JP4476909B2 - 印刷装置、印刷処理方法、印刷処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷処理方法、印刷処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置に関するものである。
従来の画像データ処理装置において、大容量の画像データを一旦ハードディスクに記憶させ、当該ハードディスクから読み出した画像データを用いて印刷を行う技術が知られている(特許文献1,2参照)。
これにより、複数ページ分の画像データを複数部印刷する場合でも、当該画像データを一旦ハードディスクに記憶させ、ページ順に画像データを読み出して、各部の印刷処理を行う、いわゆる電子ソート機能を実現することができる。
しかしながら、ハードディスクに対する書き込み/読み出し速度(アクセス速度)は、メモリへのアクセス速度に比べて非常に低速である。そのため、印刷エンジンの処理速度を速くしても、ハードディスクからのデータ読み出し速度が当該印刷エンジンの処理速度に間に合わず、所望の印刷処理性能がだせないという問題が生じる。
図7は、ハードディスクに画像データを一旦書き込んだ後、当該ハードディスクから画像データを読み出して印刷実行する場合のデータフローである。
なお、図7は、ハードディスクの最大処理速度が60[Mbyte/sec]であり、1ページ当りの画像データ量が60[Mbyte/page]である場合の例である。また、ハードディスクの最大処理速度が60[Mbyte/sec]の場合、同時に同量の画像データの書き込みおよび読み出しを行うとすると、それぞれの処理速度は最大30[Mbyte/sec]となる。
図7に示されるように、CPUは、画像データをメモリ上に展開した後、当該画像データをハードディスクに書き込む。この際のデータ書き込み速度は、上述したように最大30[Mbyte/sec]である。
一方、印刷エンジンは、ハードディスクから画像データをメモリ上に読み出し、読み出した画像データに基づいて印刷処理を実行する。この際のデータ読み出し速度は、上述したように最大30[Mbyte/sec]である。すなわち、印刷エンジンは、30[Mbyte/sec]のデータ処理速度で印刷実行することとなる。
よって、単位時間(例えば1分)当りの印刷ページ数を示す印刷速度は、以下のようになる。
印刷速度: 60[sec/min]÷(60[Mbyte/page]÷30[Mbyte/sec])
=30[page/min]
なお、ここでは書き込みデータと読み出しデータを同量と定義した。仮に読み出しのみを60[Mbyte/sec]で行いつつ印刷を行った場合、印刷速度は一時的に2倍の60[page/min]となる。しかしながら、1ジョブ終了後、次のジョブの画像データをハードディスクに書き込むまでの間は全く出力ができないため、複数ジョブ全体での印刷速度は60[page/min]とはならない。よって、複数ジョブを絶え間無く連続して印刷する速度を印刷速度として定義する場合、ハードディスクからの現行の印刷ジョブの画像データの読み出しと、次の印刷ジョブの画像データの書き込みは並行して行われる必要がある。また、多部数印刷を行う場合は1回書き込んだデータを複数回読み出して印刷を行うため、書き込みと読み出しのデータ量は同じにはならないが、ここでは書き込み及び読み出しの取り扱うデータ量が最も多い1部印刷の場合を想定して、書き込みと読み出しは同量と仮定している。
このように、印刷速度は、ハードディスクの処理速度に依存してしまう。そこで、特許文献1,2では、印刷速度を向上させるために、ハードディスクに画像データを格納する前に当該画像データに対して画像圧縮器で圧縮処理を行い、ハードディスクから読み出した後に画像伸張器で伸張処理を行ってから印刷処理を行う技術が開示されている。
図8は、圧縮・伸張処理を行う場合のデータフローである。ここでは、画像圧縮器の圧縮処理速度を60[Mbyte/sec]とする。また、上記画像データを圧縮した場合の圧縮率が1/6であったとする。さらに、画像伸張器の伸張処理速度を60[Mbyte/sec]とする。
図8に示されるように、画像圧縮器で1/6に圧縮された画像データがハードディスクに書き込まれる速度は10[Mbyte/sec]となる。同様に、画像伸張器の伸張処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、ハードディスクから画像データが読み出される速度は10[Mbyte/sec]である。そして、画像伸張器は、伸張処理を行い、60[Mbyte/sec]の速度で印刷エンジンに画像データを送る。すなわち、印刷エンジンは、60[Mbyte/sec]のデータ処理速度で印刷実行することとなる。
よって、図7と同様に1ページ当りの画像データ量を60[Mbyte/page]とすると、印刷速度は、以下のようになる。
印刷速度: 60[sec/min]÷(60[Mbyte/page]÷60[Mbyte/sec])
=60[page/min]
このように、画像圧縮器および画像伸張器を備えない構成と比較して、印刷速度が向上していることがわかる。
なお、特許文献1では、内部バスを流れるデータ量を少なくするために、画像伸張器から印刷エンジンへの画像データの受け渡しを内部バスを用いずに、専用のデータバスを用いている。また、特許文献2では、複数の画像圧縮機および画像伸張器を使用する場合において、各画像圧縮器の圧縮方法および圧縮率を指定して、ほぼ同サイズの符号化データを生成する。これにより、特定の符号化データの書き込みおよび読み出し速度が遅れることを防止している。
特開平6−191101(1994年7月12日公開) 特開平8−98034(1996年4月12日公開)
上記従来の構成では、圧縮処理速度および伸張処理速度が所望の印刷処理速度以上であることが前提である。逆にいえば、画像圧縮器および画像伸張器自体の性能限界に応じて、印刷処理性能の限界が規定されることとなる。
特に、近年では印刷エンジンの高速化に伴い、画像圧縮器や画像伸張器、ハードディスクの処理速度自体が、印刷装置の処理速度に対するボトルネックとなっている。
より高速処理が可能な画像圧縮器や画像伸張器、ハードディスクの使用、またはこれらのデバイスを複数同時に使用することが考えられるが、コストの上昇、および実装・制御面での技術的な困難が伴う。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストの上昇および実装・制御面での技術的な困難を伴うことなく、従来よりも速い印刷速度を得ることができる印刷装置、印刷処理方法、印刷処理プログラムおよび記録媒体を実現することにある。
本発明に係る印刷装置は、上記課題を解決するために、画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置において、画像データを複数の分割画像データに分割する分割手段と、上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定手段と、上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に書き込むとともに、上記非圧縮画像データを上記記憶部に書き込む書き込み手段と、上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出し手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の印刷処理方法は、画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置における印刷処理方法において、画像データを複数の分割画像データに分割する分割ステップと、上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定ステップと、上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に書き込むとともに、上記非圧縮画像データを上記記憶部に書き込む書き込みステップと、上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出しステップとを含む。
上記の構成によれば、画像データの一部である圧縮対象画像データについては、画像圧縮手段にて圧縮された後に記憶部に格納される。ここで、圧縮された圧縮対象画像データを記憶部に書き込む速度は、画像圧縮手段の圧縮処理速度に圧縮率を乗じた値である。そして、画像データの残りの非圧縮画像データについては、そのまま圧縮されることなく記憶部に格納される。そのため、記憶部に対する書き込み処理の最大処理速度から圧縮された圧縮対象画像データの記憶部に対する書き込み処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データを記憶部に書き込むことができる。これにより、従来のように全ての画像データを圧縮させた後に記憶部に書き込む場合と比べて、単位時間当たりに記憶部に書き込む画像データ量を向上させることができる。
また、印刷エンジンに印刷させる際に、上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る。ここで、圧縮された圧縮対象画像データを記憶部から読み出す速度は、画像伸張手段の伸張処理速度に当該圧縮された圧縮対象画像データの圧縮率を乗じた値である。そして、記憶部に対する読み出し処理の最大処理速度から、圧縮された圧縮対象画像データの読み出し処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データを記憶部から読み出すことができる。これにより、従来のように全ての画像データを圧縮させた後に記憶部に書き込む場合と比べて、単位時間当たりに記憶部から読み出す画像データ量を向上させることができる。その結果、印刷エンジンにおける印刷速度を向上させることができる。
このように、画像圧縮手段、画像伸張手段および記憶部の処理能力を向上させることなく、印刷速度を向上させることができる。そのため、コストの上昇および実装・制御面での技術的な困難を伴うことなく、従来よりも速い印刷速度を得ることができる。
さらに、本発明の印刷装置は、上記の構成に加えて、上記画像データがカラー画像データであり、上記分割手段は、上記カラー画像データをカラープレーン毎の分割画像データに分割し、上記圧縮/非圧縮決定手段は、所定のカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、残りのカラープレーンの分割画像データを非圧縮画像データとする。
カラープレーンにより分割画像データの圧縮率が異なる場合がある。例えば、画像全体がモノクロであり、一部にカラーが含まれる画像の場合、カラープレーンKの分割画像データに比べて、画像の一部にのみ存在するカラープレーンCMYの分割画像データの方が圧縮率が大きくなる。
上記の構成によれば、例えば、分割手段は、カラー画像データをKCMYのカラープレーン毎の分割画像データに分割し、圧縮/非圧縮決定手段は、カラープレーンCMYの分割画像データを圧縮対象画像データとする。これにより、上述したような、画像全体がモノクロであり、一部にカラーが含まれる画像の場合、圧縮率の大きいカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データにすることができる。
上述したように、圧縮された圧縮対象画像データを記憶部に書き込む速度は、画像圧縮手段の圧縮処理速度に圧縮率を乗じた値である。そして、記憶部に対する書き込み処理の最大処理速度から圧縮された圧縮対象画像データの記憶部に対する書き込み処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データを記憶部に書き込むことができる。同様に、圧縮された圧縮対象画像データを記憶部から読み出す速度は、画像伸張手段の伸張処理速度に当該圧縮された圧縮対象画像データの圧縮率を乗じた値である。そして、記憶部に対する読み出し処理の最大処理速度から、圧縮された圧縮対象画像データの読み出し処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データを記憶部から読み出すことができる。
そのため、圧縮対象画像データの圧縮率が大きいほど、記憶部に対する非圧縮画像データの単位時間当たりの書き込み量および読み出し量を増大させることができる。すなわち、単位時間当たりに印刷エンジンに送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷速度を一層向上させることができる。
さらに、本発明の印刷装置は、上記の構成に加えて、上記画像データが複数の領域からなる画像を示すカラー画像データであり、上記分割手段は、上記カラー画像データをカラープレーン毎の分割画像データに分割し、上記圧縮/非圧縮決定手段は、上記カラー画像データの各領域のカラープレーンに基づいて、画像全体に占める各カラープレーンの領域の大きさを算出し、当該算出結果に基づいて、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、残りのカラープレーンの分割画像データを非圧縮画像データにする。
上記の構成によれば、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、残りのカラープレーンの分割画像データを非圧縮画像データにする。一般に、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データの圧縮率は、領域の大きいカラープレーンに比べて大きい。そのため、圧縮率の高い分割画像データを圧縮対象画像データにすることができる。
その結果、記憶部に対する非圧縮画像データの単位時間当たりの書き込み量および読み出し量を増大させることができる。すなわち、単位時間当たりに印刷エンジンに送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷速度を一層向上させることができる。
さらに、本発明の印刷装置は、上記の構成に加えて、上記画像データがカラー画像データであり、上記分割手段は、上記カラー画像データをカラープレーン毎の分割画像データに分割し、上記圧縮/非圧縮決定手段は、ユーザからの入力指示に基づいて、特定のカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、残りのカラープレーンの分割画像データを非圧縮画像データにする。
上記の構成によれば、ユーザが圧縮対象画像データとなる分割画像データのカラープレーンを指定することができる。例えば、ユーザは、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データに指定することができる。もしくは、ユーザは、一部にのみカラーが存在することを入力することができ、圧縮/非圧縮決定部は、当該入力指示に応じて、一部にのみ存在するカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データに決定する。
一般に、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データの圧縮率は、領域の大きいカラープレーンに比べて大きい。そのため、圧縮率の高い分割画像データを圧縮対象画像データにすることができる。
その結果、記憶部に対する非圧縮画像データの単位時間当たりの書き込み量および読み出し量を増大させることができる。すなわち、単位時間当たりに印刷エンジンに送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷速度を一層向上させることができる。
さらに、本発明の印刷装置は、上記の構成に加えて、上記画像データが多ビット画像データであり、上記分割手段は、上記多ビット画像データを、ビットプレーン毎の分割画像データに分割し、上記圧縮/非圧縮決定手段は、少なくともMSBプレーンを含む所定のビットプレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、LSBプレーンを含む残りのビットプレーンの分割画像データを非圧縮画像データとする。
ここで、MSBとは、最上位ビット(Most Significant Bit)であり、LSBとは、最下位ビット(Least Significant Bit)である。
