JP4795882B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

この発明は、緩衝器の改良に関する。
特に、鉄道車両の車体と台車と間や建築物と地盤との間に横置きに介装される緩衝器にあっては、車体や建築物の振動方向に対して異なる減衰特性(緩衝器のストローク速度と発生される減衰力の関係)を呈すると、振動方向によって振動減衰の程度が異なることになり、好ましくないことから、伸長時と収縮時で減衰特性を同じに設定するようにしている。
そして、片ロッド型の緩衝器における伸長時及び収縮時の減衰特性を同じに設定するには、緩衝器を、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、シリンダ内にピストンを介して移動自在に挿入したロッドと、シリンダ内にピストンで区画されたロッド側室及びピストン側室と、タンクと、ピストンに設けられピストン側室からロッド側室へ向かう作動油の流れのみを許容する逆止弁を備えた通路と、ロッド側室からタンクへ向かう作動油の流れのみを許容し、かつ、作動油の流れに抵抗を与える減衰バルブと、タンクからピストン側室へ向かう流れのみを許容する逆止弁を備えた通路とを備えて構成され、また、ロッド断面積をピストン断面積の二分の一に設定している。
このような緩衝器では、ロッドがシリンダに対してシリンダ側へ移動しても、シリンダとは反対側に移動しても、シリンダに対するロッドの変位量が同じであれば、同量の作動油がシリンダ外へ排出されるとともに、この排出された作動油は伸長時でも収縮時でも同じ減衰バルブを通過してタンクへ還流するようになっており、伸縮時で減衰特性を同じにすることができる。そして、このような緩衝器は、作動油がピストン側室、ロッド側室およびタンクを一方通行で循環することから、ユニフロー(一方向流れ)型の緩衝器と称される。
さて、上述のようなユニフロー型の緩衝器は、上述のように伸縮時のそれぞれの減衰特性を同じにできるので、振動方向に対する減衰特性に方向性を持たせたくないような場合に用いられるが、近年では、鉄道車両の台車や地盤等の加振側体から鉄道車両の車体や建築物等の被加振側体への振動伝達の絶縁性を一層向上させるべく緩衝器の減衰力を制御することができるように、減衰力調整可能なソレノイド減衰バルブを搭載することが要求されるようになってきている。
このような減衰力調整が可能な緩衝器にあっては、ソレノイド減衰バルブは、ロッド側室からタンクへ向かう作動油の流れに抵抗を与える仕組みとなっているので、たとえば、特許文献1の図3や図6に示されているように、シリンダの端部を閉塞すると共にロッドを軸支するヘッド部材にソレノイド減衰バルブを抱かせる構成を採用している。
詳しくは、上述のような緩衝器では、ヘッド部材はロッドを軸支しており、ソレノイド減衰バルブ自体も大型であるので、ヘッド部材にはソレノイド減衰バルブを収容するスペースを確保することができないため、減衰バルブ本体と油圧回路を備えソレノイドを保持するバルブブロックをヘッド部材の側方に張り出すように取り付けている。
特開2003−118571号公報(図3および図6)
このような減衰力調整が可能な緩衝器にあっては、上述のように、減衰力を可変とすることが可能であるので、近年の要求に合致した性能を発揮することが可能であるが、以下の問題があると指摘される可能性がある。
すなわち、緩衝器が横置きに設定される場合、緩衝器の中央部に重量物であるバルブブロックが取り付けられているため、緩衝器の中央部を撓ませるモーメントが大きく、緩衝器の伸縮時にロッドとヘッド部材の内周に設けられる環状のスライドベアリングとの摺動摩擦が大きくなり、スライドベアリングの磨耗が激しくなると共に緩衝器の円滑な伸縮が妨げられる問題がある。
また、一般に、緩衝器のロッドが外部に露出されると、ロッドが飛石の衝突や緩衝器回りに設置される機器等が干渉する機会にさらされることになる。そして、ロッド表面が飛石の衝突等で傷つくと、ヘッド部材の内周に設けたシールをかいくぐりシリンダ内の作動油がロッド表面の傷を介して外部に漏れ出してしまう事態となることから、ロッド回りにカバーを取り付けることが好ましい。
