JP4792835B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力画像を領域判別し、判別された領域毎に画像処理を施す画像処理装置に関する。
複写機には、書類等の画像をスキャナー部で読み込み、読み込んだ画像について各画素がどの属性(文字、背景等)の領域に属するのかを判別し、判別された領域毎にその領域に適した画像処理、例えば圧縮を施してHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置に格納しておき、ユーザの指示があると記憶装置から画像データを読み出してプリント出力する構成のものがある。
このような領域判別を行う場合、通常、処理時間の短縮のために、HDDのようなデータ転送速度が遅いディスクではなくRAM等の専用のメモリが利用される。
具体的には、文字領域の判別の場合、画像データをメモリに展開すると共にメモリの空き領域を利用して2値化、黒画素の輪郭線追跡、ラベリングを行う。そして、ラベリング後の画像について横幅や高さが閾値以下の画素の集まりをその位置の近さや横幅、高さが一致するものを順次グループ化して行くことで原稿1頁内における個々の文字領域を判別する。文字領域が判別される毎に、その領域の座標および画素値(色等)を表すデータをメモリの空き領域に格納し、原稿1頁分の画像について判別が終わると、メモリに格納された座標等のデータを読み出し、文字と判別された領域の画像に文字用の圧縮処理を施すものである。
特開2003−338934号公報
上記のような領域判別に必要なメモリの記憶容量は、原稿の種類(文字数、文字サイズ、色数等)によって異なる。これは、例えば文字領域の判別の場合、文字数やサイズによって座標を表すデータが増減し、また色数が多ければ各色を表すデータも増えることがあるからである。このことは他の写真等の領域判別についても同様である。
領域判別の途中でメモリの空き容量がなくなると処理を中止せざるを得ず、そのため、従来ではどのような種類の原稿であっても確実に領域判別を行えるように大容量のメモリを配置しているのであるが、メモリの容量を大きくすればそれだけコスト高になってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、領域判別による処理速度の高速化を図ることで圧縮等の画像処理の性能向上を実現しつつ容量を出来るだけ低減したメモリを用いて低コスト化をも図れる複写機等の画像処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対し前記第2の圧縮処理と同じ方法による第3の圧縮処理を実行し、前記第2の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度を、前記第3の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度よりも弱くしたことを特徴とする。
このように、メモリの空き容量が規定値より少なくなったことが検出されると、領域判別を中止すると共に少なくとも未判別のブロック画像に第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施す構成にしたので、従来のように大容量のメモリを配置する必要がなくなり低コスト化を図ることができる
また、本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対しその解像度を第1の解像度に落とした後、圧縮処理を施す第3の画像処理を実行し、前記第2の圧縮処理は、圧縮前に画像の解像度を前記第1の解像度よりも高い第2の解像度に落とす処理を含むことを特徴とする。
このようにすれば、非判別のブロック画像に含まれる文字画像領域については、判別済のブロック画像の文字画像以外の領域よりも圧縮強度が弱くまたは変換後の解像度が大きくなるように処理が施されるので、再現画像の劣化の抑制が可能になる。
また、本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、前記第1の圧縮処理の方が第2の圧縮処理よりも圧縮率が高いことを特徴とする。
また、前記画像圧縮手段は、検出された量が規定値より少ない場合には、それまでの判別による判別結果によらず、前記複数のブロック画像全てに、前記第2の圧縮処理を施すとしても良い。
このようにすれば、各ブロック画像に同じ画像処理が施されることになり、異なる場合に比べて再現画像の画質向上を期待できる。
本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像に含まれる文字数、または、入力画像に含まれる色数に基づいて、前記入力画像を特殊原稿であるか否かを判定する判定手段と、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、前記判別手段は、入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記判別を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記判別を実行せず、前記画像圧縮手段は、入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記第1の圧縮処理を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記複数のブロック画像全てに前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施すことを特徴とする。
このように上記判定結果により領域判別の要否、いずれの画像処理を施すべきなのかを決める構成にすれば、処理をより高速化することが可能になる。
