JP4795088B2 - 硬脆性ディスクの加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス、セラミックス等、硬脆性の板材を切り抜いて円盤状のディスクを得る硬脆性ディスクの加工方法に関するものである。
コンピューター等の記録媒体として使用されるハードディスクは、非磁性金属であるアルミニュウムのディスクを基板とし、これに磁性材料をコーティングしたものが一般に用いられている。しかしながら、前記ハードディスクは、ノートパソコン、携帯電話等の小型製品の到来により、肉厚の均一さと表面の平滑さが厳しく要求され、近年、アルミニュウム製のディスクから、高精度の加工が行えるガラス、セラミック等、硬脆性の板材が使用されるようになってきた。
ところで、ガラスのディスクを加工する従来の技術として、一枚のガラス板の裏面に紫外線硬化テープを貼着し、該ガラス板を前記紫外線硬化テープを介して吸着台に載置し、吸引エアによって吸着固定する。次いでコアリング用砥石の円筒刃を回転させつつ降下させ、該円筒刃により前記ガラス板の内周部を切断して円盤状のディスクを得るようにしたものがあった。
しかしながら、前記従来のものは、ガラス板を1枚づつ切断して円盤状のディスクを得るようにしていたので量産性に乏しいものであった。
特開2003−94301号公報。
本発明は、多数の板材を重ねてこれらを一気にかつ高精度に加工できる新規な硬脆性ディスクの加工方法を得ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、平滑な載置面を有する取付け治具に多数の硬脆性の板材を積み重ねるとともに、前記取付け治具と各板材とを固着剤を介して一体的に固着し、小径の内径円筒刃と大径の外径円筒刃とを同軸に有しかつ内径円筒刃を外径円筒刃より下方に突出させたコアリングカッターを設け、該コアリングカッターを超音波スピンドルにより回転かつ超音波振動させつつ、前記内径円筒刃及び外径円筒刃を前記板材に直接接触させながら前記板材の上段から下段に向けて貫通させるようにしたものである。
請求項1に係る発明は、コアリングカッターが、回転かつ超音波振動しながら板材と接触するので、硬脆性の板材を高精度に加工することができる。また、取付け治具と各板材とが固着剤を介して一体的に固着されているので、内径円筒刃及び外径円筒刃が板材の上段から下段に向かって進行する際に、該内径円筒刃及び外径円筒刃によって分断された板材の上段側の分断片は、下段側の板材及び取付け治具によって保持されることになり、前記上段側の分断片が加工途中で不用意に振動したり、内径円筒刃及び外径円筒刃と供回りしたりしなくなる。
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図1は本発明による板材セット状態の断面図、図2は本発明による加工初期状態の断面図、図3は本発明による加工完了状態の断面図、図4は図1の要部拡大断面図、図5は加工品の斜視図、図6はコアリングカッターの断面図である。
図1において、1はモーターによって回転される超音波スピンドルであり、内部に超音波振動子(図示省略)が装着され、該超音波振動子によって下部に取り付けたコアリングカッター2を微振動させるようになっている。
前記コアリングカッター2は、前記超音波スピンドル1にねじ連結されるシャンク3の下部に小径の内径円筒刃4と大径の外径円筒刃5とを同軸に有する。即ち、図6に示すように、前記内径円筒刃4はシャンク3の下面軸心部に細長い円筒状の内ホルダー4aを下方に向けて突出形成し、該内ホルダー4aの下端に、リング状の内径刃体4bを同軸に固着してなり、また、前記外径円筒刃5はシャンク3の外周に太い円筒状の外ホルダー5aをねじ連結し、該外ホルダー5aの下端にリング状の外径刃体5bを同軸に固着してなる。なお、前記内径円筒刃4の外径、外径円筒刃5の内径は、加工されるディスクの種類(大きさ)によって適宜設定する。
前記内径刃体4bは外径刃体5bよりも若干下方に突出させ、各内径刃体4b及び外径刃体5bの外周は下方に向かって縮小するテーパー面4c,5cにして下端の肉厚を薄くする。図1、図6において、6は前記外ホルダー5aの上部に形成した注水孔、7は注水孔6に向けてクーラントを吐出するノズルである。
