、コンクリートを打設し、これにより土間コンクリート用施工具がコンクリート中に埋め込まれる。
コンクリートの養生後、コンクリート型枠を撤去すると、最初の土間コンクリートが形成され、この土間コンクリートの側面には、少なくとも上板部の平坦面が露出している。
次に、最初の土間コンクリートに対向してコンクリート型枠を設置し、次の土間コンクリートを施工する領域を仕切る。
次の土間コンクリートを施工する領域は、最初の土間コンクリートの側面とコンクリート型枠で挟まれた領域であり、この領域に鉄筋を配筋し、前記と同様に、次の土間コンクリートを施工する領域でコンクリート型枠に臨む下地上に複数の土間コンクリート用施工具を設置する。
一方、最初の土間コンクリートの側面に、少なくとも平坦面が露出しているので、各土間コンクリート用施工具の凹部に、それぞれ開口から鋼板を挿入する。
そして、次の土間コンクリートを施工する領域にコンクリートを打設し、養生後、コンクリート型枠を撤去して、最初の土間コンクリートに隣り合う次の土間コンクリートを施工し、このような工程の繰り返しにより土間コンクリートを施工する。
また、鋼板の見付面積は従来のスリップバーに較べて大きく、土間コンクリート用施工具の設置個数を削減でき、その設置作業に要する時間を短縮でき、工期の短縮化、コストダウンを図る上で有利となる。
また、コンクリート型枠の撤去は、バールなどを用いて、コンクリート型枠を、上板部や支持板部を固定するための釘の長さ分コンクリート面から離すことで簡単に行われ、コンクリート型枠を壊すことなく脱型でき、コンクリート型枠の転用が可能となり、コストダウンを図る上で有利となる。
また、鋼板が挿入される凹部は上板部に設けられ、上板部は、載置板部と支持板部により下地上で支持されているので、載置板部を下地に単に載置し、平坦面をコンクリート型枠に単に当て付けるといった簡単な作業で、凹部とこの凹部に挿入される鋼板の上下方向の高さを簡単に高精度に維持でき、目違いを効果的に防止する上で有利となる。
また、コンクリート型枠が鋼製である場合であっても、土間コンクリート用施工具は載置板部を有しているので、この載置板部をペグなどにより下地に簡単に勝つ確実に固定でき、コンクリート型枠が鋼製である場合にも対応できる。
また、土間コンクリート用施工具が設置された領域にコンクリートが打設される場合、上板部は載置板部と支持板部により支持されているので、上板部の姿勢は、倒されるなどコンクリートにより変えられることはなく、当初の設置された状態に保持され、凹部とこの凹部に挿入される鋼板により膨張収縮に伴うコンクリートの挙動を保障する上で有利となり、また、目違いを効果的に防止する上で有利となる。
図1(A)は土間コンクリート用施工具を前方から見た斜視図、(B)は土間コンクリート用施工具を後方から見た斜視図、図2(A)は土間コンクリート用施工具の平面図、(B)は同正面図、図3(A)は土間コンクリート用施工具の背面図、(B)は同断面側面図を示す。
土間コンクリート用施工具12は、載置板部14と、上板部16と、支持板部18とを備えている。
土間コンクリート用施工具12は、ABC樹脂などからなる合成樹脂製であり、型により一体成形されている。むろん、鋳物などの金属製であってもよい。
上板部16は、支持板部18の上方で載置板部14と平行に延在している。
上板部16は、平面視した場合に、二等辺三角形を呈しており、本実施の形態では、前縁を一辺とし後方に一つの直角の角部を有する直角二等辺三角形に形成されている。
支持板部18は、載置板部14と上板部16とにわたって設けられ載置板部14の上方で上板部16を支持している。本実施の形態では、支持板部18は、前板部22と補強板部24とを含んで構成され、載置板部14上において上板部16を強固に支持するものである。
前板部22は、上下左右に延在し載置板部14の前端から上方に直角に起立して上板部16に接続され、本実施の形態では、上板部16の上方まで延在している。
補強板部24は、上下前後に延在し前記載置板部14の上面の左右中央部分と上板部16の下面の左右中央部分を接続しており、前部は前板部22に接続されている。
上板部16には、均一の高さとこの高さよりも大きい寸法の幅を有し載置板部14の下面1402に平行して前後に延在する凹部26が設けられている。凹部26は、平坦面16Aに形成された開口2602を介して前方に開放状に形成され、したがって、凹部26は開口2602から後方に延在し、凹部26の延在方向と平坦面16Aは直交している。
凹部26は、上板部16を平面視した場合に、前記直角二等辺三角形に対応した形状の直角二等辺三角形で形成されている。この凹部26は、後述するように、正方形の鋼板34(図5、図6参照)のほぼ半部が挿入される大きさで形成されている。本実施の形態では、鋼板34は厚さが6mm、一辺が10cmの正方形の板状を呈しており、凹部26はこの鋼板34のほぼ半部が挿入される大きさで形成されている。
