JP4793399B2 - めっき用バレルおよびバレルめっき装置 - Google Patents

めっき用バレルおよびバレルめっき装置 Download PDF

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Description

本発明は、めっき用バレルに関し、さらに詳しくは均一なめっきを実現でき、しかも作業性を向上させることができるめっき用バレルおよびバレルめっき装置に関する。
チップコンデンサ、チップインダクタ、チップバリスタなどの小型電子部品では、キャップ状の外部電極がセラミック素子本体の長さ方向の両端側、あるいは、長さ方向とは異なる短手方向の両端側に端子として形成されている。また、外部電極が形成された端子を多く有する、いわゆる多端子の電子部品もある。このような外部電極は、通常、素子本体側から下地層、中間めっき層、外側めっき層の順に形成される。中間めっき層および外側めっき層は、バレルめっき法を用いて形成されるのが一般的である。
バレルめっき法に用いるめっき用バレルとしては、たとえば、特許文献1に示すように、六角筒形状胴部の1面を取り外し可能としているバレルが知られている。しかしながら、このようなバレルでは、開口部が狭く、被めっき物であるワークの投入および回収に時間が掛かり、効率が悪化するという問題がある。
このような問題に対し、たとえば、特許文献2では、バレルの胴部が、2つに分割する構成を有し、ワークの投入や回収を容易にできるバレルが開示されている。しかしながら、特許文献2に開示されているバレルの場合、胴部の外周部に、分割される胴部を固定するための係止部材が存在しているため、係止部材が存在している面と、存在していない面とにおける貫通孔の開孔率が異なっている。その結果、めっき時における電圧にバラツキが生じ、均一なめっきの形成が困難になるという問題がある。
また、胴部の内周面においても、凹凸が生じる構造となっているため、この凹凸により、ワークが掻き上げられ、カソード電極と接触せず、めっきが不十分となってしまう問題がある。
特開平10−317198号公報 特開平7−188997号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、めっき時の電圧変動を抑制し、均一なめっきを行うことで、ワーク(被めっき物)のめっき品質を向上させることができ、しかも、作業性をも改善することができるめっき用バレルおよびバレルめっき装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るめっき用バレルは、
多角形筒の形状を持つ胴部と、
前記胴部の軸方向の両端に配置されて前記胴部の両端を閉じる少なくとも一対の端板と、を有するめっき用バレルであって、
前記胴部は、前記多角形筒の周方向の一部を構成する胴部本体と、当該胴部本体から取り外し可能な蓋部とを有し、
前記蓋部は、前記多角形筒の周方向の一部を構成して所定角度で交差する複数の平面板を有し、
前記蓋部の軸方向の端部にはフランジが形成され、前記フランジと前記端板とが着脱自在に連結され、前記胴部本体と前記蓋部とが着脱自在に連結されることを特徴とする。
本発明のめっき用バレルにおいては、取り外し可能な蓋部が、所定角度で交差する複数の平面板を有している。このようにすることで、蓋部の強度を向上させることができる。また、蓋部の面積が大きいために、蓋部を取り外した後の胴部本体の開口部が大きくなり、被めっき物であるワークの投入および回収やカソードのメンテナンスなどを容易に行うことができる。
また本発明のめっき用バレルでは、蓋部のフランジと端板とが着脱自在に連結されることで、胴部本体と蓋部とが着脱自在に連結されることから、胴部本体と蓋部との連結部に、締結部材を設ける必要がなく、胴部本体の平面板の貫通孔の開孔率と、蓋部の平面板の貫通孔の開孔率とが同じとなる。その結果、胴部では、周方向に沿って一定の開孔率の平板が多角形筒形状に配置され、胴部を回転させても、胴部の内部には、一定の電流密度で電流が流れ、めっき時における電圧変動が抑制できる。その結果、均一なめっき品質を実現できる。
また、めっき用バレルの胴部の外周には、固定具や締結具を設ける必要がないために、胴部の外周部には、不規則な凹凸がほとんど存在しない。そのため、めっき時に発生するガス(気泡)などをノズル等で吸入する作業が容易となる。