本発明は、入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、所定の格納領域を有するメモリと、入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる所定の属性の画像領域を判別する判別手段と、前記判別手段により前記所定の属性の画像領域が判別される毎にその画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される所定の属性の画像領域の画像に対し第1の画像処理を施す画像処理手段と、を備え、前記判別手段は、一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、検出された量が規定値より少ない場合には、当該一のブロック画像を含む未判別のブロック画像に対する判別を中止し、前記画像処理手段は、判別が中止された場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施し、前記所定の属性の画像領域の画像に対し本来の第1の画像処理とは異なる第2の画像処理が施された場合に、その旨を通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする。
このようにすれば、ユーザはどのような画像処理が施されたのかを知ることができ、便利である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る画像処理装置としての複写機1を含む画像処理システム(以下、「システム」と略する。)5の全体構成を示す図である。
同図に示すように、本システム5は、複写機1、2、3・・がネットワーク、ここではLAN4を介してデータのやりとりが可能に接続されて構成されている。
複写機1は、主な構成要素として、操作パネル11、スキャナ部12、プリンタ部13および制御部14を備える多機能デジタル複写機(Multiple Function Peripheral)であり、原稿画像を読み取って画像データを得るスキャン機能、その画像データに基づいて原稿画像をシートに印刷(プリント)するコピー機能を有する。
また、画像データを圧縮してHDD144に格納する蓄積機能、格納されている圧縮データを読み出して伸張し、伸張後の画像データに基づいて印刷を行うプリント機能、さらに電子メール(以下、単に「メール」という。)の送受信を、メールサーバ(不図示)を介して行うメール送受信機能を有している。なお、メール送受信には、公知のSMTP (Simple Mail Transfer Protocol)およびPOP3(Post Office Protocol 3)が用いられる。
スキャナ部12は、セットされた原稿の画像を読み取る公知の装置である。ここでは、原稿の画像データとして画素毎にr(赤)、g(緑)、b(青)の色成分(256階調)のデータが生成される。
プリンタ部13は、公知の電子写真方式により、スキャナ部12で読み取られた原稿の画像データに基づいて画像をシートに印刷する。
操作パネル11は、コピースタートボタンやコピー枚数設定用のテンキーなどの他、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部が設けられており、制御部14の指示により必要な画面、例えばユーザからの蓄積機能やプリント機能の実行指示を受付けるための画面等を表示させると共に、ユーザによるタッチ入力等を受付けて、受付けた情報を制御部14に伝える。
制御部14は、主な構成要素として、通信インターフェース(I/F)部141、CPU142、ROM143、HDD144、領域判別部145、圧縮部146、合成部147、RAM148および伸張部149を備えている。
通信I/F部141は、LANカード、LANボードといったLAN4に接続するためのインターフェースである。
ROM143には、制御に必要なプログラムが格納されている。
CPU142は、ROM143の制御プログラムに基づいて、スキャナ部12、プリンタ部13の動作を制御し、円滑なコピー等の動作を実現する。また、操作パネル11を介してユーザによるキー入力等を受付けると共に、必要なメッセージ等を液晶タッチパネルに表示させる。
HDD144は、画像データを格納する。
領域判別部145は、スキャナ部12により読み取られた原稿の画像データを受信し、原稿1頁ごとに、原稿画像に含まれる文字と文字以外の背景の領域判別を行う。
圧縮部146は、文字領域と判別された領域のデータに第1の画像処理、ここではMMR(Modified Modified READ)により圧縮処理を施し、背景領域と判別された領域のデータに第2の画像処理、ここではJPEG(Joint Photographic Experts Group)により圧縮処理を施す。
合成部147は、異なる方法で圧縮された文字と背景領域の圧縮データを所定の形式のファイル、ここではPDF(Portable Document Format)ファイルに変換し、HDD144に格納する。
RAM148は、領域判別の際に利用される記憶手段としてのメモリ(背景技術のメモリに相当)であり、図2(a)に示すように、バンドデータ格納領域1481、文字情報格納領域1482および処理作業領域1483を有している。
バンドデータ格納領域1481には、領域判別対象となる画像データが格納される。
文字情報格納領域1482には、領域判別結果としての文字領域情報(後述)が格納される。処理作業領域1483は、文字等の判別のための2値化や解像度変換(低解像度化)等の処理を実行する作業領域として用いられる。
RAM148は、その記憶容量が一般的な原稿について領域判別を実行できる程度の小容量に抑えられ、従来のものに比べて低コストのものが用いられている。このような小容量のものを用いることができる理由については後述する。
図1に戻って、伸張部149は、HDD144に格納されている圧縮データを読み出して伸張し、その画像データをプリンタ部13に送る。
CPU142は、ユーザからの蓄積機能の実行指示を受付けると、領域判別部145等に指示して領域判別〜PDFファイルの格納までの一連の処理を実行させる。また、プリント機能の実行指示を受付けると、伸張部149等に指示して、圧縮データの読み出し〜プリントまでの処理を実行させる。
