JPH09244614A - 文字発生方法及び装置 - Google Patents

文字発生方法及び装置

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JPH09244614A
JPH09244614A JP8056172A JP5617296A JPH09244614A JP H09244614 A JPH09244614 A JP H09244614A JP 8056172 A JP8056172 A JP 8056172A JP 5617296 A JP5617296 A JP 5617296A JP H09244614 A JPH09244614 A JP H09244614A
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JP
Japan
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character
coordinate information
pattern
reduced
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JP8056172A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takagi
弘 高木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一つのフォントを保持するだけで縮小時の文字
のつぶれを低減する。 【解決手段】 文字パターンのデータとして輪郭線を特
定する座標情報と、予め優先順序が割り当てられた複数
の制御情報の座標情報形式で記憶しておく。文字パター
ンの輪郭線の座標情報に基づいて、文字パターンを縮小
する際に、まず文字のデザイン通りに縮小し、縮小され
た文字に座標情報の重なりがあるか否かを判定する。座
標情報の重なり合いが生じた場合には、優先順序の低い
制御領域から座標情報や制御情報の削除や移動を行い、
描画データを作成し、重なりがなくなるまで描画データ
の作成処理を繰り返す。そして、重なりの無い描画デー
タが作成されると、ドットパターンを作成する。この処
理により、一つのフォントを保持するだけで縮小時の文
字のつぶれを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウトラインフォ
ントデータから指定の文字サイズに拡縮してドットパタ
ーンを生成するに際し、低ドット数のパターンを生成す
る必要がある場合に座標情報を削除や移動することによ
り単純図形化して、ドットパターンを生成する文字発生
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置において、文字を異
なる複数のサイズで表示する場合に、次のような方法で
描画する方法がある。すなわち、いわゆるアウトライン
フォントとビットマップフォントとの各々複数種類のデ
ータをメモリに格納しておき、描画する際には基準ドッ
ト数に従い、描画の文字が小さい場合にはビットマップ
フォントの最適なものを使用し、描画の文字が大きい場
合にはアウトラインフォントの最適なものを使用するこ
とにより、文字の描画処理において高品質の描画をする
方法がある。
【0003】しかし、この方法によれば、1つの文字に
対して、アウトラインフォントとビットマップフォント
の両方のデータを保持する必要があり、作成や保守に関
して操作が煩雑になる、という欠点があった。
【0004】また、アウトラインフォントのみで出力を
行う場合には、デザインしたサイズより描画の文字が大
きい場合には問題がないが、小さく出力する必要がある
低解像度のデバイスに出力する場合には、文字のつぶれ
等が発生し文字の可読性の低下を招く場合がある。この
低解像度のデバイスに出力する場合の文字の可読性を低
下させないために、次のような技術がある。
【0005】特開平5−158457号公報の「ドット
文字生成処理方式」によれば、アウトラインフォントの
データである輪郭線のデータをスキップした後に、ドッ
トパターンの生成を行うという技術が示されている。ま
た、特開平6−51747号公報の「文字パターン発生
方式及び装置」、特開平6−95647号公報の「文字
発生方式及び装置」によれば、ドットパターンの生成後
に輪郭線が重複するデータでは、そのドットパターンを
内側に移動した後に、表示を行うという方法が示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された技術では、文字単位に基本となる輪郭線
