JP4794365B2 - ポリグリコール酸樹脂インフレーションフィルムの製造方法 - Google Patents

ポリグリコール酸樹脂インフレーションフィルムの製造方法 Download PDF

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本発明は、ガスバリア性および土中崩壊性に優れるポリグリコール酸樹脂フィルムを簡便且つ安定的に製造する方法に関する。
ポリグリコール酸樹脂(PGA樹脂)は、優れたガスバリア性を有するため、酸化劣化し易い食品などの包装材料として期待され、また土中崩壊性にも優れるため環境に対する負荷の少ない樹脂としても期待されている。他の熱可塑性樹脂と同様に、汎用性ある包装材料として用いられるためにはフィルム化することが望ましい。フィルム化のためには一般に溶融押出成形が行なわれるが、PGA樹脂を溶融押出成形によりフィルム化するに際しては、溶融膜のドローダウンが起り易いという難点がある。このため、一般に溶融押出後のPGA樹脂膜を急冷してドローダウンを防止し、その後適当な延伸温度を選択して、延伸配向してフィルム化する方法が採られている(特許文献1)。また、PGA樹脂フィルムのガスバリア性発現には、PGA分子の配向が必要と考えられていたことも、溶融押出−急冷−延伸配向の工程結合が採用された理由である。従って、PGA樹脂フィルムの製造には、従来Tダイによる溶融押出−急冷−ロール又はテンターによる延伸配向成形が行われ、またインフレーション法による場合も、環状ダイによる溶融押出−急冷(水冷)−延伸配向インフレーション成形のみが行われ(特許文献1)、急冷に適さない空冷インフレーション法によるフィルム成形は実現されていなかった。
また、特許文献2には、下向きダイを用いる空冷インフレーション法による脂肪族ポリエステルフィルムの製造方法が開示されているが、ポリ−ε−カプロラクトンやPHB(ポリヒドロキシブチレート)/PHV(ポリヒドロキシバリレート)共重合体等についてであって、PGA樹脂の空冷インフレーション成形は実現されていない。
ここでインフレーション法について、以下に概観する(より詳細については非特許文献1参照)。
インフレーション成形法は、一般に押出機の中で十分に混練した溶融樹脂を環状ダイより円筒状に押し出し、この円筒状の溶融膜内に一定量の空気を入れて加圧し、膨張させてから冷却装置で冷却固化させて、円筒状のフィルムを連続的に得る方法である。
この方法の主な特徴は、フィルムが円筒状で得られるので、そのまま二次加工機でヒートシール(熱融着)して切断することにより、容易に袋にすることができる。また膨張のさせ方によりサイズ(寸法)変更が容易で、Tダイ法に比べ設備費も比較的低廉のため日本では非常に普及している。
インフレーション法に使用される樹脂は、LDPE、HDPE、L−LDPE、EVA、PPなどポリオレフィン樹脂が一般的であるが、PVC、PVDC、PAなども使用されている。
インフレーション成形法は、溶融膜を冷却する冷却方法によって分類され、空気で冷却する空冷インフレーション法(図1:上向きダイ法、図2:下向きダイ法)と、水で冷却する水冷インフレーション法に大別される。特に空冷インフレーション法は装置もシンプルで最も一般的であり、LDPEやHDPEフィルムの成形用に広く使用されている。
一方、水冷インフレーション法は、急冷させることにより優れたフィルム物性(例えば透明性や衝撃強度など)が得られるPPフィルムに全面的に使用されているほか、急冷によって得られるフィルムの透明性を重視する分野にも使用されている。
しかし、水冷インフレーション法は、冷却媒体として水を用いるため、押出機を上げて一般には下向きのインフレーション成形方式となるため、装置的には空冷インフレーション法よりも複雑となり、またメンテナンスも繁雑となる。また特許文献1のようにガラス転移温度(Tg)以下に一旦急冷した後、Tg以上の最適延伸温度まで再加熱して延伸配向成形する方法では、エネルギーの損失も無視できない。
特開平10−60136号公報 特開平8−11206号公報 高分子学会編「プラスチック加工技術ハンドブック」(1995年6月)第673−686頁。
従って、本件発明の主要な目的は、ガスバリア性および土中崩壊性に優れるポリグリコール酸樹脂フィルムを簡便且つ安定的に製造する方法を提供すること、より具体的には、ドローダウン性のために困難であるとされていた空冷インフレーション法によるポリグリコール酸樹脂フィルムの安定的な製造方法を確立することにある。