図3は、蓄積機能が実行される場合の蓄積処理フローの概要を示す図である。
同図に示すように、ステップS1では、スキャナ部12において原稿画像が読み取られる。読み取りにより得られる画像データとしては、例えばBMP(ビットマップ)とすることができるが、TIFF(Tagged Image File Format)、その他のフォーマットの画像データであっても良い。
ステップS2では、領域判別の前処理が実行される。この前処理は、入力画像の領域判別をより精度良く行うための処理であり、具体的にはガンマ補正等の公知の処理である。
ステップS3では、文字領域と背景領域の判別が行われる。
ステップS4では、文字領域のデータがMMRにより圧縮される。
ステップS5では、背景領域のデータがJPEGにより圧縮される。
ステップS6では、圧縮された文字と背景領域のデータが1ページの原稿画像のPDFファイルとして生成される。
次に、蓄積処理の詳細を図4、図5を用いて説明する。
図4は、蓄積処理の詳細な内容を示すフローチャートであり、図5は、当該処理により生成されるPDF形式のファイルの構成例を示す図である。
ここでは、図5に示すように、赤、青、黒の3色の文字列が印刷されている原稿を用い、原稿(入力)画像を300dpi(dot per inch)の解像度で読み取った場合に、走査ライン数が2048ラインあり、これを4つのブロック画像(以下、「バンド」という。)に分割して、分割されたバンド毎に領域判別等の処理を順次実行する場合の例を説明する。
また、図5のファイル101は、バンド毎に領域判別等の処理がスムーズに行われた場合(通常時)の例を示し、ファイル102は、処理の途中でRAM148の空き容量がなくなった場合(メモリ不足時)の例を示している。それぞれがHDD144内に割り当てられた格納領域にPDFファイルの形式で格納されている状態を模式的に示したものである。
なお、図4では、上記ステップS1、S2に相当する処理が省略されている。また、ステップS2の前処理後の画像データが一時的に制御部14の内部メモリ(不図示)にバンド単位で格納され、領域判別の際に順次読み出される構成になっているものとする。
図4に示すように、制御部14は、PDFヘッダ作成/出力処理を実行する(ステップS101)。ここでは、PDFファイルのバージョンや作成者、作成日時等のデータが作成され、作成されたデータを、ヘッダを示すファイルとしてHDD144に出力する。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1010参照。)。
次に、RAM148の空き容量(残量)を検出し、空き容量が規定値以上あるか否かを判断する(ステップS102)。具体的には、RAM148の文字情報格納領域1482の空き容量が検出される。この検出方法としては、例えばデータがアドレス順に書き込まれる構成の場合、前回の書き込み時のデータの終端アドレスを記憶しておき、その終端アドレスを読み出すことで、文字情報格納領域1482の内のどのアドレスまでデータが書き込み済みなのかを検出する等の方法を用いることができる。
ここでは、まだ何も書き込まれていない、すなわち空き容量が規定値以上あると判断し(ステップS102で「YES」)、処理対象のバンド、ここではバンド1の画像データを読み出して、RAM148のバンドデータ格納領域1481に展開する(書き込む)(ステップS103)。
そして、バンド1の画像について文字領域の判別を行う(ステップS104)。
具体的には、(a)バンド1の画像データの各画素について、そのr、g、b色のデータ(256階調)を公知の変換式を用いて明度データに変換し、変換された明度データに公知のスムージングフィルタをかけてノイズを除去するスムージングを実行する。
(b)スムージングが施されたデータに公知のエッジフィルタをかけ2値のエッジ画像を生成する2値化を行い、生成された2値のエッジ画像について、主走査方向、副走査方向に所定の範囲内、例えば日本語の場合に単語(数文字)程度の範囲にあるものを連結し、連結されたブロックを取り囲んだ矩形領域を設定する。例えば、1行の文字列に対し1つの矩形領域が設定されるとすると、1バンド内に文字列が10行存在すれば10個の矩形領域が別々に設定されることになる。
(c)設定された矩形領域それぞれについて、その領域内の画像が文字であるか否かを判定する。例えば、矩形領域内の画像について、その局所的な形状を特徴量として抽出し、抽出した特徴量からその画像が文字によるものであるか否かを判定する。
より具体的には、画像の局所的な形状として、カーブ量や傾斜方向、閉ループ数、十字交差数、T字交差数等を抽出し、抽出された特徴点が、予め保持している文字判定のためのパターンの特徴点と一致している数が所定値(閾値)以上であれば、文字と判定し、所定値よりも少なければ文字ではないと判定するものである。なお、文字判定の方法は、上記のものに限られず、他の公知の方法を用いることができる。例えば、文字判定用の辞書に基づいてパターン認識を行う方法が考えられる。
また、文字領域の判別方法は、上記のものに限られず、他の公知の方法、例えば上記「背景技術」の項で説明したように、2値化画像の黒画素の輪郭線追跡、ラベリングを行って、横幅や高さが閾値以下の画素の集まりを文字領域とする方法をとるとしても良い。
(d)文字と判定された矩形領域(文字領域)の全画素を2値化して、各画素が文字とそれ以外の部分(下地)のいずれに属するのかを判別する。これは、例えば全画素の明度ヒストグラムをとり、そのヒストグラムから文字と下地を分けるための閾値を決め、その閾値よりも明度が低い画素を文字、明度が高い画素を下地と判別するという公知の方法をとることができる。例えば、文字と判別された画素を「1」、下地と判別された画素を「0」にする。
ステップS105では、文字領域ごとに、当該領域の原稿1ページ内における座標(例えば対角の2点のX−Y座標)を示す位置情報、当該領域内の各画素の画素値(2値)および色情報を文字領域情報(当該領域を特定するための情報)として文字情報格納領域1482に格納する。この意味で、制御部14は、当該処理を実行する場合に、文字領域情報をメモリに格納する格納手段として機能するものである。