一般に、多ビット画像データにおいて、MSBプレーンを含む上位ビットプレーンの分割画像データの圧縮率は、LSBプレーンを含む下位ビットプレーンの分割画像データの圧縮率に比べて大きい。
上記の構成によれば、圧縮率の大きい少なくともMSBプレーンを含む所定のビットプレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとしている。その結果、記憶部に対する非圧縮画像データの単位時間当たりの書き込み量および読み出し量を増大させることができる。すなわち、単位時間当たりに印刷エンジンに送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷速度を一層向上させることができる。
さらに、本発明の印刷装置は、上記の構成に加えて、上記分割手段は、上記画像データを所定量ごとのバンドデータに分割し、上記圧縮/非圧縮決定手段は、上記バンドデータの一部を上記画像圧縮手段にて圧縮させ、当該バンドデータの圧縮率、上記画像圧縮手段の圧縮処理速度、上記画像伸張手段の伸張処理速度および上記記憶部の処理速度に基づいて、単位時間当たりの記憶部からの圧縮された圧縮対象画像データの最大の読み出し量と非圧縮画像データの最大の読み出し量の割合を算出し、算出した割合に応じて、バンドデータを圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データのいずれかに分ける。
上記の構成によれば、一部のバンドデータの圧縮率、上記画像圧縮手段の圧縮処理速度、上記画像伸張手段の伸張処理速度および上記記憶部の処理速度に基づいて、単位時間当たりの記憶部からの圧縮された圧縮対象画像データの最大の読み出し量と非圧縮画像データの最大の読み出し量の割合を決定する。
これにより、単位時間当たりに印刷エンジンに送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷速度を一層向上させることができる。
なお、上記印刷装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより印刷装置をコンピュータにて実現させる印刷処理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る印刷装置は、以上のように、画像データを複数の分割画像データに分割する分割手段と、上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定手段と、画像データを上記記憶部に格納する際に、上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に書き込むとともに、上記非圧縮画像データを上記記憶部に書き込む書き込み手段と、上記印刷エンジンに印刷させる際に、上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出し手段とを備える。
それゆえ、画像圧縮手段、画像伸張手段および記憶部の処理能力を向上させることなく、印刷速度を向上させることができる。そのため、コストの上昇および実装・制御面での技術的な困難を伴うことなく、従来よりも速い印刷速度を得ることができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図5に基づいて説明すると以下の通りである。図2は、本実施形態に係る印刷装置1の構成を示すブロック図である。図示されるように、印刷装置1は、ホスト装置2と接続されており、当該ホスト装置2から印刷データを取得する。
ホスト装置2は、例えばパーソナルコンピュータであり、文書作成ソフトがインストールされている。そして、ホスト装置は、当該ソフトを用いて作成した文書等の印刷データを印刷装置1に出力する。
印刷装置1は、図2で示されるように、外部インターフェース11、ハードディスク(記憶部)12、メモリ13、画像圧縮器(画像圧縮手段)14、画像伸張器(画像伸張手段)15、印刷エンジン16、制御部17およびこれらの相互に接続する内部バス18を備えている。
外部インターフェース11は、ホスト装置2と接続しており、当該ホスト装置2からプリンタ記述言語等の印刷データを取得するものである。
ハードディスク12は、画像データを記憶するものであり、60[Mbyte/sec]の最大処理速度を有するものとする。
メモリ13は、外部インターフェース11がホスト装置2から受信した印刷データを一時格納するとともに、制御部17のワークエリアとして使用されるものである。
画像圧縮器14は、制御部17により指定された画像データを符号化することで圧縮画像データに圧縮するものである。なお、本実施形態では、画像圧縮器14の圧縮処理速度は、60[Mbyte/sec]とする。
画像伸張器15は、ハードディスク12から読み出された圧縮画像データを復号化する伸張処理を行うものである。本実施形態では、画像伸張器15の伸張処理速度は、60[Mbyte/sec]とする。
印刷エンジン16は、画像データに基づいて、印字処理(印刷)を行うものである。
制御部17は、外部インターフェイス11がホスト装置2から取得した印刷データをビットマップ等の画像データに変換する。さらに、制御部17は、当該画像データを一旦ハードディスク12に格納し、格納された画像データを適宜読み出して印刷エンジン16に送り、印刷処理させる制御を行う。
また、制御部17は、画像データを複数の分割画像データに分割するとともに、各分割画像データを圧縮対象画像データと非圧縮対象画像データとに分類する。さらに、制御部17は、圧縮対象画像データについて、画像圧縮器14にて圧縮させた後に、ハードディスク12に格納する。一方、制御部17は、非圧縮対象画像データについて、圧縮することなく、ハードディスク12に格納する。
なお、制御部17は、CPUと、処理プログラムが格納されたプログラムメモリとを備えている。そして、CPUは、プログラムメモリに格納された処理プログラムに従った処理を行う。
次に、制御部17の内部構成について説明する。図3は、制御部17の内部構成を示す機能ブロック図である。図3に示されるように、制御部17は、画像データ生成部21と、画像データ分割部(分割手段)22と、圧縮/非圧縮決定部(圧縮/非圧縮決定手段)23と、書き込み・読み出し処理部(書き込み手段、読み出し手段)24とを備えている。
画像データ生成部21は、外部インターフェース11がホスト装置2から取得した印刷データを解析して、ビットマップ等の画像データに変換する処理を行うものである。
画像データ分割部22は、画像データ生成部21が生成した画像データを、複数の分割画像データに分割する処理を行うものである。
圧縮/非圧縮決定部23は、画像データ分割部22によって生成された各分割画像データについて、圧縮処理を行うか否かを決定するものである。圧縮/非圧縮決定部23は、圧縮処理を行うと決定した分割画像データを圧縮対象画像データとし、圧縮処理を行わせないと決定した分割画像データを非圧縮画像データとする。
書き込み・読み出し処理部24は、圧縮/非圧縮決定部23によって決定された圧縮対象画像データを画像圧縮器14にて圧縮処理を行わせ、圧縮処理後の画像データ(圧縮画像データ)をハードディスク12に格納させる。さらに、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12に格納された圧縮画像データを読み出し、読み出した圧縮画像データを画像伸張器15にて伸張処理させ、伸張処理した画像データを印刷エンジン16に送る。
また、書き込み・読み出し処理部24は、圧縮/非圧縮決定部23によって決定された非圧縮画像データをハードディスク12に格納させる。さらに、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12に格納された非圧縮画像データを読み出し、読み出した非圧縮画像データを印刷エンジン16に送る。
なお、制御部17の各構成の具体例については後述する。
次に、本実施形態における画像データの流れについて、図1のデータフローを参照して説明する。
なお、1ページの画像データ量を60[Mbyte/page]とし、圧縮/非圧縮決定部23によって決定された圧縮対象画像データを画像圧縮器14が圧縮する際の圧縮率を1/6とする。
