JPS6367474A - カウンタバランス弁 - Google Patents

カウンタバランス弁

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JPS6367474A
JPS6367474A JP21004086A JP21004086A JPS6367474A JP S6367474 A JPS6367474 A JP S6367474A JP 21004086 A JP21004086 A JP 21004086A JP 21004086 A JP21004086 A JP 21004086A JP S6367474 A JPS6367474 A JP S6367474A
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pressure
valve seat
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Toshihiro Nakajo
仲條 利博
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Furukawa Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧式の建設機械、荷役bt 1等に使用さ
れるカウンタバランス弁に関するものである。
かかるカウンタバランス弁はカウンタバランス機能ばか
りでなく、ホールディング機能、密閉機能、再生整形機
能等の多面的性能を有することが要求されてきている。
カウンタバランス機能とは、例えば油圧式クレ−ン等の
ブーム起伏シリンダ装置の縮小作動を行う場合において
、起伏シリンダ装置の非負荷側油室への圧油の供給量の
増減にかかわらず起伏シリンダ装置の負荷側油室からの
圧油の排出を安定維持シてスムーズに行わせ、いわゆる
弁自体のチャタリング現象等を生じさせないための機能
であり、ホールディング機能とは、負荷側の圧油を排出
するホース自体が劣化若しくは損傷等により破断した場
合、又は油圧ポンプが故障を起こした場合等において、
シリンダ装置が縮小の過渡現象をひき起こして不慮の事
故を起こすことを未然に防止する安全対策として、ホー
スの破損時またはポンプ故障により供給流量が急停止し
た時に瞬時に閉止してシリンダ装置の負荷側の圧油を保
持する機能である。また、密封機能とは、ブーム起伏シ
リンダ装置にカウンタバランス弁を装着した場合におい
て、ポンプからの圧油を切り換え制御する切換弁を中立
位置としてブーム起伏シリンダ装置の作動を停止させ、
長時間ブームによって吊荷を空中に静止保持させる場合
、例えば建設現場の構造部材の締結ボルトの芯合わせ等
を行う場合等において構造部材の吊下位置がずれないよ
うにシリンダ装置の負荷側油室の圧油を完全に密封する
ための機能である。さらにまた、再生整形機能とは、作
動油が微鉄粉、ごみ等の混入によって汚染されることに
より弁座に微小損傷による粗れが経年的に発生すること
があり、かかる場合に、シリンダ装置に高負荷をかけて
伸長または停止作動を繰返すことにより弁座に当接する
弁体にハンマリング現象を生ぜしめて弁座を整合させて
再生整形する機能である。
(従来の技術) 従来のカウンタバランス弁としては、例えば、昭和57
年8月20日(株)大河出版発行の「油圧装置設計の実
際(機械工学全書1053)J第96および97頁に記
載されているようにチェック弁を弁体内に設けて油圧回
路の一部を設定圧力に維持して重量または外力を支持す
るよう構成したものが一般的に既知である。かかる構造
のカウンタバランス弁は、カウンタバランス弁の一般的
な機能であるカウンタバランス機能、ホールディング機
能及び密封機能を一応有している。しかしながら密封機
能については、スプリング力のみで負荷側の圧油をシー
ルしているためその効果がいま一つであり、またこの弁
の圧油のシール方式は弁体とスプールとの嵌合による面
シールタイプであり、先に述べた再生整形機能はなく、
むしろ使用すればする程嵌合面が粗くなり、漏洩が多く
なるという問題がある。