好ましくは、前記フランジおよび前記端板が、前記フランジの取り付け面から前記蓋部側に突出しない締結具を用いて、着脱自在に取り付けられている。このような構成とすることで、締結具が、蓋部側に突出しないため、蓋部に形成してある貫通孔を遮蔽しないため、蓋部の平面板の開孔率を、胴部本体の平面板の開孔率と同じに保つことができ、めっき品質の向上につながる。
好ましくは、前記フランジに形成してある取り付け孔の内周面に形成されたテーパ状カム面に対して、回転により係合する締付用カムが、前記締結具の先端に形成してある。このような構成を採用することで、締結具の先端が、蓋部側に突出しないと共に、蓋部のフランジと端板とを引き付けて強固に連結することができる。
好ましくは、前記胴部の内周面に凸部が生じないように、前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とが着脱自在に嵌合する。このように構成することにより、胴部の内周面において、特定のワークのみが内周面の凸部に捕まり滞留したり掻き上げられたりすることがなく、ワーク全体が均一にかき混ぜられ、ワーク全体に均一なめっきを形成することができる。
好ましくは、前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とのいずれか一方には、嵌合用凹部が形成してあり、
前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とのいずれか他方が、前記嵌合用凹部に着脱自在に入り込む。このような構成を採用することにより、胴部の内周面に凸部を生じることなく、蓋部の周方向の端部と、胴部本体の周方向の端部とを着脱自在に嵌合することが容易になる。
好ましくは、前記蓋部の周方向の両端部には、それぞれ嵌合用凹部が形成してあり、前記胴部本体の周方向の両端部が、平行である。このような構成を採用することにより、胴部の内周面に凸部を生じることなく、蓋部の周方向の端部と、胴部本体の周方向の端部とを着脱自在に嵌合することが容易になる。
本発明のバレルめっき装置は、上述のめっき用バレルを有する。
本発明によれば、平面板の開孔率が蓋部と胴部とで変化しないめっき用バレルが得られる。そのため、めっき時の電圧変動を効果的に抑制し、均一なめっきを実現することができる。また、蓋部は、複数の平面板を有しているため、蓋部自体の強度を確保することができ、ワークの投入および回収などの作業性を向上させることができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るめっき用バレルを用いたバレルめっき装置の概略断面図、
図2は図1に示すめっき用バレルの概略分解斜視図、
図3は図2に示すめっき用バレルの概略横断面図、
図4は図3に示すIV部分の概略拡大断面図、
図5(A)は図3に示すVA部分の概略拡大断面図、図5(B)は図5(A)に示すVB−VB線に沿う要部断面図、
図6は図5(A)および図5(B)に示す締結具の斜視図、
図7(A)は図5(A)に対応する図であり、締結具で締め付ける前の状態を示す図、図7(B)は図5(B)に対応する図であり、締結具で締め付ける前の状態を示す図である。
図1に示すように、バレルめっき装置2は、被めっき物としてのワーク12が内部に収容された本実施形態に係るめっき用バレル20と、アノード電極8を備えてめっき液6が収容されるめっき槽4と、を有する。めっき用バレル20の内部には、カソード電極が先端に備えられた電極保持棒22が配置され、カソード電極がワーク12に接触するようになっている。
めっき用バレル20は、めっき槽4のめっき液6中に投入されており、しかもバレル20の外周壁には多数の貫通孔34,36が形成してあるために、バレル20内部はめっき液6により満たされている。電極保持棒22を固定して、めっき用バレル20を矢印の方向に回転させながら、電源10からアノード電極8およびめっき液6を通して、電極保持棒22の先端のカソード電極に向けて電流を流す。これにより、カソード電極と接触しているワーク12に対して電流が流れ、所望の箇所にめっきを行うことができる。
本実施形態に係るめっき用バレル20は、図2および図3に示すように、多角形筒(この実施形態では八角形筒)の形状を持つ胴部23と、胴部23の軸方向の両端に配置されて胴部23の両端を閉じる少なくとも一対の端板30と、を有する。
一対の端板30の中心には、複数の電極保持棒22が軸方向に沿って所定間隔で固定された中心軸28が配置され、中心軸28に対して、端板30および胴部23が図1に示す矢印方向に回転可能になっている。中心軸28は、回転せず、電極保持棒22は、図1に示す位置に固定される。中心軸28の内部には、電極保持棒22の先端に形成してあるカソード電極にカソード電圧を供給するための導電線が内蔵してある。