ここでは、画像圧縮器14の圧縮処理速度が60[Mbyte/sec]であり、圧縮対象画像データの圧縮率が1/6であるので、圧縮画像データのハードディスク12への書き込み速度は10[Mbyte/sec]となる。
また、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12に格納された圧縮画像データを読み出し、読み出した圧縮画像データを画像伸張器15にて伸張処理させた後、伸張された画像データを印刷エンジン16に送る。
ここでは、画像伸張器15の伸張処理速度が60[Mbyte/sec]であり、圧縮画像データの圧縮率が1/6であるので、ハードディスク12からの圧縮画像データの読み出し速度は10[Mbyte/sec]となる。
このように、圧縮画像データの書き込み処理速度および読み出し処理速度はいずれも10[Mbyte/sec]であり、ハードディスク12の最大処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、ハードディスク12に対して40[Mbyte/sec]分の別の処理が可能である。
そこで、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12に対して、圧縮画像データの書き込み・読み出しと並行して、非圧縮画像データの書き込み・読み出しも行わせる。ここでは、書き込み・読み出し処理部24は、非圧縮画像データの書き込み処理と読み出し処理とを並行して行うため、ハードディスク12に対して、非圧縮画像データを20[Mbyte/sec](=40[Mbyte/sec]÷2)で書き込むとともに、読み出す。そして、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12から読み出した非圧縮画像データを印刷エンジン16に送る。
このように、印刷エンジン16には、画像伸張器から60[Mbyte/sec]の速度で伸張処理された圧縮対象画像データが送られるとともに、同時にハードディスク12から20[Mbyte/sec]の速度で非圧縮画像データが送られる。そのため、印刷エンジンは、80[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]+20[Mbyte/sec])のデータ処理速度で印刷実行することができる。
この場合、印刷処理される単位時間当たりのページ数を示す印刷速度は、
60[sec/min]÷(60[Mbyte/page]÷(60[Mbyte/sec]+20[Mbyte/sec])=80[page/min]
となる。
以上のように、本実施形態に係る印刷装置1は、画像データが格納されるハードディスク12と、画像データを圧縮する画像圧縮器14と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張器15と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジン16とを備える。そして、印刷装置1は、画像データを複数の分割画像データに分割する画像データ分割部22と、上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定部23と、画像データをハードディスク12に格納する際に、圧縮対象画像データを画像圧縮器14において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データをハードディスク12に書き込むとともに、非圧縮画像データをハードディスク12に書き込み、印刷エンジン16に印刷させる際に、ハードディスク12から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジン16に送るとともに、当該圧縮対象画像データを画像伸張器15にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジン16に送る書き込み・読み出し処理部24とを備える。
このように、ハードディスク12において、圧縮対象画像データを圧縮させた圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理とともに、非圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理を行うことで、ハードディスク12をその最大処理能力で効率的に処理することができる。これにより、全ての画像データを圧縮することなくハードディスク12に格納させる、もしくは、全ての画像データを圧縮させた後にハードディスク12に格納させる従来の構成と比較して、単位時間当たりの印刷エンジン16に送られる画像データ量を増加させることができる。すなわち、印刷速度を向上させることができる。
また、本実施形態では、ハードディスク、画像圧縮器および画像伸張器の処理能力は従来と同様であることから、コストの上昇および実装・制御面での技術的な困難を伴うことがない。
このように、本実施形態によれば、ハードディスク、画像圧縮器および画像伸張器の各々の最大処理能力を超えた印刷速度で印刷処理を実行することができる。
ところで、上記説明では、圧縮対象画像データの圧縮率が一定であるとしたが、圧縮率が圧縮対象画像データによって異なることがある。すなわち、各分割画像データの種類によって、圧縮率が異なる場合がある。そこで、分割画像データの種類に応じて、どの分割画像データを圧縮対象画像データとするのか、その具体例を以下に説明する。
(実施例1)
本実施例は、画像データが複数の領域からなる画像を示すカラー画像データであり、カラープレーンにより分割する例である。
本実施例では、ホスト装置2は、例えば、特開2005−151255に記載されているように、印刷を行う文書や写真等の画像に対応する印刷データの中に、当該画像を複数の領域に分けた際の各領域に関する領域データを含ませる。
ここで、領域データとは、領域の起点、サイズ、属性、および色に関する情報を含むものであり、印刷データ内において、プリンタ記述言語で記述される定義文の互いに関連した集合として表される。1つの領域データ(部分データ)の範囲を特定するのは、ある領域データと他の領域データとの区切りを表す区切り記号である。例えば、本実施例では、このような区切り記号として改行コードが使用されている。しかし、この区切り記号は、領域判定部によって区切り記号であると特定されることが可能な、任意の他の記号であってもよい。
また、1つ領域データに含まれる、プリンタ記述言語で記述される定義文は、サイズ(画像中を占める領域の大きさ)および色(モノクロ、カラー、単一色、多色等)といった、さまざまな特性を定義したものである。
例えば、定義文「100 200 scale」は、サイズが100×200であること示している。また、定義文「X X X setrgbcolor」は、色を示している。つまり、定義文「0 0 0 setrgbcolor」は、カラーがブラック(K)であることを示し、定義文「0 0 255 setrgbcolor」は、カラーがブルー(B)であることを示す。ここで、定義文「0 0 255 setrgbcolor」の先頭3個の数字が「RGB」に相当する。
本実施例の画像データ分割部22は、画像データ生成部21が生成した画像データ(例えば、60[Mbyte])を、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各々の色に対応する分割画像データ(例えば、15[Mbyte])に分割する。
また、本実施例の圧縮/非圧縮決定部23は、ホスト装置2から取得した領域データに基づいて、KCMYの各色のサイズ合計を算出する。そして、圧縮/非圧縮決定部23は、サイズ合計に応じて、どのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとするかを決定する。一般にサイズ合計の小さい色の画像データの圧縮率がサイズ合計の大きい色のそれよりも大きいことを利用して、本実施例における圧縮/非圧縮決定部23は、サイズ合計が小さい3つのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとするように設定されている。
図4は、画像データ分割部22が画像データをKCMYの4色の各々に対応する分割画像データに分割した場合の例を示す図である。