また、特公昭59−36152号公報には、シリンダ装
置の負荷側油室の圧油が高ければ高いほどスプール弁が
弁座に強く着座するという従来構造のカウンタバランス
弁およびこのカウンタバランス弁のカウンタバランス機
能を改善した改良構造が開示されている。この形式の従
来構造は公報に記載の通りホールディング機能、密封機
能および再生整形機能に優れているが、カウンタバラン
ス機能の点に問題があり、また、改良構造では、カウン
タバランス機能を重視してスプール弁がスプリング力の
みにより弁座に着座するよう構成しているため、密封機
能および再生整形機能が低下するという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本願人は、上述したカウンタバランス機能、ホールディ
ング機能および再生整形機能の全てに優れたカウンタバ
ランス弁を提供しようとして、先に、特願昭60−73
593号により出願したカウンタバランス弁を開発した
しかし、上記出願に係るカウンタバランス弁はポペット
弁の閉止端におけるテーパー面とスプール上の弁座のシ
ート面との高い密封度を得るために弁孔内にポペット弁
を液密に摺動可能に嵌合して取付けるとともにスプール
を弁孔および仕切壁中心孔内に液密に摺動可能に嵌合し
て取付け、スプール上の弁座のシート面とポペット弁の
閉止端のテーパー面を摺合せにより所要の密封度にする
構造であるため、弁外匣とスプールとポペット弁との同
心度および嵌合度を機械加工によって高精度に仕上げる
必要があり、製造費が高価になるばかりでなく、使用中
にポペット弁の閉止端とスブ−ル上の弁座との密封度が
損なわれる等の不具合が生じた場合には、弁外匣、スプ
ールおよびポペット弁を交換することとなり、補修費用
が高くなるという問題があった。
これがため、本発明は、上述したカウンタバランス機能
、ホールディング機能および再生整形機能の全てに優れ
、製造および補修費が安価なカウンタバランス弁を提供
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、第1図に示すように、弁匣1内に切換
弁3側に通じる入口ボート側油室18と油圧シリンダー
11の負荷側油室12に通じる出口ポート側油室19と
が仕切壁17を介して設けられ、大径端部20aとこれ
より小径の中間軸部20bとさらに小径の小径端部20
Cとを有し、内部に弁通路25が貫通して設けられた中
空スプール20がその中間軸部20bを前記仕切壁17
に液密に貫通して前記入口ポート側油室18から前記出
口ポート側油室19に延在して設けられ、入口ポート側
油室18内に位置する大径端部20aが密封用スプリン
グ24により仕切壁17の方向に付勢され、前記大径端
11ffi20aを前記密封用スプリング24に抗して
仕切壁17から離す方向に動かすよう前記油圧シリンダ
装置11の非負荷側油室13からパイロット圧を前記大
径端部20aに作用させるパイロット油室32が設けら
れ、前記中空スプール20の弁通路25を出口ボート側
油室18に通じる油路21の開閉を行う弁座26が中間
軸部20bと小径端部20Cとの間の肩部に設けられ、
この弁座26と協働する閉止端27を有するポペット弁
28が前記小径端部2Oc上に軸線方向に摺動自在に取
付けられ、閉止用スプリング29によりポペット弁28
の閉止端27が弁座26に対し閉合するよう付勢されて
いることを特徴とする。
(作 用) 上述した構成を具えることによって、圧油が入口ポート
2から供給される際、圧油が中空スプー20の弁通路2
5を経てポペット弁28に作用し、ポペット弁28を弁
閉止用スプリング29の力に抗して中空スプール20の
小径端部2OC上に矢aの方向に動かし、これにより、
゛ポペット弁28の閉止端27が中空スプール上の弁座
26から離間して油路21を開放し、シリンダ装置11
の負荷側油室12に圧油が供給される。入口ポート2か
ら圧油が供給されなくなった際には、弁閉止用スプリン
グ29によってポペット弁28の閉止端27は弁座26
に瞬時に閉止して逆流を防止する優れたホールディング
機能を行なう。
そして、このポペット弁28の閉止位置においては、負
