JP4121676B2 - 圧縮及び伸長を行う画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置 - Google Patents

圧縮及び伸長を行う画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮及び伸長を行う画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置に関し、特に、ドット(画素)画像データに対して最適の圧縮方法を適用することができ、且つ画質の劣化を防止することができる画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホストコンピュータにより生成されたドット(画素)毎の色データを含む画像データを印刷する場合、そのドット画像データを有する印刷データが電子印刷装置に供給される。ページプリンタなどの電子印刷装置は、内蔵する印刷エンジンの印刷形態、トナーまたはインクの色空間などに応じてドット画像データを画像処理、或いは、複数の画像を合成するなどの画像処理をする。そして、電子写真装置では、1ページ分のドット画像データを一旦圧縮してイメージメモリ内に格納し、印刷エンジンの動作に対応してその圧縮された画像データを伸長(解凍)し、印刷用の画像データとして印刷エンジンに供給する。或いは、伸長した画像データは、色変換回路に供給され、印刷エンジン用の色空間に色変換され、必要な色補正がされ、印刷エンジンに供給される。
【0003】
印刷データには、文字やグラフィックス(コンピュータにより生成された画像やグラフ)の画像データと、写真などの自然画像からなるイメージの画像データとが含まれる。文字やグラフィックスの画像データは、比較的大きな領域毎に色分けされ、従って、比較的小さな領域内に含まれる色数は少ない。一方、イメージの画像データは、ドット毎の色がアトランダムに変化する傾向にあり、比較的小さい領域内でも同じ色の繰り返しが少なく、色数が多くなる傾向にある。
【0004】
一方、データの圧縮方法には、同じデータの繰り返しを先頭データとその繰り返し数で圧縮するランレングス法や、色パレットを利用する方法などの可逆圧縮方法(Lossless圧縮方式)と、元のデータの一部を圧縮しやすい値に変更して圧縮を行う非可逆圧縮方法(Lossy圧縮方式)とがある。
【0005】
可逆圧縮方法は、元のデータを変更せずに圧縮するアルゴリズムであるので、圧縮されたデータから元のデータを完全に復元できる。従って、伸長した画像データによる画質に劣化はない。しかし、文字やグラフィックスなどの画像データであれば、同じ色の繰り返しが多いのでデータの圧縮率は比較的良いが、上記イメージの画像データでは、同じ色の繰り返しが少ないので、データの圧縮率は悪くなる。
【0006】
一方、非可逆圧縮方法は、元のデータを変更して圧縮率を高めるアルゴリズムであるので、圧縮されたデータを伸長すると元のデータには完全に復元できず、画質の劣化を伴う。従って、イメージの画像データでは、比較的高い圧縮率になり多少の画質の劣化の影響は少ないが、文字やグラフィックスなどの画像データでは、画質の劣化の影響が大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子印刷装置における圧縮と伸長を伴う画像処理装置では、圧縮アルゴリズムを画一に固定しているため、可逆圧縮方式を採用する場合は、イメージ画像データの圧縮率が悪くなるという課題を有し、非可逆圧縮方式を採用する場合は、文字やグラフィックスの画像データの画質が劣化するという課題を有する。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ドット毎の画像データから最適な圧縮方式で圧縮・伸長することができる画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置を提供することにある。
【0009】
更に、本発明の目的は、ドット毎の画像データから圧縮率の高い圧縮方式で圧縮・伸長することができる画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置を提供することにある。
【0010】
更に、本発明の目的は、ドット毎の画像データから画質の劣化を伴わずに圧縮率の高い圧縮方式で圧縮・伸長することができる画像処理装置及びそれを利用した電子印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、画素毎に色データを有する画像データに対して圧縮を行う画像処理装置であって、前記画像データを、各々が複数の画素群を有し、ラスタに沿った、複数の所定領域のストリームデータとして扱い、各々の前記所定領域内の前記画素群の色数を検出する手段、前記検出された色数が基準色数以下又はそれより少ない時に、当該所定領域の画素群の画像データを可逆圧縮方式で圧縮する領域とし、前記検出された色数が前記基準色数よりも多い又は以上の時に、当該所定領域の画素群の画像データを非可逆圧縮方