JP2009038562A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を描画する際に用いるメモリ量を削減するとともに、描画の処理時間を削減する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを得ること。
【解決手段】プリンタドライバ2から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画をプリンタに行なわせるプリンタコントローラにおいて、PDLデータを中間データに変換する画像処理部13と、画像処理部13が変換した中間データをフレームメモリに出力してプリンタにイメージ描画を行なわせるフレーム描画部14と、を備え、画像処理部13は、PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、PDLデータが所定の条件を満たす場合に、PDLデータが増加しないようPDLデータを中間データに変換する。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタドライバ2から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画をプリンタに行なわせるプリンタコントローラにおいて、PDLデータを中間データに変換する画像処理部13と、画像処理部13が変換した中間データをフレームメモリに出力してプリンタにイメージ描画を行なわせるフレーム描画部14と、を備え、画像処理部13は、PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、PDLデータが所定の条件を満たす場合に、PDLデータが増加しないようPDLデータを中間データに変換する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、イメージ描画を行う画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関するものである。
プリンタシステムでは、プリンタコントローラなどの画像処理装置が、プリンタドライバから入力されるPDL(Page Description Language)データを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を行っている。このプリンタシステムで扱うPDLデータには、文字、グラフィックス、イメージ等、描画要素毎に種々のデータが存在している。したがって、情報量の多いページを印刷するためには、膨大な量のPDLデータをプリンタ側に送信する必要があった。
このため、プリンタシステムでは、データ送信に掛かる時間も長くなり、プリンタシステムとしての印刷性能の低下を引き起こしていた。そこで、PDLデータの送信時間を短縮するべく、プリンタドライバでデータの一部を圧縮してから送信し、プリンタコントローラでデータを展開し、レンダリングを行なうという手法が一般的に採られている。この手法では、プリンタコントローラ内部のPDLプログラムは、プリンタドライバからのPDLデータを受信し、圧縮されたPDLデータを解析しながら、必要に応じて圧縮を展開してレンダリングを行なっている。
PDLプログラムは、大きく分けてデータ解析部、画像処理部、フレーム描画部の3つのモジュールに分類できる。画像処理部は、プリンタドライバから受け取ったPDLデータを中間データ形式に変換し、フレーム描画部で画像データを作成するための様々な処理を行なう。中間データ形式は、例えばDisplay Listという考え方に相当する。画像処理部は、フレーム描画部で変換された中間データを、その後のレンダリングが処理し易いよう、圧縮を展開したり、イメージであればRGB各色8ビットや8bitグレイ形式等の単純な形式に変換している。これにより、画像処理部では、せっかくプリンタドライバで圧縮して送られてきたPDLデータを、PDLプログラム内部で展開してしまっていた。この結果、各色8bitに展開する必要が無いPDLデータまで一律にデータ変換してしまうこととなっていた。このため、その後の処理で無駄なメモリ領域が必要となったり、不要な色変換が発生する等の非効率な処理を行なわなければならなくなる場合があった。
例えば、モノクロ1bitのインデックスイメージを印刷する際に、データ解析部はプリンタドライバから受け取った圧縮1bitのグレイデータを展開し、画像処理部に渡す。このとき、画像処理部は、データ解析部からのデータを8bitのグレイデータに変換し、さらに8bitグレイデータを、フレームメモリに描画するために1bitに減色する必要があった。
特許文献1に記載の印刷制御装置は、ホストコンピュータから受信したPDL印刷データが階調性を重視するか解像度を重視するかを判定して、階調性重視のバンド単位のイメージデータを階調性重視で圧縮してメモリに格納し、解像度重視のバンド単位のイメージデータを解像度重視で圧縮してメモリに格納している。そして、各メモリ内に格納されたイメージデータを伸張して合成し、出力している。
しかしながら、上記従来の技術では、PDL印刷データを展開して圧縮しているので、多くのメモリ量と、長い描画処理時間を要するという問題があった。また、ビットマップイメージの描画方法に関する技術は開示されていない。
少ないメモリ量で描画処理を行なう方法として、PDLデータを中間データに変換する際にインデックスデータの増色を行なわず、インデックスデータ形式のまま中間データとして扱う方法がある。この方法では、フレーム描画の処理時にインデックスデータを展開することによって、無駄な増色処理を行なわないようにしており、イメージ描画の際の中間データ量や使用するメモリ量を削減している。
