JP4089736B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関し、特に、高圧縮PDFファイルに関して展開後の画像の表示や印刷の時間を抑えつつ、高い圧縮率で画像を圧縮する技術に関する。
近年、文書を電子化するに際してファイルサイズを抑えるために様々な圧縮方式が用いられいる。中でも高圧縮PDF(Compact Portable Document Format)方式は展開後の画質を確保しつつ、高い圧縮率を実現する方式として有望視されている。
高圧縮PDF方式では、画像に含まれる文字や図形といったオブジェクト毎に画像レイヤが作成される。そして、画像レイヤに含まれるオブジェクトに応じて画像処理や画像圧縮が行われる。これによって、高い画質と圧縮率とを同時に達成される。
図12は画像レイヤを例示する図である。図12に示されるように、左の画像に含まれる文字や図形といったオブジェクト毎に画像レイヤ1201〜1203が作成される。
しかしながら、画像レイヤは個別にオブジェクトの位置や圧縮方法等の属性情報を保持する必要があり、画像レイヤが多いと全体として属性情報量が大きくなる。従来技術では、この属性情報量を抑えるために、例えば、同じ属性の画像レイヤを統合する(特許文献1を参照)。
図12において、画像レイヤ1201に文字色が黒であるとの属性情報が付与され、画像レイヤ1202、1203に文字色が赤であるとの属性情報が付与されている場合には、画像レイヤ1202、1203が統合され画像レイヤ1204が作成される。
このようにすれば、画像レイヤの数を減らして属性情報量を抑えることができる。
特開2003−018412号公報
このような従来技術を採用すると、画像中で複数のオブジェクト同士の位置が離れている場合には、統合により空白部分が加わって、画像レイヤの画素数が大幅に増加してしまうことがある(例えば、図12、画像レイヤ1204)。この空白部分は高い圧縮率で圧縮できるため、圧縮後のファイルサイズにはあまり影響を与えない。
しかしながら、印刷や表示のために画像展開する際には空白部分も展開しなければならないので、画像展開のための処理時間が長くなるという問題がある。特に、一つの画像レイヤに統合するオブジェクトが画像の対角方向に離れて位置する場合には、空白部分が大きくなるので処理時間の延長が甚だしい。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、高圧縮PDFファイルのファイルサイズを抑えつつ、画像展開に要する処理時間を短縮する画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理装置であって、属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出手段と、前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出手段と、統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合手段と、を備え、前記第1の算出手段における前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合手段は当該複数の領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数と統合後画素数とに応じて統合領域に置き換えるので、統合するにあたり、単に属性が共通していれば統合領域に置き換える場合に比べて、統合前後の画素数を考慮に入れることができる。
そのため、統合前後の画素数から、統合することにより、必要以上に画素数が増える場合には画像展開に要する処理時間が必要以上に延長されてしまうことから統合しない処理を選択できる一方、統合前後の画素数の差が所定値以下ならば領域を統合するのでPDFファイルのファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、統合手段が、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記2つの領域を前記統合領域に置き換えることを特徴とする。この場合において、閾値を受け付ける受付手段を備え、統合手段が、前記閾値を前記所定値とすれば更に好適である。
このようにすれば、ファイルサイズよりも処理時間が問題となる場合には閾値を小さくし、処理時間よりもファイルサイズが問題となる場合には閾値を大きくすることができるので、より柔軟にユーザのニーズに応えることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、統合手段が、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数が大きく、領域を統合することによる画素数の増加が相対的に問題にならない場合に領域を統合するので、処理時間をあまり増大させることなくファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、画像データから矩形領域を抽出し、2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、矩形領域は対角方向に対向する2つの頂点の位置のみで領域を特定することができるので、領域の統合の可否を判定する処理を低減してPDFファイルの作成時間を短縮することができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、画像データから文字領域を抽出し、文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、文字領域の画質変化を抑えると共に、文字領域についてファイルサイズを抑えつつ画像展開時間を短縮することができる。