本発明者等の研究によれば、適切な溶融粘度特性を有するポリグリコール酸樹脂を選択し、該溶融粘度との関連で限定した溶融押出温度を採用することにより、従来はドローダウン性のために困難であるとされていた空冷インフレーション法によるポリグリコール酸樹脂フィルムの安定製造が可能であること;またこのように空冷インフレーション法によるポリグリコール酸樹脂フィルムであっても単なる溶融押出成形によるポリグリコール酸樹脂フィルムに比べて有意なガスバリア性の向上が得られること、が確認された。
本発明の空冷インフレーション法によるポリグリコール酸樹脂フィルムの製造方法は、このような知見に基づくものであり、より詳しくは、温度270℃、剪断速度122s−1における溶融粘度(V)が300〜2000Pa・sのポリグリコール酸樹脂を、下記式(1)を満たす樹脂温度(T℃)で環状ダイから押出して、空気で冷却しつつインフレーション成形することを特徴とするものである:
[数1]
212exp(0.0004・V)<T<220exp(0.0001・V)(式1)。
(ポリグリコール酸樹脂)
本発明で使用するポリグリコール酸樹脂(以下、しばしば「PGA樹脂」という)は、−(O・CH・CO)−で表わされるグリコール酸繰り返し単位のみからなるグリコール酸の単独重合体、すなわちポリグリコール酸(PGA、グリコール酸の2分子間環状エステルであるグリコリド(GL)の開環重合物を含む)に加えて、上記グリコール酸繰り返し単位を75重量%以上含むグリコール酸共重合体を含むものである。
上記グリコリド等のグリコール酸モノマーとともに、グリコール酸共重合体を与えるコモノマーとしては、例えば、シュウ酸エチレン(即ち、1,4−ジオキサン−2,3−ジオン)、ラクチド類、ラクトン類(例えば、β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、β−ピバロラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン等)、カーボネート類(例えばトリメチリンカーボネート等)、エーテル類(例えば1,3−ジオキサン等)、エーテルエステル類(例えばジオキサノン等)、アミド類(εカプロラクタム等)などの環状モノマー;乳酸、3−ヒドロキシプロパン酸、3−ヒドロキシブタン酸、4−ヒドロキシブタン酸、6−ヒドロキシカプロン酸などのヒドロキシカルボン酸またはそのアルキルエステル;エチレングリコール、1,4−ブタンジオール等の脂肪族ジオール類と、こはく酸、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸類またはそのアルキルエステル類との実質的に等モルの混合物;またはこれらの2種以上を挙げることができる。これらコモノマーは、その重合体を、上記グリコリド等のグリコール酸モノマーとともに、グリコール酸共重合体を与えるための出発原料として用いることもできる。
PGA樹脂中の上記グリコール酸繰り返し単位は75重量%以上であり、好ましくは85重量%以上、特に好ましくは90重量%以上である。この割合が小さ過ぎると、PGA樹脂フィルムに期待される強度あるいはガスバリア性が乏しくなる。ガスバリア性の観点では最も好ましくはPGA単独重合体である。
本発明法において使用するPGA樹脂は、温度270℃、剪断速度122s−1における溶融粘度(V)が300〜2000Pa・sであるものであることが必要である。300Pa・s未満であると、限定された温度で溶融押出を行ったとしてもドローダウンが避け難く、空冷インフレーションが困難となる。他方、2000Pa・sを超えると、押出機モータの負荷が増大し、押出が困難となるほか、生成フィルムに不溶解物(フィッシュアイ)が発生しがちである。溶融粘度(V)は、好ましくは400〜1500Pa・sの範囲である。
上記PGA樹脂の溶融粘度は、各種安定剤、可塑剤を加えたときには、それら添加物を含む溶融押出組成物について要求されるものであるが、もちろん、これを決定する最大の因子は使用するPGA樹脂の分子量であり、ヘキサフルオロイソプロパノール溶媒を用いるGPC測定における分子量(ポリメチルメタクリレート換算のMw(重量平均分子量))が3万〜80万、特に5万〜50万、の範囲のPGA樹脂を用いることが好ましい。分子量が小さ過ぎると、成形物としたときの強度が不足しがちである。逆に分子量が大き過ぎると、溶融粘度が過大のときと同様の不都合が発生する。
