JP3160573B2 - タイルの施工方法および施工具 - Google Patents

タイルの施工方法および施工具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車道
のトンネルや地下道内の壁面に各種タイルを施工するタ
イルの施工方法および施工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるタイルの施工方法として例
えば特公昭55−2507号公報に、厚さ1〜3mmの
発泡ポリスチレンシートの両面に熱可塑性樹脂フィルム
が積層されており、かつ多数のタイルを嵌合せしめる穴
が穿設された積層シートを、表面に感圧型接着剤が塗布
されたフイルムが貼着された木製の板体に接着し、前記
穴にタイルを嵌合して、前記フィルムに貼合した後、コ
ンクリートまたはモルタル打設位置に設置し、コンクリ
ートまたはモルタルの硬化後、前記板体および前記積層
シートを除去することを特徴とするタイル貼り施工法が
開示されている。
【0003】しかし、かかる従来のタイル貼り施工法で
は、平らな躯体壁面に施工する場合は有効であるが、例
えばトンネル内の壁面のように躯体壁面が湾曲している
場合では、少なくとも木製の板体には可撓性がなく、湾
曲面に沿わせることができないという問題点があり、仮
りに特定の湾曲壁面に沿わせる場合はその特定の曲率通
りの木製の板体および積層シートのみを作製すればよい
が、種々の曲率の湾曲壁面に対応しようとすればそれぞ
れの曲率に合った木製の板体および積層シートを作製し
なければならず、非常に煩瑣であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状において、
本発明者は鋭意研究の結果、一種類の型枠で種々の曲率
の湾曲壁面に対応して施工が可能な施工方法および施工
具の開発に成功し、本発明を完成するに至ったのであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明タイルの
施工方法は、躯体壁面の上下に一定間隔をおいて平行に
支持部材を仮りに設置し、該上下の支持部材間に可撓性
のあるタイル施工枠を嵌挿し、上下の支持部材間の間隔
を調整してタイル施工枠を躯体壁面の曲率に合わせ、そ
の状態で支持部材を躯体壁面に固定し、タイル施工枠を
介してタイルを躯体壁面の所定位置に施工し、接合剤層
が硬化した後、タイル施工枠を支持部材とともに取り外
すものである。
【0006】また本発明タイルの施工方法は、支持部材
が長尺となされ、接着剤層が硬化した後、タイル施工枠
を支持部材に沿って次の施工位置に移動させるものであ
る。
【0007】
【0008】さらにまた本発明タイル施工具は、上下横
方向の桟材と左右縦方向の桟材とからなり、該横方向の
桟材と縦方向の桟材間にタイル保持部を形成する仕切桟
が設けられ、少なくとも縦方向の桟材及び仕切桟が可撓
性を有し、且つ上下の横方向の桟材にはそれぞれ全長に
わたって溝が形成され、該溝により駆体壁面に設置され
た支持部材に横方向に摺動可能に嵌挿されてなるもので
ある。
【0009】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて詳述する。
【0010】図1において、1は躯体壁面である。該躯
体壁面1は自動車道のトンネルや地下道のように壁面が
湾曲しているのが普通である。
【0011】2は躯体壁面1の上下に一定間隔をおいて
平行に設置された支持部材であって、該支持部材2は躯
体壁面1に当設される取着部21と躯体壁面1より所定
間隔だけ浮き上がった支持部22とからなる。また、取
着部21には適宜間隔でボルト孔23が穿設されてい
る。該ボルト孔23は縦長となされ、躯体壁面1のアン
カーボルト11に沿って上下に摺動可能となるようにな
されている。該支持部材2は取着部21と支持部22と
が備わっておればどのような形状であってもよく、例え
ば断面コ形、h形、J形、Z形等の金属製型材が好適に
使用される。また、上下の支持部材2は同形状のもので
あってもよいし、図1の如く上方の支持部材2はZ形と
なされ、下方の支持部材2はコ形となされていてもよ
い。さらに支持部材2は躯体壁面1に沿って該躯体壁面
1の全長に設置されてもよいし、後述のタイル施工枠の
横幅と同寸法となされていてもよい。
【0012】3はタイル施工枠であって、該タイル施工
枠3は、上下横方向の桟材31と左右の縦方向の桟材3
2とからなり、該横方向の桟材31と縦方向の桟材32
間に仕切桟33が設けられ、かつ少なくとも縦方向の桟
材32および仕切桟33が可撓性を有するものである。
タイル施工枠3は金属、合成樹脂の他、木材でできてい
てもよいが、少なくとも縦方向の桟材32および縦方向
の仕切桟33は可撓性を有する材料で作製されている。
また、タイル施工枠3に仕切桟33が設けられているこ
とにより、タイルが嵌合される多数のタイル保持部34
が形成される。さらに横方向の桟材31には支持部材2
の支持部22に嵌合される溝35が刻設されている。な
お、溝35のかわりに横方向の桟材31の縁部に全長に
わたる切欠きを刻設してもよい。
【0013】次に、本発明タイルの施工方法について詳
述する。まず躯体壁面1の上下に一定間隔をおいて平行
