JP4791713B2 - 通電装置 - Google Patents

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Description

本発明は通電装置に係り、特に、軽量で配設スペースが小さいとともに生産性に優れた通電装置に関するものである。
銅や銅合金、或いはアルミニウムなどの導電性材料にて構成されている長手板状のバスバーを板厚方向に複数近接して配設した通電装置が、電源回路などに広く用いられている。図11の通電装置10は一例で、銅などの導電性材料にて構成されている3本のバスバー12、14、16を備えており、バッテリなどの電源に接続されて所定の電気部品に電気を供給する。バスバー12、14、16は、何れもプレス加工による切断で打ち抜き加工された長手形状の板材で、両端部にはそれぞれ接続端子12a、12b、14a、14b、16a、16bが設けられている。そして、このような通電装置10においては、省スペース化のためにできるだけ近接して配設することが望まれる一方、相互の絶縁性を確保する必要があるため、例えば図12に示すように樹脂カセットや絶縁紙、絶縁テープ、樹脂モールドなどが用いられている。特許文献1には、図12(d) と同様に樹脂モールドで絶縁する技術が記載されている。なお、図12(a) 〜(d) の各断面図は、何れも図11におけるA−A断面に相当する。
特開2002−084621号公報
しかしながら、上記図12の(a) 、(b) の樹脂カセット或いは絶縁紙による絶縁方法は、開口部が設けられてバスバー12、14、16を挿入するようになっているため、その開口部側に所定の沿面距離を確保する必要があり、配設スペースが大きくなる。図12の(b) 、(c) の絶縁紙或いは絶縁テープによる絶縁方法は、作業者が手作業でそれ等の絶縁紙や絶縁テープをバスバー12、14、16に装着したり巻き付けたりする必要があるため、製造コストが高くなる。図12の(d) の樹脂モールドによる絶縁方法は、インサート成形する際にボイドが発生して絶縁性能が低下する恐れがある。また、図12の(a) 、(d) の樹脂カセットや樹脂モールドを用いる場合、樹脂容積が大きくて重量が重くなるとともに、配設スペースも大きくなる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、所定の絶縁性能を確保しつつ軽量で配設スペースが小さいとともに生産性に優れた通電装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、導電性材料にて構成されている長手板状のバスバーを板厚方向に複数重ねて配設した通電装置において、(a) 前記複数のバスバーの表面は、それぞれ塗装によって付着された絶縁性塗料で被覆されているとともに、(b) 隣接する一対のバスバーの長手方向と直角な幅方向の側端縁において、板厚方向の両側の角部のうち互いに近接する一対の角部の少なくとも一方は、前記塗装に先立ってプレス叩き加工により滑らかに丸められていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の通電装置において、(a) 前記複数のバスバーは、何れもプレス加工によって切断された板材で、(b) 前記板厚方向の両側の角部は、前記プレス加工による切断面のせん断面側および破断面側のエッジであることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の通電装置において、隣接する一対のバスバーの長手方向と直角な幅方向の側端縁において、板厚方向の両側のエッジのうち互いに近接する一対のエッジの少なくとも一方が破断面側のエッジである場合、少なくともその破断面側のエッジが前記塗装に先立って前記プレス叩き加工により滑らかに丸められていることを特徴とする。
なお、破断面は、切断加工の後半に破断によって生じる表面粗さが粗い部分で、切断加工の前半にせん断によって生じる比較的滑らかなせん断面と反対側の部分であるが、ここでは必ずしも厳密に破断面を要件とするものではなく、破断面側は切断の終了側を意味している。
第4発明は、導電性材料にて構成されている長手板状のバスバーを板厚方向に複数重ねて配設する通電装置において、(a) 前記複数のバスバーは、何れも円筒形状の素材を径方向に潰したもので、断面が楕円乃至は長円形状を成しているとともに、(b) その複数のバスバーの表面は、それぞれ塗装によって付着された絶縁性塗料で被覆されていることを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第4発明の何れかの通電装置において、隣接するバスバーは、長手方向と直角な幅方向の側端縁の位置がその幅方向において互いにずれていることを特徴とする。