上述したようなPGA樹脂を製造するには、グリコリド(すなわち、グリコール酸の環状二量体エステル)を加熱して開環重合させる方法を採用することが好ましい。この開環重合法は、実質的に塊状重合による開環重合法である。開環重合は、触媒の存在下に、通常100℃以上の温度で行われる。空冷インフレーション中のPGA樹脂の分子量の低下を抑制するために、使用するPGA樹脂中の残留グリコリド量を、0.5重量%未満に抑制することが好ましく、より好ましくは0.2重量%未満である。この目的のためには、WO2005/090438A公報に開示されるように、少なくとも重合の終期(好ましくはモノマーの反応率として50%以上において)は、系が固相となるように、200℃未満、より好ましくは140〜195℃、更に好ましくは160〜190℃となるように調節することが好ましく、また生成したポリグリコール酸を残留グリコリドの気相への脱離除去工程に付すことも好ましい。
本発明においては、上述したPGA樹脂に対し、熱安定剤を配合することが好ましい。
熱安定剤としては、一般に脂肪ポリエステルの熱安定剤として用いられるものが用いられるが、中でも下式(1)
Figure 0004794365
Figure 0004794365
これら熱安定剤を添加する場合、その添加量は、PGA樹脂100重量部当り、0.003〜3重量部、好ましくは0.005〜1重量部、更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。0.003重量部未満では添加効果が乏しく、3重量部を超えて添加すると、効果が飽和したり、透明性を阻害するなどの不都合を生ずるおそれがある。
本発明で使用するポリグリコール酸樹脂組成物には、上記した熱安定剤に加えて、更にカルボキシル基封止剤を添加して、得られる製品フィルムの耐水性を向上することも好ましい。
カルボキシル基封止剤は、PGA樹脂中の末端カルボキシル基に作用して、その加水分解促進作用を阻害することによりPGA樹脂の耐水性を向上するものと解される。カルボキシル基封止剤としては、ポリ乳酸等の脂肪族ポリエステルの耐水性向上剤として知られているものを一般に用いることができ、例えば、N,N−2,6−ジイソプロピルフェニルカルボジイミドなどのモノカルボジイミドおよびポリカルボジイミド化合物を含むカルボジイミド化合物、2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2−フェニル−2−オキサゾリン、スチレン・イソプロペニル−2−オキサゾリンなどのオキサゾリン化合物;2−メトキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジンなどのオキサジン化合物;N−グリシジルフタルイミド、シクロへキセンオキシド、トリグリシジルイソシアヌレートなどのエポキシ化合物などが挙げられる。なかでもカルボジイミド化合物やエポキシ化合物が好ましい。これらカルボキシル基封止剤は、必要に応じて2種以上を併用することが可能であり、PGA樹脂100重量部に対して、0.01〜10重量部、更には0.1〜2重量部、特に0.2〜1重量部の割合で配合することが好ましい。
本発明のPGA樹脂には、ガスバリア性、空冷インフレーション適性等の本発明の目的を阻害しない範囲内において、可塑剤、無機フィラー、他の熱可塑性樹脂などを更に配合することができる。より具体的には、PGA樹脂100重量部に対して、通常、0〜30重量部の無機フィラー、0〜30重量部の他の熱可塑性樹脂、を配合した樹脂組成物(コンパウンド)を用いることができる。無機フィラーまたは他の熱可塑性樹脂が30重量部を超過すると、得られるポリグリコール酸フィルム層のガスバリア性が不足し、また、溶融加工性が低下するおそれがある。
無機フィラーとしては、例えば、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、ジルコニア、酸化チタン、酸化鉄、酸化ホウ素、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、カオリン、タルク、マイカ、フェライト、炭素、ケイ素、窒化ケイ素、二硫化モリブデン、ガラス、チタン酸カリウム等の粉末、及びこれらを含む天然鉱物、ウイスカー、繊維などが挙げられる。これらの無機フィラーは、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