しかしながら、上述のような緩衝器にあっては、ヘッド部材の側方にバルブブロックが張り出しているため、耐久性に優れる金属材料のような硬質材料で形成されるカバーを取り付けると、このカバーが伸縮時にバルブブロックに干渉するので、このようなカバーを取り付けることができず、布製カバーの装着を余儀なくされていた。
この布製カバーは、経年劣化が激しく、緩衝器の伸縮の繰り返しによって亀裂等を生じることがあるため、メンテナンスを頻繁に行う必要があり、交換周期が早くコスト高となってしまう。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、円滑な伸縮を実現することが可能な緩衝器を提供することであり、また、他の目的は、耐久性に優れるロッドカバーを採用可能な緩衝器を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明の課題解決手段は、シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、上記シリンダ内に移動自在に挿入されて一端が上記ピストンに連結されるロッドと、上記シリンダ内に上記ピストンで区画したロッド側室およびピストン側室とを備えユニフロー型に形成されて横置きに設定される緩衝器において、複数の減衰バルブが上記シリンダの一端を閉塞するボトム部材の内部に設けられてなり、上記シリンダを覆う外筒を設けて上記シリンダと上記外筒との間の隙間でタンクを形成し、上記ピストンに上記ピストン側室から上記ロッド側室へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁を備えた通路を形成し、上記ボトム部材に上記タンクから上記ピストン側室へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁を備えた通路を形成し、上記シリンダの他端を閉塞し上記ロッドを摺動自在に軸支するヘッド部材に上記ロッド側室に連通される連通路を形成し、この連通路が上記タンク内に配置されるパイプを介して上記ボトム部材内の第一の減衰バルブに連通され、この第一の減衰バルブが延長ポートを介して上記ボトム部材内の第二の減衰バルブに連通され、この第二の減衰バルブが上記タンクに連通されることを特徴とする。
本発明によれば、重量物となる減衰バルブがボトム部材内に収容されることになり、従来緩衝器のようにヘッド部材側にバルブブロックを配置する必要が無く、重量物が緩衝器の適用箇所である鉄道車両等の取付部近傍に配置されることになるから、緩衝器の中央部となるヘッド部材近傍の重量を軽量化することができ、緩衝器を横置きとしても、中央部に大きなモーメントが作用せず、緩衝器の中央部の撓みが少なくなり、ロッドとスライドベアリングとの摺動摩擦を低減でき、緩衝器の伸縮を円滑なものとすることができると同時に、スライドベアリングの磨耗も低減され、緩衝器を長寿命化することができる。
また、従来緩衝器のようにヘッド部材側にバルブブロックを配置する必要が無いので、それゆえ、耐久性に優れる金属材料等で形成されるロッドカバーを採用してロッドを保護することが可能となる。
さらに、耐久性に優れる金属材料等で形成されるロッドカバーを採用することが可能であるので、飛石等が衝突しても、ロッドの表面を確実に保護することができ、さらに、メンテナンス周期および交換周期も布製カバーより長くなるので、コストが低減されることになる。