本発明に係る画像処理方法は、画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理方法であって、属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出ステップと、前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出ステップと、統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合ステップと、を含み、前記第1の算出ステップにおける前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合ステップは当該複数の領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数と統合後画素数とに応じて統合領域に置き換えるので、統合するにあたり、単に属性が共通していれば統合領域に置き換える場合に比べて、統合前後の画素数を考慮に入れることができる。
そのため、統合前後の画素数から、統合することにより、必要以上に画素数が増える場合には画像展開に要する処理時間が必要以上に延長されてしまうことから統合しない処理を選択できる一方、統合前後の画素数の差が所定値以下ならば領域を統合するのでPDFファイルのファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理方法は、統合ステップが、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記複数の領域を前記統合領域に置き換えることを特徴とする。この場合において、閾値を受け付ける受付ステップを備え、統合ステップが、前記閾値を前記所定値とすれば更に好適である。
このようにすれば、ファイルサイズよりも処理時間が問題となる場合には閾値を小さくし、処理時間よりもファイルサイズが問題となる場合には閾値を大きくすることができるので、より柔軟にユーザのニーズに応えることができる。
また、本発明に係る画像処理方法は、統合ステップが、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数が大きく、領域を統合することによる画素数の増加が相対的に問題にならない場合に領域を統合するので、処理時間をあまり増大させることなくファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理方法は、画像データから矩形領域を抽出し、2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、矩形領域は対角方向に対向する2つの頂点の位置のみで領域を特定することができるので、領域の統合の可否を判定する処理を低減してPDFファイルの作成時間を短縮することができる。
また、本発明に係る画像処理方法は、画像データから文字領域を抽出し、文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、文字領域の画質変化を抑えると共に、文字領域についてファイルサイズを抑えつつ画像展開時間を短縮することができる。
本発明に係る画像処理プログラムは、画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理プログラムであって、属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出ステップと、前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出ステップと、統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合ステップと、をコンピュータに実行させるものであって、前記第1の算出ステップにおける前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合ステップは当該複数の領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数と統合後画素数とに応じて統合領域に置き換えるので、統合するにあたり、単に属性が共通していれば統合領域に置き換える場合に比べて、統合前後の画素数を考慮に入れることができる。
そのため、統合前後の画素数から、統合することにより、必要以上に画素数が増える場合には画像展開に要する処理時間が必要以上に延長されてしまうことから統合しない処理を選択できる一方、統合前後の画素数の差が所定値以下ならば領域を統合するのでPDFファイルのファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、統合ステップが、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記複数の領域を前記統合領域に置き換えることを特徴とする。この場合において、閾値を受け付ける受付ステップを備え、統合ステップが、前記閾値を前記所定値とすれば更に好適である。
このようにすれば、ファイルサイズよりも処理時間が問題となる場合には閾値を小さくし、処理時間よりもファイルサイズが問題となる場合には閾値を大きくすることができるので、より柔軟にユーザのニーズに応えることができる。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、統合ステップが、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とすることを特徴とする。
このようにすれば、統合前画素数が大きく、領域を統合することによる画素数の増加が相対的に問題にならない場合に領域を統合するので、処理時間をあまり増大させることなくファイルサイズを抑えることができる。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、画像データから矩形領域を抽出し、2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、矩形領域は対角方向に対向する2つの頂点の位置のみで領域を特定することができるので、領域の統合の可否を判定する処理を低減してPDFファイルの作成時間を短縮することができる。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、画像データから文字領域を抽出し、文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とすることを特徴とする。
