JP4793881B2 - ガス充填包装機における不活性ガス充填方法 - Google Patents

ガス充填包装機における不活性ガス充填方法 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、被包装物が充填された包装袋内にノズルから不活性ガスを噴出させて当該袋内の空気を外に追い出すガス置換を行なわせてから袋口のシールを施すガス充填包装機における不活性ガス充填方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のガス充填包装機における不活性ガス充填方法として、本件出願人にかかるものが特開2004−67224号公報により開示されている。そのガス充填包装機は、包装袋への被包装物の充填作業及び窒素ガス等の不活性ガスの充填作業と、それらを充填した後の袋口のヒートシール作業とを1つの間欠回転テーブルを用いて行う構成とされている。そして、不活性ガスを充填するためのノズルについては、袋口が開放された状態の包装袋に放出口を出没自在に設けられた充填漏斗の外側面に固定する構造とされていた。
【0003】
不活性ガスを充填するノズルに関しては、上記公報に記載されているように充填漏斗の外側面に固定される構造又は充填漏斗内の中心部に固定される構造の何れかが採用されている。ところが、前者のノズル固定構造の場合には、ノズルの先端部が包装袋の隅の方に挿入されるため、包装袋が平袋や図8に示すガゼット包装袋eにおいて、ノズルnの先端部がガゼット包装袋eの袋口fから外れてしまうという挿入ミスを生じやすい。また、図9に示す袋口bを除く両側部分に折込部cを有する形態のサイドガゼット付チャック袋aについては、その折込部cの内方向に張り出した箇所にノズルnの先端部が突き刺さってしまうという不具合も稀に生ずる。
【0004】
後者のノズル固定構造の場合には、充填漏斗内の中心部に固定されたノズルが被包装物の通過時に障害となるために充填時間の増加を招き、時には被包装物が充填漏斗内で詰まってしまうという不具合があった。
【0005】
また、上記公報に記載の不活性ガス充填方法においては、袋口を強制的に閉鎖した状態でガス置換を行なっていないことから、包装袋の種類や大きさ、被包装物の種類によってはガス置換率が芳しくない場合もあると言えよう。
特許文献1:特開2004−67224号公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0006]
本発明の目的は、包装袋にガス充填ノズルが挿入される際の不具合を解消すると共にガス置換率を向上させたガス充填包装機における不活性ガス充填方法を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0007]
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、多数のグリップ対を放射方向に設けると共に各グリップ対に夫々対応するように配置された充填漏斗を上下方向に移動可能に設けた回転体を間欠駆動手段により複数の工程毎に間欠停止して移動させ、充填工程にて各グリップ対により吊り下げ状に支持された包装袋に所定量の被包装物を充填し、各充填漏斗に備えたガス充填ノズルから不活性ガスを噴出させて不活性ガスと袋内の空気との置換を行なわせてから袋口のシールを施すように設けられたガス充填包装機において、前記ガス充填ノズルは、その先端部をノズル姿勢制御手段によって前記充填漏斗の落下口の中心を通る仮想の垂直線に対して接近及び離隔移動可能に設けられ、充填工程の前工程にて、前記充填漏斗の落下口と、前記垂直線に接近させた状態のガス充填ノズルの先端部を開放された袋口から包装袋内に挿入すると同時に、そのガス充填ノズルの先端部を前記垂直線から離隔させて当該包装袋の隅の方へ移動させ、充填工程及び/若しくはその後工程にて、前記ガス充填ノズルから噴出する不活性ガスと包装袋内の空気との置換を行なわせ、さらに下流の後工程にて、シャッター手段により袋口をほぼ閉鎖した状態で不活性ガスと袋内の空気との置換作用を促進させた後に当該シャッター手段による閉鎖状態を解除し、ついで、前記ガス充填ノズルを包装袋から脱出させるようにしたことを特徴とする。
[0008]
