JP2010220131A - 画像符号化装置、及び、画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化装置、及び、画像符号化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像毎にIndexテーブルを生成して高速な描画を行う際に、Indexテーブルの保持と管理の処理を軽減する画像処理装置及び画像処理方法を提供すること。
【解決手段】画像の描画コマンドを有する入力データを解析し、前記画像が有する画素の色値を取得する色情報取得手段と、前記色値毎に一意に対応づけられるインデックス値を生成してインデックステーブルを生成するインデックステーブル生成手段と、前記入力データと前記インデックステーブルとに基づいて、前記画像をインデックス値により描画するインデックス描画手段と、描画された前記画像が有するインデックス値を、前記インデックステーブルに基づいて色値に変換し、さらに、色値に変換されたカラー画像を符号化して符号データを生成する符号化手段と、を有する画像符号化装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像符号化装置、及び、画像符号化方法に関する。
従来から、PDLを解析して描画する画像形成装置において、プリンタエンジンが出力する画像形式にするため、カラー画像を、少ない色値の数により表現される画像に変換する画像処理の技術がある。このような画像処理は、PDLを解析して得られる描画コマンドにより、RGB値の画像をメモリ上に展開した後、色変換、階調処理等を行い、プリンタエンジンに対して出力する。
ところで、メモリ上に画像を描画する際に、背景をクリアする処理、論理演算処理、半透明処理等は、RGB値による処理になるため、描画に時間がかかる。そこで、特開平6−139364号公報(特許文献1)では、入力画像データをカラーパレットに展開し、カラーパレットによる描画を行うことが開示されている。また、特開平11−78216号公報(特許文献2)では、カラーパレット数を超える場合に、減色を行うことが開示されている。
またさらに、特開2007−216675号公報(特許文献3)には、カラーパレットのパレット数を表すビット数を、画像データ毎に変更することが開示されている。
なお、上記特許文献等に記載の「カラーパレット」は、「Indexテーブル」に対応する。
しかしながら、Indexテーブルを用いる描画では、Index値による描画の後、そのIndex値を実際のカラー値に変換するまでの間、Indexテーブルを保持しなくてはならない。したがって、Indexテーブルを、画像毎、又は、画像の中のオブジェクト毎等に応じて変換する際に、それぞれのIndexテーブルを管理する処理とそのIndexテーブルを保持するメモリとが必要になる。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、画像毎にIndexテーブルを生成して高速な描画を行う際に、Indexテーブルの保持と管理の処理を軽減する画像符号化装置及び画像符号化方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の画像符号化装置は次の如き構成を採用した。
本発明の画像符号化装置は、画像の描画コマンドを有する入力データを解析し、前記画像が有する画素の色値を取得する色情報取得手段と、前記色値毎に一意に対応づけられるインデックス値を生成してインデックステーブルを生成するインデックステーブル生成手段と、前記入力データと前記インデックステーブルとに基づいて、前記画像をインデックス値により描画するインデックス描画手段と、描画された前記画像が有するインデックス値を、前記インデックステーブルに基づいて色値に変換し、さらに、色値に変換されたカラー画像を符号化して符号データを生成する符号化手段と、を有する構成とすることができる。
これにより、画像毎にIndexテーブルを生成して高速な描画を行う際に、Indexテーブルの保持と管理の処理を軽減する画像符号化装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像符号化方法は、画像の描画コマンドを有する入力データを解析し、前記画像が有する画素の色値を取得する色情報取得ステップと、前記色値毎に一意に対応づけられるインデックス値を生成してインデックステーブルを生成するインデックステーブル生成ステップと、前記入力データと前記インデックステーブルとに基づいて、前記画像をインデックス値により描画するインデックス描画ステップと、描画された前記画像が有するインデックス値を、前記インデックステーブルに基づいて色値に変換し、さらに、色値に変換されたカラー画像を符号化して符号データを生成する符号化ステップと、を有する構成とすることができる。
これにより、画像毎にIndexテーブルを生成して高速な描画を行う際に、Indexテーブルの保持と管理の処理を軽減する画像符号化方法を提供することができる。
本発明の画像符号化装置及び画像符号化方法によれば画像毎にIndexテーブルを生成して高速な描画を行う際に、Indexテーブルの保持と管理の処理を軽減する画像処理装置及び画像処理方法を提供することが可能になる。
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置を実装する画像形成装置の機構部の構成例を示す図である。 図2は、カラープリンタ1000における制御部の装置構成を示すブロック図である。 図3は、制御部100の機能構成の例を示す図である。 図4は、メインメモリ130上に設けられる各領域を説明する図である。 図5は、画像フォーマットを説明する図である。 図6は、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。 図7は、画像bが格納されたメインメモリ130の各プレーンを示す図である。 図8は、Indexテーブルの例を示す図である。 図9は、小Indexテーブルの例を示す図である。 図10は、Indexテーブルを生成する処理を示すフロー図である。 図11は、描画処理を説明するフロー図である。 図12は、グラフィックス描画処理を説明するフロー図である。 図13は、カラー値により描画する処理を示すフロー図である。 図14は、RGBA符号化部8の機能構成を示すブロック図である。 図15は、ランレングス処理の概略を示す図である。 図16は、符号の種類を示す図である。 図17は、符号フォーマットの詳細な例を示す図である。 図18は、符号の全体の構成を示す図である。 図19は、RGBA復号部10の機能構成の例を示すブロック図である。 図20は、制御部200の構成の例を示す図である。 図21は、符号化部211のハードウェア構成の例を示す図である。 図22は、符号化部211における符号化処理を示すフロー図である。 図23は、復号部215のハードウェア構成の例を示す図である。 図24は、復号部215におけるランレングス復号処理を説明するフロー図である。 図25は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。