ここで、色情報とは、当該領域内の全文字の色の平均値(r、g、bの色毎の平均値)と下地の部分の色の平均値(下地色平均値)を示す情報をいう。文字の色を平均値とするのは、1列内で各文字の色が異なることはほとんどないため、平均をとることでも本来の色と同等に表すことができるからである。このように文字の色を代表して1色で扱うことにより、文字領域の圧縮時のデータ量を減らすことができる。
また、下地の部分の色の平均をとるのは、後述のように背景領域を低解像度化、JPEG圧縮する際に当該文字領域が位置する部分にダミーの画素があるとして低解像度化等するようにしており、そのダミーの全画素の色として当該下地色平均値を用いるためである。ダミーの全ての画素が同色となるので、圧縮率を向上できる。
ステップS104とS105の処理は、個々の文字領域が設定される毎に順次実行される。従って、設定される文字領域の数が多いほどバンド1の文字領域情報として文字情報格納領域1482に格納されるデータ量が増えることになる。
続いて、バンド1内における文字領域以外の領域を非文字領域(背景領域)として、当該非文字領域の画像データをバンドデータ格納領域1481から読み出して処理作業領域1483に展開し、低解像度化する(ステップS106)。背景領域は、文字領域を除く部分であるから、文字領域が位置する部分については穴あきのように画素が存在していない状態になっているはずであるが、より高圧縮化を図るため、バンド1内において文字領域と設定された部分に、上記の下地色平均値と同じ色のダミーの画素が存在するものとして低解像度化が実行される。解像度変換として、ここでは150dpiに変換される。また、変換方法としては、公知の方法、例えば隣接する2画素の内の1画素を間引く方法等が用いられる。
そして、低解像度化された画像データをJPEGにより圧縮し(ステップS107)、その圧縮データをバンド1における非文字領域のファイルとしてHDD144に出力する(ステップS108)。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1011参照。)。
ステップS109では、バンド1〜4についてステップS102〜S108までの処理が終了したか否かを判断する。
ここでは、まだ終了していないとして(ステップS109で「NO」)、ステップS102に戻り、未処理のバンド2、3、4に対しステップS102〜S109までの処理を繰り返し実行する。その際、ステップS103では、当該バンドの画像データがバンドデータ格納領域1481に上書きされることになる。
この繰り返しの間、RAM148の空き容量が規定値以上であると判断された場合には(ステップS102で「YES」)、バンド毎にそのバンドの文字領域情報が文字情報格納領域1482に順次格納され(図2(b)参照)、非文字領域の画像データはバンド毎にJPEG圧縮されてHDD144に格納されることになる(図5のファイル1012、1013、1014参照。)。
なお、図2(b)において、文字情報格納領域1482に格納されている文字領域情報のデータ量がバンド1、2、3でそれぞれ異なるのは、上記「発明が解決しようとする課題」の項で述べたように、文字数、サイズ等によって、文字領域として判別される領域の大きさや個数が異なり、そのため文字領域情報として格納されるデータ量もバンドによって異なって来るからである。
ステップS109で最終バンド、ここではバンド4に対する領域判別等の処理が終了したことを判断すると、ステップS115に移る。
ステップS115では、文字領域を統合する処理を行う。
具体的には、文字情報格納領域1482に格納されている各バンドの文字領域情報(矩形領域の座標、画素値、色情報)を参照し、複数個の文字領域の中に、隣り合うもの同士が近接かつ文字色の略等しいものがあるか否かを判断する。この近接の判断は、隣り合うもの同士の間隔が所定値、例えば5[mm]より短いか否かにより行われる。また、どの色のものを統合するのかについては、同じまたは近いものなど伸張後の文字色の再現性等から予め決めることができる。
近接かつ略同色のものがあると判断すると、それらを取り囲む新たな矩形領域を設定する。これにより、文字領域の判別が終了した全バンドについて、文字色が略同じで近接した矩形領域同士が統合されて1つの文字領域ができあがることになる。
なお、新たな文字領域内の各画素の画素値(2値)については、統合前の文字領域情報に含まれるものが読み出され、例えば文字の部分の画素を「1」としたとき、それ以外の画素を全て下地として「0」に設定する処理が行われる。
統合が終了すると、文字領域の判別が終了したバンド、ここではバンド1〜4について、その文字領域の圧縮を行う(ステップS116)。ここでは、文字領域毎に、その領域の座標と各画素の画素値(2値)と当該各画素がどの領域に属するものであるのかを示す識別情報とを対応付けたデータを生成し、生成したデータをMMRにより圧縮する。ここでは、色別に文字領域を圧縮する。この意味で、制御部14は、ステップS115、S116の処理を実行する場合に、所定の属性の画像領域(ここでは文字領域)の画像に対し第1の画像処理を施す画像処理手段として機能するものである。
続いて、圧縮データを文字領域のファイルとしてHDD144に出力する(ステップS117)。出力されたファイルは、色毎に別ファイルとしてHDD144に格納される(図5のファイル1015参照。)。
ステップS118では、PDFフッタ作成/出力処理を行う。具体的には、文字領域情報に含まれる位置情報と色情報とを対応付けたデータ等をフッタファイルとして生成し、HDD144に出力する。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1016参照。)。
これまでは、RAM148の空き容量が規定値以上になっている場合(通常時)の例を説明したが、次に、処理の途中でRAM148の空き容量が規定値よりも少なくなった場合(メモリ不足時)の例を説明する。
ここでは、図2(b)に示すように、バンド1〜3について領域判別が終了し、次にバンド4について領域判別を開始するときの処理を説明する。