他の熱可塑性樹脂としては、例えば、乳酸の単独重合体及び共重合体、シュウ酸エチレンの単独重合体及び共重合体、ε−カプロラクトンの単独重合体及び共重合体、ポリこはく酸エステル、ポリヒドロキシブタン酸、ヒドロキシブタン酸−ヒドロキシ吉草酸共重合体、酢酸セルロース、ポリビニルアルコール、でん粉、ポリグルタミン酸エステル、天然ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレン−フタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレンブロック共重合体、ABS樹脂、MBS樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のPGA樹脂組成物には、更に、必要に応じて、可塑剤、光安定剤、防湿剤、防水剤、揆水剤、滑剤、離型剤、カップリング剤、顔料、染料などの各種添加剤を添加することができる。これら各種添加剤は、それぞれの使用目的に応じて有効量が使用される。
本発明に従い、上記した温度270℃、剪断速度122s−1における溶融粘度(V)が300〜2000Pa・sであるPGA樹脂(組成物)を、下記式(1)を満たす樹脂温度(T℃)で環状ダイから押出して、空気で冷却しつつインフレーション成形する:
[数2]
212exp(0.0004・V)<T<220exp(0.0001・V)(式1)。
上記式(1)で定められる下限温度未満の温度で溶融押出しすると、得られるフィルムにフィッシュアイが発生しやすく、また押出機モーターが過負荷になりやすい。他方、上限を上回る温度で溶融押出しすると、樹脂のドローダウンが発生して、インフレーションバブルが不安定になる。またPGA樹脂の着色および分子量低下が起こりやすい。
PGA樹脂の溶融押出温度(T℃)は、大略下式(2)で定められる最適温度であることが好ましい。(図3参照)
[数3]
T=210exp(0.0001・V)(式2)。
ここで大略とは、より具体的には、溶融押出温度(T℃)が上記式(2)で定められる最適温度T(℃)±5℃の範囲内に制御することを意味する。ただし、上記式(1)で定まる下限値を下回らないものとする。
本発明に従う空冷インフレーション成形は、図1に示すような一般的な上向きインフレーション成形装置あるいは図2に示すような下向きインフレーション成形装置を用いて行う。構造的により簡単であり、メンテナンスの容易な上向きインフレーション成形装置がより好ましい。
本発明は、PGAの溶融粘度(樹脂の種類)およびPGAの成形温度(押出機、ダイの温度)を規定する以外は、その他の成形条件(ダイリップクリアランス(環状ダイから樹脂が出てくる部分の幅)、スクリュー回転数(押出量)、膨張比(ブローアップ比B.U.R)、フロストライン高さ、冷却風量、引取り速度およびインフレーションの向き(上向き、下向き)など)について制限を加えるものではない。
本発明の空冷インフレーション法によるPGA樹脂フィルムは、PGA樹脂単独のフィルムとして形成されるほか、他の熱可塑性樹脂との積層フィルムとしても形成され得る。
他の熱可塑性樹脂としては、上記したPGA樹脂と混合組成物を与え得るものとして例示したものから適宜選択使用することが可能である。
積層フィルムの製造方法とは(1)他の熱可塑性樹脂とともに行う共インフレーション法が用いられるほか、一旦空冷インフレーションにより形成したPGA樹脂のチューブ状フィルムを長手方向に沿って切り裂いて得た帯状フィルムの片面または両面に(2)融着法、(3)ラミネーション法(ドライラミネーション、ホットメルトラミネーション、ウェットラミネーション、ノンソルベントラミネーション等)、(4)押出コーティング法、等により他の熱可塑性樹脂層を積層する方法が挙げられる。より具体的には、以下の通りである。
(1)共インフレーション法では、ダイ内積層法とダイ外積層法が代表的である。それぞれ、他の熱可塑性樹脂、ポリグリコール酸、及び必要に応じて接着剤となるべき樹脂を、各押出機から一つのダイに供給し、共押出して空冷インフレーションすることによりチューブ状フィルムに製膜し、必要に応じて加圧して押したたんでフラットフィルムとなし、更に必要に応じて加熱処理して、複合フィルムとすることができる。
他の熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリ乳酸、ポリこはく酸エステル、ポリカプロラクトン、カルボキシル化ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エポキシ樹脂、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、水添スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、ポリクロロプレン、スチレン・ブタジエン共重合ゴム等が例示される。これら他の熱可塑性樹脂は、その溶融粘度ηTP(Pa・s)が、PGA樹脂の溶融粘度ηPGA(Pa・s)(いずれも温度270℃、剪断速度122s−1において測定)との関係で、下式(3)を満たす範囲であることが好ましい。