以下、本実施の形態を図面に基づき説明する。
〔本実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る画像処理装置を実装する画像形成装置の機構部の構成例を示す図である。図1では、画像形成装置としてカラープリンタ1000を示す。カラープリンタ1000は、4色(Y、M、C、K)の画像をそれぞれ独立の作像系で形成し、この4色の画像を合成する4ドラムタンデムエンジンタイプの画像形成装置である。
カラープリンタ1000は、各部の動作を制御する制御部100を有する。本実施の形態に係る画像処理方法は、制御部100により実行される。
(カラープリンタ1000における制御部のブロック)
図2は、カラープリンタ1000における制御部の装置構成を示すブロック図である。図2の制御部100は、プリンタASIC110、プリンタエンジン120、メインメモリ130、及び、CPU190を有し、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)900に接続されている。
CPU190は、カラープリンタ1000の全体の制御を行う。プリンタエンジン120は、画像を媒体上に形成して出力する。メインメモリ130は、CPU190が出力する描画コマンド、CPU190が実行するプログラム、及び、画像データのうちバンド毎の画像データであるバンドデータ、ページ毎の圧縮データ等の各種データ等を格納する。
CPU190は、さらに、コンピュータプログラムを実行することにより、本実施形態に係る画像処理装置の各部の機能を実現する。
プリンタASIC110は、入力される画像データに対して所定の処理を行い、プリンタエンジン120に対して出力する。プリンタASIC110は、例えば、CPU インタフェース(以下、「I/F」という。)112、メインメモリアービタ113、メインメモリコントローラ114、DMA部116、エンジンコントローラ118、及び、通信処理部119を有する。
CPU I/F112は、メインメモリアービタ113を介してメインメモリコントローラ114に接続され、CPU190とメインメモリコントローラ114との間のインタフェース処理を行う。メインメモリアービタ113は、通信処理部119、及び、CPU190からの、メインメモリ130へのアクセス順等を管理する。メインメモリコントローラ114は、メインメモリ130へのデータの書き込み及び読み出しを制御する。
DMA部116は、プリンタエンジン120へのDMA転送を行う。エンジンコントローラ118は、プリンタエンジン120を制御する。
通信処理部119は、通信コントローラであり、ネットワークを介して接続されたPC900から画像データを受信する。画像データは、例えば、PDL(page description language)の形式を有する。通信処理部119は、受信した画像データを、メインメモリ130に対して出力する。
(制御部100の機能構成の例)
図3は、制御部100の機能構成の例を示す図である。図3の制御部100では、入力された画像データが解析され、画像処理された後、プリンタエンジン120に対して出力される。図3の制御部100は、PDL記憶部1、PDL解析部2、描画処理部21、Indx&RGBA画像記憶部6、Indexテーブル記憶部7、RGBA符号化部8、RGBA符号記憶部9、RGBA復号部10、画像処理部22、階調処理後画像記憶部14、DMA処理部15を有し、プリンタエンジン120に接続される。
PDL記憶部1は、通信処理部119から送信されたPDLを記憶する。PDL解析部2は、PDL記憶部1に格納されたPDLを解析し、グラフィックスコマンドと写真画像コマンドとを取得する。PDL解析部2は、Indexによる描画コマンドを、描画処理部21に出力する。写真画像コマンドの場合は、カラー情報と描画コマンドとを、描画処理部21に出力する。
描画処理部21は、Indexテーブル生成部3、Index描画部4、及び、RGBA描画部5を有する。Indexテーブル生成部3は、PDL解析部2により取得された描画コマンドにより、入力されるPDLによる画像に含まれるカラー値のIndexテーブルを生成する。Index描画部4は、Index値による描画を行う。Index値による描画は、カラー画像の描画に比して、コンポーネントの数が少ないため、描画プレーン数が少ない。そこで、例えば、グラフィック画像等、少数の色により表現される画像を、Index値により描画することにより、描画処理を高速にすることができる。
RGBA描画部5は、PDL解析部2により解析された描画コマンドのうち、例えば写真画像等、RGB値により表される画素の描画を行う。
Index&RGBA画像記憶部6は、Index描画部4及びRGBA描画部5により描画される画像を格納する。
Indexテーブル記憶部7は、Indexテーブル生成部3により生成されるIndexテーブルを格納する。Indexテーブルは、RGBA符号化部8により用いられる。
RGBA符号化部8は、Index&RGBA画像記憶部6に格納される画像データに対し、ランレングス符号による符号化を行う。RGBA符号化部8は、画像データのカラー値のラン長を求め、ランレングス符号を生成する。
RGBA符号記憶部9は、RGBA符号化部8により生成された符号データを記憶する。RGBA復号部10は、ランレングス符号を復号して、RGBA値を出力する。
画像処理部22は、色変換部11、UCR部12、及び、階調処理部13を有する。色変換部11は、RGB値で表されるカラー画像を、CMY値で表されるカラー画像に変換する。UCR部12は、CMY値で表されるカラー画像に対し、下色除去を行い、CMYK値で表されるカラー画像を生成する。階調処理部13は、CMYK値で表されるカラー画像に対し、階調処理を行う。これにより、例えばディザ等の面積階調により表現される画像となる。
階調処理後画像記憶部14は、画像処理部22により処理された画像が格納される。階調処理後画像記憶部14に格納される画像データは、面積階調等の処理が行われ、プリンタにより出力されるための画像データである。
DMA処理部15は、プリンタエンジン120に対し、DMA転送により画像データを出力する。プリンタエンジン120は、入力される画像データを媒体に形成して出力する。
図3中、PDL解析部2、描画処理部21の各部、画像処理部22の各部は、例えば、CPU190がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