第6発明は、第5発明の通電装置において、前記幅方向の寸法が異なる2種類のバスバーを備えており、その2種類のバスバーが交互に配設されることにより、その幅寸法が大きいバスバーの側端縁が外側へ突き出していることを特徴とする。
発明は、第発明〜第発明の何れかの通電装置において、それぞれ前記絶縁性塗料で被覆された複数のバスバーが、互いに重ね合わされた状態で接着手段により一体的に固着されていることを特徴とする。
このような通電装置においては、バスバーの表面が、塗装によって付着された絶縁性塗料で被覆されているため、樹脂モールドのようにボイドが生じる恐れがなく、絶縁性塗料の種類や膜厚に応じて所定の絶縁性能が安定して得られるとともに、絶縁テープなどを手作業で巻き付ける場合に比較して、高い生産性で安価に製造できる。また、絶縁性塗料の膜厚は、一般に数μm〜数百μm程度で十分であるため、樹脂カセットや樹脂モールドに比較して容積が小さくなり、沿面距離を確保する必要がないことと相まって配設スペースを大幅に節減できるとともに、軽量に構成できる。
一方、バスバーをプレス加工により切断して切り出す場合、そのまま塗装して絶縁性塗料を付着すると、塗料のチクソトロピー性により切断面のエッジ部分で塗膜が薄くなって絶縁性能が低下し、特に破断面側で絶縁性能の低下が問題となることがある。
これに対し、第1発明では、隣接する一対のバスバーの側端縁の互いに近接する一対の角部の少なくとも一方は、塗装に先立って滑らかに丸められるため、その角部に絶縁性塗料が良好に付着させられるようになり、隣接する一対のバスバー間の絶縁性能が高められる。これにより、バスバーをプレス加工によって切断する場合でも、所定の絶縁性能が安定して得られるようになる。
また、第3発明では少なくとも破断面側のエッジが塗装に先立って滑らかに丸められるため、絶縁性塗料が付着し易くなり、そのエッジ部分における絶縁性能の低下が抑制されて、所定の絶縁性能が安定して得られるようになる。
また、第5発明や第6発明のように、隣接するバスバーの側端縁の位置が幅方向において互いにずれるようにすれば、隣接するバスバーのエッジ間の距離すなわち漏れ電流の沿面距離が長くなり、絶縁性能が高くなる。このため、バスバーをプレス加工によって切断することにより、エッジ部分の絶縁性塗料が薄くなって絶縁性能が低下する場合でも、隣接するバスバーの相互間において所定の絶縁性能が安定して得られるようになる。
第4発明では、バスバーを構成している導電性材料が、円筒形状の素材を径方向に潰したもので、断面が楕円乃至は長円形状を成しているため、塗装によりその全周に亘って絶縁性塗料が良好に付着させられるようになり、一層優れた絶縁性能が得られる。また、円筒形状の素材を潰したものであるため、潰された内側の内表面も含めた表面積が大きく、通電電流が交流の場合、表皮効果によって送電容量が増加するとともにジュール熱の発生が抑制される利点がある。
発明では、絶縁性塗料で被覆された複数のバスバーが互いに重ね合わされた状態で接着手段により一体的に固着されているため、電気回路等に対する配設作業が容易になるとともに、小さなスペースにコンパクトに配設することができる。
本発明の通電装置は、比較的大きな電圧が印加されて絶縁性が問題となる電源回路等に好適に適用されるが、電流を通電する他の電気回路にも適用され得る。
バスバーを構成している導電性材料としては、銅や銅合金、或いはアルミニウムなどが好適に用いられる。塗装によってバスバーの表面に付着させられる絶縁性塗料としては、エポキシ樹脂やポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂などの樹脂系絶縁材料が好適に用いられる。絶縁性塗料の膜厚は、所定の絶縁性能が得られるように絶縁性塗料の種類に応じて適宜定められ、例えば数μm〜数百μm程度が適当である。
上記絶縁性塗料の塗装方法としては、電着塗装が好適に用いられるが、粉体塗装やディッピング(ドブ漬け)等の他の塗装方法を採用することもできる。粉体塗装としては、流動浸漬塗装や静電浸漬塗装が好適に用いられる。
絶縁性塗料は、例えばバスバーの表面のうち接続端子部分を除く全域を被覆するように設けられるが、通電装置において、隣接するバスバーのうち互いに離間するなどして絶縁性能が問題にならない部分については、必ずしも絶縁性塗料で被覆する必要はない。第1発明〜第3発明の角部やエッジの丸め、第5発明および第6発明の側端縁のずれについても、バスバーの少なくとも一部に設けられれば良い。