[数4]
0.1≦ηTP/ηPGA≦2 (式3)
上記範囲外の条件で成形を行った場合には、樹脂の積層界面でメルトフラクチャーが発生し、製品フィルムの外観が損なわれるからである。
(2)融着法 熱可塑性樹脂フィルムとPGA樹脂フィルムの各面を互いに合わせて、熱ロール、熱プレス等を用いて、PGA樹脂フィルムに接触している熱可塑性樹脂フィルム(多層フィルムの場合は、その接触表面層)を、その概ね融点(Tm)以上の温度で圧着することによって、複合フィルムとすることができる。この際、PGA樹脂フィルム表面を機械的粗面化処理、コロナ処理法による活性化処理、化学薬品による活性化処理等をしておくことが望ましい。この融着法では、ポリオレフィンフィルム等の極性の小さい熱可塑性樹脂フィルムに対しては、PGA樹脂フィルムの接着力が不十分となるおそれがある。
(3)ラミネーション法 ラミネーション法として好ましい方法は、下記の通りである。
(イ)ドライラミネーション法
熱可塑性樹脂フィルム表面またはPGA樹脂フィルム表面に、溶液タイプ、ラテックスタイプ、またはディスパージョンタイプの接着剤を塗布し、溶媒を揮発除去して乾燥させた後、相手フィルムを合わせて、ホットロール、ホットプレス等により加熱しながら圧着することにより複合フィルムとすることができる。
(ロ)ホットメルトラミネーション法ホットメルトタイプ接着剤(例えば、EVA系接着剤)を熱可塑性樹脂フィルムまたはPGA樹脂フィルムの表面に、粉末状またはフィルム状で塗布し、相手フィルム面と合わせて加熱圧着して、貼り合わせる方法である。ホットメルトタイプ接着剤を加熱溶融させて一方のフィルム表面に塗布してから相手フィルムと合わせて、圧着して貼り合わせる方法、あるいは熱可塑性樹脂フィルムとPGA樹脂フィルムとの間に接着剤のフィルムを挿入して、加熱・圧着して貼り合わせる方法によって、複合フィルムを得ることができる。
(4)押出コーティング法 熱可塑性樹脂フィルムを構成する樹脂を、Tダイを装着した押出機に供給し、Tダイから溶融押出しながら、PGA樹脂フィルム表面またはPGA樹脂フィルム層を含む多層フィルム表面に、溶融フィルム状態で均一塗布することによって、複合フィルムを得ることができる。この場合、PGA樹脂フィルム表面に接着剤層を塗布しておくことも可能である。
かくして本発明法により形成されるPGA(積層)フィルムにおけるPGAフィルム(層)の厚みは、通常1μm〜2mm、好ましくは2μm〜1mm、より好ましくは5μm〜100μmの範囲である。厚みが1μm未満では、バリア性の改善効果が不充分となるおそれがあり、また、2mm超過では、柔軟性フィルムの使用としては不適である。
以下、実施例および比較例により、本発明を更に具体的に説明する。以下の記載を含めて、本明細書中に記載した物性(値)は、以下の方法による測定値に基づく。
(1)溶融粘度
(株)東洋精機製作所製「キャピログラフ」で、直径1mm、長さ10mmのキャピラリーを用いて、温度270℃、剪断速度122s−1の条件で測定した。
(2)グリコリド含有量
試料PGA樹脂(組成物)約100mgに、内部標準物質4−クロロベンゾフェノンを0.2g/lの濃度で含むジメチルスルホキシド2gを加え、150℃で約5分加熱して溶解させ、室温まで冷却した後、ろ過を行う。その溶液を1μl採取し、ガスクロマトグラフィ(GC)装置に注入し測定を行なった。この測定により得られた数値より、ポリマー中に含まれる重量%として、グリコリド量を算出した。GC分析条件は以下の通りである。
装置:島津製作所製「GC−2010」
カラム:「TC−17」(0.25mmΦ×30m)
カラム温度:150℃で5分保持後、20℃/分で270℃まで昇温して、270℃で3分間保持。
気化室温度:180℃
検出器:FID(水素炎イオン化検出器)、温度:300℃。
(3)重量平均分子量