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載のガス充填包装機における不活性ガス充填方法において、前記ノズル姿勢制御手段は、前記充填漏斗の側部に揺動自由に設けられたホルダーに、前記ガス充填ノズルの上端部を固定すると共にローラを回転自由に設け、充填漏斗が充填工程の前工程に間欠停止するときに、当該工程に縦向きに配置されたカムプレートに該ローラを当接させることによりガス充填ノズルの先端部を前記垂直線に対して接近移動させた状態とし、その状態のまま充填漏斗を下降させてガス充填ノズルの先端部が包装袋内に挿入されてから当該先端部を前記垂直線から離隔させて包装袋の隅側へ移動させるように設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載のガス充填包装機における不活性ガス充填方法において、前記包装袋が、平袋又は袋口を除く両側部分に折込部を有する包装袋若しくはガゼット袋であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、このガス充填包装機における不活性ガス充填方法によれば、ガス充填ノズルの先端部をノズル姿勢制御手段によって充填漏斗の落下口の中心近くに接近させた状態で包装袋に挿入しているので、ガス充填ノズルが包装袋に挿入される際に袋口から外れる挿入ミス、ガス充填ノズルがガゼット形態の包装袋の折込部に突き刺さる等の不具合を完全に解消することができる。加えて、袋口をシャッター手段によって閉鎖した状態にて最終のガス置換を行なっているので、ガス置換率が向上する。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、このガス充填包装機における不活性ガス充填方法は、ノズル姿勢制御手段を簡素な機械構造とし、ガス充填作業を円滑に安定して行なうことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、このガス充填包装機における不活性ガス充填方法は、平袋又は袋口を除く両側部分に折込部を有する包装袋(サイドガゼット付チャック袋)若しくはガゼット袋等の様々な形態の包装袋に対応可能であり、ガス充填作業を円滑に安定して行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のガス充填包装機における不活性ガス充填方法を適用したガス充填包装機の側面図、図2は同、平面図、図3は回転体と充填漏斗及びその周辺の構成を示す側面図、図4はノズル姿勢制御手段の説明図、図5は充填漏斗及びガス充填ノズルと、包装袋との相対位置関係を全工程にわたって表したカムレールの展開図、図6は袋口を閉鎖してガス置換を行なう状態を示すシャッター手段の一部の側面図、図7は図6におけるシャッター手段の平面図である。
【0014】
本発明の「ガス充填包装機における不活性ガス充填方法」を適用したガス充填包装機Pを図1、図2に示す。このロータリー式ガス充填包装機Pは、図2に示すように、所定量の被包装物を充填漏斗に投入する計量装置(図示せず)、不活性ガス供給装置55などを備え、給袋工程A、包装袋のチャックを開く工程B、包装袋がガゼット袋の場合に袋の下方部分を膨らます工程C、袋口を開放させる開口工程D、被包装物の充填工程E、振動工程F及びG、アイドル工程H、チャックの閉鎖及び袋口のヒートシール工程I、シール部の冷却及び製品放出工程Jの10工程からなる。
【0015】
この実施例では、図9に示す袋口を除く両側部分に折込部を有する形態のサイドガゼット付チャック袋(以下、単に「包装袋」という)を対象として説明する。
なお、本発明方法は、平袋又は袋口を除く両側部分に折込部を有する包装袋若しくはガゼット袋の何れの包装袋に対しても適用可能である。
【0016】
この包装機Pの機台1上には、図示しない駆動手段により駆動回転される縦向きの間欠回転軸2を回転自由に支持するスタンド3を設け、その間欠回転軸2に円盤状の回転体4を取付けている。その回転体4には、チャックdを備えた袋口bのみが開放された包装袋aを掴着又は釈放するための(上記工程数と同数の)10個のグリップ対9が等角度間隔で放射方向に突出するように設けられている。その間欠回転軸2の上端には、ドラム6のボス7を複数個の軸受5により支持させて当該ドラム6を回転自由に設けている。ドラム6は、回転体4の直上で、かつ、間欠回転軸2と同心状に固定されている。
【0017】
図3に示すように、上記回転体4の外周縁4aには、各グリップ対9の中央位置に夫々対応するように一対のガイドバー15を平行に立設している。それらのガイドバー15の上端部は、リングプレート16に取り付けられている。17は一対のガイドバー15に装着されて上下方向に移動可能に設けられたスライドプレートである。このスライドプレート17の正面には、充填漏斗21を取り付けるためのブラケット19を設けている。スライドプレート17の背面中央部には、カムローラ20を回転自由に突設する。