式で圧縮する領域として、前記画像データを、前記ストリームデータ順に、前記可逆圧縮方式で圧縮する領域と前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域とに分離する手段、前記可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮し、前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮する手段、前記画像データを分離するときに、前記所定領域の各々について、前記可逆圧縮方式で圧縮する領域か、前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域かを示す分離情報データを前記ストリームデータ順に生成する手段、前記可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長し、前記非可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長する手段、前記分離情報データを前記ストリームデータ順に参照して、前記所定領域単位で、前記可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長した連続データと前記非可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長した連続データとのいずれかから前記連続データを順番に再配列していくことにより、前記伸長された領域を前記ストリームデータ順に再配列する手段、を有することを特徴とする。
【0015】
上記の発明において、基準色数は、適宜変更されることを特徴とする。
【0016】
以上の上記発明によれば、画素毎の色データを有する画像データから、画質の劣化を最小限に抑え全体の圧縮率を高めることができる画像処理装置を提供することができる。
【0017】
更に、本発明によれば、上記の画像処理装置が電子印刷装置に適用される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0019】
図1は、本実施の形態例における電子写真装置の全体構成図である。電子写真装置10は、ホストコンピュータ1とインターフェース回路30を介して接続され、印刷エンジン28とそれ以外の画像処理装置11で構成される。画像処理装置11は、CPU12と、ホストコンピュータ1から供給される所定の印刷言語で記述された印刷データを解釈する解釈プログラムを格納したROM34と、複数の画像を合成するなどのラスタオペレーションを行う時に利用される第1のイメージメモリ14と、圧縮されたページ毎の画像データが一時的に記録される第2のイメージメモリ16と、圧縮を行う圧縮回路18などを有し、これらが共通のバス32を介して接続される。第1及び第2のイメージメモリ14,16は、例えばダイナミックRAMなどの半導体デバイスで構成される。
【0020】
色数指定レジスタ20は、圧縮方式を選択するために利用される基準色数を指定するためのレジスタであり、CPU12によりその基準色数が設定され、圧縮回路18により参照される。また、画像処理装置11は、第2のイメージメモリ16に記録された印刷用の圧縮画像データを直接読み出すDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)22と、それにより読み出された圧縮画像データを伸長する伸長回路24と、伸長された画像データから印刷エンジン28用のデータに変換する色変換回路26とを有する。色変換回路26は、例えば伸長されたRGBの画像データを、印刷エンジン28で使用するトナーのYMCKの画像データに変換する回路であり、必要に応じて色補正処理も行う。
【0021】
画像処理から印刷までの動作は、次の通りである。最初にホストコンピュータ1のアプリケーションソフトウエアにより生成された所定の記述でかかれた印刷データが、電子印刷装置10の画像処理装置11に供給される。CPU12は、解釈プログラム34を実行して、この印刷データを解釈し、ドット毎の色データを含む画像データを生成し、イメージメモリ14に記録する。この画像データは、例えばRGBの色空間の色データの場合もあれば、印刷エンジン28のトナーに対応するCMYKの色空間の色データの場合もある。
【0022】
CPU12は、必要に応じて複数の画像の合成などの処理が、イメージメモリ14を利用して行われる。そして、最終的に印刷されるべきドット毎の色データを含む画像データが、圧縮回路18により圧縮され、第2のイメージメモリ16内に記録される。例えば、第2のイメージメモリ16内には、複数ページ分の圧縮された画像データが記録される。圧縮回路18は、ドット毎の画像データから最適な圧縮方式を選択して圧縮画像データを生成する。
【0023】