ここでは、ホスト装置2からの印刷データが、大部分がモノクロ領域であり、一部にカラー領域が含まれる画像のデータであるものとする。
また、画像データ生成部21が生成した画像データ:60[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には10[Mbyte]となり、圧縮率が1/6であるとする。このとき、画像内の一部にのみ存在するカラープレーンCMYに対応する各分割画像データ:15[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には1[Mbyte]となり、圧縮率が1/15であるとする。一方、画像全体に存在するカラープレーンKに対応する分割画像データ:15[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には7[Mbyte]となり、圧縮率が1/2.2であるとする。
この場合、圧縮/非圧縮決定部23は、印刷データに含まれる領域データから、各カラープレーンの領域のサイズ合計を算出し、その算出結果として、カラープレーンCMYの領域の合計サイズに比べて、カラープレーンKの色の領域の合計サイズが大きいことを得る。
この結果に従って、圧縮/非圧縮決定部23は、サイズ合計の小さい3つのカラープレーン、ここでは、CMYのそれぞれに対応する分割画像データを圧縮対象画像データとし、カラープレーンKに対応する分割画像データを非圧縮画像データとする。
そして、書き込み・読み出し処理部24は、圧縮対象画像データであるCMYの分割画像データを画像圧縮器14にて圧縮処理を行わせ、ハードディスク12に格納する。また、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12から圧縮画像データを読み出し、画像伸張器15にて伸張処理を行わせる。
この際、CMYの分割画像データの平均圧縮率が1/15であり、画像圧縮器14の圧縮処理速度、および画像伸張器15の伸張処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、圧縮画像データの書き込み速度及び読み出し速度は、4[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]×1/15)となる。
そして、書き込み・読み出し処理部24は、圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理と並行して、非圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理を行う。ハードディスク12の最大処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、書き込み・読み出し処理部24は、非圧縮画像データの書き込み及び読み出しのそれぞれの処理を、
(60[Mbyte/sec]−4[Mbyte/sec]×2)÷2=26[Mbyte/sec]
で行う。
よって、書き込み・読み出し処理部24は、印刷エンジン16に対して、圧縮画像データを伸張した圧縮対象画像データを60[Mbyte/sec]で、非圧縮画像データを26[Mbyte/sec]で送る。つまり、印刷エンジン16でのデータ処理速度は、86[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]+26[Mbyte/sec])となる。
なお、印刷エンジン16に入力される画像データのうち非圧縮画像データの割合は、
26[Mbyte/sec]÷86[Mbyte/sec]=1/3.3
である。
仮に、画像データのカラープレーンの区別を行わない場合には、画像データ全体の圧縮率が1/6であるため、圧縮画像データの書き込み/読み出し処理速度は、10[Mbyte/sec]となる。そのため、非圧縮画像データの書き込みおよび読み出しのそれぞれの処理を、
(60[Mbyte/sec]−10[Mbyte/sec]×2)÷2=20[Mbyte/sec]
で行う。
そのため、印刷エンジン16でのデータ処理速度は、80[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]+20[Mbyte/sec])となる。また、この際、印刷エンジン16に入力される画像データのうち非圧縮画像データの割合は、20[Mbyte/sec]÷80[Mbyte/sec]=1/4である。
以上のように、本実施例では、画像データがカラー画像データであり、画像データ分割部22がカラー画像データをカラープレーン毎の分割画像データに分割する。さらに、圧縮/非圧縮決定部23は、カラー画像データの各領域のカラープレーンに基づいて、各カラープレーンの画像全体に占める領域の大きさを算出し、当該算出結果に基づいて、画像全体に占める領域の小さいカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、残りのカラープレーンの分割画像データを非圧縮画像データにする。
上述したように、例えば、画像全体がモノクロであり、一部にカラーが含まれる画像の場合、カラープレーンKの分割画像データに比べて、画像の一部にのみ存在するカラープレーンCMYの分割画像データの方が圧縮率が大きくなる。
そして、圧縮された圧縮対象画像データをハードディスク12に書き込む速度は、画像圧縮器14の圧縮処理速度に圧縮率を乗じた値である。そして、ハードディスク12に対する書き込み処理の最大処理速度から圧縮された圧縮対象画像データのハードディスク12に対する書き込み処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データをハードディスク12に書き込むことができる。同様に、圧縮された圧縮対象画像データをハードディスク12から読み出す速度は、画像伸張器15の伸張処理速度に当該圧縮された圧縮対象画像データの圧縮率を乗じた値である。そして、ハードディスク12に対する読み出し処理の最大処理速度から、圧縮された圧縮対象画像データの読み出し処理速度を差し引いた速度で、非圧縮画像データをハードディスク12から読み出すことができる。
そのため、圧縮対象画像データの圧縮率が大きいほど、ハードディスク12に対する非圧縮画像データの単位時間当たりの書き込み量および読み出し量を増大させることができる。すなわち、単位時間当たりに印刷エンジン16に送られる画像データ量を増大させることができる。その結果、印刷エンジン16でのデータ処理速度(すなわち、印刷速度)をさらに向上させることができる(例えば、上記の例では86[Mbyte/sec])。
これは、圧縮率の高い画像データを圧縮対象画像データとすることで、非圧縮画像データの書き込み/読み出し速度を上げる(つまり、印刷エンジン16に入力される画像データの非圧縮画像データの割合を上げる)ことができるからである。
なお、上記の説明では、圧縮/非圧縮決定部23は、印刷データの中の領域データに基づいて、どのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとするかを決定するものとした。
しかしながら、これに限られず、圧縮/非圧縮決定部23は、ユーザからの入力指示に応じて、どのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとするかを決定してもよい。例えば、ユーザは、ホスト装置2を介して、カラープレーンCMYの分割画像データを圧縮対象画像データにする旨を示す指示を印刷装置1に入力する。そして、圧縮/非圧縮決定部23は、当該入力指示に応じて、カラープレーンCMYの分割画像データを圧縮対象画像データに決定する。
また、ユーザは、ホスト装置2を介して、画像種別情報を印刷装置1に入力する。そして、圧縮/非圧縮決定部23は、予め画像種別情報と圧縮する分割画像データのカラープレーンの種類とを対応付けたテーブルを記憶しておき、当該テーブルの中から、入力された画像種別情報に対応するカラープレーンを読み出し、読み出したカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データにする。例えば、圧縮/非圧縮決定部23は、大部分がモノクロであり、一部にのみカラー写真を含む一部カラー画像に対応することを示す画像画像種別情報と、CMYのカラープレーンとを対応付けたテーブルを記憶しておき、当該一部カラー画像を示す画像種別情報が入力された場合、CMYのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データにする。