さらに、緩衝器の中央部にバルブブロックのような突起物が設けられることが無いので、緩衝器が鉄道車両等の適用箇所に設置される外方部材と干渉してしまう恐れが無いので、鉄道車両等の設計の自由度が高まることになるとともに、緩衝器の適用箇所への搭載性が向上することになる。また、複数の減衰バルブがボトム部材内部に設けられることにより、例えば、緩衝器の回路構造における流路を2系統とし、流路の一方にはソレノイドによって制御される第一の減衰バルブと第二の減衰バルブとを直列配置し、流路の他方には第三の減衰バルブのみを配置してもよく、この場合には、第一の減衰バルブのクラッキング圧を調節することで、第一の減衰バルブを開閉弁としても機能させ、緩衝器は、第一〜第三の全てで減衰力を発生するときの最低の減衰力から第三の減衰バルブのみで減衰力を発生するときの最大の減衰力までの可変幅で減衰力調整が可能となる。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。図1は、参考の形態における緩衝器の縦断面図である。図2は、参考の形態における減衰バルブ及びボトム部材の拡大縦断面図である。図3は、本発明の一実施の形態における減衰バルブ及びボトム部材の拡大横断面図である。図4は、本発明の一実施の形態における緩衝器のAA断面図である。図5は、本発明の一実施の形態における緩衝器の回路構成を示した図である。図6は、本発明の一実施の形態における緩衝器の減衰特性を示した図である。
参考の形態における緩衝器1は、図1に示すように、シリンダ2と、シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3と、シリンダ2内に移動自在に挿入されて一端がピストン3に連結されるロッド4と、シリンダ2内にピストン3で区画したロッド側室Rおよびピストン側室Pと、タンクTと、シリンダ2の一端を閉塞するボトム部材5と、ボトム部材5の内部に設けられる減衰バルブ6とを備えて構成されている。
以下、緩衝器1の各部を詳しく説明すると、シリンダ2の一端は、略円板状のボトム部材5で閉塞され、他端が環状のヘッド部材7で閉塞され、上記シリンダ2内に摺動自在に挿入されるピストン3でシリンダ2内にピストン3で区画されたロッド側室Rおよびピストン側室Pには液体たる作動油が充填されている。
さらに、このシリンダ2の外方には、シリンダ2を覆う外筒8が設けられており、この外筒8の両端も、上記したボトム部材5とヘッド部材7で閉塞され、この外筒8とシリンダ2との間にできる隙間でタンクTが形成されている。
また、ヘッド部材7は、上述のように環状に形成され、その内周にはロッド4が挿通され、さらに、ヘッド部材7の図1中左端側にはロッド4の外周に摺接するシール部材10を備えたシールケース9が積層され、このシール部材10によってシリンダ2内が液密に保たれている。
なお、上記したヘッド部材7のシリンダ2側の他端となる図1中左端には、シリンダ2の外周に嵌め込まれる凸部7aが設けられており、この凸部7aの外周にシリンダ2を嵌合し、ヘッド部材7の外周を外筒8内へ嵌合することによって、シリンダ2と外筒8と左側が同心に位置決められる。そして、ヘッド部材7は、外筒8の図1中左端内周に螺子締結される環状のナットNによって、上記シールケース9とともに外筒8に固定される。
さらに、ヘッド部材7には、そのシリンダ2内のロッド側室Rに臨む端部、つまり、凸部7aの端部からタンクTに臨む端部へ通じる連通路11が設けられている。
ヘッド部材7内に挿入されるロッド4は、シリンダ2内に移動自在とされて一端がピストン3に連結され、他端には、鉄道車両等に緩衝器1を取り付けるためのブラケット4aが設けられるとともに、筒状であってロッド4を保護するロッドカバー4bが取り付けられている。このロッドカバー4bは、緩衝器1が最伸長しても必ずシリンダ2から突出するロッド4を保護することができるような長さに設定されるとともに、緩衝器1の伸縮時に後述する外筒8との干渉を回避するため、その内径は、外筒8の外径より大径とされ、外筒8とロッドカバー4bとの間には若干の隙間が生じるようになっている。そして、緩衝器1が最伸長しても必ずシリンダ2から突出するロッド4を必ず保護することができるよう、最伸長時においてロッドカバー4bの図1中右端は、後述する外筒8の左端に対向するようになっている。また、ロッドカバー4bの長さは、最収縮時に、後述する減衰バルブ6に一体化したソレノイド28に干渉しない長さに設定される。