本実施の形態では、載置板部14の前部に、平坦面16Aと同一面上を延在する平坦な前端面14Aが形成され、また、前板部22の前方を向いた前面22Aは、平坦面16Aと同一面上を延在する平坦面で形成され、図2(A)で示すように、前端面14A、平坦面16A、前面22Aにより単一の長方形状の平坦面が形成され、したがって、載置板部14の前端と支持板部18の前端は、上板部16を平面視した場合に上板部16の平坦面16Aを通る仮想線上に位置している。
また、載置板部14の後部の左右両側に、上下に貫通するペグ挿通孔1404がそれぞれ形成され、ペグ挿通孔1404を通してペグPを平坦な下地Gに打ち付けることで、土間コンクリート用施工具12を下地G上に確実に固定できるようにしている。
なお、符号1612は、上板部16の補強リブを示す。
図4乃至図6は、土間コンクリート用施工具12を用いて土間コンクリートを施工する場合の説明図である。
なお、土間コンクリート用施工具12を使用する際には、図5、図6に示すように、直角二等辺三角形をなす凹部26に、その半部が挿入される正方形の鋼板34が土間コンクリート用施工具12と同じ数だけ予め用意される。
そして、コンクリート打設領域を仕切るように、木材からなるコンクリート堰き止用のコンクリート型枠32が設置され、コンクリート打設領域に鉄筋が配筋され、コンクリート型枠32に沿って複数の土間コンクリート用施工具12が設置される。
例えば、短辺が60mで長辺が100mの広さの長方形の土間コンクリートDを施工する場合、1度にコンクリートを打設するコンクリート打設領域は、種々の作業を考慮すると長辺に沿った20m程度毎の領域となる。言い換えると、20m×60mの長方形の領域毎にコンクリートが打設され、土間コンクリートが施工されていく。したがって、20m×60mの長方形の領域毎にコンクリートを打設していくことで、土間コンクリートは60メートルの長さに沿って隣り合うことになる。
なお、説明の便宜上、最初にコンクリートが打設されて施工される土間コンクリートを第1の土間コンクリートD1とし、次に施工される土間コンクリートを第2、第3……の土間コンクリートD2、D3……として説明していく。なお、第1の土間コンクリートD1と第2の土間コンクリートD2以外は図面では省略されている。
例えば、短辺が60mで長辺が100mの広さの長方形の土間コンクリートを施工する場合、20m×60mの長方形の第1乃至第5の土間コンクリートD1乃至D5が、施工すべき土間コンクリートDの100mの長辺に沿って並べられるが、その100mの長辺の長さ方向の両端に位置する第1の土間コンクリートD1と第5の土間コンクリートD5では、20m×60mの長方形の一方の60mの長辺に土間コンクリート用施工具12が設置される。また、中間に位置する第2乃至第4の土間コンクリートD2乃至D4では、20m×60mの長方形の両方の60mの長辺に土間コンクリート用施工具12が設置される。
土間コンクリート用施工具12の固定は、前板部22の周囲のコンクリート型枠32に釘を打ち込み、釘の頭部を前板部22の背面に折り曲げて当て付け、前板部22の前面22Aをコンクリート型枠に当て付けた状態で固定し、また、載置板部14の周囲の下地Gにペグを打ち込み、ペグの頭部で載置板部14を下地G上に固定することで行なう。
本実施の形態では、前板部22の上部に釘挿通孔2202が形成され、また、載置板部14にペグ挿通孔1404が形成されているので、釘挿通孔2202を通して釘をコンクリート型枠32に打ち付け、また、ペグ挿通孔1404を通してペグPを下地Gに打ち付けることで、土間コンクリート用施工具12の設置が簡単にかつ確実になされる。
そして、コンクリートの養生後、図4(C)に示すように、コンクリート型枠32を撤去し、第1の土間コンクリートD1が形成される。
コンクリート型枠32を撤去すると、第1の土間コンクリートD1の側面に、前端面14A、平坦面16A、前面22Aが露出し、テープTを用いない場合には、凹部26の開口2602が露出する。
そして、前記と同様に、第2の土間コンクリートD2を施工する領域でコンクリート型枠32に臨む下地G上に、載置板部14の下面1402を載置し、平坦面16Aをコンクリート型枠32に当て付け、開口2602をコンクリート型枠(不図示)で閉塞するようにして複数の土間コンクリート用施工具12を設置していく。
一方、第1の土間コンクリートD1の側面に、複数の土間コンクリート用施工具12の前端面14A、平坦面16A、前面22Aが露出しており、図5(B)、図6(A)に示すように、各土間コンクリート用施工具12の凹部26に、それぞれ開口2602から鋼板34を挿入する。
