JP2010220118A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力画像データの画像の品質を維持しつつ、メモリ上への画像の描画を高速にする画像処理装置及び画像処理方法を提供すること。
【解決手段】入力画像データに含まれる色値の情報を生成する色情報生成手段と、前記色値のうち第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられたIndexテーブルを生成するIndexテーブル生成手段と、前記入力画像データに含まれる色値毎に前記ハッシュ値による第2の識別情報を生成し、前記第2の識別情報と、前記色値と同一の値を有する前記Indexテーブルに含まれる色値に対応付けられる前記第1の識別情報と、が異なる場合に、前記色値による描画を行い、前記第2の識別情報と前記第1の識別情報と、が同一の場合に、前記第1の識別情報による描画を行う、描画手段と、前記識別情報により描画された画像を、該識別情報に対応する色値に変換する変換手段と、を有する画像処理装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来から、PDLを解析して描画する画像形成装置において、プリンタエンジンが出力する画像形式にするため、カラー画像を、少ない色値の数により表現される画像に変換する画像処理の技術がある。このような画像処理は、PDLを解析して得られる描画コマンドにより、RGB値の画像をメモリ上に展開した後、色変換、階調処理等を行い、プリンタエンジンに対して出力する。
ところで、メモリ上に画像を描画する際に、背景をクリアする処理、論理演算処理、半透明処理等は、RGB値による処理になるため、描画に時間がかかる。そこで、特開平6−139364号公報(特許文献1)では、入力画像データをカラーパレットに展開し、カラーパレットによる描画を行うことが開示されている。また、特開平11−78126号公報(特許文献2)では、カラーパレット数を超える場合に、減色を行うことが開示されている。
またさらに、特開2007−216675号公報(特許文献3)には、カラーパレットのパレット数を表すビット数を、画像データ毎に変更することが開示されている。
しかしながら、上記特許文献2に記載の発明では、カラーパレット数にあわせて画像データの色数を減らすため、高画質が求められる画像の出力には対応できない。また、特許文献3に記載の発明では、入力画像データの色値の数が増加すると、カラーパレットの色数が増加するため、描画処理の速度が低下する。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、入力画像データの画像の品質を維持しつつ、メモリ上への画像の描画を高速にする画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は次の如き構成を採用した。
本発明の画像処理装置は、入力画像データに含まれる色値の情報を生成する色情報生成手段と、前記色値のうち第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられたIndexテーブルを生成するIndexテーブル生成手段と、前記入力画像データに含まれる色値毎に前記ハッシュ値による第2の識別情報を生成し、前記第2の識別情報と、前記色値と同一の値を有する前記Indexテーブルに含まれる色値に対応付けられる前記第1の識別情報と、が異なる場合に、前記色値による描画を行い、前記第2の識別情報と前記第1の識別情報と、が同一の場合に、前記第1の識別情報による描画を行う、描画手段と、前記識別情報により描画された画像を、該識別情報に対応する色値に変換する変換手段と、を有する構成とすることができる。
これにより、入力画像データの画像の品質を維持しつつ、メモリ上への画像の描画を高速にする画像処理装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、入力画像データに含まれ
る色値の情報を生成する色情報生成ステップと、前記色値のうち第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられたIndexテーブルを生成するIndexテーブル生成ステップと、前記入力画像データに含まれる色値毎に前記ハッシュ値による第2の識別情報を生成し、前記第2の識別情報と、前記色値と同一の値を有する前記Indexテーブルに含まれる色値に対応付けられる前記第1の識別情報と、が異なる場合に、前記色値による描画を行い、前記第2の識別情報と前記第1の識別情報と、が同一の場合に、前記第1の識別情報による描画を行う、描画ステップと、前記識別情報により描画された画像を、該識別情報に対応する色値に変換する変換ステップと、を有する構成とすることができる。
これにより、入力画像データの画像の品質を維持しつつ、メモリ上への画像の描画を高速にする画像処理方法を提供することができる。
本発明の画像処理装置及び画像処理方法によれば、入力画像データの画像の品質を維持しつつ、メモリ上への画像の描画を高速にする画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置を実装する画像形成装置の機構部の構成例を示す図である。 図2は、カラープリンタ1000における制御部の装置構成を示すブロック図である。 図3は、制御部100の機能構成の例を示す図である。 図4は、メインメモリ130上に設けられる各領域を説明する図である。 図5は、画像フォーマットを説明する図である。 図6は、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。 図7は、画像bが格納されたメインメモリ130の各プレーンを示す図である。 図8は、本実施形態の画像処理方法の全体を説明するフロー図である。 図9は、色テーブルを生成する処理を説明する図である。 図10は、色テーブルの例を示す図である。 図11は、Indexテーブルを生成する処理を説明する図である。 図12は、Index番号を求める処理を示すフロー図である。 図13は、Index番号が付加された色テーブルを示す図である。 図14は、中間Indexテーブルの例を示す図である。 図15は、Indexテーブルの例を示す図である。 図16は、小Indexテーブルの例を示す図である。 図17は、描画処理を説明するフロー図である。 図18は、グラフィックス描画処理を説明するフロー図である。 図19は、写真画像をカラー値により描画する処理を示すフロー図である。 図20は、制御部200のハードウェア構成を示す図である。 図21は、Indexテーブル生成部215のハードウェア構成を示す図である。 図22は、ソート処理部330におけるソート処理を示すフロー図である。 図23は、画像処理部217のハードウェア構成の例を示す図である。 図24は、Indexテーブル変換処理を説明するフロー図である。 図25は、描画処理の一例を示す図である。 図26は、PDLから取得される描画コマンドの例を示す図である。 図27は、カラープリンタ1000に設けられる制御部500の構成を示す図である。 図28は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。