また、圧縮/非圧縮決定部23は、予め定められたカラープレーンの分割データを圧縮対象画像データとするように設定されていてもよい。例えば、大部分がモノクロであり、一部にカラー写真を含む一部カラー画像を印刷する頻度が高い印刷装置において、ユーザは、CMYのカラープレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとするように圧縮/非圧縮決定部23を設定する。これにより、印刷する頻度の高い一部カラー画像の印刷速度を向上させることができる。
(実施例2)
本実施例は、画像データが多値画像データ(多ビット画像データ)であり、ビットプレーン毎に分割する例である。また、本実施例において画像圧縮器14は、例えば、JBIG(Joint Bi-level Image experts Group)圧縮するものとする。
本実施例の画像データ生成部21は、多値(例えば、3ビット)の画像データを生成する。そして、本実施例の画像データ分割部22は、多値画像データをビットプレーンにより分割する。例えば、図5に示されるように、3ビットの画像データである場合、画像データ分割部22は、60[Mbyte]の画像データを、各々20[Mbyte]の第1ビットプレーン(MSBプレーン)の画像データ、第2ビットプレーンの画像データ、第3ビットプレーン(LSBプレーン)の画像データに分割する。
多値画像データをビットプレーンに分割した場合、LSBビットプレーンに高周波成分が多く、MSBビットプレーンに高周波成分が少ないという傾向がある。そのため、LSBビットプレーンよりもMSBビットプレーンの圧縮率が高くなる。
そこで、本実施例の圧縮/非圧縮決定部23は、少なくともLSBプレーンを含む所定のビットプレーン(例えば、第3ビットプレーン(LSBプレーン)のみ)の分割画像データを非圧縮画像データとし、少なくともMSBプレーンを含む残りのビットプレーン(例えば、第1ビットプレーン(MSBプレーン)及び第2ビットプレーン)の分割画像データを圧縮対象画像データとする。
以下に、本実施例での印刷処理の具体例について、図5を参照しながら説明する。
ここでは、例えば、画像データ生成部21が生成した画像データ:60[Mbyte]を画像圧縮器で圧縮した場合には10[Mbyte]となり、圧縮率が1/6であるとする。このとき、図5に示されるように、第1ビットプレーン(MSBプレーン)の画像データ:20[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には1[Mbyte]となり、圧縮率が1/20であるとする。また、第2ビットプレーンの画像データ:20[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には2[Mbyte]となり、圧縮率が1/10であるとする。さらに、第3ビットプレーン(LSBプレーン)の画像データ:20[Mbyte]を画像圧縮器14で圧縮した場合には7[Mbyte]となり、圧縮率が1/2.9であるとする。
上述したように、圧縮/非圧縮決定部23は、第3ビットプレーン(LSBプレーン)を非圧縮画像データとし、残りの第1ビットプレーン(MSBプレーン)及び第2ビットプレーンを圧縮対象画像データとする。
そして、書き込み・読み出し処理部24は、圧縮対象画像データを画像圧縮器14にて圧縮処理させ、圧縮画像データをハードディスク12に格納する。
この際、圧縮対象画像データの平均圧縮率は、
(1[Mbyte]+2[Mbyte])/(20[Mbyte]×2)=1/13.3
となる。また、画像圧縮器14の圧縮処理速度、および画像伸張器15の伸張処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、圧縮画像データの書き込み速度及び読み出し速度は、3[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]×1/13.3)となる。
そして、書き込み・読み出し処理部24は、ハードディスク12に対して、圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理と並行して、非圧縮画像データの書き込み及び読み出し処理を行う。ハードディスク12の最大処理速度が60[Mbyte/sec]であるため、書き込み・読み出し処理部24は、非圧縮画像データの書き込みおよび読み出しのそれぞれの処理を、
(60[Mbyte/sec]−3[Mbyte/sec]×2)÷2=27[Mbyte/sec]
で行う。
よって、書き込み・読み出し処理部24は、印刷エンジン16に対して、圧縮画像データを伸張した圧縮対象画像データを60[Mbyte/sec]で、非圧縮画像データを27[Mbyte/sec]で出力する。つまり、印刷エンジン16でのデータ処理速度は、87[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]+27[Mbyte/sec])となる。
なお、印刷エンジンに入力される画像データのうち非圧縮画像データの割合は、
27[Mbyte/sec]÷87[Mbyte/sec]=1/3.2
である。
仮に、画像データのビットプレーンの区別を行わない場合には、画像データ全体の圧縮率が1/6であるため、圧縮データの書き込み/読み出し処理速度は、10[Mbyte/sec]となる。そのため、非圧縮画像データの書き込みおよび読み出しのそれぞれの処理を、
(60[Mbyte/sec]−10[Mbyte/sec]×2)÷2=20[Mbyte/sec]
で行う。また、この際、印刷エンジンに入力される画像データのうち非圧縮画像データの割合は、20[Mbyte/sec]÷80[Mbyte/sec]=1/4 である。
そのため、印刷速度は、80[Mbyte/sec](=60[Mbyte/sec]+20[Mbyte/sec])となる。
以上のように、本実施例では画像データをビットプレーンで分割し、高周波成分の多いLSBビットプレーンを非圧縮画像データとし、残りのビットプレーンの画像データを圧縮対象画像データとすることで、印刷速度をさらに向上させることができる(例えば、上記の例では87[Mbyte/sec])。
これは、圧縮率の高いビットプレーンの画像データを圧縮対象画像データとし、圧縮率の低いビットプレーンの画像データを非圧縮画像データとすることで、非圧縮画像データの書き込み/読み出し速度を上げる(つまり、印刷エンジンに入力される画像データの非圧縮画像データの割合を上げる)ことができるからである。
(実施例3)
上記実施例1では、圧縮/非圧縮決定部23は、小さい領域に存在するカラープレーンの画像データの圧縮率が高いことを利用して、圧縮/非圧縮を決定するものとした。また、上記実施例2では、圧縮/非圧縮決定部23は、LSBプレーンの画像データの圧縮率が低いことを利用して、圧縮/非圧縮を決定するものとした。ただし、正確な圧縮率は、一度画像圧縮器14にて圧縮を行った後でなければわからない。
また、単色の画像データや1ビット画像データの場合は、そもそもカラープレーン、ビットプレーンによる分割を行うことができない。
本実施例は、より正確に圧縮率を見積もり、非圧縮画像データと圧縮対象画像データとの最適な割合を算出する例である。
本実施例の画像データ分割部22は、画像データ生成部21が生成した1ページの画像データを、複数のバンドデータ(分割画像データ)に分割する。例えば、画像データ分割部22は、図6に示されるように、60[Mbyte]の1ページ分の画像データを、600個の分割画像データに分割する。
本実施例の圧縮/非圧縮決定部23は、1ページごとに、まず最初に所定数(例えば60個分)の分割画像データを圧縮率算出用画像データとして決定し、決定した圧縮率算出用画像データを画像圧縮器14にて圧縮処理させる。そして、圧縮/非圧縮決定部23は、圧縮率算出用画像データのデータ量と、圧縮処理後のデータ量とから圧縮率を算出し、算出した圧縮率a、ハードディスク12の最大処理速度b、画像圧縮器14および画像伸張器15の伸張処理速度cを基に、非圧縮画像データと圧縮対象画像データとの最適な割合(つまり、単位時間当たりのハードディスク12からの圧縮された圧縮対象画像データの最大の読み出し量と非圧縮画像データの最大の読み出し量の割合)を以下の式に従って決定する。