胴部23は、多角形筒の周方向の一部を構成する胴部本体24と、胴部本体24から取り外し可能な蓋部26とを有する。蓋部26は、多角形筒の周方向の一部を構成して所定角度で交差する複数の平面板26aを有する。また、胴部本体24も、多角形筒の周方向の残りの一部を構成して所定角度で交差する複数の平面板24aを有する。通常、胴部本体24を構成する平面板24aの枚数が、蓋部26を構成する平面板26aの枚数よりも多い。
この実施形態では、胴部本体24が、八角形筒の内の5枚の平面板24aで構成され、蓋部26が八角形筒の残りの三枚の平面板26aで構成される。隣接する各平面板24a,26aの交差角度θは、この実施形態では、正八角形の内角である135度である。
各平面板24aおよび26aには、それぞれ、貫通孔34および36が、同じピッチ、同じ配列、同じ数で形成してある。また、貫通孔34および36の内径も同じであり、好ましくはφ2〜φ20mm、好ましくはφ4〜φ10mmである。各平面板24aおよび26aの周方向幅および軸方向長さも同じであり、貫通孔34および36による開孔率も同じである。
図3および図4に示すように、蓋部26の周方向Rの両端部26bには、それぞれ嵌合用凹部40が形成してあり、胴部本体24の周方向の両端部24bが、着脱自在に嵌合する。本実施形態では、胴部本体24の周方向の両端部24bは、平行である。
本実施形態では、胴部23における胴部本体24の軸方向両端には、フランジ50が形成してある。フランジ50は、それぞれ端板30に対して固定される。フランジ50と端板30との固定は、後述する図6に示す締結具80により行い、着脱自在としても良いが、接着剤による固定であっても良い。フランジ50と端板30とは、着脱自在にする必要性は低いからである。
胴部23における胴部本体24の軸方向の中央部には、フランジ50と同様なリブ52が胴部本体24と一体に形成してある。胴部本体24、フランジ50およびリブ52は、たとえばPP(ポリプロピレン)樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂などの合成樹脂により一体成形される。円盤状の端板30は、胴部本体24と同じまたは異なる樹脂で構成される。
蓋部26における軸方向の両端には、蓋部本体24のフランジ50と同様なフランジ60が形成してあり、分割部70でフランジ50と組み合わされて、円盤状の端板30と外径が略一致する円盤状のフランジを構成する。フランジ50とフランジ60とが分割部70で組み合わされた状態で、図3に示すように、胴部本体24の周方向の両端部24bが、嵌合用凹部40に嵌合する。
蓋部26における軸方向の中央部外周には、フランジ60と同様なリブ62が形成され、蓋部26と胴部本体24とが組み合わされた状態で、胴部本体24のリブ52と、蓋部26のリブ62とが周方向に連続する。蓋部26、フランジ60およびリブ62は、胴部本体24と同様な樹脂により一体成形される。
蓋部26と胴部本体24とは、直接には連結しないが、胴部本体24が固定してある端板30に対して、蓋部26のフランジ60を、下述する締結具80を用いて着脱自在に固定することで、蓋部26と胴部本体24とを連結する。
図6に示すように、締結具80は、作業者の指でつかみやすい形状をしている把持部82と、把持部82から軸方向に延びている円柱軸84と、その円柱軸84の先端側にテーパ部85を介して形成してある締付用カム86とを有する。テーパ部85は、円柱軸84よりも小さな外径を有し、締結用カム86に向けて外径が徐々に大きくなっている。締結用カム86は、円柱軸84の外径と略同じ外径を有するが、その横断面(軸方向に垂直な断面)が一方向に細長く形成してある。この実施形態では、締結用カム86は、把持部82の長手方向に沿って細長く形成してある。
図2に示すように、端板30とフランジ60との合わせ面には、それぞれ周方向に沿って一カ所または複数箇所に、取り付け孔31および61が同芯状に位置合わせして形成してあり、その位置合わせされた取り付け孔31および61に対して、図5および図7に示すように、締結具80の円柱軸84が挿通される。取り付け孔31および61の内径は、円柱軸84の外径よりも僅かに大きい。