第3発明では、切断面のうち少なくとも破断面側のエッジが丸められるが、せん断面側のエッジも滑らかに丸めることができる。このようなエッジの丸め加工は、例えばバスバーを収容する凹溝のコーナーにR0.2〜R3程度の丸みを付けたプレス型を用いたプレス叩き加工が適当である。
発明は、複数の総てのバスバーについて破断面側のエッジを叩き加工などで丸める必要はなく、破断面側に隣接して他のバスバーが存在する場合には、その破断面側のエッジを丸め、破断面側に他のバスバー等が存在しない場合には、必ずしもその破断面側のエッジを丸める必要はない。
発明では、板厚方向の両側の角部のうち互いに近接する一対の角部の少なくとも一方が丸められるが、両方の角部を共に丸めることもできる。第発明は、バスバーをプレス加工によって切断して取り出す場合に好適に適用されるが、プレスによる切断以外の手段でバスバーが製造される場合でも、断面が矩形等の角部を有する場合には同様に適用され得る。第5発明および第6発明も、プレスによる切断以外の手段で製造されたバスバーを用いる場合でも、幅方向の側端縁で絶縁性塗料のみでは十分な絶縁性能が得られない場合などに同様に適用され得る。
第6発明では、幅寸法が異なる2種類のバスバーを交互に配置することにより、側端縁の位置が幅方向において互いにずれる場合であるが、第5発明の実施に際しては、幅寸法が一定のバスバーを用いるとともに、幅方向に交互にずらして配置することにより、側端縁の位置を幅方向にずらすこともできるし、複数のバスバーの幅寸法を段階的に変化させても良いなど、種々の態様が可能である。
発明では、複数のバスバーが互いに重ね合わされた状態で接着手段により一体的に固着されているが、他の発明の実施に際しては、必ずしも一体的に固着する必要はない。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1の通電装置20は、前記図11の通電装置10に本発明が適用された場合のA−A断面を示す図で、銅や銅合金、或いはアルミニウムなどの導電性材料にて構成されている3本のバスバー12、14、16の表面は、何れも電着塗装によって付着された絶縁性塗料22により全周に亘って被覆されているとともに、それ等のバスバー12、14、16は、板厚方向に互いに重ねられた状態で接着剤等の接着手段により予め一体的に固着されている。絶縁性塗料22は、バスバー12、14、16のうち接続端子12a、12b、14a、14b、16a、16bを除く全域に設けられている。また、絶縁性塗料22は、例えばエポキシ樹脂やポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂などの樹脂系絶縁材料で、その膜厚は50μm〜150μm程度である。
このような通電装置20においては、バスバー12、14、16の表面が、電着塗装によって付着された絶縁性塗料22で被覆されているため、樹脂モールドのようにボイドが生じる恐れがなく、絶縁性塗料22の種類や膜厚に応じて所定の絶縁性能が安定して得られるとともに、絶縁テープなどを手作業で巻き付ける場合に比較して、高い生産性で安価に製造できる。
また、絶縁性塗料22の膜厚は50μm〜150μm程度と薄いため、樹脂カセットや樹脂モールドに比較して容積が小さくなり、沿面距離を確保する必要がないことと相まって配設スペースを大幅に節減できるとともに、軽量に構成できる。
また、本実施例では絶縁性塗料22で被覆された複数のバスバー12、14、16が、互いに重ね合わされた状態で接着手段により一体的に固着されているため、電気回路等に対する配設作業が容易になるとともに、小さなスペースにコンパクトに配設することができる。
一方、バスバー12、14、16は、プレスによる切断で打ち抜き加工された板材であるため、周縁部すなわち図1における上下両端部の切断面24では、塗料のチクソトロピー性によりエッジ部分で絶縁性塗料22の膜厚が薄くなる場合がある。図2は、バスバー12、14、16の切断面24の一例を示す図で、このように切断したままの状態で電着塗装により絶縁性塗料22を付着すると、図5の(a) に示すように両側のエッジ部分で膜厚が薄くなり、特に破断面側のエッジ部分が顕著で、絶縁性能の低下が問題になることがある。但し、バスバー12、14、16の材質や板厚、切断条件、或いは通電電圧等の使用条件などによっては、プレスにより切断したままの状態で電着塗装により絶縁性塗料22を付着しただけでも、十分な絶縁性能が得られる場合がある。