以下、本実施の形態を図面に基づき説明する。
〔本実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置を実装する画像形成装置の機構部の構成例を示す図である。図1では、画像形成装置としてカラープリンタ1000を示す。カラープリンタ1000は、4色(Y、M、C、K)の画像をそれぞれ独立の作像系で形成し、この4色の画像を合成する4ドラムタンデムエンジンタイプの画像形成装置である。
カラープリンタ1000は、各部の動作を制御する制御部100を有する。本実施の形態に係る画像処理方法は、制御部100により実行される。
(カラープリンタ1000における制御部のブロック)
図2は、カラープリンタ1000における制御部の装置構成を示すブロック図である。図2の制御部100は、プリンタASIC110、プリンタエンジン120、メインメモリ130、及び、CPU190を有し、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)900に接続されている。
CPU190は、カラープリンタ1000の全体の制御を行う。プリンタエンジン120は、画像を媒体上に形成して出力する。メインメモリ130は、CPU190が出力する描画コマンド、CPU190が実行するプログラム、及び、画像データのうちバンド毎の画像データであるバンドデータ、ページ毎の圧縮データ等の各種データ等を格納する。
CPU190は、さらに、コンピュータプログラムを実行することにより、本実施形態に係る画像処理装置の各部の機能を実現する。
プリンタASIC110は、入力される画像データに対して所定の処理を行い、プリンタエンジン120に対して出力する。プリンタASIC110は、例えば、CPU インタフェース(以下、「I/F」という。)112、メインメモリアービタ113、メインメモリコントローラ114、DMA部116、エンジンコントローラ118、及び、通信処理部119を有する。
CPU I/F112は、メインメモリアービタ113を介してメインメモリコントローラ114に接続され、CPU190とメインメモリコントローラ114との間のインタフェース処理を行う。メインメモリアービタ113は、通信処理部119、及び、CPU190からの、メインメモリ130へのアクセス順等を管理する。メインメモリコントローラ114は、メインメモリ130へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。
DMA部116は、プリンタエンジン120へのDMA転送を行う。エンジンコントローラ118は、プリンタエンジン120を制御する。
通信処理部119は、通信コントローラであり、ネットワークを介して接続されたPC900から画像データを受信する。画像データは、例えば、PDL(page description language)の形式を有する。通信処理部119は、受信した画像データを、メインメモリ130に対して出力する。
(制御部100の機能構成の例)
図3は、制御部100の機能構成の例を示す図である。図3の制御部100では、入力された画像データが解析され、画像処理された後、プリンタエンジン120に対して出力される。図3の制御部100は、PDL記憶部1、PDL解析部2、色テーブル記憶部3、Indexテーブル生成部4、Indexテーブル記憶部5、描画処理部21、Indx&RGBA画像記憶部8、画像処理部22、階調処理後画像記憶部13、DMA処理部14を有し、プリンタエンジン120に接続される。
PDL記憶部1は、通信処理部119から送信されたPDLを記憶する。PDL解析部2は、PDL記憶部1に格納されたPDLを解析し、グラフィックスコマンドと写真画像コマンドとを取得する。グラフィックスコマンドの場合は、色テーブルを生成した後、色テーブル記憶部3に出力する。PDL解析部2は、Indexによる描画コマンドを、描画処理部21に出力する。写真画像コマンドの場合は、カラー情報と描画コマンドとを、描画処理部21に出力する。
色テーブル記憶部3は、色テーブルを記憶する。Indexテーブル生成部4は、色テーブル記憶部3が記憶する色テーブルから、Indexテーブルを生成する。生成されたIndexテーブルは、Indexテーブル記憶部5に記憶される。Indexテーブル記憶部5は、Indexテーブルを記憶する。
描画処理部21は、RGBA描画部7、及び、Index描画部6を有する。RGBA描画部7は、PDL解析部2からカラー情報とカラー画像の描画コマンドとを入力される。RGBA描画部7は、RGBAフォーマットの画像の描画を行う。
Index描画部6は、PDL解析部2から入力されるIndexによる描画コマンドとIndexテーブルとに基づいて、Index値による描画を行う。Index値による描画は、カラー画像の描画に比して、コンポーネントの数が少ないため、描画プレーン数が少ない。そこで、例えば、グラフィック画像等、少数の色により表現される画像を、Index値により描画することにより、描画処理を高速にすることができる。
Index&RGBA画像記憶部8は、RGBA描画部7及びIndex描画部6により描画される画像を格納する。
画像処理部22は、Indexテーブル変換部9、色変換部10、UCR部11、及び、階調処理部12を有する。Indexテーブル変換部9は、Index&RGBA画像記憶部8に格納されている画像のうち、Index値により描画されている画像を、Index値からカラー値に変換する。これにより、RGB値により描画された画像となる。Indexテーブル変換部9は、Indexテーブル記憶部5から、Indexテーブルを取得する。
色変換部10は、RGB値で表されるカラー画像を、CMY値で表されるカラー画像に変換する。UCR部11は、CMY値で表されるカラー画像に対し、下色除去を行い、CMYK値で表されるカラー画像を生成する。階調処理部12は、CMYK値で表されるカラー画像に対し、階調処理を行う。これにより、例えばディザ等の面積階調により表現される画像となる。
