JP6887879B2 - バスバーおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、配電用のバスバーおよびその製造方法に関する。
様々な部品を電気的に接続するためにバスバーが用いられる。例えば、電気自動車などの車両に用いられるバスバーでは、作業者の接触や他の部品との接触を鑑みて、バスバーに絶縁被膜が形成される。
特許文献1には、金属板から半抜き加工により形成される電子部品用パッケージが開示される。半抜き加工では、ダイの半抜き孔の上に載置された金属板が半抜きパンチにより押圧されて、半抜き孔に突き出るように凸部が金属板に形成される。次に、金属板に形成された凸部を半抜き加工と逆方向に打ち抜いて、金属板から電子部品用パッケージが形成される。
特開2004−47750号公報
ところで、バスバーに絶縁被膜を形成する場合、絶縁被膜を設ける金属板にバリや小さな段差があると、絶縁被膜に絶縁破壊が生じる可能性が高まる。そのため、絶縁被膜を設ける金属板は、滑らかであることが好ましい。特許文献1に開示される電子部品用パッケージは、金属板と分離した側面にバリや小さな段差が残る可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、絶縁被膜の耐久性を向上したバスバーを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、板材により形成されるバスバーであって、両板面の側方に位置する両側面と、両板面と両側面が交差するそれぞれの角を、丸く湾曲して形成される丸角部と、両板面および両側面の所定範囲に形成された絶縁被膜部と、を備える。両側面は、丸角部の間に凹んで形成された凹部を有する。
本発明の別の態様は、バスバーの製造方法である。この製造方法は、板材を面直方向に途中までプレスして板材に突出した部分を形成する半抜き工程と、板材の突出した部分を半抜き工程の逆方向にプレスしてバスバーの一次成形品を打ち抜く打ち抜き工程と、一次成形品の両側面を凹ませる凹部を形成するプレス加工をする側面プレス工程と、凹部が延在する範囲に収まるように一次成形品に絶縁被膜を形成する絶縁形成工程と、を有する。
本発明によれば、絶縁被膜の耐久性を向上したバスバーを提供できる。
実施例のバスバーの斜視図である。 凹部の一部を拡大して示すバスバーの部分斜視図である。 図1に示すバスバーの線分A−A断面図である。 バスバーの製造工程を示す図である。 バスバーの製造工程を示す図であって、図4に示すバスバーの製造工程の続きを示す図である。 側方プレス工程を実行した一次成形品の断面を示す図である。
図1は、実施例のバスバー10の斜視図である。バスバー10は、配電のため車両に設けられ、各部品を電気的に接続する。たとえば、バスバー10は、電気自動車やハイブリッド自動車のインバータ、バッテリ等の高電圧装置内に使用され、大きな電流が流される。
バスバー10は、電気的に接続する部品の配置などにより様々な形状にされるため、図1に示す形状に限定されないが、金属板材を打ち抜いて形成されるため、少なくとも板状である。安価な金属板材を用いることで製造コストを低減できる。
バスバー10は、一対の連結端部20と、絶縁被膜部26と、一対の凹部30とを備える。連結端部20は、バスバー10の両端に位置し、ボルト等により固定される孔を有する。連結端部20には、絶縁被膜部26が形成されておらず、金属材である導電部12が露出している。
絶縁被膜部26は、バスバー10の両端の連結端部20を除いて導電部12の表面に形成される。絶縁被膜部26は、第1板面22aおよび第2板面22bと、両方の側面24との設定された範囲に形成される。バリや小さな段差の上に絶縁被膜を形成すると、配電時にバリや段差が局部的に高電界となって、絶縁破壊が生じて絶縁被膜が剥がれるおそれがある。また、絶縁破壊を抑えるため絶縁被膜を分厚く形成すると、製造コストがかかる。
そこで、実施例のバスバー10は、凹部30を両方の側面24に凹んで形成し、金属板材を打ち抜いた際に発生するバリや段差を潰して滑らかにすることができる。これにより、絶縁被膜部26の耐久性が向上し、絶縁被膜部26を薄くして製造コストを抑えることができる。