に対する考慮がないために、文字の基本となる輪郭線ま
で削除してしまったり、文字の基本となる輪郭線を移動
してしまったりして、処理後のドットパターンが意図し
た形状にならず、最終的に肉眼で見た場合に判読が難し
くなる場合がある、という問題が生じる。特に、このよ
うな問題は、文字のつぶれ等が多く発生する極小文字の
出力や極低解像度のデバイスに出力する場合に多く発生
する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、アウトライン
フォントを座標情報と制御情報とにより構成し、描画を
行う場合には、この二つの描画情報に含まれる座標デー
タの拡縮を実施し、座標情報の重複が発生している場合
には、制御情報の優先情報を基に、描画する意味の低い
描画情報から順次に削除や移動という処理を施してい
き、目的とする出力対象のデバイスに対して最適な描画
情報を得た後に、ドットパターンの生成を行い、さらに
文字単位に基本となる輪郭線を残すことにより、一つの
フォントを保持するだけで縮小時につぶれが生じやすい
低解像度の文字パターンであっても、つぶれが生じにく
い文字発生方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、入力された文字コードに基づい
て該文字コードに対応する文字パターンの輪郭線の座標
情報を読み出し、該座標情報に基づいて前記文字パター
ンの輪郭線の縮小を行うことによりドットパターンを生
成する文字発生方法において、前記文字コード毎に、該
文字コードに対応する文字パターンを予め優先順序が割
り当てられた複数の制御領域に分割しておくと共に、こ
の複数の制御領域を各々確定するために必要な座標情報
を制御情報として有し、前記文字パターンの輪郭線の座
標情報を縮小した際に座標情報の重なりが発生した制御
領域が有るか否かを判定し、座標情報の重なりが発生し
た制御領域が有った場合、座標情報の重なり合いが生じ
た制御領域について座標情報の削除又は移動を行う変更
処理を行うと共に、前記優先順位の低い制御領域から順
次に前記文字パターンの輪郭線の座標情報を縮小し、前
記重なり合いが無くなるまで、前記変更処理、判定及び
縮小処理を続けることにより、縮小されたドットパター
ンを作成することを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、入力された文字コー
ドに基づいて該文字コードに対応する文字パターンの輪
郭線の座標情報を読み出し、この輪郭線の座標領域につ
いて縮小処理を行った際に、座標情報の重なりが発生し
た制御領域が有るか否かを判定し、座標情報の重なりが
発生した制御領域が有った場合、座標情報の重なり合い
が生じた制御領域について座標情報の削除又は移動を行
う変更処理を行うと共に、前記優先順位の低い制御領域
から順次に前記文字パターンの輪郭線の座標情報を縮小
し、前記重なり合いが無くなるまで、前記変更処理、判
定及び縮小処理を続けることにより縮小されたドットパ
ターンを作成する。これにより、縮小時につぶれが生じ
やすい低ドット数の文字パターンであっても、つぶれが
生じにくくなり肉眼で見た場合に判読が可能となる。
【0010】請求項2の発明は、入力された文字コード
に基づいて該文字コードに対応する文字パターンのドッ
トパターンを生成する文字発生装置において、前記文字
パターンの輪郭線の座標情報を記憶する第1の記憶手段
と、前記文字コード毎に、該文字コードに対応する文字
パターンを予め優先順序が割り当てられた複数の制御領
域に分割しておくと共に、この複数の制御領域を各々確
定するために必要な座標情報を制御情報として記憶する
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から前記文字パ
ターンの輪郭線の座標情報を読み出し、該座標情報に基
づいて前記文字パターンの輪郭線を縮小する縮小手段
と、前記縮小手段が前記文字パターンの輪郭線の座標情
報を縮小した際に座標情報の重なりが発生した制御領域
が有るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によ
り座標情報の重なりが発生した制御領域が有ると判定さ
れた場合、座標情報の重なり合いが生じた制御領域につ
いて座標情報の削除又は移動を行う変更手段と、前記重
なり合いが無くなった文字パターンの輪郭線の座標情報
に基づいて、縮小されたドットパターンを作成するドッ
トパターン作成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明では、入力された文字コー
ドに基づいて該文字コードに対応する文字パターンのド
