JP5315637B2 - 画像処理装置、原稿電子化システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理技術に関し、特にスキャン画像に対する画像処理技術に関する。
スキャナ装置(例えばMFP)等を用いて原稿をスキャニングした画像(スキャン画像)を取得し、当該スキャン画像に含まれる文字の表示用データ(グラフィックデータ)を生成する技術が存在する。
このような技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が存在する。
特開平5−313637号公報
ところで、上記の従来技術においては、全ての文字についてアウトラインデータが生成され、当該アウトラインデータを用いて各文字が表示される。そのため、スキャン画像を比較的大きく表示する際には、文字を滑らかに美しく表示することができる。
しかしながら、上記の従来技術においては、小さな文字を表示する際にも、アウトラインデータが用いられる。そして、小さな文字をアウトラインデータで表示すると、いわゆる「文字太り」のために、文字の判読性が低下するという問題がある。
図11〜図14は、「文字太り」について説明する図である。
スキャン画像中の文字に関するグラフィックデータ生成処理においては、文字輪郭の内側輪郭と外側輪郭との両方をアウトラインデータ化する処理が行われる。
例えば、図11に示すように、スキャン画像中の文字「a」に関しては、当該文字「a」の中央の環状部分においても、内側輪郭と外側輪郭とがそれぞれアウトラインデータ化される。図11では、このアウトラインデータにおける内側輪郭および外側輪郭に関する輪郭線等が実線で示されている。
図12および図13は、このようなアウトラインデータを用いて表示された文字を示す図である。図12は、比較的大きな文字を表示する表示画面の一部を示す図であり、図13は、比較的小さな文字を表示する表示画面の一部を示す図である。図12および図13においては、斜線を付した単位矩形(画素)が文字を表現した部分に該当する。なお、図12等においては、実際の画面には現れないアウトラインデータを、参考のために破線で示している。
そして、文字を表示する際には、アウトラインデータを用いてラスタライズ処理が実行される。
例えば、図12に示すように、アウトラインデータにおける輪郭線(破線)上の画素と、アウトラインデータにおける内側輪郭と外側輪郭との間の画素とが、文字を表示する画素(文字画素とも称する)として採用され、採用された画素(文字画素)の集合として当該文字が表現される。図12においては、文字の大きさに対して画素が比較的小さい(精細である)ため、ラスタライズ処理後の文字は「滑らかな文字」として表現される。
また、文字を小さく表示する場合、例えば同じ文字を縮小表示する場合も同様の処理によって、図13のような文字が表現される。なお、図14は、図13を図12と同様の大きさにまで拡大した図である。
ただし、図13のような縮小表示を行う場合には、図14に示すように文字全体における1画素の大きさの割合が大きくなる。そのため、アウトラインデータにおける輪郭線上の画素を文字画素として採用すると、画素の集合の面積が相対的に大きくなり、文字全体から見ると文字の線が太って見える。そして、このような「文字太り」によって、内側輪郭の内側の空白部分が必要以上に小さくなり、肉眼では潰れて見えることもある。特に、このような「潰れ」は文字を見難くし、文字の判読性が低下する。
そこで、この発明の課題は、スキャン画像における文字の判読性の低下を抑制することが可能な画像処理装置およびそれに関連する技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、前記画像データを表示する表示制御手段と、を備え、前記生成手段は、前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、前記表示制御手段は、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示し、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る原稿電子化システムにおいて、前記表示制御手段は、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を表示することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る原稿電子化システムにおいて、前記生成手段は、前記特定手段によって特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータを生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る原稿電子化システムにおいて、前記画像データを印刷出力する印刷出力手段、をさらに備え、前記印刷出力手段は、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項5の発明は、スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、を備え、前記生成手段は、前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、前記特定手段によって特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータを生成することを特徴とする。
請求項6の発明は、スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、前記画像データを印刷出力する印刷出力手段と、を備え、前記生成手段は、前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、前記印刷出力手段は、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項7の発明は、コンピュータに、a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、d)前記画像データを表示する手順と、を実行させるためのプログラムであって、前記手順b)においては、前記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され、前記手順d)においては、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合に、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が表示され、