階調処理後画像記憶部13は、画像処理部22により処理された画像が格納される。階調処理後画像記憶部13に格納される画像データは、面積階調等の処理が行われ、プリンタにより出力されるための画像データである。
DMA処理部14は、プリンタエンジン120に対し、DMA転送により画像データを出力する。プリンタエンジン120は、入力される画像データを媒体に形成して出力する。
図3中、PDL解析部2、描画処理部21の各部、画像処理部22の各部は、例えば、CPU190がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
また、図3中、PDL記憶部1、色テーブル記憶部3、Indexテーブル記憶部5、Index&RGBA画像記憶部8、及び、階調処理後画像記憶部13は、例えば、メインメモリ130上に設けられる。
図4は、メインメモリ130上に設けられる各領域を説明する図である。図4では、メインメモリ130上に、プログラム領域、PDL領域、色テーブル領域、Indexテーブル領域、Index&RGBA領域、階調処理後画像領域、及び、その他の情報を格納する領域が設けられている。プログラム領域は、CPU190が実行するプログラムを格納する領域である。PDL領域は、PDL記憶部1に対応する。色テーブル領域は、色テーブル記憶部3に対応する。Indexテーブル領域は、Indexテーブル記憶部5に対応する。Index&RGBA領域は、Index&RGBA画像記憶部8に対応する。階調処理後画像領域は、階調処理後画像記憶部13に対応する。
Index&RGBA領域は、プレーン0領域、プレーン1領域、プレーン2領域、及び、プレーン3領域を有する。プレーン0領域からプレーン3領域は、それぞれ、一の色コンポーネント毎の画像データを格納する。例えば、プレーン1領域にR値、プレーン2領域にG値、プレーン3領域にB値を格納し、さらに、プレーン0領域に属性値を格納するとよい。プレーン0領域には、また、Index値により描画される画像が格納されるとよい。また、Index値が2毎のプレーンにまたがるビット数を有する場合には、例えば、プレーン0領域とプレーン1領域とにIndex値が格納されるとよい。これにより、4毎のプレーンで、Index値により描画された画像と、RGBA値により描画された画像との両方を格納することができる。
図5は、画像フォーマットを説明する図である。図5では、カラー画像のフォーマットと、Index値によるフォーマットとの両方を示す。カラー画像のフォーマットは、ヘッダと属性値(以下、「A」ともいう。)とからなる8ビット、R値、G値、及び、B値のそれぞれ8ビットの計32ビットを有する。これらの画像データは、8ビット毎に、それぞれ、プレーン0領域からプレーン3領域に格納される。
Index値によるフォーマットは、Indexフォーマット1及びIndexフォーマット2の2つのフォーマットがある。Indexフォーマット1は、1ビットのヘッダと7ビットの小Indexテーブル値とからなる8ビットのフォーマットである。Indexフォーマット1の画像データは、プレーン0領域に格納される。
Indexフォーマット2は、2ビットのヘッダと、14ビットのIndexテーブル値とからなる16ビットのフォーマットである。Indexフォーマット2は、プレーン0領域及びプレーン1領域に格納される。
図6は、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。図6は、画像a及び画像bを示す。画像aは、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。画像aは、写真画像部分と、グラフィックス画像部分とを有する。画像bは、メインメモリ130上に描画された例を示す図である。画像bは、グラフィックス画像部分が、Index値により描画され、写真画像部分が、カラー画像フォーマットにより描画されている。
図7は、図6の画像bが格納されたメインメモリ130の各プレーンを示す図である。図7では、プレーン0領域が、Indexフォーマット1により描画された領域、カラー画像フォーマットのうちA値により描画された領域、及び、Indexフォーマット2の上位8ビットにより描画された領域を有する。
プレーン1領域は、カラー画像フォーマットのうちR値により描画された領域と、Indexフォーマット2の下位8ビットにより描画された領域を有する。プレーン2領域は、カラー画像フォーマットのうちG値により描画された領域を有し、プレーン3領域は、カラー画像フォーマットのうちB値により描画された領域を有する。
図7に示すように、プレーン1領域からプレーン3領域には、Indexフォーマット1により描画されることがない。また、プレーン2領域及びプレーン3領域には、Indexフォーマット2により描画されることがない。これにより、描画を高速にすることができる。
図8は、本実施形態の画像処理方法の全体を説明するフロー図である。図8のステップS101では、PDL記憶部1がPDLを読み込み、PDL解析部2が、PDLを解析する。ステップS102では、Indexテーブル生成部4が、Indexテーブルを生成する。ステップS103では、描画処理部21がメインメモリ130上に画像を描画する。
ステップS104では、Indexテーブル記憶部5に格納されているIndexテーブルを、画像処理部22が有するバッファに格納する。
ステップS105では、画像処理部22が、Index値をRGB値に変換した後、色変換、UCR処理、階調処理等を行い、印刷用のCMYKによる階調画像データを生成する。
ステップS106では、DMA処理部14が、画像データをプリンタエンジン120にDMA転送し、プリンタエンジン120が印刷処理を行う。
図9は、色テーブルを生成する処理を説明する図である。図9の処理は、PDL解析部2によりおこなわれる。図9のステップS201では、PDLを解析し、描画コマンドを生成する。ステップS201に続いてステップS202に進み、生成した描画コマンドがグラフィックス描画コマンドか否かを判断する。グラフィックス描画コマンドの場合は、ステップS203に進み、グラフィックス描画コマンドではない場合には、RGBA描画処理に進むため、このフローによる処理は行われず、ステップS206に進む。
ステップS202に続くステップS203では、ステップS201で生成された描画コマンドが四角形描画コマンドか否かを判断する。四角形描画コマンドの場合には、ステップS204に進み、そうではない場合には、ステップS205に進む。