また、図3中、PDL記憶部1、Index&RGBA画像記憶部6、Indexテーブル記憶部7、RGBA符号記憶部9、及び、階調処理後画像記憶部14は、例えば、メインメモリ130上に設けられる。
図4は、メインメモリ130上に設けられる各領域を説明する図である。図4では、メインメモリ130上に、プログラム領域、PDL領域、Indexテーブル領域、Index&RGBA領域、符号領域、階調処理後画像領域、及び、その他の情報を格納する領域が設けられている。プログラム領域は、CPU190が実行するプログラムを格納する領域である。PDL領域は、PDL記憶部1に対応する。Indexテーブル領域は、Indexテーブル記憶部7に対応する。Index&RGBA領域は、Index&RGBA画像記憶部6に対応する。符号領域は、RGB符号記憶部9に対応する。階調処理後画像領域は、階調処理後画像記憶部14に対応する。
Index&RGBA領域は、プレーン0領域、プレーン1領域、プレーン2領域、及び、プレーン3領域を有する。プレーン0領域からプレーン3領域は、それぞれ、一の色コンポーネント毎の画像データを格納する。例えば、プレーン1領域にR値、プレーン2領域にG値、プレーン3領域にB値を格納し、さらに、プレーン0領域に属性値を格納するとよい。プレーン0領域には、また、Index値により描画される画像が格納されるとよい。また、Index値が2毎のプレーンにまたがるビット数を有する場合には、例えば、プレーン0領域とプレーン1領域とにIndex値が格納されるとよい。これにより、4毎のプレーンで、Index値により描画された画像と、RGBA値により描画された画像との両方を格納することができる。
図5は、画像フォーマットを説明する図である。図5では、カラー画像のフォーマットと、Index値によるフォーマットとの両方を示す。カラー画像のフォーマットは、ヘッダーと属性値(以下、「A」ともいう。)とからなる8ビット、R値、G値、及び、B値のそれぞれ8ビットの計32ビットを有する。これらの画像データは、8ビット毎に、それぞれ、プレーン0領域からプレーン3領域に格納される。
Index値によるフォーマットは、Indexフォーマット1及びIndexフォーマット2の2つのフォーマットがある。Indexフォーマット1は、1ビットのヘッダーと7ビットの小Indexテーブル値とからなる8ビットのフォーマットである。Indexフォーマット1の画像データは、プレーン0領域に格納される。
Indexフォーマット2は、2ビットのヘッダーと、14ビットのIndexテーブル値とからなる16ビットのフォーマットである。Indexフォーマット2は、プレーン0領域及びプレーン1領域に格納される。
図6は、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。図6は、画像a及び画像bを示す。画像aは、本実施の形態により処理される画像の例を示す図である。画像aは、写真画像部分と、グラフィックス画像部分とを有する。画像bは、メインメモリ130上に描画された例を示す図である。画像bは、グラフィックス画像部分が、Index値により描画され、写真画像部分が、カラー画像フォーマットにより描画されている。
図7は、図6の画像bが格納されたメインメモリ130の各プレーンを示す図である。図7では、プレーン0領域が、Indexフォーマット1により描画された領域、カラー画像フォーマットのうちA値により描画された領域、及び、Indexフォーマット2の上位8ビットにより描画された領域を有する。
プレーン1領域は、カラー画像フォーマットのうちR値により描画された領域と、Indexフォーマット2の下位8ビットにより描画された領域を有する。プレーン2領域は、カラー画像フォーマットのうちG値により描画された領域を有し、プレーン3領域は、カラー画像フォーマットのうちB値により描画された領域を有する。
図7に示すように、プレーン1領域からプレーン3領域には、Indexフォーマット1により描画されることがない。また、プレーン2領域及びプレーン3領域には、Indexフォーマット2により描画されることがない。これにより、描画を高速にすることができる。
図8は、Indexテーブルの例を示す図である。図8のIndexテーブルは、例えば、Indexフォーマット2の画像フォーマットに対応する。これにより、カラー値を14ビットのIndex値に表すことができる。図8のIndexテーブルは、さらに、Index値毎に小Index値を有する。小Index値は、Index値よりも少ないビット数で表される。小Index値により、Indexテーブルにより表されるカラー値のうち所定数のカラー値を、Index値よりも少ないビット数により描画することができる。
図9は、小Indexテーブルの例を示す図である。図9の小Indexテーブルは、小Index値毎にカラー値が対応づけられる。小Index値は、0から127までの値を有する。小Indexテーブルに含まれるカラー値は、Indexテーブルにも含まれる。
なお、図8のIndexテーブルにおいて、小Index値が0から127までの値を有さないカラー値に対しては、小Index値が全て128となる。
図10は、Indexテーブルを生成する処理を示すフロー図である。図10の処理は、Indexテーブル生成部3により実行される。図10のステップS101では、PDL解析部2が生成した色テーブルからRGBA値により表されるカラー値を受け取る。ステップS102では、カラー値の数を次式により計算する。
(カラー値の数)=R<<24+G<<16+B<<8+A
なお、上式中、記号<<は、左ビットシフトを表し、<<8は、8ビット左シフトすることを表す。
ステップS103では、カラー値に対応するIndex値を計算するためのWORKデータを次式により計算する。
WORKデータ=Int(カラー値の数×(1/16333))
ステップS104では、上式で求めたWORKデータを用い、インデックス値を次式により計算する。
Index値=カラー値の数−(16333×WORKデータ)
ステップS105では、現在作成中のIndexテーブルに含まれるレコードのうち、ステップS104で生成されたIndex値のレコードを参照する。そして参照したレコードのカラー値が、ステップS104でIndex番号を生成したカラー値と同一か否かを判定する。同一の場合には、ステップS111に進み、同一ではない場合には、ステップS107に進む。
ステップS106では、現在作成中のIndexテーブルに含まれているIndex値に対応するRGBAによる色情報に、ステップS101で取得したRGBAによるカラー値をセットする。