【0018】
充填漏斗21については、工程数と同数個だけ設けられており、各々の充填漏斗21にガス充填ノズル23が設けられている。図4に示すように、それらのガス充填ノズル23は、その先端部23bをノズル姿勢制御手段25によって充填漏斗21の落下口21aの中心を通る仮想の垂直線vに対して接近及び離隔移動可能に設けられている。
【0019】
上記ノズル姿勢制御手段25について詳しく説明する。ノズル姿勢制御手段25のホルダー28は、上記ブラケット19の水平な箇所19aに設けられたブロック26に軸27により支持されて前記垂直線vと平行方向で揺動自由に設けられている。そのホルダー28は、横から見てL字形状とされていて、その横片部28aにガス充填ノズル23の上端部23aを固定すると共に縦片部28bにローラ30を回転自由に設けている。ガス充填ノズル23の先端部23bは、充填漏斗21の落下口21aよりも下方に所定寸法だけ突出すると共に常には垂直姿勢を保持するように設けられている。31はブロック26とホルダー28の横片部28aとの間に介装されたバネ機能を有するゴム片である。
【0020】
しかして、充填漏斗21は充填工程Eの前工程である開口工程Dに間欠停止するときに、当該工程に縦向きに配置されたカムプレート32にローラ30を当接させることによりガス充填ノズル23の先端部23bを前記垂直線vに対して接近移動した状態とされ、充填漏斗21の下降によりガス充填ノズル23の先端部23bが包装袋a内に挿入されてからローラ30がカムプレート32から外れることにより、その先端部23bを垂直線vから離隔させて包装袋aの隅側へ移動させるように設けられている。
なお、ガス充填ノズル23の先端部23bが垂直線vに対して接近移動した状態において、同ノズル23の中間部分は充填漏斗21に形成された切欠部21bに進入するように設けられている。
【0021】
前記ドラム7の外側面には、図5に示すように、下側のカムレール35a〜35cと、上側のカムレール36a〜36cとを一定間隔のカム溝37が形成されるように互いのカム面を対向させて配設している。そのカム溝37には前記スライドプレート17のカムローラ20を挿入し、カムローラ20を下側のカムレール35a〜35cによって支承するように設ける。しかして、回転体4の間欠回転移動により各スライドプレート17のカムローラ20が下側のカムレール35a〜35c上を転動することにより、各スライドプレート17に取付けられた充填漏斗21及びガス充填ノズル23が上下方向に一緒に移動することができるように構成される。
【0022】
上記ドラム7の内方で包装袋の開口工程Dには、角形のガイドバー39を立設してスライダ40を移動自由に遊嵌し、このスライダ40をカムとレバーによる機構等からなる昇降手段(図示せず)によって昇降自在とするスライダ機構を設ける。そのスライダ40の前面には、前記スライドプレート17のカムローラ20を受けるための支持片41を設ける。また、アイドル工程Hについても同様のスライダ機構を設けているが、開口工程Dに設けるスライド機構と同一構成部分にはそれと同じ符号を付して説明を省略する。
【0023】
なお、上述した多数の充填漏斗を固定ドラムに周設されたカムレールによって昇降させる機構及び充填漏斗を特定工程で昇降させるスライダ機構については、本件出願人の所有する特許第2884064号の特許公報により開示された内容に準じた構成とされている。
【0024】
45は前記ドラム6上に配置されたロータリーバルブである。このロータリーバルブ45は、ドラム6側に固定される中心部の弁軸45aと、その弁軸45aに回転自由に外装されたリング形状の弁体46とから構成されている。その弁体46には、工程数と同数、即ち10個の図示しないガス供給孔が弁軸のガス通路と連通するように設けられている。また、この弁体46はステー47により前記リングプレート16に連結されており、前記回転体4と一緒に回転作動するように設けられている。
【0025】
上記ガス供給孔とガス充填ノズル23とは、フレキシブルチューブ51によって夫々連結されている。また、ロータリーバルブ45の弁軸45aには、不活性ガス供給装置55から所定圧力(0.1〜0.3MPa)に調整された窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガスをホース56により供給するように設けられている。弁軸45aの上端部は、軸受け部材48により支持されている。その軸受け部材48は、機台1に立設された一対のポスト49に差し渡された連結板50に固定されている。