GPC装置(昭和電工社製「ShodexGPC−104」)を使用し、カラム(昭和電工社製「KF−606M」)二本を接合したものを用いた。溶媒としてトリフルオロ酢酸ナトリウムの5mmol/dmのヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)溶液を40℃、流速0.6ml/minで使用し測定した。前処理としてサンプル5mgをDMSO 200μl中に160℃で溶解し、室温まで冷却後、HFIP 5mlを加えて溶解して得た溶液を前記GPC装置に注入して測定した。
(4)ガスバリア性
MODERN CONTROL社製酸素透過量測定装置MOCON OX−TRAN2/20型を使用し、23℃・80%相対湿度の条件でJISK7126(等圧法)に記載の方法に準じて測定し、酸素透過係数(P0単位:cm ・cm/cm・sec・cmHg)で示した。
(実施例1)
アルコール開始剤を用いて形成したPGA単独重合体(重量平均分子量(Mw)=200000;残留グリコリド量=0.18重量%)に熱安定剤としてモノおよびジステアリルアシットホスフェートのほぼ等モル混合物(旭電化工業(株)製「アデカスタブAX−71」を0.03重量%の割合で添加して得たペレット状PGA樹脂(温度270℃、剪断速度122s−1における溶融粘度=450Pa・s)を用いて、図1に示す構成の上向きインフレーション成形装置により以下のようにして空冷インフレーションを行った。
シリンダ径25mmΦの単軸押出機(スクリュー圧縮比=2.8,L/D=24)にダイリップ径25mmΦ(ダイリップクリアランス=0.75mm)の環状ダイを取り付け、100メッシュスクリーンを通して押出機のスクリュー回転数を40rpmとして環状ダイから成形温度(ダイ出口での樹脂温度)を220℃として、91g/分の速度で溶融押出を行い、ダイ出口より約30mm上に設けた外径60mmΦのエアリングから35000cc(STP)/分の室温空気を吹き付けながら、ブローアップ比(BUR)を3.5、引取速度を8.7m・分として、空冷インフレーションを行い、ダイ出口上約1070mmにあるニップロール、ガイドロール、第2ニップロールを通して、厚み25μm、チューブ折幅138mmのPGA樹脂インフレーションフィルムを作製した。
(実施例2)
溶融粘度が1,000Pa・sのPGA樹脂を使用し、成形温度を232℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーションフィルムを作製した。
(実施例3)
溶融粘度が1,500Pa・sのPGA樹脂を使用し、成形温度を244℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーションフィルムを作製した。
(比較例1)
溶融粘度が250Pa・sのPGA樹脂を使用し、成形温度を215℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーションフィルムを作製した。
(比較例2)
溶融粘度が2,500Pa・sのPGA樹脂を使用し、PGAの成形温度を270℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーションフィルムを作製した。フィルムにフィッシュアイがみられたため、PGAの成形温度を282℃に上げたところ、フィッシュアイは消失したが、ドローダウンが発生したためインフレーションができなかった。
(比較例3)
溶融粘度が3,000Pa・sのPGA樹脂を使用し、PGAの成形温度を283℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーション成形を試みたが、押出機モーターの過負荷により押出機スクリューが停止し、PGAの押出ができなかった。PGAの成形温度を290℃まで上げたがモーター負荷は低下せず、押出が不可能であった。
(比較例4)
溶融粘度が450Pa・sのPGA樹脂を使用し、PGAの成形温度を248℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーション成形を試みたが、ドローダウンが発生したためインフレーションができなかった。
(比較例5)
溶融粘度が640Pa・sのPGA樹脂を使用し、PGAの成形温度を242℃としたこと以外は実施例1と同様の方法でPGAのインフレーション成形を試みたが、ドローダウンが発生したためインフレーションができなかった。
以上の方法でPGAのインフレーションフィルムを成形して押出性、バブルアップの難易度、バブル安定性、厚みムラ、幅ムラ、フィルム外観を以下の評価基準で評価した。結果をまとめて後記表1に記す。
<押出性、インフレーション成形性及びフィルム品質の判定基準>