フランジ60における取り付け孔61が形成してある蓋部側表面には、取り付け板部62が固定、または一体成形してある。取り付け板部62は、フランジ60の蓋部側表面に埋め込まれるように取り付けられ、取り付け孔61と同芯状の長孔64を有する。長孔64の横断面は、図6に示す締結具80の締結用カム86の外形に合わせてあり、図7(A)および図7(B)に示すように、締結用カム86の長手方向と、長孔64の長手方向とが一致した場合にのみ、カム86が長孔64に入り込むことを許容するようになっている。
図7(A)および図7(B)に示すように、締結用カム86が、長孔64に入り込んだ後には、把持部82を手でつかんで、円柱軸84の軸芯回りに約90度回転させれば、図5(A)および図5(B)に示すように、締結用カム86も軸芯回りに90度回転する。その結果、締結用カム86は、取り付け板部62の蓋部側表面における長孔64の周囲に形成してあるテーパ状カム面66に係合する。テーパ状カム面66は、長孔64の長手方向に対して90度回転している長孔64の両側位置に形成してある。
締結用カム86がテーパ状カム面66に係合すると、取り付け板部62と端板30とが相互に軸方向に引き付けられる。その結果として、端板30とフランジ60とは強固に軸方向に引き付けられて連結される。なお、端板30とフランジ60との連結を解除するには、上述と逆の動作で、締結具80を取り付け孔31および61から抜き取ればよい。
本実施形態に係るめっき用バレル20においては、取り外し可能な蓋部26が、所定角度で交差する複数の平面板26aを有している。このようにすることで、蓋部26の強度を向上させることができる。また、図4および図5に示すように、蓋部26と胴部本体24とを、フランジ60および端板30を介して連結するので、蓋部26を撓ませることなく、胴部本体24に固定することができる。
さらに、蓋部26の面積が大きいために、蓋部26を取り外した後の胴部本体24の開口部が大きくなり、被めっき物であるワーク12の投入および回収やカソードのメンテナンスなどを容易に行うことができる。さらには、電極保持棒22の先端に装着してあるカソード電極の取り替えなどのメンテナンスも容易に行うことができる。
また本実施形態のめっき用バレル20では、蓋部26のフランジ60と端板30とが着脱自在に連結されることで、胴部本体24と蓋部26とが着脱自在に連結されることから、胴部本体24と蓋部26との連結部に、締結部材を設ける必要がなく、胴部本体24の平面板24aの貫通孔34の開孔率と、蓋部26の平面板26aの貫通孔36の開孔率とが同じとなる。その結果、胴部23では、周方向に沿って一定の開孔率の平板24a,26aが多角形筒形状に配置され、胴部23を回転させても、胴部23の内部には、一定の電流密度で電流が流れ、めっき時における電圧変動が抑制できる。その結果、均一なめっき品質を実現できる。
また、めっき用バレル20の胴部23の外周には、固定具や締結具を設ける必要がないために、胴部23の外周部には、不規則な凹凸がほとんど存在しない。そのため、めっき時に発生するガス(気泡)などをノズル等で吸入する作業が容易となる。
さらに、本実施形態では、締結具80の締結用カム86は、フランジ60および端板30の締結時に、図5(B)に示すように、フランジ60の蓋部側表面からほとんど突出しない。そのため、締結具80が、蓋部側に突出せず、蓋部26に形成してある貫通孔36を遮蔽しないため、蓋部26の平面板26aの開孔率を、胴部本体24の平面板24aの開孔率と同じに保つことができ、めっき品質の向上につながる。
また、本実施形態では、図4に示すように、胴部23の内周面に凸部が生じないように、蓋部26の周方向の端部26bと、胴部本体24の周方向の端部24bとが着脱自在に嵌合する。このように構成することにより、胴部23の内周面において、図1に示す特定のワーク12のみが内周面の凸部に捕まり滞留したり掻き上げられたりすることがなく、ワーク12全体が均一にかき混ぜられ、ワーク12全体に均一なめっきを形成することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。たとえば上述実施形態では、蓋部26の周方向Rの両端部26bに、それぞれ嵌合用凹部40を形成し、そこに、胴部本体24の周方向の両端部24bを嵌合自在としたが、逆の構成でも良い。すなわち、蓋部26の周方向Rの両端部26bを、胴部本体24の周方向の両端部24bに形成してある嵌合用凹部に嵌合自在としても良い。
また、胴部の形状としては、多角形であれば特に制限されないが、六角形筒形状または八角形筒形状であることが好ましい。
本発明のめっき用バレルは、積層セラミックコンデンサ、チップインダクタ、チップバリスタ等のチップ電子部品の製造に好適に用いられる。