この方法では、インデックスデータの種類に関わらずフレーム描画時にインデックスデータを展開している。例えば、ビットマップイメージをそのままイメージデータとして利用できるような場合にも、フレーム描画時にインデックスデータを展開している。このため、使用するメモリの削減量や描画に掛かる処理時間の削減量が少ないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像を描画する際に用いるメモリ量を削減するとともに、描画の処理時間を削減する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像出力制御装置から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を画像出力装置に行なわせる画像処理装置において、前記PDLデータを中間データに変換する画像処理部と、前記画像処理部が変換した中間データを前記画像出力装置のフレームメモリに出力して前記画像出力装置にイメージ描画を行なわせるフレーム描画部と、を備え、前記画像処理部は、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、前記PDLデータが所定の条件を満たす場合に、前記PDLデータが増加しないよう前記PDLデータを中間データに変換することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、前記PDLデータのインデックスイメージデータと、前記フレームメモリの描画深さが同一の深さである場合に、前記PDLデータが所定の条件を満たすと判断することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、2色のイメージ描画を行なう場合の第1色目が白色で第2色目が単一プレーンの最大濃度であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージである場合に、ビットマップイメージをそのまま中間データとし、2色のイメージ描画を行なう場合の第1色目が単一プレーンの最大濃度で第2色目が白色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージである場合に、ビットマップイメージを反転した中間データを生成することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、前記PDLデータが、RGBインデックスイメージデータであり、かつ前記画像出力装置が出力する色が白および黒である場合に、前記RGBインデックスイメージデータのCMYK変換後の色が第1色目の白色と第2色目の単一プレーンの最大濃度とからなる2色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージであれば前記ビットマップイメージをそのまま中間データとし、前記RGBインデックスイメージデータのCMYK変換後の色が第1色目の単一プレーンの最大濃度と第2色目の白色とからなる2色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージであれば前記ビットマップイメージを反転した中間データを生成することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項3または4に記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、前記ビットマップイメージの先頭部および/または終端部の白イメージ部分を削除して中間データを生成することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項3〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、前記ビットマップイメージを圧縮するとともに、前記フレーム描画部は、前記圧縮されたビットマップイメージを展開てイメージ描画を行なうことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像処理装置において、前記画像処理部は、イメージ描画時のラスターオペレーションの種類に基づいて、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、画像出力制御装置から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を画像出力装置に行なわせる画像処理方法において、前記PDLデータを中間データに変換する画像処理ステップと、変換した中間データを前記画像出力装置のフレームメモリに出力して前記画像出力装置にイメージ描画を行なわせるフレーム描画ステップと、を含み、前記画像処理ステップは、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、前記PDLデータが所定の条件を満たす場合に、前記PDLデータが増加しないよう前記PDLデータを中間データに変換することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載された画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1にかかる発明によれば、PDLデータが所定の条件を満たす場合に、PDLデータが増加しないようPDLデータを中間データに変換するので、中間データの生成および中間データを用いたイメージ描画を容易に行なうことができ、少ないフレームメモリ量で迅速に画像のイメージ描画を行なうことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、PDLデータのインデックスイメージデータと、フレームメモリの描画深さが同一の深さである場合に、PDLデータが所定の条件を満たすと判断するので、PDLデータが所定の条件を満たすか否かを容易に判断することができ、PDLデータを適切な中間データに変換することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、2色のイメージ描画を行なう場合の第1色目が単一プレーンの最大濃度で第2色目が白色である場合に、ビットマップイメージを反転した中間データを生成するので、2色のイメージ描画を適切な中間データに変換することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、RGBインデックスイメージデータのCMYK変換後の色が第1色目の単一プレーンの最大濃度と第2色目の白色とからなる2色であればビットマップイメージを反転した中間データを生成するので、PDLデータがRGBインデックスイメージデータである場合にも、2色のイメージ描画を適切な中間データに変換することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、ビットマップイメージの先頭部および/または終端部の白イメージ部分を削除して中間データを生成するので、中間データ量を削減することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、ビットマップイメージを圧縮するので、中間データ量を削減することが可能になるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、イメージ描画時のラスターオペレーションの種類に基づいて、PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断するので、容易にPDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断できるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、PDLデータが所定の条件を満たす場合に、PDLデータが増加しないようPDLデータを中間データに変換するので、中間データの生成および中間データを用いたイメージ描画を容易に行なうことができ、少ないフレームメモリ量で迅速に画像のイメージ描画を行なうことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項8に記載された画像処理方法をコンピュータの利用で実現することができ、この画像処理方法と同様の効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。プリンタシステム(画像処理システム)100は、プリンタドライバ(画像出力制御装置)2とプリンタコントローラ(画像処理装置)1と、図示しないプリンタ(画像出力装置)とを有している。
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。プリンタシステム(画像処理システム)100は、プリンタドライバ(画像出力制御装置)2とプリンタコントローラ(画像処理装置)1と、図示しないプリンタ(画像出力装置)とを有している。
プリンタシステム100は、プリンタコントローラ1が、プリンタドライバ2から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を行なうシステムである。プリンタシステム100で扱うPDLデータには、文字、グラフィックス、イメージなど、描画要素毎に種々のデータがある。
プリンタコントローラ1は、データ解析部12、画像処理部13、フレーム描画部14、スプーラ15を備えている。プリンタコントローラ1は、プリンタドライバ2を搭載するパーソナルコンピュータ(PC)とネットワークケーブル等で接続されており、プリンタシステム100を構成している。
データ解析部12は、画像処理部13に接続しており、画像処理部13はフレーム描画部14に接続している。また、画像処理部13とフレーム描画部14は、スプーラ15に接続している。データ解析部12は、プリンタドライバ2からのPDLデータを解釈(解析)して画像処理部13に送る。
画像処理部13とフレーム描画部14は、中間データを蓄積するスプーラ15を介してデータを受け渡し、フレームメモリへの描画を行なう。画像処理部13は、データ解析部12から受け取ったPDLデータを、中間データ形式に変換してスプーラ15に蓄積する。スプーラ15は、中間データをを一時的に保存(スプール)し、順次フレーム描画部14へ渡すものである。この中間データ形式は、従来RGB(赤、緑、青)の各色を8bitで表していた。
図2に示すように、インデックスイメージデータは、イメージデータが使用する色のインデックス(パレット)データと、その色のON/OFFでイメージの形状を表すビットマップデータとで描画対象の画像(ソースイメージ)を表現している。インデックスデータの色深さには1bit、2bit、4bit、8bitがあり、ビットマップデータは深さ1bitで表現される。
一方、フレーム描画部14が描画するフレームメモリの深さにも、図3に示すように、通常1bit、2bit、4bitが存在する。このため、プリンタコントローラ1は、プリンタドライバ2から入力されたインデックスイメージデータを、種々の色深さから出力デバイスの色深さへと変換してフレームメモリに描画する必要がある。
従来、中間データ形式にRGB各色の8bitしか使えない場合、例えば、1bitのインデックスデータを8bitに展開してスプーラに蓄積した後、さらにフレーム描画時に1bitに減色しなおしてフレームメモリに描画するという無駄な処理が発生していた。また、これにより、スプーラが必要とするメモリ領域も増加していた。
そこで、本実施の形態では、これらの無駄な処理やメモリ領域を削減するため、フレーム描画部14で行なう処理に応じて、中間データ形式を切り替える。具体的には、中間データ形式に変換して描画を行なうPDLプログラムが、取り扱うPDLデータが増加しないよう変換する中間データの形式を切り替える。
例えば、1bitのモノクロインデックスデータは、2色分のインデックスと、描画範囲を示すビットマップで表現されるが、使用する色が白黒の2値であれば、ビットマップイメージをそのままイメージデータとして利用できる。したがって、本実施の形態では、プリンタコントローラ1は、インデックスイメージが所定の条件を満たす場合に、PDLデータが増加しないようビットマップイメージをそのままイメージデータとして利用する。
つぎに、画像の描画手順について説明する。図4は、グレーインデックスデータを描画する際の処理手順を示すフローチャートである。画像処理部13は、プリンタドライバ2から入力されたインデックスイメージデータ(グレーインデックスイメージデータ)と、デバイス色深さ(フレームメモリの描画深さ)を比較する(ステップS10)、インデックスイメージと、デバイス色深さが同一の深さであれば(ステップS10、Yes)、画像処理部13は、中間データ形式の切り替え判定を継続する。
さらに、画像処理部13は、入力されたインデックスイメージが等倍(等倍イメージ)であるか否かを判定する(ステップS20)。入力されたインデックスイメージが等倍の場合(ステップS20、Yes)、画像処理部13は、インデックスデータを検索する。
インデックスが2色であり(ステップS30、Yes)、かつ、その2色が白と黒である場合(ステップS40、Yes)、画像処理部13は、必要に応じてビットマップデータを反転する(ステップS50)。具体的には、画像処理部13は、白黒の色順に応じてビットマップデータを反転する。画像処理部13は、例えば第1色が白、第2色が黒である場合に、ビットマップイメージを反転させない。また、画像処理部13は、例えば第1色が黒、第2色が白である場合に、ビットマップイメージを反転させる。そして、画像処理部13は、インデックスデータのままスプーラ15に中間データを蓄積する(ステップS60)。
一方、インデックスイメージと、デバイス色深さが同一でない場合(ステップS10、No)や、入力されたインデックスイメージが等倍でない場合(ステップS20、No)には、従来通り、インデックスイメージデータをRGBの各色8bitに展開してからスプーラ15にインデックスデータを蓄積する。また、インデックスが3色以上である場合(ステップS30、No)や、インデックスが2色であるがその2色が白と黒以外である場合(ステップS40、No)にも従来通り、インデックスイメージデータをRGBの各色8bitに展開してからスプーラ15にインデックスデータを蓄積する。
スプーラ15に蓄積されたインデックスデータは、フレーム描画部14で、ビットマップイメージをそのままフレームに描画することが可能となる。これにより、PDLプログラムの内部で扱う中間データを、出力デバイス深さのまま蓄積することができるので、無駄な増色処理や減色処理が不要となる。したがって、プリンタコントローラ1では、PDLプログラムが扱うデータを削減することが可能となる。また、PDLプログラムの内部で扱う中間データ形式が従来よりもコンパクトであるので、描画で扱うデータ量が少なくなり、高速に描画処理が行なえる。
つぎに、プリンタドライバ2からプリンタコントローラ1に入力されるデータが、CMYK(Cyan、Magenta、Yellow、blacK)インデックスイメージデータである場合について説明する。
この場合、画像処理部13は、出力デバイス色が白黒である場合に、CMYKインデックスデータを検索する。そして、使用する色が2色であり、第1色が白、第2色が黒であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージをそのままフレームメモリに描画する。
また、使用する色が2色であり、第1色が黒、第2色が白であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージを反転させてフレームメモリに描画する。
さらに、出力デバイス色の第1色目が白であり、第2色目が黒以外の単一プレーン(C、M、Yの何れか)の最大濃度であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージをそのままフレームメモリに描画する。
また、出力デバイス色の第1色目が黒以外の単一プレーンの最大濃度であり、第2色目が白であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージを反転させてフレームメモリに描画する。
つぎに、プリンタドライバ2からプリンタコントローラ1に入力されるデータが、RGB(Red、Green、Blue)インデックスイメージデータである場合について説明する。
この場合、画像処理部13は、出力デバイス色が白黒である場合に、RGBインデックスデータを検索する。そして、CMYK変換後の色が2色であり、第1色が白、第2色が黒であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、ビットマップイメージをそのままフレームメモリに描画する。
また、CMYK変換後の色が2色であり、第1色が黒、第2色が白であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージを反転させてフレームメモリに描画する。
さらに、CMYK変換後の出力デバイス色の第1色目が白、第2色目が黒以外の単一プレーンの最大濃度であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージをそのままフレームメモリに描画する。
また、CMYK変換後の出力デバイス色の第1色目が黒以外の単一プレーンの最大濃度、第2色目が白であり、かつ、インデックスイメージが等倍イメージである場合に、フレーム描画部14はビットマップイメージを反転させてフレームメモリに描画する。
なお、画像処理部13は、インデックスデータ部の色の検索だけではなく、ビットマップイメージ部のビットのON/OFFを検索することによってイメージの上下端(先頭部や終端部)の白部分の検知を行なってもよい。この場合、画像処理部13は、イメージデータのうち、上下端の複数行(白イメージ部分)をイメージデータから削除する。これにより、画像処理部13は、中間データ量を削減することが可能となる。
また、画像処理部13は、ビットマップイメージ部をさらに圧縮することで中間データ量を削減してもよい。画像処理部13は、例えばランレングス等の簡易かつ高速な圧縮方法を使用して中間データを生成し、フレーム描画部14で展開させながらフレームメモリに描画を行なうことによって、データ量の削減を行なうことが可能となる。このように、簡易な圧縮方法を用いているので、圧縮や展開を短時間で行なうことが可能となり、全体の処理を短時間で行なうことが可能となる。
また、プリンタコントローラ1では、中間データの形式切り替え判定の条件に、描画時のラスターオペレーション(ROP)の種類を加えてもよい。換言すると、インデックスイメージデータのビットマップイメージを、そのままフレームメモリに描画する際の条件に、ラスターオペレーションを限定して適用する。
例えば、ブラシを使わずにソースイメージをデスティネーションに上書きする場合(ROP0xCCの場合)、フレーム描画時にラスタオペレーションを考慮せずにデスティネーションに上書きする。また、ブラシを使用する場合(ROP0xFCの場合)などにおいても、ブラシパターンが黒であればビットマップイメージをそのまま中間データに利用する。また、ブラシパターンを利用するラスターオペレーションの場合は、インデックスデータを白黒2色しか使用していなくても、ブラシパターンの形状により、フレーム描画結果が異なってしまうので、ビットマップデータをそのまま中間データにスプールしない。
本実施の形態のプリンタコントローラ1は、例えばCPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
また、本実施形態のプリンタコントローラ1で実行される画像処理プログラム(描画プログラム)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