図2は、凹部30の一部を拡大して示すバスバー10の部分斜視図である。絶縁被膜部26の両端の被膜境界28は、凹部30に重なっており、凹部30は、絶縁被膜部26が設定された範囲に形成される。つまり、凹部30は、絶縁被膜部26の設定範囲より長く延在し、絶縁被膜部26は凹部30が形成されている範囲に設けられる。これにより、絶縁被膜部26が形成される範囲のバスバー10の面を滑らかにできる。
図3は、図1に示すバスバー10の線分A−A断面図である。凹部30は、側面24の中央部分が最も凹むように湾曲し、断面が円弧状に形成される。
バスバー10は、第1板面22aと両方の側面24が交差する角を、丸く湾曲して形成された第1丸角部32aと、第2板面22bと両方の側面24が交差する角を、丸く湾曲して形成された第2丸角部32bとを備える。バスバー10の角を丸く湾曲させることで、絶縁被膜部26の絶縁破壊が発生する可能性を低減できる。なお、第1板面22aおよび第2板面22bを区別しない場合、「両板面22」といい、第1丸角部32aおよび第2丸角部32bを区別しない場合、「丸角部32」という。丸角部32は、両板面22と側面24の境界に位置する。
凹部30は、第1丸角部32aおよび第2丸角部32bの丸みを残すように、第1丸角部32aおよび第2丸角部32bの間に凹んで形成される。これにより、バスバー10のの角および側面24を滑らかにできる。
図4は、バスバー10の製造工程を示す図である。また、図5は、バスバー10の製造工程を示す図であって、図4に示すバスバー10の製造工程の続きを示す。なお、図4および図5に示す板材40の断面は、図3に示すバスバー10の断面と同じ視点であり、バスバー10の長手方向に沿って見た図である。
図4(a)に示すように、板材40がダイ44の上に載置され、パンチ42によりプレスされる半抜き工程が実行される。半抜き加工では、パンチ42の幅L1は、ダイ44の孔の幅L2より大きい。パンチ42の幅L1は、バスバー10の板幅よりも大きく、ダイ44の孔の幅L2は、バスバー10の板幅と同じである。
図4(b)に示す半抜き工程では、パンチ42により板材40を面直方向に板厚の途中までプレスして板材40に突出した部分46が形成される。半抜き工程では、1度に板材40を打ち抜かず、途中で止める。例えば、パンチ42が板材40をプレスする半抜き量は、板材40の板厚Tの0.5から0.8倍の距離に収まるように設定される。半抜き工程により、丸く湾曲した第1丸角部32aが形成される。
図5(a)に示す次の打ち抜き工程では、板材40の突出した部分46が、半抜き工程とは逆方向からプレスされる。これにより、突出した部分46が分離され、図5(b)に示すように、バスバー10の一次成形品48が打ち抜かれる。なお、打ち抜き工程で、平押しをするのではなく、パンチとダイにより突出した部分46を打ち抜いて一次成形品48を取り出してよい。
図5(b)に示すように、半抜き工程と逆方向にプレスして一次成形品48を打ち抜くことで丸く湾曲した第2丸角部32bが形成される。このように、半抜き工程と逆方法に打ち抜く打ち抜き工程を組み合わせることで、バスバー10の丸角部32を全て丸くできる。
図5(b)に示すように、バスバー10の一次成形品48は、板材40から分離される箇所である側面24の中途位置にバリや段差が形成されることがある。そこで、図5(c)に示す側方プレス工程で、一次成形品48の両側面を凹ませて凹部30を形成する。
側方プレス工程では、一対のプレス部50が一次成形品48の側面をプレスする。プレス部50の押圧面50aは半円筒状に湾曲する。
側方プレス工程では、第1丸角部32aおよび第2丸角部32bの丸みを残して板幅方向52にプレスして、湾曲した凹部30が形成される。これにより、丸角部32を残しつつ、半抜き工程および打ち抜き工程で一次成形品48の側面に形成されたバリや段差を滑らかにすることができる。
側方プレス工程の後、一次成形品48の所定の範囲の表面に絶縁被膜が形成される絶縁形成工程が実行される。絶縁被膜部26は、例えば、一次成形品48に塗布されて乾燥されて形成され、または、一次成形品48にエポキシフィルムやポリイミドフィルムなどの絶縁テープを貼付されて形成される。なお、絶縁形成工程のあと、用途に応じてバスバー10は屈曲されてよい。
このように、板材40を面直方向に板厚の途中までプレスして板材40に突出した部分46を形成する半抜き工程と、板材40の突出した部分46を半抜き工程の逆方向にプレスしてバスバー10の一次成形品48を打ち抜く打ち抜き工程と、一次成形品48の両側面を凹ませる凹部30を形成するプレス加工をする側面プレス工程と、凹部30が延在する範囲に収まるように一次成形品48に絶縁被膜を形成する絶縁形成工程と、によりバスバー10が製造される。
図6は、側方プレス工程を実行した一次成形品48の断面を示す。側方プレス工程により一次成形品48の側面24に凹部30が形成されている。
凹部30の凹み量Qは、半抜き工程におけるパンチ42の幅L1とダイ44の孔の幅L2の差以上に大きくなるように設定される。これは、パンチ42の幅L1とダイ44の孔の幅L2の差に応じた段差が側面24に形成される可能性があるため、その段差を滑らかにするためである。これにより凹部30は、パンチ42の幅L1とダイ44の孔の幅L2の差以上に凹み、側面24にバリや段差が残る可能性を極めて低減できる。
側方プレス工程でのプレス部50の押圧面50aは、第1アール端Raおよび第2アール端Rbを通る曲率に設定される。第1アール端Raおよび第2アール端Rbは、第1丸角部32aおよび第2丸角部32bの側面24での境界である。
押圧面50aの曲率半径rは、第1アール端Raおよび第2アール端Rbの位置と、板材40(バスバー10)の板厚Tにもとづいて設定されてよい。これにより、丸角部32を残しつつ、側面24の側面に滑らかな凹部30を形成することができる。
バスバー10は、高電圧で用いられる板厚を有し、例えば2ミリメートルから5ミリメートルの範囲の板厚で形成される。2ミリメートル以上の板厚を有することで、側方プレス工程を容易に実行できる。板材40としてアルミを用いることで、側方プレス工程を容易にするバスバー10の板厚Tを確保しやすい。なお、板材40として銅やステンレス鋼など他の導電性の金属を用いてもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 バスバー、 12 導電部、 20 連結端部、 22 両板面、 22a 第1板面、 22b 第2板面、 24 側面、 26 絶縁被膜部、 28 被膜境界、 30 凹部、 32a 第1丸角部、 32b 第2丸角部、 32 丸角部、 40 板材、 42 パンチ、 44 ダイ、 48 一次成形品、 50 プレス部、 50a 押圧面。

Claims (3)

  1. 板材により形成されるバスバーの製造方法であって、
    板材を面直方向に途中までプレスして板材に突出した部分を形成する半抜き工程と、
    板材の突出した部分を前記半抜き工程の逆方向にプレスしてバスバーの一次成形品を打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記一次成形品の両側面を凹ませる凹部を形成するプレス加工をする側面プレス工程と、
    前記凹部が延在する範囲に収まるように前記一次成形品に絶縁被膜を形成する絶縁形成工程と、を有することを特徴とするバスバーの製造方法。
  2. 前記側面プレス工程は、半抜き加工により形成された角の丸みを残して板幅方向にプレスして、湾曲した前記凹部を形成することを特徴とする請求項1に記載のバスバーの製造方法。
  3. 前記半抜き工程は、該バスバーの板幅より大きい幅のパンチと、前記パンチの幅より小さい幅のダイの孔により、板材を面直方向に板厚の途中までプレスして板材に突出した部分を形成し、
    前記側面プレス工程により形成される前記凹部は、前記パンチと前記ダイの幅の差以上に凹むように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のバスバーの製造方法。
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