荷側の圧油がポペット弁の閉止端27を弁座26に対し
て緊密に圧着させる力として作用し、負荷側の油圧が上
昇すれば、それに比例して密封力を増大させ、これによ
り優れた密封機能を発揮する。
また、シリンダ装置11の負荷側油室12への圧油の供
給を停止する際、ポペット弁28は負荷側の圧油の作用
を受けて閉止するから、ポペット弁28の閉止端27と
中空スプール20上の弁座26との間にハンマリング現
象が生じ、これにより弁座26を整合させる再生整形機
能が生じる。
さらにまたシリンダ装置11の縮小作動を行う場合にお
いて、シリンダ装置の非負荷側油室13に圧油を供給す
ると、それと同時にその圧油がパイロット圧として中空
スプール20の大径端R20aに作用し、中空スプール
を密封用スプリング24に抗して矢すの方向に動かし中
空スプール20上の弁座26をポペット弁28の閉止端
27から引き離し、弁座26が開いて油路21を開放し
、シリンダ装置11の負荷側の圧油をタンク側に排出す
る。これにより非負荷側の圧油が低下してパイロット圧
も低下することにより弁座26が再び閉止し、この結果
、非負荷側の油圧が再び昇圧して弁座26を開放すると
いう作動が繰返され、このようにしてパイロット圧が一
定になるように自動的に開閉調整を行って安定したカウ
ンタバランス機能を行う機能をも有する。
(実施例) 第1図は、本発明によるカウンタバランス弁の1実施例
を示し、図示の例では、カウンタバランス弁外匣1の一
方の端壁1aに設けた入口ポート2を切換弁3を介して
油圧ポンプ4またはタンク5に管路6および高圧ホース
7により接続し、弁外匣1の他方の端部で弁外壁に設け
た出口ボート8を管路9により油圧式クレーン10のブ
ーム起伏用油圧シリンダ装置11の負荷側油室12に接
続し、非負荷側油室13を管路14および高圧ホース1
5により切換弁3を介して油圧ポンプ4またはタン5に
接続するよう構成している。
弁外匣l内に入口ポート2から出口ポート8に向は軸線
方向に延びる弁孔16を設け、この弁孔16内を仕切壁
17により2個の油室18および19に仕切っている。
弁孔16内には、内部に弁通路25を有する中空スプー
ル20を仕切壁17に貫通させて軸線方向に摺動自在に
設けている。中空スプール20には大径端部20aと、
これより小径の中間軸部20bと、さらに小径の小径端
部20cとを設け、中間軸部20bを仕切壁17の中心
孔22にシール23によって液密に摺動自在に貫通させ
、大径端部20aを入口ボート側油室18内に位置させ
、小径端部20Cを出口ポート側油室19内に位置させ
る。
入口ポート側油室18内に位置する大径端部20aを密
封用スプリング24によって仕切壁17の方向に付勢し
、他方、出口ポート側油室19内に位置する小径端部2
OC上にポペット弁28を軸線方向に摺動自在に嵌装し
、ポペット弁28の先端35が仕切壁17に当接するよ
う閉止用スプリング29でポペット弁28を仕切壁17
の方向に付勢する。ポペット弁28の閉止端27を先端
35より僅か内方に設け、閉止端27と協働する弁座2
6を中間軸部20bと小径端部20Cとの間の肩部に設
け、中空スプール20上の弁座26にポペット弁28の
閉止端27が当接してポペット弁28が閉じることによ
って入口ポート側油室18から弁通路25を経て出口ポ
ート側油室8に至る油路21が閉止されるよう構成する
次に、油圧シリンダ装置11の非負荷側油室13に圧油
を管路14を経て供給する際に、負荷側油室12の圧油
を出口ボート8、出口ボート側油室19、中空スプール
弁20の弁通路25、入口ポート側油室18、入口ポー
ト2を介してタンク5に戻すため、仕切壁17、弁外匣
1の内壁、中空スプール20の大径端部20a との間
にパイロット油室32を設け、このパイロット油室32
にオリフィス33を経て、非負荷側油室13への圧油を
管路14から導入するよう接続し、これにより、非負荷
側油室13に圧油を供給する際に、パイロット油室32
内にオリフィス33を経て圧油を導入し、中空スプール
20が密封用スプリング24のばね力に抗して矢すの方
向に移動して弁座26をポペット弁28の閉止端27か