【0026】
なお、不活性ガス供給システムについては、本件出願人の所有する特許第2619795号の特許公報により開示された内容に準じた構成とされている。
【0027】
給袋工程Aには、ベルトコンベア式包装袋供給装置60が配置されている。その包装袋供給装置60は、ベルトコンベア61の上に袋口bを下にして倒し重ねられた多数の包装袋aを、繰り出し手段62によって一枚ずつ分離して袋口bを上にして吊り下げた状態でグリップ対9に供給する公知の構造とされている。
なお、この形式の包装袋供給装置の一例として、本件出願にかかるものが実公平3−5532号公報に記載されている。
【0028】
アイドル工程Hには、袋口bをほぼ閉鎖した状態で不活性ガスと包装袋a内の空気との置換作用を促進させるためのシャッター手段65が配置されている。そのシャッター手段65は、図6に示すように、包装袋の前面側に配置された一方のシャッター部材66と、包装袋の後面側に配置された他方のシャッター部材67とを図示しないレバー機構の作動により開閉自在に設けられている。図7に示すように、それらシャッター部材66,67には、包装袋aに挿入されたガス充填ノズル23を潰さないように逃がし溝66a,67aを夫々設けている。
【0029】
このガス充填包装機Pにおける開口装置、シール装置その他の構成については、公知のものに準じた構成とされているので詳しい説明を省略し、本発明方法と関係する範囲において述べることにする。
【0030】
つぎに、本発明の「ガス充填包装機における不活性ガス充填方法」について、ガス充填包装機Pの動作と関連させて説明する。
(1)給袋工程Aにおいて、包装袋供給装置60により包装袋aが袋口bを上にして吊り下げた状態でグリップ対9に供給される。
(2)包装袋のチャックを開く工程Bにおいて、包装袋aのチャックdが開放されると共に公知の印字装置65により賞味期限等の印字がなされる。
(3)袋の下方部分を膨らます工程Cにおいて、包装袋aの前面と後面を膨らまし装置70の一対の吸盤71によって吸着して袋の下方部分を膨らますようにされる。これは、投入される被包装物の収まりをよくするために行なわれる。
(4)包装袋の開口工程Dにおいて、包装袋aは、公知の開口装置75により前後面を一対の吸盤76により吸着されて袋口bを開放されると共に、その袋口bに開放状態を保持するための一対の開閉片77が挿入される。
(5)他方、下側のカムレール35bから上昇位置で待機したスライダ40の支持片41に乗り移りる。この時に、図4に示すように、ノズル姿勢制御手段25のローラ30がカムプレート32に当接するので、ガス充填ノズル23の先端部23bは前記垂直線vに接近移動する。ついで、スライダ40の下降によりガス充填ノズル23の先端部23bが包装袋a内に挿入されてからローラ30がカムプレート32から外れるため、その先端部23bは垂直線vから離隔して包装袋aの隅側へ移動する。これにより、充填漏斗21の落下口21aとガス充填ノズル23の先端部23bとは包装袋a内に挿入される。
なお、前記開口装置55の開閉片56については、充填漏斗21の挿入後に上昇移動して元のV字形に閉じた状態に復帰させられる。
(6)ついで、回転体4の間欠回転移動により、スライドプレート17のカムローラ20は、下降した状態のスライダ40の支持片41からカムレール35cに乗り移り、包装袋aは、被包装物の充填工程Eに間欠移送される。
(7)充填工程Eにおいて、計量装置により所定量の被包装物が充填漏斗21に放出されて包装袋aに充填される。
(8)振動工程Fにおいて、グリップ対9の間隔が拡げられて袋口bを直線状に緊張させて包装袋a内に外の空気が侵入するのを防止する。これと同時に、ガス充填ノズル23から不活性ガスの噴出が開始され、振動手段(図示せず)によって包装袋aを上下方向に揺さぶりつつ、連続的に供給されて拡散する不活性ガスと袋内の空気との置換作用を促進させる。
(9)アイドル工程Hにおいて、スライドプレート17のカムローラ20は、下側のカムレール35cから下降位置で待機したスライダ40の支持片41に乗り移る。この工程では、図6に示すシャッター手段65により袋口bをほぼ閉鎖した状態で不活性ガスと袋内の空気との置換作用を促進させた後に当該シャッター手段による閉鎖状態が解除される。ついで、スライダ40の上昇によりガス充填ノズル23が包装袋aから脱出する。
(10)チャックの閉鎖及び袋口のヒートシール工程Iにおいて、包装袋aのチャックdが閉鎖されると共にシール装置80によって袋口bのヒートシールが施される。
