JP3647256B2 - 前面着脱式防音板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速道路沿いや鉄道沿線等に設置される防音壁に使用される防音板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる防音板として例えば特開平7−18631号公報に所定間隔をおいて立設された支柱に上端から防音板が挿入されて積み上げられた防音板が記載されている。
【0003】
しかし、かかる従来の防音板では、事故により支柱に挿入された下方の防音板が破損した場合、該破損した防音板を取り替えようとすると、この破損した防音板より上方の防音板すべてを一旦支柱から抜き取った後、破損した防音板を取り替え、再び上方の防音板を挿入しなおさなければならず、作業が煩瑣になるとともに、作業そのものが危険を伴い、かつ道路の占有時間が長く渋滞の原因となるなどの弊害があつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる現状において、個々の防音板の左右両端の前後に形成された取付片のうち後方の取付片の横幅を一方は長く、他方は短くすることにより、道路側からの着脱が可能となり、従来の欠点の解消に成功し、本発明を完成するに至ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明前面着脱式防音板は、所定間隔をおいて立設された複数の支柱と該支柱間に上下に積み重ねられる複数段の防音板とからなる防音壁において、防音板本体の左右両端部の前後にそれぞれ取付片が形成され、前方の取付片は左右ともその幅が支柱の幅のほぼ二分の一となされ、後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が広く、他方の幅がせまくなされたものである。
【0006】
また本発明前面着脱式防音板は、後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が支柱の幅とほぼ等しくなされ、他方の取付片が除去されてなるものである。
【0007】
【実施例】
以下本発明の実施例について詳述する。
【0008】
図1において、1は支柱、2は防音板である。
支柱1は通常は断面H型等の鋼材からなり、道路や鉄道のコンクリート擁壁に沿って立設されている。
【0009】
防音板2は防音板本体21と該防音板本体21の左右両端部の前後にそれぞれ形成された取付片22,23とからなる。
【0010】
防音板本体21は前面に多数の吸音孔が穿設された孔開き板の背後に吸音マットが沿わされた吸音タイプのものや、透明合成樹脂よりなる遮音タイプのものなど、どのような形状のものでもよい。
【0011】
取付片22,23は防音板本体21の左右両端部の前後に形成されている。前方の取付片22は左右ともその幅が支柱1の幅のほぼ二分の一となされ、後方の取付片23の幅は左右いずれか一方の幅とほぼ等しくなされ、他方の取付片23の幅がごく僅かか取付片そのものがない。
【0012】
該取付片22,23は防音板本体21の左右ごとに前後のものが一体に形成されていてもよく、例えば、支柱1の奥行き寸法より広幅の溝を有する溝型の鋼材、アルミ型材等で形成されていると防音板本体21の補強にもなり好ましい。なお、防音板本体21の表裏が金属板でできている場合、取付片22,23が該金属板と一体に作成されていてもよいし、別途に作成された取付片22、23が防音板本体21左右端部に組立一体化されてもよい。
【0013】
つぎに本発明防音板の使用方法について詳述する。
まず道路、鉄道沿線等に沿って所定間隔をおいて複数本の支柱が立設されている。
【0014】
この支柱と支柱との間に上記防音板を手前側からはめ込む。その手順としては防音板本体21の左右両端部の前後に形成されている取付片22、23のうち後方の取付片23は左右いずれか長い方の取付片23が支柱の背面側に位置するよう防音板2の一端を一方の支柱1に差し込む。
【0015】
ついで該防音板本体21の一端が差し込まれた支柱1を回転軸として防音板本体21の他端を隣接する支柱1に接するまで回転させる。該防音板本体21の他端は後方の取付片23ごく僅かか全然ないため前方の取付片22が直接支柱1にあてがわれる。その後該防音板2の両端前方の取付片22をそれぞれ支柱1にボルト止めすればよい。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したごとく、本発明前面着脱式防音板は所定間隔をおいて立設された複数の支柱と該支柱間に上下に積み重ねられる複数段の防音板とからなる防音壁において、防音板本体の左右両端部の前後にそれぞれ取付片が形成され、前方の取付片は左右ともその幅が支柱の幅のほぼ二分の一となされ、後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が広く、他方の幅がせまくなされているので、支柱に挿入された多数の防音板のうち、下方の防音板を取り替えようとする場合に、当該防音板のみを、後方の取付片の幅がせまくなされている側の端部から前方に引き出すことにより、容易に取り外すことができるとともに、新たに防音板をはめ込む際には、後方の取付片の幅が広い側から支柱に差し込みつつ後方の取付片の幅のせまい側の端部を支柱にあてがうことにより、他の防音板を取り外すことなく、部分的に防音板を入れ替えることができる。
【0017】
また、後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が支柱の幅とほぼ等しくなされ、他方の取付片が除去されてなることで防音板の着脱が一層容易に行えるとともに該防音板でできた防音壁の表裏とも支柱が防音板の取付片で覆われ見栄えがよく、景観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明防音板を支柱に差し込む状態の斜視図である。
【図2】本発明防音板を支柱に差し込む状態の平面図である。
【図3】本発明防音板を支柱を軸に回転させる状態の斜視図である。
【図4】本発明防音板を支柱を軸に回転させる状態の平面図である。
【図5】本発明防音板を支柱に収まった状態の斜視図である。
【図6】本発明防音板を支柱に収まった状態の平面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 防音板
21 防音板本体
22 前方の取付片
23 後方の取付片
Claims (1)
- 所定間隔をおいて立設された複数本の支柱と該支柱間に上下に積み重ねられる複数段の防音板とからなる防音壁において、防音板本体の左右両端部の前後にそれぞれ取付片が形成され、前方の取付片は左右ともその幅が支柱の幅のほぼ二分の一となされ、後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が広く、他方の幅がせまくなされ、前記後方の取付片の幅は左右いずれか一方の幅が支柱の幅とほぼ等しくなされ、他方の取付片が除去されてなる前面着脱式防音板。
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JP11448798A JP3647256B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 前面着脱式防音板 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11448798A JP3647256B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 前面着脱式防音板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11303026A JPH11303026A (ja) | 1999-11-02 |
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JP11448798A Expired - Fee Related JP3647256B2 (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 前面着脱式防音板 |
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1998
- 1998-04-24 JP JP11448798A patent/JP3647256B2/ja not_active Expired - Fee Related
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