このようにすれば、文字領域の画質変化を抑えると共に、文字領域についてファイルサイズを抑えつつ画像展開時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る画像処理装置の実施の形態について、複合機(MFP: Multi Function Peripheral)を例にとり、図面を参照しながら説明する。
(1) 複合機の構成
先ず、本発明の実施の形態に係る複合機の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る複合機の外観図である。図1に示されるように、複合機1は画像形成装置100、画像読取装置101、ペーパーフィーダ102、フィニッシャ103、及びマルチトレイ104を備えている。画像読取装置101は自動原稿搬送装置にて原稿を自動的に搬送し、フルカラー24ビット、解像度300dpiで読み取る。
因みに、A4サイズの原稿を解像度300dpiで読み取ると一辺が略2500画素、もう一辺が略3500画素の画像データが得られる。
画像形成装置100は、ペーパーフィーダ102が供給する記録紙に、読み取った画像データに基づいて画像を形成する。また、画像形成装置100は当該画像データを圧縮してファイルを生成し、電子メールに添付してネットワークを介して接続された外部の装置に送信する。画像を形成した記録紙はフィニッシャ103又はマルチトレイ104に排出される。
(2) 画像形成装置100の構成
次に、画像形成装置100の構成について説明する。
図2は、画像形成装置100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示されるように、画像形成装置100は、入力画像処理回路201、記憶部202、CPU203、出力画像処理回路204、プリントエンジン205、ネットワークインタフェース206、モデム207、操作パネル208及びプログラム記憶部209を備えている。
入力画像処理回路201は、画像読取装置101から画像データを受け付けて、入力画像の色変換、色補正、解像度変換、領域判別等の処理を行う。
記憶部202は、入力画像処理回路201が処理した画像データを保持する。DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリやハードディスク等の磁気メモリからなる。
プログラム記憶部209は、CPUが実行する各種処理の処理プログラムを記憶する。
CPU203は、プログラム記憶部209に記憶されたプログラムを読み出して、画像形成装置100全体の制御や操作パネルにおけるキー入力の検出、表示、画像データのファイル形式(JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PDF、TIFF(Tagged Image File Format)、高圧縮PDF等)の変更、電子メールの作成等を行なう。
出力画像処理回路204は、スクリーン制御やスムージング処理、PWM(Pulse Width Modulation)制御等を行なって出力画像データを生成する。
プリントエンジン205は、出力画像データに従って記録紙に画像を形成する。カラー画像ならばイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色で、モノクロ画像ならばブラックだけで画像を形成する。
ネットワークインタフェース206はネットワークを介して電子メール等を送受信するためのインタフェース装置であり、プロトコル処理等を行う。
モデム207は、NCU(Network Control Unit)を内蔵し、ファクシミリを送受信する際の変復調処理やプロトコル処理、電話回線とのインタフェース処理等を行う。
操作パネル208は、操作キーと表示パネルとを備え、ファクシミリや電子メールの宛先の入力、読み取り条件の選択、画像ファイルのフォーマットの選択、各種処理の開始や中断等、ユーザからの指示入力を受け付ける。
(3) 高圧縮PDFファイルの作成
次に、高圧縮PDFファイルを作成する手順について説明する。
図3は、高圧縮PDFファイルを作成する手順を示すフローチャートである。図3に示されるように、画像形成装置100は、先ず、画像読取装置101からカラー24ビットの画像データを受け付けると、前処理として解像度変換処理や下地除去処理等を施す(S301)。
次に、画像形成装置100は、前処理した画像データからオブジェクトを検出して、画像レイヤとすべき領域を判別する領域判別処理を実行する(S302)。そして、個々の領域に含まれるオブジェクトの属性を参照して、属性が共通するオブジェクトの領域を統合する領域統合処理を実行し(S303)、画像レイヤ毎に画像圧縮する圧縮処理を実行して(S304)、処理を終了する。
(4) 領域判別処理(S302)
次に、領域判別処理(S302)について説明する。領域判別処理(S302)は、画像データにおける文字領域と写真・背景領域(文字以外の領域)とを判別する処理である。
図4は、領域判別処理(S302)の内容を示すフローチャートである。図4に示されるように、画像形成装置100は、フルカラー24ビットの画像から8ビットグレースケールの明度画像を生成する(S401)。そして、ラベリング処理することによって、画像中のオブジェクトを検出し、オブジェクト毎にそれを含む領域を特定する(S402)。
例えば、オブジェクトサイズが所定のサイズよりも小さい場合には文字領域とする。なお、領域の特定方法はこれに限定されることなく、例えば、オブジェクト内のエッジの占める割合が所定以上の場合に文字領域と判別しても構わない。