圧縮対象画像データ:非圧縮画像データ = c:(b−2ac)/2
そして、圧縮/非圧縮決定部23は、決定した割合に基づいて、非圧縮画像データと圧縮対象画像データとを決定する。
例えば、60個分の圧縮率算出用画像データ:6[Mbyte]を画像圧縮器14にて圧縮した場合に0.4[Mbyte]になったとする。この場合、圧縮/非圧縮決定部23は、圧縮率1/15を算出する。
そして、圧縮/非圧縮決定部23は、予め定められた画像圧縮器14の圧縮処理速度:60[Mbyte/sec]から、圧縮率算出用画像データ:6[Mbyte]を画像圧縮器14にて圧縮する処理時間0.1[sec](=6[Mbyte]÷60[Mbyte/sec])を求める。
さらに、圧縮/非圧縮決定部23は、ハードディスクの最大処理速度:60[Mbyte/sec]から、当該処理時間内のハードディスクの処理可能データ量:6[Mbyte](=0.1[sec]×60[Mbyte/sec])を求める。
そして、圧縮/非圧縮決定部23は、非圧縮画像データの書き込みデータ量を次式
(6[Mbyte/sec]−(0.4[Mbyte]×2))÷2)=2.6[Mbyte]
(26[band]相当)
に従って算出し、非圧縮画像データの分割画像データ数(ここでは26個)を求める。
この算出結果に基づいて、圧縮/非圧縮決定部23は、圧縮対象画像データ:非圧縮画像データの割合を60:26と決定し、各分割画像データの圧縮/非圧縮を決定する。
これにより、印刷エンジン16には、0.1[sec]当たり、伸張処理された圧縮対象画像データ:6[Mbyte]、および、非圧縮画像データ:2.6[Mbyte]が入力される。つまり、印刷エンジンにおけるデータ処理速度は、86[Mbyte/sec]となり、従来よりも速くなる。
以上のように、本実施例は、1ページの画像データを複数のバンドデータに分割し、特定数分の圧縮処理を行った時点で、そのデータの圧縮率に基づき、圧縮対象画像データと非圧縮画像データとの割合を決定する。これを繰り返すことにより、1ページの画像内でも、各バンドの画質に適合したほぼ最適な圧縮対象画像データと非圧縮画像データとの割合を定めることができ、印刷速度の向上を図ることができる。
なお、上記説明では、1ページごとに複数のバンドデータに分割し、その一部の圧縮処理を行った時点で、そのデータの圧縮率に基づき、圧縮対象画像データと非圧縮画像データとの割合を決定するものとした。しかしながら、多ページに渡る印刷データの場合、特定ページ数の圧縮を行った後にその圧縮率に基づいて、圧縮対象画像データと非圧縮画像データとの割合を決定してもよい。ただし、この場合には、特定ページの圧縮処理を行った後に初めてハードディスクへの書き込みを始めることになる為、処理の開始時間が遅れる。そのうえ、ハードディスク書き込み開始前の全データをメモリに格納しておく必要が有る為、大容量のメモリが必要となる。
また、本発明の印刷処理装置は、以下のようにも表現できる。
すなわち、メモリ13、ハードディスク12、画像圧縮器14、画像伸張器15、印刷エンジン16を持ち、メモリ13上に展開された画像データを画像圧縮器14にて圧縮した後ハードディスク12に保存し、印刷時には印刷順序にしたがってハードディスク12から任意の圧縮画像データを読み出し、伸張処理器15にて伸張した後、印刷エンジン16に転送して印刷処理を行うという印刷装置1における電子ソート処理において、画像データをハードディスク12に保存する際に、一部データにのみ画像圧縮器14にて圧縮し、残りのデータについては圧縮処理を行わず非圧縮データのままハードディスク12に保存し、印刷時にはハードディスク12から読み出したデータのうち、圧縮画像データは画像伸張器15において伸張した後印刷エンジン16に転送し、非圧縮データは直接印刷エンジン16に転送して印刷処理を行う。
これにより、データの一部を圧縮し、残りを非圧縮のまま処理することにより、画像圧縮・伸張器よびハードディスクのそれぞれの最大処理性能を超えた印刷処理性能を出すことができる。
さらに、上記印刷装置1におけるカラー画像の印刷処理において、特定色の画像データを圧縮し、他の色のデータを非圧縮として一連の動作を行うことが好ましい。これにより、色により圧縮率が異なる場合、例えばモノクロベースで少量のカラーデータが含まれる画像において、圧縮率の低い黒データを非圧縮とし、残りのデータを圧縮することにより、ハードディスクに読み書きされる総データ量を低減させることができ、印刷処理性能を向上させることができる。
さらに、上記印刷装置1における多値画像の印刷処理において、特定ビットプレーンの画像データを圧縮し、残りを非圧縮として一連の動作を行うことが好ましい。これにより、多値データの画像においては、ビットプレーン毎に画像データを分割した場合、例えば、MSBプレーンのデータは高周波成分が少なく、LSBプレーンのデータは高周波成分が多いというように偏った傾向が現れる場合がある。これをJBIG圧縮した場合、高周波成分の少ないMSBプレーンは圧縮率が高く、高周波成分の多いLSBプレーンは圧縮率が低くなる。結果、圧縮率が高いプレーンを圧縮し、圧縮率が低いプレーンを非圧縮とすることにより、ハードディスクに読み書きする総データ量を低減させることができ、印刷処理性能を向上させることができる。
さらに、上記の印刷装置1において、メモリ13上に展開された画像データを特定量ごとのバンドデータに分割し、特定割合のバンドデータを圧縮処理し、残りを非圧縮として一連の動作を行うことが好ましい。これにより、バンドデータを逐次圧縮処理することにより、圧縮率が逐次分る為、ハードディスクの処理性能に対する余裕を計算しながら、非圧縮とするデータ量(バンド数)を随時変更し、ハードディスクの処理性能の限界まで印刷処理性能を高めることが可能となる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、印刷装置1の各ブロック、特に制御部17は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、印刷装置1の制御部17は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するプログラムメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである印刷装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記印刷装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、印刷装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、プリンタや複合機などの印刷装置に適用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、画像データの流れを示すデータフローである。 本発明の印刷装置の内部構成を示すブロック図である。 上記印刷装置が備える制御部の構成を示す機能ブロック図である。 実施例1における分割画像データの例を示す図である。 実施例2における分割画像データの例を示す図である。 実施例3における分割画像データの例を示す図である。 従来の画像データの流れを示すデータフローである。 従来の画像データの流れを示す別のデータフローである。
符号の説明
1 印刷装置
2 ホスト装置
11 外部インターフェース
12 ハードディスク(記憶部)
13 メモリ
14 画像圧縮器(画像圧縮手段)
15 画像伸張器(画像伸張手段)
16 印刷エンジン
17 制御部
18 内部バス
21 画像データ生成部
22 画像データ分割部(分割手段)
23 圧縮/非圧縮決定部(圧縮/非圧縮決定手段)
24 書き込み・読み出し処理部(書き込み手段、読み出し手段)

Claims (6)

  1. 画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置において、
