JP3964767B2 - ホストコンピュータ及びデータ処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータ及びデータ処理方法に関し、特に、連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データを扱うホストコンピュータ及びデータ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、印刷システム等において、ホストコンピュータにデータ出力機器であるプリンタを直接接続できない場合には、ホストコンピュータとプリンタとの間にインタフェースユニットを介在させて接続するようにしている。
【0003】
このような印刷システムにおいては、図5に示されるように、まず、▲1▼において、ホストコンピュータ側で印刷処理対象である画像データがRIP展開(ビットマップデータに展開)され、ビットマップ形式の連続調画像データ(以下、CT画像データ)と線画像データ(以下、LW画像データ)とに変換される。変換されたCT画像データ及びLW画像データはインタフェースユニットに転送されるが、一般的には、画像データをそのまま転送すると転送時間が長くなってしまい、インタフェースユニット側の負荷が増大すると共に、転送されたデータを蓄積するためにより大きな容量のバッファメモリが必要となるため、▲2▼において、ホストコンピュータ側でCT画像データとLW画像データとを各々圧縮してから転送するようにしている。
【0004】
なお、図示されるように、一般的には、CT画像データの圧縮には非可逆方式が用いられ、LW画像データの圧縮には可逆方式が用いられている。この非可逆方式は、圧縮したデータを伸張しても完全には復元できないが、圧縮率の指定が可能である。これに対して、可逆方式は、圧縮率の指定は不可能であるが、圧縮したデータを完全に復元できる。従って、非可逆方式は、写真や画像等の連続調画像データの圧縮に適しており、可逆方式は、文字等の線画像データの圧縮に適している。
【0005】
圧縮されたCT画像データ及びLW画像データは、ホストコンピュータからインタフェースユニットに転送され、一旦バッファメモリに蓄積される。▲3▼では、圧縮されたCT画像データ及びLW画像データはバッファメモリから読み出されて各々伸張される。▲4▼では、伸張して得られたCT画像データ及びLW画像データが1つの画像データに合成されると共に必要なタグが付加されてプリンタに出力される。
【0006】
ところで、印刷処理に関する技術として、バンドメモリ技術を採用した印刷処理装置及び方法において、中間データからラスタデータへの展開が予め定められた時間以内に終了しないバンドバッファに対してのみ、単層化処理、すなわち、画像データの描画要素の重なりを除去する処理を行うことにより描画処理時間を短く抑えることができる印刷処理装置及び方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
また、圧縮率を高めるための技術として、マルチレイヤ方式の無損失サブバンド変換圧縮を行う画像圧縮装置において、画素毎に最適画素値を算出することにより、サブバンド変換符号化信号のエントロピーを減少させて圧縮率を高めることができる画像圧縮装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−119930号公報
【特許文献2】
特開2001−112008公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の印刷システムにおけるインタフェースユニットは、一般的に、所定の圧縮率(例えば、圧縮率1/10程度)を満たしたデータが転送されることを条件に設計されているため、転送された画像データが圧縮率を満さない場合には、インタフェースユニットで必要な処理が実行できないという問題がある。
【0010】
すなわち、CT画像データについては圧縮率が保証される非可逆方式により圧縮されるが、LW画像データについては圧縮率が保証されない可逆方式で圧縮されるため、LW画像データの圧縮の結果、圧縮率の低いデータが形成される場合があり、圧縮されたデータのデータ量がインタフェースユニットのバッファメモリの容量(すなわち、データ蓄積可能容量)よりオーバーし、インタフェースユニットでの処理が不可能となるのである。
【0011】
このような問題点に対し、上記従来の技術では、画像データのデータ量を削減したり、圧縮率を高めることはできるが、データ量を確実にインタフェースユニットのデータ蓄積可能容量以下にすることはできないため、ホストコンピュータからインタフェースユニットに転送される全ての画像データについて必要な処理を確実に実行することはできない。
【0012】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、画像データを転送先で確実に処理できるよう圧縮することができるホストコンピュータ及びデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明のホストコンピュータは、インタフェースユニットを介してデータ出力機器と接続されたホストコンピュータであって、連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、連続調画像データを非可逆方式で圧縮すると共に、線画像データを可逆方式で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データのデータ量の和が、前記インタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えたか否かを判断する判断手段と、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データを前記インタフェースユニットに出力すると共に、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量を超えたと判断された場合には、前記線画像データを前記非可逆方式で圧縮し直し、前記非可逆方式で圧縮し直した線画像データを前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データにマージして前記インタフェースユニットに出力する制御手段と、を含んで構成されている。