ら離間させ、これによりポペット弁28を開放し、油路
21を開くよう構成している。
また、第1図に示す例では、切換弁3には、負荷側油圧
供給位置Aおよび非負荷側油圧供給位置Bと中立ブロッ
ク位置Cとの間に絞り位置A′およびB′をそれぞれ設
け、負荷側油圧供給時には、先ずA′位置として負荷側
への油圧の供給を徐々に行うようにし、また非負荷側油
圧供給時には、先ず、B′位置として負荷側から圧油を
タンク側に徐々に逃がしながらポペット弁28を徐々に
動かし、その間にパイロット油室32内にも圧油を供給
し、その後に続く油圧シリンダ装置11の縮小作動が連
続的に行われるようにしており、これにより、切換弁3
を中立ブロック位置Cから非負荷側供給位置Bに直ちに
切換える場合に生ずるおそれのある問題、すなわち、弁
通路25が直ちにタンク5に通じるために瞬時に中空ス
プール20が負荷側の圧油が作用しているポペット弁2
8によって押されてポペット弁28の先端35が仕切壁
17の対向面に当たるまでの僅かな間ではあるがシリン
ダ装置11が一時的に急激に縮小作動を行い、そのシリ
ンダ装置11の急激な縮小作動のためにパイロット油室
32内へのパイ0.7 )圧油の供給がおいつかなくな
り、そのパイロット油室32内にパイロット圧が充満さ
るまでの間シリンダ装置11の作動がそこで一時的に停
止すると言う問題をなくし、シリンダ装置の縮小作動を
連続的に行うことができるようにするためである。
次に、上述の構成になるカウンクバランス弁の作動を第
1〜5図につき説明する。
(1)フリーフロー状態への作動 第2図に示すように、切換弁3をA位置に切換えること
により、油圧ポンプ4から圧油は高圧ホース7、管路6
、入口ポート2、入口ポート側油室18、弁通路25を
経てポペット弁28の底止端36に圧油が作用し、閉止
用スプリング29の力に抗してポペット弁28を出口ポ
ート側室19内において左側に押し動かし、これにより
閉止端27を中空スプール20上の弁座26から離間さ
せ、ポペット弁28を開放する。したがって圧油は、弁
通路25から出口ポート側油室18、出口ポート8、管
路9を経て油圧シリンダ装置11の負荷側油室12内に
供給され、ピストンllaを上方に押し上げ、非負荷側
基油13内の油は管路14、高圧ホース15、切換弁3
−Aを経てタンク5に戻る。
(2)フリーフロー状態から加圧密封状態への作動第2
図に示すフリーフロー状態から、切換弁3をC位置(第
1図参照)に戻すことにより、閉止用スプリング29の
力によりポペット28は出口ポート側油室19内を右側
に押し動かされて閉止端27が中空スプール20上の弁
座26に当接してポペット弁28を閉じる。そうすると
その時点で負荷側油室12の圧油はポペット弁28の閉
止端27に作用し、その油圧力により閉止端27は中空
スプール20上の弁座26に強く押しつけられ、弁座2
6への着座力が強くなり、負荷側油室12の圧油はこの
弁座26で完全に遮断されることになる。これが第1図
に示す加圧密封状態である。
(3)密封状態からシリンダ装置の押し下げ状態への作
動 第1図に示す加圧密封状態から、切換弁3をB′位置を
経てB位置に切り換えること;こより、先ず、B′位置
において、第3図に示すように、圧油はポンプ4から切
換弁3−B’、高圧ホース15、管路14を経て油圧シ
リンダ装置11の非負荷側室13に流れると同時に、管
路14からオリフィス33を経てパイロット油室32内
に入り、中空スプール20を密封用スプリング24のば
ね力に抗して入口ボート側室18内に右方に押し動かす
ことになるわけであるが、切換弁3−B′は絞り状態で
あるため、入口ボート2からの油の戻り量は微指に抑え
られ、したがって、出口ポート側油室19内のポペット
弁28はその閉止端27を中空スプール20上の弁座2
6に圧着されて弁座26を閉止状態に維持したままポペ
ット弁先端35が仕切壁17に当接するまで右側に初期
移動する。この時の初期移動は入口ポート側油室18内
の油が切換弁3−B′の絞り抵抗により背圧を与えられ
ているため、ゆるやかに行われ、従ってパイロット油室
32内へのパイロット圧油はこれに追従しながら充圧さ
れている。