図1は本発明の一実施形態に係るめっき用バレルを用いたバレルめっき装置の概略断面図である。 図2は図1に示すめっき用バレルの概略分解斜視図である。 図3は図2に示すめっき用バレルの概略横断面図である。 図4は図3に示すIV部分の概略拡大断面図である。 図5(A)は図3に示すVA部分の概略拡大断面図、図5(B)は図5(A)に示すVB−VB線に沿う要部断面図である。 図6は図5(A)および図5(B)に示す締結具の斜視図である。 図7(A)は図5(A)に対応する図であり、締結具で締め付ける前の状態を示す図、図7(B)は図5(B)に対応する図であり、締結具で締め付ける前の状態を示す図である。
符号の説明
2… バレルめっき装置2
20… めっき用バレル
23… 胴部
24… 胴部本体
24a… 平板部
24b… 周方向端部
26… 蓋部
26a… 平板部
26b… 周方向端部
30… 端板
31… 取り付け孔
34,36… 貫通孔
40… 嵌合用凹部
50,60… フランジ
61… 取り付け孔
64… 長孔
66… テーパ状カム面
80… 締結具
86… 締結用カム

Claims (7)

  1. 多角形筒の形状を持つ胴部と、
    前記胴部の軸方向の両端に配置されて前記胴部の両端を閉じる少なくとも一対の端板と、を有するめっき用バレルであって、
    前記胴部は、前記多角形筒の周方向の一部を構成する胴部本体と、当該胴部本体から取り外し可能な蓋部とを有し、
    前記蓋部は、前記多角形筒の周方向の一部を構成して所定角度で交差する複数の平面板を有し、
    前記蓋部の軸方向の端部にはフランジが形成され、前記フランジと前記端板とが着脱自在に連結され、前記胴部の内周面に凸部が生じないように、前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とが着脱自在に嵌合することを特徴とするめっき用バレル。
  2. 先端に締付用カムが形成された締結具を更に有し、
    前記平面板には、貫通孔が形成され、
    前記フランジの前記蓋部側表面には、テーパ状カム面が形成された取り付け板部が固定、または一体成形してあり、
    前記締付用カムが、前記テーパ状カム面に対して回転により係合された時に、前記締結用カムが、前記貫通孔を遮蔽しないことを特徴とする請求項1に記載のめっき用バレル。
  3. 多角形筒の形状を持つ胴部と、
    前記胴部の軸方向の両端に配置されて前記胴部の両端を閉じる少なくとも一対の端板と、を有するめっき用バレルであって、
    前記胴部は、前記多角形筒の周方向の一部を構成する胴部本体と、当該胴部本体から取り外し可能な蓋部とを有し、
    前記蓋部は、貫通孔が形成され、前記多角形筒の周方向の一部を構成して所定角度で交差する複数の平面板と、
    先端に締付用カムが形成された締結具とを有し、
    前記蓋部の軸方向の端部にはフランジが形成され、
    前記フランジの前記蓋部側表面には、テーパ状カム面が形成された取り付け板部が固定、または一体成形してあり、
    前記フランジと前記端板とが着脱自在に連結され、前記胴部本体と前記蓋部とが着脱自在に連結され、
    前記締付用カムが、前記テーパ状カム面に対して回転により係合された時に、前記締結用カムが、前記貫通孔を遮蔽しないことを特徴とするめっき用バレル。
  4. 前記胴部の内周面に凸部が生じないように、前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とが着脱自在に嵌合する請求項に記載のめっき用バレル。
  5. 前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とのいずれか一方には、嵌合用凹部が形成してあり、
    前記蓋部の周方向の端部と、前記胴部本体の周方向の端部とのいずれか他方が、前記嵌合用凹部に着脱自在に入り込む請求項1または4に記載のめっき用バレル。
  6. 前記蓋部の周方向の両端部には、それぞれ嵌合用凹部が形成してあり、
    前記胴部本体の周方向の両端部が、平行であることを特徴とする請求項5に記載のめっき用バレル。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のめっき用バレルを有するバレルめっき装置。
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