【0014】
本発明は、連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、連続調画像データは非可逆方式で圧縮されると共に、線画像データは可逆方式で圧縮される。圧縮により得られた連続調画像データ及び線画像データのデータ量の和が、インタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えたか否かが判断される。データ量の和がデータ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、圧縮された連続調画像データ及び線画像データがインタフェースユニットに出力される。データ量の和がデータ蓄積可能容量を超えたと判断された場合には、線画像データが非可逆方式で圧縮し直され、非可逆方式で圧縮し直された線画像データが非可逆方式で圧縮された連続調画像データにマージされてインタフェースユニットに出力される。
【0015】
これにより、連続調画像データを非可逆方式で圧縮し、線画像データを可逆方式で圧縮した結果、圧縮後の連続調画像データと線画像データのデータ量の和がインタフェースユニットのデータ蓄積可能容量(例えば、バッファメモリ等の容量)を超えてしまった場合であっても、非可逆方式によって圧縮し直してインタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えないようにし、インタフェースユニットに出力することができるため、インタフェースユニットで、ホストコンピュータから出力された画像データを確実にバッファメモリ等に蓄積して処理することができる。また、画像データを蓄積するためのバッファメモリ等の容量を最小とすることができ、インタフェースユニットの製造コストを削減することができる。
【0016】
なお、データ出力機器は、データを用紙に印刷するプリンタであってもよいし、データを加工して他の外部機器に出力するための電子機器であってもよい。
【0018】
更に、本発明により、線画像データを非可逆方式で圧縮し直してインタフェースユニットに出力する場合に、連続調画像データと線画像データとをマージして出力することができるため、インタフェースユニット側では、圧縮されたデータを伸張する手間が1度で済むと共に、伸張後に通常インタフェースユニットで行われる合成処理が不要となる。従って、処理時間が大幅に削減されると共に、インタフェースユニットの負荷が軽減される。
【0023】
また、請求項2に記載の発明のデータ処理方法は、圧縮された連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データを転送した後、転送先で伸張するデータ処理方法において、非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、予め定めたデータ蓄積可能容量以下の場合には、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データ及び可逆方式で圧縮された線画像データを転送すると共に、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、前記データ蓄積可能容量を超えた場合には、線画像データを前記非可逆方式で圧縮し直し、前記非可逆方式で圧縮し直した線画像データを前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データにマージして転送するようにしたものである。
【0024】
これにより、圧縮された画像データのデータ量が転送されたデータを蓄積するための例えばバッファメモリ等の記憶領域の容量をオーバーした場合に、容量がオーバーしないように圧縮し直して転送することができ、どのような画像データも確実に転送されて処理されることが可能となる。
【0025】
なお、非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和を、データ蓄積可能容量と比較する処理は、転送元で行われても良いし、転送先で行われてもよい。
また、請求項3に記載の発明のホストコンピュータは、インタフェースユニットを介してデータ出力機器と接続されたホストコンピュータであって、連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、連続調画像データを非可逆方式で圧縮すると共に、線画像データを可逆方式で圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データのデータ量の和が、前記インタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えたか否かを判断する判断手段と、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データを前記インタフェースユニットに出力すると共に、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量を超えたと判断された場合には、前記圧縮前の連続調画像データ及び線画像データをマージした後に、マージしたデータ全体を前記非可逆方式で圧縮して前記インタフェースユニットに出力する制御手段と、を含んで構成されている。
また、請求項4に記載の発明のデータ処理方法は、圧縮された連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データを転送した後、転送先で伸張するデータ処理方法において、非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、予め定めたデータ蓄積可能容量以下の場合には、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データ及び可逆方式で圧縮された線画像データを転送すると共に、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、前記データ蓄積可能容量を超えた場合には、圧縮前の連続調画像データ及び線画像データをマージした後に、マージしたデータ全体を前記非可逆方式で圧縮して転送するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