次に、切換弁3がB位置に切換えられると、入口ポート
側油室18内の背圧はなくなり、したがって管路14か
らオリフィス33を経てパイロット油室32内に入る圧
油によるパイロット圧が中空スプール20を密閉用スプ
リング24のばね力に抗して入口ポート側油室18内に
おいて右方に押し動かし、出口ポート側油室19内のポ
ペット弁28はその先端35が仕切壁17に当接して右
側への移動を停止していることにより、中空スプール2
0上の弁座26がポペット閉止端27のシート面から離
間してポペット弁28を開き、第4図に示すように油路
を開放する。
これにより、シリンダ装置11の負荷側油室12内の油
は管路9、出口ボート8、出口ポート側油室19、弁座
26の間を経て弁通路25に流れ、入口ボート側油室1
8、入口ボート2、管路6、高圧ホース7および切換弁
3−Bを経てタンク5に排出される。このように負荷側
油室12内の油が排出されることにより、シリンダ装置
11の非負荷側油室13内に流入する圧油によりピスト
ンlla は押し下げられ、非負荷側油室13の容積の
拡大:二より管路14内の油圧は圧力降下し、したがっ
て、パイロット油室32内のパイロット圧も降下し、こ
れjこより中空スプール20は密封用スプリング24の
ばね力により左側に移動し、弁座26が閉止される。そ
うすると再び管路14内の油圧が昇圧し、パイロット油
室32内のパイロット圧も昇圧して弁座26を開き、′
油路を開くことになる。
このようにして、パイロット圧が一定になるように、ポ
ペット弁28と中空スプール20とは自動的に開閉調整
を行って安定したカウンクバランス作用を行なう。
(4)シリンダ装置の押し下げ状態から密封状態への作
動 第4図に示すシリンダgfllの押し下げ状態から、切
換弁3をC位置に戻すことにより、第5図に示すように
ポペット弁28の先端35は閉止用スプリング29によ
り仕切壁17に当接しており、ポペット弁28の閉止端
27に対し中空スプール20上の弁座26が密封用スプ
リング24により押されてポペット弁28を閉止し、密
封状態となる。なお、弁座26と当接する閉止端27の
シート面径(D、)と中間軸部20bの軸径(no):
ま略同径に設計構成されているので、出口ボート側油室
19内の圧油は中空スプール20の軸方向には微軸力し
か作用せず、したがって中空スプール20は負荷側の圧
油によって影響を殆ど受けない(第6図)。すなわち、
出口ポート側油室19内の圧油は密封用スプリング24
のばね力だけによりシールされていることになる。
本発明のカウンタバランス弁の作動は上述した通りであ
るが、特に、注意すべき点は次の通りである。
シリンダ装置11の押し上げ作動状態(第2図参照)か
ら切換弁3を中立位置Cに戻した場合には、ポペット弁
28と中空スプール20との位置関係は第1図に示す密
封状態となる。これに対し、シリンダ装置11の押し下
げ作動状態(第4図参照)から切換弁3を中立位置Cに
戻した場合には、ポペット弁28と中空スプール20の
位置関係は第5図に示す密封状態となる。
すなわち、第1図に示す密封状態では、出口ポート側油
室19の圧油:ま弁座26で密封しており、シリンダ装
置の負荷側油室12の油圧が高ければ高い程その密封効
果は大となる利点がある。これに対し、第5図に示す密
封状態では、ポペット弁28の先端35が仕切壁17に
当接しており、出口ボート側油室19の圧油は同様に閉
止端27のシート面で密封されるが、その密封力は密封
用スプリング24のばね力だけである。したがって、第
5図に示す密封状態から、シリンダ装置11の非負荷側
油室13に圧油を供給して押し下げ作動する場合には、
パイロット圧は密封用スプリング24のばね力に略応じ
た圧力であれば良く、安定したカウンタバランス弁能が
得られるという利点がある。
(発明の効果) 本発明によれば、カウンタバランス弁機能ばかりでなく
、ホールディング機能、密封機能および再生整形機能、
サーボ圧リリーフ機能の全てに優れたカウンタバランス
弁を簡単な構造で小型かつ安価に提供し得るという効果
が得られる。
また、本発明によれば、ポペット弁の閉止端とスプール
上の弁座との摺合せに、弁口が無関係となったことによ