本実施形態のプリンタコントローラ1で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態のプリンタコントローラ1で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。本実施の形態のプリンタコントローラ1で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(データ解析部12、画像処理部13、フレーム描画部14、スプーラ15)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、データ解析部12、画像処理部13、フレーム描画部14、スプーラ15が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本実施の形態では、画像の描画を行なう装置がプリンタである場合について説明したが、画像の描画を行なう装置はプロッターなどの他の画像出力装置(印刷装置)であってもよい。この場合、プリンタドライバ2の代わりに、画像出力装置に応じた画像出力制御装置(印刷制御装置)を用いる。また、プリンタコントローラ1の代わりに、画像出力装置に応じた画像処理装置(情報処理装置)を用いる。
このように実施の形態によれば、インデックスイメージが所定の条件を満たす場合に、PDLプログラムの内部で扱う中間データを、出力デバイス深さのまま蓄積することができるので、プリンタコントローラ1は、使用メモリ量の削減、及び、描画に掛かる処理時間を削減することが可能となる。
1 プリンタコントローラ
2 プリンタドライバ
12 データ解析部
13 画像処理部
14 フレーム描画部
15 スプーラ
100 プリンタシステム
2 プリンタドライバ
12 データ解析部
13 画像処理部
14 フレーム描画部
15 スプーラ
100 プリンタシステム
Claims (9)
- 画像出力制御装置から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を画像出力装置に行なわせる画像処理装置において、
前記PDLデータを中間データに変換する画像処理部と、
前記画像処理部が変換した中間データを前記画像出力装置のフレームメモリに出力して前記画像出力装置にイメージ描画を行なわせるフレーム描画部と、
を備え、
前記画像処理部は、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、前記PDLデータが所定の条件を満たす場合に、前記PDLデータが増加しないよう前記PDLデータを中間データに変換することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記PDLデータのインデックスイメージデータと、前記フレームメモリの描画深さが同一の深さである場合に、前記PDLデータが所定の条件を満たすと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、
2色のイメージ描画を行なう場合の第1色目が白色で第2色目が単一プレーンの最大濃度であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージである場合に、ビットマップイメージをそのまま中間データとし、
2色のイメージ描画を行なう場合の第1色目が単一プレーンの最大濃度で第2色目が白色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージである場合に、ビットマップイメージを反転した中間データを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記PDLデータが、RGBインデックスイメージデータであり、かつ前記画像出力装置が出力する色が白および黒である場合に、前記RGBインデックスイメージデータのCMYK変換後の色が第1色目の白色と第2色目の単一プレーンの最大濃度とからなる2色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージであれば前記ビットマップイメージをそのまま中間データとし、前記RGBインデックスイメージデータのCMYK変換後の色が第1色目の単一プレーンの最大濃度と第2色目の白色とからなる2色であり、かつ前記インデックスイメージデータが等倍イメージであれば前記ビットマップイメージを反転した中間データを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、前記ビットマップイメージの先頭部および/または終端部の白イメージ部分を削除して中間データを生成することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、前記ビットマップイメージを圧縮するとともに、前記フレーム描画部は、前記圧縮されたビットマップイメージを展開てイメージ描画を行なうことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、イメージ描画時のラスターオペレーションの種類に基づいて、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 画像出力制御装置から入力されるPDLデータを解釈して中間データを生成し、生成した中間データのイメージ描画を画像出力装置に行なわせる画像処理方法において、
前記PDLデータを中間データに変換する画像処理ステップと、
変換した中間データを前記画像出力装置のフレームメモリに出力して前記画像出力装置にイメージ描画を行なわせるフレーム描画ステップと、
を含み、
前記画像処理ステップは、前記PDLデータが所定の条件を満たすか否かを判断し、前記PDLデータが所定の条件を満たす場合に、前記PDLデータが増加しないよう前記PDLデータを中間データに変換することを特徴とする画像処理方法。 - 前記請求項8に記載の方法をコンピュータで実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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2007
- 2007-08-01 JP JP2007200691A patent/JP2009038562A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014110602A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム |
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