鋼板34は、凹部26にそのほぼ半部が挿入される大きさの正方形を呈しており、鋼板34の1つの角部を開口2602から凹部26に挿入する。鋼板34の1つの角部の幅は、開口2602の幅よりも十分に小さいので鋼板34の挿入が簡単になされる。また、挿入される鋼板34の角部は、凹部26の三角形の形状に案内されるので、凹部26に確実に挿入され、鋼板34の半部が安定した状態で収容される。
鋼板34のほぼ半部が凹部26に挿入されると、鋼板34の残りの半部は、土間コンクリート用施工具12の前端面14A、平坦面16A、前面22Aから、載置板部14の下面1402に平行して、すなわち、下地Gに平行して突出する。
なお、鋼板34の挿入時に、粘着テープTを剥がしてから鋼板34を凹部26に挿入してもよく、あるいは、粘着テープTが紙製などの場合には、粘着テープTを剥がさずに粘着テープTを貫通させて鋼板34を凹部26に挿入するようにしてもよい。
そして、コンクリートの養生後、コンクリート型枠(不図示)を撤去し、第1の土間コンクリートD1に隣り合う第2の土間コンクリートD2が形成され、このような工程の繰り返しにより第1乃至第5の土間コンクリートD1乃至D5を施工する。
隣り合う第1乃至第5の土間コンクリートの境界部分では、凹部26から露出した鋼板34のほぼ半部がコンクリートに付着し、コンクリートの膨張収縮に伴い鋼板34が凹部26内で摺動し、コンクリートの挙動が阻害されない。
また、鋼板34の見付面積は従来のスリップバー(16mm直径の鋼棒)に較べて大きく、したがって、従来ではスリップバーを300mmピッチで配設する必要があり、その設置作業に手間取る不具合があったが、土間コンクリート用施工具12および鋼板34のピッチは600mmピッチで足り、その設置作業に要する時間を短縮でき、工期の短縮化、コストダウンを図る上で有利となる。特に、実施の形態では、隣り合う土間コンクリートの境界部分の長さが60mであるので、スリップバーが200個設置されるのに対して土間コンクリート用施工具12はその半分の100個で足り、大幅の工期の短縮が図れる。
また、コンクリート型枠32の撤去は、バールなどを用いて行なわれるが、本実施の形態では、コンクリート型枠32を、前板部22の釘挿通孔2202に打ち込まれた釘の長さ分コンクリート面から離すことで簡単に行われ、コンクリート型枠32を壊すことなく脱型できる。したがって、コンクリート型枠32の転用が可能となり、従来のように、その都度コンクリート型枠32を製作する必要がなくなり、コストダウンを図る上で有利となる。
また、鋼板34が挿入される凹部26は上板部16に設けられ、上板部16は、載置板部14と支持板部18により平坦な下地G上で支持されているので、載置板部14を下地Gに単に載置し、前端面14A、平坦面16A、前面22Aをコンクリート型枠32に単に当て付けるといった簡単な作業で、凹部26とこの凹部26に挿入される鋼板34の上下方向の高さを簡単に高精度に維持でき、目違いを効果的に防止する上で有利となる。
本実施の形態では、平坦面16Aと、載置板部14の前端面14Aと、前板部22の前面22Aにより、広い面積の単一の長方形状の平坦面が形成されているので、コンクリート型枠32への当て付けが簡単に安定した状態でなされ、凹部26とこの凹部26に挿入される鋼板34の上下方向の高さを簡単に高精度に維持でき、目違いを効果的に防止する上でより一層有利となっている。
したがって、特に、実施の形態のように、隣り合う土間コンクリート部分の境界部分の長さが60mで土間コンクリート用施工具12を100個設置するような場合、その精度を確保するため個別に精度調整をする場合に比べ工期の大幅な短縮とコストダウンを図る上で極めて有利となる。
また、コンクリート型枠32が鋼製である場合であっても、土間コンクリート用施工具12は載置板部14を有しているので、この載置板部14をペグPなどにより下地Gに簡単に勝つ確実に固定でき、コンクリート型枠32が鋼製である場合にも対応できる。
さらに、土間コンクリート用施工具12が設置された領域にコンクリートが打設される場合、上板部16は載置板部14と支持板部18により支持されているので、上板部16の姿勢は、倒されるなどコンクリートにより変えられることはなく、当初の設置された状態に保持され、膨張収縮に伴うコンクリートの挙動を保障する上で有利となり、また、目違いを効果的に防止する上で有利となる。本実施の形態では、支持板部18は、前板部22と補強板部24とを含んで構成されているので、上板部16をより強固に支持でき、膨張収縮に伴うコンクリートの挙動を保障する上で、また、目違いを効果的に防止する上でより一層有利となる。
Claims (8)