次に、DMA22は、第2のイメージメモリ16内に記録されている圧縮画像データを読み出し、伸長回路24に供給する。伸長回路24は、圧縮回路18が選択した圧縮方式に従って圧縮画像データを伸長する。画像データがRGBの色データの場合は、伸長された画像データは、色変換回路26でCMYKの色データに変換されて、印刷エンジン28に供給される。画像データがCMYKの色データの場合は、伸長された画像データが、色変換されずに印刷エンジン28に供給される。
【0024】
図2は、ドット毎の画像データの例を説明するための図である。図2には、ドットD1、D2...Dnの画像データストリームが示され、ドットD1の画像データが示される。ドットD1の画像データは、例えばRGBそれぞれ8ビットの階調データで構成される合計24ビットの色データである。従って、RGBそれぞれが256階調であり、合計で約1600万の色数を表現することができる。或いは、ドットD1の画像データは、印刷エンジン28のトナーの色に対応するCMYKそれぞれ8ビットの階調データで構成され、合計32ビットの色データである。この場合も、カラーは24ビットの色データから約1600万の色数を表現でき、白黒は256階調を表現できる。
【0025】
図3は、本実施の形態例における所定領域に対応するブロックを説明するための図である。画像データはドット毎の色データであり、かかる画像データは、ラスタ(行)に沿ったデータストリームである。本実施の形態例では、4×4のドット群からなるブロック(所定の領域)を定義する。即ち、1つのブロックは4つのラスタそれぞれから4ドットずつを集めて構成される。図3に示される通り、印刷のページ領域40内には、複数のブロックB1,B2....Bk...Bnが、マトリクス上に配置される。
【0026】
本実施の形態例では、最適な圧縮方式を検出するために、4×4で合計16ドットからなるブロック毎に色数を検出する。図2で示した通り、各ドットの色データが一致する場合は同じ色に、一致しない場合は異なる色として取り扱われる。16ドットからなるブロック内の色数は、最大で16になる。16ドット全ての色データが同じの場合は、色数は1になる。そして、検出された色数が比較的少ないブロックに対しては、可逆圧縮方式で圧縮及び伸長が行われる。また、検出された色数が比較的色数が多いブロックに対しては、非可逆圧縮方式で圧縮及び伸長が行われる。
【0027】
2つのブロックで比較すると、色数が多いブロックは非可逆圧縮方式が、色数が少ないブロックは可逆方式がそれぞれ採用される。後述するとおり、本実施の形態例では、複数のブロックに対して基準色数を設定し、ブロックの色数が基準色数を越える場合は非可逆圧縮方式が採用され、ブロックの色数が基準色数以下の場合は可逆圧縮方式が採用される。
【0028】
4×4のドット群からなるブロック内において、色数が多い場合は、写真のようなイメージの画像である傾向があり、このように狭い領域内でドット毎に色データがばらついている場合は、非可逆圧縮方式で圧縮すると圧縮率を高くすることができる。非可逆圧縮方式では、元データを一部変更して圧縮するので、伸長された画像データは画質が劣化する。しかし、写真のようなイメージの画像の場合は、多少の画質の劣化はそれほど大きな影響はない。一方、ブロック内において、色数が少ない場合は、文字やグラフィックスなどの画像である傾向があり、ドット毎に色データがばらついていないで比較的同一色データの繰り返しの頻度が高い場合は、可逆圧縮方式で圧縮しても、高い圧縮率になる。そして、伸長された画像データには画質の劣化はない。
【0029】
図4は、本実施の形態例における圧縮・伸長を説明する図である。図4に従って、本実施の形態例の画像処理装置11内の圧縮回路18による圧縮方法と伸長回路24による伸長方法とを説明する。第1のイメージメモリ14内に記録された元の画像データが、図4(a)に示す通り、4×4ドットからなるブロックのストリームデータとして取り扱われる。図中、各ブロックの色数が括弧内に示される。即ち、ブロックB1、B2,B3,B4,B5,Bnの色数は、例として、3,12,4,4,13,10である。また、CPU12により色数レジスタ20に設定された基準色数は、9色に設定されているとする。
【0030】
次に、各ブロックの色数が検出され、図4(b)に示される通り、色数が基準色数である9以下であるブロックは、可逆圧縮方式が適用されるブロック群に、色数が基準色数である9を越えるブロックは、非可逆圧縮方式が適用されるブロック分に分離される。即ち、図4(b)に示される通り、ブロックB1,B3,B4〜Bmは、可逆圧縮方式が適用されるブロック群に、ブロックB2〜Bnは、非可逆圧縮方式が適用されるブロック群にそれぞれ分離される。この時、分離情報データが、図4(f)の如く生成される。即ち、分離情報データは、可逆圧縮方式には「0」のフラグが、非可逆圧縮方式には「1」のフラグがそれぞれ対応付けされる。
【0031】
これら分類されたブロック列の画像データは、図4(c)に示される通り、連続する画像データとしてそれぞれ可逆圧縮方式或いは非可逆圧縮方式で圧縮される。即ち、図4(c)が最終的な圧縮された画像データであり、図1の第2のイメージメモリ16にページ毎に(或いはバンド毎に)記録される。連続するブロックの画像データとして圧縮することにより、特に可逆圧縮方式のランレングス法の場合などは、圧縮率を更に高くすることができる。