つづいて、ピストン3には、上記したロッド側室Rとピストン側室Pとを連通する通路12が設けられており、この通路12の途中には、ピストン側室Pからロッド側室Rへ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁13を設けてある。なお、ロッド4を図1中真横に切ったときの断面におけるロッド断面積は、ピストン3を図1中真横に切ったときの断面におけるピストン断面積の二分の一になるように設定されている。
さらに、ボトム部材5は、シリンダ2の一端たる図1中右端に嵌合するシリンダ側ディスク14と、このシリンダ側ディスク14に積層されて外筒8に嵌合するとともに溶接等によって外筒8に結合される外筒側ディスク15とを備えて構成されており、外筒側ディスク15のシリンダ2側の中央部には、シリンダ側ディスク14の図1中右端に設けた凸部14aが挿入される凸部14aの軸方向長さより深い挿入孔16が形成され、シリンダ側ディスク14を挿入孔16に挿入することによって、シリンダ側ディスク14が外筒側ディスク15に対して径方向に位置決められ、これによってシリンダ2と外筒8の図1中右端が同心に位置決められる。
また、ボトム部材5の外筒側ディスク15の図1中右端には、鉄道車両等に緩衝器1を取り付けるためのブラケット15aが設けられ、上述のブラケット4aとこのブラケット15aとを用いて緩衝器1を、たとえば、鉄道車両の台車と車体との間に介装することができるようになっている。
そして、シリンダ側ディスク14は、シリンダ2側の端部中央に凹部17が設けられており、この凹部17の底部と凸部14aの端部とが通路18によって連通され、通路18は、外筒側ディスク15のシリンダ2側の端部に挿入孔16から外周側に向けて形成した切欠19によって、タンクTに連通されている。
さらに、シリンダ側ディスク14の凹部17内には、通路18を介してタンクTからピストン側室Pへ向かう作動油の流れのみを許容する逆止弁20が設置してある。
他方、外筒側ディスク15は、略円板状に形成され、図1中左端のシリンダ2側の端部には、上述の挿入孔16と切欠19が形成され、さらに、タンクTに臨む左端には、ヘッド部材7に設けた連通路11のタンクTに臨む開口と対向する位置から開口するポート21が設けられ、このポート21と連通路11とは、タンクT内に設けられるパイプ22を介して連通されている。
このように、パイプ22がタンクT内に収容されることから、パイプ22が上述のロッドカバー4bに干渉する恐れが無く、緩衝器1の外径を大型化せず、また、パイプ22が外方から飛来する物や外方部材と干渉することが無いので、緩衝器1の機能が損なわれてしまうような事態が確実に回避されることになる。
さらに、上記ポート21は、ボトム部材5の側部となる外筒側ディスク15の側部から開口する減衰バルブ6が収容されるバルブポート23に連通され、このバルブポート23の先端は、ポート24によって上記した切欠19に連通されている。
したがって、この緩衝器1は伸長するときには、ロッド4がシリンダ2から退出するので、ピストン側室Pの容積が増加し、この増加する体積分の作動油がボトム部材5に設けた通路18及び切欠19を介してタンクTから供給され、ロッド側室Rの容積が減少し、この減少する体積分の作動油が連通路11、パイプ22、ポート21、バルブポート23内に収容された減衰バルブ6、ポート24を介してタンクTへ排出され、逆に、緩衝器1が収縮するときには、ロッド4がシリンダ2内に進入するから、ピストン側室Pの容積が減少して、この減少する体積分の作動油がピストン3に設けた通路12を介してロッド側室Rへ移動し、ロッド側室Rの容積は増加するがシリンダ2へ進入するロッド4の体積分の作動油が過剰となるため、ロッド進入体積分の作動油が、連通路11、パイプ22、ポート21、バルブポート23内に収容された減衰バルブ6、ポート24を介してタンクTへ排出される。また、上述のように、ロッド断面積は、ピストン断面積の二分の一となっているので、緩衝器1のストローク量が同じであれば伸長時でも収縮時でも同じ体積の作動油がシリンダ2から排出される。
そして、このシリンダ2から排出される作動油は、必ず減衰バルブ6を介してタンクTへ向かうことになり、減衰バルブ6で作動油の流れに与える抵抗を変化させなければ、緩衝器1は伸縮時の同じ減衰特性で減衰力を発生することになり、また、作動油は、タンクTからピストン側室P、ロッド側室R、減衰バルブ6の順で循環してタンクTに戻されることになり、緩衝器1はユニフロー型に設定されている。
続き、減衰バルブ6は、図2に示すように、バルブポート23内に挿入される中空なバルブハウジング25と、バルブハウジング25内に挿入される弁体26とを備えて構成され、また、この減衰バルブ6を制御するため、バルブハウジング25の端部外周に螺子締結されるソレノイドケース27と、ソレノイドケース27内に収容されるソレノイド28とを減衰バルブ6に一体化して設けている。
バルブハウジング25は、有底筒状に形成され、側部に内外を連通する孔29と、孔29より底部側の外周に設けたシール部材30と、底部に設けたバルブ孔31とを備えて構成され、上記バルブ孔31の内方側の内周縁で環状弁座31aが形成され、バルブポート23内に収容されると、上記孔29がポート21に対向し、上記シール部材30でバルブポート23とバルブハウジング25との間がシールされて、ポート21とポート24とはバルブ孔31を介して連通されるようになっている。
そして、弁体26は、有底筒状のポペット型の弁体とされ、側部に設けた通孔32aによってその内外が連通されるとともに、先端の弁頭32が上記環状弁座31aに離着座するようになっており、バルブハウジング25の内周に摺動自在に挿入されている。また、ソレノイド28は、プル型のソレノイドに設定され、コイル33の非励磁時にはアーマチュア34がソレノイドケース27から突出されるようにバネ35で附勢され、コイル33を励磁すると、鉄心36が磁化してアーマチュア34がソレノイドケース27内方に吸引されるようになっている。
さらに、アーマチュア34の先端には、弁体26内に挿入されて弁頭32の先端から背面に連通する孔32bを閉塞することが可能なニードル37が取り付けられている。
また、ソレノイドケース27は、ソレノイド28を収容するケース本体38と、ケース本体38の端部から突設されるソケット39とを備えて構成され、このソケット39は、バルブハウジング25の外周に螺子締結され、バルブハウジング25とソレノイドケース27とが一体化されている。
そして、このソケット39の外周には、螺子部40が設けられており、バルブポート23の開口端内周に設けた螺子部41にソレノイドケース27を螺子締結することができるようになっており、このようにソレノイドケース27をバルブポート23に組み付けることによって、減衰バルブ6がバルブポート23内に収容固定されるようになっている。
なお、ソケット39とバルブポート23との間にはシール部材42が介装され、バルブポート23から作動油が漏れ出すことが無いように配慮されている。
上記した減衰バルブ6にあっては、ニードル37がバネ35によって附勢されて孔32bを閉塞すると共に弁体26を環状弁座31a側へ押して、弁頭32が環状弁座31aに着座するようになっており、ポート21からポート24へ向かう作動油の流れに抵抗を与えるようになっている。
また、コイル33を励磁してバネ35に附勢力を減じてニードル37が弁体26を環状弁座31側へ押す推力を減じることができ、弁頭32が環状弁座31から離座するクラッキング圧(開弁圧)を制御することができるようになっている。
したがって、コイル33を励磁する電流量を大きくすれば、減衰バルブ6のクラッキング圧を小さくすることができ、緩衝器1の減衰力は小さくなり、反対に、コイル33に電流を供給せずコイル33を励磁しないときに緩衝器1の発生減衰力は最大となるようになっている。
なお、ソレノイド28のコイル33へ通電できない状態となる場合には、緩衝器1が発生する減衰力は最大となり、減衰力を全く発生できないような事態が防止され、確実にフェールセーフ動作が行われることになる。
以上のように、減衰バルブ6は、軸方向に長いバルブとされており、この実施の形態の場合、バルブポート23がボトム部材5の側方から開口されることによって、ボトム部材5の側方に張り出してしまうソレノイド28がブラケット15aと干渉してしまうことがなく、ソレノイド28がブラケット15aを用いての緩衝器1の鉄道車両等への取り付けの障害となることが無い。
また、この参考の形態の場合、バルブポート23の開口方向となる軸線は、図1中では左右方向となるボトム部材5の軸線に対して直交する仮想面上に沿うようになっている。すなわち、バルブポート23は、ボトム部材5の軸線に対して直交する仮想面上に軸線を持つように設定されている。
このように設定されることで、軸方向に長い減衰バルブ6をボトム部材5内に収容する場合でも、ボトム部材5の図1中左右方向となる軸方向の長さを短くすることが可能であり、これによって緩衝器1の長さも短縮化でき、あるいは、緩衝器1のストローク長を長くすることができ、緩衝器1の搭載性あるいは実用性を向上することが可能となる。
上述のように構成された緩衝器1は、上述したようにユニフロー型に設定され、その伸縮時には、必ず、上述の減衰バルブ6を作動油に通過させることによって、所望の減衰力を発生することができる。
そして、減衰バルブ6は、ボトム部材5内に収容されることになり、減衰バルブ6が作動油に流れに与える抵抗やクラッキング圧を調節するソレノイド28は、ボトム部材5の側方に配置されるので、従来緩衝器のようにヘッド部材側にバルブブロックを配置する必要が無く、それゆえ、耐久性に優れる金属材料等で形成されるロッドカバー4bを採用してロッド4を保護することが可能となる。
また、ロッドカバー4bの形状は、内径が外筒8より大径となる円筒形に設定することが可能なって、その製造も容易である。
さらに、耐久性に優れる金属材料等で形成されるロッドカバー4bを採用することで、飛石等が衝突しても、ロッド4の表面を確実に保護することができ、さらに、メンテナンス周期および交換周期も布製カバーより長くなるので、コストが低減されることになる。
さらに、重量物となる減衰バルブ6とソレノイド28ボトム部材5に取り付けるようにしているので、これら重量物が鉄道車両等の取付部近傍に配置されることになるから、緩衝器1の中央部となるヘッド部材7近傍の重量を軽量化することができ、緩衝器1を横置きとしても、中央部に大きなモーメントが作用せず、緩衝器1の中央部の撓みが少なくなり、ロッド4とスライドベアリング9との摺動摩擦を低減でき、緩衝器1の伸縮を円滑なものとすることができると同時に、スライドベアリング9の磨耗も低減され、緩衝器1を長寿命化することができる。
さらに、緩衝器1の中央部にバルブブロックのような突起物が設けられることが無いので、緩衝器1が鉄道車両等の適用箇所に設置される外方部材と干渉してしまう恐れが無い。つまり、たとえば、鉄道車両の台車と車体との間に緩衝器1を設置する場合、中央部にバルブブロック等の突起物があると、緩衝器の伸縮時に突起物は台車あるいは車体に対して相対移動するので、その相対移動する範囲には突起物に干渉しないような配慮がなされる必要があるが、本発明の緩衝器1のように、緩衝器1の取付部であるブラケット15aの近傍に突起物となるソレノイド28が設けられる場合には、鉄道車両側では当然に取付部であるブラケット15aと台車側あるいは車体側に設けられる外方部材との干渉を避けるようになっていることから、このようにブラケット15aの近傍に突起物が設けられる分には問題が無いばかりでなく、緩衝器の中央部の突起を避ける必要がなくなるので、鉄道車両の設計の自由度が高まることになるとともに、緩衝器1の適用箇所への搭載性が向上することになる。
つづき、本発明の一実施の形態における緩衝器50について説明する。この緩衝器50は、上述の参考の形態における緩衝器1の構成に、減衰バルブ51,52を追加してある。そして、第一の減衰バルブを減衰バルブ6、第二の減衰バルブを減衰バルブ51、第三の減衰バルブを減衰バルブ52とする。なお、参考の形態と同様の部材については、説明が重複するので同じ符号を付するのみとして、詳しい説明を省略することとする。
この一実施の形態における緩衝器50は、図3および図4に示すように、シリンダ側ディスク14と外筒側ディスク53とで構成されるボトム部材54に減衰バルブ6と減衰バルブ51,52を設けている。このように減衰バルブは単数でなくとも複数設けるようにしてもよいのである。
外筒側ディスク53は、一実施の形態における外筒側ディスク15と略同様の構成をしており、異なる点は、バルブポート23の他に、減衰バルブ51,52が収容されるバルブポート55,56が設けられている点である。
詳しくは、バルブポート55は、ボトム部材54の側部となる外筒側ディスク53の側部から開口されて、その先端は、延長ポート57と、バルブポート23の先端から延長される延長ポート58を介してバルブポート23に連通され、さらに、このバルブポート55は、その側部から開口されて切欠19に連通されるポート59を介してタンクTに連通される。
また、バルブポート56も、ボトム部材54の側部となる外筒側ディスク53の側部から開口されて、その先端は、ポート60aを介してポート21に連通され、バルブポート56は、その側部から開口されて切欠19に連通されるポート60bを介してタンクTに連通される。
なお、これらバルブポート23,55,56は、ボトム部材54の軸線に対して直交する仮想面上に軸線を持ち、互いに干渉しないように配置されている。したがって、この他の実施の形態にあっても、複数の減衰バルブ6,55,56を配置することによって、ボトム部材54の軸方向長さを短く設定できることになる。
なお、減衰バルブの大きさによっては全てのバルブポートの軸線を同じ上記仮想面上に沿わせることができない場合があるが、その場合には、一部及び全部のバルブポートの軸線をボトム部材54の軸線に対して直交する他の仮想面上に軸線を沿わせることで、ボトム部材54の無用な大型化を回避することができる。
そして、バルブポート55,56内に収容される減衰バルブ51,52は、共に、有底筒状のバルブハウジング61と、バルブハウジング61内に収容されバルブハウジング61の底部に設けたバルブ孔61aを開閉する弁体62と、バルブハウジング61の筒部内周に螺子締結されて当該筒部を閉塞するバネ座63と、弁体62とバネ座63との間に介装されるバネ64とを備えて構成される。
したがって、この緩衝器50の回路構成としては、図5に示すように、ロッド側室RとタンクTとの間に2系統の流路が形成され、その流路の一方にはソレノイド28によって制御される減衰バルブ6と減衰バルブ51とが直列配置され、流路の他方には減衰バルブ52のみが配置されることになる。
そして、減衰バルブ6のクラッキング圧を調節することで、図6に示すように、減衰バルブ6を開閉弁としても機能させることによって、この緩衝器50は、減衰バルブ6,51,52の全てで減衰力を発生するときの最低の減衰力から減衰バルブ52のみで減衰力を発生するときの最大の減衰力までの可変幅で減衰力調整が可能となる。
なお、一実施の形態における緩衝器50にあっても、ソレノイド28のコイル33へ通電できない状態となる場合には、緩衝器50が発生する減衰力は最大となり、減衰力を全く発生できないような事態が防止され、確実にフェールセーフ動作が行われることになる。
このように構成される緩衝器50にあっても、重量物となる減衰バルブ6,51,52及びソレノイド28をボトム部材54に集中させて設けることができ、一実施の形態の緩衝器1と同様に、緩衝器50の伸縮を円滑とすることができ、さらに、ロッドカバー4bを耐久性のある材料で形成することができるので、一実施の形態の緩衝器1と同様の作用効果を奏することが可能である。
なお、参考の形態及び一実施の形態の説明において、穴あけ加工が多用されるボトム部材5,54をシリンダ側ディスク14と外筒側ディスク15,53との二つの部材で構成するようにしているので、製造が容易となる利点があるが、可能であれば、これらシリンダ側ディスク14と外筒側ディスク15,53を一つの部材として構成するようにしてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
参考の形態における緩衝器の縦断面図である。 参考の形態における減衰バルブ及びボトム部材の拡大縦断面図である。 一実施の形態における減衰バルブ及びボトム部材の拡大横断面図である。 一実施の形態における緩衝器のAA断面図である。 実施の緩衝器の回路構成を示した図である。 一実施の形態における緩衝器の減衰特性を示した図である。
符号の説明
1,50 緩衝器
2 シリンダ
3 ピストン
4 ロッド
4a,15a ブラケット
4b ロッドカバー
5,54 ボトム部材
6,51,52 減衰バルブ
7 ヘッド部材
7a,14a 凸部
8 外筒
9 シールケース
10,30,42 シール部材
11 連通路
12,18 通路
13,20 逆止弁
14 シリンダ側ディスク
15,53 外筒側ディスク
16 挿入孔
17 凹部
19 切欠
21,24,59,60a,60b ポート
22 パイプ
23,55,56 バルブポート
25,61 バルブハウジング
26,62 弁体
27 ソレノイドケース
28 ソレノイド
29,32b 孔
31,61a バルブ孔
31a 環状弁座
32 弁頭
32a 通孔
33 コイル
34 アーマチュア
35,64 バネ
36 鉄心
37 ニードル
38 ケース本体
39 ソケット
40,41 螺子部
57,58 延長ポート
63 バネ座
N ナット
P ピストン側室
R ロッド側室
T タンク

Claims (5)

  1. シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、上記シリンダ内に移動自在に挿入されて一端が上記ピストンに連結されるロッドと、上記シリンダ内に上記ピストンで区画したロッド側室およびピストン側室とを備えユニフロー型に形成されて横置きに設定される緩衝器において、複数の減衰バルブが上記シリンダの一端を閉塞するボトム部材の内部に設けられてなり、上記シリンダを覆う外筒を設けて上記シリンダと上記外筒との間の隙間でタンクを形成し、上記ピストンに上記ピストン側室から上記ロッド側室へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁を備えた通路を形成し、上記ボトム部材に上記タンクから上記ピストン側室へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁を備えた通路を形成し、上記シリンダの他端を閉塞し上記ロッドを摺動自在に軸支するヘッド部材に上記ロッド側室に連通される連通路を形成し、この連通路が上記タンク内に配置されるパイプを介して上記ボトム部材内の第一の減衰バルブに連通され、この第一の減衰バルブが延長ポートを介して上記ボトム部材内の第二の減衰バルブに連通され、この第二の減衰バルブが上記タンクに連通されることを特徴とする緩衝器。
  2. 上記連通路が上記パイプを介して上記ボトム部材内の第三の減衰バルブに連通され、この第三の減衰バルブが上記タンクに連通されて、上記ロッド側室と上記タンク室との間に2系統の流路が形成されてなり、その流路の一方にはソレノイドによって制御される上記第一の減衰バルブと上記第二の減衰バルブが直列配置され、上記流路の他方には上記第三の減衰バルブのみが配置されることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 上記ロッドの他端に最伸長時においても上記ロッドの全体を覆うことが可能であって内径が上記外筒外径より大径となる筒状のカバーを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の緩衝器。
  4. 上記各減衰バルブは、ボトム部材の側方から開口されるバルブポート内にそれぞれ収容されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の緩衝器。
  5. 上記各減衰バルブは、ボトム部材の軸線に対して直交する面上に軸線を持つバルブポート内にそれぞれ収容されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の緩衝器。
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