図3および図4は、このような切断面24のエッジによる絶縁性能の低下に対する対策を施した場合で、何れも図1に相当する図であるが、断面のハッチングおよび絶縁性塗料22を省略した概略図である。図3の(a) 〜(d) は、中央に位置するバスバー14の長手方向と直角な方向の幅寸法(図の上下寸法)を両側のバスバー12、16よりも大きくして、その幅方向の両側の側端縁14cを何れもバスバー12、16の側端縁12c、16cよりも外側へ突き出させ、隣接するバスバー12、14、16の側端縁12c、14c、16cの位置が幅方向において互いにずれている場合で、近接するエッジ間の距離すなわち漏れ電流の沿面距離が長くなる。側端縁12c、14c、16cは何れも切断面24である。
この図3の(a) 〜(d) は、隣接するバスバー12、14、16のエッジ間の距離すなわち漏れ電流の沿面距離が長くされることにより、切断面24(側端縁12c、14c、16c)のエッジによる絶縁性塗料22の絶縁性能の低下に拘らず、バスバー12、14、16の相互間において所定の絶縁性能が安定して得られるようになる。
また、図3の(a) 〜(d) は、両側のバスバー12、16の姿勢が異なり、(a) ではせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設され、(b) では破断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。(c) は、(a) と同様にせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されているが、図5の(c) に示すように、そのせん断面側のエッジが前記絶縁性塗料22の電着塗装に先立って叩き加工により丸められている場合で、そのエッジ部分における絶縁性塗料22の膜厚が比較的厚くなり、絶縁性能の低下が抑制される。(d) は、(b) と同様に破断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されているが、図5の(b) に示すように、その破断側のエッジが前記絶縁性塗料22の電着塗装に先立って叩き加工により丸められている場合で、そのエッジ部分における絶縁性塗料22の膜厚が比較的厚くなり、絶縁性能の低下が抑制される。したがって、図3の(a) 〜(d) の中では、(b) <(a) <(d) <(c) の順で優れた絶縁性能が得られる。図3の(a) 、(b) は参考例で、図3の(c) は第1発明、第2発明、第5発明、第6発明の実施例で、図3の(d) は第1発明〜第3発明、第5発明、第6発明の実施例である。
上記叩き加工は、例えば図6に示すようにバスバー12、14、16を収容する凹溝52が設けられるとともに、その凹溝52の両側のコーナー54にそれぞれR0.2〜R3程度の丸みを付けたダイス型50を用いて、その凹溝52内にバスバー12、14、16をプレスによって押圧することにより、切断面24のせん断面側或いは破断面側のエッジ部分を丸く潰すように行われる。
なお、図3の(a) 〜(d) は、エッジの位置関係において、何れも両側のバスバー12、16が中央のバスバー14を挟んで対称的に配置されているが、一方がプレスせん断面側で他方がプレス破断面側であっても良い。また、中央のバスバー14についても、側端縁14cの破断面側およびせん断面側の少なくとも一方(例えば破断面側)のエッジを、絶縁性塗料22の電着塗装に先立って叩き加工により丸めるようにしても良い。
図4の実施例は、3本のバスバー12、14、16の幅寸法が互いに同じで、それ等の両側端縁12c、14c、16cがそれぞれ略同じ位置に位置させられているが、前記切断面14のせん断面側或いは破断面側のエッジを叩いて丸めることにより、絶縁性塗料22を付着し易くして絶縁性能の低下を抑制した場合である。その場合に、必ずしも総てのエッジを丸める必要はないが、プレスで切断したままの破断面側のエッジ同士が隣接することがないようにすることが望ましい。また、破断面側のエッジについては叩いて丸めることが望ましく、せん断面側のエッジについては必要に応じて丸めれば良く、図5の(d) に示すようにせん断面側および破断面側のエッジを共に叩き加工により丸めることもできる。