特定した領域が文字領域ならば(S403:YES)、2値化し(S404)、文字色を検出する(S405)。また、2値化によって特定された文字画素部分をフルカラー24ビット画像から消去して、文字背景とする(S406)。
(5) 領域統合処理(S303)
次に、領域統合処理(S303)について説明する。画像処理装置100は文字色が共通する領域であって、統合しても領域サイズの変化が所定の範囲内に収まる領域を統合する。
図5は、領域統合処理(S303)の内容を示すフローチャートである。図5に示されるように、画像処理装置100は、未処理の文字領域があれば(S501:YES)、未処理の文字領域から文字領域をひとつ選択する。そして、選択した文字領域の文字の文字色(Co)との色差が所定の閾値(thc)以下となる文字色(C)の文字を含む文字領域を探索する。以下、
|C−Co|≦thc
となる文字色Cの文字領域を、文字色が近い文字領域という。
文字色が近い文字領域がなければ(S502:YES)、他に未処理の文字領域があるか探索する。未処理の文字領域がなければ(S501:NO)、領域統合処理を終了する。
文字色が近い文字領域があれば(S502:YES)、統合前の画素数として、選択した文字領域の画素数と文字色が近い文字領域の画素数との合計を求める(S503)。また、統合後の画素数として、これらの領域を統合した領域の画素数を求め(S504)、統合の画素数に対する統合の画素数の比が所定の閾値未満であるか、すなわち、(式1)が満たされているかを判定する。
統合後の画素数/統合前の画素数 < 閾値 ・・・ (式1)
(式1)が満たされている場合には(S505:YES)、これら領域を統合し(S506)、領域の位置や文字色といった属性情報を統合する(S507)。そして、未処理の文字領域が残っているか探索する。なければ(S501:NO)、領域統合処理を終了する。
(6) 圧縮処理(S304)
次に、圧縮処理(S304)について説明する。圧縮処理(S304)は統合されていると否とに関わらず、領域を圧縮する。この場合において、画像処理装置100は、文字領域についてはMMR(Modified Modified Read)方式を用いて可逆圧縮し、文字以外の領域についてはJPEG方式を用いて非可逆圧縮する。
これによって、文字領域については展開後の文字の判読性を確保することができる。また、文字以外の領域については多少鮮鋭度が損なわれても視覚的な画質への影響は軽微にとどまることから、圧縮率を向上させて、PDFファイルのサイズを削減することができる。
(7) 閾値
次に、前述の(式1)の閾値について説明する。
図6は、ファイルサイズと印刷時間との関係を例示する散布図である。図6において、縦軸は印刷時間を表わし、横軸はPDFファイルのサイズを表わす。
図6に示されるように、閾値を小さくすることによって領域をあまり統合しないようにすると、領域数が多い分画像レイヤが多くなり、ファイルサイズが大きくなるが、領域の統合によって新たに生じる空白部分が少なくなるので、印刷時間が増加することはない。
一方、閾値を大きくすると領域が統合され易くなるので、領域数が減る分ファイルサイズが小さくなるが、領域の統合によって空白部分が多く生じるので、空白部分の展開に処理時間を要し、印刷時間は長くなる。
領域の統合後に画素数が増えることはあっても減ることはない。したがって、統合の画素数に対する統合の画素数の比は常に1以上の値をとる。このため、閾値を1にすれば、領域が全く統合されないので、統合による空白部分の発生がなくなり、印刷時間の増大を防止することができる。これが領域を全く統合しない従来技術に相当する。
また、閾値を十分大きくすると領域が常に統合されるので、その意味においてファイルサイズが最小化される。しかしながら、統合による空白部分が無制限に発生するため、元の画像によっては印刷時間が極端に長くなってしまう。これが領域を完全に統合する従来技術に相当する。
これに対して、図6に示されるように、印刷時間をある程度短くすると、それ以上はあまり短くならないのに、ファイルサイズの増大が著しくなる傾向が見られる。また、ファイルサイズがある程度小さくなると、それ以上はあまり小さくならないのに、印刷時間が急激に大きくなる傾向がある。
従って、従来技術のように、領域をまったく統合しなかったり、すべて統合したりといった極端な方策を採ると、あまりメリットが得られない一方、デメリットが甚だしくなるという不都合が生じる。
これに対して、例えば、閾値を10とすれば、ファイルサイズと印刷時間との何れについても甚だしい増大をみることなく、両者を共に小さく抑えることができる。実際、閾値が1の場合には、ファイルサイズが156Kバイトで印刷時間が32秒、閾値が100の場合にはファイルサイズが127Kバイトで印刷時間が88秒である。
一方、閾値が10の場合にはファイルサイズが136Kバイトで印刷時間が44秒となっており、閾値が1の場合に対しては、ファイルサイズが約14.7%小さくなる一方、印刷時間は約27.3%の延びに留まっている。また、閾値が100の場合に対しては、印刷時間が半分になる一方、ファイルサイズの増大は約6.6%に留まっている。
(8) 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(a) 上記実施の形態においては特に言及しなかったが、領域統合処理(S303)において、未処理の文字領域がある場合に(S501:YES)、当該未処理の文字領域に統合する文字領域は、文字色が近い文字領域でさえあれば、統合されていない文字領域と統合された文字領域との何れと統合しても良い。
統合する文字領域の如何に関わらず、本発明の効果を得ることができる。
(b) 上記実施の形態においては、専ら(式1)を用いて領域統合の可否を判断する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて他の式を用いて判断しても良い。
例えば、統合前の画素数と統合後の画素数との差が所定の閾値未満であるか、すなわち、(式2)が満たされているかによってを判断しても良い。
統合後の画素数 − 統合前の画素数 < 閾値 ・・・ (式2)