    画像データを複数の分割画像データに分割する分割手段と、
    上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定手段と、
    上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に書き込むとともに、上記非圧縮画像データを上記記憶部に書き込む書き込み手段と、
    上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮された圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出し手段とを備え、
    上記書き込み手段による圧縮された圧縮対象画像データの記憶部への書き込み処理と、上記書き込み手段による非圧縮画像データの記憶部への書き込み処理と、上記読み出し手段による圧縮された圧縮対象画像データの記憶部からの読み出し処理と、上記読み出し手段による非圧縮画像データの記憶部からの読み出し処理とを並行して行い、
    上記画像データが多ビット画像データであり、
    上記分割手段は、上記多ビット画像データを、ビットプレーン毎の分割画像データに分割し、
    上記圧縮/非圧縮決定手段は、少なくともMSBプレーンを含む所定のビットプレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、LSBプレーンを含む残りのビットプレーンの分割画像データを非圧縮画像データとすることを特徴とする印刷装置。
  2. 画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置において、
    画像データを複数の分割画像データに分割する分割手段と、
    上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定手段と、
    上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に書き込むとともに、上記非圧縮画像データを上記記憶部に書き込む書き込み手段と、
    上記記憶部から、非圧縮画像データおよび圧縮された圧縮対象画像データを読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮された圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出し手段とを備え、
    上記書き込み手段による圧縮された圧縮対象画像データの記憶部への書き込み処理と、上記書き込み手段による非圧縮画像データの記憶部への書き込み処理と、上記読み出し手段による圧縮された圧縮対象画像データの記憶部からの読み出し処理と、上記読み出し手段による非圧縮画像データの記憶部からの読み出し処理とを並行して行い、
    上記分割手段は、上記画像データを所定量ごとの分割画像データに分割し、
    上記圧縮/非圧縮決定手段は、上記複数の分割画像データの一部を圧縮率算出用の画像データとして決定して、当該圧縮率算出用の画像データを上記画像圧縮手段にて圧縮させることにより当該圧縮率算出用の画像データの圧縮率を求め、当該圧縮率算出用の画像データの圧縮率、上記画像圧縮手段の処理速度、上記画像伸張手段の伸張処理速度および上記記憶部の処理速度に基づいて、単位時間当たりの記憶部からの圧縮された圧縮対象画像データの最大の読み出し量と非圧縮画像データの最大の読み出し量の割合を算出し、算出した割合に応じて、上記複数の分割画像データを圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データのいずれかに分けることを特徴とする印刷装置。
  3. 画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置における印刷処理方法において、
    画像データを複数の分割画像データに分割する分割ステップと、
    上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定ステップと、
    上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に格納する処理と、上記非圧縮画像データを上記記憶部に格納する処理とを並行して行う書き込みステップと、
    上記記憶部から、非圧縮画像データと圧縮された圧縮対象画像データとを並行して読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出しステップとを含み、
    上記圧縮された圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データの記憶部への書き込みと、上記圧縮された圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データの記憶部からの読み出しとを並行して行い、
    上記画像データが多ビット画像データであり、
    上記分割ステップでは、上記多ビット画像データを、ビットプレーン毎の分割画像データに分割し、
    上記圧縮/非圧縮決定ステップでは、少なくともMSBプレーンを含む所定のビットプレーンの分割画像データを圧縮対象画像データとし、LSBプレーンを含む残りのビットプレーンの分割画像データを非圧縮画像データとすることを特徴とする印刷処理方法。
  4. 画像データが格納される記憶部と、画像データを圧縮する画像圧縮手段と、圧縮された画像データを伸張する画像伸張手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷エンジンとを備えた印刷装置における印刷処理方法において、
    画像データを複数の分割画像データに分割する分割ステップと、
    上記複数の分割画像データのうち一部を圧縮対象画像データに、残りを非圧縮画像データに分ける圧縮/非圧縮決定ステップと、
    上記圧縮対象画像データを上記画像圧縮手段において圧縮させ、圧縮された圧縮対象画像データを上記記憶部に格納する処理と、上記非圧縮画像データを上記記憶部に格納する処理とを並行して行う書き込みステップと、
    上記記憶部から、非圧縮画像データと圧縮された圧縮対象画像データとを並行して読み出し、当該非圧縮画像データを印刷エンジンに送るとともに、当該圧縮対象画像データを上記画像伸張手段にて伸張させ、伸張された圧縮対象画像データを印刷エンジンに送る読み出しステップとを含み、
    上記圧縮された圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データの記憶部への書き込みと、上記圧縮された圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データの記憶部からの読み出しとを並行して行い、
    上記分割ステップでは、上記画像データを所定量ごとの分割画像データに分割し、
    上記圧縮/非圧縮決定ステップでは、上記複数の分割画像データの一部を圧縮率算出用の画像データとして決定して、当該圧縮率算出用の画像データを上記画像圧縮手段にて圧縮させることにより当該圧縮率算出用の画像データの圧縮率を求め、当該圧縮率算出用の画像データの圧縮率、上記画像圧縮手段の処理速度、上記画像伸張手段の伸張処理速度および上記記憶部の処理速度に基づいて、単位時間当たりの記憶部からの圧縮された圧縮対象画像データの最大の読み出し量と非圧縮画像データの最大の読み出し量の割合を算出し、算出した割合に応じて、上記複数の分割画像データを圧縮対象画像データおよび非圧縮画像データのいずれかに分けることを特徴とする印刷処理方法。
  5. 請求項1または2に記載の印刷装置を動作させる印刷処理プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための印刷処理プログラム。
  6. 請求項5に記載の印刷処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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