図4の(a) は、中央のバスバー14については、図5(b) のように破断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装する一方、両側のバスバー12、16については、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、それぞれせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。図4の(b) は、中央のバスバー14については、図5(d) のように破断面側およびせん断面側のエッジを共に叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装する一方、両側のバスバー12、16については、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、それぞれせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。図4の(c) は、中央のバスバー14については、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料22を電着塗装する一方、両側のバスバー12、16については、それぞれ図5(c) のようにせん断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、そのせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。図4の(d) は、中央のバスバー14については、図5(b) のように破断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装する一方、その破断面側に位置する右側のバスバー16については、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、せん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設され、反対側すなわち左側のバスバー12については、図5(c) のようにせん断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、そのせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。図4の(e) は、中央のバスバー14については、図5(d) のように破断面側およびせん断面側のエッジを共に叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装する一方、両側のバスバー12、16については、それぞれ図5(c) のようにせん断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装するとともに、そのせん断面側のエッジが内側すなわちバスバー14側に位置する姿勢で配設されている。
この図4の(a) の左半分および(b) 〜(e) は第1発明、第2発明の実施例に相当し、破断面側のエッジを叩いて丸め加工した後に絶縁性塗料22を電着塗装したバスバーを有する(a) 、(b) 、(d) 、(e) は第発明の実施例に相当する。なお、図4の(a) 〜(e) はあくまでも一例で、他の組合せを採用することもできる。前記図1の通電装置20は、3本のバスバー12、14、16の各々について、切断面24のせん断面側および破断面側のエッジを何れも叩き加工により丸めた後、絶縁性塗料22を電着塗装したものである。
次に、図7および図8の(a) 〜(n) に示すように、絶縁性塗料で被覆された一対のバスバーの各種の組合せの絶縁性能、すなわち漏れ電流を調べた結果を説明する。図7および図8の(a) 〜(n) は、板厚方向において接するように一対のバスバーを重ね合わせるとともに接着剤にて一体的に固着した場合の断面図で、図5に示すように幅方向の一方の側端縁を示したものである。この場合のバスバーの材質はAl(アルミニウム)で、絶縁性塗料はエポキシ系樹脂塗料で、その膜厚は100μm程度である。図7の(a) 〜(e) は参考例である。
図7の(a) 〜(c) の一対のバスバーは、何れも図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したものであるとともに、幅寸法が同じで側端縁の位置が互いに略一致している場合であり、(a) は破断面側と破断面側とが接するように重ね合わせた場合、(b) はせん断面側とせん断面側とが接するように重ね合わせた場合、(c) は破断面側とせん断面側とが接するように重ね合わせた場合である。