ステップS203に続くステップS204では、描画する四角形の、X幅とY幅とを乗算し、描画面積を求める。さらに、求めた描画面積を色テーブルに登録する。色テーブルには、RGBA値と面積情報とが対応づけられる。一方、ステップS203に続くステップS205では、X幅を描画面積とし、色テーブルにRGBA値と面積情報とを対応づけて登録する。
なお、異なる描画コマンドで同一のRGBA値がある場合には、それぞれの描画コマンド毎に、RGBA値と面積情報を対応づけてもよく、また、同一のRGBA値毎に、描画面積を加算した合計の面積の面積情報を対応づけてもよい。
ステップS204又はステップS205に続いてステップS206に進み、PDLに含まれている全ての描画コマンドが処理されたか否かの判断がなされる。全ての描画コマンドが終了している場合には、処理を終了する。処理されていない描画コマンドを含む場合には、ステップS201に戻り処理を繰り返す。
図10は、色テーブルの例を示す図である。図10では、入力された順の「入力番号」毎に、面積情報とカラー値とが対応づけられている。なお、カラー値の情報を「色情報」又は「カラー情報」ともいう。
図11は、Indexテーブルを生成する処理を説明する図である。図11の処理は、Indexテーブル生成部4により行われる。ステップS301では、Indexテーブル生成部4が、PDL解析部が生成した色テーブルから、RGBA値によるカラー値と面積情報との組み合わせの1つのレコードを取得する。ステップS302では、カラー値の数を計算する。カラー値の数は、次式により求められる。
(カラー値の数)=R×2^24+G×2^16+B×2^8+A
ステップS303では、Index番号を計算により求める。Index番号は、次式により求められる。
Index番号=カラー値の数 (MOD) インデックステーブル数
より詳細には、図12のフローに示す処理により求めることができる。図12のステップS401では、カラー値の数に、インデックステーブル数の逆数を乗じた数、を求め、これを切り捨てにより整数化した数を、WORKデータとする。
ステップS402では、カラー値の数からWORKデータにインデックステーブル数を乗じた数を減じた数を、Index番号とする。
図11に戻り、ステップS304では、ステップS301で取得した色テーブルの情報に、ステップS303で求めたIndex番号を付加し、色テーブルを更新する。図13は、Index番号が付加された色テーブルを示す図である。図13では、図10の色テーブルに対し、Index番号が付加されている。
ステップS305では、現在作成途中のIndexテーブル(以下、「中間Indexテーブル」という。)に含まれるレコードのうち、ステップS303で生成されたIndex番号のレコードを参照する。そして、参照したレコードのカラー値が、ステップS304でIndex番号を生成したカラー値と同一か否かを判定する。同一の場合には、ステップS306に進み、同一ではない場合には、ステップS307に進む。
図14は、中間Indexテーブルの例を示す図である。図14では、Index番号に、カラー値と面積の合計の情報とが対応づけられている。
なお、PDLに含まれるカラー情報のうち最初に処理されるカラー情報の場合は、中間Indexテーブルは存在しなくてもよい。中間Indexテーブルが存在しない場合は、ステップS306に進む。
ステップS306では、中間Indexテーブルの該当するIndex番号の面積の合計に、ステップS301で取得したレコードに含まれている面積を加算し、面積の合計の情報を更新する。
ステップS307では、中間Indexテーブルの該当するIndex番号のカラー値の項目に、ステップS301で取得したレコードに含まれているカラー値をセットし、さらに、対応する面積の合計の情報に、ステップS301で取得したレコードに含まれている面積の情報をセットする。
ステップS306又はステップS307に続いてステップS308に進み、色テーブルに含まれる全てのカラー値について、処理が終了したか否かの判断がなされる。処理が終了している場合は、ステップS309に進み、処理が終了していないレコードがある場合には、ステップS301に戻って処理を繰り返す。
ステップS308に続くステップS309では、中間Indexテーブルに含まれるカラー値のレコードを、Indexテーブルにコピーする。さらに、中間Indexテーブルの各レコードに含まれている面積の合計の情報により、レコードのソート処理を行い、面積の大きい側から順に、小Index値を付与する。小Index値は、0から127までの数値である。付与した小Index値を、Indexテーブルの対応するレコード毎に小Index値としてセットする。
ステップS309では、さらに、小Index値が付与されたレコードからなる小Indexテーブルを生成し、処理されたレコードのカラー値をセットする。
また、ここまでに小Index値が付与されなかったIndexテーブルの各レコードにおいて、小Index値を128にセットする。
図15は、Indexテーブルの例を示す図である。Indexテーブルは、Index番号に、カラー値と小Index番号とが対応づけられている。図16は、小Indexテーブルの例を示す図である。小Indexテーブルは、0から127までのIndex番号に、カラー値が対応づけられている。
図17は、描画処理部21における描画処理を説明するフロー図である。図17の描画処理は、RGBA描画部7及びIndex描画部6により実現される。
ステップS501では、色テーブルの番号をカウントするカウンタIの値を初期化し、I=0とする。ステップS502では、PDL解析部2により解析された描画コマンドを読み込む。ステップS503では、読み込んだ描画コマンドが、グラフィックス描画コマンドか否かの判断がなされる。グラフィックス描画コマンドの場合は、ステップS504に進み、グラフィックス描画コマンドではない場合は、ステップS505に進む。
ステップS504では、Index描画部6によるグラフィクス描画処理が行われる。一方、ステップS505では、RGBA描画部7による写真描画処理が行われる。なお、写真描画処理とは、RGB値による描画処理である。ステップS504に続いてステップS506に進み、カウンタIの値を1加算する。
ステップS505又はステップS506に続くステップS507では、PDL解析部により解析されて得られた全ての描画コマンドに対する処理が終了したか否かの判断がなされる。全ての処理が終了している場合には、処理を終了し、処理されていない描画コマンドがある場合には、ステップS502に戻って処理を繰り返す。