【0032】
次に、伸長する場合は、図4(d)に示される通り、圧縮された画像データのうち、可逆圧縮されたデータをまとめて伸長する。この時の伸長アルゴリズムは可逆圧縮方式に従う。また、非可逆圧縮されたデータをまとめて伸長する。この伸長アルゴリズムは非可逆圧縮方式に従う。このように、それぞれの方式の圧縮画像データをまとめて伸長するので、後述する伸長回路を簡単化することができる。この伸長の結果、図4(d)の伸長された画像データは、可逆圧縮方式による複数ブロックB1,B3,B4〜Bmの連続データと、非可逆方式による複数のブロックB2〜Bnの連続データに分かれている。
【0033】
そこで、最後に、最初に作成した分離情報データを参照して、元の画像データが、図4(e)の如く生成される。即ち、分離情報の値が0であれば可逆ブロックを、1であれば非可逆ブロックを順番に出力することにより、分離されていた複数のブロックが、元の順番のデータストリーム(図4(e))に戻される。
【0034】
図5は、本実施の形態例における圧縮回路18の構成図である。また、図6は、本実施の形態例における伸長回路24の構成図である。更に、図7は、図5の圧縮回路の動作フローチャートであり、図8は、図6の伸長回路の動作フローチャートである。
【0035】
図5に示された圧縮回路18は、イメージメモリ14から読み出される1ブロック分の非圧縮データ50を一旦蓄えるブロックデータメモリ52と、ブロック内の色数をカウントする色数カウント回路54と、色数カウント回路54からの起動信号S1により起動する可逆圧縮回路58と、その圧縮データを蓄える可逆圧縮データメモリ60と、起動信号S2により起動する非可逆圧縮回路62と、その圧縮データを蓄える非可逆圧縮データメモリ64とを有する。更に、複数のブロックを可逆圧縮方式と非可逆圧縮方式との分類した時の分離情報を記録する分離情報メモリ66を有する。そして、それぞれの圧縮データメモリ60,64に記録された圧縮データと、分離情報メモリ66に記録されている分離情報データとが、圧縮済みのデータ68として、第2のイメージメモリ16に格納される。色数カウント回路54は、ブロック内で検出される異なる色データを格納する色メモリ56と、検出される異なる色をカウントする色数カウンタ58とを有し、カウントした色数と色指定レジスタ20に設定された基準色数とを比較し、起動信号S1,S2を適宜それぞれの圧縮回路58,62に供給する。
【0036】
図7に従って、圧縮回路18の動作を説明する。第1のイメージメモリ14内に記憶された1ページ分のビット毎の画像データから、1ブロック分のデータが読み出され、ブロックデータメモリ52に記録される(S10)。従って、ブロックデータメモリ52には、本実施の形態例では1ブロック分に対応する16ドットの色データが格納される。次に、色数カウント回路54が、図7中の破線部分の工程S11を実行する。色数カウント回路54は、最初に色メモリ56と色数カウンタ58とをクリアする(S12)。
【0037】
次に、色数カウント回路54は、最初のドットの色データをブロックデータメモリ52から読み出す(S14)。そして、そのドットの色データが色メモリ56に登録されているか否かをチェックする(S16)。最初のドットの色データの場合は、色メモリ56内には何も登録されていないので、色数カウント回路54は、新しい色と判断し色数カウンタ58の色数をカウントアップする(S18)。尚、色数指定レジスタ20は、基準色数として、例えば9が設定されている。そして、最初の色に対しては色数が1になり、基準色数9より少ないと判断され(S20)、その色データが色メモリ56に登録される(S22)。そして、全ドット処理が終了していないので(S24)、次のドットの色データがブロックデータメモリ52から読み出される(S26)。
【0038】
色数カウント回路54は、上記の工程S16〜S26を全てのドットの色データに対して処理を繰り返す。但し、色数カウンタ58の値が、基準色数9を越えると(S20)、そこで色数カウント回路は、処理を終了する。検出される色数が基準色数9を越えると(S20)、そのブロックは非可逆圧縮方式と分類される。そして、色数カウント回路54は、起動信号S2を活性化して、ブロックデータメモリ52内の画像データの圧縮を非可逆圧縮回路62により行わせる(S30)。一方、16ドットの色数をカウントして基準色数9以下であると、そのブロックは可逆圧縮方式と分類される。そして、色数カウント回路54は、起動信号S1を活性化して、ブロックデータメモリ52内の画像データの圧縮を可逆圧縮回路58により行わせる(S28)。
【0039】
それぞれの圧縮された画像データは、圧縮画像メモリ60,64にそれぞれ記録される。また、色数カウント回路54は、そのブロックを可逆圧縮方式に分類したか非可逆圧縮方式に分類したかの分離情報を、分離情報メモリ66に格納する(S32)。即ち、上記した「0」または「1」のフラグデータがメモリ66にブロック順に記録される(S36)。
【0040】