ステップS107では、変数INDEXCNTの値が128以上か否かを判断する。変数INDEXCNTは、図示しないステップにより、全ての処理に先立ち、0に初期化される。変数INDEXCNTの値が128以上の場合は、ステップS111に進む。そうではない場合には、ステップS108に進む。
ステップS108では、Indexテーブルの小Index値の項目に、現在のINDEXCNTの値をセットする。ステップS109では、作成途中の小Indexテーブルにおける現在のINDEXCNT値に対応する色情報の項目にステップS101で受け取ったカラー値をセットする。
ステップS110では、INDEXCNT値に対し1加算する。
ステップS111では、色テーブルに含まれている全ての色値に対する処理が終了したか否かを判断する。全ての色値に対する処理が終了している場合には、処理を終了する。処理されていない色値がある場合には、ステップS101に戻って処理を繰り返す。
図11は、描画処理部21における描画処理を説明するフロー図である。図11の描画処理は、Index描画部4及びRGBA描画部5により実現される。図11のステップS201では、PDL解析部2により解析された描画コマンドが読み込まれる。
ステップS202では、読み込んだ描画コマンドが、グラフィックス描画コマンドか否かの判断がなされる。グラフィックス描画コマンドの場合は、ステップS203に進み、グラフィックス描画コマンドではない場合は、ステップS204に進む。
ステップS203では、Index描画部4によるグラフィクス描画処理が行われる。一方、ステップS204では、RGBA描画部5による写真描画処理が行われる。なお、写真描画処理とは、RGB値による描画処理である。
ステップS203又はステップS204に続くステップS205では、PDL解析部2により解析されて得られた全ての描画コマンドに対する処理が終了したか否かの判断がなされる。全ての処理が終了している場合には、処理を終了し、処理されていない描画コマンドがある場合には、ステップS201に戻って処理を繰り返す。
図12は、ステップS203におけるグラフィックス描画処理を説明するフロー図である。グラフィックス描画処理は、Index描画部4により実行される。図12のステップS301では、色テーブルのレコードのうち、I番目のレコードのIndex値を取得する。
ステップS301に続いてステップS302に進み、IndexテーブルにおけるステップS301で取得されたIndex値のカラー値が、描画コマンドのカラー値か否かを判断する。描画コマンドのカラー値と同じ場合には、ステップS303に進み、描画コマンドのカラー値と異なる場合には、ステップS307に進む。
なお、描画コマンドのカラー値と異なる場合とは、図10で求めたカラー値の数、すなわちハッシュ関数によるハッシュ値が、衝突している。そこで、Indexフォーマットによる描画ではなく、カラー値による描画を行う。
ステップS302に続くステップS303では、ステップS301で取得されたIndex値のレコードが、小Index値を含むか否かの判断を行う。なお、小Index値を含むとは、そのレコードの小Index値が、0から127のうちの何れか一の値を有することである。小Index値を含む場合には、ステップS304に進み、小Index値を含まない場合には、ステップS305に進む。
ステップS304では、Indexテーブル1の値により、プレーン0領域に対する描画を行う。一方、ステップS305では、Indexテーブル2の上位8ビットの値で、プレーン0領域の描画を行う。ステップS305に続いてステップS306に進み、Indexテーブル2の下位8ビットの値で、プレーン1領域の描画を行う。
またステップS302に続くステップS307では、RGBAのA値によりプレーン0領域を描画する。ステップS308では、RGBAのR値によりプレーン1領域を描画する。ステップS309では、RGBAのG値によりプレーン2領域を描画する。ステップS310では、RGBAのB値によりプレーン3領域を描画する。
図13は、写真画像をカラー値により描画する処理を示すフロー図である。図13の処理は、RGBA描画部5により実行される。図13のステップS401では、RGBA描画部5が、写真画像のソース画像を取得する。ステップS401に続くステップS402からステップS405の処理は、図12のステップS307からステップS310の処理と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図14は、RGBA符号化部8の機能構成を示すブロック図である。図14のRGBA符号化部8は、入力されるプレーン画像データ31に対し、ランレングス符号化による符号化を行い、符号39を出力する。RGBA符号化部8は、プレーン画像読込部32、カラー展開部33、Indexテーブル保持部34、ランレングス生成部35、差分演算部36、符号生成部37、及び、符号書込部38を有する。
プレーン画像データ31は、プレーン0からプレーン3までの4つのプレーンを有する。プレーン画像データ31は、画素毎に、カラー画像フォーマット又はIndexフォーマットの何れかにより画素データを保持する。
プレーン画像読込部32は、Index&RGBA画像記憶部6から、プレーン画像データ31を読み込む。カラー展開部33は、Indexテーブル保持部34に保持されているIndexテーブルにより、読み込んだプレーン画像のうち、Indexフォーマットにより描画されている画素を、RGBA値に展開する。
Indexテーブル保持部34は、Indexテーブル記憶部7からIndexテーブルを読み込んで保持する。なお、Indexテーブル保持部34が保持するIndexテーブルは、図8に示すIndexテーブル及び図8に示す小Indexテーブルの2つのテーブルである。
ランレングス生成部35は、RGBA値に展開された画像データに対し、画素値毎のラン長を求めるランレングス符号化を行う。差分演算部36は、ランレングス符号化により生成されたラン長に対応する画素値に対し、直前の画素値との差分を演算する。
図15は、ランレングス処理の概略を示す図である。図15は、一の画素ラインにおける画素の一コンポーネントの並びを示す。ラインの最初から順に、同一の画素値を有する画素の数が、3、3、4、4、2であり、これらの数値がラン長となる。
符号生成部37は、ラン長と画素値、又は、ラン長と画素差分による、符号を生成する。図16は、符号の種類を示す図である。図16に示す符号は、全体の符号に含まれる内部符号と符号終端である。内部符号は、2つの種類がある。図16の(1)は、隣接するランの間の画素差分に係る符号であり、画素差分ヘッダー、ラン長の情報、差分値の情報を含む。図16の(2)は、画素値に係る符号であり、画素ヘッダー、ラン長の情報、カラー値の情報を含む。図16の(3)は、符号の終端を示す情報である。
