JP4792835B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
具体的には、文字領域の判別の場合、画像データをメモリに展開すると共にメモリの空き領域を利用して2値化、黒画素の輪郭線追跡、ラベリングを行う。そして、ラベリング後の画像について横幅や高さが閾値以下の画素の集まりをその位置の近さや横幅、高さが一致するものを順次グループ化して行くことで原稿1頁内における個々の文字領域を判別する。文字領域が判別される毎に、その領域の座標および画素値(色等)を表すデータをメモリの空き領域に格納し、原稿1頁分の画像について判別が終わると、メモリに格納された座標等のデータを読み出し、文字と判別された領域の画像に文字用の圧縮処理を施すものである。
領域判別の途中でメモリの空き容量がなくなると処理を中止せざるを得ず、そのため、従来ではどのような種類の原稿であっても確実に領域判別を行えるように大容量のメモリを配置しているのであるが、メモリの容量を大きくすればそれだけコスト高になってしまう。
また、本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、前記第1の圧縮処理の方が第2の圧縮処理よりも圧縮率が高いことを特徴とする。
また、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、それまでの判別による判別結果によらず、前記複数のブロック画像全てに、前記第2の圧縮処理を施すとしても良い。
このようにすれば、各ブロック画像に同じ画像処理が施されることになり、異なる場合に比べて再現画像の画質向上を期待できる。
本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像に含まれる文字数、または、入力画像に含まれる色数に基づいて、前記入力画像を特殊原稿であるか否かを判定する判定手段と、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記判別を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記判別を実行せず、前記画像圧縮手段は、入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記第1の圧縮処理を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記複数のブロック画像全てに前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施すことを特徴とする。
このように上記判定結果により領域判別の要否、いずれの画像処理を施すべきなのかを決める構成にすれば、処理をより高速化することが可能になる。
本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる所定の属性の画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記所定の属性の画像領域が判別される毎にその画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される所定の属性の画像領域の画像に対し第1の画像処理を施す画像処理手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、検出された量が規定値より少ない場合には、当該一のブロック画像を含む未判別のブロック画像に対する判別を中止し、前記画像処理手段は、判別が中止された場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施し、前記所定の属性の画像領域の画像に対し本来の第1の画像処理とは異なる第2の画像処理が施された場合に、その旨を通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る画像処理装置としての複写機1を含む画像処理システム(以下、「システム」と略する。)5の全体構成を示す図である。
同図に示すように、本システム5は、複写機1、2、3・・がネットワーク、ここではLAN4を介してデータのやりとりが可能に接続されて構成されている。
また、画像データを圧縮してHDD144に格納する蓄積機能、格納されている圧縮データを読み出して伸張し、伸張後の画像データに基づいて印刷を行うプリント機能、さらに電子メール(以下、単に「メール」という。)の送受信を、メールサーバ(不図示)を介して行うメール送受信機能を有している。なお、メール送受信には、公知のSMTP (Simple Mail Transfer Protocol)およびPOP3(Post Office Protocol 3)が用いられる。
プリンタ部13は、公知の電子写真方式により、スキャナ部12で読み取られた原稿の画像データに基づいて画像をシートに印刷する。
通信I/F部141は、LANカード、LANボードといったLAN4に接続するためのインターフェースである。
CPU142は、ROM143の制御プログラムに基づいて、スキャナ部12、プリンタ部13の動作を制御し、円滑なコピー等の動作を実現する。また、操作パネル11を介してユーザによるキー入力等を受付けると共に、必要なメッセージ等を液晶タッチパネルに表示させる。
領域判別部145は、スキャナ部12により読み取られた原稿の画像データを受信し、原稿1頁ごとに、原稿画像に含まれる文字と文字以外の背景の領域判別を行う。
圧縮部146は、文字領域と判別された領域のデータに第1の画像処理、ここではMMR(Modified Modified READ)により圧縮処理を施し、背景領域と判別された領域のデータに第2の画像処理、ここではJPEG(Joint Photographic Experts Group)により圧縮処理を施す。
RAM148は、領域判別の際に利用される記憶手段としてのメモリ(背景技術のメモリに相当)であり、図2(a)に示すように、バンドデータ格納領域1481、文字情報格納領域1482および処理作業領域1483を有している。
文字情報格納領域1482には、領域判別結果としての文字領域情報(後述)が格納される。処理作業領域1483は、文字等の判別のための2値化や解像度変換(低解像度化)等の処理を実行する作業領域として用いられる。
RAM148は、その記憶容量が一般的な原稿について領域判別を実行できる程度の小容量に抑えられ、従来のものに比べて低コストのものが用いられている。このような小容量のものを用いることができる理由については後述する。
CPU142は、ユーザからの蓄積機能の実行指示を受付けると、領域判別部145等に指示して領域判別〜PDFファイルの格納までの一連の処理を実行させる。また、プリント機能の実行指示を受付けると、伸張部149等に指示して、圧縮データの読み出し〜プリントまでの処理を実行させる。
同図に示すように、ステップS1では、スキャナ部12において原稿画像が読み取られる。読み取りにより得られる画像データとしては、例えばBMP(ビットマップ)とすることができるが、TIFF(Tagged Image File Format)、その他のフォーマットの画像データであっても良い。
ステップS3では、文字領域と背景領域の判別が行われる。
ステップS4では、文字領域のデータがMMRにより圧縮される。
ステップS5では、背景領域のデータがJPEGにより圧縮される。
次に、蓄積処理の詳細を図4、図5を用いて説明する。
図4は、蓄積処理の詳細な内容を示すフローチャートであり、図5は、当該処理により生成されるPDF形式のファイルの構成例を示す図である。
図4に示すように、制御部14は、PDFヘッダ作成/出力処理を実行する(ステップS101)。ここでは、PDFファイルのバージョンや作成者、作成日時等のデータが作成され、作成されたデータを、ヘッダを示すファイルとしてHDD144に出力する。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1010参照。)。
そして、バンド1の画像について文字領域の判別を行う(ステップS104)。
(b)スムージングが施されたデータに公知のエッジフィルタをかけ2値のエッジ画像を生成する2値化を行い、生成された2値のエッジ画像について、主走査方向、副走査方向に所定の範囲内、例えば日本語の場合に単語(数文字)程度の範囲にあるものを連結し、連結されたブロックを取り囲んだ矩形領域を設定する。例えば、1行の文字列に対し1つの矩形領域が設定されるとすると、1バンド内に文字列が10行存在すれば10個の矩形領域が別々に設定されることになる。
より具体的には、画像の局所的な形状として、カーブ量や傾斜方向、閉ループ数、十字交差数、T字交差数等を抽出し、抽出された特徴点が、予め保持している文字判定のためのパターンの特徴点と一致している数が所定値(閾値)以上であれば、文字と判定し、所定値よりも少なければ文字ではないと判定するものである。なお、文字判定の方法は、上記のものに限られず、他の公知の方法を用いることができる。例えば、文字判定用の辞書に基づいてパターン認識を行う方法が考えられる。
(d)文字と判定された矩形領域(文字領域)の全画素を2値化して、各画素が文字とそれ以外の部分(下地)のいずれに属するのかを判別する。これは、例えば全画素の明度ヒストグラムをとり、そのヒストグラムから文字と下地を分けるための閾値を決め、その閾値よりも明度が低い画素を文字、明度が高い画素を下地と判別するという公知の方法をとることができる。例えば、文字と判別された画素を「1」、下地と判別された画素を「0」にする。
ステップS104とS105の処理は、個々の文字領域が設定される毎に順次実行される。従って、設定される文字領域の数が多いほどバンド1の文字領域情報として文字情報格納領域1482に格納されるデータ量が増えることになる。
ステップS109では、バンド1〜4についてステップS102〜S108までの処理が終了したか否かを判断する。
この繰り返しの間、RAM148の空き容量が規定値以上であると判断された場合には(ステップS102で「YES」)、バンド毎にそのバンドの文字領域情報が文字情報格納領域1482に順次格納され(図2(b)参照)、非文字領域の画像データはバンド毎にJPEG圧縮されてHDD144に格納されることになる(図5のファイル1012、1013、1014参照。)。