図7の(d) 〜(g) は、前記図3に示すように幅寸法が異なるバスバーを組み合わせた場合で、側端縁の位置がずれているとともに、幅広のバスバー(上側)は何れもプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したもので、せん断面側が他方のバスバーと接する姿勢で重ね合わされている。そして、(d) および(e) は、他方(下側)のバスバーもプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したもので、(d) はせん断面側が幅広のバスバーに接する姿勢で重ね合わされ、(e) は破断面側が幅広のバスバーに接する姿勢で重ね合わされている。(f) の下側のバスバーは、図5(c) のようにせん断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したもので、そのせん断面側が幅広のバスバーに接する姿勢で重ね合わされている。また、(g) の下側のバスバーは、図5(b) のように破断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したもので、その破断面側が幅広のバスバーに接する姿勢で重ね合わされている。なお、(d) 〜(g) の側端縁のずれ寸法は数mmである。
図8の(h) 〜(n) は、何れも一対のバスバーの幅寸法が同じで側端縁の位置が互いに略一致している場合であり、(h) は、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したものと、図5(b) のように破断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものとの組合せで、プレス加工のままのバスバー(上側)のせん断面側と、エッジ丸め加工を行ったバスバー(下側)の破断面側とが接するように重ね合わせた場合である。(i) は、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したものと、図5(c) のようにせん断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものとの組合せで、プレス加工のままのバスバー(上側)のせん断面側と、エッジ丸め加工を行ったバスバー(下側)のせん断面側とが接するように重ね合わせた場合である。(j) は、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したものと、図5(c) のようにせん断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものとの組合せで、プレス加工のままのバスバー(上側)の破断面側と、エッジ丸め加工を行ったバスバー(下側)のせん断面側とが接するように重ね合わせた場合である。(k) は、図5(a) のようにプレス加工により切断したままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したものと、図5(b) のように破断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものとの組合せで、プレス加工のままのバスバー(上側)の破断面側と、エッジ丸め加工を行ったバスバー(下側)の破断面側とが接するように重ね合わせた場合である。
図8の(l) は、図5(c) のようにせん断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したもの同士の組合せで、その丸め加工が行われたせん断面側が互いに接するように重ね合わせた場合である。(m) は、図5(b) のように破断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものと、図5(c) のようにせん断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したものとの組合せで、その丸め加工が行われた破断面側とせん断面側とが接するように重ね合わせた場合である。(n) は、図5(b) のように破断面側のエッジを丸めて絶縁性塗料を電着塗装したもの同士の組合せで、その丸め加工が行われた破断面側が互いに接するように重ね合わせた場合である。
図9は、上記(a) 〜(n) の一対のバスバーの間に3.0kVの電圧を印加して漏れ電流を測定し、その漏れ電流が所定値以上か否かによって短絡の有無を調べた結果で、プレス加工のままの状態で絶縁性塗料を電着塗装したバスバーの組合せである(a) 〜(c) は、何れも漏れ電流が大きくて使用不可であった。(d) 〜(n) については、何れも漏れ電流が小さくて、通電装置として十分に使用可能であり、特に一対のバスバーの近接側のエッジを共に叩いて丸め加工した(l) 〜(n) は優れた絶縁性能が得られる。