制御部14は、ステップS102において、RAM148の空き容量として、図2(b)の領域14821の容量を検出し、その容量が規定値以上であるか否かを判断する。
領域14821の容量が規定値以上ではない、すなわち規定値よりも少ないと判断すると(ステップS102で「NO」)、処理対象となるバンド4の画像データをRAM148のバンドデータ格納領域1481に書き込む(ステップS110)。
そして、その画像データを低解像度化した後、JPEGにより圧縮する(ステップS111)。この低解像化およびJPEG圧縮の方法は、例えば上記ステップS106、S107の処理と同じ方法とすることができるが、当該バンド4については文字画像もJPEG圧縮されることになる。そこで、ステップS111では、文字の画質劣化を低減するため、ステップS106の解像度変換により変換される解像度よりも解像度を高く、例えば200dpiとする方法、解像度変換自体を行わない方法、またステップS107の圧縮よりも圧縮率を弱くする方法等をとることが好ましい。
続いて、圧縮データをバンド4における非文字領域のファイルとしてHDD144に出力する(ステップS112)。出力されたファイルは、HDD144に格納される(図5のファイル1023参照)。
このようにバンド4については、文字判別のためのメモリの空き容量がないために、文字判別を行わず強制的に全領域がJPEG圧縮される。この意味で、制御部14は、ステップS110、S111の処理を実行する場合に、領域判別が中止された場合に未判別のブロック画像に対し第2の画像処理を施す画像処理手段として機能するものといえる。
ステップS113では、当該バンドが最終バンドであるか否か、すなわち未処理のバンドが残っていないか否かを判断する。
最終ではない(未処理のバンドが残っている)と判断すると、ステップS110に戻り、ステップS110〜S113の処理、すなわち、未処理のバンドの画像データに対し低解像度化とJPEG圧縮を施し、生成された圧縮データのファイルをHDD144に出力して格納する。
最終バンドと判断すると(ステップS113で「YES」)、ユーザに対し本来と異なる画像処理を行った旨、例えば「文字画像に、本来のMMRとは異なるJPEG圧縮された部分が含まれている可能性があります」といったメッセージを操作パネル11に表示させる通知処理を実行し(ステップS114)、ステップS115に移る。
ステップS115以降では、上記のように文字判別済みの領域について統合、MMRによる圧縮、出力等を行って、当該蓄積処理を終了する。
これにより図5のファイル102に示すように、バンド1〜3については、文字領域のファイル1021と背景領域のファイル1022が別々に生成され、バンド4についてはその全領域の1つのファイル1023が生成されることになる。
このように各バンドについて領域判別の前にメモリの空き容量が規定値よりも少ないことを判断すると、それ以降のバンドについては領域判別を行わずにその領域の画像をJPEG圧縮する。
従って、RAMとして、一般の原稿に対し領域判別を行うのに十分と考えられる小容量のものを配置しておけば、コストを抑えながら、使用頻度が高い一般の原稿については領域判別による高圧縮、文字の可読性の向上を図ることができる。
また、文字数や色数が多いなど領域判別を行うのに一般の原稿よりもメモリ容量を多く必要とする原稿については、メモリの空き容量が規定値よりも少なくなった以降のバンドの文字画像がJPEG圧縮されることになるが、その圧縮率を弱くする等により画質劣化を抑えることができると共に、蓄積処理の中断を防止でき、ユーザは希望する画像を確実にHDD等に保存し、またメールに添付して外部端末に送信することが可能になる。
さらに、入力画像を複数の領域(バンド)に分けて、バンド毎に領域判別を行う構成にしているので、入力画像の全部をまとめて一度にメモリ(RAM)に展開し領域判別を行ってその結果を格納して行く構成とする場合に比べてメモリ自体の容量を小さく抑えることができる。
このように領域を分割する方法をとる場合、1ページ分の画像データをより小さな領域に分割してバンド数を多くすれば、それだけメモリ容量を小さくできる。ところが、メモリ容量を小さくすると格納できる画像データの量が減ることになるので、逆にメモリへの画像データの書き込み回数が増えて、その処理に要する時間が余分にかかることになり、蓄積処理全体の処理時間が長くなってしまう。そのため、処理時間とメモリ容量を比較考慮した上で最適なバンド数が実験等から予め求められることになる。
また、上記では、メモリの空き容量の検出を1バンドの処理ごとに行うとしたが、例えば1つのバンドの処理中にも空き容量を検出するとしても良い。1つのバンドについてその各文字領域の文字領域情報が順次RAM148に書き込まれる間に、空き容量が規定値よりも少なくなることも考えられるからである。
例えば、ステップS104、S105において、文字領域の判別と共にメモリの空き容量の検出も行い、あるバンドの領域判別の処理中に空き容量が規定値よりも少なくなったことを検出すると、判別途中であってもステップS106に移り、当該バンドに対し低解像度化、JPEG圧縮等の処理を行う(ステップS106〜S108)。そして、当該バンド内の、空き容量が規定値よりも少なくなったことが検出されるまでに文字と判別された領域については、ステップS105で文字領域情報が記憶されているので、ステップS115〜S117において、それまでに文字と判別された他のバンドの文字領域と共にMMR圧縮を施した後、出力する処理を行うことで実現できる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、1つのバンドついて文字等の領域判別を行う前にメモリの空き容量を検出し、その空き容量が規定値よりも少ない場合に、当該バンドを含む領域判別をまだ行っていない未判別のバンドに対し領域判別を行わずJPEG圧縮を施すとしたが、本実施の形態では、領域判別済のバンドを含む全バンドについてJPEG圧縮を施すとしており、その点が第1の実施の形態と異なっている。以下、本実施の形態の内容を説明するが、第1の実施の形態と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