図17は、符号フォーマットの詳細な例を示す図である。図17に示す符号フォーマットは、画素ヘッダー及び画素差分ヘッダーの2つのヘッダーに対応する符号、符号終端に対応する符号、ラン長の符号、カラー値の符号、及び、差分の符号を有する。
画素ヘッダー、画素差分ヘッダーは、それぞれ4ビットの固定長であり、符号終端は、8ビットの固定長である。
ラン長の符号は、L1からL3の3つの符号フォーマットを有する。L1は4ビットの符号で、ラン長に1加算した値1から8を保持する。L2は、8ビットの符号で、ラン長に9加算した値を保持する。L2の最大値は40である。
L3は可変長の符号である。L3は、ラン長が40から1048576までの間の値に対応する。L3は、4ビットの固定長部分と、その後に続く可変長の部分とを有する。可変長の部分は、4ビット毎の符号である。4ビットのうち、最初の1ビットが、次の4ビットの有無を表し、続く3ビットが、ラン長の数値の一部分となる。
カラー値の符号は、RGBAのコンポーネント毎に8ビットの固定長を有する。8ビット毎に、各コンポーネントの値が含まれる。
差分の符号は、12ビットの固定長である。4ビット毎に、Rの差分値、Gの差分値、Gの差分値を保持する。差分の符号は、コンポーネント毎に、+8から−8までの値を有する。この範囲を超える差分の場合は、カラー値の符号により符号化される。
図18は、符号の全体の構成を示す図である。符号には、内部符号と符号終端とがある。内部符号は、図16の(1)及び(2)が連続して配置される。また、符号終端は、図16の(3)である。
図14に戻り、符号書込部38は、RGBA符号記憶部9に符号39を出力する。
図19は、RGBA復号部10の機能構成の例を示すブロック図である。図19のRGBA復号部10は、入力される符号41を復号して、プレーン画像データ49を出力する。RGBA復号部10は、符号読込部42、符号解析部43、差分展開部44、ランレングス復号部45、カラー画像生成部46、及び、画像書込部47を有する。
符号読込部42は、RGBA符号記憶部9に格納される符号41を読み込む。符号解析部43は、図16ないし図18に示す符号フォーマットにより、符号41を解析し、差分、カラー値、及び、ラン長の情報を取得する。
差分展開部44は、符号解析部43により取得された差分を、カラー値に展開する。ランレングス復号部45は、ラン長の情報により、ラン長とラン長に対応する画素値との組み合わせを、画素値の並びに復号する。カラー画像生成部46は、ランレングス復号部45により復号された画素値を用い、画素毎のコンポーネントを連結し、図5に示すカラー画像のフォーマットにする。
画像書込部47は、生成したカラー画像のフォーマットの画像データを、Index&RGBA画像記憶部6に格納させる。
RGBA復号部10により出力される画像データは、プレーン0からプレーン3までの4つのプレーンを有する、プレーン画像データである。プレーン画像データ49は、Index&RGBA画像記憶部6の各プレーン領域に、プレーン毎に格納される。
図20は、制御部200の構成の例を示す図である。制御部200は、カラープリンタ1000に制御部100に代えて設けられる。制御部200のうち、図2の制御部100と機能及び構成が異なる各部は、CPU290、CPU I/F212、画像処理部217、符号化部211、及び、復号部215である。制御部200が有するその他の各部は、制御部100と機能及び構成が同一であるので、ここでは説明を省略する。
画像処理部217は、画像処理部217の機能を実現する専用のハードウェアである。符号化部211は、RGBA符号化部8の機能を実現する専用のハードウェアである。復号部215は、RGBA復号部10の機能を実現する専用のハードウェアである。
CPU290は、プログラムを実行することにより、描画処理部21の機能を実現する。
図21は、符号化部211のハードウェア構成の例を示す図である。符号化部211は、バスアービタ I/F390、画像読込部320、アドレス生成部321、プレーン0バッファー部322、プレーン1バッファー部323、プレーン2バッファー部324、プレーン3バッファー部325、カラー展開部330、カラーパレット1テーブル331、カラーパレット2テーブル332、ランレングス生成部350、差分演算部360、符号生成部370、符号書込部380、及び、アドレス生成部381を有する。
画像読込部320は、メインメモリ130上のIndex&RGBA画像記憶部6からIndex値とRGBA値とによる画像データを読み込む。アドレス生成部321は、画像読込部320が画像データを読み込む際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。
プレーン0バッファー部322からプレーン3バッファー部325は、それぞれ、画像読込部320が読み込んだ画像データの各プレーンを格納する。プレーン0バッファー部322は、プレーン0領域から読み込まれた画像データを格納し、プレーン1バッファー部323は、プレーン1領域から読み込まれた画像データを格納し、プレーン2バッファー部324は、プレーン2領域から読み込まれた画像データを格納し、プレーン3バッファー部325は、プレーン3領域から読み込まれた画像データを格納する。
カラー展開部330は、プレーン0バッファー部322からプレーン3バッファー部325に格納されている画像データのうち、Indexフォーマット1及びIndexフォーマット2の画像データの各Index値を、カラー値に変換する。カラー展開部330は、プレーン0バッファー部322に格納されているデータの、上位1ビット又は2ビットを参照することにより、画素毎に、Indexフォーマット1、Indexフォーマット2、及び、カラー画像フォーマットの何れであるかを判断する。カラー展開部330は、Indexテーブル及び小Indexテーブルを参照し、Index値及び小Index値により表される画素を、カラー値に変換する。
カラーパレット1テーブルは、Indexテーブルを保持し、カラーパレット2テーブルは、小Indexテーブルを保持する。カラーパレット1テーブル及びカラーパレット2テーブルが保持するデータは、カラー展開部330により参照される。
ランレングス生成部350は、カラー展開部330によりRGBA値に変換された画像データに対し、ラン長を生成する。これにより、ラン長と画素値とを含む、ランレングスのデータを生成する。差分演算部360は、ランレングス生成部350によりラン長が生成されたデータにおいて、ラン毎に、直前のランに対応する画素値と、当のランに対応する画素値との差分を演算する。差分演算部360は、差分が所定の値の場合には、その画素値に対する差分は生成せず、画素値のまま出力する。
符号生成部370は、ラン長の情報、差分、及び、画素値から、図16から図18に示すフォーマットの符号を精製する。