に支持部材2,2をアンカーボルト11にて仮止めす
る。そのとき上下の支持部材2,2間の間隔はタイル施
工枠3の縦方向の寸法と等しいか広くしておく。次いで
上下の支持部材2,2間にタイル施工枠3を配置し、支
持部材2,2の支持部22、22にタイル施工枠3の横
方向の桟材31に刻設された溝35を嵌合させる。続い
て上下の支持部材2,2間の間隔をアンカーボルト11
に沿って狭め、タイル施工枠3を強制的に撓ませる。そ
してタイル施工枠3の撓みを躯体壁面1の曲率とほぼ一
致させ、アンカーボルト11を緊締し、上下の支持部材
2,2を躯体壁面1に固定する。
【0014】しかして躯体壁面1にセメントモルタル、
樹脂系接着剤等を塗布し、接合剤層12を形成した後、
タイル施工枠3のタイル保持部34を介してタイルを張
り付ける。そして接合剤層12をが充分固化した後、ア
ンカーボルト11を緩め、支持部材2,2とともにタイ
ル施工枠3を躯体壁面1から取り外せばよいが、躯体壁
面1に沿って長尺の支持部材2,2が設けられている場
合は、アンカーボルト11を緩めることなく、タイル施
工枠3を支持部材2,2に沿って躯体壁面1のタイルが
張り付けられてない位置に摺動させ、再びタイル張り付
けを繰り返せばよい。そして躯体壁面1の所定箇所のす
べてにタイルを張り付け終わった段階でアンカーボルト
11を緩め、支持部材2,2とともにタイル施工枠3を
躯体壁面1から取り外せばよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明タイルの施
工方法は、躯体壁面の上下に一定間隔をおいて平行に支
持部材を仮に設置し、該上下の支持部材間に可撓性のあ
るタイル施工枠を嵌挿し、上下の支持部材間の間隔を調
整してタイル施工枠を撓ませて躯体壁面の曲率に合わせ
るので、躯体壁面の曲率が躯体ごとに異なっていても同
一のタイル施工枠を使用することができ、躯体ごとに曲
率の異なるタイル施工枠を作製しなくてもよく、施工が
容易で工事費も節減できる。
【0016】また本発明タイルの施工方法は、躯体壁面
の支持部材が長尺となされている場合は、一箇所でのタ
イルの施工が終わった後、タイル施工枠を支持部材に沿
って次の施工位置に移動させることにより、いちいちタ
イル施工枠を着脱しなくてもよく、施工が一層容易とな
り、工期の短縮が可能である。繰り返し使用することが
でき、手軽に施工することができる。
【0017】さらに本発明タイル施工具は、縦横の桟材
と該桟材間にタイル保持部を形成する仕切桟が設けら
れ、少なくとも縦方向の桟材および仕切桟が可撓性を有
するので、上下から押さえつけて強制的に撓ませて曲率
が異なる各種躯体壁面に沿わせることができ、従来の如
く曲率の異なる幾種類ものタイル施工具を揃える必要が
ない。
【0018】さらにまた本発明タイル施工具は、上下の
横方向の桟材にはそれぞれ全長にわたって溝が形成さ
れ、該溝により躯体に設置された支持部材に横方向に摺
動可能に嵌挿されるようになされた場合は、最初にタイ
ルを施工した位置から順次横方向にタイル施工具を移動
させ、再びタイルの施工に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明タイルの施工状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例に使用されるタイル施工枠の
一例を示す斜視図である。
【図3】本発明に使用される支持部材の一例を示す斜視
図である。
【図4】本発明に使用される支持部材の他の例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 躯体壁面 11 アンカーボルト 12 接合剤層 2 支持部材 21 取着部 22 支持部 23 ボルト孔 3 タイル施工枠 31 横方向の桟材 32 縦方向の桟材 33 仕切桟 34 タイル保持部 35 溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体壁面の上下に一定間隔をおいて平行
    に支持部材を仮りに設置し、該上下の支持部材間に可撓
    性のあるタイル施工枠を嵌挿し、上下の支持部材間の間
    隔を調整してタイル施工枠を躯体壁面の曲率に合わせ、
    その状態で支持部材を躯体壁面に固定し、タイル施工枠
    を介してタイルを躯体壁面の所定位置に施工し、接合剤
    層が硬化した後、タイル施工枠を支持部材とともに取り
    外すことを特徴とするタイルの施工方法。
  2. 【請求項2】 支持部材が長尺となされ、接合剤層が硬
    化した後、タイル施工枠を支持部材に沿って次の施工位
    置に移動させることを特徴とする請求項1記載のタイル
    の施工方法。
  3. 【請求項3】 上下横方向の桟材と左右の縦方向の桟材
    とからなり、該横方向の桟材と縦方向の桟材間に仕切桟
    が形成され、少なくとも縦方向の桟材および仕切桟が可
    撓性を有し、且つ上下の横方向の桟材にはそれぞれ全長
    にわたって溝が形成され、該溝により躯体壁面に設置さ
    れた支持部材に横方向に摺動可能に嵌挿されるようにな
    されたタイル施工具。
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