図18は、ステップS504におけるグラフィックス描画処理を説明するフロー図である。グラフィックス描画処理は、Index描画部6により実行される。図18のステップS601では、色テーブルのレコードのうち、I番目のレコードのIndex番号を取得する。
ステップS601に続いてステップS602に進み、IndexテーブルにおけるステップS601で取得されたIndex番号のカラー値が、描画コマンドのカラー値か否かを判断する。描画コマンドのカラー値と同じ場合には、ステップS603に進み、描画コマンドのカラー値と異なる場合には、ステップS607に進む。
なお、描画コマンドのカラー値と異なる場合とは、図11で求めたカラー値の数、すなわちハッシュ関数によるハッシュ値が、衝突している。そこで、Indexフォーマットによる描画ではなく、カラー値による描画を行う。
ステップS602に続くステップS603では、ステップS601で取得されたIndex番号のレコードが、小Index値を含むか否かの判断を行う。なお、小Index値を含むとは、そのレコードの小Index値が、0から127のうちの何れか一の値を有することである。小Index値を含む場合には、ステップS604に進み、小Index値を含まない場合には、ステップS605に進む。
ステップS604では、Indexテーブル1の値により、プレーン0領域に対する描画を行う。一方、ステップS605では、Indexテーブル2の上位8ビットの値で、プレーン0領域の描画を行う。ステップS605に続いてステップS606に進み、Indexテーブル2の下位8ビットの値で、プレーン1領域の描画を行う。
またステップS602に続くステップS607では、RGBAのA値によりプレーン0領域を描画する。ステップS608では、RGBAのR値によりプレーン1領域を描画する。ステップS609では、RGBAのG値によりプレーン2領域を描画する。ステップS610では、RGBAのB値によりプレーン3領域を描画する。
図19は、写真画像をカラー値により描画する処理を示すフロー図である。図19の処理は、RGBA描画部7により実行される。図19のステップS701では、RGBA描画部7が、写真画像のソース画像を取得する。ステップS701に続くステップS702からステップS705の処理は、図18のステップS607からステップS610の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図20は、制御部200のハードウェア構成を示す図である。制御部200は、制御部100に代えて、カラープリンタ1000内に設けられ、同一の機能を実現する。
制御部200は、プリンタASIC210、プリンタエンジン120、メインメモリ130、及び、CPU290を有し、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)900に接続されている。
プリンタASIC210は、例えば、CPU インタフェース(以下、「I/F」という。)212、メインメモリアービタ213、メインメモリコントローラ214、画像処理部217、Indexテーブル生成部215、DMA部216、エンジンコントローラ218、及び、通信処理部219を有する。
制御部200において、制御部100と機能が異なる各部は、画像処理部217、Indexテーブル生成部215、及び、CPU290である。その他の各部は、制御部100が有する同名の各部と同一の機能及び構成を有するので、ここでは説明を省略する。
画像処理部217は、プリンタASIC210内に設けられ、画像処理部22の機能を実現する専用のハードウェアである。Indexテーブル生成部215は、プリンタASIC内に設けられ、Indexテーブル生成部4の機能を実現する専用のハードウェアである。CPU290は、コンピュータプログラムを実行することにより、描画処理部21、及び、DMA処理部14の機能を実現する。
図21は、Indexテーブル生成部215のハードウェア構成を示す図である。Indexテーブル生成部215は、バスアービタI/F390、色テーブル読込部310、色テーブルアドレス生成部312、Index番号演算部311、中間Indexテーブル制御部320、中間Indexテーブル記憶部321、ソート処理部330、Indexテーブル記憶部331、小Indexテーブル記憶部332、Index番号バッファー部361、Index番号アドレス生成部362、Index番号書込部360、Indexテーブル書込部350、Indexテーブルバッファー部351、及び、Indexテーブルアドレス生成部352を有する。
バスアービタI/F390は、Indexテーブル生成部215に対するメインメモリ130からのデータの入力、及び、Indexテーブル生成部215からメインメモリ130へのデータの出力を調停する。
色テーブル読込部310は、図11のステップS301の処理を実行する。色テーブルアドレス生成部312は、色テーブル読込部310がカラー値等を読み込む際の、メインメモリ上のアドレスを生成する。
Index番号演算部311は、図11のステップS302及びステップS303の処理を実行する。
中間Indexテーブル制御部320は、図11のステップS306及びステップS307の処理を実行する。中間Indexテーブル記憶部321は、中間Indexテーブルを記憶する。ソート処理部330は、図11のステップS309の処理のうち、面積によるソート処理を行う。Indexテーブル記憶部331は、Indexテーブルを記憶する。小Indexテーブル記憶部332は、小Indexテーブルを記憶する。
Index番号バッファー部361は、生成されたIndex番号を保持する。Index番号書込部360は、Index番号バッファー部361に保持されるIndex番号を、メインメモリ130上の領域に格納させる。Index番号アドレス生成部362は、Index番号をメインメモリ130上に格納する際のメインメモリ130上のアドレスを生成する。
Indexテーブルバッファー部351は、生成されたIndexテーブルを保持する。Indexテーブル書込部350は、Indexテーブルをメインメモリ130上の領域に格納させる。Indexテーブルアドレス生成部352は、Indexテーブルをメインメモリ130上に格納する際の、メインメモリ130におけるアドレスを生成する。
図22は、ソート処理部330におけるソート処理を示すフロー図である。図22のステップS801では、小Index値を示すカウンタJを0に初期化する。ステップS802では、面積の最大値をMAXを0に初期化する。ステップS802では、さらに、Index番号のカウンタIを0に初期化する。