ットパターンを生成する際に、縮小手段が第1の記憶手
段から前記文字パターンの輪郭線の座標情報を読み出
し、該座標情報に基づいて前記文字パターンの輪郭線を
縮小する。次に、判定手段が前記縮小手段が前記文字パ
ターンの輪郭線の座標情報を縮小した際に座標情報の重
なりが発生した制御領域が有るか否かを判定する。そし
て、変更手段が前記判定手段により座標情報の重なりが
発生した制御領域が有ると判定された場合、座標情報の
重なり合いが生じた制御領域について座標情報の削除又
は移動を行う。ドットパターン作成手段が前記重なり合
いが無くなった文字パターンの輪郭線の座標情報に基づ
いて、縮小されたドットパターンを作成する。これによ
り、縮小時につぶれが生じやすい低ドット数の文字パタ
ーンであっても、つぶれが生じにくくなり肉眼で見た場
合に判読が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態を説明する。
【0013】まず、本発明の実施の形態に係る文字発生
装置の要部の構成を図1を用いて説明する。
【0014】図1に示すように、本実施の形態の文字発
生装置の要部は、文字コード信号、文字発生命令、及び
各種パラメータが入力される入力部10と、データや命
令を通過させるためのシステムバス18と、を含んで構
成されており、入力部10はシステムバス18に接続さ
れている。
【0015】ここで、文字コード信号は、表示又は印字
出力すべき文字コードを指定するための信号である。ま
た、文字発生命令は、入力された文字コードを表示又は
印字出力する命令に該当している。また、入力される各
種パラメータには、表示又は印字出力すべき文字コード
の拡大率や座標位置等のパラメータがある。
【0016】また、システムバス18には、プログラム
に基づいて装置全体を管理・制御すると共に後述する文
字パターンの生成処理を実行するCPU12と、該CP
Uのプログラムが格納されているROM14と、CPU
12の作業域として使用されるRAM16と、が接続さ
れている。
【0017】また、システムバス18には、文字データ
が記憶されているデータ記憶部20が接続されている。
このデータ記憶部20は、文字フォントを構成する輪郭
線のデータを該輪郭線の各離散点の座標形式で輪郭線上
の配置順序で持つ座標情報20aと、この輪郭線を表す
線を部分的に包含する複数の領域を構成する座標を各領
域の輪郭線上に配置されている順序で表す情報である。
【0018】ここで、「亜」という漢字フォントの場合
を例にして座標情報20a及び制御情報20bを図3
(A)を用いて説明する。図3(A)の左図が示す
「亜」の文字デザインは、例えば座標a(x1
1 )、座標b(x2 、y2 )に示すように、文字の輪
郭線を規定する離散点で示されており、データ記憶部2
0の座標情報20aとして格納されている。なお、この
座標情報は、a点やb点以外の他のコーナー座標につい
ても用意されており、輪郭線を特定するために必要なす
べての点の座標情報がデータ記憶部20に格納されてい
る。
【0019】また、「亜」の制御情報20bは、図3
(A)の右図に示すように、黒く塗った部分が第1プラ
イオリティ、斜線部が第2プライオリティ、シェーディ
ングがない部分が第3プライオリティを形成している。
そして、番号の大きいプライオリティ領域から順次、削
除や移動といった操作が実行される。この制御情報も、
各プライオリティ領域毎に、該領域を特定するために必
要なすべての点の座標情報がデータ記憶部20に格納さ
れている。例えば、a’(x’1 、y’1 )、b’(x
2 ’、y2 ’)といった座標情報として記憶されてい
る。
【0020】さらに、システムバス18には、文字コー
ド信号により指定された文字を入力されたパラメータの
指示に従い拡張又は縮小したものを描画(表示又は印字
出力)するための出力部22が接続されている。なお、
この出力部22は、処理後の文字を表示するディスプレ
イや印字出力するプリンタ等で構成することができる。
【0021】次に、CPU12による描画用の文字パタ
ーン作成処理を図2のフローチャートに従って説明す
る。
【0022】図2に示すように、まず、入力部10を介
して入力された文字コード信号のパラメータを解析し、
該入力文字の描画サイズの判定処理を行う(ステップ1
00)。すなわち、文字の描画がアウトラインフォント
自体が作成されたデザインより拡大印字(同じ大きさの
場合を含む)されようとしているのか、それとも縮小印
字されようとしているのかを判定する。
【0023】上記判定の結果、拡大印字の場合には、指
定された文字パターンの拡大処理を行う(ステップ10
2)。すなわち、文字コード信号により指定された文字
パターンの座標情報20bを読み出し、この座標情報2
0bに基づいて指定された拡大率で拡大されるべき文字
パターンの座標情報を演算し(ステップ102)、この
情報に従って拡大処理後の描画データを作成する。
【0024】次に、拡大された文字パターンの座標情報
に基づいてドットパターンの作成を行う(ステップ11
4)。すなわち、拡大印字の場合は、制御情報20aを
用いずに、そのまま直接に座標情報を用いて拡大する。
【0025】これに対し、ステップ100の判定の結
果、縮小印字の場合は、縮小処理を行う(ステップ10
4)。この縮小処理では、文字コード信号により指定さ
れた文字パターンの座標情報20bを読み出し、この座
標情報20bに基づいて指定された縮小率で縮小される
べき文字パターンの座標情報を演算する(ステップ10
4)。
【0026】次に、この縮小された文字パターンの座標
情報に基づいて、縮小された状態で当該文字パターンの
ドットパターンの作成を行った場合に、座標情報に重な
り合いが発生するか否かをチェックする(ステップ10
6)。
【0027】上記判定により重なり合いが発生しないと
された場合には、たとえ縮小した場合でも、そのままで
きれいな印字ができるので描画データの削除や線幅の縮
小は行なわずに、縮小されたドットパターンの作成を行
う(ステップ114)。
【0028】一方、ステップ106の判定で重なり合い
が発生する場合には、データ記憶部20から制御情報2
0aを読み出し、制御情報20aの優先順位をチェック
する(ステップ108)。
【0029】次に、ステップ108でチェックした制御
情報20aのうち、一番優先順位の低い制御情報より順
次に処理をしていき、座標情報の重なり合いが生じた制
御領域について座標情報の削除又は移動を行う(ステッ
プ110)。この場合、削除は制御情報によって包含さ
れている座標情報を描画データから取り除き、制御情報
を座標情報とみなすことにより実施し、移動は制御情報
で生成される領域を縮小するように座標情報を移動する
ことにより実施する。移動の場合には、優先順位の高い
制御情報に包含されている座標情報より優先順位の低い
制御情報に包含されている座標情報を移動させることに
より制御情報で生成される領域を縮小する。
【0030】次に、制御情報の削除又は移動を行った後
に縮小後の描画データの再作成を行い(ステップ11
2)、再びステップ106に戻り、再作成された描画デ
ータに対して座標情報の重なり合いが発生するか否かを
判定する。この判定で重なり合いが生じる場合には、再
度、座標情報の削除又は移動を行い(ステップ11
0)、この処理を座標情報に重なり合いが発生しなくな
るまで繰り返す。
【0031】以上の処理によって、文字データの拡大又
は縮小処理が終了した描画データが得られ、この描画デ
ータに基づいて最終的に出力デバイスに出力する形式の
ドットパターンの作成を行う(ステップ114)。
【0032】上記処理を行うことにより、一つのフォン
トの文字データを保持するだけで、すべての大きさでの
出力が可能となる。特に、極小文字の出力や極低解像度
のデバイスに出力する場合には、描画する意味の低いデ
ータより順次に処理を施していくために品質を保ちなが
ら印刷や表示を行うことができる。このため、最終的に
処理を施した後のドットパターンが意図した形状とな
り、低解像度のデバイスであっても肉眼で見た場合に判
読が可能となる。
【0033】次に、実際に文字データに対して上記処理
をした例を図3乃至図9を用いて説明する。なお、図3
乃至図9の例では、「亜」という漢字フォントの縮小を
文字の大きさXからYへ行う場合を示している。
【0034】図3(B)に示すように、まず文字の大き
さが白抜きの矩形で示したようにXからYへ文字のデザ
イン通りに縮小を実施する。すなわち、座標情報をその
まま縮小して描画データを作成する場合である。この場
合には、図3(C)の左図に示したような「亜」の文字
パターンが図3(C)の右図の点線で示したように座標
情報が重複している箇所が発生する文字パターンとな
る。但し、この点線は実際には見えないため、この点線
部分につぶれが生じる。
【0035】そこで、座標情報の重複している箇所が発
生している第三プライオリティ領域のみを縮小するよう
に座標情報を移動し、第一及び第二のプライオリティ領
域のみを再び大きさXからYへ文字の縮小を実施する。
しかし、図4(A)右図の点線部に示すように、再度、
座標情報が重複している箇所が発生している。この点線
の部分も実際には見えていないため文字がつぶれて見え
ることとなる。
【0036】上記のように第三プライオリティ領域の縮
小で座標情報の重なりが生じた場合、次に、第三プライ
オリティ領域を形成している制御情報の座標情報を使用
して、この領域に含まれる文字パターン情報の座標情報
を削除し、この制御情報を文字パターン情報の座標情報
として用いる。この場合、図4(B)の左図に示すよう
な文字パターンが縮小の対象となる。そして、第二プラ
イオリティ領域と第三プライオリティ領域とを再び大き
さXから大きさYへ文字の縮小を実施する。この例の場
合でも、図4(B)の右図のように座標情報の重なりが
生じている。
【0037】そこで、図4(C)の左図に示すように、
座標情報の重なりが発生している第二プライオリティ領
域の内側の線が外側にくるように座標情報を移動する。
そして、第二プライオリティ領域と第三プライオリティ
領域とを再び大きさXから大きさYへ文字の縮小を実施
する。この例の場合では、図4(C)の右図のように、
座標情報の重なり合いが発生しない縮小された文字パタ
ーンが生じる。そこで、描画データの再作成をせずにド
ットパターンの作成を行う。
【0038】次に、文字の描画の第2の例を説明する。
この第2の場合でも、「亜」という文字を扱っており、
文字のデザインは図5(A)の左図、及びこの文字デザ
インのプライオリティ領域は、図5(A)の右図に示す
ようなものとなっている。すなわち、図5(A)に示す
ように、図4に示された「亜」よりも第三シェーディン
グ領域が外側に拡張された制御情報を有する。なお、こ
の第2の例の場合には、図5(B)の白抜きの矩形で示
したように、文字の大きさXからY及びXからZに縮小
する場合を扱う。
【0039】図5(C)の中央図及び右図に示すよう
に、文字のデザイン通りに縮小した場合には、座標情報
の重なりが発生している。そこで、座標情報の重なりが
発生している第三プライオリティ領域を縮小するように
座標情報を移動する。この線は実際に見えないため文字
がつぶれて見える。そこで、座標情報の重なりが発生し
ている第三プライオリティ領域を縮小するように座標情
報を移動する。この線は、実際には見えないため文字が
つぶれて見える。
【0040】文字のデザイン通りに縮小した場合には、
座標情報の重なりが発生している。そこで、座標情報の
重なりが発生している第三プライオリティ領域を縮小す
るように座標情報を移動する。この線は、実際には見え
ないため、図7の中央図及び右図に示すように文字がつ
ぶれて見える。
【0041】そこで、座標情報の重なりが発生している
第三プライオリティ領域を図6の左図に示すように外側
に拡張するように座標情報を移動する。この領域に含ま
れる文字パターン情報の座標情報を削除し、制御情報の
座標値を文字パターン情報の座標情報が重複している箇
所が発生している。
【0042】図6の中央図及び右図に示すように、第三
プライオリティ領域を縮小した場合でも、座標情報の重
なりが発生した場合には、座標情報と制御情報の削除と
移動とを行う。例えば、図7の左図に示すように、第三
プライオリティ領域の削除を行い、再び、この文字デザ
イン通りに大きさXからYへ、及び大きさXからZへと
縮小を行う。その結果、図7の中央図及び右図に示すよ
うに、座標情報の重なり合いが発生しない図形が生成さ
れる。そこで、描画データの再作成をせず、ドットパタ
ーンの作成を行う。
【0043】以上のように、文字のデータを優先順位に
従って、座標情報や制御情報を変化させることにより、
低解像度のデバイスであっても肉眼で見た場合に判読が
可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明によれば、文字パターンのデータを座標情報
と制御情報とにより構成し、座標情報の縮小を行う際
に、座標情報の重複が発生している場合には、制御情報
に予め割り当てられている優先情報に基づいて、描画す
る意味の低い描画情報から順次に削除や移動という処理
を施していき、目的とする出力対象のデバイスに対して
最適な描画情報を得た後に、ドットパターンの生成を行
い、さらに文字単位に基本となる輪郭線を残すことによ
り、一つのフォントを保持するだけで縮小時につぶれが
生じやすい低解像度の文字パターンであっても、つぶれ
が生じにくくなり肉眼で見た場合に判読が可能となる、
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る文字発生装置の構成
図である。
【図2】本実施の形態に係る文字発生装置の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態に係る文字発生装置の描画例のそ
の1を示す図であり、(A)は座標情報によって与えら
れる文字のデザイン、当該文字の制御情報及び該制御情