符号書込部380は、符号生成部370が生成した符号を、メインメモリ130上のRGBA符号記憶部9に格納させる。アドレス生成部381は、符号書込部380が符号をメインメモリ130に格納させる際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。
バスアービタI/F390は、符号化部211とメインメモリ130との間のデータの入出力を調停する。
図22は、符号化部211における符号化処理を示すフロー図である。図22のステップS501では、ラインの初期値フラグを1にセットする。ステップS501では、さらに、ラン長の値を0に初期化してもよい。ステップS502では、カラー展開部330が、RGBA値により表される一の画素データを読み込み、その画素データを、RGBADATAとする。
ステップS502に続いてステップS503に進み、カラー展開部330が、RGBADATAのヘッダー部分の上位1ビットの値を確認する。上位1ビットの値が、Indexフォーマット1である場合には、ステップS504に進む。そうではない場合には、ステップS505に進む。ステップS505では、カラー展開部330が、RGBADATAのヘッダー部分の上位2ビットの値を確認する。上位2ビットの値が、Indexフォーマット2である場合には、ステップS506に進む。そうではない場合には、カラー画像フォーマットであるため、ステップS507に進む。
ステップS503に続くステップS504では、カラー展開部330が、カラーパレット1テーブル331に対し、RGBADATAが有する小Index値でアクセスし、対応するカラー値を取得する。このカラー値を、処理する画素のカラー値とする。
一方、ステップS505に続くステップS506では、カラー展開部330が、カラーパレット2テーブル332に対し、RGBADATAが有するIndex値でアクセスし、対応するカラー値を取得する。このカラー値を、処理する画素のカラー値とする。
ステップS504、ステップS506、又は、ステップS505に続くステップS507では、初期値フラグの値が1か否かを判断する。初期値フラグの値が1の場合、すなわち、画素ラインの最初の画素の場合には、ステップS508に進む。一方、初期値フラグが1ではない場合には、ステップS510に進む。
ステップS507に続くステップS508では、ランレングス生成部350が、変数ORG−RGBADATAの値をRGBADATAの値とする。ステップS508に続いてステップS509に進み、初期値フラグの値を0に設定する。
一方、ステップS507に続くステップS510では、ランレングス生成部350が、ORG−RGBADATAの値と、RGBADATAの値とが、同一か否かを判断する。同一である場合には、ステップS511に進み、異なる値の場合には、ステップS512に進む。ステップS510に続くステップS511では、ランレングス生成部350が、ラン長の値を1加算する。
ステップS509又はステップS511の処理の後、ステップS502に戻って処理を繰り返す。
一方、ステップS510に続くステップS512では、差分演算部360が、ORG−RGBADATAの値と、RGBADATAとの値との差が、所定の値以下か否かを判断する。所定の値以下の場合には、ステップS513に進み、所定の値より大きい場合には、ステップS517に進む。
ステップS512に続くステップS513では、差分演算部360が、ORG−RGBADATAの値と、RGBADATAの値との差分を求める。
ステップS514からステップS516の処理と、ステップS517からステップS519の処理は、符号生成部370により実行される。ステップS513に続くステップS514では、符号フォーマットにおける画素差分ヘッダーを生成する。ステップS514に続いてステップS515に進み、符号フォーマットにおけるラン長の情報の符号を生成する。ステップS515に続いてステップS516に進み、符号フォーマットにおける差分の符号を生成する。
一方、ステップS512に続くステップS517では、符号フォーマットの画素ヘッダーの符号を生成する。ステップS517に続いてステップS518に進み、符号フォーマットにおけるラン長の符号を生成する。ステップS508に続いてステップS519に進み、符号フォーマットにおけるカラー値の符号を生成する。
ステップS516又はステップS519に続くステップS520では、ORG−RGBADATAの値を、RGBADATAの値により更新する。これにより、直前のランに係る情報が、現在のランに係る情報で更新される。
ステップS520に続いてステップS521に進み、全ての画素について処理が終了したか否かの判断がなされる。終了している場合には、ステップS522に進み、終了していない場合には、ステップS502に戻り処理を繰り返す。
ステップS521に続くステップS522では、符号フォーマットにおける符号終端を生成する。これにより、符号が完成する。
図23は、復号部215のハードウェア構成の例を示す図である。図23の復号部215は、メモリアービタ−I/F490、符号読込部420、アドレス生成部421、符号解析部430、差分展開部440、ランレングス復号部450、カラー画像生成部460、プレーン0バッファー部472、プレーン1バッファー部473、プレーン2バッファー部474、プレーン3バッファー部475、アドレス生成部471、及び、画像書込部470を有する。
符号読込部420は、RGBA符号記憶部9からランレングスの符号を読み込む。アドレス生成部421は、符号読込部420が符号を読み込む際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。
符号解析部430は、図17の符号フォーマットに基づいて、読み込まれた符号データを解析する。これにより、差分、ヘッダー、ラン長の情報、RGBAデータが出力される。差分展開部440は、差分を、直前の画素値に加算することにより、ラン長の情報毎に対応づけられるRGBAの画素値を出力する。
ランレングス復号部450は、ラン長の情報により、画素値をラン長の数に対応させて繰り返させ、画素毎の画素値を生成する。カラー画像生成部460は、画素毎の属性値とコンポーネントとを結合させて、RGBAの画像データを生成し、属性とコンポーネント毎の4つのプレーンとして出力する。
プレーン0バッファー部472からプレーン3バッファー部475は、それぞれRGBAの画像データのプレーンの一を格納する。プレーン0バッファー部472は、A値を格納し、プレーン1バッファー部473は、R値を格納し、プレーン2バッファー部474は、G値を格納し、プレーン3バッファー部475は、B値を格納する。
画像書込部470は、プレーン0バッファー部472からプレーン3バッファー部475に格納されているRGBAの各プレーンの画像データを、メインメモリ130上のプレーン毎の領域に格納させる。
