JP3997696B2 - 画像処理のための装置、方法及び記録媒体 - Google Patents

画像処理のための装置、方法及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3997696B2
JP3997696B2 JP2000206582A JP2000206582A JP3997696B2 JP 3997696 B2 JP3997696 B2 JP 3997696B2 JP 2000206582 A JP2000206582 A JP 2000206582A JP 2000206582 A JP2000206582 A JP 2000206582A JP 3997696 B2 JP3997696 B2 JP 3997696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
page
common
character
pages
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000206582A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002027228A (ja
Inventor
葉子 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2000206582A priority Critical patent/JP3997696B2/ja
Publication of JP2002027228A publication Critical patent/JP2002027228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3997696B2 publication Critical patent/JP3997696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像認識機能付き画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多くの文書が電子データとしてやり取りされるようになってきているが、依然として紙データで大量の文書を受け取る場合も多々ある。例えば数十ページに及ぶ紙の資料などを受け取った場合など、紙で保存すると保存スペースを要する。一方、紙資料をスキャンして電子データに変換してもファイルサイズが大きくハードディスクの容量を消費する。このような紙原稿を複写する場合、ファイルスペースを節約したり、配布用の紙を節約したりするため、複数ページを縮小して1枚の用紙に出力する形式の割付コピーがよく使用される。
従来から、電子データ量を減らす1つの方法として、原稿を読み取って得られた画像データに対して、文字認識(OCR)ソフトを用いて文字認識を行い、文字画像データを文字コード化することが知られている。これにより、画像データとして保存していた内容を文字コードデータで保存できるので、電子データ量を大幅に減らすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プレゼンテーション資料などでは、視覚的効果を狙って共通に使用される背景画像部分が多い。このために、複数ページを縮小して1枚の紙に出力すると、内容と関係のない背景画像部分があって読み難いとか、背景部が広くて文字や図が小さくなり読みにくい、という問題があった。
一般に文字認識(OCR)ソフトでは、画像データを文字コードに変換できるが、文字画像以外の図形・写真などの画像部分はそのままビットマップとしてファイルに保存される。上述の問題に対処するために、文字のみを出力するように設定できる文字認識ソフトを用いることも可能である。しかし、この場合、文書中に重要な内容の図や写真があっても、これらは文字以外の画像に相当するので、出力ファイルには保存されない。従って、重要な図表が捨てられてしまい、本来の複写の目的が達成できない。
【0004】
本発明の目的は、共通画像を含む複数ページの画像を文字認識を用いて効率的に処理する画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理装置は、複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識する共通画像認識手段と、前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去する共通画像除去手段と、共通画像除去手段により共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力する画像出力手段とを有する。ここで、前記画像出力手段は、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力する。
前記画像処理装置は、好ましくは、さらに、共通画像認識手段により共通画像が除去された複数ページからなる画像を1ページの画像に編集する画像編集手段を有する。
前記画像処理装置は、好ましくは、さらに、複数ページからなる画像から文字を認識する文字認識部と、文字認識部により認識された文字を画像から除去する文字除去手段とを備え、前記共通画像認識手段は、文字除去手段により文字が除去された各ページの画像を比較することにより、共通画像を認識する。
前記画像処理装置において、好ましくは、前記の文字除去手段は、文字を除去した部分の画像を背景画像に置き換える。
【0006】
本発明に係る画像処理方法は、複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識し、前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去し、共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力することを特徴とする。ここで、画像を出力するとき、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力する。
【0007】