領域統合によっては画素数は減少しないので、このような画素数の差は必ずゼロ以上の値をとる。
用いる式の如何に関わらず、統合後の画素数が統合前の画素数よりもある程度以上増加する場合には文字領域を統合しないこととすれば、本発明の効果を得ることができる。
なお、統合の前後で増加する画素数の多少は、統合前の画素数の大小によって影響の大きさが異なる。例えば、統合前の画素数が多ければ、統合によって少々画素数が増えても問題とならない。これに対して、統合前の画素数が少ないと統合による画素数の増加が少なくても大きな影響を受け得る。
この意味おいて、(式1)のように統合前の画素数に対する比をとれば、統合前の画素数の大小による影響を勘案して統合の可否を判断することができるので好適である。
(c) 上記実施の形態においては、(式1)に用いる閾値がひとつだけである場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図7は、原稿全体に対する統合前の文字領域のサイズ比の範囲毎に割り当てた閾値を示す表である。図7に示されるように、サイズ比が高いほど低い閾値が割り当てられる。このサイズ比は例えば画素数の比として与えられる。
統合前の文字領域が大きいと画素数が少々増加しても問題にならず、統合前の文字領域が小さいと画素数の増加が問題となる場合には、このように閾値を切り替えることによって、印刷時間とファイルサイズとの均衡を図ることができる。
図8は、図7の表に基づいて閾値を設定する複合機の動作を示すフローチャートである。図8に示されるように、先ず、原稿全体に対する統合前の文字領域のサイズ比を画素数の比として求める(S801)。そして、このサイズ比が10%未満ならば(S802:YES)、閾値を50にする(S803)。また、サイズ比が10%以上30%未満ならば(S804:YES)、閾値を20にする(S805)。
サイズ比が30%以上40%未満ならば(S806:YES)、閾値を10にする(S807)。また、サイズ比が40%以上50%未満ならば(S808:YES)、閾値を5にする(S809)。サイズ比が50%以上ならば(S808:NO)、閾値を2にする(S810)。
このようにすれば、サイズ比に応じて適切な閾値を設定して、印刷時間とファイルサイズとの均衡を図ることができる。
(d) 上記実施の形態においては、専ら文字領域を統合する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、文字以外の領域を統合する場合にも、その可否を統合前後の画素数の増加の程度に応じて決定しても良い。このようにしても、本発明の効果を得ることができる。また、かかる場合においては、文字色が同じ文字領域どうしを統合するように、属性が共通する領域どうしを統合すれば良い。
(e) 上記実施の形態においては、専ら印刷時間とファイルサイズとの間で均衡を図る場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
例えば、画像の表示に要する時間とファイルサイズとの間で均衡を図るとしても良い。どのような処理であれ、PDFファイルの展開に要する時間とファイルサイズとの間で均衡を図れば、本発明の効果を得ることができる。
(f) 上記実施の形態においては、専ら領域統合の可否のための閾値として予め用意された固定値を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、複合機のユーザから閾値の指定を受け付けても良い。図9は、ユーザから閾値の指定を受け付けるための操作パネルを示す図である。図9に示されるように、操作パネル9はタッチパネル901、テンキー902、コピーキー903、ファックスキー904、スキャンキー905、スタートキー906、ストップキー907等を備えている。
タッチパネル901は、ユーザが使用する機能に応じて必要な表示を行なう。また、タッチパネル901はタッチキーを表示して、ユーザの入力を受け付ける。スキャンした画像からPDFファイルを生成するに当たっては、ファイルサイズを優先させるタッチキーと印刷時間を優先させるタッチキーとが表示され、ユーザの選択したタッチキーに応じた閾値が選択される。
テンキー902は、ユーザから数字の入力を受け付ける。
コピーキー903、ファックスキー904及びスキャンキー905は、押下されるとそれぞれコピー機能、ファックス機能及びスキャン機能に関連する表示をタッチパネル901にさせる。
スタートキー906はユーザが指定した処理を開始させ、ストップキー907は実行中の処理を中断させる。
図10は、操作パネル9にて閾値の指定を受け付ける際の複合機の動作を示すフローチャートである。図10に示されるように、複合機は、操作パネル9のタッチパネル901にてユーザの入力を受け付ける。
そして、ユーザが選択したタッチキーが「Scan To Email」ならば(S1002:YES)、閾値を100にする(S1007)。また、「Scan To Email」ではなくて(S1002:NO)、「Scan To FTP」ならば(S1003:YES)、閾値を1にする(S1008)。
ユーザが選択したタッチキーが「Scan To FTP」ではなく(S1003:NO)、「ファイルサイズ優先」ならば(S1004:YES)、閾値を100にする(S1006)。「ファイルサイズ優先」ではなくて(S1004:NO)、「印刷時間優先」ならば(S1005:YES)、閾値を1にする(S1008)。「印刷時間優先」でもない場合、すなわち「BOX蓄積」が選択された場合には、閾値を10にする(S1007)。
このようにすれば、ユーザの指定に応じた閾値を用いるので、ユーザのニーズにより柔軟に応えることができる。
なお、「Scan To Email」では読み取った画像を電子メールに添付して送信するのでファイルサイズを小さくする必要がある。このため、ユーザが「ファイルサイズ優先」を選択した場合と同様に閾値を100にすれば有効である。
また、「Scan To FTP」では読み取った画像をFTP(File Transfer Protocol)にて送信するので、電子メールほどにはファイルサイズの制限が厳しくない。このため、印刷時間を考慮して、閾値を1にすれば有効である。