- 平坦な下地に載置される下面を有する載置板部と、
前記載置板部の上方に位置する上板部と、
前記載置板部と前記上板部とにわたって設けられ前記載置板部の上方で前記上板部を支持する支持板部とを備え、
前記上板部の前端は、前記載置板部の下面を通る仮想平面に直交し上下左右に延在する平坦面で形成され、
前記上板部には、均一の高さとこの高さよりも大きい寸法の幅を有して前記平坦面に開口し前記載置板部の下面に平行して後方に延在する凹部が設けられ、
前記載置板部の前端と前記支持板部の前端は、前記上板部を平面視した場合に前記上板部の平坦面を通る仮想線上に位置するかあるいは前記仮想線よりも後方に偏位している、
ことを特徴とする土間コンクリート用施工具。 - 前記載置板部の前部に、前記上板部の前端の平坦面と同一面上を延在する平坦な前端面が形成され、
前記支持板部は、上下左右に延在し前記載置板部の前端から上方に直角に起立して前記上板部に接続された前板部を含んで構成され、
前記前板部の前方を向いた前面は、前記上板部の前端の平坦面と同一面上を延在する平坦面で形成され、
前記上板部の前端の平坦面と、前記載置板部の前端の前端面と、前記前板部の前面とにより単一の平坦面が形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記支持板部は、上下前後に延在し前記載置板部の上面と前記上板部の下面を接続する補強板部を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記上板部は、平面視した場合に、前縁を一辺とし後方に一つの角部を有する二等辺三角形で形成され、
前記凹部は、前記上板部を平面視した場合に、前記二等辺三角形に対応した形状の二等辺三角形で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記上板部は、平面視した場合に、前縁を一辺とし後方に一つの直角を呈する角部を有する直角二等辺三角形で形成され、
前記凹部は、前記上板部を平面視した場合に、前記直角二等辺三角形に対応した形状の直角二等辺三角形で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記前板部の上部に、前後に貫通する釘挿通孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項2記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記載置板部に、上下に貫通するペグ挿通孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至6に何れか1項記載の土間コンクリート用施工具。 - 前記載置板部と前記上板部と前記支持板部は合成樹脂製で型により一体成形されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7に何れか1項記載の土間コンクリート用施工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125181A JP4798657B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 土間コンクリート用施工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125181A JP4798657B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 土間コンクリート用施工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007297802A JP2007297802A (ja) | 2007-11-15 |
JP4798657B2 true JP4798657B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=38767519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006125181A Active JP4798657B2 (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 土間コンクリート用施工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4798657B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020106572A1 (en) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | Illinois Tool Works Inc. | Dowel sleeve |