図10は、第4発明の実施例で、バスバー40は、銅等の導電性材料から成る円筒素材(パイプなど)42をプレス等により径方向に潰して断面を長円形状とし、その外周面の全周に電着塗装により絶縁性塗料44を付着させて被覆したものである。この場合には、プレスによる切断のようにエッジが生じないため、絶縁性塗料44が電着塗装によりバスバー40の全周に略均一に付着させられ、優れた絶縁性能が得られる。また、潰された内側の内表面も含めた表面積が大きいため、通電電流が交流の場合、表皮効果によって送電容量が増加するとともにジュール熱の発生が抑制される利点がある。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例である通電装置の断面図で、図11におけるA−A断面に相当する図である。 図1の通電装置においてプレスにより打ち抜き加工されたバスバーの切断面の一例を示す断面図である。 幅寸法が異なるバスバーを組み合わせた通電装置において、せん断面側および破断面側の姿勢などが異なる幾つかの実施例を説明する図である。 幅寸法が同じバスバーを用いた通電装置において、せん断面側および破断面側の姿勢やエッジ叩きの有無などが異なる幾つかの実施例を説明する図である。 バスバーの切断面におけるエッジ叩きの有無による絶縁性塗料の付着状態の違いを示す断面図である。 プレスによってエッジを丸め加工する際のダイス型の一例を示す断面図である。 一対のバスバーについて、せん断面側および破断面側の姿勢や幅寸法、エッジ叩きの有無などが異なる幾つかの組合せを説明する図である。 一対のバスバーについて、図7とは更に異なる組合せを説明する図である。 図7および図8の各組合せについて、所定の電圧を印加して短絡の有無を調べた結果を示す図である。 本発明の更に別の実施例を示す図で、円筒素材を潰してバスバーを構成した場合である。 電源回路に用いられる通電装置の一例を示す概略平面図である。 従来の通電装置において、複数のバスバーを絶縁した状態で位置決め保持する手段の幾つかの例を説明する断面図で、図11におけるA−A断面に相当する図である。
符号の説明
12、14、16、40:バスバー 12c、14c、16c:側端縁(切断面) 20:通電装置 22、44:絶縁性塗料2:円筒素材

Claims (7)

  1. 導電性材料にて構成されている長手板状のバスバーを板厚方向に複数重ねて配設する通電装置において、
    前記複数のバスバーの表面は、それぞれ塗装によって付着された絶縁性塗料で被覆されているとともに、
    隣接する一対のバスバーの長手方向と直角な幅方向の側端縁において、板厚方向の両側の角部のうち互いに近接する一対の角部の少なくとも一方は、前記塗装に先立ってプレス叩き加工により滑らかに丸められている
    ことを特徴とする通電装置。
  2. 前記複数のバスバーは、何れもプレス加工によって切断された板材で、
    前記板厚方向の両側の角部は、前記プレス加工による切断面のせん断面側および破断面側のエッジである
    ことを特徴とする請求項1に記載の通電装置。
  3. 隣接する一対のバスバーの長手方向と直角な幅方向の側端縁において、板厚方向の両側のエッジのうち互いに近接する一対のエッジの少なくとも一方が破断面側のエッジである場合、少なくとも破断面側のエッジが前記塗装に先立って前記プレス叩き加工により滑らかに丸められている
    ことを特徴とする請求項に記載の通電装置。
  4. 導電性材料にて構成されている長手板状のバスバーを板厚方向に複数重ねて配設する通電装置において、
    前記複数のバスバーは、何れも円筒形状の素材を径方向に潰したもので、断面が楕円乃至は長円形状を成しているとともに、
    該複数のバスバーの表面は、それぞれ塗装によって付着された絶縁性塗料で被覆されている
    ことを特徴とする通電装置。
  5. 隣接するバスバーは、長手方向と直角な幅方向の側端縁の位置が該幅方向において互いにずれている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通電装置。
  6. 前記幅方向の寸法が異なる2種類のバスバーを備えており、該2種類のバスバーが交互に配設されることにより、該幅寸法が大きいバスバーの側端縁が外側へ突き出している
    ことを特徴とする請求項5に記載の通電装置。
  7. それぞれ前記絶縁性塗料で被覆された複数のバスバーが、互いに重ね合わされた状態で接着手段により一体的に固着されている
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の通電装置。
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