ステップS803では、中間IndexテーブルにおけるI番のIndex番号の面積値を読み込む。ステップS804では、最大面積値を表す変数(MAX面積値)が、ステップS803で読み込んだ中間Index番号の面積値より小さいか否かの判断がなされる。小さい場合には、ステップS806に進み、そうではない場合には、ステップS805に進む。
ステップS805では、最大面積値を有するIndex番号を表す変数(MAX_I番号)を、Iとする。ステップS805では、さらに、(MAX面積値)の値に、ステップS803で読み込んだ中間Index番号の面積値を代入する。
ステップS804又はステップS805に続くステップS806では、カウンタIの値に1加算する。
ステップS807では、カウンタIの値が、Indexテーブルのレコード数に等しいか否かの判断がなされる。等しい場合、すなわち、全てのIndexテーブルのレコードについて、ステップS803からステップS806の処理が行われた場合には、ステップS808に進む。等しくない場合には、ステップS803に戻って処理を繰り返す。
ステップS808では、中間Indexテーブルにおける(MAX_I番号)に対応する面積値を、0とする。さらに、小IndexテーブルにおけるJ番目のレコードに、中間Indexテーブルの(MAX_I番号)のカラー値を入れる。ステップS808では、さらに、中間Indexテーブルの(MAX_I番号)の小Index値を、Jとする。
ステップS809では、カウンタJの値に1加算する。
ステップS810では、カウンタJの値が128か否かを判断する。Jの値が128、すなわち、全ての小Index値に対応するカラー値が設定された場合には、処理を終了する。設定されていない小Index値がある場合には、ステップS802に戻って処理を繰り返す。
図23は、画像処理部217のハードウェア構成の例を示す図である。画像処理部217は、バスアービタI/F490、パラメータ読込部410、アドレス生成部412、DMAパラメータ記憶部491、画像読込部429、Indexテーブル変換部420、色変換部440、階調処理部450、画像バッファー部481、アドレス生成部482、及び、画像書込部480を有する。
画像処理部217は、さらに、各種のパラメータを記憶する記憶部として、Indexテーブル1記憶部431、Indexテーブル2記憶部432、格子点データ記憶部441、ガンマーテーブル記憶部442、ハーフトーンパラメータ記憶部451、及び、しきい値マトリックス記憶部452を有する。
パラメータ読込部410は、メインメモリ130から、画像処理に係るパラメータを取得する。取得されるパラメータは、それぞれ、上記の記憶部に格納される。パラメータ読込部410は、メインメモリ130からのデータの転送を、DMAにより実現する。
アドレス生成部412は、パラメータ読込部410が読み込むパラメータの、メインメモリ130上のアドレスを生成する。DMAパラメータ記憶部491は、パラメータ読込部410がDMA転送を行う際の、DMA転送に係るパラメータを保持する。これにより、画像処理後の画像をメインメモリ130に格納する際に、このパラメータを用いてDMA転送を行うことができる。
画像読込部429は、メインメモリ130上のIndex&RGBA画像記憶部8に格納されている画像データを読み込み、Indexテーブル変換部420に出力する。
Indexテーブル変換部420は、Index値により描画される画像を、RGB値により描画される画像に変換する。Indexテーブル変換部420は、Index値変換部421、プレーン0バッファー部423、プレーン1バッファー部424、プレーン2バッファー部425、プレーン3バッファー部426、及び、アドレス生成部422を有する。
アドレス生成部422は、画像読込部429が画像データを読み込む際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。プレーン0バッファー部423からプレーン3バッファー部426は、それぞれ、メインメモリ130上の、プレーン0領域からプレーン3領域に格納されている、各プレーンの画像データを格納するバッファーである。
Index値変換部421は、Indexフォーマットにより表される画像データを、RGB値により表される画像データに変換する。Index値変換部421は、プレーン0バッファー部423に格納されている画像データのうち、上位1ビット又は2ビットのヘッダ部分を読み込むことにより、Indexフォーマットにより表される画素のデータを取得する。
より詳細には、図5のIndexフォーマット1の場合には、上位1ビットの値が「1」であり、図5のIndexフォーマット2の場合には、上位2ビットの値が「01」である。したがって、これらの値により、プレーン0バッファー部423とプレーン1バッファー部424に格納されているデータを取得する。Index値変換部421は、さらに、Indexテーブル1記憶部431に格納される小Indexテーブル、又は、Indexテーブル2記憶部432に格納されるIndexテーブルにより、取得した画像データを、RGB値に変換し、色変換部440に出力する。
色変換部440は、RGB値により表される画像データを、CMY値により表される画像データに変換する。色変換部440は、さらに、CMY値により表される画像データを、下色除去により、CMYK値により表される画像データに変換する。色変換部440は、これらの処理に、格子点データ記憶部441に格納される格子点データ、及び、ガンマーテーブル記憶部442に格納されるガンマーテーブルを用いる。
階調処理部450は、CMYK値で表される画像データを、面積階調により表される画像データに変換する。階調処理部450は、これらの処理に、ハーフトーンパラメータ記憶部451に格納されるハーフトーンパラメータ、及び、しきい値マトリックス記憶部452に格納されるしきい値マトリックスを用いる。
画像バッファー部481は、階調処理部450により処理された画像データが格納される。画像バッファー部481は、メインメモリ130に対するアクセスの単位より大きい容量を有するとよい。メインメモリ130に対するアクセスの単位とは、例えば、メインメモリ130のバーストレングスである。画像書込部480は、DMA転送により、画像バッファー部481に保持される画像データをメインメモリ130に格納させる。アドレス生成部482は、画像書込部480が、画像データをメインメモリ130に格納させる際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。
バスアービタ−I/F490は、画像処理部217とメインメモリ130とのデータの入出力を調停する。
図24は、Index値変換部421におけるIndexテーブル変換処理を説明するフロー図である。図24のステップS901では、プレーン0バッファー部423からプレーン3バッファー部426に格納されている同一の一の画素のデータを読み込む。
ステップS902では、プレーン0の上位1ビットの値が、”1”であるか否かを判断する。”1”である場合には、Indexテーブル1のヘッダと判断し、ステップS904に進む。”1”ではない場合には、ステップS903に進む。
ステップS903では、プレーン0の上位2ビットの値が、”01”であるか否かを判断する。”01”である場合には、Indexテーブル2のヘッダと判断し、ステップS905に進む。”01”ではない場合には、ステップS906に進む。
ステップS904では、プレーン0の値により、Indexテーブル1記憶部431に格納されている小Indexテーブルにアクセスし、RGB値を求める。
ステップS905では、プレーン0とプレーン1の値により、Indexテーブル2記憶部432に格納されているIndexテーブルにアクセスし、RGB値を求める。
ステップS906では、プレーン1の値をR値、プレーン2の値をG値、プレーン3の値をB値として、RGB値を決定する。
ステップS907では、画像読込部429が読み込む全ての画素に対する処理が終了したか否かの判断がなされる。全ての画素の処理が終了している場合には処理を終了し、終了していない場合には、ステップS901に戻って処理を繰り返す。
図25は、描画処理の一例を示す図である。図25では、左に示す画像の描画を、領域R1、領域R2、及び、写真領域の3つの領域毎に描画を行う。領域R1は、文字領域である。また、領域R2は、グラフィックス領域である。これらの領域は、写真画像より色数が少ないため、Index値による描画を行うことにより、描画処理を高速に実現することができる。
図26は、PDLから取得される描画コマンドの例を示す図である。図26において、(a)はパラメータ設定コマンド、(b)及び(c)はグラフィックス描画コマンド、(d)は写真画像描画コマンド、(e)は終了コマンドである。
本実施の形態では、(b)及び(c)のグラフィックス描画コマンドの描画を、Index値による描画により実現する。なお、(b)は、四角形を描画するコマンドであり、(c)は、水平ラインを描画するコマンドである。そこで、描画コマンド毎に描画する面積は、(b)の場合は、X幅とY幅との乗算となり、(c)の場合は、X幅となる。
図27は、カラープリンタ1000に設けられる制御部500の構成を示す図である。制御部500は、制御部100又は制御部200に代えてカラープリンタ1000に設けられるとよい。
制御部500において制御部200と異なる構成は、CPU I/F512及びCPU592であり、その他の各部は、制御部200と同一である。そこで、ここではCPU I/F512及びCPU592について説明し、その他の各部については説明を省略する。
CPU591及びCPU592は、それぞれ、Indexテーブル生成部4、描画処理部21、及び、画像処理部22のうち、何れか一以上の機能を実現する。特に、Index生成部4の処理を、他の処理と分けることにより、本実施形態の画像処理方法をパイプライン処理により効率的に実現することができる。
(コンピュータ等による実現 MFP)
図28は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。図28のコンピュータは、主処理部90、入力装置91、表示装置92、スキャナ93、プロッタ94、NIC96、ドライブ装置98、ハードディスク装置(以下、「HDD」という。)99、入力I/F919、表示I/F929、スキャナI/F939、プロッタI/F949、ドライブI/F989、及び、HDD I/F999を有する。
主処理部90は、コンピュータプログラムを実行して各機能を実現する。主処理部90は、例えば、CPU901、ROM908、及び、RAM909を有する。CPU901は、コンピュータプログラムを実行することにより、コンピュータが有する各デバイス等の制御を行う。ROM908は、例えば、コンピュータプログラムやパラメータ等が格納され、CPU901にそれらが供せられる。RAM909は、例えば、CPU901がコンピュータプログラムを実行する際のワークメモリとして供せられる。
入力装置91は、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスとして構成され、コンピュータに対する指示等が入力される。表示装置92は、コンピュータの状態等が表示される。スキャナ93は、画像を光学的に読み取って、画像データを生成する。プロッタ94は、媒体上に画像を形成して出力する。
NIC96は、コンピュータと外部とをネットワークを介して接続する際のインタフェースの機能を実現し、その制御を行う。ドライブ装置98は、記録媒体が挿入され、その記録媒体に記録された情報を読み出し、またその記録媒体に情報を記録する。HDD99は、大容量のデータを格納する記憶手段である。
入力I/F919は、表示I/F929、スキャナI/F939、プロッタI/F949、ドライブI/F989、及び、HDD I/F999は、それぞれ、入力装置91、表示装置92、スキャナ93、プロッタ94、ドライブ装置98、及び、HDD99がバスを介して主処理部90と接続される際のインタフェースである。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置は、グラフィックス画像を含む画像の高速処理に有用であり、特に、印刷処理に適している。
1 PDL記憶部
2 PDL解析部
3 色テーブル記憶部
4 Indexテーブル生成部
5 Indexテーブル記憶部
6 Index描画部
7 RGBA描画部
8 Index&RGBA画像記憶部
9 Indexテーブル変換部
10 色変換部
11 UCR部
12 階調処理部
13 階調処理後画像記憶部
14 DMA処理部
21 描画処理部
22 画像処理部
90 主処理部
91 入力装置
92 表示装置
93 スキャナ
94 プロッタ
98 ドライブ装置
100 制御部
113 メインメモリアービタ
114 メインメモリコントローラ
116 DMA部
118 エンジンコントローラ
119 通信処理部
120 プリンタエンジン
130 メインメモリ
200 制御部
215 Indexテーブル生成部
217 画像処理部
310 色テーブル読込部
311 Index番号演算部
312 色テーブルアドレス生成部
320 中間Indexテーブル制御部
321 中間Indexテーブル記憶部
330 ソート処理部
331 Indexテーブル記憶部
332 小Indexテーブル記憶部
350 Indexテーブル書込部
351 Indexテーブルバッファー部
352 Indexテーブルアドレス生成部
360 Index番号書込部
361 Index番号バッファー部
362 Index番号アドレス生成部
410 パラメータ読込部
412 アドレス生成部
420 Indexテーブル変換部
421 Index値変換部
422 アドレス生成部
423 プレーン0バッファー部
424 プレーン1バッファー部
425 プレーン2バッファー部
426 プレーン3バッファー部
429 画像読込部
431 Indexテーブル1記憶部
432 Indexテーブル2記憶部
440 色変換部
441 格子点データ記憶部
442 ガンマーテーブル記憶部
450 階調処理部
451 ハーフトーンパラメータ記憶部
452 しきい値マトリックス記憶部
480 画像書込部
481 画像バッファー部
482 アドレス生成部
491 DMAパラメータ記憶部
500 制御部
1000 カラープリンタ
特開平6−139364号公報 特開平11−78126号公報 特開2007−216675号公報

Claims (9)

  1. 入力画像データに含まれる色値の情報を生成する色情報生成手段と、
    前記色値のうち第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられたIndexテーブルを生成するIndexテーブル生成手段と、
    前記入力画像データに含まれる色値毎に前記ハッシュ値による第2の識別情報を生成し、前記第2の識別情報と、前記色値と同一の値を有する前記Indexテーブルに含まれる色値に対応付けられる前記第1の識別情報と、が異なる場合に、前記色値による描画を行い、前記第2の識別情報と前記第1の識別情報と、が同一の場合に、前記第1の識別情報による描画を行う、描画手段と、
    前記識別情報により描画された画像を、該識別情報に対応する色値に変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記Indexテーブル生成手段は、さらに、前記入力画像データによる画像に含まれる画素毎に、前記識別情報による描画と前記色値による描画との何れの描画を行うかを識別するヘッダ情報を生成し、
    前記描画手段は、前記識別情報による描画により、前記ヘッダ情報と前記識別情報とを含む第1のフォーマットの画素データを生成し、前記色値による描画により、前記ヘッダ情報と前記色値とを含む第2のフォーマットの画素データを生成し、
    前記第1のフォーマットと前記第2のフォーマットとの2つの画素フォーマットを含む画像データを、一の領域に格納する記憶手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記変換手段は、前記記憶手段に格納された画像データの画素毎に、前記第1のフォーマット及び前記第2のフォーマットの何れのフォーマットであるかの情報を、前記画素データ毎に含まれるヘッダ情報から取得し、前記第1のフォーマットの画素データを、前記Indexテーブルに基づく色値に変換することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記Indexテーブル生成手段は、前記入力画像データに含まれるオブジェクト毎に、該オブジェクトに含まれる色値の数が、第1の所定数より少ない場合に、前記Indexテーブルを生成することを特徴とする請求項1ないし3何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記Indexテーブルは、前記入力画像データに含まれる色値のうち、描画面積が大きい側から第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記Indexテーブル生成手段は、さらに、前記第1の所定数より少ない第2の所定数の色値に対し、前記第1の識別情報よりデータ量の少ない第3の識別情報が対応づけ、
    前記描画手段は、前記第3の識別情報が対応づけられる色値を有する画素を、前記第3の識別情報により描画することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段は、さらに、前記Indexテーブルを保持する領域を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. 入力画像データに含まれる色値の情報を生成する色情報生成ステップと、
    前記色値のうち第1の所定数の色値にハッシュ値による第1の識別情報が対応づけられたIndexテーブルを生成するIndexテーブル生成ステップと、
    前記入力画像データに含まれる色値毎に前記ハッシュ値による第2の識別情報を生成し、前記第2の識別情報と、前記色値と同一の値を有する前記Indexテーブルに含まれる色値に対応付けられる前記第1の識別情報と、が異なる場合に、前記色値による描画を行い、前記第2の識別情報と前記第1の識別情報と、が同一の場合に、前記第1の識別情報による描画を行う、描画ステップと、
    前記識別情報により描画された画像を、該識別情報に対応する色値に変換する変換ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記Indexテーブル生成ステップにおいて、さらに、前記入力画像データによる画像に含まれる画素毎に、前記識別情報による描画と前記色値による描画との何れの描画を行うかを識別するヘッダ情報を生成し、
    前記描画ステップにおいて、前記識別情報による描画により、前記ヘッダ情報と前記識別情報とを含む第1のフォーマットの画素データを生成し、前記色値による描画により、前記ヘッダ情報と前記色値とを含む第2のフォーマットの画素データを生成し、
    前記第1のフォーマットと前記第2のフォーマットとの2つの画素フォーマットを含む画像データを、記憶手段における一の領域に格納する格納ステップを有することを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
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