ステップS115では、文字領域を統合する処理を行う。
具体的には、文字情報格納領域1482に格納されている各バンドの文字領域情報(矩形領域の座標、画素値、色情報)を参照し、複数個の文字領域の中に、隣り合うもの同士が近接かつ文字色の略等しいものがあるか否かを判断する。この近接の判断は、隣り合うもの同士の間隔が所定値、例えば5[mm]より短いか否かにより行われる。また、どの色のものを統合するのかについては、同じまたは近いものなど伸張後の文字色の再現性等から予め決めることができる。
なお、新たな文字領域内の各画素の画素値(2値)については、統合前の文字領域情報に含まれるものが読み出され、例えば文字の部分の画素を「1」としたとき、それ以外の画素を全て下地として「0」に設定する処理が行われる。
ステップS118では、PDFフッタ作成/出力処理を行う。具体的には、文字領域情報に含まれる位置情報と色情報とを対応付けたデータ等をフッタファイルとして生成し、HDD144に出力する。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1016参照。)。
ここでは、図2(b)に示すように、バンド1〜3について領域判別が終了し、次にバンド4について領域判別を開始するときの処理を説明する。
領域14821の容量が規定値以上ではない、すなわち規定値よりも少ないと判断すると(ステップS102で「NO」)、処理対象となるバンド4の画像データをRAM148のバンドデータ格納領域1481に書き込む(ステップS110)。
このようにバンド4については、文字判別のためのメモリの空き容量がないために、文字判別を行わず強制的に全領域がJPEG圧縮される。この意味で、制御部14は、ステップS110、S111の処理を実行する場合に、領域判別が中止された場合に未判別のブロック画像に対し第2の画像処理を施す画像処理手段として機能するものといえる。
最終ではない(未処理のバンドが残っている)と判断すると、ステップS110に戻り、ステップS110〜S113の処理、すなわち、未処理のバンドの画像データに対し低解像度化とJPEG圧縮を施し、生成された圧縮データのファイルをHDD144に出力して格納する。
ステップS115以降では、上記のように文字判別済みの領域について統合、MMRによる圧縮、出力等を行って、当該蓄積処理を終了する。
このように各バンドについて領域判別の前にメモリの空き容量が規定値よりも少ないことを判断すると、それ以降のバンドについては領域判別を行わずにその領域の画像をJPEG圧縮する。
また、文字数や色数が多いなど領域判別を行うのに一般の原稿よりもメモリ容量を多く必要とする原稿については、メモリの空き容量が規定値よりも少なくなった以降のバンドの文字画像がJPEG圧縮されることになるが、その圧縮率を弱くする等により画質劣化を抑えることができると共に、蓄積処理の中断を防止でき、ユーザは希望する画像を確実にHDD等に保存し、またメールに添付して外部端末に送信することが可能になる。
このように領域を分割する方法をとる場合、1ページ分の画像データをより小さな領域に分割してバンド数を多くすれば、それだけメモリ容量を小さくできる。ところが、メモリ容量を小さくすると格納できる画像データの量が減ることになるので、逆にメモリへの画像データの書き込み回数が増えて、その処理に要する時間が余分にかかることになり、蓄積処理全体の処理時間が長くなってしまう。そのため、処理時間とメモリ容量を比較考慮した上で最適なバンド数が実験等から予め求められることになる。
例えば、ステップS104、S105において、文字領域の判別と共にメモリの空き容量の検出も行い、あるバンドの領域判別の処理中に空き容量が規定値よりも少なくなったことを検出すると、判別途中であってもステップS106に移り、当該バンドに対し低解像度化、JPEG圧縮等の処理を行う(ステップS106〜S108)。そして、当該バンド内の、空き容量が規定値よりも少なくなったことが検出されるまでに文字と判別された領域については、ステップS105で文字領域情報が記憶されているので、ステップS115〜S117において、それまでに文字と判別された他のバンドの文字領域と共にMMR圧縮を施した後、出力する処理を行うことで実現できる。
上記第1の実施の形態では、1つのバンドついて文字等の領域判別を行う前にメモリの空き容量を検出し、その空き容量が規定値よりも少ない場合に、当該バンドを含む領域判別をまだ行っていない未判別のバンドに対し領域判別を行わずJPEG圧縮を施すとしたが、本実施の形態では、領域判別済のバンドを含む全バンドについてJPEG圧縮を施すとしており、その点が第1の実施の形態と異なっている。以下、本実施の形態の内容を説明するが、第1の実施の形態と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
同図に示すように、本実施の形態の蓄積処理は、第1の実施の形態の蓄積処理とほとんど同じであるが、ステップS102とS110の間にステップS201の処理が介在しており、この点が異なっている。
すなわち、メモリの空き容量が規定値よりも少ないことを判断すると(ステップS102で「NO」)、それまでに出力したファイルを削除(破棄)し、処理対象バンドを先頭、ここではバンド1に戻す処理を実行する(ステップS201)。
ステップS111では、その画像データを低解像度化した後、JPEGにより圧縮する。この低解像化およびJPEG圧縮の方法は、上記ステップS111の処理と同じ方法とすることができる。
ステップS113では、最終バンドであるか否かを判断し、最終ではないことを判断すると、ステップS110に戻り、ステップS110〜S112の処理を実行して未処理のバンドについて低解像度化とJPEG圧縮を施し、生成された圧縮ファイルをHDD144に格納させる。未処理のバンドがないと判断されるまで、ステップS110〜S113の処理が繰り返し実行される。
このように本実施の形態では、蓄積処理の途中でメモリの空き容量が規定値よりも少なくなったことが検出されると、全バンドに対しJPEGによる同じ方法の圧縮処理を施す構成としている、
従って、部分的に異なる方法で圧縮を施す構成に比べて、1ページ分の圧縮後の画像を見たとき人の目には文字画像の画質劣化と映り難くなる。なお、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、ステップS111ではステップS106、S107の処理よりも解像度を上げる設定や圧縮率を低く設定する等とすることが好ましい。
上記第2の実施の形態では、メモリの空き容量が規定値よりも少ない場合に全バンドについてJPEG圧縮を施すとしたが、本実施の形態では、1ページ内の文字数が極端に多い原稿など、蓄積処理の途中で空き容量が規定値よりも少なくなる蓋然性が高いと考えられる原稿(以下、「特殊原稿」という。)の場合には、全バンドについてJPEG圧縮を施すとしており、その点が第2の実施の形態と異なっている。
同図に示すように、本実施の形態の蓄積処理は、第2の実施の形態の蓄積処理とほとんど同じであるが、ステップS104とS105の間にステップS301の処理が介在しており、この点が異なっている。
すなわち、ステップS301では、原稿の種類として原稿が特殊原稿であるか否かを判断する。この特殊原稿の判断は、ここではステップS104の処理でバンド1の画像について判別された文字の矩形領域の数をカウントし、そのカウント値が所定値以上であるか否かにより行われる。このような方法をとるのは、矩形領域の数が多いということは、それだけ文字行数が多いことを意味しており、文字数が多い原稿と考えることができるからである。なお、所定値は、矩形領域としてカウントされる数がどの程度以上になれば蓄積処理の途中でメモリの空き容量が規定値よりも少なくなるかを予め実験等から求めておくことにより設定することができる。
一方、特殊原稿でないことを判断すると(ステップS301で「NO」)、ステップS105に移って、それ以降、第1(第2)の実施の形態と同じ処理が実行される。
なお、上記ではバンド1の画像を用いて特殊原稿であるか否かを判断したが、バンド1に限られず、他のバンド、例えばバンド2の画像を用いて判断することもできる。この場合、バンド2を最初に処理するバンドと決め、それ以降、例えばバンド1、3、4の順に処理するようにすれば良い。
また、特殊原稿であるか否か(原稿の種類)をユーザによる指示、例えば操作パネル11からの入力指示により判断する方法をとることもできる。
また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。また、所定の処理を、専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、バンド1〜4をその数字順に処理するとしたが、これに限られることはない。例えば、原稿画像を複数の領域に分けたとき、その分割の方向に両端に位置するバンド、上記ではバンド1と4の処理順がより後ろになるようにバンド2、3、1、4等と順番を決めることができる。
(2)上記実施の形態では、判別対象とすべき所定の属性の画像領域を文字領域として、原稿画像の文字領域を判別するとしたが、判別対象は文字に限られない。例えば、写真領域やグラフ等の図形領域を公知の方法を用いて判別するとしても良い。
(4)上記実施の形態では、ステップS114において、本来とは異なる圧縮処理を行った旨のメッセージを操作パネル11に表示させるとしたが、その旨をユーザに通知することができれば良く、メッセージ表示という方法に限られることはない。例えば、その旨をスピーカ等から音声出力する方法や、蓄積処理の実行を要求したユーザにその旨を含む電子メールを、LAN4(ネットワーク)を介して送信する方法等をとることができる。
14 制御部
101、102、201 ファイル
145 領域判別部
146 圧縮部
148 RAM
1481 バンドデータ格納領域
1482 文字情報格納領域
1483 処理作業領域
14821 空き領域
Claims (6)
- 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
所定の格納領域を有するメモリと、
入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
前記判別手段は、
一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
前記画像圧縮手段は、
検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、
各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対し前記第2の圧縮処理と同じ方法による第3の圧縮処理を実行し、
前記第2の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度を、前記第3の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度よりも弱くしたことを特徴とする画像処理装置。 - 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
所定の格納領域を有するメモリと、
入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
前記判別手段は、
一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
前記画像圧縮手段は、
検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、
各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対しその解像度を第1の解像度に落とした後、圧縮処理を施す第3の画像処理を実行し、
前記第2の圧縮処理は、圧縮前に画像の解像度を前記第1の解像度よりも高い第2の解像度に落とす処理を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
所定の格納領域を有するメモリと、
入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
前記判別手段は、
一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
前記画像圧縮手段は、
検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、前記第1の圧縮処理の方が第2の圧縮処理よりも圧縮率が高いことを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像圧縮手段は、
検出された量が規定値より少ない場合には、それまでの判別による判別結果によらず、前記複数のブロック画像全てに、前記第2の圧縮処理を施すこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
所定の格納領域を有するメモリと、
入力画像に含まれる文字数、または、入力画像に含まれる色数に基づいて、前記入力画像を特殊原稿であるか否かを判定する判定手段と、
入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
前記判別手段は、
入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記判別を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記判別を実行せず、
前記画像圧縮手段は、
入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記第1の圧縮処理を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記複数のブロック画像全てに前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施すことを特徴とする画像処理装置。 - 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
所定の格納領域を有するメモリと、
入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる所定の属性の画像領域を判別する判別手段と、
前記判別手段により前記所定の属性の画像領域が判別される毎にその画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される所定の属性の画像領域の画像に対し第1の画像処理を施す画像処理手段と、を備え、
前記判別手段は、
一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、検出された量が規定値より少ない場合には、当該一のブロック画像を含む未判別のブロック画像に対する判別を中止し、
前記画像処理手段は、
判別が中止された場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施し、
前記所定の属性の画像領域の画像に対し本来の第1の画像処理とは異なる第2の画像処理が施された場合に、その旨を通知する通知手段をさらに備える
ことを特徴とする画像処理装置。
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