AU2019264625A1 (en) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | Illinois Tool Works Inc. | Dowel sleeve |
CN109723219B (zh) * | 2019-01-09 | 2021-07-13 | 武汉一冶建筑安装工程有限责任公司 | 高低标号大体积混凝土同时浇筑的方法 |
US11578491B2 (en) * | 2020-02-07 | 2023-02-14 | Shaw Craftsmen Concrete, Llc | Topping slab installation methodology |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416854Y2 (ja) * | 1986-07-01 | 1992-04-15 | ||
JPH11270135A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Taisei Corp | 土間スラブ打継部分のせき板工法 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125181A patent/JP4798657B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007297802A (ja) | 2007-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160168862A1 (en) | Suspension rails for panel veneer systems | |
US20050188642A1 (en) | Decorative brick facade module for walls | |
JP4798657B2 (ja) | 土間コンクリート用施工具 | |
JP2013053514A (ja) | 表面クラッディング用のスラブ製品を敷設するための離間/平滑化装置 | |
JP4320287B2 (ja) | タイル壁構造 | |
JP2015168983A (ja) | 床構造及び床構造の施工方法 | |
JP3113831B2 (ja) | 基礎パッキン用スペーサ | |
KR200450266Y1 (ko) | 건축마감재 줄눈간격결정용 스페이서 | |
JP2004324119A (ja) | レンガ等小片状部材を用いた壁構造およびその施工方法 | |
JP2007291812A (ja) | タイル取付用パネル及びタイル壁面の施工方法 | |
JPH089306Y2 (ja) | タイル張り壁構造 | |
JP3160573B2 (ja) | タイルの施工方法および施工具 | |
JP4067098B2 (ja) | 外壁材 | |
JP4056678B2 (ja) | ボーダーシステム及びその施工方法 | |
JPH0616532U (ja) | 間仕切り用下地材 | |
JP7244914B2 (ja) | 建物とテラスとの間の隙間を覆う化粧蓋用フレーム | |
KR102470243B1 (ko) | 가로수보호장치의 테두리프레임 제조방법 | |
JP4812092B2 (ja) | 建築ユニット | |
NL1042867B1 (nl) | Wandbouwsysteem | |
JP2008050826A (ja) | 側溝改修部材及び側溝改修工法 | |
JP2007132159A (ja) | 床パネルおよび床の施工方法 | |
JP4672921B2 (ja) | 壁仕上用下地パネル及び壁構造 | |
JP6387124B2 (ja) | 電気防食用電極の設置方法 | |
KR200241818Y1 (ko) | 상층부 벽체거푸집용 기준목 받침장치 | |
JP2733752B2 (ja) | 建物用コンクリート基礎と、その施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110728 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110728 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4798657 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |