JP4895971B2 - バルブ構造 - Google Patents

バルブ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4895971B2
JP4895971B2 JP2007268458A JP2007268458A JP4895971B2 JP 4895971 B2 JP4895971 B2 JP 4895971B2 JP 2007268458 A JP2007268458 A JP 2007268458A JP 2007268458 A JP2007268458 A JP 2007268458A JP 4895971 B2 JP4895971 B2 JP 4895971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
shock absorber
cylinder body
oil
hydraulic shock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007268458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009097586A (ja
Inventor
亨 竹内
健一 西海
克己 磯部
和敏 高久
Original Assignee
カヤバ システム マシナリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カヤバ システム マシナリー株式会社 filed Critical カヤバ システム マシナリー株式会社
Priority to JP2007268458A priority Critical patent/JP4895971B2/ja
Publication of JP2009097586A publication Critical patent/JP2009097586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4895971B2 publication Critical patent/JP4895971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

この発明は、バルブ構造に関し、特に、たとえば、建築物の各階の床と天井との間に配設されて制振ダンパとされる油圧緩衝器への具現化に向くバルブ構造の改良に関する。
たとえば、建築物の各階の床と天井との間に配設されて制振ダンパとされる油圧緩衝器としては、従来から種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1には、油圧緩衝器を形成するシリンダ体内でのピストン体の摺動位置に依存して発生される減衰力が高低調整可能とされるものが開示されている。
すなわち、特許文献1に開示の油圧緩衝器にあっては、油圧緩衝器を形成するシリンダ体内を同じく油圧緩衝器を形成するピストン体が摺動するときにシリンダ体内にピストン体で画成されてピストン体を挟む一対となる両方の油室がピストン体に配設の減衰バルブを介して連通し、減衰バルブによって所定の言わば高い減衰力が発生される。
その一方で、この特許文献1に開示の油圧緩衝器にあっては、油圧緩衝器におけるシリンダ体内の両方の油室がシリンダ体外に配設のバルブ構造を介して連通可能とされ、このバルブ構造の作動が油圧緩衝器の作動で具現化される。
すなわち、まず、バルブ構造は、油圧緩衝器におけるシリンダ体内の両方の油室をシリンダ体外で連通するバイパス路中に配設されてその作動時にバイパス路を開閉する。
そして、このバルブ構造にあって、バイパス路は、シリンダ体に連設されるバルブマウントとこのバルブマウント内に摺動可能に収装される制御バルブたるスプールとで形成されている。
そしてまた、バルブマウントは、油圧緩衝器におけるシリンダ体に一体的に連設され、スプールは、シリンダ体内のピストン体に連結されてシリンダ体に対して出没可能とされるロッド体側に連結されている。
そしてさらに、バイパス路は、油圧緩衝器において、ピストン体がシリンダ体内の中央部付近にあるときには、バルブマウント内でいわゆる中央部付近にあるスプールで閉鎖状態となり、ピストン体がシリンダ体内の中央部付近から外れるときには、バルブマウント内で中央部付近から外れるスプールで開放状態になる。
それゆえ、この特許文献1に開示のバルブ構造にあっては、油圧緩衝器においてピストン体がシリンダ体内における中央部付近で摺動する場合には、スプールがバイパス路を閉鎖状態に維持し、シリンダ体内の両方の油室がピストン体に配設の減衰バルブを介して連通され、言わば高い減衰力の発生状態を具現化する。
そして、このバルブ構造にあっては、油圧緩衝器においてピストン体がシリンダ体内における中央部付近を外れて摺動する状況になると、バイパス路を開放状態に維持し、シリンダ体内の両方の油室がこの開放されたバイパス路を介して連通され、言わば低い減衰力の発生状態を具現化する。
特開2006‐161842号公報(図1、図2および図4参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のバルブ構造にあっては、油圧緩衝器の伸縮位置に依存して発生減衰力の高低調整を可能にする点で格別の不具合がある訳ではないが、その具現化にあって些かの不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記した油圧緩衝器が建築物における制震ダンパとされる場合には、油圧緩衝器自体にあって、伸縮ストロークにいわゆる余裕を持つことが肝要とされて、比較すれば、言わば長く形成されるが、このことからして、バイパス路中に配設されるバルブ構造にあっては、制御バルブたるスプールの作動ストロークが油圧緩衝器の作動ストロークと同じにされることを要す。
その結果、上記したバルブ構造にあっては、バルブ構造を構成するスプールが長尺化されることで、スプールの加工性が悪化したり精度の維持が困難になったりする不具合がある他、利用の実際にあっても、油漏れを招来し易くなる危惧があり、油圧緩衝器が建築物における制震ダンパとされる場合の不具合となる。
この発明は、上記した現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、所定のバルブ機能の発揮するのはもちろんのこと、たとえば、建築物における制震ダンパとして利用される油圧緩衝器への具現化に向くバルブ構造を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるバルブ構造の構成を、基本的には、高圧側を低圧側に連通する通路中に配設されて背後側からの附勢力によって前進状態に維持されるときに上記の通路を低圧側から遮断すると共に外部からの推力が作用するときに後退して上記の通路を開放するポペットを有してなるバルブ構造において、基端をポペットの尖端に連設させると共に軸線方向をポペットの進退方向にして外部からの推力作用を許容するスプールの先端側を貫通させるバルブハウジングがダストシール、UパッキンおよびOリングをスプールの軸線方向に直列させながらスプールの先端側の外周に摺接させると共にOリングとUパッキンとの間に連通する油溜り部を有してなるとする。
それゆえ、この発明にあっては、基端をポペットの尖端に連設させると共に軸線方向をポペットの進退方向にして外部からの推力作用を許容するスプールの先端側を貫通させるバルブハウジングがダストシール、UパッキンおよびOリングをスプールの軸線方向に直列させながらスプールの先端側の外周に摺接させてなるから、基本的には、OリングがUパッキン側への油漏れを抑制し、したがって、Oリングの配設によって生じる摺動抵抗の下で、すなわち、Uパッキンの配設によって生じる摺動抵抗が極めて低いとされる状況下で、スプールのバルブハウジングに対する摺動が許容される。
そして、Oリングを交わしてUパッキン側に油漏れが発現される場合には、Uパッキンがダストシール側への油漏れを抑制し、このとき、Oリングは、スプールとの間で油漏れを許容するから、このOリングを配設による摺動抵抗は発現されず、したがって、Uパッキンの配設によって生じる摺動抵抗の下で、スプールのバルブハウジングに対する摺動が許容される。
そしてまた、Oリングを交わしての油漏れをUパッキンで抑制するとき、Oリングは、スプールとの間で油漏れを許容するから、OリングとUパッキンとの間に溜ろうとする油は、Oリングを交わして戻ることになり、Uパッキンにおけるスプールに対する摺動抵抗がいたずらに増大しない。
その結果、このバルブ構造にあっては、Oリングによる摺動抵抗下でスプールが摺動するか、Uパッキンによる摺動抵抗下でスプールが摺動するかになり、スプールに対する推力が小さくても、スプールの摺動が可能とされる。
一方、Oリングが油漏れを抑制するとき、スプールとバルブハウジングとの間を介しての油漏れが発現されないのはもちろんのこと、Uパッキンが油漏れを抑制するときにも、スプールとバルブハウジングとの間を介しての油漏れが発現されない。
そして、この発明にあっては、上記のOリングとUパッキンとの間に連通する油溜り部を有してなるから、Oリングを交わしてUパッキンで抑制される油漏れ量、正確には、スプールの外周への油膜量が多くなる場合には、この油が油溜り部に溜ることになり、Uパッキンを交わして、すなわち、ダストシールを交わして油漏れがいわゆる外部に及ぶことを回避する。
したがって、このバルブ構造にあっては、仮に、スプールが長尺化される傾向になっても、油漏れを効果的に抑制し得るが、油圧緩衝器が、たとえば、建築物における制震ダンパとして利用されるものであるときは、油圧緩衝器が、たとえば、車両に搭載されるショックアブソーバとして利用される場合と比較すると、伸縮作動する回数および時間において極めて少なく、油溜り部で充分保持できる量であり、仮に、漏れ量が油溜り部の収容量を超える場合には、これを、たとえば、低圧側にドレンさせても良い。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるバルブ構造は、図示するところでは、筒型でしかも両ロッド型に形成された油圧緩衝器に具現化され、この油圧緩衝器は、たとえば、建築物の各階の床と天井との間に配設される制振ダンパとされる。
そして、この油圧緩衝器は、図示するところでは、シリンダ体1と、このシリンダ体1内に摺動可能に収装されながらシリンダ体1内に断面積を同一にする一対となる両方の油室、すなわち、図中で上方となる一方の油室R1と図中で下方となる他方の油室R2とを画成するピストン体2と、このピストン体2に基端が連結されながら各油室R1,R2の軸芯部を挿通してそれぞれシリンダ体1の閉塞端から先端を外部に突出させるロッド体3、すなわち、断面積を同一にして図中で上方となる一方のロッド体31と図中で下方となる他方のロッド体32とを有してなる。
そして、この油圧緩衝器にあって、ピストン体2は、上記の両方の油室R1,R2の連通を許容する減衰バルブ21,22を有し、シリンダ体1は、後述する制御バルブ5,6を配設させるバルブマウント4を一体的に連設させ、このバルブマウント4は、図示するところでは、ポート(符示せず)だけを有しながらシリンダ体1に連結されるプレート部41と、このプレート部41に連結されて制御バルブ5,6およびチェックバルブ7,8を有するハウジング部42とからなる。
ところで、シリンダ体1は、この油圧緩衝器が両ロッド型とされることからいわゆる筒体からなり、図示するところでは、図中の下端側部にはシリンダ体1と同径となるサブシリンダ体11を同軸に連設させ、このサブシリンダ体11内に他方のロッド体32の図中で下端側となる先端側を導通させてこの他方のロッド体32の下端側がいわゆる他部に干渉することを回避させ、また、このサブシリンダ体11は、この油圧緩衝器のいわゆる取り付けを可能にするブラケット12を有している。
ピストン体2は、自身がシリンダ体1内に画成する両方の油室R1,R2の連通を許容する減衰バルブ、すなわち、言わば伸側用とされる減衰バルブ21と言わば圧側用とされる減衰バルブ22とを並列配置させている。
このとき、減衰バルブ21,22は、図示するところでは、上流側の圧力がクラッキング圧を超えると開放作動するように設定されていて、このクラッキング圧については任意に設定される。
ロッド体3は、図中で上方となる一方のロッド体31の先端にブラケット33を有し、このブラケット33を利用してのこの油圧緩衝器の取り付けを可能にしている。
それゆえ、この油圧緩衝器にあっては、上記したブラケット12,33を利用しての所望の場所への取り付けが、すなわち、設置が可能とされ、その設置場所での作動、すなわち、いわゆる伸縮作動が可能とされる。
そして、この油圧緩衝器にあっては、後述するバイパス路を無視すると、ピストン体2がシリンダ体1内を図中で上昇する場合を、たとえば、伸側作動時と仮定すると、一方の油室R1が減衰バルブ21を介して他方の油室R2に連通し、このとき、減衰バルブ21で所定の大きさの減衰力が発生される。
また、同じくこの油圧緩衝器にあって、ピストン体2がシリンダ体1内を図中で下降する場合を、たとえば、圧側作動時と仮定すると、他方の油室R2が減衰バルブ22を介して一方の油室R1に連通し、このとき、減衰バルブ22で所定の大きさの減衰力が発生される。
つぎに、この油圧緩衝器にあっては、ピストン体2に配設の減衰バルブ21,22を迂回して両方の油室R1,R2をシリンダ体1外で連通させるバイパス路(符示せず)を有してなる。
このとき、バイパス路は、いわゆる両端がシリンダ体1内の各油室R1,R2に対して、各油室R1,R2におけるいわゆるストロークエンド領域となる部位で連通している。
すなわち、ピストン体2がシリンダ体1内をいわゆる中立領域を超える大きいストロークで摺動してシリンダ体1の端部に接近するストロークエンド近傍に至るときにも、シリンダ体1に開穿された開口が閉塞されずして各油室R1,R2のバイパス路への連通が妨げられない。
一方、この発明において、バルブ構造は、高圧側と低圧側とを連通する通路中に配設される、すなわち、上記の両方の油室R1,R2のシリンダ体1外で連通を可能にするバイパス路中に配設されるもので、外部からの推力の入力で移動してバイパス路を開放する制御バルブ5,6と、この制御バルブ5,6に対するバイパス路における作動油の流れを整流するチェックバルブ7,8と、制御バルブ5,6に推力を入力する入力手段9とを有してなる。
まず、バイパス路は、シリンダ体1に一体的に連設されるバルブマウント4に、すなわち、図示するところでは、プレート部41およびハウジング部42に形成され、ハウジング部42が両方の油室R1,R2間の相反する方向の連通を許容する制御バルブ5,6と、このバイパス路における作動油の流れ方向を規制する、すなわち、整流するチェックバルブ7,8とを有してなる。
このとき、バイパス路の本来的な機能を鑑みると、これがバルブマウント4に形成されるのはともかくとして、このバルブマウント4がシリンダ体1に保持されることは、この発明のバルブ構造にあって、言わば好ましい。
すなわち、後述するが、この発明のバルブ構造にあって、バイパス路に配設される制御バルブ5,6は、入力手段9を介してであるが、油圧緩衝器の伸縮位置に依存して開閉作動することを要件としているから、少なくとも、この制御バルブ5,6を有するバルブマウント4にあっては、これがシリンダ体1の一部に擬制されて良く、したがって、この観点からして、バルブマウント4は、シリンダ体1に一体的に連設されてシリンダ体1に保持されるのが好ましい。
つぎに、制御バルブ5,6は、図示するところでは、油圧緩衝器におけるロッド体3のシリンダ体1に対する出没に追従する入力手段9からの入力によって開放作動して言わば一方の油室を他方の油室に連通させる。
すなわち、たとえば、制御バルブ5にあっては、シリンダ体1内に一方のロッド体31が没入する油圧緩衝器の圧側作動時に入力手段9からの入力によって開放状態に切り換えられ、他方の油室R2がこの開放された制御バルブ5を介して一方の油室R1に連通し、このとき、制御バルブ6は、チェックバルブ8の作動するところもあって、自らの状態において遮断状態に維持され、その限りにおいてバイパス路を閉鎖する。
そして、制御バルブ6にあっても、シリンダ体1内から一方のロッド体31が突出する言わば伸側作動時に入力手段9からの入力によって開放状態に切り換えられ、一方の油室R1がこの開放された制御バルブ6を介して他方の油室R2に連通し、このとき、制御バルブ5は、上記したところと同様に、チェックバルブ7の作動するところもあって、自らの状態において遮断状態に維持され、その限りにおいてバイパス路を閉鎖する。
なお、チェックバルブ7,8についてだが、上記したように、たとえば、油圧緩衝器の圧側作動によって制御バルブ5が開放作動するときに油室R2の作動油が制御バルブ6に流入することをチェックバルブ8が阻止し、制御バルブ5がいわゆる戻るようになるとき、すなわち、油圧緩衝器が伸側作動に反転することで油室R1から流出される作動油が未だ遮断状態になっていない制御バルブ5に流入する状況になるときにチェックバルブ7がこれを阻止して、制御バルブ5を所定の閉鎖状態に維持するように機能すると共に、油圧緩衝器において減衰バルブ21のみが作動し、所定の大きさの減衰力を発生させる。
そして、油圧緩衝器の伸側作動によって制御バルブ6が開放作動するときに油室R1の作動油が制御バルブ5に流入することをチェックバルブ7が阻止し、制御バルブ6がいわゆる戻るようになるとき、すなわち、油圧緩衝器が圧側作動に反転することで油室R2から流出される作動油が未だ遮断状態になっていない制御バルブ6に流入する状況になるときにチェックバルブ8がこれを阻止して、制御バルブ6を所定の閉鎖状態に維持するように機能すると共に、油圧緩衝器において減衰バルブ22のみが作動し、所定の大きさの減衰力を発生させる。
以上からすると、この発明にあっては、制御バルブ5,6によってバイパス路を開閉することで、油圧緩衝器で発生される減衰力の高低調整が可能とされるのはもちろんであるが、チェックバルブ7,8の協働もあって、図2に示すような減衰力の変位特性が得られる。
ここで、制御バルブ5,6についてだが、図3に示すように、制御バルブ5,6は、バルブハウジングたるバルブマウント4(図1参照)におけるハウジング部42内に収容される入力軸51,61と、弁体52,62と、基軸53,63とを有し、ハウジング部42に連設されるケース43内に収容される弁体附勢バネ54,64を有してなる。
入力軸51,61は、対向する入力手段9(図1参照)からの推力を図中で左端となる先端に入力させるもので、図示するところでは、前記したロッド体3と軸線方向を同じにするスプールからなる。
そして、この入力軸51,61は、入力手段9に対向することになる先端部をハウジング部42の外部に突出させて大気中におき、図示しないが、先端部における軸長の長短調整を可能にし、入力手段9に対する間隔の調整を、すなわち、後述する不感帯ストロークL1,L2(図1参照)の長短調整を可能にしている。
なお、図示するところにあって、入力軸51,61には、後述する弁体52,62の前方において変位に応じた流量制御を実現する油路としての切り溝51a,61aが一本または複数本形成されている。
つぎに、弁体52,62は、入力軸51,61の基端に直列されながら、すなわち、図示するところでは、一体に連設されながら入力軸51,61の後退によるその後退時にバイパス路を開放するもので、図示するところでは、ポペットからなり、したがって、この弁体52,62がスプールからなる場合に比較して、バイパス路における作動油の漏れを効果的に阻止する。
そして、弁体52,62たるポペットの上流側に上記の切り溝51a,61aが形成されるから、この切り溝51a,61aを介しての作動油の流れが利用されることで、ストロークに応じた流量制御が可能になり、たとえば、図2の特性図における符号Xで示す領域における波形をコントロールでき、また、この波形のコントロールを要しない場合でも、弁体52,62が急激に開閉することがなくいわゆるショックを緩和できる。
なお、上記の弁体52,62については、これがスプールからなるとしても良く、また、スプールからなるとき、これにポペットを直列させても良い。
そして、基軸53,63は、弁体52,62に直列されながら、すなわち、図示するところでは、弁体52,62の後端に一体に連設されながら軸径を入力軸51,61と同一にして後端が容室を形成するケース43を介して大気中におかれている。
それゆえ、このバルブ構造にあって、基軸53,63の後端が大気中におかれる一方で同径の入力軸51,61の先端が同じく大気中におかれるから、弁体52,62が後述する弁体附勢バネ54,64のバネ力によってのみ前進状態に維持され、すなわち、バイパス路を閉鎖する状態に維持される。
弁体附勢バネ54,64は、図示するところでは、容室たるケース43内に収装されたコイルスプリングからなるが、このとき、各弁体附勢バネ54,64における附勢力は、極端に大小されない限りにおいて、いわゆる同一性が要求されない。
そして、この弁体附勢バネ54,64にあっては、入力手段9からの推力が入力されるときに、収縮して基軸53,63の後退、すなわち、弁体52,62の後退を許容して、この弁体52,62を介してのバイパス路における作動油の流れを許容する。
ところで、この弁体附勢バネ54,64におけるバネ力についてであるが、上記したように、この発明の制御バルブ5,6にあっては、弁体52,62たるポペットを挟むことになる入力軸51,61と基軸53,63との間におけるいわゆる軸力が同じになる。
それゆえ、この弁体52,62をいわゆるバルブシート部に着座させてバイパス路を閉鎖状態に維持するについては、制御バルブ5,6が作動するときのフリクションに勝るバネ力を具有する弁体附勢バネ54,64とされて良く、したがって、弁体附勢バネ54,64についてはこれがコイルスプリングからなるとき、いわゆる軽微なコイルスプリングで足りる。
以上のように形成された制御バルブ5,6にあって、油漏れについては、特に、スプールからなる入力軸51,61とハウジング部42との間における油漏れについては、以下のように配慮している。
すなわち、このバルブ構造にあっては、図4にも示すように、制御バルブ5,6(図3参照)における入力軸51,61の図中で左側となる先端側を貫通させるハウジング部42が、図中で左側から、ダストシール101、Uパッキン102およびOリング103を入力軸51,61の軸線方向に直列させながらその外周に摺接させると共に、Oリング103とUパッキン102との間に連通する油溜り部104を有してなる。
油溜り部104は、ハウジング部42に形成の穿孔からなり、この穿孔の底部に開穿のポート105がOリング103とUパッキン102との間に連通し、図示するところにあって、Oリング103とUパッキン102との間にポート105を開口させる隙間Sを有している。
それゆえ、このバルブ構造にあって、スプールからなる入力軸51,61の図中で左側たる先端側を貫通させるハウジング部42がダストシール101、Uパッキン102およびOリング103を有してなるから、基本的には、Oリング103がUパッキン102側への油漏れを抑制する。
このとき、入力軸51,61は、Oリング103の配設によって生じる摺動抵抗の下で、すなわち、Uパッキン102の配設によって生じる摺動抵抗が極めて低いとされるから、入力軸51,61のハウジング部42に対する摺動が許容される。
そして、Oリング103を交わしてUパッキン102側に油漏れが発現される場合には、Uパッキン102がダストシール101側への油漏れを抑制し、このとき、Oリング103は、入力軸51,61との間で油漏れを許容するから、このOリング103を配設による摺動抵抗は発現されず、したがって、Oリング103に代ってUパッキン102の配設によって生じる摺動抵抗の下で、入力軸51,61のハウジング部42に対する摺動が許容される。
そしてまた、Oリング103を交わしての油漏れをUパッキン102で抑制するとき、Oリング103は、入力軸51,61との間で油漏れを許容するから、Oリング103とUパッキン102との間に溜ろうとする油は、Oリング103を交わして戻ることになり、Uパッキン102における入力軸51.61に対する摺動抵抗がいたずらに増大しない。
その結果、このバルブ構造にあっては、Oリング103による摺動抵抗下で入力軸51,61が摺動するか、Uパッキン102による摺動抵抗下で入力軸51,61が摺動するかになり、入力軸51,61に対する後述する入力手段9を介しての推力をいたずらに大きくしなくても、入力軸51,61の摺動が可能とされる。
一方、Oリング103が油漏れを抑制するとき、入力軸51,61とハウジング部42との間を介しての油漏れが発現されないのはもちろんのこと、Uパッキン102が油漏れを抑制するときにも、入力軸51,61とハウジング部42との間を介しての油漏れが発現されないのは上述した通りである。
そして、このバルブ構造にあっては、上記のOリング103とUパッキン102との間に連通する油溜り部104を有してなるから、Oリング103を交わしてUパッキン102で抑制される油漏れ量、正確には、入力軸51,61の外周における油膜量が多くなる場合には、この油が油溜り部104に溜ることになり、Uパッキン102を交わして、すなわち、ダストシール101を交わして油漏れがいわゆる外部に及ぶことを回避する。
したがって、このバルブ構造にあっては、仮に、入力軸が長尺化される傾向になっても、油漏れを効果的に抑制し得るが、油圧緩衝器が、たとえば、建築物における制震ダンパとして利用されるものであるときは、油圧緩衝器が、たとえば、車両に搭載されるショックアブソーバとして利用される場合と比較すると、伸縮作動する回数および時間において極めて少なく、油溜り部104で充分保持できる量であり、仮に、漏れ量が油溜り部の収容量を超える場合には、これを、たとえば、低圧側にドレンさせても良い。
以上のように、ハウジング部42に配設されたダストシール101、Uパッキン102およびOリング103を入力軸51,61の外周に摺接させる制御バルブ5,6は、前述したように、入力手段9による外部からの推力の入力でバイパス路を開放する。
そこで、以下には、この入力手段9について説明するが、この入力手段9は、基本的には、油圧緩衝器の動きに同期して制御バルブ5,6を開放作動させるもので、図1に示すように、制御バルブ5,6に対応する一対とされている。
そして、この入力部9は、図示するところでは、図中で上方となる一方のロッド体31に連結される一方のアーム部材91と、図中で下方となる他方のロッド体32に連結される他方のアーム部材92とを有してなる。
このとき、一方のアーム部材91は、シリンダ体1のいわゆる外に配在されているが、他方のアーム部材92は、サブシリンダ体11に形成されたスリット状の開口11aを挿通して言わば先端側がシリンダ体1のいわゆる外に突出している。
一方、この入力手段9にあって、各方のアーム部材91,92の先端部には入力部91a,92aが附勢バネ91b、92bの介在下に保持されており、この入力部91a,92aと制御バルブ5,6の先端との間に不感帯L1a,L2を出現させている。
それゆえ、この入力手段9にあっては、たとえば、一方のロッド体31がシリンダ体1内に没入するときに、上記した不感帯ストロークL1以上にロッド体31がシリンダ体1内に没入するまでは、入力部91aが制御バルブ5における入力軸51の先端に干渉せず、したがって、制御バルブ5は、これが開放作動しない。
そして、ロッド体31がシリンダ体1内に没入するストロークが上記の不感帯ストロークL1以上になるときには、入力部91aが制御バルブ5における入力軸51の先端に当接し、この入力軸51をバルブマウント4におけるハウジング部42内に没入させ、したがって、制御バルブ5は、これが開放作動する。
そしてまた、上記の作動は、他方のロッド体32がシリンダ体1内に没入するときにも、入力手段9において言わば反対側の入力部92aが制御バルブ6における入力軸61に対して同様に作動し、したがって、制御バルブ6も上記の制御バルブ5と同様の作動をする。
そして、附勢バネ91b,92bは、上記のアーム部材91,92と各入力部91a,92aとの間に挟持され、また、ナット91c,92cの螺合操作で、附勢バネ91b,92bのイニシャル荷重の調整と、上記した不感帯ストロークL1,L2の微調整を可能にしている。
そして、この入力手段9にあって、附勢バネ91b,92bのバネ力は、制御バルブ5,6における弁体附勢バネ54,64のバネ力と制御バルブ5,6の作動時における摩擦力との合力に勝るとしている。
したがって、入力部91a,92aが言わば前進して制御バルブ5,6における入力軸51,52に当接されるときには、この入力軸51,61を弁体附勢バネ54,64のバネ力と制御バルブ5,6の作動時における摩擦力との合力に打ち勝って後退させる。
このとき、入力部91a,92aは、附勢バネ91b,92bで附勢されているために、見掛け上では、アーム部材91,92と一体となって前進し、ロッド体3と同じ作動になる。
しかしながら、制御バルブ5,6において弁体52,62たるポペットの後退が機械的に阻止される状態になると、あるいは、入力軸51,61がハウジング部42に完全に没入された状態になると、入力軸51,61の後退が停止されるので、以降の入力部91a,92aの変動たる言わば前進も阻止され、附勢バネ91b,92bが収縮される。
すなわち、入力手段9は、油圧緩衝器におけるシリンダ体1内へのロッド体3の没入時に制御バルブ5,6を開放作動させてバイパス路を開放させると共に、バイパス路を開放した制御バルブ5,6をさらに開放作動させるようにする推力の入力を停止する。
そして、制御バルブ5,6における作動ストロークが停止された以降も引き続き入力部91a,92aがハウジング部42に押し付けられると、あたかも入力部91a,92aが附勢バネ91b,92bのバネ力に打ち勝って後退するような状況が現出され、このとき、油圧緩衝器におけるロッド体3は、さらなる伸縮作動が可能とされる。
このとき、ハウジング部42に配設のOリング103およびUパッキン102に対する制御バルブ5,6における摺動抵抗がいたずらに増大しないから、附勢バネ91b,92bのバネ力をいたずらに大きくする必要がなく、したがって、入力部91a,92a、すなわち入力手段9のコンパクト化が可能になる。
以上のように、この発明のバルブ構造にあっては、シリンダ体1に対してロッド体3が出没することになるいわゆる伸縮作動時にその伸縮量が上記した不感帯ストロークL1,L2を超えるとき、いわば対応する制御バルブ5,6が開放作動してバイパス路を連通状態に切り換える。
それゆえ、このことからすれば、この発明のバルブ構造にあって、上記の不感帯ストロークL1,L2を同一にするときには、油圧緩衝器がいわゆる中立状態にあると言える。
すなわち、油圧緩衝器を任意の場所に設置するとき、その設置場所におけるいわゆる設置間隔が区々となり、したがって、油圧緩衝器にあって、シリンダ体1内でピストン体2を完全な中央部に位置決めることが、すなわち、中立状態にすることが事実上困難であるとしても、上記の不感帯ストロークL1,L2を同一にするように調整作業をすることで、シリンダ体1に対するピストン体2のいわゆる中立状態を現出することが可能になる。
そして、このとき、シリンダ体1内でピストン体2が完全な中立状態にないとしても、多くの場合に、そのズレは、いわゆる許容差よりは大きくなるであろうがいたずらに大きくならないから、不感帯ストロークL1,L2を同一にするように調整することで、油圧緩衝器が中立状態にあると擬制しても問題はないと言い得る。
以上からすれば、この発明にあっては、油圧緩衝器を設置する際に、バルブ構造における中立状態を視認しながら確実に現出することが可能になり、従来凡そこの種の油圧緩衝器を設置するのにあって、いわゆる中立状態の現出が容易でなく、したがって、油圧緩衝器の設置に手間を要していたことに比較して、迅速な設置作業の実現が可能になる。
前記したところは、この発明によるバルブ装置を装備する油圧緩衝器が建築物における制振ダンパとされる場合を例にしているが、この発明が意図するところからすれば、この油圧緩衝器が建築物以外の、たとえば、鉄道車両や機器類の制振用として利用されるとしても良い。
そして、前記したところでは、この発明が両ロッド型の油圧緩衝器に具現化されるとしたが、この発明が意図するところからすれば、この発明が片ロッド型の油圧緩衝器に具現化されるとしても良く、さらには、凡そ気体以外のいわゆる収縮しないとされる流体を利用する緩衝器であれば、その具現化が可能になる。
また、前記したところでは、図1に示すように、制御バルブ5,6が図中での左右方向に油圧緩衝器に並列する態勢に配設されて奥行き寸法を短くしているが、この発明が意図するところからすれば、図示しないが、並列する制御バルブ5,6が油圧緩衝器に重ねられるように配設されて幅寸法を狭くするとしても良い。
さらに、前記したところでは、この発明によるバルブ装置を装備する油圧緩衝器にあって、バルブマウント4がシリンダ体1に一体に保持されてなる場合を例にしたが、この発明にあっては、バルブマウント4がシリンダ体1と分離されていても、油圧緩衝器における中立状態の実現が可能になる。
すなわち、油圧緩衝器を所定の位置に設置するについて、先に、シリンダ体1を大まかに看て中立状態にあると言える状況で設置場所に設置し、爾後に、シリンダ体1から分離されているバルブマウント4を移動して、不感帯ストロークL1,L2を言わば左右で同一にすれば、この油圧緩衝器における中立状態を実現することが可能になる。
さらに、この発明によるバルブ装置では、制御バルブ5,6の具体化にあって、これが一軸に形成されるのではなく、二軸に形成されるとしているから、これがバルブマウント4に装備される場合や、あるいは、シリンダ体1内に装備される場合を考慮すると、バルブマウント4の小型化を妨げず、また、シリンダ体1内への装備性を有利にする利点がある。
もっとも、この発明が意図するところからすれば、図示しないが、制御バルブ5,6の具現化にあって、これがいわゆる一軸に直列配置されるとしても良い。
この発明によるバルブ構造を備える油圧緩衝器の一実施形態を示す原理図である。 ピストン体が有する減衰バルブによる減衰力の変位特性を示す図である。 この発明によるバルブ構造の一実施形態を示す断面図である。 OリングとUパッキンとの間に油溜り部を有する一実施形態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 シリンダ体
2 ピストン体
3 ロッド体
4 バルブマウント
5,6 制御バルブ
9 入力手段
21,22 減衰バルブ
51,61 入力軸
52,62 弁体
53,63 基軸
54,64 弁体附勢バネ
91,92 アーム部材
91a,92a 入力手段を形成する入力部
91b,92b 入力手段を形成する附勢バネ
R1,R2 油室

Claims (5)

  1. 高圧側を低圧側に連通する通路中に配設されて背後側からの附勢力によって前進状態に維持されるときに上記の通路を低圧側から遮断すると共に外部からの推力が作用するときに後退して上記の通路を開放するポペットを有してなるバルブ構造において、基端をポペットの尖端に連設させると共に軸線方向をポペットの進退方向にして外部からの推力作用を許容するスプールの先端側を貫通させるバルブハウジングがダストシール、UパッキンおよびOリングをスプールの軸線方向に直列させながらスプールの先端側の外周に摺接させると共にOリングとUパッキンとの間に連通する油溜り部を有してなることを特徴とするバルブ構造。
  2. 油溜り部がバルハウジングに形成の穿孔からなると共に、この穿孔の底部に開穿のポートがOリングとUパッキンとの間に連通してなる請求項1に記載のバルブ構造。
  3. 高圧側と低圧側とを連通する通路が油圧緩衝器におけるシリンダ体内にピストン体で画成される両方の油室をシリンダ体外で連通させるバイパス路とされてなる請求項1または請求項2に記載のバルブ構造。
  4. ポペットを背後側から附勢する附勢力がコイルスプリングのバネ力とされると共に、このコイルスプリングを収装する容室が大気圧に維持されてなる請求項1、請求項2または請求項3に記載のバルブ構造。
  5. スプールに作用する推力が油圧緩衝器におけるシリンダ体に対するロッド体の出没に伴う軸力とされてなる請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のバルブ構造。
JP2007268458A 2007-10-16 2007-10-16 バルブ構造 Active JP4895971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268458A JP4895971B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 バルブ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268458A JP4895971B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 バルブ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009097586A JP2009097586A (ja) 2009-05-07