なお、以下では、本発明を印刷システムに適用した場合について説明する。
【0028】
図1に示されるように、本実施の形態の印刷システムは、ホストコンピュータ60と、プリンタ70とが、インタフェースユニット10を介して接続されている。ホストコンピュータ60は、インタフェースユニット10と汎用インタフェース(I/F)及び汎用ケーブルにより接続されており、ホストコンピュータ60からインタフェースユニット10に印刷処理対象の画像データ等が出力される。また、プリンタ70は、インタフェースユニット10と専用I/F及び専用ケーブルにより接続されており、ホストコンピュータ60の汎用I/Fからインタフェースユニット10を介して入力された画像データに基づいてカラー印刷処理を実行する。
【0029】
図2に示されるように、インタフェースユニット10には、マザーボード12が設けられている。マザーボード12には、CPU16が設けられ、CPU16には外部バス48によりROM18が接続され、更にまた外部バス48及びコネクタ52を介してRAM20が接続されている。ROM18には、ホストコンピュータ60から入力された圧縮された画像データを伸張してプリンタ70へ出力するための処理を実行するため処理ルーチンのプログラムが記憶されている。RAM20の一部の領域はホストコンピュータ60から入力された圧縮された画像データを一時的に格納しておくバッファ(以下、この領域をバッファメモリと呼称)として使用される。このバッファメモリの容量が本発明におけるデータ蓄積可能容量に相当する。
【0030】
また、マザーボード12には、拡張バスとして複数のPCIバス22が設けられており、PCI−PCIブリッジ24により相互接続されている。また、CPU16にはPCIブリッジ26が設けられており、CPU16の内部バスとPCIバス22とが相互接続されている。
【0031】
PCIバス22には、拡張カード等を装着するための複数のスロット46が設けられている。これらスロット46に、SCSIやRS232C等の汎用入出力I/F28と、制御回路38と、4枚のドータボード14が装着されている。汎用入出力I/F28には、ホストコンピュータ60から圧縮された画像データが入力される。制御回路38は、常時電力が供給されると共に、OR回路30(詳細は後述)からの出力信号(パワーオン要求信号)及びCPU16からの出力信号に基づいてリレー40を構成するコイルに電流を流すことにより、リレー40のリレー接点のオン/オフを制御する。リレー接点の一端は、交流電源に接続されるプラグが接続され、他端には交流を直流に変換する電源回路42が接続されており、接点がオンされた場合に、電源回路42からコネクタ50を介してマザーボード12に電力が供給される。すなわち、インタフェースユニット10は、パワーオン要求信号が入力された場合には、マザーボード12に電力が供給されてフルパワーの状態となるが、所定の契機(例えば、所定の処理の終了後等)にリレー接点がオフされ、マザーボート12への電力供給が絶たれた状態(パワーダウンした状態)が維持される。
【0032】
ドータボード14は、ホストコンピュータ60からの画像データをプリンタ70に出力する処理を行うための基板であり、プリンタ70と接続するための専用出力I/F54が設けられている。画像データは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の各色データ毎にプリンタ70に出力されて処理されるため、ドータボード14は各色データ毎にマザーボード12に装着されている。各ドータボード14から、伸張された各色毎の画像データがプリンタ70に出力される。
【0033】
更にまた、インタフェースユニット10には、パワー制御基板56が設けられている。パワー制御基板56には、パワーオン要求信号を入力するための汎用入力I/F32と、同じくパワーオン要求信号を入力するための専用入力I/F34と、パワーオン要求信号を出力するための専用出力I/F36とが設けられている。汎用入力I/F32、専用入力I/F34及び専用出力I/F36は、パワー制御基板56上に設けられたOR回路30に接続され、パワーオン要求信号が汎用入力I/F32又は専用入力I/F34から入力された場合には、OR回路30によりパワーオン要求信号が制御回路38及び専用出力I/F36に出力される。パワー制御基板56には、インタフェースユニット10がフルパワーの状態或いはパワーダウンした状態のいずれの状態であっても、常時電力が供給される。
【0034】
本実施の形態では、汎用ケーブルによりインタフェースユニット10の汎用入力I/F32とホストコンピュータ60のパワーオン要求用の汎用I/F(後述)とが接続され、専用入力I/F34及び専用出力I/F36は用いられていない。
【0035】
次に、ホストコンピュータ60の構成を説明する。
【0036】
図3に示されるように、ホストコンピュータ60には、CPU62が設けられ、CPU62には外部バスにより、ROM64と、RAM66と、内蔵ハードディスク(HDD)68とが接続されている。ROM64には、インタフェースユニット10のバッファメモリの容量(データ蓄積可能容量)の情報と、画像データを圧縮してインタフェースユニット10に出力するための処理を実行する処理ルーチンのプログラムとが記憶されている。HDD68には、各種画像データ等が記録される。
【0037】
また、CPU62には、データ用の汎用I/F72と、パワーオン要求用の汎用I/F74と、LANインタフェース76とが拡張バスのスロットに装着された状態で接続されている。データ用の汎用I/F72からは、インタフェースユニット10へ画像データが出力される。パワーオン要求用の汎用I/F74からは、インタフェースユニット10をフルパワー状態にするためのパワーオン要求信号が出力される。LANインタフェース76は、ホストコンピュータ60とネットワーク上の外部装置とを接続する。これによりネットワークを介して画像データや各種情報等が送受信される。なお、図1では、パワーオン要求用の汎用I/F74の図示は省略されている。