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識するステップと、前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去するステップと、共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力するステップとからなるプログラムを記録する。ここで、画像を出力するステップでは、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、文字認識を用いるデジタル複写装置を含むシステムの構成を示す。デジタル複写装置100は、原稿を読み取って画像データを出力する画像読取部200と、画像データを処理して印字データを生成する画像処理部300と、印字データを基に画像を用紙上に形成する画像形成部400を備える。また、デジタル複写装置100は、ネットワーク500を介してコンピュータ600とも接続される。ネットワーク500に接続されているので、コピー機能のほかにスキャン機能とプリント機能をそれぞれ独立に使用できる。これにより、画像読取部200から入力され画像処理されたデータをコンピュータ600に送信でき、また、コンピュータ600から送信されたデータを画像形成部400でプリントできる。さらに、画像読取部200は、束ねて載置された原稿を1枚ずつ画像読取位置へと搬送する自動搬送装置を有している。
【0009】
図2は画像処理部300を示す。画像処理部300は、画像読取部200とのインターフェイス部302、画像形成部400とのインターフェイス部304、OCR前処理部306、文字認識部(OCR部)308、共通画像認識部310、変倍部312、複数のぺージを処理するための画像メモリ314、Nin1合成部316および操作パネル部322からなる。なお、画像処理部300は、ハードディスク装置などの記憶装置320を備え、文字認識部308、共通認識部310などで用いるプログラムなどを格納する。ここで、OCR前処理部306は、原稿の読み取りデータの2値化などを行う。文字認識部308は、2値化画像データから文字を認識して文字コードを出力する。共通画像認識部310は、複数のぺージからなる入力画像から各ページにおける共通の画像を認識する。
【0010】
Nページの原稿を縮小して1枚の用紙に出力する形式の割付コピー(以下では、Nページを縮小して1ページの用紙に出力するコピーをNin1コピーという。)の場合には、まず、画像読取部200において、操作パネル322で、2in1、4in1などのモードを指定して、何枚の原稿を1枚の用紙にプリントするかを決定する。Nin1モードが指定された場合、または、通常コピーモードでオプションを選択した場合には、操作パネル322において、図3に示すような「背景除去」、「背景トリミング」の2つのオプション処理を選択する画面が表示される。自動原稿搬送装置に置かれた原稿は、この指定に従って処理される。
【0011】
以下、Nin1コピーについて説明する。なお、1枚の原稿を1枚の用紙にプリントするコピーは、Nin1コピーのN=1の処理と同様である。比較のため、図4に、従来のNin1コピーの例を示す。左側に示すような複数枚の原稿において、各ページに共通の画像が含まれている。この場合、右側に示す8in1コピー(N=8)において、各ページの画像がそのまま縮小される。これに対し、図5は、本実施形態において「背景除去」オプションが選択された場合のコピー出力例を示す。「背景除去」オプションが選択された場合には、8in1コピーの対象である8ぺージの原稿に共通の画像(背景画像)を認識し、認識された背景画像を除去して文字や内容部分にあたる画像のみプリントする。また、図6は、「背景トリミング」オプションが選択された場合のコピー出力例を示す。「背景トリミング」オプションが選択された場合には、8枚のぺージの原稿に共通の背景画像を認識し、認識された背景画像を除去し、背景のみに存在する領域をトリミングして、文字や内容部分にあたる画像領域を1ページ内に拡大した後、8ページを1枚の用紙に配置してプリントする。
【0012】
ここで、同じ画像処理に対する、これらユーザーが設定できるモードの構成は1通りに限られるものではない。例えば、「文字重視コピー」が指定され、かつ、Nin1コピーが指定されている場合には、自動的に各ページに共通の背景画像を検出して、トリミングを行うというような設定なども考えられる。
【0013】
以上のモード設定とは別に、この複写装置には、文字認識機能が搭載されており、コピーする際、文字を認識して文字コードをプリントするモードを選択できる。(以下、このモードをOCRコピーモードと呼ぶ。)以下、このOCRコピーモードでの処理が指定されている場合を中心に説明する。
【0014】
図7に画像処理部300の全体の処理フローを示す。インターフェース302では、原稿の読み取りによって得られた複数ページ(Nページ)の画像データを画像読取部200から受け取る(S10)。文字認識部308ではモノクロ2値画像から特徴量を抽出して文字認識を行うので、OCR前処理部306は、前処理として、文字認識部308に入力するデータを作成するため、RGBで表示されたカラー画像データから、文字が黒、背景が白のモノクロ2値データを作成する(S12)。2値化では、下地部のレベルと文字部のレベルを検出して2値化しきい値を決めるなどの方法を用いて、白地に書かれた色文字や色地に書かれた黒文字なども十分文字として認識できるようにする。OCR前処理は、他に、孤立点などのノイズ除去、原稿の傾き補正処理、つぶれ文字やかすれ文字の補正なども含む。
【0015】
次に、OCR前処理後、モノクロ2値データは、文字認識部308に入力され、文字認識処理が行われる(S14)。文字認識部308では、認識した文字の文字コードと文字サイズと各文字の位置が出力される。文字の位置とは、図8の下側に示すような1文字毎の外接矩形の座標位置で表される。それらの外接矩形の位置データをもとにページごとに文字位置の最大値と最小値を求めることにより、図8の上側に示すように、各ぺージ内の文字領域を検出し、これを基に全Nページのトータルの文字領域を決定する(S16)。この文字位置情報は、共通画像領域が求められた後に用いられる。
【0016】
次に、認識された文字をもとの画像から除去する(S18)。認識された文字を画像データから除去する処理を図9により説明する。まず、2値化された文字に対し近傍5*5の最小値をとるフィルター処理を行い、文字部分を膨張させる。次に、その膨張させた文字データと文字認識部308により求められている文字外接矩形とのANDをとり、カラー画像のその画素のデータを白に書き換える。これにより、文字部分は白く抜き取られる。文字の除去された画像は、文字が白地に書かれている場合であれば白地に、また色のついた背景部などに書かれている場合は周りの背景画像で補完された背景画像になる。
【0017】
このようにして、文字の除去された画像に対して、共通画像認識部312は、Nページにおける共通の画像(背景画像)の認識処理を行う(S20)。図10を用いて、共通画像認識(図7、S20)をより詳細に説明する。