アドレス生成部471は、画像書込部470がRGBAによる画像データをメインメモリ130に格納する際の、メインメモリ130上のアドレスを生成する。
メモリアービタI/F490は、復号部215のメインメモリ130に対するデータの入出力を調停する。
図24は、復号部215におけるランレングス復号処理を説明するフロー図である。図24のステップS601では、符号解析部430が、符号のヘッダー部分を読み込む。ステップS601に続いてステップS602に進み、ステップS601で読み込まれた符号ヘッダーが、画素ヘッダー又は画素差分ヘッダーの何れかであるか否かを判断する。何れかである場合には、ステップS603に進み、何れでもない場合には、処理を終了する。
ステップS602に続くステップS603では、符号解析部430が、符号の本体部分を読み込む。ステップS603に続いてステップS604に進み、符号の本体部分からラン長の情報を取得する。
ステップS604に続いてステップS605に進み、符号のヘッダーが画素差分ヘッダーか否かの判断がなされる。画素差分ヘッダーの場合には、ステップS606に進み、画素差分ヘッダーではない場合には、ステップS608に進む。
ステップS605に続くステップS606では、符号解析部430が、符号から差分の値を読み込む。ステップS606に続いてステップS607に進み、次式により画素値RGBADATAを得る。
RGBADATA=ORG−RGBADATA+差分
一方、ステップS605に続くステップS608では、符号解析部430がカラー値の情報を読み込み、これをRGBADATAとする。
ステップS607又はステップS608に続いてステップS609に進み、ランレングス復号を開始する。ステップS609からステップS613の処理は、ランレングス復号部450、及び、カラー画像生成部460により実行される。ステップS609では、ランレングス復号部450が、ラン長のループのカウンタLOOPの値を、ラン長の値に設定する。
ステップS609に続いてステップS610に進み、カラー画像生成部460が、RGBADATAに対し、カラー値になるよう、ヘッダー”00”を付加する。さらに、生成したカラー値を、A,R,G,Bの4つのプレーンに展開する。展開したプレーンは、プレーン0バッファー部472からプレーン3バッファー部475に格納される。
ステップS610に続くステップS611では、カウンタLOOPの値を1減ずる。
ステップS611に続いてステップS612に進み、カウンタLOOPの値が0か否かを判断する。0の場合は、ステップS613に進む。0ではない場合には、ステップS610に戻って処理を繰り返す。
ステップS612に続くステップS613では、直前のランの画素値の変数ORG−RGBADATAの値に、RGBADATAの値をセットする。ステップS613の後、ステップS601に戻って処理を繰り返す。
(コンピュータ等による実現 MFP)
図25は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を実現するコンピュータの構成を説明する図である。図25のコンピュータは、主処理部90、入力装置91、表示装置92、スキャナ93、プロッタ94、NIC96、ドライブ装置98、ハードディスク装置(以下、「HDD」という。)99、入力I/F919、表示I/F929、スキャナI/F939、プロッタI/F949、ドライブI/F989、及び、HDD I/F999を有する。
主処理部90は、コンピュータプログラムを実行して各機能を実現する。主処理部90は、例えば、CPU901、ROM908、及び、RAM909を有する。CPU901は、コンピュータプログラムを実行することにより、コンピュータが有する各デバイス等の制御を行う。ROM908は、例えば、コンピュータプログラムやパラメータ等が格納され、CPU901にそれらが供せられる。RAM909は、例えば、CPU901がコンピュータプログラムを実行する際のワークメモリとして供せられる。
入力装置91は、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスとして構成され、コンピュータに対する指示等が入力される。表示装置92は、コンピュータの状態等が表示される。スキャナ93は、画像を光学的に読み取って、画像データを生成する。プロッタ94は、媒体上に画像を形成して出力する。
NIC96は、コンピュータと外部とをネットワークを介して接続する際のインタフェースの機能を実現し、その制御を行う。ドライブ装置98は、記録媒体が挿入され、その記録媒体に記録された情報を読み出し、またその記録媒体に情報を記録する。HDD99は、大容量のデータを格納する記憶手段である。
入力I/F919は、表示I/F929、スキャナI/F939、プロッタI/F949、ドライブI/F989、及び、HDD I/F999は、それぞれ、入力装置91、表示装置92、スキャナ93、プロッタ94、ドライブ装置98、及び、HDD99がバスを介して主処理部90と接続される際のインタフェースである。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
以上のように、本発明にかかる画像符号化装置は、グラフィックス画像を含む画像の高速処理に有用であり、特に、印刷処理に適している。
1 PDL記憶部
2 PDL解析部
3 Indexテーブル生成部
4 Index描画部
5 RGBA描画部
6 Index&RGBA画像記憶部
7 Indexテーブル記憶部
8 RGBA符号化部
9 RGBA符号記憶部
10 RGBA復号部
11 色変換部
12 UCR部
13 階調処理部
14 階調処理後画像記憶部
15 DMA処理部
21 描画処理部
22 画像処理部
31 プレーン画像データ
32 プレーン画像読込部
33 カラー展開部
34 Indexテーブル保持部
35 ランレングス生成部
36 差分演算部
37 符号生成部
38 符号書込部
39 符号
41 符号
42 符号読込部
43 符号解析部
44 差分展開部
45 ランレングス復号部
46 カラー画像生成部
47 画像書込部
49 プレーン画像データ
90 主処理部
91 入力装置
92 表示装置
93 スキャナ
94 プロッタ
98 ドライブ装置
100 制御部
110 プリンタASIC
113 メインメモリアービタ
114 メインメモリコントローラ
116 DMA部
118 エンジンコントローラ
119 通信処理部
120 プリンタエンジン
130 メインメモリ
200 制御部
211 符号化部
215 復号部
217 画像処理部
320 画像読込部
321 アドレス生成部
322 プレーン0バッファー部
323 プレーン1バッファー部
324 プレーン2バッファー部
325 プレーン3バッファー部