図6は、本実施の形態の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、本実施の形態の蓄積処理は、第1の実施の形態の蓄積処理とほとんど同じであるが、ステップS102とS110の間にステップS201の処理が介在しており、この点が異なっている。
すなわち、メモリの空き容量が規定値よりも少ないことを判断すると(ステップS102で「NO」)、それまでに出力したファイルを削除(破棄)し、処理対象バンドを先頭、ここではバンド1に戻す処理を実行する(ステップS201)。
具体的には、例えばバンド1〜3の画像に対する領域判別が終わりバンド4について領域判別しようとしたときに空き容量が規定値よりも少ないことが判断された場合には、バンド1〜3における背景領域のJPEG圧縮されたファイルを破棄すると共に現にRAM148に格納されているバンド1〜3にかかる画像データおよび文字領域情報を破棄するものである。
ステップS110では、処理対象となるバンド1の画像データをRAM148のバンドデータ格納領域1481に書き込む。
ステップS111では、その画像データを低解像度化した後、JPEGにより圧縮する。この低解像化およびJPEG圧縮の方法は、上記ステップS111の処理と同じ方法とすることができる。
そして、ステップS112では、圧縮データをバンド1における非文字領域(実際には文字を含む場合があるが領域判別されていないので非文字領域とされる。)のファイルとしてHDD144に出力する。出力されたファイルは、HDD144に格納される。
ステップS113では、最終バンドであるか否かを判断し、最終ではないことを判断すると、ステップS110に戻り、ステップS110〜S112の処理を実行して未処理のバンドについて低解像度化とJPEG圧縮を施し、生成された圧縮ファイルをHDD144に格納させる。未処理のバンドがないと判断されるまで、ステップS110〜S113の処理が繰り返し実行される。
最終バンドであることを判断すると(ステップS113で「YES」)、ステップS114を介してステップS118に移る。これにより、図7に示すファイル201の構成例に示すように、バンド1〜4についてバンド毎にその画像がJPEG圧縮されたファイルがHDD144に格納されることになる。
このように本実施の形態では、蓄積処理の途中でメモリの空き容量が規定値よりも少なくなったことが検出されると、全バンドに対しJPEGによる同じ方法の圧縮処理を施す構成としている、
従って、部分的に異なる方法で圧縮を施す構成に比べて、1ページ分の圧縮後の画像を見たとき人の目には文字画像の画質劣化と映り難くなる。なお、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、ステップS111ではステップS106、S107の処理よりも解像度を上げる設定や圧縮率を低く設定する等とすることが好ましい。
(第3の実施の形態)
上記第2の実施の形態では、メモリの空き容量が規定値よりも少ない場合に全バンドについてJPEG圧縮を施すとしたが、本実施の形態では、1ページ内の文字数が極端に多い原稿など、蓄積処理の途中で空き容量が規定値よりも少なくなる蓋然性が高いと考えられる原稿(以下、「特殊原稿」という。)の場合には、全バンドについてJPEG圧縮を施すとしており、その点が第2の実施の形態と異なっている。
図8は、本実施の形態の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、本実施の形態の蓄積処理は、第2の実施の形態の蓄積処理とほとんど同じであるが、ステップS104とS105の間にステップS301の処理が介在しており、この点が異なっている。
すなわち、ステップS301では、原稿の種類として原稿が特殊原稿であるか否かを判断する。この特殊原稿の判断は、ここではステップS104の処理でバンド1の画像について判別された文字の矩形領域の数をカウントし、そのカウント値が所定値以上であるか否かにより行われる。このような方法をとるのは、矩形領域の数が多いということは、それだけ文字行数が多いことを意味しており、文字数が多い原稿と考えることができるからである。なお、所定値は、矩形領域としてカウントされる数がどの程度以上になれば蓄積処理の途中でメモリの空き容量が規定値よりも少なくなるかを予め実験等から求めておくことにより設定することができる。
特殊原稿であることを判断すると(ステップS301で「YES」)、ステップS111に移ってバンド1の画像データを低解像度化しJPEGによる圧縮処理を施す。以下、バンド2〜4についても、ステップS110〜S113の処理を繰り返し行う。この場合、第2の実施の形態と同様に図7に例示する構成のファイルが生成されることになる。
一方、特殊原稿でないことを判断すると(ステップS301で「NO」)、ステップS105に移って、それ以降、第1(第2)の実施の形態と同じ処理が実行される。
このように本実施の形態では、特殊原稿と判断されると全バンドに対しJPEGによる圧縮処理を施す構成としたので、特殊原稿の場合にはすぐに圧縮処理を始めることができ、より処理時間を短縮できる。
なお、上記ではバンド1の画像を用いて特殊原稿であるか否かを判断したが、バンド1に限られず、他のバンド、例えばバンド2の画像を用いて判断することもできる。この場合、バンド2を最初に処理するバンドと決め、それ以降、例えばバンド1、3、4の順に処理するようにすれば良い。
また、特殊原稿の判断の方法は、矩形領域の数に限られない。例えば、文字画像の色の数をカウントし、その値が所定の閾値を越えた場合に特殊原稿と判断する方法をとることができる。さらに、これらを組み合わせるとしても良い。
また、特殊原稿であるか否か(原稿の種類)をユーザによる指示、例えば操作パネル11からの入力指示により判断する方法をとることもできる。