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明に係るプログラムにおいて、前記手順d)においては、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合に、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が表示されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8の発明に係るプログラムにおいて、前記手順b)においては、前記手順a)において特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータが生成されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7ないし請求項9のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、e)前記画像データを印刷出力する手順、をさらに備え、前記手順e)においては、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項11の発明は、コンピュータに、a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、を実行させるためのプログラムであって、前記手順b)においては、前記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され、前記手順a)で特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータが生成されることを特徴とする。
請求項12の発明は、コンピュータに、a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、d)前記画像データを印刷出力する手順と、を実行させるためのプログラムであって、前記手順b)においては、前記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され、前記手順d)においては、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする。
請求項13の発明は、画像処理装置であって、第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを含む画像データを取得する取得手段と、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、前記第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項14の発明は、コンピュータに、a)第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを含む画像データを取得する手順と、b)前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、前記第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示する手順と、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1ないし請求項14に記載の発明によれば、スキャン画像における文字の判読性の低下を抑制することが可能である。
特に、請求項1および請求項7に記載の発明によれば、より確実に文字の判読性の低下を抑制することができる。
また特に、請求項2および請求項8に記載の発明によれば、小サイズ文字を比較的大きく表示する際に、アウトラインデータを用いて滑らかな文字を表示することができる。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1は、第1実施形態に係る原稿電子化システム100(100A)の構成を示す概略図である。
原稿電子化システム100(100A)は、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(MFPとも略称する)1(1A)を備えている。
この原稿電子化システム100は、原稿(紙文書等)を電子化するシステムである。詳細には、MFP1が、原稿を光学的に読み取って得られる画像(原稿画像とも称する)の画像データを生成するとともに、当該画像データに対して所定の画像処理を施した後に、当該画像処理後の画像データを所定形式のデータファイルDFとして保存する。例えば、当該画像データは、PDF(Portable Document Format)形式のデータファイルとして保存される。特に、当該画像データは、高い圧縮率で圧縮された比較的小さなサイズのファイルである形式(例えば高圧縮PDF形式)のデータとして保存されることが好ましい。なお、MFP1は、当該所定の画像処理を施す装置でもあることから、画像処理装置とも称される。
MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびファクシミリ機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP1は、画像読取部2と、画像処理部3と、印刷出力部4と、通信部5と、入出力部6と、格納部8と、コントローラ9とを備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、上記の各機能を実現する。
画像読取部2は、MFP1の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。画像読取部2は、スキャナ部とも称される。
画像処理部3は、画像読取部2によって生成されたスキャン画像に対して各種の画像処理を施す処理部である。画像処理部3は、領域判別部31と文字大きさ特定部32と文字データ生成部33と背景データ生成部34とを有している。領域判別部31は、スキャン画像に含まれる文字を背景から分離して抽出する処理等を実行する。また、文字大きさ特定部32は、領域判別部31によって抽出された文字の大きさを特定する処理等を実行する。さらに、文字データ生成部33は、各文字のグラフィックデータ、より詳細には、ラスタデータおよびアウトラインデータの少なくとも一方を生成する。また、背景データ生成部34は、背景に関するグラフィックデータを生成する。これらのグラフィックデータは、データファイルDFの表示出力および印刷出力等において用いられる。これらの各処理部による処理については後に詳述する。