【0038】
なお、上述したホストコンピュータ60を構成するデバイスは、図示されないマザーボード上に搭載されているか、或いはマザーボード上のコネクタやバスのスロット等に装着されている。
【0039】
以下、図4のフローチャートを用いて、ホストコンピュータ60のCPU62による本実施の形態のデータ処理の流れの詳細を説明する。
【0040】
ステップ100で、印刷処理対象の画像データがホストコンピュータ60のHDD68から読み出される。読み出された画像データがRIP展開され、ビットマップ形式のCT画像データとLW画像データとが得られる。CT画像データは非可逆方式で圧縮され、LW画像データは可逆方式で圧縮される。なお、非可逆方式では、デフォルトで圧縮率(例えば1/10程度)が設定されている。
【0041】
次に、非可逆方式で圧縮されたCT画像データと可逆方式で圧縮されたLW画像データのデータ量の和が演算され、ROM64からインタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量が読み出され、ステップ102で、演算されたデータ量の和が、インタフェースユニット10のバッファメモリの容量(データ蓄積可能容量)を超えているか否かが判断される。演算されたデータ量の和が、インタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、ステップ104で、既に圧縮済みのCT画像データとLW画像データとがデータ用の汎用I/F72を介してインタフェースユニット10に出力される。
【0042】
また、ステップ102で、演算されたデータ量の和が、インタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量を超えていると判断された場合には、ステップ106で、LW画像データが非可逆方式で圧縮し直されて、CT画像データとマージされる。マージされたデータには、このデータがマージデータであるということを識別するための識別子が格納される。ステップ108で、マージされたデータがインタフェースユニット10に出力される。なお、非可逆方式の圧縮率は上述のようにデフォルト値が設定されているが、画像データのデータ量が大きい場合には、圧縮率を可変として、インタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量以下のデータ量となるよう、より高い圧縮率で圧縮処理することもできる。
【0043】
次に、インタフェースユニット10におけるデータ処理の流れを説明する。
【0044】
ホストコンピュータ60からインタフェースユニット10に出力された圧縮された画像データは、汎用入出力I/F28を介してインタフェースユニット10のバッファメモリ(RAM20)に一旦蓄積される。上述した識別子によりバッファメモリに蓄積された圧縮データがマージデータか否かが判断される。マージデータであれば、圧縮された方式と同様の非可逆方式によりマージデータが伸張され、プリンタ70での出力処理に必要なタグが付加されて各色データ毎のマザーボード12に設けられた専用出力I/F54からプリンタ70に伸張したデータが出力される。
【0045】
また、バッファメモリに蓄積された圧縮データがマージデータでないと判断された場合には、対応するCT画像データとLW画像データとをそれぞれの圧縮形式に対応した形式で伸張する。伸張して得られたCT画像データとLW画像データは、1つの画像データとして合成され、上述のマージデータと同様に、プリンタ70での出力処理に必要なタグが付加されて同様に出力される。
【0046】
このように、圧縮された画像データのデータ量が、インタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量を超えた場合であっても、通常は可逆方式で圧縮されるLW画像データを、非可逆方式で圧縮し直すことで、データ蓄積可能容量の制限を満たすことが可能となるため、どのような画像データであっても印刷処理が可能となる。
【0047】
なお、上述した実施の形態では、圧縮された画像データのデータ量が、インタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量を超えた場合に、LW画像データを非可逆方式で圧縮し直すと共に、CT画像データとLW画像データとをマージしてインタフェースユニット10に出力する例について説明したが、LW画像データを圧縮し直すのみで、CT画像データとマージはせずに別々に出力するようにしてもよい。
【0048】
また、上述した実施の形態では、マージする場合に、非可逆方式で圧縮し直したLW画像データを、既に非可逆圧縮済みのCT画像データにマージする例について説明したが、図6のステップ110及びステップ112に示すように、CT画像データとLW画像データとをマージした後に、マージしたデータ全体を非可逆圧縮してもよい。
【0049】
更にまた、上述した実施の形態では、ホストコンピュータ60側で、圧縮されたデータ量がインタフェースユニット10のデータ蓄積可能容量を超えているか否かを判断する例について説明したが、この判断の処理をインタフェースユニット10側で行うようにしてもよい。この場合には、ホストコンピュータ60では、従来と同様、非可逆形式で圧縮されたCT画像データと可逆形式で圧縮されたLW画像データとをそのままインタフェースユニット10に出力する。出力された画像データについては、インタフェースユニット10での入力処理時にバッファメモリの容量が足りるか否かがCPU16により判断され、足りないと判断された場合には、ホストコンピュータ60に対しLW画像データを非可逆方式で圧縮し直して出力するよう指示が出力される。これにより、インタフェースユニット10で画像データを確実に処理して、プリンタ70に出力することができる。
【0050】