(11)ついで、シール部の冷却及び製品放出工Jにおいて、前工程で施されたヒートシール部分がシール冷却装置85により冷却されてから、グリップ対9の釈放動作により包装袋aがシュート90に落下し機外に放出される。
【0031】
この実施例では、振動工程Fからアイドル工程Hの間において不活性ガスを包装袋内に噴出させてガス置換を行なっているところ、不活性ガスを充填工程Eからアイドル工程Hの間にてガス置換を行なうように制御することもできる。
【0032】
以上に述べた通り、このガス充填包装機における不活性ガス充填方法は、ガス充填ノズルが包装袋に挿入される際に袋口から外れる挿入ミスやガス充填ノズルがガゼット形態の包装袋の折込部に突き刺さる等の不具合を完全に解消することができ、ガス充填作業を円滑に安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明のガス充填包装機における不活性ガス充填方法を適用したガス充填包装機の側面図
【図2】本発明のガス充填包装機における不活性ガス充填方法を適用したガス充填包装機の平面図
【図3】回転体と充填漏斗及びその周辺の構成を示す側面図
【図4】ノズル姿勢制御手段の説明図
【図5】充填漏斗及びガス充填ノズルと、包装袋との相対位置関係を全工程にわたって表したカムレールの展開図
【図6】袋口を閉鎖してガス置換を行なう状態を示すシャッター手段の一部の側面図
【図7】図6におけるシャッター手段の平面図
【図8】従来の不活性ガス充填方法によるノズルの挿入ミスを示す説明図
【図9】従来の不活性ガス充填方法によるノズルの挿入ミスを示す説明図
【符号の説明】
【0034】
P・・・ガス充填包装機
a・・・包装袋
b・・・袋口 c・・・折込部
v・・・仮想の垂直線
4・・・回転体
9・・・グリップ対
21・・・充填漏斗
21a・・・落下口
23・・・ガス充填ノズル
23b・・・先端部
25・・・ノズル姿勢制御手段
30・・・ローラ
32・・・カムプレート
55・・・不活性ガス供給装置
65・・・シャッター手段

Claims (3)

  1. 多数のグリップ対を放射方向に設けると共に各グリップ対に夫々対応するように配置された充填漏斗を上下方向に移動可能に設けた回転体を間欠駆動手段により複数の工程毎に間欠停止して移動させ、充填工程にて各グリップ対により吊り下げ状に支持された包装袋に所定量の被包装物を充填し、各充填漏斗に備えたガス充填ノズルから不活性ガスを噴出させて不活性ガスと袋内の空気との置換を行なわせてから袋口のシールを施すように設けられたガス充填包装機において、
    前記ガス充填ノズルは、その先端部をノズル姿勢制御手段によって前記充填漏斗の落下口の中心を通る仮想の垂直線に対して接近及び離隔移動可能に設けられ、
    充填工程の前工程にて、前記充填漏斗の落下口と、前記垂直線に接近させた状態のガス充填ノズルの先端部を開放された袋口から包装袋内に挿入すると同時に、そのガス充填ノズルの先端部を前記垂直線から離隔させて当該包装袋の隅の方へ移動させ、
    充填工程及び/若しくはその後工程にて、前記ガス充填ノズルから噴出する不活性ガスと包装袋内の空気との置換を行なわせ、
    さらに下流の後工程にて、シャッター手段により袋口をほぼ閉鎖した状態で不活性ガスと袋内の空気との置換作用を促進させた後に当該シャッター手段による閉鎖状態を解除し、ついで、前記ガス充填ノズルを包装袋から脱出させるようにしたことを特徴とするガス充填包装機における不活性ガス充填方法。
  2. 前記ノズル姿勢制御手段は、前記充填漏斗の側部に揺動自由に設けられたホルダーに、前記ガス充填ノズルの上端部を固定すると共にローラを回転自由に設け、充填漏斗が充填工程の前工程に間欠停止するときに、当該工程に縦向きに配置されたカムプレートに該ローラを当接させることによりガス充填ノズルの先端部を前記垂直線に対して接近移動させた状態とし、その状態のまま充填漏斗を下降させてガス充填ノズルの先端部が包装袋内に挿入されてから当該先端部を前記垂直線から離隔させて包装袋の隅側へ移動させるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガス充填包装機における不活性ガス充填方法。
  3. 前記包装袋が、平袋又は袋口を除く両側部分に折込部を有する包装袋若しくはガゼット袋であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガス充填包装機における不活性ガス充填方法。
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