本発明は、画像処理装置に限られず、上記した蓄積処理方法に適用することができる。また、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。
また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。また、所定の処理を、専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、バンド1〜4をその数字順に処理するとしたが、これに限られることはない。例えば、原稿画像を複数の領域に分けたとき、その分割の方向に両端に位置するバンド、上記ではバンド1と4の処理順がより後ろになるようにバンド2、3、1、4等と順番を決めることができる。
このようにすれば、1ページの原稿の中で文字の存在している可能性が高い中間部の領域(バンド2、3)の処理が、その可能性が低い端部の領域(バンド1、4)よりも早く行われるようになる。従って、仮に途中でメモリの空き容量が規定値より少なくなったとしても、文字の多く存在している可能性が高い中間部の領域の文字画像については本来のMMRによる圧縮処理が施され易くなる、換言すれば文字の少ない可能性が高い端部の領域にだけJPEGによる圧縮処理が施され易くなって、圧縮方法が変わることによる画質の影響を低減することが可能になる。
また、バンドの処理順を固定せず原稿画像に応じて変えるとしても良い。例えば、各バンドの文字量を比較し、文字量が多いバンドから順に処理を行う構成をとることが考えられる。なお、文字量の検出は、例えばバンド毎に文字の矩形領域の数をカウントし、その値が多いバンドを文字量が多いバンドとすれば良い。
(2)上記実施の形態では、判別対象とすべき所定の属性の画像領域を文字領域として、原稿画像の文字領域を判別するとしたが、判別対象は文字に限られない。例えば、写真領域やグラフ等の図形領域を公知の方法を用いて判別するとしても良い。
図形領域を判別する構成をとる場合、文字の場合と同様に、図形が判別される毎にその図形領域の座標、各画素の位置、色等のデータ(判別結果)をその領域を特定するための情報(図形情報)としてRAMに格納していき、その図形情報から、例えば隣り合うもの同士の距離が近いものを統合して第1の圧縮処理を施すとすることができる。もちろん、処理の途中でメモリ容量が規定値よりも少なくなると以降のバンドについては、文字の場合と同様に図形画像が背景領域の一部として背景用の第2の圧縮処理が施される。これらのことは、写真など他の領域についても同様に考えることができる。さらに、罫線領域や網点領域などを所定の属性の画像領域として判別する構成をとることもできる。
(3)上記実施の形態では、PDFファイルを作成する場合の例を説明したが、本発明はPDFに限定されることはないし、領域判別された画像に対し画像処理として圧縮を施す構成に限られることもない。例えば、領域毎にそれに応じた色変換を行い、下地色を付けるなどのカラー画像処理や、領域毎に画像を切り出して領域別DB(データベース)に保存させるなど、領域判別された各領域についてその領域に応じた画像処理を実行する構成一般に適用できる。
また、上記では文字領域にMMRを、背景領域にJPEG圧縮を施すとしたが、これに限定されないこともいうまでもない。各領域に対し適切な圧縮が施されれば良く、例えば文字にMHを、背景にGIFを適用するなどが考えられる。さらに、例えば文字に可逆圧縮を、背景に非可逆圧縮を適用するとしても良い。
(4)上記実施の形態では、ステップS114において、本来とは異なる圧縮処理を行った旨のメッセージを操作パネル11に表示させるとしたが、その旨をユーザに通知することができれば良く、メッセージ表示という方法に限られることはない。例えば、その旨をスピーカ等から音声出力する方法や、蓄積処理の実行を要求したユーザにその旨を含む電子メールを、LAN4(ネットワーク)を介して送信する方法等をとることができる。
(5)上記実施の形態では、画像処理装置を複写機に適用した場合の例を説明したが、本発明は、上記の蓄積処理を実行できるものであれば、例えばスキャナ、プリンタ、FAX等の画像処理装置一般に適用できる。また、カラー画像に限られず、モノクロ画像を処理する場合にも同様に適用できる。さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、画像の領域判別を行う画像処理装置において、領域判別に用いるためのメモリの低コスト化を図る技術として有用である。
第1の実施の形態の複写機1の構成を示す図である。 複写機1の制御部内に配されたRAM148の格納領域の構成例を示す模式図である。 画像処理装置1が実行する蓄積処理フローの概要を示す図である。 蓄積処理の詳細な内容を示すフローチャートである。 蓄積処理により生成されるファイル101、102の構成例を示す図である。 第2の実施の形態の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。 蓄積処理により生成されるファイル201の構成例を示す図である。 第3の実施の形態の蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置
14 制御部
101、102、201 ファイル
145 領域判別部
146 圧縮部
148 RAM
1481 バンドデータ格納領域
1482 文字情報格納領域
1483 処理作業領域
14821 空き領域

Claims (6)

  1. 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
    所定の格納領域を有するメモリと、
    入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
    入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
    前記判別手段は、
    一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
    前記画像圧縮手段は、