印刷出力部4は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部5は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。また、通信部5は、通信ネットワークNWを介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信を利用することによって、MFP1は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。また、MFP1は、このネットワーク通信を利用することによって、電子メールの送受信を行うことも可能である。
入出力部6は、MFP1に対する入力を受け付ける操作入力部61と、各種情報の表示出力を行う表示部62とを備えている。
格納部8は、ハードディスクドライブ(HDD)等の格納装置で構成される。この格納部8には、画像読取部2等で生成された原稿画像等が格納される。
コントローラ9は、MFP1を統括的に制御する制御装置であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。コントローラ9の制御下において各種の処理部が動作することによって、MFP1の各種の機能が実現される。例えば、コントローラ9の制御下において、画像読取部2を用いて所望の画像を光学的に読み取ることによって、原稿をスキャニングした画像(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)が取得され、スキャナ機能が実現される。
また、本システム100Aはコンピュータ20をさらに備えている。コンピュータ20はネットワークNWによってMFP1と通信可能に接続されている。コンピュータ20は、データ取得部21と表示制御部22とを備えている。データ取得部21は、MFP1で生成されたデータファイルDFをネットワークNWを介して受信して取得し、表示制御部22は、データファイルDFをコンピュータ20の表示部(モニタディスプレイ)に表示するための制御動作を実行する。後述するように、表示制御部22は、「小サイズ文字」を表示する際の大きさ(表示サイズ)が所定の閾値(例えば10pt)よりも小さい場合には、データファイルDF内に含まれるデータのうち、ビットマップデータなどのラスタデータを用いて「小サイズ文字」を表示する。
<1−2.動作>
以下では、MFP1がスキャン画像のデータファイルDFを生成して当該データファイルDFをコンピュータ20に転送し、コンピュータ20が当該データファイルDFに関する表示動作を実行する場合を例示する。
図2はMFP1の動作を示すフローチャートであり、図3はコンピュータ20の動作を示すフローチャートである。図4は原稿G0を示す図であり、図5〜図8はデータファイルDFの内部構造を説明するための概念図である。図5は、データファイルDF内のレイヤー構造を示している。また、図6は背景レイヤーLBを示し、図7は「大サイズ」文字に関する文字レイヤーLLを示し、図8は「小サイズ」文字に関する文字レイヤーLSを示している。
まず、ステップS11(図2)において、スキャン画像の取得動作が実行される。具体的には、画像読取部2によって原稿G0を光学的に読み取ってスキャン画像G1が生成される。
次のステップS12〜S18においては、スキャン画像G1に対して画像処理を施すことなどによってデータファイルDFが生成される。
図5に示すように、データファイルDFはレイヤー構造を有しており、複数のレイヤーLB,LL,LS,...を備えて構成される。
レイヤーLB(図6参照)は、背景レイヤーである。背景レイヤーLBには、図形領域(背景領域)RP(詳細にはRP1,RP2)(図4参照)であるとしてステップS12で判別された領域に関するデータが保存される。また、レイヤーLL,LS(図7および図8参照)は、文字レイヤーである。文字レイヤーLL,LSには、文字領域RC(詳細にはRC1〜RC4)であるとしてステップS12で判別された領域に関するデータが保存される。さらに、文字データはスキャン画像G1上での大きさによって2種類のレイヤーに分類して保存される。詳細には、後述するように、レイヤーLLには、領域RC1,RC3に存在する比較的大きな文字である「大サイズ文字」に関するデータが保存され、レイヤーLSには、領域RC2,RC4に存在する比較的小さな文字である「小サイズ文字」に関するデータが保存される。
そのため、まず、ステップS12においては、スキャン画像G1に対して領域判別処理が施される。具体的には、MFP1の領域判別部31は、スキャン画像G1内に存在する図形領域と文字領域とを区別して認識する。
次に、ステップS13〜S17において、文字領域に関する処理が実行される。
具体的には、ステップS13においては、スキャン画像G1内の文字領域に含まれる文字の大きさが特定され、ステップS14においては当該文字の大きさに応じて分岐処理が実行される。
文字の大きさが閾値(ここでは20pt(ポイント))TH1以下であるときにはステップS15に進み、文字の大きさが当該閾値TH1より大きいときにはステップS16に進む。なお、これに限定されず、文字の大きさが閾値TH1に等しいときにはステップS16に進むようにしてもよい。
ステップS15においては、スキャン画像G1上での大きさが閾値TH1以下の小さな文字(以下、「小サイズ文字」とも称する)に関する表示用データの生成処理が実行される。具体的には、アウトラインデータUT(UT1)とビットマップデータBTとの両データが表示用データとして生成される。これらのデータUT,BTはともにレイヤーLS(図8)に格納される。ただし、これに限定されず、各データUT,BTをそれぞれ別のレイヤー(例えばLS1,LS2(不図示))に格納するようにしてもよい。
なお、ステップS15では、MFP1は、スキャン画像G1上での文字の大きさを示すデータST(例えば文字のポイント数を示すデータ)もレイヤーLS内に併せて格納する。例えば、各文字ごとに当該データSTを格納すればよい。或いは、文字領域RC2をそれぞれ同一サイズの文字を有する複数の領域RC21,RC22(不図示)にさらに区分し、区分された領域(区分領域)ごとに当該データSTを格納してもよい。
一方、ステップS16においては、スキャン画像G1上での大きさが閾値TH1より大きな文字(以下、「大サイズ文字」とも称する)に関する表示用データの生成処理が実行される。具体的には、アウトラインデータUT(UT2)のみが表示用データとして生成される。データUT2はレイヤーLL(図7)に格納される。
ステップS17においては、全ての文字についてステップS13〜S16の処理が終了したか否かを確認する。未処理の文字が残存している場合にはステップS13に戻る。一方、未処理の文字が残存していない場合にはステップS18に進む。
その後、ステップS18において、図形領域(背景領域)として判別された領域に関するデータが生成され、生成されたデータが背景レイヤーLBに格納される。