って、弁口の孔部が回想加工等の精度を必要としなくな
り、また、補修に際しては、ポペット弁とスプールの交
換で済み、これにより製造および補修費を安価になし得
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカウンタバランス弁を油圧式クレ
ーンのブーム起伏シリンダ装置に用いた場合の回路を示
す概路線図、 第2図は第1図に示すカウンタバランス弁をフリーフロ
ー状態で示す概路線図、 第3図は第1図に示す状態から第4図に示すカウンタバ
ランス排出状態への過渡状態を示す概路線図、 第4図はカウンタバランス排出状態を示す概路線図、 第5図は第4図に示す状態において切換弁を中立ブロッ
ク位置に切換える際に生ずる密封状態を示す概路線図、 第6図は第5図の要部を拡大して示す断面図である。 1・・・弁外匣      1a、lb・・・端板2・
・・入口ボート    3・・・切換弁4・・・ポンプ
       5・・・タンク6・・・管路     
  7・・・高圧ホース訃・・出口ボート    9・
・・管路10・・・クレーン 11・・・ブーム起伏シリンダ装置 12・・・負荷側油室    13・・・非負荷側油室
14・・・管路       15・・・高圧ホース1
6・・・弁孔       17・・・仕切壁18・・
・入口ポート側油室 19・・・出口ポート側油室20
・・・中空スプール   20a・・・大径端部20b
・・・中間軸部    20C・・・小径端部21・・
・油路       22・・・仕切壁中心孔23・・
・シール      24・・・密封用スプリング25
・・・弁通路      26・・・弁座27・・・閉
止端      28・・・ポペット弁29・・・閉止
用スプリング 32・・・パイロット油室  33・・・オリフィス3
5・・・ポペット弁先端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、弁匣(1)内に、切換弁(3)側に通じる入口ポー
    ト側油室(18)と、油圧シリンダ(11)の負荷側油
    室(12)に通じる出口ポート側油室(19)とが仕切
    壁(17)を介して設けられ、大径端部(20a)とこ
    れより小径の中間軸部(20b)とさらに小径の小径端
    部(20c)とを有し内部に弁通路(25)が貫通して
    設けられた中空スプール(20)がその中間軸部(20
    b)を前記仕切壁(17)に液密に貫通して前記入口ポ
    ート側油室(18)から前記出口ポート側油室(19)
    に延在して設けられ、入口ポート側油室(18)内に位
    置する大径端部(20a)が密封用スプリング(24)
    により仕切壁(17)の方向に付勢され、前記大径端部
    (20a)を前記密封用スプリング(24)に抗して仕
    切壁(17)から離す方向に動かすよう前記油圧シリン
    ダ装置(11)の非負荷側油室(13)からパイロット
    圧を前記大径端部(20a)に作用させるパイロット油
    室(32)が設けられ、前記中空スプール(20)の弁
    通路(25)を出口ポート側油室(18)に通じる油路
    (21)の開閉を行う弁座(26)が中間軸部(20b
    )と小径端部(20c)との間の肩部に設けられ、この
    弁座(26)と協働する閉止端(27)を有するポペッ
    ト弁(23)が前記小径端部(20a)上に軸線方向に
    摺動自在に取付けられ、閉止用スプリング(29)によ
    り、ポペット弁(28)の閉止端(27)が弁座(26
    )に対し閉合するよう付勢されていることを特徴とする
    カウンタバランス弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009097586A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Kayaba Ind Co Ltd バルブ構造
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