前記超音波スピンドル1の下方に取付け治具10を配置してテーブル(図示省略)に吸着固定する。該取付け治具10は、図1に示すように、四角形の底板11の縁部に側板12を取り付けて内部に四角形の収容室13を形成する。該収容室13は、4個のディスクが加工できる被加工用の板材(ガラス板)15が密接に嵌合する大きさとする。前記収容室13の底面をなす底板11の上面は平滑な載置面11aとなっており、該載置面11aに刃逃げ部14を形成する。
前記刃逃げ部14は、前述した内径刃体4aが遊嵌する小径の孔14a、外径刃体5aが遊嵌するリング状の凹溝14bからなり、各孔14a、凹溝14bは、加工(切断)されるディスクに対応させて前記載置面11aの4カ所に形成する。
前記収容室13に、多数の板材、本例では10枚の板材15を積み重ねて収容し、これらを冷凍チャック方式で一体化して載置面11aに固定する。即ち、図4に示すように、前記取付け治具10の載置面11aと最下段の板材15aとの間、及び該最下段の板材15aから最上段の板材15cに至る中間部の各板材15b間に公知の低温凝固剤からなる固着剤16を塗布等により約1μmの膜厚で介在させ、次いで前記取付け治具10および板材15を冷却して前記固着剤16を凝固させ、この凝固による付着力で前記積み重ねた板材15を一体化するとともに、取付け治具10の載置面11aに固着する。
この状態で前記超音波スピンドル1の超音波振動子を作動させるとともに、主軸モーター(図示省略)を起動させ、該超音波スピンドル1を500〜5000rpmで回転させつつ、下方に移動させ、図2、図3に示すように、内径刃体4b、外径刃体5bを最上段の板材15cから最下段の板材15aに向けて進行させ、前記各板材15から、図5に示すように、軸心部に中心孔17aを有するディスク17が積み重なった状態で一気に形成されることになる。加工後は、前記取付け治具10をテーブルから取り外し、これを外気温まで昇温させて前述した固着剤16を融解させ、各ディスク(加工品)17及び板材の端材を取付け治具10から取り出す。
上記実施例によれば、コアリングカッター2が、回転かつ超音波振動しながら板材15と接触するので、ガラス等、硬脆性の板材15を高精度に加工することができる。また、取付け治具10の載置面11aに多数の板材15を積み重ね、これらを固着剤で一体化して載置面11aに固着するようにしたので、各板材15を高精度に位置決めできるとともに、内径刃体4b及び外径刃体5bが板材15の上段から下段に向かって進行する際に、該内径刃体4b及び外径刃体5bによって分断された板材15の上段側の分断片(ディスク17)が下段側の板材15及び取付け治具10によって保持されることになり、各板材15を高精度に加工(切断)することができる。
また、前記内径刃体4b及び外径刃体5bの下端の肉厚が薄く、従って板材15との接触面積が小さくなり、食込み時における板材15への衝撃が小さくなり、加工が安定することになる。
本発明による板材セット状態の断面図である。 本発明による加工初期状態の断面図である。 本発明による加工完了状態の断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 加工品の斜視図である。 コアリングカッターの断面図である。
符号の説明
1 超音波スピンドル
2 コアリングカッター
3 シャンク
4 内径円筒刃
4a 中ホルダー
4b 内径刃体
4c テーパー面
5 外径円筒刃
5a 外ホルダー
5b 外径刃体
5c テーパー面
6 注水孔
7 ノズル
10 取付け治具
11 底板
11a 載置面
12 側板
13 収容室
14 逃げ凹部
14a 小径の孔
14b リング状の凹溝
15 板材
15a 最下段の板材
15c 最上段の板材
15b 中間部の板材
16 固着材
17 ディスク(加工品)
17a 中心孔

Claims (1)

  1. 平滑な載置面(11a)を有する取付け治具(10)に多数の硬脆性の板材(15)を積み重ねるとともに、前記取付け治具(10)と各板材(15)とを固着剤(16)を介して一体的に固着し、小径の内径円筒刃(4)と大径の外径円筒刃(5)とを同軸に有しかつ内径円筒刃(4)を外径円筒刃(5)より下方に突出させたコアリングカッター(2)を設け、該コアリングカッター(2)を超音波スピンドル(1)により回転かつ超音波振動させつつ、前記内径円筒刃(4)及び外径円筒刃(5)を前記板材(15)に直接接触させながら前記板材(15)の上段から下段に向けて貫通させることを特徴とする硬脆性ディスクの加工方法。
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