図10のフローチャートは、例えばNページからなる原稿において、1ページ目と2ページ目の画像データ、2ページ目と3ページ目の画像データ、3ページ目と4ページ目の画像データ、・・・を比較していき、これらの比較結果に基いて共通画像の有無、及び、共通画像が存在する領域を決定するものである。まず、ページ番号を表わす変数nの初期値を1とする(S100)。次に、全Nページの画像データを、図11に示すフィルタを用いて平滑化する(S102)。平滑化は、原稿内に含まれる網点画像が共通画像認識結果に悪影響を及ぼすことがあるために行われる。本実施形態においては、全画像データに対して平滑化を行うが、後述するような画像データの比較に用いられる領域のみに対して平滑化を行うようにしてもよい。
【0018】
次に、平滑化処理した画像を、図12に示すようなブロックに分割して(S104)、ブロックごとに前述のように2ページづつ比較していく(S106)。例えば、nページと(n+1)ページを比較する場合、nページのそれぞれのブロックの中心画素の値をそのブロックの代表値とし、(n+1)ページの同じ位置のブロック内に同じ画像データが存在するかどうかを調べる(S108)。ブロック毎に比較するときに、このようにブロック分だけ位置に許容範囲を持たせて比較するのは、原稿がプリントされるときの位置精度や、原稿が画像読取部200などで入力されるときの位置精度の問題から、同じ背景画像であっても全く同じ位置にあるのではなく、少しずれているからである。ブロックの大きさは、本実施形態では17*17画素に設定している。次に、nページと(n+1)ページの画像について、ブロック内の各画素の赤、緑、青の入力画像データR,G,Bそれぞれの差の合計の最小値ΔVを求める。
即ち、
ΔV(i,j)=Min(Rn+1(i, j, k, l)−Rn(i,j)),Gn+1(i, j, k, l)−Gn(i, j),Bn+1(i, j, k, l)−Bn(i, j))
ここに、(i,j)は(x,y)ブロック番号であり、(k,l)はブロック内の画素位置である。(本実施形態では、k、lは0〜16の整数である。)そして、ΔVの値に応じて、そのブロックの比較結果が同一の画像データか異なる画像データかを判別する。即ち、Vkを定数として、定数以下であれば、同じ画像データが存在したと判別して、そのブロックの比較結果は「同一」とする。
ΔV(i,j)≦Vkのとき、ブロック(i,j)の判別結果=0(同一画像データ)
ΔV(i,j)>Vkのとき、ブロック(i,j)の判別結果=1(異なる画像データ)
ただし、ブロック内の17*17の画素をすべて比較して、さらに、差の最小値を求めるのは非常に時間がかかるので、中心画素から順に比較していき、
ΔV(i,j)≦Vk
を満たす画素が見つかった時点で次のブロックの処理へ進むという方法でも、結果は同じである。図13は、このような方法で、各ページの画像データを比較した判別結果の例を示す。共通画像と文字のみのぺージの場合(上側の例)では、基本的にぺージ全体が判別結果=0(同一)となるが、共通画像以外の画像(以下、内容画像と呼ぶ)が存在するぺージの場合(下側の例)では、内容画像の部分が判別結果=1(相違)となる。
【0019】
さらに、文字部などで、偶然に同一画像データと判別されたブロックを除くために、判別結果=0(同一)のブロックが孤立ブロックとして存在する場合は、孤立ブロックを除去する(S110)。孤立ブロックとは、判別結果=0(同一)の注目ブロックに対し、8近傍すべてのブロックの判別結果の値が0でないようなブロックのことをいう。
【0020】
次に、nをインクリメントし(S112)、nが全ページNを越えない場合は(S114)、まだ処理されていないページがあるので、ステップS104に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0021】
全ページについて上述の処理が終わると、図14に示すようにNページ分の判別データから、各ブロックについて、判別データのうち判別結果=0(同一)の個数をカウントし(S116)、その値によってブロック毎に、共通背景画像のみ、共通背景画像+内容画像、共通背景画像なしの3つに判別する(S118)。即ち、
(1)カウント数=Nのとき、 共通背景画像のみのブロック
(2)k<カウント数<Nのとき、 共通背景+内容画像
(0<k<N、ここにkは定数)
(3)カウント数=0のとき、 共通画像なし
という3つに判別する。このように、ページ内すべてのブロックについて、判別結果=0(同一)の個数を数えて、判別し、共通画像のみの領域が求められる。ここで、共通画像の画像データは、判別結果=0(同一)となっているぺージの文字除去後の画像データを採用すればよく、共通画像が認識されたことになる。
【0022】
図7に戻って説明を続けると、さらに、共通画像+内容画像と認識された領域について、求めた共通画像のデータと判別結果=1(相違)となっているぺージの画像データをブロック毎に再度比較すると、共通画像でない画像データが認識され、内容画像の存在するぺージが確定できる(S22)。これら内容画像が存在する領域は、消去や、トリミングをしてはいけない領域であり、その領域を共通画像以外の画像データとして残さなければならない。共通画像が認識された後、文字認識部308から出力された文字領域と共通画像認識部310から出力された共通画像のみが存在する領域のデータを用いて、共通画像として除去またはトリミングをする部分が決定される。S16について説明したように、Nページトータルの文字領域が求められており、以上の処理で、Nページ分の最大文字領域と共通画像のみの領域がわかる。
【0023】
次に、背景トリミングオプションが選択されている場合は(S24でYES)、その領域データをもとに倍率を設定する(S26)。また、背景トリミングオプションが選択されていない場合は、共通画像(背景画像)のみの画像を除去する。
【0024】
図15はトリミングおよび背景除去領域を示す。図に示すとおり、文字領域と内容画像領域のORをとることにより、残さなければならない領域、即ち、必要な領域が求められる。図の斜線領域は、(文字を除いて)共通の背景画像のみが存在する領域を表し、文字領域の部分が必要な領域を表している。従って、トリミング時の倍率β'は、必要な領域の横の長さをLx、縦の長さをLy、原稿の縦の長さをLpx、横の長さをLpyとすると、次のように求められる。
β'=Min(Lpx/Lx,Lpy/Ly)*β
ここに、βは、トリミングなしの時のNin1コピーによる倍率である。ただし、実際は、余白を考慮する必要があるので、Lx、Lyに適当な余白分を足しておき、同様の計算を行う方がよい。