以上の処理によって、図5等に示すようなレイヤー構造を有するデータファイルDFがMFP1によって生成され、当該データファイルDFが格納部8に保存される。
その後、ステップS19においては、生成されたデータファイルDFがMFP1からコンピュータ20へと転送される。
次に図3を参照する。ここでは、コンピュータ20において、データファイルDFの表示動作を含むアプリケーションソフトウエアAP(例えば閲覧ソフト)が起動されているものとする。
コンピュータ20がMFP1からデータファイルDFを受信すると、ステップS21において、アプリケーションソフトウエアAPは、データファイルDFを表示する際の倍率に関する指定値(表示倍率データ)を取得する。
そして、ステップS22において、コンピュータ20は、データファイルDFをコンピュータ20の表示部に表示する。
具体的には、コンピュータ20は、背景レイヤーLB内のデータを用いて背景領域を表示する。
また、コンピュータ20は、文字ごとに表示用データを選択して表示動作を実行する。これにより、文字領域が背景領域に合成されて表示される。
レイヤーLLに含まれる全ての文字(「大サイズ文字」)は、アウトラインデータUT(UT2)を用いて表示される。すなわち、レイヤーLLに関しては、レイヤーLSに関する処理(次述)とは異なり、表示倍率ないし表示サイズSZによらず、常にアウトラインデータUTを用いて文字表示が実行される。
一方、「小サイズ文字」を含むレイヤーLSに関しては、文字ごとに表示用データを選択して表示動作を実行する。詳細には、文字ごとにデータSTと表示倍率データとを用いて、当該文字を表示部に表示する際の文字サイズ(表示サイズ)SZを判定する。そして、当該表示サイズSZに応じて表示用データを選択する。
具体的には、コンピュータ20の表示部での表示サイズSZが閾値TH2(ここでは10pt(ポイント))以下であるか否かに応じて、ビットマップデータBTとアウトラインデータUTとのいずれを採用するかを決定する。文字の表示サイズSZが閾値TH2以下である場合には、ビットマップデータBTを用いてコンピュータ20の表示部に当該文字を表示する。一方、文字の表示サイズSZが閾値TH2より大きい場合には、アウトラインデータUTを用いてコンピュータ20の表示部に当該文字を表示する。
例えば、その大きさがデータSTにて16pt(ポイント)と規定されている文字を表示倍率100%で表示する際には、表示サイズSZが16pt(閾値TH2より大)になるので、当該文字はアウトラインデータUTを用いて表示される。一方、その大きさがデータSTにて16pt(ポイント)と規定されている文字を表示倍率50%で表示する際には、表示サイズSZが8pt(閾値TH2より小)になるので、当該文字はビットマップデータBTを用いて表示される。小さい文字をビットマップデータBTで表示することによれば、上記の「文字太り」が回避され、文字の判読性の低下が抑制される。
ここにおいて、この実施形態においては、表示サイズSZが10pt以下になるときに、アウトラインデータによる表示文字の判読性が劣化するという知見に基づいて、閾値TH2を定めている。
また、コンピュータ20の表示部においては50%以上の表示倍率でデータファイルDFを表示することが一般的である。そこで、この実施形態においては、表示倍率50%で10pt(閾値TH2)となる文字の元の大きさ20ptを閾値TH1(>TH2)として定めている。これによれば、表示倍率50%以上で表示サイズSZが10pt以下になり得る文字について、ビットマップデータBTとアウトラインデータUTとの双方を予めデータファイルDF(詳細にはレイヤーLS)に保存しておくことが可能になる。
ただし、これに限定されず、種々の状況等に応じた適宜の値を閾値TH1,TH2として定めるようにしてもよい。
以上のように、上記実施形態によれば、その大きさが閾値TH1よりも小さな文字である「小サイズ文字」の表示用データとして、ラスタデータ(ここではビットマップデータBT)とアウトラインデータUTとの両データが生成される。したがって、当該文字を表示する際に、ラスタデータ(ビットマップデータBT)を用いた比較的精細な表示が可能になる。すなわち、上述の「文字太り」を回避し文字の判読性の低下を抑制することが可能になる。
特に、コンピュータ20の表示部での表示サイズSZが閾値TH2(ここでは10pt)以下になる「小サイズ文字」は、ビットマップデータBTを用いて表示される。したがって、小さな文字が比較的美しく表示され、文字の判読性の低下が抑制される。
その一方で、「小サイズ文字」であっても、コンピュータ20の表示部での表示サイズSZが閾値TH2(ここでは10pt)より大きくなる「小サイズ文字」は、アウトラインデータUTを用いて表示される。したがって、「小サイズ文字」が比較的大きく表示される際には滑らかな線を用いて美しく表示される。
また、「大サイズ文字」が比較的大きく表示される際にも、同様に、アウトラインデータUT(UT2)を用いた美しい表示が実現される。
さらに、スキャン画像G1で閾値TH1より大きなサイズを有する文字(「大サイズ文字」)は、アウトラインデータUTのみで表現され、ビットマップデータBTを有しない。したがって、データファイルDFのサイズの増大を抑制することができる。
また、上記実施形態においては、文字(小サイズ文字および大サイズ文字の双方)のデータとしてアウトラインデータUTが予めデータファイルDFに内蔵された状態で、データファイルDFが生成されている。したがって、表示タイミングごとにビットマップデータに基づいてアウトラインデータを生成する場合に比べて、高速な表示が可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態においては、MFP1が画像処理装置として機能する場合を例示したが、この第2実施形態においては、コンピュータ(パーソナルコンピュータ等)が画像処理装置として機能する場合を例示する。
また、上記第1実施形態においては、データファイルDFの生成動作をMFP1で実行し、データファイルDFの表示動作をコンピュータ20で実行する場合を例示した。この第2実施形態においては、データファイルDFの生成動作とデータファイルDFの表示動作との双方をコンピュータ90(画像処理装置)で実行する場合を例示する。
図9は、第2実施形態に係る原稿電子化システム100(100B)を示す概略図である。ここでは、原稿電子化システム100Bは、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ(画像処理装置)90と、スキャナ(画像読取装置)92と、プリンタ(印刷出力装置)94とを備えている。なお、スキャナ80は、スキャナ専用機器であってもよく、あるいは、上述のMFP1のような複合機等であってもよい。
