JP4796380B2 - 建物の警備装置 - Google Patents
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また、防犯以外の例えば、火災検知システムの場合でも、就寝中に火災が発生した場合に、この発生を火災報知機等によって検知することはできるが、火災の炎や煙が就寝中の部屋に回ってしまい、居住者の安全を確保できないという問題がある。
下階に異常が生じたことを検知する異常検知センサ(防犯センサ4)と、
前記下階から上階に至る階段5の下り口5aを開閉可能な開閉蓋6と、
前記異常検知センサ(防犯センサ4)に接続されて、該異常検知センサが異常を検知した際に、前記開閉蓋6を前記階段5の下り口5aを閉じるように駆動する駆動手段(駆動モータ11)とを備え、
前記開閉蓋6は、上階の床下に水平面内において回動することによって、下り口5aを開閉するように回転軸10に取り付けられており、前記駆動手段は前記回転軸10を回転させる駆動モータ11であることを特徴とする。
したがって、居住者が上階の部屋で就寝中の場合でも、下り口5aが開閉蓋6によって自動的に閉じられるので、不正侵入者、炎、煙等が下り口5aから上階に回るのを防止でき、居住者の安全を確保できる。
前記異常検知センサは、前記下階に外部から不審者が侵入したこと検知する防犯センサ4であることを特徴とする。
前記異常検知センサは、前記下階における火災を検知する火災検知センサ16であることを特徴とする。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は本発明に係る建物の警備装置の第1の実施の形態を示すもので、図1は警備装置が設けられた建物の一部を破断して示す斜視図、図2は駆動手段を示す側面図、図3は開閉蓋を示す平面図である。
建物の1階には、居間1が設けられており、この居間1に面する外壁2には窓3が設けられている。この窓3には、防犯センサ(異常検知センサ)4が設けられている。この防犯センサ4は、不審者が窓3を開けたり、破ったりして建物内に侵入した際に、これを検知できるものであれば、どのようなセンサであってもよい。また、防犯センサ4は窓3に取り付けてもよいし、それ以外の建物内部の壁や、天井等に設けてもよい。さらに、防犯センサ4は、1階に複数の窓がある場合は、それら全ての窓のうちの一つでも不審者が開けたり、破ったりして建物内に侵入した場合に、これを検知できるように構成する。
開閉蓋6は、面材8と天井板9との間に配置されており、その一つの角部が回転軸10に取り付けられている。回転軸10は面材8と天井板9との間に垂直に設けられており、その両端部は軸受10a,10aによって回転自在に支持されている。そして、回転軸10が軸回りに正逆方向に回転することによって、開閉蓋6が回転軸10回りに回動し、これによって、下り口5aが開閉されるようになっている。
したがって、駆動モータ11の駆動軸11aが正方向に回転することによって、駆動ギヤ12、従動ギヤ13、回転軸10を介して開閉蓋6が下り口5a側に向けて回転して、該下り口5aが閉じられ、駆動軸11aが逆方向に回転することによって、開閉蓋6が上記と逆方向に回転して、下り口5aを開けるようになっている。
前記駆動モータ11と前記防犯センサ4とは操作パネルを介して電気的に接続されている。そして、操作パネルのセンサスイッチによって防犯センサ4をONとすると、防犯センサ4が起動して、不審者が窓3を開けたり、破ったりして建物内に侵入した際に、これを検知するようにセットされる。この状態において防犯センサ4が不審者を検知すると、前記駆動モータ11の駆動軸11aが正方向に回転して、開閉蓋6によって下り口5aが閉じられる。
したがって、居住者が上階の部屋で就寝中の場合でも、下り口5aが開閉蓋6によって自動的に閉じられるので、不正侵入者が下り口5aから2階に回るのを防止でき、居住者の安全を確保できる。
そして、不正侵入者が居なくなった時点で、操作パネルの手動スイッチを操作して開方向を選択すると、駆動軸11aが逆方向に回転して、開閉蓋6が逆方向に回転して、下り口5aを開けることができる。
また、図4に示すように、開閉蓋6を格子状に形成してもよい。このようにすれば、開閉蓋6が軽くなるので、開閉蓋6の開閉動作を速くすることができ、また、2階の下り口5aから開閉蓋6を通して1階の様子や物音をある程度認識することができる。
図5は本発明に係る建物の警備装置の第2の実施の形態を示すもので、警備装置が設けられた建物の一部を破断して示す斜視図である。
本実施の形態では、前記防犯センサ4を、火災検知センサ(異常検知センサ)16に代えている。火災検知センサ16は、炎、煙り、熱等によって火災を検知できるものであり、1階の居間1の天井や台所の天井等に設置されている。
なお、階段5の下り口5aを開閉する開閉蓋6、開閉蓋6を駆動する駆動モータ11等の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
したがって、居住者が上階の部屋で就寝中の場合でも、下り口5aが開閉蓋6によって自動的に閉じられるので、炎や煙りが下り口5aから2階にすぐに回るのを防止でき、居住者の安全を確保できる。
5 階段
5a 下り口
6 開閉蓋
10 回転軸
11 駆動モータ(駆動手段)
16 火災検知センサ(異常検知センサ)
Claims (3)
- 建物に装備する警備装置であって、
下階に異常が生じたことを検知する異常検知センサと、
前記下階から上階に至る階段の下り口を開閉可能な開閉蓋と、
前記異常検知センサに接続されて、該異常検知センサが異常を検知した際に、前記開閉蓋を前記階段の下り口を閉じるように駆動する駆動手段とを備え、
前記開閉蓋は、上階の床下に水平面内において回動することによって、下り口を開閉するように回転軸に取り付けられており、前記駆動手段は前記回転軸を回転させる駆動モータであることを特徴とする建物の警備装置。 - 請求項1に記載の建物の警備装置において、
前記異常検知センサは、前記下階に外部から不審者が侵入したこと検知する防犯センサであることを特徴とする建物の警備装置。 - 請求項1に記載の建物の警備装置において、
前記異常検知センサは、前記下階における火災を検知する火災検知センサであることを特徴とする建物の警備装置。
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