更に、「BOX蓄積」の場合には、PDFファイルは複合機本体に格納させるためファイルサイズを小さくするのが望ましい。一方、BOX蓄積したPDFファイルは当該複合機にて印刷するのが一般的であることから印刷時間も短縮すべきである。このため、両者の均衡を図って閾値を10とするのが妥当である。
(g) 上記実施の形態においては、専ら複合機を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。すなわち、複合機に代えて、例えば、スキャナ専用機に本発明を適用しても良い。また、他の装置であってもPDFファイルを作成する装置であれば本発明を適用して、その効果を得ることができる。
(h) 上記実施の形態においては、専らPDFファイルを例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、PDFファイルに代えて他の形式のファイルに本発明を適用しても良い。複数の領域を個別に圧縮して属性情報を付与するファイル形式において領域を統合する場合に本発明を適用すれば上記と同様の効果を得ることができる。
(i) 上記実施の形態においては、専ら複合機1が自ら読み取った原稿の画像データを圧縮する場合について説明したが、本発明がこの構成に限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
図11は、本変形例に係る画像処理システムの構成を示す図である。
図11に示されるように、画像処理システム11は、画像処理装置1101、画像読取装置1102、外部記憶装置1103及び画像出力装置1104を備え、画像処理装置1101、画像読取装置1102、外部記憶装置1103及び画像出力装置1104は互いに通信回線にて接続されている。
画像読取装置1102は、原稿画像を1ページ単位で読み取って画像データを生成する。画像読取装置1102は、通信回線を介して画像データを画像処理装置に送信する。
画像処理装置1101は、画像読取装置1102から画像データを受信すると、上述の複合機1と同様にして画像データを圧縮する。画像処理装置1101は圧縮した画像データを外部記憶装置1103に送信する。画像処理装置1101としては、例えば、パーソナルコンピュータを用いれば良い。
外部記憶装置1103は、ハードディスクドライブを備え、通信回線を介して画像処理装置1101が圧縮した画像データを受信すると、それらをハードディスクドライブに記憶する。
画像出力装置1104は、通信回線を介して画像処理装置1101から画像データを指定した印刷指示を受信すると、指定された画像データを外部記憶装置1103から読み出す。そして、画像出力装置1104は、画像データを展開した後、記録紙に印刷する。
このような構成においても、本発明によれば、圧縮した画像データのサイズを抑えつつ、画像出力装置1104にて展開する際の処理時間を抑えることができる。
(j) 上記実施の形態においては、専ら複合機1を例にとり、本発明に係る画像処理装置について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、本発明は上述のような複合機1や画像処理装置1101が実行する画像処理方法であるとしても良いし、コンピュータを画像処理装置1101として動作させるための画像処理プログラムであるとしても良い。何れの場合においても、本発明の効果を得ることができる。
本発明に係る画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムは、高圧縮PDFファイルに関して展開後の画像の表示や印刷の時間を抑えつつ、高い圧縮率で画像を圧縮する技術として有用である。
本発明の実施の形態に係る複合機の外観図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置100が高圧縮PDFファイルを作成する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置100が実行する領域判別処理(S302)の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置100が実行する領域統合処理(S303)の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る(式1)の閾値によって変化するファイルサイズと印刷時間との関係を例示する散布図である。 原稿全体に対する統合前の文字領域のサイズ比の範囲毎に割り当てた閾値を示す表である。 本発明の変形例(c)に係る複合機が図7の表に基づいて閾値を設定する処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の変形例(f)に係る複合機が備える操作パネルであって、ユーザから閾値の指定を受け付けるための操作パネルを示す図である。 本発明の変形例(f)に係る複合機が操作パネルにて閾値の指定を受け付けた際の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形例(i)に係る画像処理システムの構成を示す図である。 従来技術に係る高圧縮PDFファイルの作成手順を例示する図である。
符号の説明
1………………………複合機
9、208……………操作パネル
11……………………画像処理システム
100…………………画像形成装置
101…………………画像読取装置
102…………………ペーパーフィーダ
103…………………フィニッシャ
104…………………マルチトレイ
201…………………入力画像処理回路
202…………………記憶部
203…………………CPU
204…………………出力画像処理回路
205…………………プリントエンジン
206…………………ネットワークインタフェース
207…………………モデム
901…………………タッチパネル
902…………………テンキー
903…………………コピーキー
904…………………ファックスキー