報の優先順序を示す図、(B)は、文字の大きさXと縮
小される大きさYとを示す図、(C)は、文字のデザイ
ン通りに縮小した場合の図である。
【図4】本実施の形態に係る文字発生装置の描画例のそ
の1において、文字を再度縮小する場合を示す図であ
り、(A)は第三プライオリティ領域を縮小した場合、
(B)は第三プライオリティ領域を削除した場合、
(C)は第二プライオリティ領域を縮小した場合におけ
る文字の原図と縮小されたデザインを示す図である。
【図5】本実施の形態に係る文字発生装置の描画例のそ
の2を示す図であり、(A)は座標情報によって与えら
れる文字のデザイン、当該文字の制御情報及び該制御情
報の優先順序を示す図、(B)は、文字の大きさXと縮
小される大きさY若しくはZを示す図、(C)は、文字
のデザイン通りに縮小した場合の図である。
【図6】本実施の形態に係る文字発生装置の描画例のそ
の2において、第三プライオリティ領域を縮小する場合
の文字及び縮小された文字のデザインを示す図である。
【図7】本実施の形態に係る文字発生装置の描画例のそ
の2において、第三プライオリティ領域を削除する場合
の文字及び縮小された文字のデザインを示す図である。
【符号の説明】
12 CPU 20 データ記憶部 22 出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された文字コードに基づいて該文字
    コードに対応する文字パターンの輪郭線の座標情報を読
    み出し、該座標情報に基づいて前記文字パターンの輪郭
    線の縮小を行うことによりドットパターンを生成する文
    字発生方法において、 前記文字コード毎に、該文字コードに対応する文字パタ
    ーンを予め優先順序が割り当てられた複数の制御領域に
    分割しておくと共に、この複数の制御領域を各々確定す
    るために必要な座標情報を制御情報として有し、 前記文字パターンの輪郭線の座標情報を縮小した際に座
    標情報の重なりが発生した制御領域が有るか否かを判定
    し、 座標情報の重なりが発生した制御領域が有った場合、座
    標情報の重なり合いが生じた制御領域について座標情報
    の削除又は移動を行う変更処理を行うと共に、前記優先
    順位の低い制御領域から順次に前記文字パターンの輪郭
    線の座標情報を縮小し、 前記重なり合いが無くなった文字パターンの輪郭線の座
    標情報に基づいて、縮小されたドットパターンを作成す
    ることを特徴とする文字発生方法。
  2. 【請求項2】 入力された文字コードに基づいて該文字
    コードに対応する文字パターンのドットパターンを生成
    する文字発生装置において、 前記文字パターンの輪郭線の座標情報を記憶する第1の
    記憶手段と、 前記文字コード毎に、該文字コードに対応する文字パタ
    ーンを予め優先順序が割り当てられた複数の制御領域に
    分割しておくと共に、この複数の制御領域を各々確定す
    るために必要な座標情報を制御情報として記憶する第2
    の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から前記文字パターンの輪郭線の座
    標情報を読み出し、該座標情報に基づいて前記文字パタ
    ーンの輪郭線を縮小する縮小手段と、 前記縮小手段が前記文字パターンの輪郭線の座標情報を
    縮小した際に座標情報の重なりが発生した制御領域が有
    るか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により座標情報の重なりが発生した制御領
    域が有ると判定された場合、座標情報の重なり合いが生
    じた制御領域について座標情報の削除又は移動を行う変
    更手段と、 前記重なり合いが無くなった文字パターンの輪郭線の座
    標情報に基づいて、縮小されたドットパターンを作成す
    るドットパターン作成手段と、 を備えたことを特徴とする文字発生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025688A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置およびプログラム
JP2010058309A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Casio Comput Co Ltd テープ印刷装置

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