また、コンピュータ90は、スキャナ92およびプリンタ94に対してネットワークNWを介して通信可能に接続されている。コンピュータ90は、スキャナ92によって生成されたスキャン画像をネットワークNWを介して受信し、当該スキャン画像に対して上述のような画像処理を施す。
詳細には、コンピュータ90は、所定のプログラムPGが記録された記録媒体91(例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)から当該プログラムPGを読み出し、当該プログラムPGをそのCPU等を用いて実行することによって、上記の画像処理部3(図1参照)、データ取得部21および表示制御部22等と同様の機能を実現する。なお、当該プログラムPGは、記録媒体によって供給されてもよいが、インターネットを介してダウンロードすることなどによって供給されてもよい。
図10は、第2実施形態に係るコンピュータ90の動作を示すフローチャートである。
ステップS31では、スキャン画像の取得動作が実行される。具体的には、スキャナ92が原稿G0を光学的に読み取ってスキャン画像G1を生成し当該スキャン画像G1をコンピュータ90に転送し、コンピュータ90がスキャン画像G1を受信する。
その後、ステップS32〜S38の処理が実行される。ステップS32〜S38の処理は、それぞれ、ステップS12〜S18(図2)の処理と同様である。ただし、これらの処理が、スキャナ側で実行されるのではなく、コンピュータ90において実行される点で、第1実施形態と相違する。
コンピュータ90は、上記第1実施形態と同様の画像処理等を行ってデータファイルDFを生成する。
次に、コンピュータ90は、ステップS41,S42の処理を実行する。ステップS41,S42の処理は、それぞれ、ステップS21,S22の処理と同様である。これによって、データファイルDF(詳細にはデータファイルDFの画像)がコンピュータ90の表示部に表示される。
以上のような動作によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<3.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、ビットマップデータを「小サイズ文字」の表示用データとして生成する場合(すなわち、ラスタデータとしてビットマップデータを採用する場合)を例示したが、これに限定されない。GIF形式、JPEG形式などの他の種類のラスタデータを「小サイズ文字」の表示用データとして生成するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、「小サイズ文字」を表示出力する際に、表示用データとしてレイヤーLSのビットマップデータBTを用いる場合を例示したが、これに限定されない。例えば、「小サイズ文字」を印刷出力する際にレイヤーLSのビットマップデータBTを用いるようにしてもよい。
第1実施形態に係る原稿電子化システムの構成を示す概略図である。 MFPの動作を示すフローチャートである。 コンピュータの動作を示すフローチャートである。 原稿を示す図である。 データファイル内のレイヤー構造を示す図である。 背景レイヤーを示す図である。 「大サイズ」文字に関する文字レイヤーを示す図である。 「小サイズ」文字に関する文字レイヤーを示す図である。 第2実施形態に係る原稿電子化システムを示す概略図である。 第2実施形態に係るコンピュータ(画像処理装置)の動作を示すフローチャートである。 アウトラインデータを示す図である。 アウトラインデータを用いてラスタライズされた比較的大きな文字を示す図である。 アウトラインデータを用いてラスタライズされた比較的小さな文字を示す図である。 図13の拡大図である。
符号の説明
1 MFP
20,90 コンピュータ
100,100A,100B 原稿電子化システム
DF データファイル
BT ビットマップデータ
UT アウトラインデータ
G0 原稿
G1 スキャン画像
LB 背景レイヤー
LL 文字レイヤー(「大サイズ文字」)
LS 文字レイヤー(「小サイズ文字」)
PG プログラム
RC,RC1〜RC4 文字領域
RP,RP1,RP2 背景領域(図形領域)

Claims (14)

  1. スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、
    前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、
    前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、
    前記画像データを表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、
    前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、
    前記表示制御手段は、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示し、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする原稿電子化システム。
  2. 請求項1に記載の原稿電子化システムにおいて、
    前記表示制御手段は、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を表示することを特徴とする原稿電子化システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の原稿電子化システムにおいて、
    前記生成手段は、前記特定手段によって特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータを生成することを特徴とする原稿電子化システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の原稿電子化システムにおいて、
    前記画像データを印刷出力する印刷出力手段、
    をさらに備え、
    前記印刷出力手段は、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする原稿電子化システム。
  5. スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、
    前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、
    前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、
    前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、
    前記特定手段によって特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータを生成することを特徴とする原稿電子化システム。
  6. スキャン画像に対して画像処理を施して、前記スキャン画像に含まれる文字のグラフィックデータを生成するとともに、当該グラフィックデータを有する画像データを生成する原稿電子化システムであって、
    前記スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する特定手段と、
    前記文字のグラフィックデータを生成する生成手段と、
    前記画像データを印刷出力する印刷出力手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、
    前記特定手段によって特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを生成し、
    前記印刷出力手段は、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字を印刷出力し、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とする原稿電子化システム。
  7. コンピュータに、
    a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、
    b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、
    c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、
    d)前記画像データを表示する手順と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記手順b)においては、前記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され
    前記手順d)においては、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合に、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が表示され、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記手順d)においては、前記小サイズ文字を表示する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合に、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が表示されることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7または請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記手順b)においては、前記手順a)において特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータが生成されることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    e)前記画像データを印刷出力する手順、
    をさらに備え、
    前記手順e)においては、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータに、
    a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、
    b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、
    c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記手順b)においては、
    記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され
    前記手順a)で特定された大きさが前記第1の閾値よりも大きな文字である大サイズ文字のグラフィックデータとして、アウトラインデータが生成されることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータに、
    a)スキャン画像に含まれる文字の大きさを特定する手順と、
    b)前記文字のグラフィックデータを生成する手順と、
    c)前記グラフィックデータを有する画像データを生成する手順と、
    d)前記画像データを印刷出力する手順と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記手順b)においては、前記手順a)で特定された大きさが第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データが生成され
    前記手順d)においては、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、
    前記小サイズ文字を印刷出力する際の大きさが前記第2の閾値よりも大きい場合には、前記両データのうち前記アウトラインデータを用いて前記小サイズ文字が印刷出力され、
    前記第1の閾値は、前記第2の閾値よりも大きいことを特徴とするプログラム。
  13. 画像処理装置であって、
    第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを含む画像データを取得する取得手段と、
    前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、前記第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  14. コンピュータに、
    a)第1の閾値よりも小さな文字である小サイズ文字のグラフィックデータとして、ラスタデータとアウトラインデータとの両データを含む画像データを取得する手順と、
    b)前記小サイズ文字を表示する際の大きさが、前記第1の閾値より小さな第2の閾値よりも小さい場合には、前記両データのうち前記ラスタデータを用いて前記小サイズ文字を表示する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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