905…………………スキャンキー
906…………………スタートキー
907…………………ストップキー
1101………………画像処理装置
1102………………画像読取装置
1103………………外部記憶装置
1104………………画像出力装置
1201〜1204…画像レイヤ

Claims (18)

  1. 画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理装置であって、
    属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出手段と、
    前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出手段と、
    統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合手段と、を備え
    前記第1の算出手段における前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合手段は当該複数の領域を包含する領域を統合領域とす
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 統合手段は、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 閾値を受け付ける受付手段を備え、
    統合手段は、前記閾値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 統合手段は、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 画像データから矩形領域を抽出し、
    2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 画像データから文字領域を抽出し、
    文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理方法であって、
    属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出ステップと、
    前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出ステップと、
    統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合ステップと、を含み、
    前記第1の算出ステップにおける前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合ステップは当該複数の領域を包含する領域を統合領域とする
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 統合ステップは、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 閾値を受け付ける受付ステップを含み、
    統合ステップは、前記閾値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  10. 統合ステップは、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  11. 画像データから矩形領域を抽出し、
    2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  12. 画像データから文字領域を抽出し、
    文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  13. 画像データから複数の領域を抽出し、領域毎に画像圧縮して、個別に属性情報を付与する画像処理プログラムであって、
    属性が共通する複数の領域について、当該複数の領域の画素数である統合前画素数を求める第1の算出ステップと、
    前記複数の領域を包含する領域である統合領域の画素数である統合後画素数を求める第2の算出ステップと、
    統合前画素数と統合後画素数とに応じて、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える統合ステップと、をコンピュータに実行させるものであって、
    前記第1の算出ステップにおける前記属性が共通する複数の領域は、文字領域であってかつ文字色の違いが所定範囲内の複数の領域であり、前記統合ステップは当該複数の領域を包含する領域を統合領域とする
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
  14. 統合ステップは、統合前画素数と統合後画素数との差が所定値以下ならば、前記複数の領域を前記統合領域に置き換える
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
  15. 閾値を受け付ける受付ステップを含み、
    統合ステップは、前記閾値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理プログラム。
  16. 統合ステップは、統合前画素数が小さいほど大きい値を前記所定値とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理プログラム。
  17. 画像データから矩形領域を抽出し、
    2つの矩形領域を包含する矩形領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
  18. 画像データから文字領域を抽出し、
    文字色の違いが所定範囲内の複数の文字領域を包含する領域を統合領域とする
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
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