330 カラー展開部
331 カラーパレット1テーブル
332 カラーパレット2テーブル
350 ランレングス生成部
360 差分演算部
370 符号生成部
380 符号書込部
381 アドレス生成部
420 符号読込部
421 アドレス生成部
430 符号解析部
440 差分展開部
450 ランレングス復号部
460 カラー画像生成部
470 画像書込部
471 アドレス生成部
472 プレーン0バッファー部
473 プレーン1バッファー部
474 プレーン2バッファー部
475 プレーン3バッファー部
1000 カラープリンタ
特開平6−139364号公報 特開平11−78216号公報 特開2007−216675号公報

Claims (16)

  1. 画像の描画コマンドを有する入力データを解析し、前記画像が有する画素の色値を取得する色情報取得手段と、
    前記色値毎に一意に対応づけられるインデックス値を生成してインデックステーブルを生成するインデックステーブル生成手段と、
    前記入力データと前記インデックステーブルとに基づいて、前記画像をインデックス値により描画するインデックス描画手段と、
    描画された前記画像が有するインデックス値を、前記インデックステーブルに基づいて色値に変換し、さらに、色値に変換されたカラー画像を符号化して符号データを生成する符号化手段と、
    を有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記画像が複数のオブジェクトを有する場合に、
    色値の数が所定数より多い前記オブジェクトを、該オブジェクトが有する色値により描画する色値描画手段を有し、
    前記インデックステーブル生成手段は、複数の前記オブジェクトのうち、色値の数が所定数以下のオブジェクトに対し、該オブジェクト毎にインデックステーブルを生成し、
    前記インデックス描画手段は、前記オブジェクト毎のインデックステーブルにより前記画像が有するオブジェクトを描画し、
    前記符号化手段は、前記色値描画手段により描画されたオブジェクトを含むカラー画像を符号化することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記インデックス描画手段により描画されるオブジェクト及び前記色値描画手段により描画されるオブジェクトを、前記画像におけるオブジェクト毎の位置に対応づけて一の記憶領域に記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 前記一の記憶領域は、前記色値をコンポーネント毎に記憶する複数のプレーンを有し、前記インデックス値は一以上の前記プレーンに記憶される請求項3記載の画像符号化装置。
  5. 前記プレーンの一は、前記画像の画素毎に、前記インデックス値と前記色値とを識別するヘッダー情報を記憶することを特徴とする請求項4記載の画像符号化装置。
  6. 前記符号データを復号し、前記カラー画像の復号画像を生成する復号手段を有し、
    前記復号画像の画素の色値と、前記カラー画像における前記画素に対応する画素の色値又はインデックス値と、は、前記一の記憶領域における同一のアドレス領域に記憶されることを特徴とする請求項3ないし5何れか一項に記載の画像符号化装置。
  7. 前記符号化手段は、前記カラー画像が有する画素の色値と該画素に隣接する画素の色値との差分の符号を生成することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  8. 前記符号化手段は、前記差分が所定の値以下の場合に、該差分の符号を前記符号データに含ませることを特徴とする請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 前記符号化手段は、前記カラー画像をランレングス符号化することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  10. 前記インデックステーブル生成手段は、前記色値のハッシュ値により前記インデックス値を生成することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  11. 画像の描画コマンドを有する入力データを解析し、前記画像が有する画素の色値を取得する色情報取得ステップと、
    前記色値毎に一意に対応づけられるインデックス値を生成してインデックステーブルを生成するインデックステーブル生成ステップと、
    前記入力データと前記インデックステーブルとに基づいて、前記画像をインデックス値により描画するインデックス描画ステップと、
    描画された前記画像が有するインデックス値を、前記インデックステーブルに基づいて色値に変換し、さらに、色値に変換されたカラー画像を符号化して符号データを生成する符号化ステップと、
    を有することを特徴とする画像符号化方法。
  12. 前記画像が複数のオブジェクトを有する場合に、
    色値の数が所定数より多い前記オブジェクトを、該オブジェクトが有する色値により描画する色値描画ステップを有し、
    前記インデックステーブル生成ステップにおいて、複数の前記オブジェクトのうち、色値の数が所定数以下のオブジェクトに対し、該オブジェクト毎にインデックステーブルを生成し、
    前記インデックス描画ステップにおいて、前記オブジェクト毎のインデックステーブルにより前記画像が有するオブジェクトを描画し、
    前記符号化ステップにおいて、前記色値描画ステップにおいて描画されたオブジェクトを含むカラー画像を符号化することを特徴とする請求項11記載の画像符号化方法。
  13. 前記インデックス描画ステップにおいて描画されるオブジェクト及び前記色値描画ステップにおいて描画されるオブジェクトを、前記画像におけるオブジェクト毎の位置に対応づけて記憶手段の一の記憶領域に記憶させる記憶ステップを有することを特徴とする請求項12記載の画像符号化方法。
  14. 前記一の記憶領域は、前記色値をコンポーネント毎に記憶する複数のプレーンを有し、
    前記記憶ステップにおいて、前記インデックス値は一以上の前記プレーンに記憶される請求項13記載の画像符号化方法。
  15. 前記インデックス描画ステップにおいて、さらに、前記画像の画素毎に、前記インデックス値と前記色値とを識別するヘッダー情報が付加されることを特徴とする請求項1記載の画像符号化方法。
  16. 前記色値描画ステップにおいて、さらに、前記オブジェクトの画素毎に、前記インデックス値と前記色値とを識別するヘッダー情報が付加されることを特徴とする請求項2記載の画像符号化方法。
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