    検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、
    各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対し前記第2の圧縮処理と同じ方法による第3の圧縮処理を実行し、
    前記第2の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度を、前記第3の圧縮処理を実行する場合の圧縮強度よりも弱くしたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
    所定の格納領域を有するメモリと、
    入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
    入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
    前記判別手段は、
    一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
    前記画像圧縮手段は、
    検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、
    各ブロック画像の内、文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理が施されるブロック画像について、そのブロック画像に含まれる文字画像領域以外の画像に対しその解像度を第1の解像度に落とした後、圧縮処理を施す第3の画像処理を実行し、
    前記第2の圧縮処理は、圧縮前に画像の解像度を前記第1の解像度よりも高い第2の解像度に落とす処理を含むことを特徴とする画像処理装置。
  3. 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
    所定の格納領域を有するメモリと、
    入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
    入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
    前記判別手段は、
    一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、
    前記画像圧縮手段は、
    検出された量が規定値より少ない場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施し、前記第1の圧縮処理の方が第2の圧縮処理よりも圧縮率が高いことを特徴とする画像処理装置。
  4. 記画像圧縮手段は、
    検出された量が規定値より少ない場合には、それまでの判別による判別結果によらず、前記複数のブロック画像全てに、前記第2の圧縮処理を施すこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
    所定の格納領域を有するメモリと、
    入力画像に含まれる文字数、または、入力画像に含まれる色数に基づいて、前記入力画像を特殊原稿であるか否かを判定する判定手段と、
    入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる文字画像領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記文字画像領域が判別される毎にその文字画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
    入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される文字画像領域の画像に対し第1の圧縮処理を施す画像圧縮手段と、を備え、
    前記判別手段は、
    入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記判別を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記判別を実行せず、
    前記画像圧縮手段は、
    入力画像が前記特殊原稿ではないと判定されると前記第1の圧縮処理を実行し、前記特殊原稿であると判定されると前記複数のブロック画像全てに前記第1の圧縮処理とは異なる第2の圧縮処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  6. 入力画像に画像処理を施す画像処理装置であって、
    所定の格納領域を有するメモリと、
    入力画像を複数のブロック画像に分けたときの一のブロック画像毎に、当該一のブロック画像に含まれる所定の属性の画像領域を判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記所定の属性の画像領域が判別される毎にその画像領域を特定するための情報を前記所定の格納領域に順次格納する格納手段と、
    入力画像中における、前記所定の格納領域に格納されている情報により特定される所定の属性の画像領域の画像に対し第1の画像処理を施す画像処理手段と、を備え、
    前記判別手段は、
    一のブロック画像に対する判別を行う前に、前記所定の格納領域の現在の空き容量を検出し、検出された量が規定値より少ない場合には、当該一のブロック画像を含む未判別のブロック画像に対する判別を中止し、
    前記画像処理手段は、
    判別が中止された場合には、少なくとも未判別のブロック画像に対し前記第1の画像処理とは異なる第2の画像処理を施し、
    前記所定の属性の画像領域の画像に対し本来の第1の画像処理とは異なる第2の画像処理が施された場合に、その旨を通知する通知手段をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
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