(1)押出性
PGAを押出成形する際、押出機モーターの過負荷や、押出量の変動、樹脂圧の変動がないものを押出性良好と判定した。
(2)バブルアップの難易度
バブルアップ(インフレーションバブルの立ち上げ)を行う際に、溶融樹脂のドローダウンが起こらず、容易にインフレーションバブルを立ち上げることができたものをバブルアップ容易と判定した。
(3)バブル安定性
インフレーション成形中に、バブルの上下動または横方向へのふらつきがみられなかったものをバブル安定性良好と判定した。
(4)厚みムラ
成形したチューブフィルムの円周方向の厚みを測定し、製品フィルムの目標厚み(25ミクロン)との差の大小を比較した。
(5)幅ムラ
成形したチューブフィルムの幅を測定し、製品フィルムの目標幅(150mm)との差の大小を比較した。
(6)フィルム外観
成形したチューブフィルムにフィッシュアイなどの不溶解物や、冷却ムラによるフィルムの部分的な白化がみられなかったものを外観良好と判定した。
Figure 0004794365
上記表1に要約して示したように、実施例1〜3は押出性が良好で、バブルアップ(インフレーションバブルの立ち上げ)が容易であり、バブル安定性も良好で、厚みムラや幅ムラが小さく、フィルムの外観も良好であった。実施例1〜3においては、いずれもPGAのインフレーションフィルムを安定的に製造することができた。
比較例1は、ドローダウンが発生してバブルアップが困難であった。またバブルは不安定で、厚みムラや幅ムラがみられた。また冷却ムラのためフィルム外観も不良であった。
比較例2は、フィルムにフィッシュアイなどの不溶解物がみられ、フィルムの外観が不良であった。
比較例3は、押出機モーターの過負荷により押出機スクリューが停止したためPGAの押出ができず、インフレーションフィルムを作製することができなかった。
<ガスバリア性>
上記実施例2で得られたインフレーションフィルムについて、温度23℃、80%相対湿度の条件で酸素透過係数(単位:cm ・cm/cm・sec・cmHg)を測定したところ、2回の測定の平均値として4.6×10−14の値が得られ、同フィルムについて、空気中120℃、5分の熱処理を行った後の酸素透過係数は2.1×10−14まで低下した。
参考までに、実施例2と同じPGA樹脂についてT−ダイ法により得られた厚さ100μmの酸素透過係数は7.3×10−14、これを更に縦横4×4倍に延伸後120℃分の熱処理をして得た厚さ10μmの二軸延伸フィルムの酸素透過係数は、2.2×10−14であった。
すなわち、本発明の空冷インフレーション法によってもT−ダイ法二軸延伸フィルムほどではないが、未延伸フィルムと比べて、有意なガスバリア性の向上が得られている。
上述したように、本発明によれば、適切な溶融粘度特性を有するポリグリコール酸樹脂を選択し、該溶融粘度との関連で限定した溶融押出温度を採用することにより、簡単な装置構成の空冷インフレーション法により、単なるT−ダイ法による溶融押出成形に比べて有意にガスバリア性が改善されたポリグリコール酸樹脂フィルムの安定製造が可能になった。
上向き空冷インフレーション装置の概略図。 下向き空冷インフレーション装置の概略図。 本発明法による空冷インフレーションにおけるPGA樹脂溶融粘度と成形温度(環状ダイ出口樹脂温度)との関係を示すグラフ。

Claims (4)

  1. 温度270℃、剪断速度122s−1における溶融粘度(V)が300〜2000Pa・sのポリグリコール酸樹脂を、下記式(1)を満たす樹脂温度(T℃)で環状ダイから押出して、空気で冷却しつつインフレーション成形することを特徴とする空冷インフレーション法によるポリグリコール酸樹脂フィルムの製造方法:
    [数1]
    212exp(0.0004・V)<T<220exp(0.0001・V)(式1)。
  2. 環状ダイからの押出し樹脂温度(T℃)が大略下記式(2)で定められる請求項1に記載の製造方法:
    [数2]
    T=210exp(0.0001・V)(式2)。
  3. 残留グリコリド量が0.5重量%未満のポリグリコール酸樹脂を用いる請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 熱安定剤を配合したポリグリコール酸樹脂を用いる請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
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