上記の処理S10〜S32が、1ページ内の或いは1バンド内の全てのブロックに対して行われ(S34)、最後に、分離情報データと共に圧縮画像データ68とが、それぞれのメモリ66,60,64から読み出され、圧縮画像データを記録する第2のイメージメモリ16内に記録される。
【0041】
上記の実施の形態例では、基準色数を最大色数16の半分より大きい数9に設定した。色数が少ないブロックにはできるだけ可逆圧縮方式を適用して、画質の劣化を防ぐためである。逆に、画質の劣化が多少発生しても圧縮率を高くしたい場合は、基準色数は、最大色数16の半分或いはそれより低い数に設定される。或いは、それとは反対に、画質を高めたい場合は、基準色数は9より大きな値に設定され、ほとんどのブロックは可逆圧縮方式で圧縮され、画像データに対する画質の劣化が防止される。
【0042】
次に、図6に示された伸長回路24は、第2のイメージメモリ16から図示を省略したDMA回路22により読み出された圧縮済みの画像データ68を伸長する可逆伸長回路70,非可逆伸長回路74と、それぞれ伸長された画像データを記録する可逆伸長データ用伸長メモリ72,非可逆圧縮伸長データ用伸長メモリ76と、分離情報メモリ78内の分離情報に従って、ブロックを並び替えるセレクタ回路80とを有する。
【0043】
図8のフローチャートに従って、伸長回路24の動作を説明する。図4(c)に示される通り、第2のイメージメモリ16内には、可逆圧縮データと非可逆圧縮データとに分けて記録されている。そこで、図示しないDMA回路22が、第2のイメージメモリ16内の可逆圧縮データを読み出し、可逆伸長回路70が可逆圧縮方式により伸長する(S40)。その結果、可逆圧縮方式に分類された連続するブロックの元データが、伸長メモリ72に格納される。次に、図示しないDMA回路22が、第2のイメージメモリ16内の非可逆圧縮データを読み出し、非可逆伸長回路74が非可逆圧縮方式により伸長する(S42)。その結果、非可逆圧縮方式に分類された連続するブロックの元データが、伸長メモリ76に格納される。
【0044】
そして、DMA回路22が分離情報データを第2のイメージメモリ16から読み出し、分離情報メモリ78に格納する(S44)。そして、伸長回路24内のセレクタ80は、伸長メモリ72または76内のブロック毎の伸長画像データを、分離情報メモリ78内の分離情報に従って選択して、元のデータのブロック順に並び直して、非圧縮データ82として出力する。即ち、図4(e)に示される通りのブロック列の画像データに戻される。この非圧縮データ82は、色変換回路26を介して、或いは直接、印刷エンジン28に供給される。
【0045】
伸長回路24は、可逆圧縮方式の複数のブロックの圧縮データと、非可逆圧縮方式の複数のブロックの圧縮データとが分離されているので、それぞれの伸長回路70,74により、連続して伸長処理することができ、その回路構成を簡単化することができる。
【0046】
次に、圧縮回路18の変形例について説明する。上記の実施の形態例では、色数指定レジスタ20には、基準色数9が固定的に設定される。それに対して、変形例では、1ページ分の画像データが圧縮されて、その圧縮率が十分に高くない場合は、CPU12により、より低い基準色数が色数指定レジスタ20に設定される。或いは、圧縮率が十分高い場合は、CPU12により、より高い基準色数が色数指定レジスタ20に設定される。この基準色数は、1ページ毎に再設定することもできれば、数ページ分の圧縮率を監視しながら、ダイナミックに変更することもできる。
【0047】
また、別の圧縮回路18の変形例は、可逆圧縮回路58として、ランレングス法の圧縮回路とパレットを使用する圧縮回路の二種類を設け、一方の圧縮回路を利用して圧縮した結果、圧縮率が上がらなかった場合は、他方の圧縮回路に変更して圧縮する。そして、いずれの圧縮回路でも圧縮率が上がらなかった場合は、上記の変形例の如く基準色数の設定をより低く変更する。それにより、非可逆圧縮方式が適用されるブロック数を増やして、全体の圧縮率を高める。
【0048】
図9は、本実施の形態例の変形例である電子写真システムの全体構成図である。この変形例では、ホストコンピュータ1内に上記の圧縮を行う画像処理手段を有し、それから圧縮画像データを供給される電子写真装置10内に上記の伸長を行う画像処理手段を有する。図9には、図1と対応する部分には同じ引用番号を与えている。
【0049】
ホストコンピュータ1は、バス4を介して、CPU2、圧縮回路18,色指定レジスタ20、インターフェース3及びイメージメモリ5が接続される。そして、上記のアルゴリズムに従って、所定のアプリケーションプログラムにより生成された画像データが、圧縮回路18により圧縮され、イメージメモリ5内に格納される。この圧縮された画像データが、印刷ジョブデータとして電子写真装置10に供給される。また、圧縮回路18は、上記の通り分離情報データも生成し、このデータも電子写真装置10に供給される。
【0050】
ホストコンピュータ1は、専用の圧縮回路18に変えて、同様の圧縮アルゴリズムを有する圧縮ソフトウエアによって画像データの圧縮を行うこともできる。例えば、ホストコンピュータ1内にインストールされたプリンタドライバにより、上記の圧縮処理を行うこともできる。