更にまた、上述した実施の形態では、ホストコンピュータ、インタフェースユニット、プリンタ(データ出力機器)が各1台ずつで構成された印刷システムを例にとり説明したが、各装置が複数で構成されていてもよく、様々な形態のシステムに適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明によれば、連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、圧縮された画像データのデータ量がインタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えた場合には、通常は可逆方式で圧縮される線画像データを非可逆方式で圧縮し直すようにしたため、容量オーバーによりインタフェースユニットでの処理が不可能となる事態が防止され、画像データを確実に処理することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成を示した概念図である。
【図2】 インタフェースユニットの構成を示したブロック図である。
【図3】 ホストコンピュータの構成を示したブロック図である。
【図4】 ホストコンピュータにおけるデータ処理の流れを示したフローチャートである。
【図5】 従来の印刷システムにおけるデータ処理の流れを示した概念図である。
【図6】 ホストコンピュータにおけるCT画像データとLW画像データとをマージした後に、マージしたデータ全体を非可逆圧縮する場合のデータ処理の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 インタフェースユニット
16 CPU(判断手段、指示手段)
18 ROM
28 汎用入出力I/F(入力手段)
60 ホストコンピュータ
62 CPU(圧縮手段、判断手段、制御手段)
64 ROM
70 プリンタ(データ出力機器)

Claims (4)

  1. インタフェースユニットを介してデータ出力機器と接続されたホストコンピュータであって、
    連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、連続調画像データを非可逆方式で圧縮すると共に、線画像データを可逆方式で圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データのデータ量の和が、前記インタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えたか否かを判断する判断手段と、
    前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データを前記インタフェースユニットに出力すると共に、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量を超えたと判断された場合には、前記線画像データを前記非可逆方式で圧縮し直し、前記非可逆方式で圧縮し直した線画像データを前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データにマージして前記インタフェースユニットに出力する制御手段と、
    を含むホストコンピュータ。
  2. 圧縮された連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データを転送した後、転送先で伸張するデータ処理方法において、
    非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、予め定めたデータ蓄積可能容量以下の場合には、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データ及び可逆方式で圧縮された線画像データを転送すると共に、
    前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、前記データ蓄積可能容量を超えた場合には、線画像データを前記非可逆方式で圧縮し直し、前記非可逆方式で圧縮し直した線画像データを前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データにマージして転送するデータ処理方法。
  3. インタフェースユニットを介してデータ出力機器と接続されたホストコンピュータであって、
    連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データについて、連続調画像データを非可逆方式で圧縮すると共に、線画像データを可逆方式で圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データのデータ量の和が、前記インタフェースユニットのデータ蓄積可能容量を超えたか否かを判断する判断手段と、
    前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量以下であると判断された場合には、前記圧縮手段により圧縮された連続調画像データ及び線画像データを前記インタフェースユニットに出力すると共に、前記データ量の和が前記データ蓄積可能容量を超えたと判断された場合には、前記圧縮前の連続調画像データ及び線画像データをマージした後に、マージしたデータ全体を前記非可逆方式で圧縮して前記インタフェースユニットに出力する制御手段と、
    を含むホストコンピュータ。
  4. 圧縮された連続調画像と線画像とが混在した画像の画像データを転送した後、転送先で伸張するデータ処理方法において、
    非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、予め定めたデータ蓄積可能容量以下の場合には、前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データ及び可逆方式で圧縮された線画像データを転送すると共に、
    前記非可逆方式で圧縮された連続調画像データと可逆方式で圧縮された線画像データのデータ量の和が、前記データ蓄積可能容量を超えた場合には、圧縮前の連続調画像データ及び線画像データをマージした後に、マージしたデータ全体を前記非可逆方式で圧縮して転送するデータ処理方法
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