【0025】
一方、背景除去オプションが選択されている時は、必要な領域以外の画像をすべて消去する。必要領域に関しては、文字認識部308で認識された文字コードを配置すればよい。また、文字以外の画像であって残す必要のある内容画像の領域も、各ページの判別データからわかっているので、ビットマップ画像として配置する。
背景除去あるいはトリミング時の倍率設定を行った後は、通常のNin1コピーの変倍(S28)とレイアウト処理(S30)とを行い、プリント用データを出力する。
【0026】
以上のような手順で、プレゼンテーション資料のような共通画像のある複数ページの原稿から共通画像を認識することにより、共通画像以外の画像部分(内容画像)を残しながら共通画像を除去したり、共通画像のみが存在する領域をトリミングして出力することができる。
【0027】
この実施形態では、OCRによる文字認識を行う場合の処理例を示した。ここで、共通画像認識の前に文字認識処理を行い、文字領域認識を行うと同時に、認識した文字を除去する処理を行った。しかし、文字認識を行わない場合でも、同様の機能を実現することができる。すなわち、文字も含めた画像を直接比較して共通画像を認識することにより、細かい認識方法に違いはあるものの、同様の割付コピー(Nin1コピー)を実現できる。
【0028】
【発明の効果】
本発明では、複数ページの原稿について、通常のコピーまたは割付コピーをする際、複数のページからなる画像に共通の画像(背景画像)を認識し、ユーザーの指示に応じて、共通画像を除去することにより、共通画像のない文字の読みやいコピー出力を得ることができる。
さらに、ユーザーの指示に応じて、共通画像のみが存在する領域をトリミングして余白を少なくして出力することにより、通常のコピーまたは割付コピーより大きな文字サイズで印字された読みやすいコピー出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 システムの構成を示す図
【図2】 画像処理部の構成を示す図
【図3】 操作パネルの表示の図
【図4】 従来の割付コピーの1例の図
【図5】 背景除去オプション指定時の出力の説明図
【図6】 背景トリミングオプション指定時の出力の説明図
【図7】 全体の処理フローチャート
【図8】 文字領域を説明するための図
【図9】 文字削除を説明するための図
【図10】 共通画像認識の処理フローチャート
【図11】 平滑化フィルターの図
【図12】 画像比較を説明するための図
【図13】 判別結果の例の図
【図14】 Nページ分の判別結果の比較の図
【図15】 倍率計算を説明するための図
【符号の説明】
100 ネットワーク、 200 画像読取部、 300 画像処理部、 308 文字認識部、 310共通画像認識部、 316 Nin1合成部、 400 画像形成部、 600 コンピュータ。

Claims (6)

  1. 複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識する共通画像認識手段と、
    前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去する共通画像除去手段と、
    共通画像除去手段により共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力する画像出力手段と
    を有し、前記画像出力手段は、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. さらに、前記共通画像認識手段により共通画像が除去された複数ページからなる画像を1ページの画像に編集する画像編集手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、複数ページからなる画像から文字を認識する文字認識部と、文字認識部により認識された文字を画像から除去する文字除去手段とを備え、
    前記共通画像認識手段は、文字除去手段により文字が除去された各ページの画像を比較することにより、共通画像を認識することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記文字除去手段は、文字を除去した部分の画像を背景画像に置き換えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識し、
    前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去し、
    共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力し、
    この画像の出力において、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力することを特徴とする画像処理方法。
  6. 複数ページからなる画像が入力された場合に、各ページにおける共通の画像を認識するステップと、
    前記複数ページからなる画像から共通の画像を除去するステップと、
    共通画像が除去された複数ページからなる画像を出力するステップとからなり、
    この画像の出力するステップにおいて、各ページについて、共通画像が除去された画像を当該ページ内に拡大して出力する
    プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000206582A 2000-07-07 2000-07-07 画像処理のための装置、方法及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3997696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206582A JP3997696B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 画像処理のための装置、方法及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000206582A JP3997696B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 画像処理のための装置、方法及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002027228A JP2002027228A (ja) 2002-01-25