JP4895971B2 true JP4895971B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=40700778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007268458A Active JP4895971B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 バルブ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4895971B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU168453U1 (ru) * 2016-05-23 2017-02-02 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Донской государственный технический университет" Гидравлический амортизатор

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51106892A (ja) * 1975-03-18 1976-09-22 Daikin Ind Ltd Ekiatsushindohatsuseisochi
JPS5260385A (en) * 1975-11-13 1977-05-18 Kubota Ltd Driving circuit for monostable oil hydraulic actuator
JPS56158561A (en) * 1980-05-12 1981-12-07 Sony Corp Automatic answering telephone set
JPS6317377A (ja) * 1986-07-10 1988-01-25 三洋電機株式会社 透視構造体
JPS6367474A (ja) * 1986-09-06 1988-03-26 Furukawa Mining Co Ltd カウンタバランス弁
JP3302708B2 (ja) * 1991-09-06 2002-07-15 日本発条株式会社 ガスクッション装置
JP2005127417A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Smc Corp 油圧駆動装置の潤滑構造
JP2005291470A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Nhk Spring Co Ltd ガスクッション装置
JP4417822B2 (ja) * 2004-12-02 2010-02-17 カヤバ工業株式会社 緩衝器
JP2007032731A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Nok Corp シーリングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009097586A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4795882B2 (ja) 緩衝器
US4527630A (en) Hydraulic actuating means for subsurface safety valve
EP3343061B1 (en) Hydraulic valve for dampening pressure spikes, and associated systems
JP4453000B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4895971B2 (ja) バルブ構造
JP2013060982A (ja) 切り替え弁装置
JP4740195B2 (ja) 油圧緩衝器
JP4921315B2 (ja) バルブ装置
JP2010249250A (ja) バルブ構造
JP4898623B2 (ja) バルブ装置
JP4740042B2 (ja) 緩衝器
JP4890414B2 (ja) バルブ装置
JP4921314B2 (ja) バルブ装置
JP4921313B2 (ja) バルブ装置
WO2018084098A1 (ja) バルブブロック
USRE32390E (en) Hydraulic actuating means for subsurface safety valve
JP4768696B2 (ja) バルブ装置
JP4895970B2 (ja) バルブ装置
JP2011247344A (ja) 流体圧回路
JP6143517B2 (ja) ダンパ
JP4858990B2 (ja) バルブ装置
JP4921312B2 (ja) バルブ装置
JP5142958B2 (ja) 緩衝器
JP4898624B2 (ja) バルブ装置
JP4942108B2 (ja) バルブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100331

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4895971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350