【0051】
電子写真装置10では、受信した印刷ジョブデータに含まれている圧縮画像データを一旦イメージメモリ16に格納する。そして、伸長回路24により、上記と同様にして圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データに対応する印刷用駆動信号が印刷エンジン28に供給される。電子写真装置10においても、ソフトウエアにより上記の伸長処理を行うこともできる。
【0052】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、画素毎の画像データから最適の圧縮方式を選択することができるので、圧縮率を高くし、且つ画質の低下を最小限に抑えることができる。さらに、画像データを可逆圧縮方式で圧縮する領域と非可逆圧縮方式で圧縮する領域とに分離し、可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮し、前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮することにより、例えば、可逆圧縮方式にランレングス法を適用した場合には、圧縮率を更に高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例における電子写真装置の全体構成図である。
【図2】ドット毎の画像データの例を説明するための図である。
【図3】本実施の形態例における所定領域に対応するブロックを説明するための図である。
【図4】本実施の形態例における圧縮・伸長を説明する図である。
【図5】本実施の形態例における圧縮回路18の構成図である。
【図6】本実施の形態例における伸長回路24の構成図である。
【図7】図5の圧縮回路の動作フローチャートである。
【図8】図6の伸長回路の動作フローチャートである。
【図9】本実施の形態例の変形例である電子写真システムの全体構成図である。
【符号の説明】
10 電子印刷装置
11 画像処理装置
16 イメージメモリ
18 圧縮回路
24 伸長回路
28 印刷エンジン

Claims (3)

  1. 画素毎に色データを有する画像データに対して圧縮を行う画像処理装置であって、
    前記画像データを各々が複数の画素群を有し、ラスタに沿った、複数の所定領域のストリームデータとして扱い、各々の前記所定領域内の前記画素群の色数を検出する手段、
    前記検出された色数が基準色数以下又はそれより少ない時に、当該所定領域の画素群の画像データを可逆圧縮方式で圧縮する領域とし、前記検出された色数が前記基準色数よりも多い又は以上の時に、当該所定領域の画素群の画像データを非可逆圧縮方式で圧縮する領域として、前記画像データを、前記ストリームデータ順に、前記可逆圧縮方式で圧縮する領域と前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域とに分離する手段、
    前記可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮し、前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域を連続する領域として圧縮する手段、
    前記画像データを分離するときに、前記所定領域の各々について、前記可逆圧縮方式で圧縮する領域か、前記非可逆圧縮方式で圧縮する領域かを示す分離情報データを前記ストリームデータ順に生成する手段、
    前記可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長し、前記非可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長する手段、
    前記分離情報データを前記ストリームデータ順に参照して、前記所定領域単位で、前記可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長した連続データと前記非可逆圧縮方式で圧縮された前記領域をまとめて伸長した連続データとのいずれかから前記連続データを順番に再配列していくことにより、前記伸長された領域を前記ストリームデータ順に再配列する手段、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記基準色数が、適宜変更設定されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載の画像処理装置を有する電子印刷装置であって、
    更に、前記画像処理装置により圧縮された画像データを格納するイメージメモリと、
    前記イメージメモリに格納された画像データに対して前記画像処理装置により伸長された画像データに従って、印刷を行う印刷エンジンと、
    を有することを特徴とする電子印刷装置。
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