JP3997696B2 true JP3997696B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=18703483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000206582A Expired - Fee Related JP3997696B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 画像処理のための装置、方法及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3997696B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005064704A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、プログラム及び記憶媒体
JP4665522B2 (ja) * 2005-01-19 2011-04-06 富士ゼロックス株式会社 画像データ処理装置
US8423900B2 (en) * 2009-08-20 2013-04-16 Xerox Corporation Object based adaptive document resizing
JP6138079B2 (ja) * 2014-03-28 2017-05-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP6190760B2 (ja) * 2014-05-30 2017-08-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2518421B2 (ja) * 1989-10-19 1996-07-24 日本電気株式会社 書画情報蓄積装置
JPH04167188A (ja) * 1990-10-31 1992-06-15 Ricoh Co Ltd 文字列整形装置
JP3197018B2 (ja) * 1991-03-05 2001-08-13 株式会社リコー 画像処理装置
JPH11261800A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Ricoh Co Ltd デジタル画像形成装置
JP2000048191A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び画像処理プログラムを記録した媒体
JP2000165649A (ja) * 1998-11-27 2000-06-16 Olympus Optical Co Ltd 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002027228A (ja) 2002-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5274495B2 (ja) 文書画像サイズ変更方法
US8203748B2 (en) Image processing apparatus, control method therefor, and program
JP4586241B2 (ja) 画像処理装置
JP2003152995A (ja) 画像処理装置
JP4035228B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
US7672008B2 (en) Image processing device, method and program product for separating character, halftone graphic, and halftone photographic regions
US8218911B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
US20050226503A1 (en) Scanned image content analysis
JP5187331B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータプログラム
JPH0581424A (ja) ノイズ除去方法
US7693332B2 (en) Image processing apparatus capable of generating distributable image while maintaining readability and security
JP3997696B2 (ja) 画像処理のための装置、方法及び記録媒体
JP4502001B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3899872B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法ならびに画像処理プログラムおよびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3554130B2 (ja) 画像処理方法
JP2000295468A (ja) 画像処理装置
JP4792835B2 (ja) 画像処理装置
JP4710672B2 (ja) 文字色判別装置、文字色判別方法、およびコンピュータプログラム
JP4263156B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2004080341A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体
JP3899800B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP4569162B2 (ja) 画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理装置
JP2008193234A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP2007028181A (ja) 画像処理装置
JP2004048130A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、および画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040423

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees